JP3504105B2 - ラッピング装置 - Google Patents

ラッピング装置

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JP3504105B2
JP3504105B2 JP09243497A JP9243497A JP3504105B2 JP 3504105 B2 JP3504105 B2 JP 3504105B2 JP 09243497 A JP09243497 A JP 09243497A JP 9243497 A JP9243497 A JP 9243497A JP 3504105 B2 JP3504105 B2 JP 3504105B2
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/488Disposition of heads

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークをラップ加
工するためのラッピング装置に関し、特に、ワークを高
精度に加工するためのラッピング装置に関する。
【0002】例えば、磁気ヘッドの製造工程において、
磁気ヘッド薄膜を形成した後、磁気ヘッド薄膜を、ラッ
プ加工することが行われている。このラップ加工によっ
て、磁気ヘッド薄膜の磁気抵抗層やギャップの高さが一
定に加工される。
【0003】この磁気抵抗層やギャップの高さは、サブ
ミクロン単位の精度が要求されている。このため、ラッ
ピング装置にも、高い精度でワークを加工することが、
求められている。
【0004】
【従来の技術】図23(A)及び図23(B)は、複合
型磁気ヘッドの説明図である。
【0005】図23(A)に示すように、複合型磁気ヘ
ッドは、基板81上に形成された磁気抵抗素子82と、
書き込み素子85とを有する。磁気抵抗素子82は、図
23(B)に示すように、磁気抵抗膜83と、一対の導
体膜84からなる。磁気抵抗素子82は、外部磁界によ
り抵抗値が変化する素子である。この磁気抵抗素子82
は、磁気ディスクのトラック90の磁気力に応じた大き
さの電流を出力する読取素子である。
【0006】磁気抵抗素子82は、読み取りのみできる
素子のため、書き込み素子を別に設ける必要がある。書
き込み素子85は、インダクティブヘッドで構成されて
いる。書き込み素子85は、下部磁極86と、下部磁極
86とギャップを持って対向する上部磁極88とを有す
る。これら磁極86、88の間には、これら磁極86、
88を励磁するコイル87が、設けられている。コイル
87の周囲には、非磁性絶縁層89が、設けられてい
る。
【0007】このような複合型磁気ヘッドにおいては、
磁気抵抗素子82の磁気抵抗膜83の抵抗値が、各ヘッ
ドで一定である必要がある。しかし、磁気ヘッドの薄膜
製造工程において、この抵抗値を一定に作成すること
は、困難である。このため、磁気ヘッドの薄膜を形成し
た後、磁気抵抗膜83の高さ(幅)hを、一定に加工し
て、抵抗値を一定に揃えている。
【0008】図24及び図25は、係る複合型磁気ヘッ
ドの製造工程を説明する図である。
【0009】図24(A)に示すように、ウェハー10
0に、薄膜技術により、多数の複合型磁気ヘッド101
を形成する。次に、図24(B)に示すように、ウェハ
ー100を短冊状にカットして、ローバー101を作成
する。このローバー101は、1列の磁気ヘッド102
から成る。又、ローバー101の左端、中央、右端に
は、加工モニター用の抵抗素子102aが設けられてい
る。
【0010】磁気ヘッド102は、前述のように、磁気
抵抗膜83の高さを一定にラップ加工する。しかし、ロ
ーバー101は、極めて薄く、例えば、0.3ミリメー
トル程度である。このため、これをラップ加工治具に直
接取り付けることが困難である。このため、図24
(C)に示すように、取り付け治具(ベース)103
に、ローバー101を熱溶融性ワックスにより接着す
る。
【0011】そして、図25(A)に示すように、ロー
バー101を、ラップ定盤104の上に置いて、ラップ
加工する。この時、日本国特許出願公開2ー12426
2号公報(USP5023991)や日本国特許出願公
開5ー123960号公報で知られているように、ロー
バー101の加工モニター用抵抗素子102aの抵抗値
は、ラップ加工中、常時測定される。そして、その抵抗
値により、磁気ヘッド102の磁気抵抗膜が、目標の高
さになったかを検出する。
【0012】抵抗値の測定により、磁気抵抗膜が、目標
の高さまで加工されたことを検出すると、ラップ加工を
停止する。その後、図25(B)に示すように、ローバ
ー101の下面101−1にスライダーを形成する。
【0013】更に、図25(C)に示すように、取り付
け治具103に取り付けたまま、ローバー101を各磁
気ヘッド102にカットする。そして、図25(D)に
示すように、取り付け治具103を加熱して、熱溶融性
ワックスを溶かしながら、各磁気ヘッド102を取り出
す。
【0014】このようにして、1列の磁気ヘッド102
からなるローバー101を作成して、ローバー101単
位に、ラップ加工するため、多数の磁気ヘッド102の
磁気抵抗膜を一度にラップ加工できる。
【0015】図26は、従来のラップ装置の説明図、図
27は、ワーク支持機構の説明図である。
【0016】図26に示すように、ラップ装置は、回転
するラップ定盤104を有する。ワーク支持ブロック1
05は、ラップ定盤104に接触する3つの座面105
aを有する。座面105aは、ラップ定盤104のスラ
リー(研磨剤)を平滑に広げ、且つスラリーをラップ定
盤104に埋め込む。更に、座面105aは、支持ブロ
ック105の面圧を緩和する。
【0017】ワーク支持ブロック105は、揺動機構1
06により、ラップ定盤104上で揺動される。ワーク
支持ブロック105は、ワーク103を支持する。従っ
て、ワーク103(ローバー101)は、ラップ定盤1
04の回転と、ブロック105の揺動とにより、ラップ
加工される。
【0018】図27(A)に示すように、従来は、支持
ブロック105に直接ワーク103を取り付けていた。
このため、ブロック105が、ラップ定盤104に倣う
ことにより、ワーク103が加工される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来は、ラップ定盤に
倣うブロック105に直接ワークを取り付けていたた
め、ブロック105の加工面(座面)と、ブロック10
5のワーク取り付け面との精度(直角度)が、正確であ
る必要がある。図27(B)に示すように、ブロックの
加工面が、ブロックのワーク取り付け面に、正確に直角
でないと、ラップ定盤104に対し、ワーク103(ロ
ーバー101)は傾く。このため、ラップ定盤104に
より、ワーク103(ローバー101)が、斜めに、ラ
ップ加工される。
【0020】ローバーのように、サブミクロン単位の加
工精度が要求される場合には、このような加工が行われ
ると、均一なラップ加工が困難である。しかしながら、
ブロックの面と面との直角精度を、高くする作業は、極
めて手間のかかる作業であるという問題があった。
【0021】又、ブロック105の加工面は、使用頻度
により減っていくので、ブロックの加工面とワーク取り
付け面との精度を、維持することは、極めて困難である
という問題もあった。
【0022】本発明の目的は、ワークを精度良くラップ
加工するためのラッピング装置を提供することにある。
【0023】本発明の他の目的は、ワークを均一にラッ
プ加工するためのラッピング装置を提供することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理図
である。
【0025】本発明は、移動するラップ定盤104と、
ラップ定盤104に接触する複数の座面111を有する
ラップベース10と、ラップ定盤104に接するワーク
103を支持する第1の面11aと、第2の面11bと
を有するアダプタ11と、ラップベース10に設けら
れ、アダプタ11の第2の面11bを支持点で支持する
支持機構110とを有する。
【0026】本発明では、ラップベース10に点支持さ
れるアダプタ11に、ワーク103を設けた。従って、
ワークの加工面は、ラップベースの加工面と独立して運
動できる。ワークを支持するアダプタ11が、ラップ定
盤104に対し、ワークの2点と1つの支持点からなる
3点で支持されているため、ワークの加工面が、ラップ
定盤に倣い、ラップ加工される。
【0027】このように、ワークが、ラップ定盤面を基
準に、ラップ加工されるため、ラップベースの精度に関
係なく、ワークを平坦に加工することができる。これに
より、ワークの加工精度が、向上する。
【0028】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施の形態のラ
ッピング装置の斜視図、図3は本発明の一実施の形態の
ラッピング装置の上面図、図4は図2のラップ機構部の
横面図、図5は図2のラップ機構の断面図である。
【0029】図2、図3及び図4に示すように、ラップ
定盤104は、図示しないモータにより、回転される。
ラップベース10は、下面に、6つの座面111を有す
る。ラップべース10は、装置に固定された回転軸15
0にセットされ、回転軸150を中心に回動可能であ
る。ラップベース10の他端には、カム穴118が設け
られている。
【0030】揺動機構15は、ラップベース10を揺動
するものである。揺動機構15は、図3及び図4に示す
ように、揺動モータ155と、揺動モータ155により
回転するカムプーリー152と、カムプーリー152に
設けられた揺動カム151とを有する。揺動カム151
は、ラップベース10のカム穴118に係合している。
【0031】従って、図3に示すように、揺動モータ1
55の回転により、ラップベース10が、図の矢印方向
に揺動する。カムプーリー152には、2つのセンサア
クチュエータ153が設けられている。センサー154
は、センサアクチュエータ153を検出する。センサア
クチュエータ153の位置は、ラップベース10が、図
3のP点(揺動の中心点)に位置した時に、センサ15
4に検出されるように、設定されている。
【0032】図2に戻り、ラップベース10には、後述
べる加圧機構13が設けられる。加圧機構13は、アダ
プタ11を加圧するものである。ラップベース10に
は、アダプタ11がセットされる。アダプタ11は、図
4に示すように、凡そL字形状をなしている。その第1
の面11aには、ワーク103(101)が設けられ
る。ワーク103は、ワーク固定治具112により、第
1の面11aに固定される。
【0033】アダプタ11は、第2の面11bを有す
る。第2の面11bの端部には、受け部113が設けら
れている。ラップベース10に設けられた支持機構11
0は、高さ調整ネジ110bと、球形状の支持部110
aとを有する。この支持部110aに、アダプタ11の
受け部113が係合する。
【0034】従って、アダプタ11は、ラップベース1
0に点支持されており、ラップ定盤104とは、ワーク
103の加工面で接触する。即ち、アダプタ11は、ワ
ーク103の2点と、支持機構110の1点からなる3
点で支持されている。このため、ワーク103は、支持
機構110を中心に、回動することができる。これによ
り、ワーク103は、ラップベース10と独立に、ラッ
プ定盤に倣うことができる。
【0035】このため、ラップベース10の精度に係わ
らず、ワーク103は、ラップ定盤104を基準に加工
される。これにより、ワークを均一に加工することがで
きる。
【0036】図2に戻り、アンロード機構12は、ラッ
プベース10に設けられる。アンロード機構12は、図
4に示すように、アダプタ11を押す。これにより、ア
ダプタ11は、支持部110aを中心に回動して、ワー
ク103をラップ定盤104から退避させる。このアン
ロード機構12は、アンロードブロック121と、アン
ロードシリンダ120とを有する。
【0037】プローブ機構14は、ラップベース10の
先端に設けられる。プローブ機構14は、図4に示すよ
うに、ワーク103に取り付けられたローバー101の
加工用モニター抵抗素子に電気的に接触する。プローブ
機構14は、この加工用モニター抵抗素子に電気的に接
触するプローブ140を有する。
【0038】図2に戻り、修正リング160は、修正リ
ング回転機構161により回転される。修正リング16
0は、スラリー(研磨液)を平滑に広げること及びスラ
リーをラップ定盤104に埋め込む。ラップ定盤104
を平面に修正する。
【0039】図5の断面図に示すように、加圧機構13
は、3つの加圧シリンダ13L、13C、13Rを有す
る。加圧シリンダ13L、13C、13Rは、支持板1
32に支持されている。支持板132は、回転軸133
を回動可能である。従って、アダプタ11を、ラップベ
ース10にセットする時に、支持板132を回動させ、
ラップベース10の上部空間を開放し、アダプタ11
を、ラップベース10にセットすることができる。
【0040】左側加圧シリンダ13Lは、アダプタ11
の左側を加圧する。中央加圧シリンダ13Cは、アダプ
タ11の中央を加圧する。右側加圧シリンダ13Rは、
アダプタ11の右側を加圧する。各加圧シリンダ13
L、13C、13Rの先端には、加圧ブロック130が
設けられている。加圧ブロック130は、球面部131
により支持されている。従って、加圧シリンダの加圧力
を均等に、アダプタ11に与えることができる。
【0041】図6は、ワークの平行度調整動作説明図、
図7は、アンロード機構の説明図である。
【0042】アダプタ11は、ラップベース10に独立
に動作するため、ワーク103(ローバー101)と、
ラップベース10との平行度を調整する必要がある。こ
のためには、図6に示すように、支持機構110の高さ
調整ネジ110bを調整して、ワーク103(ローバー
101)と、ラップベース10との平行度を調整する。
【0043】このために、オプチカルフラット17上
に、アダプタ11をセットしたラップベース10を置
く。次に、ワーク103(ローバー101)の位置での
オプチカルフラット17の干渉縞を見ながら、高さ調整
ネジ110bを調整する。これにより、ローバー101
が、ラップベース10に対し、平行となるように、アダ
プタ11の高さが調整される。
【0044】次に、アンロード動作について、図7によ
り、説明する。ローバー101の加工モニター抵抗値
が、所定値になると、加工を停止する必要がある。ラッ
プ加工の停止は、ラップ盤を停止することにより行う。
しかし、ラップ盤は、停止指令を受け、減速後に、停止
する。そのため、ラップ盤が停止するまでの間に、ワー
クがラップされてしまい、ワークの寸法精度にバラツキ
が生じる。又、ワークに定盤痕がつく。
【0045】このため、図7(A)に示すように、ラッ
プベース10に、アンロードシリンダ120と、アンロ
ードブロック121を設ける。そして、図7(B)に示
すように、加工モニター抵抗値が、所定値となった時
に、アンロードシリンダ120を動作し、アンロードブ
ロック121を、突き出す。これにより、アダプタ11
は、支持部110aを中心に、回動して、ワーク103
をラップ定盤104から離す。これにより、加工モニタ
ー抵抗値が所定値となった時点で、直ちに、ラップ加工
が停止される。このため、ワークの寸法精度が向上す
る。又、アダプタ11を設けているので、容易にアンロ
ードすることができる。
【0046】又、図3で示したように、センサ154
が、アクチュエータ153を検出して、P点(揺動の中
心点)に位置したことを検出した時に、アンロード動作
を行う。この理由は、揺動機構の停止位置がランダムで
あると、停止の位置により、ワークに定盤痕がつく。
【0047】揺動の両端位置においては、揺動速度が低
く、ワークに定盤痕がつきやすい。これに対し、揺動の
中心位置Pでは、揺動速度が最も速く、ワークに定盤痕
がつきにくい。そこで、センサ154が、アクチュエー
タ153を検出して、ラップベース10が、揺動の中心
位置Pに到達したことを検出して、前述のワークのアン
ロードを行う。これにより、停止時に、ワークに定盤痕
がつくことを防止することができる。
【0048】図8は、ワークの説明図、図9は、ローバ
ーの説明図、図10は、図9のELG素子の構成図、図
11は、図10のELG素子の説明図である。
【0049】図8(A)に示すように、ワーク(取り付
け治具)103は、取り付け穴103aを有する。ワー
ク103には、ローバー101が、接着される。ワーク
103には、中継プリント板142が設けられている。
中継プリント板141は、大きな端子を有する。そし
て、ローバー101の後述する加工モニター用抵抗素子
(ELG素子という)の端子が、中継プリント板141
の端子とワイヤボンディング線142aにより接続され
る。
【0050】ローバー101のELG素子の端子は、小
さい。しかも、研磨液に覆われ、端子に直接、プローブ
140を接触させても、安定な抵抗測定ができない。こ
のため、中継プリント板141に、プローブ140を接
触させるようにした。中継プリント板141は、ラップ
加工面から離れた位置に設けることができ、且つ大きな
端子を設けることができるため、安定な抵抗測定が可能
となる。
【0051】図8(B)に示すように、ワーク103
は、アダプタ11に取り付けられる。アダプタ11は、
ワーク103の穴103aに係合して、ワーク103を
支持する突起114と、ワーク固定ブロック112とを
有する。ワーク103は、突起114により、位置決め
され、第1の面11aと固定ブロック112に挟まれ
て、保持される。
【0052】図9に示すように、ローバー101は、磁
気ヘッド102と、ELG素子102aとを有する。E
LG素子102aは、ローバー101の左端、中央、右
端の3か所に設けられる。
【0053】図10に示すように、ELG素子102a
は、アナログ抵抗102−1と、デジタル抵抗102−
2とからなる。アナログ抵抗102−1は、抵抗膜の減
少に応じて、抵抗値が上昇していくパターンを有する。
デジタル抵抗102−2は、抵抗膜が一定値まで減少す
ると、オフするパターンを有する。
【0054】従って、等価回路は、図11(A)に示す
ようになり、アナログ抵抗102−1は、可変抵抗で示
される。そして、図11(B)に示すように、ELG素
子の高さの減少につれて、抵抗値は上昇する。デジタル
抵抗102−2は、等価回路は、図11(A)に示すよ
うに、5つのスイッチ抵抗で示される。そして、図11
(B)に示すように、抵抗のオフ位置で、折線状の変化
を示す。
【0055】ELG素子の抵抗値は、ELG素子の高さ
を示す。このELG素子の抵抗値Raと、ELG素子の
高さhとの高さの関係は、次の式で近似できる。
【0056】 Ra=a/h+b (1) この係数a、bは、予め実験により求めることができ
る。しかし、この特性は、各ELG素子により、変化す
る。デジタル抵抗は、これを補うために設けられる。デ
ジタル抵抗のオフ位置h1〜h5は、予め判っている。
デジタル抵抗のオフを検出して、その時の測定抵抗値
と、オフ位置とを(1)式に代入する。デジタル抵抗の
2点のオフを検出すれば、(1)式の係数a、bが得ら
れる。
【0057】この式により、ELG素子の抵抗値を、E
LG素子の高さに換算する。これにより、ELG素子の
抵抗値を測定することにより、ELG素子の高さを得る
ことができる。従って、ELG素子の高さが、目標値に
達したかを、判定できる。後述するように、ELG素子
の高さが、目標値に達すると加工を停止する。
【0058】図12は、図2のプローブ機構の説明図、
図13は、図12のプローブの説明図である。
【0059】図12に示すように、プローブブロック1
40は、多数のプローブ140aを支持する。プローブ
ブロック140は、プローブシリンダ141により、移
動される。図13に示すように、プローブ140aは、
プローブ本体140−1と、バネ140−2とを有す
る。
【0060】バネ140−2は、プローブ本体140−
1を、中継プリント板142に押しつける。これによ
り、ラップ加工時に、ワーク103が振動しても、プロ
ーブ本体140−1を確実に、中継プリント板142の
端子に接触することができる。
【0061】プローブシリンダ141は、抵抗測定時
に、プローブ140aを、中継プリント板142の接触
させる。一方、アダプタ11のラップベース10へのセ
ット時等には、プローブ140aを退避させ、アダプタ
11のセットを容易にする。
【0062】図14は、図2のベンド機構の構成図、図
15は、図14のベンド機構の断面図、図16は、ベン
ド動作の説明図、図17は、反り測定動作の説明図であ
る。
【0063】図16(A)に示すように、ワーク103
にローバー101が反って接着されることがある。サブ
ミクロン単位の加工を行うには、僅かの反りがあって
も、均一の加工が困難である。
【0064】この反りを矯正するため、アダプタ11に
ベンド機構が設けられる。図14及び図15に示すよう
に、ベンド機構は、ベンドアーム115と、ベンド調整
ネジ116とを有する。ベンドアーム115は、ワーク
103の取り付け穴103aの壁を押す。ベンド調整ネ
ジ116は、ベンドアーム115の押し量を調整する。
【0065】図16(B)に示すように、ベンドアーム
115が、ワーク103の取り付け穴103aの下壁の
中央位置を押すことにより、ワーク103を撓ませ、ロ
ーバー101の反りを矯正する。矯正量は、ベンド調整
ネジ116を回して、調整される。
【0066】ここで、図17に示すように、ワーク10
3にローバー101を接着後に、ローバー101の反り
量を測定する。ローバー101の側面にはそり検出用マ
ーカーが設けられている。CCDカメラ162は、この
ローバー101の側面を撮像し、ローバーの素子の並び
を反り測定器163で測定する。これにより、反り量を
測定しておく。そして、その反り量に従って、矯正量を
決定する。
【0067】図18は、他のベンド機構の説明図であ
る。
【0068】この例では、ラップベース10に、自動ベ
ンド機構17を設けている。レンチ172は、図15の
ベンド調整ネジ116に係合する。モータ171は、レ
ンチ172を回転する。ベンドシリンダ170は、レン
チ172及びモータ171をベンド調整ネジ116方向
に駆動する。
【0069】この例では、測定されたそり量に応じて、
モータ171の回転量を制御することにより、ベンド調
整ネジ116を回転させる。これにより、自動的にそり
を矯正することができる。
【0070】図19は、本発明の一実施の態様のブロッ
ク図、図20及び図21は、本発明の一実施の態様の加
工処理フロー図、図22は、そのMR−h測定処理フロ
ー図である。
【0071】図19に示すように、スキャナ180は、
各プローブ140aのチャンネル切替えを行う。定電流
電源181は、抵抗測定のため電流を供給する。デジタ
ルマルチメータ182は、スキャナ180からの出力に
より、電圧を測定し、抵抗値に換算する。ラップ定盤回
転モータ104aは、ラップ定盤104を回転する。
【0072】パーソナルコンピュータ(制御部という)
183は、デジタルマルチメータ182からの測定抵抗
値を、ELG素子の高さ(MR−hという)に換算し
て、各部を制御する。即ち、制御部183は、ラップ盤
の揺動モータ155、ベンドモータ171、修正リング
モータ161、回転モータ104aを制御する。制御部
183は、加圧機構13の各シリンダ13L、13C、
13Rを制御する。又、制御部183は、アンロード機
構12のシリンダ120と、プローブ機構14のシリン
ダ141を制御する。更に、制御部183は、揺動機構
の揺動センサ153の出力を受け、アンロード機構12
を制御する。
【0073】以下、図20乃至図21を用いて、制御部
の処理を説明する。
【0074】(S1)先ず、制御部183の入力ユニッ
トを用いて、初期値を入力する。初期値は、ウェハー番
号、ローバーアドレス等である。その後、作業者は、ア
ダプタ11をラップベース10にセットする。そして、
スタートスイッチを押す。
【0075】(S2)制御部183は、ラップ盤を起動
する。即ち、制御部183は、モータ104aを回転し
て、ラップ定盤104を高速回転させる。制御部183
は、揺動モータ155を回転して、揺動動作を行わせ
る。更に、制御部183は、修正リングモータ161を
回転させる。制御部183は、スラリーの供給を開始す
る。
【0076】そして、制御部183は、加圧機構の中央
シリンダ13Cをオンする。これにより、加圧シリンダ
が、1つの軽負荷で、慣らし加工を行う。この慣らし加
工により、ローバー101のバリが取られる。
【0077】(S3)制御部183は、デジタルマルチ
メータ182から抵抗値を読み取り、図22により説明
するMR−hの測定を行う。制御部183は、ラップ起
動時からタイマを動作させ、タイマ値が60秒になった
かを判定する。タイマ値が60秒以内であれば、MR−
hの測定を行う。即ち、慣らし加工は、60秒行われ
る。そして、その間も、前述の如く、デジタル抵抗のオ
フを検出するため、MR−hの測定を行う。
【0078】(S4)制御部183は、タイマ値が60
秒経過すると、慣らし加工を終了する。そして、制御部
183は、加圧機構13の全てのシリンダ13L、13
C、13Rをオンする。即ち、負荷を重くして、ワーク
103の面取り加工を行う。この面取り加工は、ローバ
ー101のELG素子102aのショート状態を除去す
る。
【0079】(S5)制御部183は、デジタルマルチ
メータ182から抵抗値を読み取り、図22により説明
するMR−hの測定を行う。制御部183は、前述の左
端、中央、右端に位置する全てのELG素子のMR−h
が、8.0ミクロン以下になったかを判定する。全ての
ELG素子のMR−hが、8.0ミクロン以下でない
と、MR−hの測定を行う。この理由は、実験的に、全
てのMR−hが、8.0ミクロンに到達すると、部分的
ショート状態が除去されることが判ったからである。即
ち、部分的ショート状態では、ELG素子の抵抗値が異
常値を示すため、これを排除するためである。
【0080】(S6)ショート状態を除去すると、そり
修正及び左右差修正加工に進む。即ち、制御部183
は、図18で説明したベンドモータ171を回転して、
そりを修正する。この時の修正量は、前述の図17で説
明した測定動作により、制御部183に入力されてい
る。制御部183は、この修正量を用いて、ベンドモー
タ171を制御する。
【0081】(S7)制御部183は、デジタルマルチ
メータ182から抵抗値を読み取り、図22により説明
するMR−hの測定を行う。
【0082】(S8)制御部183は、重心位置でのE
LG素子の高さMR−h(重心)を計算する。このた
め、制御部183は、左端のELG素子の高さMR−h
(L)と右端のELG素子の高さMR−h(R)との平
均値を計算する。そして制御部183は、その平均値と
中央のELG素子の高さMR−h(C)との平均値を算
出して、重心位置でのELG素子の高さMR−h(G)
を得る。制御部183は、重心位置でのELG素子の高
さMR−h(G)が、(目標MR−h−仕上げ代)以下
になったかを判定する。重心位置でのELG素子のMR
−h(G)が、(目標MR−h−仕上げ代)以下になっ
ていないと、左右差修正に進む。即ち、制御部183
は、左端のELG素子の高さMR−h(L)と右端のE
LG素子の高さMRーh(R)との差Xを求める。
【0083】差Xが、−0.03ミクロンを越えていな
いと、ローバー101の右端が、左端より0.03ミク
ロン(許容値)以上高いことになる。このため、左端で
の負荷を軽くするため、加圧機構13の左側のシリンダ
13Lをオフする。そして、ステップS7に戻る。
【0084】又、差Xが、0.03ミクロンを越えてい
ると、ローバー101の左端が、右端より0.03ミク
ロン(許容値)以上高いことになる。このため、右端で
の負荷を軽くするため、加圧機構13の右側のシリンダ
13Rをオフする。そして、ステップS7に戻る。
【0085】差Xが、−0.03ミクロンと0.03ミ
クロンとの間である場合には、ローバー101の左右差
は、許容範囲内にある。そこで、加圧機構13の全ての
シリンダ13L、13C、13Rをオンして、ステップ
S7に戻る。
【0086】(S9)制御部183は、そり量を確認す
る。この時は、中央のELG素子の高さMR−h(C)
と、左端と右端のELG素子の高さMRーhの平均値と
の差Yを求める。この差Yが、許容値0.03ミクロン
を越えているかを判定する。越えていないと、ステップ
S10に移る。差Yが、許容値を越えていると、ステッ
プS6で説明したそり量の修正を行う。この時の修正量
は、前述の差Yから求める。
【0087】(S10)制御部183は、仕上げ加工に
進む。この時、制御部183は、モータ104aを制御
して、定盤回転数を低くする。そして、制御部183
は、加圧機構13の全てのシリンダ13L、13C、1
3Rをオフする。即ち、負荷を与えずに、仕上げ加工す
る。
【0088】(S11)制御部183は、デジタルマル
チメータ182から抵抗値を読み取り、図22により説
明するMR−hの測定を行う。制御部183は、重心位
置のELG素子の高さMR−h(G)が、目標値以下に
なったかを判定する。
【0089】(S12)制御部183は、高さMR−h
(G)が目標値以下になったことを検出すると、加工の
停止制御を行う。即ち、制御部183は、図3で説明し
た揺動センサ153が、オンになったかを判定する。揺
動センサ153が、オンになると、前述したように、ラ
ップベース10は、予定位置Pに位置したことになる。
【0090】そこで、制御部183は、プローブシリン
ダ141を動作させ、プローブ140を退避させる。次
に、制御部183は、アンロード機構12のアンロード
シリンダ120を動作し、ワーク103をラップ定盤1
04から退避する。そして、制御部183は、ラップ盤
を停止し、終了する。
【0091】このように、慣らし加工(粗加工)から仕
上げ加工まで、加工条件を変更して、連続的に行う。こ
のため、慣らし加工と仕上げ加工を別に行うものに比
べ、格段に生産性が向上する。又、作業者の手間も軽減
できる。
【0092】次に、図22を用いてMR−h測定処理に
ついて説明する。
【0093】(S20)制御部183は、デジタルマル
チメータ182から抵抗値を読み取る。
【0094】(S21)制御部183は、前回測定した
抵抗値R0と、今回測定した抵抗値R1とを比較する。
前回測定した抵抗値R0が、今回測定した抵抗値R1よ
り大きいと、今回の抵抗値Rは、前回の抵抗値R0を採
用する。前回測定した抵抗値R0が、今回測定した抵抗
値R1より大きくないと、今回の抵抗値Rは、今回測定
した抵抗値R1を採用する。
【0095】図11(B)で説明したように、素子の高
さの減少に伴い、抵抗値は上昇する。従って、正常であ
れば、前回のサンプリング時の抵抗値より今回のサンプ
リング時の抵抗値が大きい。しかし、素子の部分的ショ
ートや、研磨液の影響等により、抵抗値が異常値を示す
ことがある。この異常抵抗値を排除するため、このよう
な処理を行う。
【0096】(S22)制御部183は、全てのELG
素子の抵抗値を測定したかを判定する。未だ、全てのE
LG素子の抵抗値を測定していないと、スキャナ180
のチャンネルを切替え、ステップS20に戻る。
【0097】(S23)制御部183は、全てのELG
素子の抵抗値を終了すると、前述したように、抵抗値の
変化からデジタル抵抗素子のオフを検出する。前述した
ように、デジタル抵抗素子のオフを検出すると、前述の
(1)式の換算式の係数を求める。そして、その式に従
い、測定した抵抗値Rを、高さMR−hに換算する。そ
して、終了する。
【0098】このように、ラップベース10に点支持さ
れるアダプタ11に、ワーク103を設けた。従って、
ワークの加工面は、ラップベースの加工面と独立して運
動できる。ワークを支持するアダプタ11が、ラップ定
盤104に対し、ワークの2点と1つの支持点からなる
3点で支持されているため、ワークの加工面が、ラップ
定盤に倣い、ラップ加工される。
【0099】このように、ワークが、ラップ定盤面を基
準に、ラップ加工されるため、ラップベースの精度に関
係なく、ワークを平坦に加工することができる。これに
より、ワークの加工精度が、向上する。
【0100】上述の実施の態様の他に、本発明は、次の
ような変形が可能である。
【0101】(1) 前述の実施の態様では、加工される部
材として、磁気ヘッド列で構成されるローバーを例に説
明したが、他の部材の加工にも適用することができる。
【0102】(2) 加工モニター用素子も、他の形態のも
のを使用することができる。
【0103】以上、本発明を実施の形態により説明した
が、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。
【0105】(1) ラップベースに点支持されるアダプタ
に、ワークを設けたので、ワークを支持するアダプタ
が、ラップ定盤に対し、ワークの2点と1つの支持点か
らなる3点で支持される。このため、ワークの加工面
が、ラップ定盤に倣い、ラップ加工されるため、ラップ
ベースの精度に関係なく、ワークを平坦に加工すること
ができる。
【0106】(2) これにより、ワークの加工精度が、向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施の形態のラッピング装置の斜視
図である。
【図3】図2のラッピング装置の上面図である。
【図4】図2のラッピング装置の横面図である。
【図5】図2のラッピング装置の断面図である。
【図6】図2のワークの平行度調整動作説明図である。
【図7】図2のアンロード機構の説明図である。
【図8】図2のワークの説明図である。
【図9】図8のローバーの説明図である。
【図10】図9のELG素子の構成図である。
【図11】図10のELG素子の説明図である。
【図12】図2のプローブ機構の説明図である。
【図13】図13のプローブの説明図である。
【図14】図2のベンド機構の構成図である。
【図15】図14のベンド機構の断面図である。
【図16】図14のベンド機構のベンド動作の説明図で
ある。
【図17】図14のベンド機構の説明のためのそり測定
動作の説明図である。
【図18】他のベンド機構の説明図である。
【図19】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図20】図19の加工処理フロー図(その1)であ
る。
【図21】図19の加工処理フロー図(その2)であ
る。
【図22】図19のMR−h測定処理フロー図である。
【図23】複合型磁気ヘッドの説明図である。
【図24】磁気ヘッドの製造工程の説明図(その1)で
ある。
【図25】磁気ヘッドの製造工程の説明図(その2)で
ある。
【図26】従来のラップ装置の説明図である。
【図27】従来のワーク支持機構の説明図である。
【符号の説明】
10 ラップベース 11 アダプタ 11a 第1の面 11b 第2の面 12 アンロード機構 13 加圧機構 14 プローブ機構 15 揺動機構 103 ワーク 104 ラップ定盤 110 支持機構 111 座面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 綿貫 基一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 杉山 友一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 37/04

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークをラッピング加工するラッピング
    装置において、 前記ワークに対し相対移動するラップ定盤と、 前記ラップ定盤に接触する複数の座面を有するラップベ
    ースと、 前記ラップ定盤に接する前記ワークを支持する第1の面
    と、第2の面とを有するアダプタと、 前記ラップベースに設けられ、前記アダプタの前記第2
    の面を支持点で支持する支持機構とを有することを特徴
    とするラッピング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のラッピング装置において、 前記支持機構は、前記支持点での前記アダプタの高さを
    調整する調整機構を有することを特徴とするラッピング
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のラッピング装置におい
    て、 前記支持機構は、前記アダプタを支持する球形状の支持
    部を有することを特徴とするラッピング装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2又は3のラッピング装置
    において、 前記アダプタは、前記第1の面に前記ワークを固定する
    ための固定部材を有することを特徴とするラッピング装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2又は3又は4のラッピン
    グ装置において、 前記ラップベースに設けられ、前記ワークを前記ラップ
    定盤から退避するためのアンロード機構を、更に有する
    ことを特徴とするラッピング装置。
  6. 【請求項6】 請求項5のラッピング装置において、 前記アンロード機構を前記ワークの加工終了時に動作す
    る制御手段を有することを特徴とするラッピング装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6のラッピング装置におい
    て、 前記ラップベースを前記ラップ定盤上で揺動する揺動機
    構と、 前記ワークの加工終了時、前記ワークが前記揺動の中心
    位置に位置したことを検出して、前記アンロード機構を
    制御する制御手段とを有することを特徴とするラッピン
    グ装置。
  8. 【請求項8】 請求項7のラッピング装置において、 前記ワークが前記揺動の中心位置に位置することを検出
    する検出機構を有することを特徴とするラッピング装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は2又は3又は4又は5又は
    6又は7又は8のラッピング装置において、 前記アダプタに設けられ、前記ワークの反りを矯正する
    ベンド機構を有することを特徴とするラッピング装置。
  10. 【請求項10】 請求項9のラッピング装置において、 前記ベンド機構は、前記ワークに接触するベンドアーム
    と、前記ベンドアームの接触量を調整する調整機構とを
    有することを特徴とするラッピング装置。
  11. 【請求項11】 請求項9のラッピング装置において、 前記ベンド機構を制御する制御手段を有することを特徴
    とするラッピング装置。
  12. 【請求項12】 請求項1又は2又は3又は4又は5又
    は6又は7又は8又は9のラッピング装置において、 前記ラップベースに設けられ、前記ワークの複数の位置
    において独立して前記ワークを加圧するための複数の加
    圧機構を有することを特徴とするラッピング装置。
  13. 【請求項13】 請求項12のラッピング装置におい
    て、 前記複数の加圧機構を独立に制御する制御手段を有する
    ことを特徴とするラッピング装置。
  14. 【請求項14】 請求項1又は2又は3又は4又は5又
    は6又は7又は8又は9又は12のラッピング装置にお
    いて、 前記ワークは、前記ラップ加工量に応じて、抵抗値が変
    化する素子を含み、 前記ラッピング装置は、前記素子の端子に電気的に接触
    するプローブ機構と、前記プローブ機構に接続され、前
    記素子の抵抗値を検出して、前記ワークのラップ加工の
    進行状態を監視する制御手段とを有することを特徴とす
    るラッピング装置。
  15. 【請求項15】 請求項14のラッピング装置におい
    て、 前記プローブ機構は、前記素子の端子に接触するプロー
    ブと、前記ワークから前記プローブを退避する退避機構
    とを有することを特徴とするラッピング装置。
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