JP3503805B2 - 車体パネルの寄曲げフランジ部成形用ロータリカム軸 - Google Patents
車体パネルの寄曲げフランジ部成形用ロータリカム軸Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D19/00—Flanging or other edge treatment, e.g. of tubes
- B21D19/08—Flanging or other edge treatment, e.g. of tubes by single or successive action of pressing tools, e.g. vice jaws
- B21D19/082—Flanging or other edge treatment, e.g. of tubes by single or successive action of pressing tools, e.g. vice jaws for making negative angles
- B21D19/086—Flanging or other edge treatment, e.g. of tubes by single or successive action of pressing tools, e.g. vice jaws for making negative angles with rotary cams
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
の寄曲げフランジ部を、前記寄曲げフランジ部の端部に
隣接した負角面と同時に成形する、車体パネルの寄曲げ
フランジ部成形用ロータリカム軸に関する。
体サイドパネル2の上縁のルーフパネルとの接合部に
は、パネル接合と剛性出しのために、階段状のいわゆる
寄曲げフランジ部4が成形される。サイドパネル2には
また、ドアオープニング6,8の内周縁にインナパネル
との接合および剛性出しのために同じく階段状の寄曲げ
フランジ部10が成形される。
(D)で矢印e方向からプレス成形されるが、その直近
下方にドアオープニング側寄曲げフランジ部10が隣接
しているために、ルーフ側寄曲げフランジ部4の内側
に、図2(D)の矢印e方向で直線的な開閉動作をする
通常の金型(下型)を入れた場合、この金型を脱型する
時に、ドアオープニング側寄曲げフランジ部10に金型
が干渉して脱型することができなくなる。
プレス成形用下金型には、通常、ロータリカム軸が採用
される。このロータリカム軸12は、図2(D)で鎖線
にて示す位置に配設され、同図で時計方向に回動してサ
イドパネル2のルーフ側寄曲げフランジ部4から脱型さ
れる。
イドパネル2の上縁を挟むようにして図示しない昇降ラ
ムが配設され、この昇降ラムにロータリカム軸に向って
進退動するスライド型が摺動自在に係合されている。そ
して、図2のロータリカム軸が反時計方向に回動するの
と連動して昇降ラムが下降し、スライド型とロータリカ
ム軸12との間でサイドパネル2を挟圧して寄曲げフラ
ンジ部4をプレス成形する。
で摘んだような負角面をデザイン上の見地から車体の一
部に付与することがある。例えば図2(A)(B)の車
体のルーフ後端部から下方に延びるパネル面の始まり部
分は、パネル面の上端部接線14が僅かに後方側へ倒れ
るような負角面Sを成している。この場合、負角面Sの
前記接線14は、ルーフ側寄曲げフランジ部4成形用の
ロータリカム軸12の軸線Xに対して、プレス方向から
見て、直角よりもやや負角側(車体後方側)に倒れる角
度関係になることから、ロータリカム軸12による寄曲
げフランジ部4成形と同時に前記負角面Sをプレス成形
することは不可能である。
には、 ロータリカム軸12全体を大径にしてロータリカム軸
12の端面に負角成形面を形成し、ロータリカム軸12
の回動と連動して前記負角成形面に向って横方向から進
退動するスライド型を昇降ラムと摺動自在に別設するこ
と。
体後方側が少し低くなるように傾斜させ、前記負角面S
の(内側の)領域をロータリカム軸12の後端面でカバ
ーして、と同様のスライド型でプレス形成すること。
タリカム軸を配設し、区間IIの範囲で負角面S専用の
第2のロータリカム軸を別途傾斜配設すること。以上の
対策が考えられる。
あるロータリカム軸12を太くする方法は、ロータリカ
ム軸12の近傍にロータリカム軸12と干渉するパネル
部分がない場合は特に問題ないが、ルーフ側寄曲げフラ
ンジ部4のように、ドアオープニング側寄曲げフランジ
部10が直近下方に隣接しているような場合には、ロー
タリカム軸12が前記ドアオープニング側寄曲げフラン
ジ部10と干渉するため採用不可能である。
に傾斜させる第2の対策は、ロータリカム軸12の回動
に伴ない、その階段状部分(段付カム面)がロータリカ
ム軸12の軸線方向にも少し移動することになるため、
段付カム面の設計と加工が格段に複雑化し、また車体ル
ーフの前後方向の凸カーブ形状の度合いによっては、第
1の対策と同様に、ドアオープニング側寄曲げフランジ
部10との干渉の問題を生ずる可能性がある。
3の対策は、ロータリカム軸12が片側で2本、左右両
側では4本も必要になって設備費が高くつくことと、工
程数が第1のロータリカム軸12の工程と、第2のロー
タリカム軸の工程の2工程となって生産効率が悪くなる
という問題がある。
く、本発明の車体パネルの寄曲げフランジ部成形用ロー
タリカム軸は、車体パネルの縁部に寄曲げフランジ部を
プレス成形するためのロータリカム軸において、前記ロ
ータリカム軸の端部に、前記ロータリカム軸の外径より
も外側に延在して配設され、かつ、前記ロータリカム軸
の軸線と直角方向のプレス方向に対して左右方向に傾斜
した負角となる負角成形部と、前記ロータリカム軸の正
逆回動と連動して往復動するラム部材に取付けられ、前
記負角成形部に対して進退動するスライド型とを配設し
たことを特徴とする。
ドパネルのルーフパネル接合用の寄曲げフランジ部であ
り、前記負角成形部によって、前記ルーフパネル接合用
寄曲げフランジ部の後端部に隣接した車体サイドパネル
の後端縁上端部に、負角面を形成する。
ス方向に対して負角(アンダーカット)となる面のこと
をいう。
ルのルーフ接合用寄曲げフランジ部を成形するためのロ
ータリカム軸12に適用した一実施形態を図に基づき説
明する。図1(A)(B)はロータリカム軸12の後端
部を示す。ロータリカム軸12の階段状部分4aが、ル
ーフパネルとの接合用の図2(B)の寄曲げフランジ部
4を成形する部分であって、この階段状部分4aはロー
タリカム軸12の全長に亙ってやや弓形上凸状に形成さ
れている。そして1本のロータリカム軸12とその上方
に配設される図示しない昇降ラムおよびスライド型とに
よって、車体サイドパネル上縁の寄曲げフランジ部がプ
レス成形されるようになっている。
部16が形成され、この切欠き凹部16内に一体形の負
角成形部材18が嵌合され、3本のボルトBにて固定さ
れる。この負角成形部材18は、全体が切欠き凹部16
内に固定される基部18aと、先端部がロータリカム軸
12の外径の外側へ延在した負角成形部18bとで構成
される。負角成形部18bは、図2(B)の濃色部であ
る負角面Sを含み、破線20までの領域をプレス成形す
る場合の下型となる。なお、負角面Sに対応した面のみ
を負角成形部18bに成形することも可能であるが、負
角面S上端のエッジ部分での応力集中を緩和するために
は、このエッジ部分にロータリカム軸12と負角成形部
材18の境界継目を位置させないことが望ましい。
は、詳しくは図3と図4に示す形状にされている。これ
らロータリカム軸12と負角成形部材18とによって成
形されるサイドパネル2の上縁部は、図5のような形状
になる。図5で濃色部は負角面Sを示している。ここで
負角面Sとは、ロータリカム軸12のプレス方向に対し
て負角(アンダーカット)となる面のことをいう。ロー
タリカム軸12の外径の範囲内、すなわちロータリカム
軸12の回動中心から半径r以内の負角面Sだけを成形
し、半径rの外側の負角面Sを成形しない場合は、本発
明は特に必要ではない。本発明は、半径rの外側の半径
Rの領域まで負角面Sを延長形成したい場合、すなわち
図2(C)で説明すると、ルーフ後端部から下方へ向け
て比較的長く負角面Sを成形する場合に不可欠なものと
なる。このような長い負角面Sは、ロータリカム軸12
全体を太くして、すなわちロータリカム軸12の半径r
を半径Rまで大きくし、ロータリカム軸12の後端面に
負角成形面を設ける方法では、前述のようにドアオープ
ニングの寄曲げフランジ部10にロータリカム軸12が
干渉することになる。本発明は、ルーフ側寄曲げフラン
ジ部4の後端部付近においてはドアオープニング8が接
近しておらず、ロータリカム軸12を後端部だけ太くす
ることが可能であることから、ロータリカム軸12の後
端部に負角成形部材を取付けることを着想したのであ
る。
様に、ロータリカム軸12と連動する昇降ラムが配設さ
れ、この昇降ラムにロータリカム軸12の階段状部分4
aに対して進退動するスライド型が摺動自在に配設され
ている。また、昇降ラムの後端部に、前記負角成形部材
18の側面に対して横方向から進退動する別のスライド
型が摺動自在に配設されている。
に構成され、ロータリカム軸12を所定の回動位置まで
回動させた状態で昇降ラムが下降すると、スライド型が
ロータリカム軸12の階段状段部4aに向って前進し、
間に挟まれたサイドパネル2の上縁部に寄曲げフランジ
部4を成形する。同時に、昇降ラムに配設された別のス
ライド型が横方向から負角成形部材18の側面に向って
前進し、寄曲げフランジ部4に隣接した負角面Sを成形
する。その後、ロータリカム軸12は逆方向に回動して
サイドパネル2から脱型され、同時に昇降ラムおよびス
ライド型も上昇して元の位置に戻る。なお、負角面Sは
ロータリカム軸12の脱型時回動方向(図5で時計方
向)に対して負角となっていないので、負角成形部材1
8が脱型時に負角面Sと干渉することはない。
たが、本発明は前記実施形態以外にも適用可能であっ
て、例えば車両サイドパネルのフロントAピラー部分の
フロントウィンドシールド側の寄曲げフランジ部に関し
て、このAピラーの上端部からフロントウィンドシール
ド上縁に至る部分を前述と同様の負角面Sとする場合に
は、フロントAピラー用ロータリカム軸12の上端部
に、前述と同様の負角成形部材を取付けることで対応可
能である。
端部にロータリカム軸の外径よりも外側に延在した負角
成形部材を配設し、この負角成形部材と昇降ラムのスラ
イド型とによって、ロータリカム軸のプレス方向に対す
る負角面を形成するようにしたので、ロータリカム軸の
設計製造は従来とまったく変更せずに、かつ、ロータリ
カム軸の本数も増やすことなく、寄曲げフランジ部と負
角面とを同時1工程でプレス形成することが可能とな
る。
部材の分離状態の斜視図、(B)はロータリカム軸12
の端部に負角成形部材を組付けた状態の斜視図。
成形後の車両サイドパネルの上縁後端部の斜視図、
(C)は成形後の車両サイドパネルの上縁後端部の側面
図、(D)は(B)のD−D断面図。
はロータリカム軸12の正面図。
はロータリカム軸12の端部正面図、(C)はロータリ
カム軸12の端部平面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 車体パネルの縁部に寄曲げフランジ部
をプレス成形するためのロータリカム軸において、 前記ロータリカム軸の端部に、前記ロータリカム軸の外
径よりも外側に延在して配設され、かつ、前記ロータリ
カム軸の軸線と直角方向のプレス方向に対して左右方向
に傾斜した負角となる負角成形部と、 前記ロータリカム軸の正逆回動と連動して往復動するラ
ム部材に取付けられ、前記負角成形部に対して進退動す
るスライド型とを配設したことを特徴とする車体パネル
の寄曲げフランジ部成形用ロータリカム軸。 - 【請求項2】 前記寄曲げフランジ部が、車体サイド
パネルのルーフパネル接合用の寄曲げフランジ部であ
り、 前記負角成形部で、前記ルーフパネル接合用寄曲げフラ
ンジ部の後端部に隣接した、車体サイドパネルの後端縁
上端部に、負角面を成形することを特徴とする請求項1
記載の車体パネルの寄曲げフランジ部成形用ロータリカ
ム軸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32330297A JP3503805B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 車体パネルの寄曲げフランジ部成形用ロータリカム軸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32330297A JP3503805B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 車体パネルの寄曲げフランジ部成形用ロータリカム軸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11156450A JPH11156450A (ja) | 1999-06-15 |
JP3503805B2 true JP3503805B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=18153271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32330297A Expired - Fee Related JP3503805B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 車体パネルの寄曲げフランジ部成形用ロータリカム軸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3503805B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104985039B (zh) * | 2015-06-12 | 2017-05-17 | 安徽蓝华金属科技股份有限公司 | 一种以本体自重为动力的斜导机构负角翻边方法 |
-
1997
- 1997-11-25 JP JP32330297A patent/JP3503805B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11156450A (ja) | 1999-06-15 |
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