JP3503191B2 - 厚鋼板の大入熱多層サブマージアーク溶接方法 - Google Patents
厚鋼板の大入熱多層サブマージアーク溶接方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄骨ボックス柱の角継手
溶接の多層盛サブマージアーク溶接に係わり、健全な溶
接部を高能率かつ経済的に得ることのできる大入熱多層
サブマージアーク溶接方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年のビルの高層化により板厚40mm以上
の極厚のボックス柱が普通に使用されるようになり、溶
接の高能率化はますます重要になっている。ボックス柱
角継手の溶接には、高能率が得られる鉄粉添加フラック
スを用いた片面1パス大入熱サブマージアーク溶接方法
が広く適用されているが、板厚増大に伴い溶接に必要な
溶着量は著しく増大するため、適用可能な板厚が溶接機
の電流容量などにより制限される。このような1パス溶
接の適用が困難な厚鋼板の溶接施工では多層盛溶接を行
う必要があるが、大入熱サブマージアーク溶接の多層盛
では入熱の増大とともにスラグの厚みが増大してスラグ
剥離性が悪化したり、凝固割れを生じやすいなどの問題
がある。 【0003】多層盛サブマージアーク溶接の問題点に対
しては、従来から種々の改善策が提案されており、例え
ば、特開昭63-192593 号公報ではAl2O3 を主成分とする
スラグ剥離性の優れたフラックスが、また特開昭57-644
91号公報、特開昭61-9979 号公報などには溶接金属の化
学組成を規定することによる凝固割れの防止法が提案さ
れている。しかし、これらの方法は、比較的小入熱のパ
スを50°程度以上の開先に積層する従来からの工法を前
提にしているため、十分な能率が得られなかった。 【0004】これらの問題を解決するために、本発明者
らは特開平2-258191号公報において複数段開先を用いた
多層溶接法を提案した。この方法によれば厚物ボックス
柱の角継手を高能率に溶接することができるが、実際の
溶接施工において完全溶け込みの要求される部分は溶接
線の一部であり、部分溶け込みが許容される部分までこ
のような溶接を行うことは、経済的に不利であるという
問題があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】通常、ボックス柱の角
継手は梁が接続される仕口部分を完全溶け込み溶接と
し、そのほかの部分は部分溶け込みでよい仕様になって
いる場合が殆どである。しかし、近年の1パス溶接の適
用板厚限界の拡大によって、溶接線の全線にわたって同
じ開先を用いた完全溶け込み溶接を採用する場合が多く
なり、本発明者らが厚鋼板の片面サブマージアーク溶接
の大入熱多層溶接方法として提案した特開平2-258191号
公報においても、完全溶け込み溶接を実施する場合につ
いてのみの提案となっていた。しかし、板厚が厚くなる
ほど全線溶け込みにすることによる余分な溶接材料や電
力などが増加し、経済的に不利になる。 【0006】本発明はこのような問題を解決し、高能率
でかつ経済的な大入熱多層溶接法を提供することを目的
とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、完全溶け
込みが必要な部分における健全性と、溶接工程全般にお
ける経済性について検討した結果、完全溶け込み部分に
ついては2段開先が必須であり、部分溶け込みが許容さ
れる部分においては、開先のルートフェイスを板厚の1/
3 以上とするY開先として、開先断面積を減少させるこ
とが効果的であることを見いだした。 【0008】すなわち本発明は、板厚40mm以上のボック
ス柱角継手の多層サブマージアーク溶接において、完全
溶け込みが必要な部分を2段開先とし、部分溶け込みが
許容される部分をt/3 (t:板厚)以上のルートフェイ
スを有するY開先とし、かつ溶接入熱が0.6S(kJ/cm)
(ただしS:1段目開先の断面積(mm2) )以上の条件
で、前記完全溶け込み部分および移行部分の初層を溶接
することを特徴とする厚鋼板の大入熱サブマージアーク
溶接方法である。 【0009】 【作 用】開先形状は、完全溶け込みが必要な部分につ
いては2段開先とすることを必須とする。本発明でいう
2段開先とは、開先を溶接線に垂直な面で切ったときに
開先面の作る傾斜線が途中で傾斜角度を変え、通常のV
開先のVの字の上にもう一つのより口の広がったVの字
が対称軸を合わせて乗ったような形となるような開先を
意味する。上のVの字の広がり角度を2段目の開先角度
とする。このような2段開先を用いるのは、本発明者ら
が特開平2−258191号公報で開示したごとく多層溶接に
おける溶接欠陥の防止と高能率性を達成するためであ
る。断面が単純なVの字となるような1段開先とした場
合には凝固割れや融合不良などの欠陥を生じ易く、これ
に対して開先角度を広げて欠陥を防止しようとする場合
には開先断面積の増加により、必要溶接材料および溶接
入熱が増大し、溶接能率が低下する。 【0010】一方、部分溶け込みが許容される部分につ
いては、余分な開先断面積の増加を防止するために、ル
ートフェイスをt/3 (t:板厚)以上有するY開先とす
る。これは、部分溶け込み部はt/2 〜t/3 で十分であ
り、ルートフェイスがt/3 未満では必要以上に開先断面
積が増加するためである。なお、完全溶け込み部(仕口
部分)と部分溶け込みが許容される部分との境界部には
開先形状が連続的に変化する移行部分が必要である。 【0011】また、溶接入熱が0.6S(kJ/cm) (ただし
S:1段目開先の断面積(mm2) )以上の条件で、前記完
全溶け込み部分および移行部分の初層を溶接することが
必要である。溶接入熱が、0.6S未満では入熱が不足し、
2段開先の1段目部分内に初層がとどまるため、溶接欠
陥が発生しやすくなる。健全な溶接を行うための初層の
入熱としては1段目の開先が丁度埋まる、あるいは若干
盛り上がる程度の入熱が望ましい。なお、本発明に用い
られるフラックスとしては大入熱溶接に耐えられるスラ
グ組成を有するフラックスが必要であり、例えば特開平
2-258191号公報や特開平3-27891 号公報に提案されてい
るものが最適である。 【0012】 【実施例】以下、実施例によりさらに本発明を説明す
る。表1に示す板厚50および70mmのJIS SM490B相当の鋼
板に、図1〜図3に示す開先を施し、同じく表1に示す
JIS YS-S6 相当の溶接ワイヤおよび表2に示す化学組成
のフラックスを用いて、表3に示す溶接条件でサブマー
ジアーク溶接を行った。 【0013】 【表1】【0014】 【表2】 【0015】 【表3】 【0016】なお、完全溶け込みが必要な部分は、梁が
連結される仕口部分のみの場合がほとんどで、それ以外
は部分溶け込みが許容される。またその中間の部分溶け
込み側を移行部分とする。完全溶け込みの必要な部分の
長さは、全溶接長の1/3から1/2程度の場合が多
い。移行部分の開先は断面の形状が連続的に変化するよ
うに切断し、入熱を連続的に変化させるようにして溶接
することが望ましい。 【0017】表4に溶接結果をまとめて示す。 【0018】 【表4】【0019】No. 1は、完全溶け込み部が2段開先でな
いため、初層上端部にスラグの食い込みを生じ、2層目
で溶かしきれずに初層上端部に融合不良を生じた。No.
4は、完全溶け込み部が2段開先であるが、1段目の開
先断面積Sが大きく、0.6Sが溶接入熱より大きいため、
初層溶接金属が1段目の開先内にとどまり、凝固割れが
生じた。 【0020】No. 5は、完全溶け込み部が2段開先であ
るが、溶接入熱が小さく0.6Sが溶接入熱より大きいた
め、凝固割れが生じた。これに対しNo. 2、3および6
は、完全溶け込み部を2段開先とし、かつ溶接入熱を0.
6S以上としたので、溶接欠陥は生じなかった。No. 7お
よび8に示すように、板厚が70mmの場合においても2段
開先とし、かつ1段目の開先断面積Sに対し溶接入熱を
0.6S以上としたため、健全な完全溶け込み部が得られ
た。 【0021】また、No. 9に示すように、部分溶け込み
部のルートフェイスが板厚tに対しt/3より小さい
と、Y開先を用いる効果が小さく、経済性の面で十分な
効果が得られない。すなわち、2段開先部の断面積をS
1 、Y開先部の段断面積をS2とした時、S2 /S1 ≦
80%でなければ経済的な効果は得られないが、図3
(C) の開先形状ではこの値が89%となり経済的な効果
がないと判断される。 【0022】 【発明の効果】上述のように、本発明による開先形状お
よび溶接条件を用いれば、極厚鋼板を用いるボックス柱
の角継手溶接においても、溶接欠陥のない溶接継手を高
能率に溶接することができる。
溶接の多層盛サブマージアーク溶接に係わり、健全な溶
接部を高能率かつ経済的に得ることのできる大入熱多層
サブマージアーク溶接方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年のビルの高層化により板厚40mm以上
の極厚のボックス柱が普通に使用されるようになり、溶
接の高能率化はますます重要になっている。ボックス柱
角継手の溶接には、高能率が得られる鉄粉添加フラック
スを用いた片面1パス大入熱サブマージアーク溶接方法
が広く適用されているが、板厚増大に伴い溶接に必要な
溶着量は著しく増大するため、適用可能な板厚が溶接機
の電流容量などにより制限される。このような1パス溶
接の適用が困難な厚鋼板の溶接施工では多層盛溶接を行
う必要があるが、大入熱サブマージアーク溶接の多層盛
では入熱の増大とともにスラグの厚みが増大してスラグ
剥離性が悪化したり、凝固割れを生じやすいなどの問題
がある。 【0003】多層盛サブマージアーク溶接の問題点に対
しては、従来から種々の改善策が提案されており、例え
ば、特開昭63-192593 号公報ではAl2O3 を主成分とする
スラグ剥離性の優れたフラックスが、また特開昭57-644
91号公報、特開昭61-9979 号公報などには溶接金属の化
学組成を規定することによる凝固割れの防止法が提案さ
れている。しかし、これらの方法は、比較的小入熱のパ
スを50°程度以上の開先に積層する従来からの工法を前
提にしているため、十分な能率が得られなかった。 【0004】これらの問題を解決するために、本発明者
らは特開平2-258191号公報において複数段開先を用いた
多層溶接法を提案した。この方法によれば厚物ボックス
柱の角継手を高能率に溶接することができるが、実際の
溶接施工において完全溶け込みの要求される部分は溶接
線の一部であり、部分溶け込みが許容される部分までこ
のような溶接を行うことは、経済的に不利であるという
問題があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】通常、ボックス柱の角
継手は梁が接続される仕口部分を完全溶け込み溶接と
し、そのほかの部分は部分溶け込みでよい仕様になって
いる場合が殆どである。しかし、近年の1パス溶接の適
用板厚限界の拡大によって、溶接線の全線にわたって同
じ開先を用いた完全溶け込み溶接を採用する場合が多く
なり、本発明者らが厚鋼板の片面サブマージアーク溶接
の大入熱多層溶接方法として提案した特開平2-258191号
公報においても、完全溶け込み溶接を実施する場合につ
いてのみの提案となっていた。しかし、板厚が厚くなる
ほど全線溶け込みにすることによる余分な溶接材料や電
力などが増加し、経済的に不利になる。 【0006】本発明はこのような問題を解決し、高能率
でかつ経済的な大入熱多層溶接法を提供することを目的
とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、完全溶け
込みが必要な部分における健全性と、溶接工程全般にお
ける経済性について検討した結果、完全溶け込み部分に
ついては2段開先が必須であり、部分溶け込みが許容さ
れる部分においては、開先のルートフェイスを板厚の1/
3 以上とするY開先として、開先断面積を減少させるこ
とが効果的であることを見いだした。 【0008】すなわち本発明は、板厚40mm以上のボック
ス柱角継手の多層サブマージアーク溶接において、完全
溶け込みが必要な部分を2段開先とし、部分溶け込みが
許容される部分をt/3 (t:板厚)以上のルートフェイ
スを有するY開先とし、かつ溶接入熱が0.6S(kJ/cm)
(ただしS:1段目開先の断面積(mm2) )以上の条件
で、前記完全溶け込み部分および移行部分の初層を溶接
することを特徴とする厚鋼板の大入熱サブマージアーク
溶接方法である。 【0009】 【作 用】開先形状は、完全溶け込みが必要な部分につ
いては2段開先とすることを必須とする。本発明でいう
2段開先とは、開先を溶接線に垂直な面で切ったときに
開先面の作る傾斜線が途中で傾斜角度を変え、通常のV
開先のVの字の上にもう一つのより口の広がったVの字
が対称軸を合わせて乗ったような形となるような開先を
意味する。上のVの字の広がり角度を2段目の開先角度
とする。このような2段開先を用いるのは、本発明者ら
が特開平2−258191号公報で開示したごとく多層溶接に
おける溶接欠陥の防止と高能率性を達成するためであ
る。断面が単純なVの字となるような1段開先とした場
合には凝固割れや融合不良などの欠陥を生じ易く、これ
に対して開先角度を広げて欠陥を防止しようとする場合
には開先断面積の増加により、必要溶接材料および溶接
入熱が増大し、溶接能率が低下する。 【0010】一方、部分溶け込みが許容される部分につ
いては、余分な開先断面積の増加を防止するために、ル
ートフェイスをt/3 (t:板厚)以上有するY開先とす
る。これは、部分溶け込み部はt/2 〜t/3 で十分であ
り、ルートフェイスがt/3 未満では必要以上に開先断面
積が増加するためである。なお、完全溶け込み部(仕口
部分)と部分溶け込みが許容される部分との境界部には
開先形状が連続的に変化する移行部分が必要である。 【0011】また、溶接入熱が0.6S(kJ/cm) (ただし
S:1段目開先の断面積(mm2) )以上の条件で、前記完
全溶け込み部分および移行部分の初層を溶接することが
必要である。溶接入熱が、0.6S未満では入熱が不足し、
2段開先の1段目部分内に初層がとどまるため、溶接欠
陥が発生しやすくなる。健全な溶接を行うための初層の
入熱としては1段目の開先が丁度埋まる、あるいは若干
盛り上がる程度の入熱が望ましい。なお、本発明に用い
られるフラックスとしては大入熱溶接に耐えられるスラ
グ組成を有するフラックスが必要であり、例えば特開平
2-258191号公報や特開平3-27891 号公報に提案されてい
るものが最適である。 【0012】 【実施例】以下、実施例によりさらに本発明を説明す
る。表1に示す板厚50および70mmのJIS SM490B相当の鋼
板に、図1〜図3に示す開先を施し、同じく表1に示す
JIS YS-S6 相当の溶接ワイヤおよび表2に示す化学組成
のフラックスを用いて、表3に示す溶接条件でサブマー
ジアーク溶接を行った。 【0013】 【表1】【0014】 【表2】 【0015】 【表3】 【0016】なお、完全溶け込みが必要な部分は、梁が
連結される仕口部分のみの場合がほとんどで、それ以外
は部分溶け込みが許容される。またその中間の部分溶け
込み側を移行部分とする。完全溶け込みの必要な部分の
長さは、全溶接長の1/3から1/2程度の場合が多
い。移行部分の開先は断面の形状が連続的に変化するよ
うに切断し、入熱を連続的に変化させるようにして溶接
することが望ましい。 【0017】表4に溶接結果をまとめて示す。 【0018】 【表4】【0019】No. 1は、完全溶け込み部が2段開先でな
いため、初層上端部にスラグの食い込みを生じ、2層目
で溶かしきれずに初層上端部に融合不良を生じた。No.
4は、完全溶け込み部が2段開先であるが、1段目の開
先断面積Sが大きく、0.6Sが溶接入熱より大きいため、
初層溶接金属が1段目の開先内にとどまり、凝固割れが
生じた。 【0020】No. 5は、完全溶け込み部が2段開先であ
るが、溶接入熱が小さく0.6Sが溶接入熱より大きいた
め、凝固割れが生じた。これに対しNo. 2、3および6
は、完全溶け込み部を2段開先とし、かつ溶接入熱を0.
6S以上としたので、溶接欠陥は生じなかった。No. 7お
よび8に示すように、板厚が70mmの場合においても2段
開先とし、かつ1段目の開先断面積Sに対し溶接入熱を
0.6S以上としたため、健全な完全溶け込み部が得られ
た。 【0021】また、No. 9に示すように、部分溶け込み
部のルートフェイスが板厚tに対しt/3より小さい
と、Y開先を用いる効果が小さく、経済性の面で十分な
効果が得られない。すなわち、2段開先部の断面積をS
1 、Y開先部の段断面積をS2とした時、S2 /S1 ≦
80%でなければ経済的な効果は得られないが、図3
(C) の開先形状ではこの値が89%となり経済的な効果
がないと判断される。 【0022】 【発明の効果】上述のように、本発明による開先形状お
よび溶接条件を用いれば、極厚鋼板を用いるボックス柱
の角継手溶接においても、溶接欠陥のない溶接継手を高
能率に溶接することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶接方法によるボックス柱の溶接方法
の説明図。 【図2】溶接実験に用いた開先の断面図。 【図3】溶接実験に用いた開先の断面図。 【図4】溶接実験に用いた開先の断面図。
の説明図。 【図2】溶接実験に用いた開先の断面図。 【図3】溶接実験に用いた開先の断面図。 【図4】溶接実験に用いた開先の断面図。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B23K 9/18,9/00
B23K 33/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 板厚40mm以上の厚鋼板を用いるボックス
柱角継手の多層サブマージアーク溶接において、完全溶
け込みが必要な部分を2段開先とし、部分溶け込みが許
容される部分を t/3(t:板厚)以上のルートフェイスを
有するY開先とし、かつ溶接入熱が0.6S(kJ/cm) (ただ
しS:1段目開先の断面積(mm2) )以上の入熱で、前記
完全溶け込み部分の初層および部分溶け込み部を溶接す
ることを特徴とする厚鋼板の大入熱サブマージアーク溶
接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13164794A JP3503191B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 厚鋼板の大入熱多層サブマージアーク溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13164794A JP3503191B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 厚鋼板の大入熱多層サブマージアーク溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081338A JPH081338A (ja) | 1996-01-09 |
JP3503191B2 true JP3503191B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=15062953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13164794A Expired - Fee Related JP3503191B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 厚鋼板の大入熱多層サブマージアーク溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3503191B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140346149A1 (en) * | 2011-11-29 | 2014-11-27 | Jfe Steel Corporation | Submerged arc welding method for steel plate |
CN104759739B (zh) * | 2015-03-12 | 2017-01-18 | 中车眉山车辆有限公司 | 一种铁路车辆箱型梁复合焊接工艺 |
JP6776798B2 (ja) * | 2016-10-18 | 2020-10-28 | Jfeスチール株式会社 | 多層サブマージアーク溶接方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0673757B2 (ja) * | 1988-12-28 | 1994-09-21 | 川崎製鉄株式会社 | 厚鋼板の大入熱潜弧溶接方法 |
-
1994
- 1994-06-14 JP JP13164794A patent/JP3503191B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH081338A (ja) | 1996-01-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031201 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |