JP3503111B2 - フィルム基板の複合処理方法及び複合処理装置 - Google Patents
フィルム基板の複合処理方法及び複合処理装置Info
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Description
に対して2つの処理を連続して行う複合処理方法及び複
合処理装置に関し、特に、ガラス基板に対してa−Si
(アモルファスシリコン)化処理と、p−Si(ポリ
シリコン)化処理とを連続して行うのに適した複合処理
方法及び複合処理装置に関する。
ラス基板にa−Siを成膜する工程と、a−Si基板を
p−Si基板に変える工程に分かれている。
手法が使われ、ある決まった大きさを持つ基板に対して
バッチ処理的に行われている。p−Si化は、a−Si
基板を炉に入れて加熱したり、a−Si基板にレーザ光
を照射して行われるが、これも一枚ずつ処理する方法で
ある。
i結晶基板の製造は、2つのバッチ処理を経て行われる
ので、生産効率の点で問題がある。
ラス基板の代わりにフィルム状の基板を用いる研究が進
んでいることに着目し、上記の2つの工程を連続して行
えるようにすることにより、生産効率の向上を実現でき
る複合処理方法及び複合処理装置を提供することを課題
とする。
て、a−Siの成膜とa−Siのp−Si化処理を連続
的に行う複合処理方法及び複合処理装置を提供しようと
するものである。
ム状の基板を、成膜室を通して成膜を行う第1の工程
と、該第1の工程を経た前記基板に対してレーザ光を照
射して改質あるいは活性化処理を行う第2の工程とを、
前記フィルム状の基板を搬送しながら、連続して行うフ
ィルム基板の複合処理方法において、前記第2の工程
は、前記レーザ光を前記基板の幅に対応する幅を持つ線
状レーザビームに整形する第3の工程と、当該線状レー
ザビームを、オーバラップするように前記基板に照射す
る第4の工程とを含み、前記第4の工程においては、前
記基板の搬送量に基づいて、前記線状レーザビームの照
射量を制御することを特徴とするフィルム基板の複合処
理方法が提供される。
記第1の工程は、CVDあるいはPVD成膜室を通して
前記基板にa−Siを成膜する工程であり、前記第2の
工程は、前記線状レーザビームを前記基板に照射するこ
とにより前記a−Siをp−Siに改質する工程であ
る。あるいはまた、前記第1の工程は、CVDあるいは
PVD成膜室を通して前記基板にITOを成膜する工程
であり、前記第2の工程は、前記線状レーザビームを前
記基板に照射することにより前記ITOを活性化する工
程であっても良い。
を搬送するための搬送手段と、前記基板に対して成膜を
行う成膜室と、前記成膜室を出た前記基板に対してレー
ザ光を照射して改質あるいは活性化処理を行うレーザ処
理装置とを備え、前記成膜と、前記改質あるいは活性化
処理を、前記フィルム状の基板を搬送しながら、連続し
て行うフィルム基板の複合処理装置において、前記レー
ザ処理装置は、エキシマレーザ発振器と、該エキシマレ
ーザ発振器からのレーザ光を前記基板の幅に対応する幅
を持つ線状レーザビームに整形する整形光学系と、前記
基板の搬送量を検出する計測器と、該計測器からの検出
信号に基づいてレーザ発振のタイミングを制御する制御
装置とを有し、前記基板の搬送量に基づいて、オーバラ
ップするように前記基板に照射される前記線状レーザビ
ームの照射量を制御することを特徴とするフィルム基板
の複合処理装置が提供される。
前記成膜室は、前記基板にa−Siを成膜するCVDあ
るいはPVD成膜室であり、前記レーザ処理装置は、前
記a−Siをp−Siに改質する装置である。
膜室は、前記基板にITOを成膜するCVDあるいはP
VD成膜室であり、前記レーザ処理装置は、前記ITO
を活性化する装置であっても良い。
実施の形態について説明する。ここでは、フィルム状の
基板に対して、a−Siの成膜と成膜されたa−Siの
p−Si化処理を連続的に行う複合処理装置の場合につ
いて説明する。
は、フィルム状の長尺基板10はロール状に巻かれたロ
ール体11で用意され、この長尺基板10を一方向に搬
送するための搬送手段として、モータ駆動による巻取り
ロール12を備えている。この複合処理装置は、成膜装
置20とその下流側に配置されたレーザ処理装置30と
を備えている。
を成膜するCVD室21を有している。CVD室21は
低真空状態に維持され、長尺基板10の出入り口には、
差動排気装置22が設けられている。CVDによる成膜
方法及び差動排気装置は周知であり、詳細な説明は省略
する。
た長尺基板10に対してレーザ光を照射してa−Siを
p−Siに改質する装置である。このために、レーザ処
理装置30は、XeclあるいはKrF等のエキシマレ
ーザ発振器(以下、レーザ発振器と呼ぶ)31と、レー
ザ発振器31からのレーザ光を長尺基板10の幅に対応
する幅を持つ線状レーザビームに整形する整形光学系3
2と、長尺基板10の出入り口を有すると共に、線状レ
ーザビームを導入するための石英窓33−1を有してN
2 ガス雰囲気下で改質処理を行う処理室33とを備えて
いる。
レンズを用いることにより、断面矩形状(20mm×3
0mm)のレーザ光を幅1mm、長さ30mm程度の線
状レーザビームに整形することができる。
過する出入り口はN2 ガスが逃げにくいように狭くして
ある。また、石英窓33−1から導入された線状レーザ
ビームは、処理室33内で長尺基板10の全幅にわたっ
て照射される。このようなレーザ照射による改質方法
は、レーザアニールとして良く知られている。特に、線
状レーザビームの照射は、長尺基板10の照射領域にオ
ーバラップするように照射され、その照射量をコントロ
ールするために、長尺基板10の送り量を検出する計測
器(例えば、タッチロール等)(図示省略)を備えてい
る。図示しない制御装置が、この計測器からの検出信号
に基づいてレーザ発振のタイミングを制御することによ
り、線状レーザビームの照射量が制御される。
化処理を一連の流れ作業として連続的に行うことができ
るので、生産性の大幅な向上を実現することができる。
p−Si化処理とを行う場合について説明したが、本発
明はこれに限らず、例えば成膜装置20でITOの成膜
を行い、レーザ処理装置30でその活性化(抵抗値を下
げる)処理を行うような形態が考えられる。また、成膜
装置20においては、CVD室に代えてPVD室を備え
ていても良い。本発明はまた、被処理材料がフィルム状
の長尺基板の形態を取ることができるようにすれば、液
晶ディスプレイの製造や太陽電池、あるいはフィルム状
半導体の成膜とその活性化あるいはポリ化にも適用でき
る。このような理由で、フィルム状の基板は成膜の種類
に応じた材料が用意され、特にその材料に限定されるも
のではない。
に対して成膜を行う第1の工程と、この第1の工程を経
た長尺基板に対してレーザ光を照射して改質処理を行う
第2の工程とを、同じ搬送経路において連続して行うこ
とができるようにしたことにより、生産性の大幅な向上
を実現できる。本発明は特に、a−Siの成膜とa−S
iのp−Si化処理を連続的に行う複合処理に適してい
る。
Siのp−Si化処理を連続的に行う複合処理装置に適
用した場合についてその構成を示した図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 フィルム状の基板を、成膜室を通して成
膜を行う第1の工程と、該第1の工程を経た前記基板に
対してレーザ光を照射して改質あるいは活性化処理を行
う第2の工程とを、前記フィルム状の基板を搬送しなが
ら、連続して行うフィルム基板の複合処理方法におい
て、 前記第2の工程は、前記レーザ光を前記基板の幅に対応
する幅を持つ線状レーザビームに整形する第3の工程
と、当該線状レーザビームを、オーバラップするように
前記基板に照射する第4の工程とを含み、 前記第4の工程においては、前記基板の搬送量に基づい
て、前記線状レーザビームの照射量を制御することを特
徴とするフィルム基板の複合処理方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の複合処理方法において、
前記第1の工程は、CVDあるいはPVD成膜室を通し
て前記基板にa−Si(アモルファス シリコン)を成
膜する工程であり、前記第2の工程は、前記線状レーザ
ビームを前記基板に照射することにより前記a−Siを
p−Si(ポリ シリコン)に改質する工程であること
を特徴とするフィルム基板の複合処理方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の複合処理方法において、
前記第1の工程は、CVDあるいはPVD成膜室を通し
て前記基板にITOを成膜する工程であり、前記第2の
工程は、前記線状レーザビームを前記基板に照射するこ
とにより前記ITOを活性化する工程であることを特徴
とするフィルム基板の複合処理方法。 - 【請求項4】 フィルム状の基板を搬送するための搬送
手段と、 前記基板に対して成膜を行う成膜室と、 前記成膜室を出た前記基板に対してレーザ光を照射して
改質あるいは活性化処理を行うレーザ処理装置とを備
え、 前記成膜と、前記改質あるいは活性化処理を、前記フィ
ルム状の基板を搬送しながら、連続して行うフィルム基
板の複合処理装置において、 前記レーザ処理装置は、 エキシマレーザ発振器と、 該エキシマレーザ発振器からのレーザ光を前記基板の幅
に対応する幅を持つ線状レーザビームに整形する整形光
学系と、 前記基板の搬送量を検出する計測器と、 該計測器からの検出信号に基づいてレーザ発振のタイミ
ングを制御する制御装置とを有し、 前記基板の搬送量に基づいて、オーバラップするように
前記基板に照射される前記線状レーザビームの照射量を
制御することを特徴とするフィルム基板の複合処理装
置。 - 【請求項5】 請求項4記載の複合処理装置において、
前記成膜室は、前記基板にa−Si(アモルファス シ
リコン)を成膜するCVDあるいはPVD成膜室であ
り、前記レーザ処理装置は、前記a−Siをp−Si
(ポリ シリコン)に改質する装置であることを特徴と
するフィルム基板の複合処理装置。 - 【請求項6】 請求項4記載の複合処理装置において、
前記成膜室は、前記基板にITOを成膜するCVDある
いはPVD成膜室であり、前記レーザ処理装置は、前記
ITOを活性化する装置であることを特徴とするフィル
ム基板の複合処理装置。
Priority Applications (1)
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JP21096199A JP3503111B2 (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | フィルム基板の複合処理方法及び複合処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21096199A JP3503111B2 (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | フィルム基板の複合処理方法及び複合処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001040485A JP2001040485A (ja) | 2001-02-13 |
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Family
ID=16597988
Family Applications (1)
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Country | Link |
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---|---|---|---|---|
JP2008130590A (ja) * | 2006-11-16 | 2008-06-05 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 複合処理装置、及び、複合処理方法 |
JP2014027252A (ja) * | 2012-06-19 | 2014-02-06 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 熱処理装置および熱処理方法 |
-
1999
- 1999-07-26 JP JP21096199A patent/JP3503111B2/ja not_active Expired - Fee Related
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