JP3502213B2 - 棒状体の切断研磨装置並びに棒状体の切断研磨方法及び切断棒状体の製造方法 - Google Patents

棒状体の切断研磨装置並びに棒状体の切断研磨方法及び切断棒状体の製造方法

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JP3502213B2 JP32834795A JP32834795A JP3502213B2 JP 3502213 B2 JP3502213 B2 JP 3502213B2 JP 32834795 A JP32834795 A JP 32834795A JP 32834795 A JP32834795 A JP 32834795A JP 3502213 B2 JP3502213 B2 JP 3502213B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンクリー
トの圧縮試験に用いられるコンクリート供試体をコンク
リート棒から切り出すと共にその両切断面を研磨するた
めに好適に用いることの可能な棒状体の切断研磨装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリートの供試体を製作するに当た
っては、コンクリート棒を切断した後、切断面の凸部に
応力集中が起こらないように、その切断面を切断面を平
滑にする必要がある。特に、JIS規格におけるコンク
リート材料の圧縮試験では、供試体端面の凹凸高低差を
0.2mm以内に収める必要がある。従来では、高速カ
ッター等によりコンクリート棒を切断した後、その切断
面を別工程で研磨するか、切断面に硬化性樹脂を介して
キャップを取り付ける他なかった。
【0003】ところが、硬質且つ脆性のコンクリート棒
を高速カッターで切断する際には、堅牢確実にコンクリ
ート棒を保持できる保持手段が必要となり、コンクリー
ト棒の着脱が煩雑であった。また、切断面を別工程で平
滑化するのも煩雑であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の技術に鑑
みて、本発明は、簡素な保持手段で棒状体を保持しつつ
一工程で棒状体の切断とその切断面の研磨を行うことの
可能な棒状体の切断研磨装置並びに棒状体の切断研磨方
法及び切断棒状体の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る棒状体の切断研磨装置の特徴は、棒状
体の保持手段を設け、保持手段により保持された棒状体
を回転により円周刃で切断するカッターを適宜間隔を隔
てて一対配置し、これらカッターの対向面のそれぞれに
棒状体の切断面を研磨する研磨部を前記円周刃よりも僅
かに前記カッターの回転軸の長手方向に突出させて設け
たことにある。かかる構成によれば、棒状体は一対の円
周刃により切断された後、円周刃間で研磨部に向かう。
この研磨部は円周刃より僅かに突出しているので、切断
された円周刃の両面は研磨部により研磨される。棒状体
は一対の円周刃に同時に接当して切断され、また、研磨
時にも一対の研磨部間に挟まれるので、左右の力が均衡
し、棒状体を簡素な保持手段で保持することが可能であ
る。
【0006】ここに、前記研磨部を前記回転軸の周りに
配置し、前記切断面に接当する接当部をこの研磨部より
も前記回転軸寄りの位置に配設することが望ましい。接
当部を切断面に接触させることで、切断された棒状体の
傾きや左右に対する揺れを抑制することが可能となり、
切断面を安定的に研磨できる。
【0007】また、接当部を設けることに加え、前記各
回転軸が前記対向面とは反対側にそれぞれ突出して片持
状に支持されるように構成してもよい。カッターの対向
面における回転軸の近傍又はその上に切断された棒状体
を通過させることができるので、研磨部の前記回転軸周
りの直径を小さくでき、これに伴って、円周刃の直径も
小さくすることができる。
【0008】 前記保持手段は、前記一対の円周刃間で
回転可能な円盤と、この円盤の放射方向に形成された前
記棒状体の保持用切欠部と、この円盤の外周に一部で密
接するテンションベルトとを備えた簡素な構造とするこ
とが可能である。前記保持手段に保持された棒状体とカ
ッターとを自動的に相対近接させる送り機構を更に設
け、前記送り機構が、前記円盤と、前記テンションベル
トと、このテンションベルトを介して前記円盤を回転さ
せるための動力源とを備えるように構成してもよい。前
記保持用切欠部の一対の対向する保持面が放射方向外側
に向かうにしたがって幅広となるテーパー状に形成さ
れ、これら保持面のうち前記円盤の回転方向上手側の保
持面が放射方向よりもその外周部において前記回転方向
下手側に傾斜するように構成することで、切断・研磨時
における棒状体の放射方向への逃げを抑制できる。さら
に、棒状体の完全切断前に前記送り機構の相対近接速度
を低下させる制御手段を設けることで、棒状体をその完
全切断時に強すぎる力で円周刃に押しつけて、その棒状
体に割れが生じることを防止できる。
【0009】 次に、本発明に係る棒状体の切断研磨方
法の特徴は、保持手段により保持された棒状体の両端に
円周刃を有するカッターを配置し、これら一対のカッタ
ーを回転させることにより前記棒状体の両端を切断し、
前記切断により形成された前記棒状体の一対の切断面に
これらカッターの対向面に設けられた研磨部を近接さ
せ、前記切断面の研磨を行うことにある。
【0010】 また、本発明に係る切断棒状体の製造方
法の特徴は、保持手段により保持された棒状体の両端に
円周刃を有するカッターを配置し、これら一対のカッタ
ーを回転させることにより前記棒状体の両端を切断し、
前記切断により形成された前記棒状体の一対の切断面に
これらカッターの対向面に設けられた研磨部を近接さ
せ、前記切断面の研磨を行うことにより棒状体を製造す
ることにある。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図1〜5を参照しながら、
本発明の第一の実施形態についてさらに詳しく説明す
る。本実施形態における切断研磨装置1は、直径5cm
程度のコンクリート製の棒状体Sを切断すると共にその
両端の切断面を研磨し、コンクリート材料の強度試験等
に使用される長さ10cm程度の供試体を製造するため
のものである。この切断研磨装置1は、フレーム2と、
棒状体Sの切断研磨時に発生する塵を回収するためのダ
ストボックス3と、装置の主要部を覆うための開閉自在
なカバー4とを備えている。また、先のフレーム2に
は、棒状体Sを保持するための保持手段20と、保持手
段20により保持された棒状体Sを切断及び研磨するた
めの一対のカッター50,50を含む切断研磨機構40
と、保持手段20及びカッター50を自動的に相対近接
させる送り機構30とを備えている。なお、図示省略す
るが、切断研磨時に生じる粉塵は、カバー4の上部から
ダクトを介して吸引装置により吸引されるように構成し
てある。
【0012】先の保持手段20の主要部は、フレーム2
に固定された一対の軸支持板5,5間に主軸23を介し
て支持される円盤21と、送り機構30の一部を構成す
るテンションベルト31とにより構成されている。円盤
21の円周部には、その放射方向に向かって棒状体Sを
保持するための保持用切欠部22を6箇所にわたって形
成してある。各保持用切欠部22の対向する一対の保持
面22a,22bは、放射方向外側に向かうに従って幅
広くなるテーパー状に形成されている。これら保持面2
2a,22bのテーパーの程度は、嵌合する棒状体Sが
円盤21の外周面21aよりも僅かに突出する程度にし
てあり、先のテンションベルト31が外周面21aと共
に棒状体Sの外面に接当することで、棒状体Sが保持用
切欠部22に保持されるように構成してある。また、円
盤21の主軸23の長手方向両端には、円周方向に突出
するテンションベルト31離脱防止のためのフランジ2
1bを各々設けてある。
【0013】先の保持用切欠部22における保持面22
a,22bのうち、円盤21の回転方向上手側に位置す
る上手側保持面22aは、放射方向Xよりも回転方向下
手側に傾斜させてある。保持面22a,22bをテーパ
状に形成するに当たっては、上手側保持面22aをこの
様に傾斜させることによって、切断・研磨時において保
持用切欠部22から棒状体Sが放射方向に離脱しにくく
なるよう構成してある。先の主軸23は、軸支持板5の
一方側に向かって片持状に張り出し、この主軸23の長
手方向視で先の上手側保持面22aと重なるように円周
方向に突出させた6本の支持棒24を固定してある。こ
の支持棒24は、供給部6より供給されるかなり長い切
断前の棒状体Sを保持用切欠部22と相まって傾かない
ように保持する。
【0014】送り機構30におけるテンションベルト3
1は、フレーム2に支持された固定プーリー32,駆動
プーリー33及び揺動プーリー34に架けわたされ、そ
の上面をテンションプーリー35で圧接することによ
り、その外側面を円盤21の外周面21aに圧接する。
駆動プーリー33は、送りモーター33aによりギアボ
ックス33bを介して駆動回転されこれに伴って円盤2
1を回転させる。先の揺動プーリー34は、軸支持部5
に取り付けられた門型ブロック36に揺動可能に支持さ
れいる。テンションプーリー35は、門型ブロック36
の上辺から下方に向かって上下位置を調整可能に構成し
てあり、このテンションプーリー35の上下移動によっ
て、テンションベルト31のテンションを調整する。
【0015】先の切断研磨機構40では、上記各軸支持
部5,5の外面に固定したベアリング41,41に片持
軸42,42を枢支し、フレーム2の下側に設けた駆動
モーター43の駆動力をベルト44,44を介してそれ
ぞれカッター50,50に独立に伝達するように構成し
てある。上記各カッター50,50は、これらの間で円
盤21が回転可能であるように棒状体Sの切断幅に応じ
て隔てて設けてあり、また、カッター50の対向面50
aとは反対側に片持軸42がそれぞれ突出してカッター
50を支持することで、切断された棒状体Sが片持軸4
2の近傍及びその上を通過できるように構成してある。
【0016】先のカッター50における円周刃52は、
その中心部がくり抜かれると共に一面側で連結用円盤5
3と溶接され、この連結用円盤53に形成された雌ねじ
53aとボルト53bとを介して支持板51に締結して
ある。切断された棒状体Sの切断面を研磨するために、
本実施形態では、既製の乾式ダイヤモンドホイール54
を支持板51の中心部に取り付けてある。このダイヤモ
ンドホイール54は、カップ状の副支持板55の側面に
先の片持軸42、すなわち、このカッター50上の上記
片持軸42の周りに円弧状の第一研磨刃56を間欠的に
複数設けると共に、放射方向に配向した第二研磨刃57
を間欠的に複数設けてある。副支持板55の中心部のカ
ップ状の部分と先の支持板51とをキー42aと共に片
持軸42で貫通し、片持軸42の先端部をナット42b
で締め付けることにより、これら支持板51と副支持板
55とが一体回転するようにに締結してある。
【0017】上記第一研磨刃56及び第二研磨刃57は
ダイヤモンド砥粒を表面に付着させたブロックであっ
て、それらの表面を先の円周刃52よりも0.5mm程
度上記片持軸42の長手方向に突出させてある。第一研
磨刃56及び第二研磨刃57は、片持軸42周りで回転
しつつ放射方向外側から内側に入ってくる棒状体Sを研
磨する。よって、これらのうち棒状体Sの切断面を研磨
する研磨部Gとして機能するのは、第二研磨刃57の外
周部と第一研磨刃56との双方である。第二研磨刃57
の内周部は研磨用というよりも、切断面に接当して上記
片持軸42の長手方向に対する棒状体Sの位置ずれを防
止するための接当部Tとして機能する。もちろん、片持
軸42のナット42a側先端部及びナット42aは、い
ずれも第一研磨刃56及び第二研磨刃57の表面よりも
突出しない。
【0018】本実施形態においては、棒状体Sの完全切
断前に前記送り機構30での相対近接速度を低下させる
制御手段60を設けてある。この制御手段60は、制御
装置63に固着される変位角検出板61と、変位角検出
板61に固着した検出片61aの近接を感知する磁気セ
ンサ62と、送りモーター33aのスピードを調整する
制御装置63とを備えている。
【0019】検出片61aは、上述の如く円盤21に設
けた保持用切欠部22に対応させて、変位角検出板61
上に等間隔で6箇所設けてある。この検出片61aの円
周方向の幅は、棒状体Sの完全切断直前から切断直後に
至るまでの円盤21の回転位相の間、磁気センサ62が
検出片61aの存在を検出できる程度必要である。ま
た、保持用切欠部22と各検出片61aとの位相合わせ
をした状態でボス部61bを介して変位角検出板61を
主軸23に対して一体回転するように固定してある。
【0020】制御装置63は、磁気センサ62の感動調
整用アンプ64と、比較部65と、電圧調整部66とを
備えている。アンプ64のゲイン調整によって磁気セン
サ62による検出片61aの検出感度は調整される。ア
ンプ64の出力がコンパレーターとして構成された比較
部65の基準電圧と比較され、一定電圧を超える間だけ
比較部65の出力電圧が高になって電圧調整部66が作
動する。この作動に伴って電圧調整部66は電源68か
ら送りモーター33aに対する電圧を一時的に低下さ
せ、送りモーター33aの回転スピードを低下させる。
また、62aを検出片61aが通過した時点、すなわ
ち、円周刃52によるSの切断が完了した時点で比較部
65の出力電圧は低となり、電圧調整部66は電源68
から送りモーター33aに対する電圧を元の状態に復帰
させ、次に移送される棒状体Sの切断に備える。なお、
比較部65はコンパレーターとして構成する外、電圧調
整部66と共にC、R、Tr等を用いたアナログ回路と
して構成することも可能である。
【0021】次に、上述の構成にかかる切断研磨装置を
用いたコンクリート供試体の製作手順について説明す
る。まず、切断研磨装置1の供給部6に直径5cm、長
さ50cm程度の棒状体Sを複数本載置する。送りモー
ター33aの駆動に伴い、テンションベルト31との摩
擦によって円盤21は図1,3の反時計方向に例えば5
分間で1回転程度のスピードで回転する。保持用切欠部
22が供給部6に符合したところで、その保持用切欠部
22に棒状体Sが転がり込んで嵌合すると共に、棒状体
Sの他端は先の支持棒24により支持される。
【0022】さらに円盤21の回転が進行すると、保持
用切欠部22に嵌合した棒状体Sはテンションベルト3
1により押さえ込まれた状態で一対の円周刃52,52
にほぼ同時に接当して切断される。カッタ−50の回転
速度は、一例を挙げると1080rpm/min程度で
ある。制御手段60は先の棒状体Sの完全切断前に送り
モーター33aに対する供給電圧を低下させて円盤21
の送り速度を低下させた状態で棒状体Sの完全切断がな
され、その直後に再びモーター33aは元の電圧で通常
どおりの回転速度にて円盤21を回転させる。切断され
た棒状体Sのうち保持用切欠部22に嵌合していない残
余の部分は、先のダストボックス3に回収される。
【0023】棒状体Sは完全切断された後、カッター5
0における研磨部Gに対してその外周から近接し、棒状
体Sの切断面が研磨される。棒状体Sは研磨されつつ片
持軸42の上を通過して下方へ移送される。保持用切欠
部22が下側の回収部7の近傍に達すると、テンション
ベルト31は棒状体S及び円盤21の外周面21aから
離隔し、切断研磨された棒状体Sは回収部7上に落下
し、供試体の製作工程が終了する。なお、本装置におい
ては、複数の棒状体Sが保持用切欠部22に保持され、
切断及び研磨が異なる棒状体Sにおいて同時に進行する
ので、作業効率も優れたものとなる。
【0024】次に、本発明の他の実施の形態について以
下に列挙する。なお、上記実施形態と同様の部材には同
様の符合を付してある。先の実施形態では、第二研磨刃
57の一部で接当部Tを構成したが、図6(a),
(b)に示すように、鋼製のキャップ58により接当部
Tを構成してもよい。このキャップ58は、中心部に設
けたねじ穴58aに片持軸42の先端の雄ねじ42cを
螺合させ、切欠58bを介して締め付けることにより、
副支持板55と一体化する。雄ねじ42cのねじ方向
は、カッター50の回転によりキャップ58を締め付け
る向きに設定してあり、一対のカッター50間において
互いに逆向きとなる。キャップ58の片持軸42方向に
対する高さは第一研磨刃56とほぼ同じ高さである。本
実施形態では、キャップ58を設けて片持軸42のほぼ
真上を切断された棒状体Sが通過するように構成するこ
とで、ダイヤモンドホイール54の直径を小さくし、こ
れに伴って円周刃52に直径の小さくて安価なものを用
いてある。
【0025】本発明の装置により切断研磨される棒状体
Sはコンクリート等に限らず、木材やプラスチック等を
切断研磨することも可能である。本装置は、特に硬質の
脆性材料を切断研磨する用途に好適に用いられる。上記
実施形態では、送り機構30を回転する円盤を用いて構
成したが、棒状体Sを保持する保持用切欠部22が直線
的に移動するように構成しても構わないが、装置の簡素
化及びコンパクト化の点からは、上記実施形態が優れて
いる。
【0026】なお、特許請求の範囲の項に記した符号
は、あくまでも図面との対照を便利にするためのものに
すぎず、該記入により本発明は添付図面の構成に限定さ
れるものではない。
【0027】
【発明の効果】このように、上記本発明にかかる棒状体
の切断研磨装置の特徴によれば、一工程で棒状体の切断
とその切断面の研磨を行うことが可能となり、しかも、
棒状体の切断研磨時に生じる左右の力が均衡するので、
棒状体を簡素な保持手段で保持できて、切断研磨作業の
効率化と装置の低廉化が可能となった。
【0028】また、切断面に対する接当部を設けること
で、棒状体の切断面を安定的に研磨でき、切断面の平滑
性を向上させ得るに至った。
【0029】また、カッターを片持状に支持するように
カッターの回転軸を構成することで円周刃の直径も小さ
くすることができ、円周刃の低廉化及び装置のコンパク
ト化が可能となった。
【0030】さらに、保持用切欠部を設けた円盤とテン
ションベルトとで保持手段を構成し、動力源によりテン
ションベルトを介して円盤を回す送り機構を構成するこ
とで、簡素且つメンテナンスの容易な自動切断研磨装置
を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる切断研磨装置の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】カッターと送り機構を構成する円盤との関係を
示す円盤の一部を切り欠いた縦断面図である
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】制御手段を説明するためのブロック図である。
【図6】第二の実施形態におけるカッターを示し、
(a)はカッターの正面図、(b)は(a)のB−B線
断面図である。
【符号の説明】
1 切断研磨装置 2 フレーム 3 ダストボックス 4 カバー 5 軸支持板 6 供給部 7 回収部 20 保持手段 21 円盤 21a 外周面 21b フランジ 22 保持用切欠部 22a 上手側保持面 22b 下手側保持面 23 主軸 24 支持棒 30 送り機構 31 テンションベルト 32 固定プーリー 33 駆動プーリー 33a 送りモーター 33b ギアボックス 40 切断研磨機構 41 ベアリング 42 片持軸(回転軸) 50 カッター 50a 対向面 51 支持板 52 円周刃 60 制御手段 G 研磨部 T 接当部 S 棒状体 X 放射方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28D 1/24 B24B 27/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状体(S)の保持手段(20)を設
    け、保持手段(20)により保持された棒状体(S)を
    回転により円周刃(52)で切断するカッター(50,
    50)を適宜間隔を隔てて一対配置し、これらカッター
    (50)の対向面(50a)のそれぞれに棒状体(S)
    の切断面を研磨する研磨部(G)を前記円周刃(52)
    よりも僅かに前記カッター(50)の回転軸(42)の
    長手方向に突出させて設けてある棒状体の切断研磨装
    置。
  2. 【請求項2】 前記研磨部(G)を前記回転軸(42)
    の周りに配置し、前記切断面に接当する接当部(T)を
    この研磨部(G)よりも前記回転軸(42)寄りの位置
    に配設してある請求項1に記載の棒状体の切断研磨装
    置。
  3. 【請求項3】 前記各回転軸(42)が前記対向面(5
    0a)とは反対側にそれぞれ突出して片持状に支持され
    ている請求項2に記載の棒状体の切断研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記保持手段(20)が、前記一対の円
    周刃(52,52)間で回転可能な円盤(21)と、こ
    の円盤(21)の放射方向に形成された前記棒状体
    (S)の保持用切欠部(22)と、この円盤(21)の
    外周に一部で密接するテンションベルト(31)とを備
    えており、前記保持手段(20)に保持された棒状体
    (S)とカッター(50)とを自動的に相対近接させる
    送り機構(30)を更に設け、この送り機構(30)
    が、前記円盤(21)と、前記テンションベルト(3
    1)と、このテンションベルト(31)を介して前記円
    盤(21)を回転させるための動力源(33a)とを備
    えている請求項3に記載の棒状体の切断研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記保持用切欠部(22)の一対の対向
    する保持面(22a,22b)が放射方向外側に向かう
    にしたがって幅広となるテーパー状に形成され、これら
    保持面(22a,22b)のうち前記円盤(21)の回
    転方向上手側の保持面(22a)が放射方向(X)より
    もその外周部において前記回転方向下手側に傾斜してい
    る請求項4に記載の棒状体の切断研磨装置。
  6. 【請求項6】 棒状体(S)の完全切断前に前記送り機
    構(30)の相対近接速度を低下させる制御手段(6
    0)を設けてある請求項4又は5のいずれかに記載の棒
    状体の切断研磨装置。
  7. 【請求項7】 保持手段(20)により保持された棒状
    体(S)の両端に円周刃(52)を有するカッター(5
    0,50)を配置し、これら一対のカッター(50、5
    0)を回転させることにより前記棒状体(S)の両端を
    切断し、前記切断により形成された前記棒状体(S)の
    一対の切断面にこれらカッター(50)の対向面(50
    a)に設けられた研磨部(G)を近接させ、前記切断面
    の研磨を行う棒状体の切断研磨方法。
  8. 【請求項8】 保持手段(20)により保持された棒状
    体(S)の両端に円周刃(52)を有するカッター(5
    0,50)を配置し、これら一対のカッター(50、5
    0)を回転させることにより前記棒状体(S)の両端を
    切断し、前記切断により形成された前記棒状体(S)の
    一対の切断面にこれらカッター(50)の対向面(50
    a)に設けられた研磨部(G)を近接させ、前記切断面
    の研磨を行うことにより棒状体(S)を製造する切断棒
    状体の製造方法。
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