JP3500901B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3500901B2
JP3500901B2 JP08273997A JP8273997A JP3500901B2 JP 3500901 B2 JP3500901 B2 JP 3500901B2 JP 08273997 A JP08273997 A JP 08273997A JP 8273997 A JP8273997 A JP 8273997A JP 3500901 B2 JP3500901 B2 JP 3500901B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に、画像情報に応じて感光体ドラム上に形成され
たトナー像を転写ユニットによって記録媒体に転写し
て、記録媒体上に画像を形成する電子写真方式の画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プロセスを用いてカラー
画像を作成する画像記録装置には、感光体ドラム上に多
色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のトナー
を重ねて多色のトナー像を作製し、この多色のトナー像
を、転写搬送ベルトと感光体ドラムとの間に配置された
記録媒体、例えば記録紙に一回の転写動作で転写記録す
るものがある。このような画像記録装置では、現像中で
は、転写搬送ベルトを感光体ドラムから離れた位置に維
持し、記録紙に記録する際に転写搬送ベルトを移動させ
て感光体ドラムに接触させる(例えば、特開平3−18
5474号、特開平3−107180号など)。このよ
うな動作を行うため、転写搬送ベルトは転写ユニットと
して一体で構成される。また、このような転写ユニット
には、更に転写搬送ベルトのクリーニング装置も一緒に
組み込まれる。
【0003】例えば、図7に示されるように、このよう
な画像形成装置300には、周囲にイエロー、マゼン
タ、シアンの各現像器302、304、306が設けら
れた感光体ドラム308の近傍に、転写搬送ベルト31
4と転写器316とが備えられている。この転写搬送ベ
ルト314は、2つの回動ローラ310、312に巻き
かけられており、転写器316は、感光体ドラム308
に対向して配置されている。転写搬送ベルト314に
は、バネ部材320が取り付けられ、転写搬送ベルト3
14の回動に伴って移動するようになっている。また転
写搬送ベルト314は、スプリング318によって筐体
側に付勢されており、転写搬送ベルト314が回転する
と、バネ部材320が感光体ドラム308に当接する。
このため、この画像形成装置300では、感光体ドラム
308と転写搬送ベルト314との間に記録紙が配置す
ると、記録紙がバネ部材320によって感光体ドラム3
08に付勢され、このとき転写器316が駆動すると、
感光体ドラム308上の画像が記録紙に転写されるよう
になっている。なお、この画像形成装置300では、転
写搬送ベルト314の任意の位置に、転写搬送ベルト3
14をクリーニングするためのクリーニング装置を取り
付けることができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような転
写ユニットでは、転写ローラ又は転写コロトロンなどの
転写手段に対して電源から直接転写電流を供給する供給
機構と、電流をアースするためのアースローラやアース
ブラシなどのアース手段とを設ける必要がある。また、
クリーニング装置を設けた場合には、クリーニングロー
ラへの電流供給を行う必要もある。このため、転写ユニ
ットは、3種類の電流の給電機構を構成しつつ、感光体
ドラムへの接近離反動作を確実に行わなければならな
い。移動動作を行う転写ユニットの各部材のそれぞれに
これらの給電機構を設ければ、転写ユニットが複雑大型
化し、ひいては画像形成装置が大型化して、コスト高を
招くという問題が生じる。
【0005】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、簡単な構成で転写ユニットの給電機構を構成して、
装置の簡素化を図ることができる画像形成装置を提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像情報に応じて感光体ドラム上に形成されたトナー像
を、転写ユニットを前記感光体ドラムに接近又は離反さ
せながら記録媒体に転写して、記録媒体上に画像を形成
する画像形成装置であって、前記転写ユニットが、前記
記録媒体を、前記感光体ドラムに対向した転写位置に位
置決めする半導電性の転写搬送ベルトと、前記転写搬送
ベルトの表面を帯電させて、前記感光体ドラムに接近し
たときに前記感光体ドラムからトナー像を前記記録媒体
上に転写させる転写手段と、前記転写搬送ベルトの側方
に配置され、互いに絶縁された第1及び第2の導電性側
板と、前記転写搬送ベルトが巻きかけられ、前記第1及
び第2の導電性側板のどちらか一方に導電性の軸受で支
持された複数の導電性ローラと、少なくとも前記転写手
段と前記感光体ドラムとが離反状態のときに、前記複数
の導電性ローラを、前記導電性側板を介してアース接地
させるアース接続手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0007】この発明によれば、転写ユニットに備えら
れた複数の導電性ローラが、アース接続手段によって、
導電性の軸受で支持された導電性側板を介してアース接
地されるので、複数の導電性ローラに対して直接且つ個
別にアースを設ける必要がない。また、アース接続手段
が、導電性側板を介して複数の導電性ローラをアース接
地させるので、複数の導電性ローラのアース接地を1つ
の接続手段で行うことができる。このため、転写ユニッ
トを簡単な構成にすることができ、装置の簡素化を図る
ことができる。
【0008】 請求項2に係る発明は、画像情報に応じ
て感光体ドラム上に形成されたトナー像を、転写ユニッ
トを前記感光体ドラムに接近又は離反させながら記録媒
体に転写して、記録媒体上に画像を形成する画像形成装
置であって、前記転写ユニットが、前記記録媒体を、前
記感光体ドラムに対向した転写位置に位置決めする半導
電性の転写搬送ベルトと、前記転写搬送ベルトの表面を
帯電させて、前記感光体ドラムに接近したときに前記感
光体ドラムからトナー像を前記記録媒体上に転写させる
転写手段と、前記転写搬送ベルトの側方に配置され、互
いに絶縁された第1及び第2の導電性側板と、前記転写
搬送ベルトが巻きかけられ、前記第1及び第2の導電性
側板のどちらか一方に導電性の軸受で支持された複数の
導電性ローラと、少なくとも前記転写手段と前記感光体
ドラムとが接近状態のときに、前記転写手段を、前記導
電性側板を介して、該転写手段に転写電流を供給する電
源に接続させる電源接続手段と、を備えたことを特徴と
している。
【0009】この発明によれば、転写ユニットに備えら
れた転写手段が、電源接続手段によって、導電性の軸受
で支持された導電性側板を介して電源に接続されるの
で、転写手段に直接電源を接続する必要がない。このた
め、転写の際に移動する転写ユニットに、転写手段のた
めの電源を備える必要がなく、転写手段へ転写電流を安
定して供給することができ、また、転写ユニットの構成
を簡略化することができる。
【0010】請求項3に係る発明は、少なくとも前記転
写手段と前記感光体ドラムとが接近状態のときに、前記
転写手段を、前記第1の導電性側板及び第2の導電性側
板のうち前記アース接地していない他の導電性側板を介
して、前記転写手段に転写電流を供給する電源に接続す
る電源接続手段を更に備えたことを特徴としている。
【0011】この発明によれば、アース接続手段と電源
接続手段とを共に備えているので、、一方の導電性側板
を介して導電性ローラをアース接地すると共に、他方の
導電性側板を介して転写手段を電源に接続することがで
き、簡単な構成で電源供給とアース接地とを共に行うこ
とができ、転写ユニットの構成を一層簡略化することが
できる。
【0012】ここで、画像形成装置に用いられる転写手
段には、コロトロン転写器のような転写器を用いること
ができる。この場合には、感光体ドラムに対向する位置
に転写器を設ける。
【0013】 また、転写手段には、請求項4に記載の
発明のように、前記転写手段が、前記転写搬送ベルトが
巻きかけられ、前記複数の導電性側板のどちらか一方
導電性の軸受で支持された導電性の転写ローラとしても
よい。
【0014】 この発明によれば、転写ローラを導電性
の軸受によって導電性側板の1つを介して、電源に接続
することができ、これにより、他の導電性ローラと同様
の形態で給電機構を構成させることができる。このと
き、他の導電性ローラが連結されていない導電性側板に
対して導電性の軸受で連結した場合には、転写電流を転
写ローラのみに容易に供給させることができる。このよ
うに、転写ローラを容易に転写ユニットに備えさせるこ
とができ、また、導電性ローラのアース接地と転写ロー
ラへの転写電流の供給とを、簡単な構成で且つ容易に独
立させて行うことができる。この結果、転写ユニットを
一層簡略化することができ、装置を一層小型化すること
ができる。
【0015】なお、導電性側板は、転写ユニットの側面
に配置されれば、両側に各々配置させてもよく、一方の
側面に共に配置させてもよい。
【0016】導電性側板を両側の側面に各々配置させた
場合には、転写ユニットに備えられた導電性ローラの軸
受を、両側の側面に配置された導電性側板から選択され
た一方のみと導通状態となるように導電性ローラの一端
側に取り付けることができる。これにより、導電性ロー
ラの電気特性に応じて一方の導電性側板及び他方の導電
性側板に分けて、アース接地又は電源接続させることが
できる。
【0017】また、導電性側板を片側の側面に共に配置
させた場合には、これらの導電性側板を転写ユニットの
側面に沿って配置させることができる。これにより、導
電性ローラの電気特性に応じて、各導電性ローラを、側
面に沿って配置された導電性側板から選択された1つの
導電性側板のみと導通状態にさせることができる。
【0018】転写ユニットの一方の側面に導電性側板を
設けた場合には、他方の側面に配置された側板を導電性
としてもよく、非導電性としてもよい。導電性とした場
合には、導電性ローラは3つの導電性側板に対して各々
選択された1つの導電性側板に対して導電性の軸受で支
持されることにより導通状態になることができる。これ
により、導電性ローラを電気特性に応じて3つに分ける
ことができる。この結果、3つに分けられた導電性ロー
ラに対する電気接続を、導電性側板を介して簡単な構成
で行うことができ、簡単な構成で多様に電気接続又はア
ース接続させることができる。このような導電性側板は
3つに限定されない。
【0019】更に、本発明では、導電性ローラに加えて
導電性のクリーニングローラを配置させることができ
る。例えば、前述のように導電性側板を3つ設けた場合
には導電性側板の1つに対して導電性の軸受で支持して
導通状態にし、転写ユニットの導電性側板を介してクリ
ーニングローラを電源接続させることができる。これに
より、簡単な構成でクリーニングローラに電源を供給す
ることができ、また、クリーニングローラを取り付けた
転写ユニットの小型化を図ることができる。この結果、
転写ユニットにクリーニングローラを設けても、装置の
小型化を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0021】[第1の実施の形態]図1には本発明の実
施の形態に係る画像形成装置100が示されている。画
像形成装置100は、略矩形状の本体フレーム102に
よって覆われており、本体フレーム102の内部には、
感光体ドラム104が備えられている。
【0022】感光体ドラム104は、図示しない感光体
駆動モータによって矢印Q方向に回転しており、感光体
ドラム104の周面近傍には、該回転方向に沿って、感
光体ドラム104の表面を均一に帯電させる帯電装置1
06と、感光体ドラム104の表面にイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色のトナーをそれぞれ付着さ
せる4つの現像器108A、108B、108C、10
8Dとが順に配置されている。
【0023】また、感光体ドラム104の図1上方に
は、帯電装置106と現像器108Aとの間に露光ユニ
ット110が配置されている。露光ユニット110に
は、図示しない光源から射出された光ビームを所定方向
(図1では紙面左方向)に偏向させるポリゴンミラー1
12が備えられている。ポリゴンミラー112によって
偏向された光ビームの光軸L上には、fθレンズ114
及び反射ミラー116がこの順に配置されている。これ
により、ポリゴンミラー112によって偏向された光ビ
ームは、fθレンズ114を介して反射ミラー116を
照射し、反射ミラー116によって反射されて、帯電装
置106と現像器108Aとの間の感光体ドラム104
を表面に到達する(露光位置)。
【0024】感光体ドラム104は、光ビームによる受
光部分の電位が低下するという特性を有する材料で構成
されている。感光体ドラム104の表面では、帯電装置
106によって帯電された後に、形成すべき画像の各色
成分に対応してレーザビームで順次照射されると、照射
部分の電位が低下する。これにより、感光体ドラム10
4上に、画像の各色成分に対応した静電潜像が形成さ
れ、現像器108A、108B、108C、108Dか
らのトナーが付着可能となる。
【0025】現像器108Dよりも回転方向Qの下流側
の感光体ドラム104の周面近傍には、感光体ドラム1
04に対して接近した位置(接近位置、図1で示される
位置)及び離反した位置(離反位置)に各々配置可能で
あり、記録用紙Pへのトナー像の転写を行う転写ユニッ
ト118が配置されている。なお、これについては後述
する。
【0026】帯電装置106及び転写ユニット118の
間となる感光体ドラム104の周面近傍には、プリチャ
ージコロトロン120及びクリーニング装置122が配
置されている。プリチャージコロトロン120は、転写
後の感光体ドラム104を除電する。クリーニング装置
122は、感光体ドラム104の周面と接触するクリー
ニングローラ124を備えており、プリチャージコロト
ロン120によって除電された感光体ドラム104上の
トナーを除去する。
【0027】一方、転写ユニット118の下方には、記
録用紙Pが配置された給紙ユニット126が配置されて
いる。給紙ユニット126の近傍には、給紙ユニット1
26から記録用紙Pを排出するための給紙ローラ128
及び排出された記録用紙Pを転写ユニット118へ搬送
するための搬送ローラ130が配置されている。給紙ロ
ーラ128及び搬送ローラ130は、図示しない駆動装
置及び駆動制御装置に接続されている。これにより、給
紙ローラ128及び搬送ローラ130は、感光体ドラム
104の回転に同期して回転し、記録用紙Pが搬送路W
に沿って搬送されて転写ユニット118へ供給される。
【0028】記録用紙Pの搬送路Wには、転写ユニット
118の下流側に定着装置132が配置されている。定
着装置132には、記録用紙Pをトナー転写側から加熱
するヒートロール134と、記録用紙Pをヒートロール
134に圧接するプレッシャロール136とが備えられ
ている。ヒートロール134及びプレッシャロール13
6は共に、供給された記録用紙Pの表面全面と接触可能
な幅寸法を有している。
【0029】画像形成装置100には、定着装置132
の下流側の搬送路W上に排出口138が設けられてお
り、トナー像が静電転写され、定着されることによって
カラートナー像が形成された記録用紙Pが画像形成装置
100から排出される。
【0030】次に図2及び図3を参照して、転写ユニッ
ト118を説明する。転写ユニット118は、給紙ユニ
ット126から供給された記録用紙Pを搬送し、転写位
置に供給するための転写搬送ベルト140が備えられて
いる。転写搬送ベルト140の周方向側面には、互いに
絶縁された一対の導電性の側板142、144が配置さ
れている。この一対の側板142、144には、駆動ロ
ーラ146、従動ローラ148、転写ローラ150及び
テンションローラ152が回転可能に連結されている。
転写搬送ベルト140は、駆動ローラ146、従動ロー
ラ148に巻きかけられ、転写搬送ベルト140の内周
面は、転写ローラ150及びテンションローラ152の
周面と接触している。
【0031】転写搬送ベルト140は、半導電性の部材
で構成された無端の部材であり、駆動ローラ146が回
動すると、駆動ローラ146の回転駆動が転写搬送ベル
ト140を介して、従動ローラ148、転写ローラ15
0及びテンションローラ152に伝達される。
【0032】側板142、144は、各々図2の左右方
向を長手方向とする略矩形状の板状部材で構成されてい
る。側板142、144の上面には、接近位置に配置さ
れた転写ユニット118と感光体ドラム104とが対向
する箇所に、各々切欠き142A、144Aを有してい
る。また、側板142、144は、切欠き142A、1
44Aよりも従動ローラ148配置側に、下方に向けて
突設した接続部142B、144Bを各々有している
(図2では一方のみ図示)。
【0033】駆動ローラ146及び従動ローラ148
は、回転軸146A、148Aと共にアルミ等の導電性
の部材で構成されている。
【0034】駆動ローラ146の回転軸146Aは、一
対の側板142、144を各々貫通して、本体フレーム
102に回転可能に軸支されている。これにより、駆動
ローラ146の回転軸146Aを中心に転写ユニット1
18が回動可能となっている。回転軸146Aには駆動
ギア154が取り付けられており、駆動ギア154を介
して、回転軸146Aが図示しない本体の駆動部に接続
されている。これにより、駆動ローラ146は、駆動ギ
ア154を介して矢印Mで示される方向へ回転駆動す
る。
【0035】従動ローラ148の回転軸148Aには、
図示しないカム機構が接続されている。カム機構には、
感光体ドラム104の回転に応じて、従動ローラ148
の回転軸148Aを図2の矢印Tで示される方向に移動
可能なカムプレートを有している。すなわち、このカム
機構によって、転写ユニット118が駆動ローラ146
の回転軸146Aを中心に矢印Tに沿って回動可能とな
る。
【0036】転写ローラ150は、感光体ドラム104
に対向して配置されている。転写ローラ150及び転写
ローラ150の回転軸150Aは、共にアルミ等の導電
性部材で構成され、後述するように回転軸150Aを介
して、転写ローラ150へ転写電流を供給する電源に接
続されている。電源からの転写電流は、転写ローラ15
0の周面を介して、転写ローラ150の接触している転
写搬送ベルト140の一部分の電位を変える。
【0037】テンションローラ152は、転写搬送ベル
ト140の内周側であって転写ローラ150のよりも下
方に配置されている。テンションローラ152及びその
回転軸152Aは、共にアルミ等の導電性部材で構成さ
れている。テンションローラ152の回転軸152Aに
は、転写搬送ベルト140を図2下方へ引き下げた位置
に保持するために転写搬送ベルト140に一定の張力を
付加する図示しないテンション機構が接続されている。
【0038】一対の側板142、144の間には、プラ
スチック等の絶縁性の部材で構成された構造体156が
配置されている。構造体156は、転写ユニット118
に設けられた駆動ローラ146、従動ローラ148、転
写ローラ150及びテンションローラ152の回転を阻
止しないように、各ローラの配置部分に対応した箇所が
凹陥された形状を有している。
【0039】また、転写ユニット118には、駆動ロー
ラ146に対向して、導電性のクリーニングローラ15
8が配置されている。
【0040】図3に示されるように、クリーニングロー
ラ158は、駆動ローラ146に巻きかけられた転写搬
送ベルト140の外周面に当接して配置されている。ク
リーニングローラ158の両端には、絶縁性の圧力スプ
リング受けベアリング160が取り付けられ、クリーニ
ングローラ158を駆動ローラ146側に付勢してい
る。また、クリーニングローラ158は、圧力スプリン
グ受けベアリング160を介して、受け部162に取り
付けられている。受け部162の側面には、クリーニン
グローラ158の表面に当接するブレード164が配置
されている。
【0041】クリーニングローラ158の回転軸158
Aの一端側は、給電板166に接触している。給電板1
66には、電線167が取り付けられ、電線167は、
クリーニングローラ158にクリーニング電流を供給可
能な電源(図示せず)に接続している。
【0042】ところで、駆動ローラ146、従動ローラ
148、転写ローラ150及びテンションローラ152
の各回転軸148A、150A及び152Aと側板14
4との間となる接続部分には、各ローラを回転可能に支
持する導電性ベアリング168A又は絶縁性ベアリング
170Bが各々選択されて配置されている。
【0043】図4に示されるように、駆動ローラ14
6、従動ローラ148及びテンションローラ152と側
板144との各接続部分と、転写ローラ150と側板1
42との接続部分とには、導電性ベアリング168Aが
取付けられている。これ以外の接続部分では絶縁性ベア
リング170Bが取り付けられている。
【0044】すなわち、駆動ローラ146、従動ローラ
148及びテンションローラ152は、共に側板144
に対して導電性ベアリング168を使用し、側板142
に対して絶縁性ベアリング170を使用している。この
ため、駆動ローラ146、従動ローラ148及びテンシ
ョンローラ152は、共に側板144Aに対してのみ導
通状態となる。
【0045】一方、転写ローラ150は、側板142に
対して導電性ベアリング168を使用し、側板142に
対して絶縁性ベアリング170を使用している。このた
め、転写ローラ150は、側板142に対してのみ導通
状態となる。
【0046】側板142、144の下方には、図2に示
されるように、転写ユニット118を支持する下フレー
ム172が配置されている。下フレーム172は導電性
の板状部材で構成されている。
【0047】図3(A)に示されるように、下フレーム
172の表面には、側板144の接続部144Bに対向
して突起174が突設されている。突起174には導電
性のスプリング176が巻き付けられ、スプリング17
6の一端が下フレーム172に接触している。また、ス
プリング176は、突起174に対向する側板144の
接続部144Bにも巻き付けられ、スプリング176の
他端は側板144に接触している。すなわち、側板14
4と下フレーム172とが、スプリング176を介して
導通状態となっている。
【0048】一方、図3(B)に示されるように、下フ
レーム172の表面には、また、他方の側板142に設
けられた接続部142Bに対向する位置に、絶縁部材1
78が嵌め込まれている。絶縁部材178には、中央部
分に上方へ向かって突設された突起180が設けられて
いる。突起180には、円盤状の転写電流端子182が
挿通されている。
【0049】転写電流端子182には、電線184が接
続されており、電線184を介して画像形成装置100
に設けられた図示しない電源に接続されている。転写電
流端子182が取り付けられた突起180には、導電性
のスプリング176が巻きかけられ、スプリング176
の一端が転写電流端子182に接触している。また、ス
プリング176は、突起180に対向する側板142の
接続部142Bにも巻き付けられ、スプリング176の
他端は側板142に接触している。すなわち、側板14
2Bと転写電流端子182とは、スプリング176を介
して導通状態となっている。
【0050】このように、転写ユニット118では、転
写電流を供給すべき転写ローラ150は、導電性ベアリ
ング168と、側板142と、導電性のスプリング17
6と、転写電流端子182とをこの順に介して電源に接
続されている。また、転写ユニット118では、駆動ロ
ーラ146、従動ローラ148及びテンションローラ1
52は、導電性ベアリング168と、側板144と、導
電性のスプリング176と、下フレーム172とをこの
順に介してアース接地されている。
【0051】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。まず、画像形成装置100の作用について説明す
る。
【0052】画像形成を開始する際には、転写ユニット
118を、図示しないカム機構によってスプリング17
6の付勢に対抗して押し下げ、離反位置に固定する。
【0053】感光体ドラム104が図1の矢印Qで示さ
れる方向に回転を開始し、帯電装置106が感光体ドラ
ム104の表面を均一に帯電する。露光ユニット110
は、4色の色成分に分解された形成すべき画像の画像情
報に応じてレーザ光を照射し、露光位置に配置された感
光体ドラム104の表面を露光する。露光によって、感
光体ドラム104の表面に各色成分に応じた静電潜像が
形成されると、感光体ドラム104の表面に対向して設
けられた現像器108A、108B、108C、108
Dが、対応する色成分の静電潜像に対して現像処理を行
う。この現像処理は、形成すべき画像の色成分ごとに行
われる。
【0054】例えば、まず、シアン成分のレーザ光を感
光体ドラム104に照射して、シアンの現像器108A
によって感光体ドラム104表面にシアンの像が形成さ
れる。シアンの像が感光体ドラム104上に形成される
と、シアンの像を感光体ドラム104上に形成した状態
で、感光体ドラム104は回転を継続する。シアン像が
形成された感光体ドラム104の表面が再び露光位置に
到達すると、シアン像に重ねてマゼンタ成分のレーザ光
を照射して、マゼンタの現像器108Bによってマゼン
タの像を感光体ドラム104上に形成する。同様にし
て、イエロー及びブラックの色成分にレーザ光を照射し
て、4色の像が重ねられて感光体ドラム104上に形成
される。
【0055】最後の色であるブラックの現像中に、形成
された像の感光体ドラム104の回転方向先端部が、転
写ユニット118の近傍に到達すると、これに同期し
て、給紙ユニット126から記録用紙Pが装置内部へ送
出される。
【0056】また、これに同期して、図示しないカム機
構が作動し、転写ユニット118の固定を解除する。固
定が解除されると、転写ユニット118は、下フレーム
172に接触している導電性のスプリング176の付勢
力によって、転写ユニット118の従動ローラ148側
が感光体ドラム104配置側へ移動する。これにより、
転写ユニット118を、感光体ドラム104と接触する
接近位置に配置する。
【0057】転写ユニット118が接近位置に配置され
ると、転写搬送ベルト140が駆動ローラ146の駆動
によって回転し、記録用紙Pが、転写搬送ベルト140
と感光体ドラム104との間に挟持される。転写搬送ベ
ルト140は、テンションローラ152によって所定の
張力で記録用紙Pを感光体ドラム104へ押圧し、転写
ローラ150に転写電流が供給されると、感光体ドラム
104の表面に重ねられて形成された4色の画像が記録
用紙Pに転写される。
【0058】画像が転写された記録用紙Pは、転写搬送
ベルト140の搬送によって定着装置132へ供給さ
れ、画像の定着が行われ、排出口138から排出され
る。
【0059】画像を転写した後の感光体ドラム104
は、クリーニング装置122において感光体ドラム10
4上に付着している残留トナーを除去し、帯電装置10
6によって均一に帯電された後に、再び画像形成可能状
態となる。
【0060】転写ユニット118は、記録用紙Pへの画
像の転写が完了すると、再びカム機構の作動によって従
動ローラ148側が引き下げられて、離反位置に固定さ
れる。これと共に、転写搬送ベルト140に付着したト
ナーなどを除去するため、クリーニングローラ158に
対してクリーニング電流が供給されて、転写搬送ベルト
140のクリーニングが行われる。これによって、次の
転写処理することが可能となる。
【0061】次に、転写ユニット118の給電機構につ
いて説明する。上述したように、感光体ドラム104の
表面に形成された画像を転写するために転写ローラ15
0に対して転写電流が供給される。
【0062】図4に示されるように、転写ローラ150
は、導電性ベアリング168によって側板142に導通
状態となっている。側板142に取り付けられた駆動ロ
ーラ146、従動ローラ148、テンションローラ15
2は、絶縁性ベアリング170によって側板142と非
導通状態となっている。
【0063】このため、電源からの転写電流は、下フレ
ーム172上の転写電流供給端子182(図3(B)参
照)から、導電性のスプリング176、側板142及び
導電性ベアリング168をこの順に介して、転写ローラ
150に供給される。このとき、側板142と側板14
4とは互いに絶縁状態となっているため、転写電流は下
フレーム172を介して側板144に供給されない。
【0064】一方、駆動ローラ146、従動ローラ14
8、テンションローラ152は、導電性ベアリング16
8によって側板144に導通状態となっている。側板1
44に取り付けられた転写ローラ150は絶縁性ベアリ
ング170によって側板144と非導通状態となってい
る。下フレーム172が、本体フレーム102を介して
アース接地されている。
【0065】このため、転写ローラ150、従動ローラ
148、テンションローラ152が、導電性ベアリング
168、側板144、スプリング176及び下フレーム
172を介してアースされ、転写ローラ150、従動ロ
ーラ148、テンションローラ152を介して、転写搬
送ベルト140の除電が行われる。
【0066】また、クリーニングローラ158は、側板
142、144のいずれにも連結されていないため、転
写ローラ150や駆動ローラ146、従動ローラ148
及びテンションローラ152に対して、非導通状態を維
持している。
【0067】このため、クリーニングローラ158の回
転軸158Aに接触された給電板166に電源からクリ
ーニング電流を供給すると、クニーニング電流は、転写
搬送ベルト140が巻きかけられている他のローラには
クリーニング電流が供給されず、クリーニングローラ1
58のみに供給される。
【0068】これにより、移動を行う転写ユニット11
8上の転写ローラ150、駆動ローラ146、従動ロー
ラ148及びテンションローラ152が、移動しない下
フレーム172を介して、電源又はアースに接続される
ため、転写ユニット118に電源を設ける必要がなく、
またアースに直接接続する必要がない。また、簡単な構
成で安定して転写電流を供給し、アース接地することが
できる。転写ユニット118に複数のローラを配置して
も、個々にアース接地させる必要がなく、装置を簡略化
することができる。
【0069】この結果、簡単な構成で転写ユニットの給
電機構を構成することができ、画像形成装置100自体
の簡素化を図ることができる。
【0070】また、転写ローラ150及び各ローラを導
電性及び絶縁性ベアリング168、170を介して互い
に絶縁された側板142、144に接続しているので、
転写ユニット118に含まれる転写ローラ150及び各
ローラの脱着を容易に行うことができる。
【0071】[第2の実施の形態]図5及び図6には、
本発明の第2の実施の形態に係る転写ユニット200が
示されている。転写ユニット200は、本発明の第1の
実施の形態に係る画像形成装置100の転写ユニット1
18と、一部のみが異なるため、同一の作用及び効果を
奏する部材には同一の符号を付して、説明を省略する。
【0072】図5に示されるように、転写ユニット20
0は、転写搬送ベルト140の周方向側面両側に、各々
側板144と側板202を有している。側板202は、
更に、従動ローラ148側に配置された前側板204
と、駆動ローラ146側に配置された後側板206とを
備えている。この前側板204と後側板206には、各
々周縁部に、下方に向かって接続部204B、206B
が突設されている(図6参照)。
【0073】前側板204には、従動ローラ148及び
テンションローラ152が絶縁性ベアリング170によ
って回転可能に取り付けられ、転写ローラ150が導電
性ベアリング170によって回転可能に取り付けられて
いる。このため、前側板204は転写ローラ150との
み導通状態となっている。
【0074】後側板206には、駆動ローラ146が絶
縁性ベアリング170によって回転可能に取り付けられ
ている。また、後側板206には、クリーニングローラ
208が導電性ベアリング168によって回転可能に取
り付けられている。クリーニングローラ208は、第1
の実施の形態に係るクリーニングローラ158とは、回
転軸158Aの一端側が延長されて後側板206を貫通
している以外は同一の部材で構成されている。
【0075】このため、後側板206は、クリーニング
ローラ208とのみ導通状態となっている。
【0076】図6に示されるように、転写ユニット20
0の下方には、下フレーム210が配置されている。下
フレーム210には、側板144の接続部144B(図
3(A)参照)に対向する図示しない突起を有してい
る。また、下フレーム210は、前側板204及び後側
板206に対向する位置に、各々絶縁部材212、21
4が嵌合されている。絶縁部材212、214には、前
側板204及び後側板206に向かって各々突起21
6、218が突設されている。
【0077】突起216には、転写電流供給端子182
が挿通されている。また、突起216には、導電性のス
プリング176が巻き付けられ、スプリング176の一
端は、転写電流供給端子182に接触している。転写電
流供給端子182は、電線184によって、転写電流を
供給する電源に接続されている。このスプリング176
は、突起216に対向する前側板204の接続部204
Bにも巻き付けられ、スプリング176の他端が前側板
204に接触している。すなわち、前側板204は、ス
プリング176を介して、転写電流の供給電源に接続さ
れている。
【0078】後側板206側の絶縁部材214の突起2
18には、クリーニング電流供給端子220が挿通され
ている。また、突起218には、導電性のスプリング1
76が巻き付けられ、スプリング176の一端は、クリ
ーニング電流供給端子220に接触している。クリーニ
ング電流供給端子220は、電線184によって、クリ
ーニング電流を供給する電源に接続されている。このス
プリング176は、突起218に対向する後側板206
の接続部206Bにも巻き付けられ、スプリング176
の他端が後側板206に接触している。すなわち、後側
板206は、スプリング176を介して、クリーニング
電流の供給電源に接続されている。
【0079】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。なお、転写ユニット200による画像形成処理は、
第1の実施の形態と同様であるため説明を省略し、転写
ユニット200での電流供給機構について説明する。
【0080】感光体ドラム104(図2参照)の表面に
形成された画像を転写するために電源から、転写ローラ
150に対して転写電流が供給される。
【0081】図5に示されるように、転写ローラ150
は、導電性ベアリング168によって前側板204に導
通状態となっている。前側板204に取り付けられた従
動ローラ148及びテンションローラ152は、絶縁性
ベアリング170によって前側板204と非導通状態と
なっている。
【0082】このため、転写電流が供給されると、電源
からの転写電流は、転写電流供給端子182から、導電
性スプリング210、前側板204及び導電性ベアリン
グ168を介して、転写ローラ150のみに供給され
る。このとき、前側板204と後側板206とは互いに
絶縁状態となっているため、転写電流は下フレーム21
0を介して後側板206に供給されない。
【0083】一方、転写処理が完了すると、転写ユニッ
ト20の転写搬送ベルト140に対してクリーニング処
理を行う。この際、電源からクリーニング電流が供給さ
れる。
【0084】クリーニングローラ208は、導電性ベア
リング168によって後側板206に導通状態となって
いる。後側板206に取付けられた駆動ローラ146
は、絶縁性ベアリング170によって後側板206と非
導通状態となっている。
【0085】このため、クリーニング電流が供給される
と、電源からのクリーニング電流がクリーニング電流供
給端子220から、導電性のスプリング210、後側板
206及び導電性ベアリング168を介して、クリーニ
ングローラ208のみに供給される。
【0086】一方、駆動ローラ146、従動ローラ14
8、テンションローラ152は、いずれも前側板204
及び後側板206とは非導通状態であり、側板144と
導通状態となっている。前側板204に取り付けられた
転写ローラ150及び後側板206に取り付けられたク
リーニングローラ208は、共に、側板144と非導通
状態となっている。下フレーム210は、本体フレーム
102を介してアース接地されている。
【0087】このため、転写ローラ150、従動ローラ
148、テンションローラ152は、導電性ベアリング
168、側板144、導電性スプリング210及び下フ
レーム210を介してアースされ、停車ベルト140の
除電が行われる。これにより、前記同様に、移動する転
写ユニット200に電源を備える必要がなく、また直接
アース接地する必要がないので、簡単な構成で安定して
転写電流を供給しアースすることができる。また、転写
ローラ150及びクリーニングローラ208に転写電流
及びクリーニング電流を供給するそれぞれの電源を、転
写ユニット200に設ける必要がなく、転写ユニット2
00の構成を一層簡略化することができる。
【0088】また、転写ローラ150及びクリーニング
ローラ208を直接電源に接続しないため、転写ローラ
150及びクリーニングローラ208の脱着を容易に行
うことができる。
【0089】本発明の実施の形態では、電源及びアース
が、転写ユニット118、200の下方に配置された下
フレーム172、210に共に接続されているが、これ
に限定されない。
【0090】例えば、転写ユニット118、200が接
近位置に配置されたときにのみ接触する上板と離反位置
に配置されたときにのみ接触する下板とを設け、上板を
介して電源に接続し、下板を介してアース接地させても
よい。この場合には、感光体ドラム104に接近して転
写を行う場合には、接近位置で上板と接触させて電源に
接続し、転写ローラ150に転写電流を供給することが
できる。また転写時以外では、感光体ドラム104から
離反させて、離反位置で下板と接触させてアース接地さ
せることができる。これによっても、前記同様の効果を
得ることができる。
【0091】本実施の形態ではテンションローラ152
を設けたが、テンションローラ152はなくてもよく、
また、転写ユニット118、200に他の導電性ローラ
を設けてもよい。
【0092】なお、本実施の形態では、転写手段として
転写ローラ150を用いたが、これに限定されない。例
えば、放電することによってトナー像を記録媒体Pへ転
写させる転写コロトロンのような転写器であってもよ
い。この場合には、転写ユニット118、200に取り
付けられた転写器への電源供給を、側板142又は前側
板204を介して行ってもよく、別個に設けてもよい。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ース接続手段又は電源接続手段によって、転写ユニット
に備えられた複数の導電性ローラが導電性の軸受によっ
て導電性側板を介してアース接地されるので、又は、転
写手段が導電性の軸受によって導電性側板を介して電源
に接続されるので、転写ユニットを簡単な構成にするこ
とができる。
【0094】また、導電性ローラ及び転写手段を、各々
アース接続手段及び電源接続手段を介して互いに異なる
導電性側板に接続させた場合には、一層簡単な構成でア
ース接地と電源供給とを行うことができ、装置を一層簡
略化することができる。
【0095】従って、転写ユニットへの電気の供給を簡
素化することができ、転写ユニットの交換、メンテナン
スなども簡単となり、部品点数の削減を行うことがで
き、装置の小型化を容易に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略
図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る転写ユニット
の斜視図である。
【図3】(A)は、本実施の形態に係る転写ユニットの
一方向からの側面図、(B)は(A)の他方向からの部
分側面図である。
【図4】本実施の形態に係る転写ユニットの平面図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る転写ユニット
の平面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る転写ユニットの
一方向からの側面図である。
【図7】従来の画像形成装置の概略図である。
【符号の説明】
100 画像形成装置 104 感光体ドラム 118 転写ユニット 140 転写搬送ベルト 142 側板(導電性側板) 142B 接続部(電源接続手段) 144 側板(導電性側板) 144B 接続部(アース接続手段) 146 駆動ローラ(導電性ローラ) 148 従動ローラ(導電性ローラ) 150 転写ローラ(導電性ローラ、転写手段) 152 テンションローラ(導電性ローラ) 158 クリーニングローラ 166 給電板 168 導電性ベアリング(導電性の軸受) 170 絶縁性ベアリング 172 下フレーム 174 突起(アース接続手段) 176 スプリング(アース接続手段、電源接続手
段) 180 突起(電源接続手段) 182 転写電流端子 200 転写ユニット 204 前側板(導電性側板) 206 後側板(導電性側板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/00 510 G03G 15/00 550

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じて感光体ドラム上に形成
    されたトナー像を、転写ユニットを前記感光体ドラムに
    接近又は離反させながら記録媒体に転写して、記録媒体
    上に画像を形成する画像形成装置であって、 前記転写ユニットが、 前記記録媒体を、前記感光体ドラムに対向した転写位置
    に位置決めする半導電性の転写搬送ベルトと、 前記転写搬送ベルトの表面を帯電させて、前記感光体ド
    ラムに接近したときに前記感光体ドラムからトナー像を
    前記記録媒体上に転写させる転写手段と、 前記転写搬送ベルトの側方に配置され、互いに絶縁され
    た第1及び第2の導電性側板と、 前記転写搬送ベルトが巻きかけられ、前記第1及び第2
    の導電性側板のどちらか一方に導電性の軸受で支持され
    た複数の導電性ローラと、 少なくとも前記転写手段と前記感光体ドラムとが離反状
    態のときに、前記複数の導電性ローラを、前記導電性側
    板を介してアース接地させるアース接続手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像情報に応じて感光体ドラム上に形成
    されたトナー像を、転写ユニットを前記感光体ドラムに
    接近又は離反させながら記録媒体に転写して、記録媒体
    上に画像を形成する画像形成装置であって、 前記転写ユニットが、 前記記録媒体を、前記感光体ドラムに対向した転写位置
    に位置決めする半導電性の転写搬送ベルトと、 前記転写搬送ベルトの表面を帯電させて、前記感光体ド
    ラムに接近したときに前記感光体ドラムからトナー像を
    前記記録媒体上に転写させる転写手段と、 前記転写搬送ベルトの側方に配置され、互いに絶縁され
    た第1及び第2の導電性側板と、 前記転写搬送ベルトが巻きかけられ、前記第1及び第2
    の導電性側板のどちらか一方に導電性の軸受で支持され
    た複数の導電性ローラと、 少なくとも前記転写手段と前記感光体ドラムとが接近状
    態のときに、前記転写手段を、前記導電性側板を介し
    て、該転写手段に転写電流を供給する電源に接続させる
    電源接続手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記転写手段と前記感光体ド
    ラムとが接近状態のときに、前記転写手段を、前記第1
    の導電性側板及び第2の導電性側板のうち前記アース接
    地していない他の導電性側板を介して、前記転写手段に
    転写電流を供給する電源に接続する電源接続手段を、更
    に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記転写手段が、前記転写搬送ベルトが
    巻きかけられ、前記複数の導電性側板のどちらか一方
    導電性の軸受で支持された導電性の転写ローラであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の画像形成装置。
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