JP2001147600A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001147600A
JP2001147600A JP32894899A JP32894899A JP2001147600A JP 2001147600 A JP2001147600 A JP 2001147600A JP 32894899 A JP32894899 A JP 32894899A JP 32894899 A JP32894899 A JP 32894899A JP 2001147600 A JP2001147600 A JP 2001147600A
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carrier
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JP32894899A
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Kenji Watanabe
健二 渡辺
Seiji Ohata
征児 尾畑
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Canon Inc
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Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成で装置の大型化を招く
ことなく、転写材担持体を像担持体から離間するための
移動手段のクリーニングを容易に行うことが出来る画像
形成装置を提供することを可能にすることを目的として
いる。 【解決手段】 搬送補助ローラ23により転写材搬送ベル
ト2を押圧してブラック以外の感光体ドラム1から離間
した時、搬送補助ローラ23と転写ローラ8yの軸受部25
yとが電気的に導通状態となり、該転写ローラ8y用の
バイアス電源を用いて搬送補助ローラ23にバイアス電圧
を印加して搬送補助ローラ23に付着したトナーを転写材
搬送ベルト2に転移させてクリーニングを行うように構
成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式によるカラー画像形
成装置の普及に伴い、カラー画像の記録画質に対する要
求に加え、カラー出力の高速化に対する要求が高まって
いる。この要求に応えるために画像形成方式にいくつか
の提案がなされている。
【0003】例えば、複数の感光体ドラムを並設したタ
ンデム型のカラー画像形成装置では、ブラック、シア
ン、マゼンダ、イエローの各色のトナー画像を各感光体
ドラムに形成し、転写材搬送ベルトによって担持搬送さ
れる転写材に対して夫々の転写手段によって順次転写を
行った後、定着器によりトナー画像を定着する。
【0004】タンデム型のカラー画像形成装置は、図3
(a),(b)に示すように、装置本体の下部に装着さ
れた給送カセット101にセットされた転写材Sがピック
アップローラ102によって繰り出され、分離パッド103と
の協働により1枚ずつ分離給送されてレジストローラ対
104に送られる。
【0005】レジストローラ対104の転写材搬送方向下
流側には転写材Sを搬送する転写材搬送ベルト105が駆
動ローラ106、従動ローラ107、テンションローラ108等
の複数の回転ローラによって転写材搬送方向(図3の上
下方向)に偏平に張架され、その転写材搬送方向最上流
部においては、転写材搬送ベルト105を介して従動ロー
ラ107に圧接された吸着ローラ109が配置されている。
【0006】吸着ローラ109には所定のバイアス電圧が
印加されており、これにより、レジストローラ対104に
よりタイミングをとって転写材搬送ベルト105上に搬送
された転写材Sが該転写材搬送ベルト105に静電吸着さ
れて担持搬送される。
【0007】転写材搬送ベルト105に対向して図3の下
側から上側へ順にイエロー、マゼンダ、シアン、ブラッ
クの4個の感光体ドラム110y,110m,110c,110k
(以下、単に「感光体ドラム110」という)が直線状に
配設されている。
【0008】また、夫々の感光体ドラム110の周囲に
は、一次帯電器111y,111m,111c,111k(以下、単
に「一次帯電器111」という)、現像器112y,112m,1
12c,112k(以下、単に「現像器112」という)、クリ
ーニング手段113y,113m,113c,113k(以下、単に
「クリーニング手段113」という)が配置されており、
転写材搬送ベルト105を挟んで転写部材114y,114m,1
14c,114k(以下、単に「転写部材114」という)が配
置されている。
【0009】現像器112のトナー容器の内部には各色の
トナーが収容されており、各色のトナー画像が周知の画
像形成プロセスにより転写材搬送ベルト105により担持
搬送される転写材Sに順次転写されてカラー画像が形成
される。
【0010】トナー画像が転写された転写材Sは駆動ロ
ーラ106が対向する位置で曲率分離されて定着ローラ対1
15に導かれ、該定着ローラ対115に挟持搬送される間に
加熱、加圧処理されてトナー画像が永久定着された後、
排出ローラ対116により搬送されて装置本体の上部に配
置された排出トレイ117上に排出される。
【0011】上記のようなカラー画像形成装置では、常
に多色刷り、即ち、フルカラー画像形成を行うとは限ら
ず、黒一色の記録、即ちモノクロ画像形成を行う頻度も
かなり高い。このような使用方法に対処すべく、フルカ
ラー画像形成とモノクロ画像形成とを切り換えて行うこ
とが出来るように構成されたタンデム型カラー画像形成
装置が提案されている。
【0012】例えば、図3(a)に示すように、フルカ
ラー画像形成時においては転写材搬送ベルト105の転写
材担持面側から離間された位置に離間ローラ118が配置
されている。そして、モノカラー画像形成時においては
図3(b)に示すように、離間ローラ118が転写材搬送
ベルト105の転写材担持面側に接触して図3(b)の右
側方向に押して転写材搬送ベルト105をブラック以外の
色の感光体ドラム110から離間させてブラック画像のみ
の記録を行う。
【0013】このように構成することで転写材Sが吸着
ローラ109からブラック画像形成部を通り、定着ローラ
対115へ搬送される経路がフルカラー画像形成とモノク
ロ画像形成で変化せず、安定した搬送性能が得られる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例では、フルカラー画像形成時において、転写材S
が正常に搬送されず、ジャム(紙詰まり)になった場
合、図4に示すように、転写材搬送ベルト105を張架す
る駆動ローラ106、従動ローラ107、テンションローラ10
8、転写部材114及び離間ローラ118等が一体的に設けら
れた転写材搬送ベルトユニット119を装置本体の前面側
に開放し、該転写材搬送ベルトユニット119から停滞し
た転写材Sを取り除くようになっている。
【0015】この時、転写材Sは転写材搬送ベルト105
上に静電吸着されており、転写材Sを転写材搬送ベルト
105から引き剥がす際に転写材Sの表面に形成された未
定着トナーが離間ローラ118に接触転移して離間ローラ1
18を汚してしまい、該離間ローラ118が汚れた状態でモ
ノクロ画像形成を行うと、モノクロ画像形成時に離間ロ
ーラ118が転写材Sの転写面側に接触しているため転写
材Sに離間ローラ118の汚れが転移して画像不良の原因
となる虞がある。
【0016】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、簡単な構成で装置の大型化を
招くことなく、転写材担持体を像担持体から離間するた
めの移動手段のクリーニングを容易に行うことが出来る
画像形成装置を提供せんとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、トナー
画像を担持する像担持体と、転写材を担持する転写材担
持体と、前記像担持体のトナー画像を前記転写材担持体
に担持された転写材に転写する転写手段と、を有する画
像形成装置において、前記転写材担持体の転写材を担持
する側に接離可能であって、且つ前記像担持体上のトナ
ー画像を前記転写材担持体に担持された転写材に転写す
る時の第1の位置と、前記第1の位置に対して前記像担
持体から離れた第2の位置と、に前記転写材担持体を移
動させる移動手段とを有し、前記移動手段により前記転
写材担持体が前記第2の位置に遷移した時に、前記転写
手段と前記移動手段とが電気的に導通状態になることを
特徴とする。
【0018】ここで、トナー汚れが付着したローラをク
リーニングする技術としては、例えば、特開平9-251249
号公報に開示されたように、ローラに適切なバイアス電
圧を印加して接触している別の部材にトナーを転移させ
ることが行われている。
【0019】そこで、本発明は、上述の如く構成したこ
とから、転写材担持体が像担持体から離れた第2の位置
に遷移した時に転写手段と移動手段とが電気的に導通状
態となることで転写手段を介して移動手段にバイアス電
圧の印加が可能となる。
【0020】そして、移動手段にバイアス電圧を印加し
て該移動手段に付着したトナー汚れを該移動手段に接触
した転写材担持体へ転移させて移動手段のクリーニング
を行うことが出来る。
【0021】尚、転写材担持体に転移したトナー汚れは
別途用意された周知のクリーニング手段により除去され
る。
【0022】上記構成によれば、移動手段のクリーニン
グを行うための専用の高圧電源やバイアス回路等を用意
する必要がないので構成が簡単であり、装置の大型化や
コストアップを招くことなく移動手段のクリーニングを
容易に行うことが出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る画像形成装
置の一実施形態を具体的に説明する。図1及び図2は本
発明に係る画像形成装置の構成を示す断面説明図であ
り、図1はフルカラー画像形成を行う様子を示し、図2
はモノクロ画像形成を行う様子を示す。
【0024】図1及び図2において、カラー画像形成装
置Aは図1及び図2の上下方向に直線状に並設された像
担持体となる4個の電子写真感光体ドラム1y,1m,
1c,1k(以下、単に「感光体ドラム1」という)を
備えており、各感光体ドラム1に対向して静電吸着によ
り転写材Sを吸着して担持搬送する転写材担持体となる
転写材搬送ベルト2が配置されている。
【0025】夫々の感光体ドラム1は、図1の上下両端
のイエロー、ブラックの感光体ドラム1y,1kに対し
て中側2個のマゼンダ、シアンの感光体ドラム1m,1
cを1mm程度転写材搬送ベルト2側に突出するように配
置してあり、図示しない駆動手段によって図1の反時計
回り方向に回転駆動される。
【0026】各感光体ドラム1の周囲には、その回転方
向上流側から順に、感光体ドラム1の表面を均一に帯電
するための帯電手段となる一次帯電器3y,3m,3
c,3k(以下、単に「一次帯電器3」という)、一次
帯電器3により一様に帯電された感光体ドラム1の表面
に画像情報に基づいてレーザビームを照射して静電潜像
を形成する露光手段4y,4m,4c,4k(以下、単
に「露光手段4」という)が配置されている。
【0027】更には、静電潜像が形成された感光体ドラ
ム1の表面に各色のトナーを付着させてトナー画像とし
て顕像化する現像手段5y,5m,5c,5k(以下、
単に「現像手段5」という)、転写後の感光体ドラム1
の表面に残留したトナーを除去するクリーニング手段6
y,6m,6c,6k(以下、単に「クリーニング手段
6」という)が配置されている。
【0028】感光体ドラム1と一次帯電器3、現像手段
5及びクリーニング手段6は一体的にカートリッジ化さ
れたプロセスカートリッジ7y,7m,7c,7k(以
下、単に「プロセスカートリッジ7」という)として装
置本体Aに対して着脱可能に構成されている。
【0029】また、各感光体ドラム1に対向する位置に
は転写材搬送ベルト2を挟んで該転写材搬送ベルト2に
より担持搬送される転写材Sに感光体ドラム1の表面に
形成されたトナー画像を転写する転写手段となる転写ロ
ーラ8y,8m,8c,8k(以下、単に「転写ローラ
8」という)が配置されている。
【0030】像担持体となる感光体ドラム1は直径30
mmのアルミニウム製シリンダの外周面に有機光導伝体層
(OPC)を塗布して構成したものである。感光体ドラ
ム1は、その両端部をフランジにより回転自在に支持さ
れており、一方の端部に図示しない駆動モータから駆動
力を伝達することにより図1の反時計回り方向に回転駆
動される。
【0031】一次帯電器3は、ローラ状に形成された導
電性ローラであり、このローラを感光体ドラム1の表面
に当接させると共に、図示しない電源によって帯電バイ
アス電圧を印加することにより感光体ドラム1の表面を
一様に帯電させるものである。
【0032】露光手段4はポリゴンミラーを有し、この
ポリゴンミラーには図示しないレーザダイオードから画
像信号に対応する画像光が照射される。
【0033】現像手段5は、夫々イエロー、マゼンダ、
シアン、ブラックの各色のトナーを収容したトナー収容
部9y,9m,9c,9k(以下、単に「トナー収容部
9」という)、感光体ドラム1の表面に隣接し、図示し
ない駆動部により回転駆動されると共に図示しない現像
バイアス電源により現像バイアス電圧を印加することに
より現像を行う現像ローラ10y,10m,10c,10k(以
下、単に「現像ローラ10」という)等を有して構成され
る。
【0034】トナー収容部9には転写材Sの搬送方向上
流側から順にトナー収容部9yにイエロー、トナー収容
部9mにマゼンダ、トナー収容部9cにシアン、トナー
収容部9kにブラックの各色のトナーが収容されてい
る。
【0035】転写材搬送ベルト2の内側に配置された転
写ローラ8は、4個の感光体ドラム1に夫々対向して転
写材搬送ベルト2に当接する。これ等転写ローラ8は図
示しない転写バイアス電源に接続されており、転写ロー
ラ8から正極性の電荷が転写材搬送ベルト2を介して転
写材Sに印加され、この電界により感光体ドラム1に接
触中の転写材Sに感光体ドラム1表面上の負極性の各色
トナー画像が順次転写されてカラー画像が形成される。
【0036】装置本体Aの下部に設けられた給送カセッ
ト11に収容された紙や合成樹脂等で構成される転写材S
は半月状で間欠回転するピックアップローラ12と、該ピ
ックアップローラ12に圧接された分離パッド13により分
離給送されてレジストローラ対14に送られる。
【0037】レジストローラ対14により所定のタイミン
グで送られた転写材Sは、転写材搬送ベルト2により静
電吸着して担持された状態で画像形成手段となる感光体
ドラム1と転写ローラ8との間の転写位置に搬送され、
各感光体ドラム1の表面に形成されたトナー画像が順次
転写されてカラー画像が記録された後、駆動回転する加
熱ローラ15aと、これに圧接して従動回転する加圧ロー
ラ15bとを有する定着手段15を通過する際に加熱、加圧
処理されてトナー画像が永久定着された後、排出ローラ
対16により装置本体Aの上部に設けられた排出トレイ17
上に排出される。
【0038】転写材搬送ベルト2は転写材搬送面を張架
する2軸となる駆動ローラ18及び従動ローラ19、更に転
写材搬送ベルト2にテンションを付与するテンションロ
ーラ20,21の計4本のローラにより回転可能に張架支持
されており、全ての感光体ドラム1に対向して配置され
ている。
【0039】転写材搬送ベルト2は通常1010〜1014
Ω・cmの体積抵抗率を持たせた厚さ100〜150μm
のエンドレスのフィルム状部材で構成される。
【0040】ここで、体積抵抗率はJIS法K6911に準じた
測定プローブを用い、ADVANTEST社製の高抵抗計R8340に
て100Vを印加して得た測定値を転写材搬送ベルト2
の厚みで正規化した値である。
【0041】そして、転写材搬送ベルト2は感光体ドラ
ム1に対向する外周面に転写材Sを静電吸着して該感光
体ドラム1に転写材Sを接触させるべく駆動ローラ18に
よって循環移動する。これにより、転写材Sは転写材搬
送ベルト2により転写位置まで搬送され、感光体ドラム
1表面上のトナー画像が転写される。
【0042】転写材搬送ベルト2の転写材搬送方向最上
流側で従動ローラ19に対向する位置には該転写材搬送ベ
ルト2と協働して転写材Sを挟持し、且つ転写材Sを転
写材搬送ベルト2に静電吸着させるための吸着ローラ22
が配置されている。
【0043】転写材Sの搬送に際しては、吸着ローラ22
にバイアス電圧を印加することで、転写材搬送ベルト2
を介して該吸着ローラ22に対向し、接地された従動ロー
ラ19との間に電界を形成し、転写材搬送ベルト2及び転
写材Sの間に誘電分極を発生させて両者に静電吸着力を
生じさせるようになっている。
【0044】転写材搬送ベルト2により転写材Sを搬送
する際に搬送補助部材によって転写材Sが転写材搬送ベ
ルト2から剥がれ落ちないように構成している。この搬
送補助部材は転写材搬送ベルト2上の転写材Sを担持す
る側(転写材搬送ベルト2の外周表面側)に配置され、
該転写材搬送ベルト2を感光体ドラム1から離間する機
能も兼ねている。
【0045】即ち、図1及び図2に示すように、搬送補
助部材として転写材搬送ベルト2の転写材担持面側(外
周表面側)に接触して従動回転可能な複数個の搬送補助
ローラ23が配置されており、該搬送補助ローラ23が図示
しないカム機構によって図1及び図2の左右方向に一体
的に移動可能に構成されている。
【0046】前記搬送補助ローラ23は転写材搬送ベルト
2の転写材担持面側に接離可能で、該転写材搬送ベルト
2を複数の感光体ドラム1に近接して転写材Sにトナー
画像を転写する第1の位置(図1に示す位置)と、複数
の感光体ドラム1のうち所定の感光体ドラム1に近接し
て転写材Sにトナー画像を転写し、残りの感光体ドラム
1から離間する第2の位置(図2に示す位置)とに移動
可能な移動手段を兼ねている。
【0047】そして、転写材搬送ベルト2が第2の位置
(図2に示す位置)に遷移した時、転写ローラ8yと搬
送補助ローラ23とが電気的に導通状態となるように構成
されている。
【0048】即ち、カラー画像形成を行う場合には、図
1に示すように、搬送補助ローラ23が図1の左側方向に
退避して転写材搬送ベルト2から離間し、これにより、
転写材搬送ベルト2が全ての感光体ドラム1に当接す
る。
【0049】一方、モノクロ(白黒)画像形成を行う場
合には上記カム機構が動作して図2に示すように、搬送
補助ローラ23を図2の右側方向に移動させて転写材搬送
ベルト2の転写材担持面側に当接して押圧し、これによ
り、転写材搬送ベルト2はブラックの感光体ドラム1k
に当接し、且つ他の色の感光体ドラム1y,1m,1c
から離間した状態で保持される。
【0050】上記構成において、カラー画像形成を行う
場合には、図1に示すように、搬送補助ローラ23を図1
の左側方向に退避し、転写材搬送ベルト2を全ての感光
体ドラム1に当接させた状態(第1の位置)で、給送カ
セット11から給送された転写材Sが転写材搬送ベルト2
に静電吸着されて担持搬送される間に各感光体ドラム1
に形成された各色のトナー画像が順次転写されてカラー
画像が形成され、定着手段15により定着された後、排出
トレイ17上に排出される。
【0051】一方、モノクロ(白黒)画像形成を行う場
合には、図2に示すように、図示しないカム機構が動作
して搬送補助ローラ23を図2の右側方向に移動させ、該
搬送補助ローラ23が転写材搬送ベルト2を図2の右側方
向に押し込むことで、ブラックの感光体ドラム1kを除
く他の色の感光体ドラム1y,1m,1cから転写材搬
送ベルト2を離間させる。
【0052】この状態で感光体ドラム1kに形成された
ブラックのトナー画像を転写材Sに転写し、定着手段15
により定着された後、排出トレイ17上に排出される。
【0053】本実施形態において、図示しないカム機構
が動作すると、解除レバー24が従動ローラ19を回動中心
として図2の右側方向に回動移動し、該解除レバー24に
押されて各転写ローラ8y,8m,8cを回転自在に軸
支する導電性ベアリングを用いた導電性の軸受部25y,
25m,25c(以下、単に「軸受部25」という)及び搬送
補助ローラ23を回転自在に軸支する導電性ベアリングを
用いた導電性の軸受部23a,23bが図2の右側方向に移
動する。
【0054】上記軸受部25及び軸受部23a,23bの移動
に伴い、搬送補助ローラ23が転写材搬送ベルト2を図2
の右側方向に押し込み、ブラックの感光体ドラム1kを
除く他色の感光体ドラム1y,1m,1cから転写材搬
送ベルト2を離間させる(第2の位置)。
【0055】転写材搬送ベルト2が図2に示す第2の位
置においては、導電性の軸受部23bと軸受部25yとが接
触して電気的に導通状態となっており、導電性の軸受部
23a,23b相互は導電性の連結バネ26を介して電気的に
導通状態となっている。
【0056】これにより、搬送補助ローラ23と転写ロー
ラ8yの軸受部25yとは、軸受部23a、連結バネ26、軸
受部23bを介して電気的に導通状態となり、モノクロ
(白黒)画像形成時に転写用として使用していないイエ
ローの転写バイアス電源を使用することで搬送補助ロー
ラ23にバイアス電圧の印加を行うことが出来る。
【0057】これにより、搬送補助ローラ23のクリーニ
ング専用のバイアス電源を用意することなく搬送補助ロ
ーラ23のバイアス電圧印加を可能としている。
【0058】また、転写材搬送ベルト2が図2に示す第
2の位置に遷移した時に該転写材搬送ベルト2の転写材
担持面と反対側面に接触して該転写材搬送ベルト2を介
して搬送補助ローラ23に対向するアース部材27が設けら
れており、転写材搬送ベルト2が図2に示す第2の位置
に移動すると、該転写材搬送ベルト2を介して搬送補助
ローラ23の対向部に位置する電気的に接地されたアース
部材27が転写材搬送ベルト2と接触する。
【0059】フルカラー画像形成時で、図1に示すよう
に、搬送補助ローラ23が転写材搬送ベルト2と非接触状
態においては、搬送補助ローラ23の軸受部23bと、転写
ローラ8yの軸受部25yとは接触していないので搬送補
助ローラ23と転写ローラ8yの軸受部25yとは電気的に
非導通状態となっている。
【0060】また、搬送補助ローラ23は転写材搬送ベル
ト2と非接触時においては電気的に接地されている。こ
れにより、搬送補助ローラ23にはバイアス電圧が印加さ
れないため転写材S上の未定着トナーを搬送補助ローラ
23に転写させることがなく該搬送補助ローラ23のトナー
汚れを防止している。
【0061】そして、転写材Sのジャム等により搬送補
助ローラ23にトナーが付着した場合、図2に示すよう
に、図示しないカム機構により搬送補助ローラ23を図2
の右側に移動させ、該搬送補助ローラ23を転写材搬送ベ
ルト2に接触させる。次にイエローの転写バイアス電源
から−500Vの電圧印加を行うことで、転写ローラ8
yの軸受部25yと電気的に導通状態である軸受部23a,
23bを介して該搬送補助ローラ23に電圧供給することが
出来る。
【0062】そして、その電圧により該搬送補助ローラ
23に付着した未定着トナーを搬送補助ローラ23に接触す
る転写材搬送ベルト2に転写させ、該搬送補助ローラ23
のクリーニングを行う。この時、転写材搬送ベルト2を
1周させると、該搬送補助ローラ23のクリーニングに効
果的である。
【0063】転写材搬送ベルト2に転写された未定着ト
ナーは図示しないクリーニング手段により別途クリーニ
ングされる。
【0064】尚、駆動ローラ18、従動ローラ19、テンシ
ョンローラ20,21、吸着ローラ22、転写材搬送ベルト
2、解除レバー24、転写ローラ8y,8m,8c,8k
及び搬送補助ローラ23等は一体的にユニット化された転
写材搬送ユニット28として構成され、装置本体Aに対し
て開閉可能に設けられている。
【0065】上記構成によれば、転写材搬送ベルト2が
複数の感光体ドラム1のうち所定の感光体ドラム1に近
接して転写材Sにトナー画像を転写し、残りの感光体ド
ラム1から離間する第2の位置に遷移した時に転写ロー
ラ8yの軸受部25yと搬送補助ローラ23とが軸受部23
a,23b、連結バネ26等を介して電気的に導通状態とな
ることで転写ローラ8y用のバイアス電源を用いて搬送
補助ローラ23にバイアス電圧の印加が可能となる。
【0066】そして、搬送補助ローラ23にバイアス電圧
を印加して該搬送補助ローラ23に付着したトナー汚れを
該搬送補助ローラ23に接触した転写材搬送ベルト2へ転
移させて搬送補助ローラ23のクリーニングを行うことが
出来る。
【0067】従って、搬送補助ローラ23のクリーニング
を行うための専用の高圧電源やバイアス回路等を用意す
る必要がないので構成が簡単であり、装置の大型化やコ
ストアップを招くことなく搬送補助ローラ23のクリーニ
ングを容易に行うことが出来る。
【0068】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、転写材担持体が像担持体から離れた第2の位
置に遷移した時に転写手段と移動手段とが電気的に導通
状態となることで転写手段を介して移動手段にバイアス
電圧の印加が可能となる。
【0069】そして、移動手段にバイアス電圧を印加し
て該移動手段に付着したトナー汚れを該移動手段に接触
した転写材担持体へ転移させて移動手段のクリーニング
を行うことが出来る。
【0070】従って、移動手段のクリーニングを行うた
めの専用の高圧電源やバイアス回路等を用意する必要が
ないので構成が簡単であり、装置の大型化やコストアッ
プを招くことなく移動手段のクリーニングを容易に行う
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面説
明図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面説
明図である。
【図3】従来例を説明する図である。
【図4】従来例の課題を説明する図である。
【符号の説明】
A…カラー画像形成装置、1,1y,1m,1c,1k
…感光体ドラム、2…転写材搬送ベルト、3,3y,3
m,3c,3k…一次帯電器、4,4y,4m,4c,
4k…露光手段、5,5y,5m,5c,5k…現像手
段、6,6y,6m,6c,6k…クリーニング手段、
7,7y,7m,7c,7k…プロセスカートリッジ、
8,8y,8m,8c,8k…転写ローラ、9,9y,
9m,9c,9k…トナー収容部、10,10y,10m,10
c,10k…現像ローラ、11…給送カセット、12…ピック
アップローラ、13…分離パッド、14…レジストローラ
対、15…定着手段、15a…加熱ローラ、15b…加圧ロー
ラ、16…排出ローラ対、17…排出トレイ、18…駆動ロー
ラ、19…従動ローラ、18a,19a…軸受部、20,21…テ
ンションローラ、22…吸着ローラ、23…搬送補助ロー
ラ、23a,23b…軸受部、24…解除レバー、25y,25
m,25c…軸受部、26…連結バネ、27…アース部材、28
…転写材搬送ユニット、S…転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AB02 AD16 AD17 BB02 BB23 BB44 BB46 BB53 BB54 2H032 AA05 AA15 BA18 BA23 BA30 CA13 3F101 AB01 AB14 LA02 LA05 LA07 LB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー画像を担持する像担持体と、転写
    材を担持する転写材担持体と、前記像担持体のトナー画
    像を前記転写材担持体に担持された転写材に転写する転
    写手段と、を有する画像形成装置において、 前記転写材担持体の転写材を担持する側に接離可能であ
    って、且つ前記像担持体上のトナー画像を前記転写材担
    持体に担持された転写材に転写する時の第1の位置と、
    前記第1の位置に対して前記像担持体から離れた第2の
    位置と、に前記転写材担持体を移動させる移動手段と、 を有し、 前記移動手段により前記転写材担持体が前記第2の位置
    に遷移した時に、前記転写手段と前記移動手段とが電気
    的に導通状態になることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写材担持体が前記第2の位置に遷
    移した時に該転写材担持体の転写材担持面と反対側面に
    接触し、該転写材担持体を介して前記移動手段に対向す
    るアース部材を有することを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像担持体は複数色のトナー画像を夫
    々担持するために複数設けられ、前記転写手段は前記複
    数の像担持体上の複数色のトナー画像を前記転写材担持
    体に担持された転写材に夫々転写するために複数設けら
    れたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記転写材担持体が前記第1の位置に存
    在する時、前記複数の転写手段により前記複数の像担持
    体上の複数色のトナー画像が前記転写材担持体に担持さ
    れた転写材に順次転写されることを特徴とする請求項3
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記転写材担持体が前記第2の位置に存
    在する時、前記複数の像担持体のうちの所定の像担持体
    上のトナー画像のみが前記転写材担持体に担持された転
    写材に転写されることを特徴とする請求項3または請求
    項4に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007102009A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Canon Inc 画像形成装置及び制御方法
JP2009169265A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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