JP3499622B2 - ワイヤハーネスおよびその製造方法 - Google Patents

ワイヤハーネスおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3以上のコネクタ間を
相互に接続するワイヤハーネスに係り、特に複数本の電
線を絶縁被覆により並列帯状に一体化したフラットケー
ブルを用いたワイヤハーネスおよびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の配線に使用されるワイヤハー
ネスは、一般に、複数本の電線を束ねて構成されるとと
もに、それらの電線を適当な位置において分岐すること
により、複数の電気機器間を接続するようになってい
る。しかしながら、このようなワイヤハーネスでは、断
面形状が略円形となってしまうので、厚さ寸法を縮小す
ることが困難である。
【0003】このため、例えば、このワイヤハーネスを
自動車のドア内に布設する場合には、狭隘なドア内スペ
ースに同時に収納される窓材と接触する可能性がある。
これを回避するためには、この窓材の収納スペースを迂
回するようにワイヤハーネスを布設する必要があるが、
この場合には、布設長さが増大してしまい、重量、布設
作業工数、コスト等の増大を招いてしまうという問題が
ある。また、上記のようなワイヤハーネスでは、電線数
が多い場合に分岐作業が煩雑なものとなるが、これを回
避するために、電線ごとに色分けを実施する場合には、
その色種が膨大なものとなって、かえってコストが増大
してしまうという問題点があった。
【0004】これらの問題点を有効に解決するワイヤハ
ーネスとして、近年、複数本の電線を絶縁被覆により並
列帯状に一体化したフラットケーブルを利用したものが
提案されている。この種のワイヤハーネスには、例え
ば、三つのコネクタ間を相互に接続するものとして、図
30に示すように、2枚のフラットケーブルを用いて各
ケーブル間を短絡したものがある。
【0005】このワイヤハーネスは、第1のフラットケ
ーブル1の一端を分岐して枝部4を形成するとともに、
該枝部4以外の第1のフラットケーブル1の両端に、第
1のコネクタ2および第2のコネクタ3を取り付け、枝
部4の端部に第3のコネクタ5を取り付け、さらに、こ
れら第1のフラットケーブル1とは別の第2のフラット
ケーブル6により前記第2のコネクタ3と第3のコネク
タ5との間を接続することにより構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるワイヤ
ハーネスの場合には、2枚のフラットケーブルを用いて
いるために、以下のような問題がある。すなわち、フラ
ットケーブル1・6を2枚使用するために部品点数が増
加するうえに、これら各フラットケーブル1・6を支持
するための支持具の点数も増加する。このため布設作業
の能率が低下するという問題がある。特に、自動車の車
体から伝達されてくる振動に対して、布設されたワイヤ
ハーネスを安定して支持しなければならない箇所におい
ては、支持具を数多く使用しなければならないために、
布設作業の能率が著しく低下することになる。
【0007】また、前記第2、第3のコネクタ3・5を
各フラットケーブル1・6の先端に取り付ける作業にお
いては、2枚のフラットケーブル1・6をコネクタ3・
5に対して位置決めしなければならず、作業性が悪いと
いう問題がある。さらに、フラットケーブルの製造に際
して、2枚のフラットケーブル1・6を精度よく位置合
わせしなければならないために、製造の自動化を図るこ
とが困難になるといった問題がある。
【0008】 本発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、厚さ寸法を抑制して挟隘なスペースへの布設
を可能とするとともに、電線数に拘らず、その分岐作業
を容易に行うことができ、また、コネクタの幅寸法を縮
小することができるワイヤハーネスおよびその製造方法
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、少なくとも第1のコネクタ、第
2のコネクタ、及び第3のコネクタを含む3以上のコネ
クタ間を相互に接続するワイヤハーネスであって、複数
本の電線を絶縁被覆により並列帯状に一体化したフラッ
トケーブルにより形成された幹部と、この幹部の一側端
部を複数に分岐して形成された枝部と、前記幹部に設け
られ、幹部を構成する複数本の前記電線の内の2以上を
接続して前記枝部間を電気的に短絡する短絡金具を有す
ジョイント器とを備え、前記幹部の他側端部に前記第
1のコネクタが取り付けられており、前記幹部には、前
記第1のコネクタに接続されている電線の他に、前記第
1のコネクタに接続されていない電線が、該幹部の幅方
向一端部に、前記短絡金具によって短絡されている電線
と同じ数だけ存在しており、前記短絡金具と前記第1の
コネクタとの間に、前記短絡される電線を切断する切断
部が設けられ、前記幹部の電線のうち、前記切断部と前
記第1のコネクタとの間の電線と、前記第1のコネクタ
に接続されていない前記電線が、前記短絡金具とは別の
短絡金具によって短絡されており、前記第1のコネクタ
の幅寸法は、前記幹部において、前記第1のコネクタに
接続されていない前記電線を除いた部分に対応する大き
さになっていることを特徴とするワイヤハーネスを提案
している。
【0010】 請求項2の発明は、少なくとも第1のコ
ネクタ、第2のコネクタ、及び第3のコネクタを含む3
以上のコネクタ間を相互に接続するワイヤハーネスであ
って、複数本の電線を絶縁被覆により並列帯状に一体化
したフラットケーブルにより形成された幹部と、この幹
部の一側端部を複数に分岐して形成された枝部と、前記
幹部に設けられ、幹部を構成する複数本の前記電線の内
の2以上を接続して前記枝部間を電気的に短絡する短絡
金具を有するジョイント器とを備え、前記幹部の他側端
部に前記第1のコネクタが取り付けられており、前記幹
部には、前記第1のコネクタに接続されている電線の他
に、前記第1のコネクタに接続されていない電線が、該
幹部の幅方向両端部に、前記短絡金具によって短絡され
ている電線と同じ数だけ存在しており、前記短絡金具と
前記第1のコネクタとの間に、前記短絡される電線を切
断する切断部が設けられ、前記幹部の電線のうち、前記
切断部と前記第1のコネクタとの間の電線と、前記第1
のコネクタに接続されていない前記電線が、前記短絡金
具とは別の短絡金具によって短絡されており、前記第1
のコネクタの幅寸法は、前記幹部において、前記第1の
コネクタに接続されていない前記電線を除いた部分に対
応する大きさになっていることを特徴とするワイヤハー
ネスを提案している。
【0011】 請求項の発明は、上記ワイヤハーネス
において、ジョイント器が、幹部の表裏面にそれぞれ当
接される上ハーフおよび下ハーフと、これら上下ハーフ
を前記幹部の表裏両面に当接させた状態で係合保持する
係合保持手段と、上下ハーフの内の少なくとも一方に設
けられ、前記幹部を構成する少なくとも一対の電線間を
短絡する短絡金具とを備え、該短絡金具は前記電線の絶
縁被覆に食い込んで電線に接触する少なくとも一対の端
子部と、これら端子部間を電気的に連結する連結部とか
らなることを特徴とするワイヤハーネスを提案してい
る。
【0012】 請求項の発明は、上記ワイヤハーネス
において、枝部が、幹部との分岐部で折り曲げられ、こ
の折り曲げ部分が粘着テープで両面から挟んで固定され
ていることを特徴とするワイヤーハーネスを提案してい
る。
【0013】 請求項の発明は、上記ワイヤハーネス
において、幹部および枝部のそれぞれに1以上の取り付
け用クリップが設けられ、該クリップは幹部または枝部
をその両面から挟持する一対の上下ケーシングを有し、
該上下ケーシングの一方に当該クリップを所定位置に取
り付けるための係止部が設けられていることを特徴とす
るワイヤハーネスを提案している。
【0014】 請求項の発明は、上記ワイヤハーネス
において、幹部および枝部の一方または双方に該幹部ま
たは枝部を蛇腹状に屈曲した伸縮部が設けられているこ
とを特徴とするワイヤハーネスを提案している。
【0015】 請求項7の発明は、複数本の電線を絶縁
被覆により並列帯状に一体化したフラットケーブルによ
り形成された幹部の一側端部を分岐の数に応じて切り裂
くとともに、不要部分を切り落として枝部を形成する工
程と、各枝部の一側端部にコネクタを取り付ける工程
と、前記幹部の電線の内の2以上を電気的に短絡する
絡金具を有するジョイント器を幹部に取り付ける工程
と、各枝部を分岐方向に折り曲げてその折り曲げ部分を
粘着テープで挟持する工程とを有し、前記幹部の電線の
他側端部に、前記各枝部に取り付けられた前記コネクタ
とは別のコネクタを取り付ける工程を具備するととも
に、該工程において、前記幹部の幅方向一端部に存在す
る、前記短絡金具によって短絡されている電線と同じ数
だけの電線には前記別のコネクタを取り付けず、前記別
のコネクタの幅寸法は、前記幹部において、前記別のコ
ネクタに取り付けられていない前記電線を除いた部分に
対応する大きさになっており、ジョイント器を幹部に取
り付ける前記工程が、2以上の電線を前記短絡金具によ
って電気的に短絡する工程と、該工程により短絡された
電線を前記短絡金具の取付位置と前記別のコネクタとの
間で切断する工程と、該工程による切断位置と前記別の
コネクタとの間に配される電線と前記別のコネクタに
り付けられていない前記電線とを、前記短絡金具とは別
の短絡金具で電気的に短絡する工程と、からなることを
特徴とするワイヤハーネスの製造方法を提案している。
【0016】
【0017】
【作用】請求項1または2の発明に係るワイヤハーネス
によれば、ジョイント器により枝部間を電気的に短絡す
るので、全体を一体もののフラットケーブルで形成する
ことが可能となる。また、枝部間の短絡によって、幹部
のコネクタ側への導通が不要となった電線が切断部によ
って枝部から切り離される。そして、これらの電線を、
コネクタ接続されていない電線に短絡金具によって短絡
することにより、幹部のコネクタの幅寸法が低減される
ことになる。
【0018】 請求項の発明に係るワイヤハーネスに
よれば、端子部および連結部を介して、幹部を構成する
電線間の電気的短絡がなされる。
【0019】 請求項の発明に係るワイヤハーネスに
よれば、枝部が幹部に対して所望の角度で折り曲げられ
るとともに、その折り曲げ角度が粘着テープによって固
定された状態に保持されることになる。
【0020】 請求項の発明に係るワイヤハーネスに
よれば、クリップが係止された位置において、このクリ
ップに挟持された幹部または枝部が支持される。
【0021】 請求項の発明に係るワイヤハーネスに
よれば、外部から作用する振動や引っ張り力に対応して
伸縮部が伸縮することにより、コネクタ間とフラットケ
ーブルとの接続部やジョイント器による短絡部等に振動
等が伝達されることが回避され、接続状態および短絡状
態が健全に維持されることになる。
【0022】
【0023】 請求項の発明に係るワイヤハーネスの
製造方法によれば、1枚もののフラットケーブルを順次
加工していくことにより、所望のワイヤハーネスが得ら
れることになる。また、フラットケーブルの幅方向の端
部に配される電線をコネクタに接続しないケーブルとし
て切除する作業、枝部間で短絡する電線に切断部を形成
する作業、電線間を短絡金具によって短絡する作業等の
比較的簡易な作業の実施によって、幹部に幅寸法の小さ
いコネクタを取り付けたワイヤハーネスが製造されるこ
とになる。
【0024】
【0025】
【実施例】以下、本発明に係るワイヤーハーネスおよび
その製造方法の第1参考例を、図1を参照して説明す
る。図中符号10は、本参考例のワイヤハーネスであ
る。このワイヤハーネス10は、複数本の電線11を絶
縁被覆により並列帯状に一体化したフラットケーブルに
より形成された幹部12と、この幹部12の一側端部を
複数に分岐して形成された枝部13・14と、前記幹部
12に設けられ、幹部12を構成する複数本の前記電線
11の内の2以上を接続して前記枝部13・14間を電
気的に短絡するジョイント器15とを備えて構成されて
いる。
【0026】幹部12の前記電線11の前記枝部13・
14と反対の側の端部には、第1のコネクタ16が取り
付けられている。前記枝部13・14の端部には、第
2、第3のコネクタ17・18が取り付けられている。
前記ジョイント器15は、2本の短絡金具19を有して
いる。各短絡金具19は、幹部12の電線11の内、異
なる枝部13・14に対応する電線11間を接続、短絡
するようになっている。なお、図中破線で示すように、
短絡金具19によって短絡される電線は、枝部13・1
4間を導通させるために使用されるものであるから、コ
ネクタ16への接続が行なわれないように予め切除され
ている。
【0027】このように構成されたワイヤーハーネス1
0によれば、幹部12および枝部13・14を1枚のフ
ラットケーブルから形成することが可能となるので、絶
縁被覆により一体化された電線11が、各コネクタ16
・17・18に接続されることになる。これにより、図
30に示した従来のワイヤハーネスに比して、フラット
ケーブルの切断工程やコネクタの取り付け工程におけ
る、電線11のコネクタ16・17・18への位置決め
が容易であり、製造能率が向上する。また、前記切断工
程およびコネクタ取り付け工程等の自動化も容易なもの
となる。
【0028】 以下、本発明の第2参考例を図2から図
を参照して説明する。図2において、符号20は本
参考例のワイヤハーネスである。このワイヤハーネス2
0は、ドアDの内部全体に張り巡らすように布設され、
かつ、一端が自動車のボディB内に設けられている。ま
た、ワイヤハーネス20は、前記図1のワイヤハーネス
10と同様に、図2から図4に示すように、複数本の電
線21を絶縁被覆により並列帯状に一体化したフラット
ケーブルにより形成された第1の幹部22aおよび第2
の幹部22bと、これら幹部22a・22bの一側端部
を複数に分岐して形成された第1から第9の枝部23・
24・25・26・27・28・29・30・31と、
前記第1の幹部22aに設けられ、第1の幹部22aを
構成する複数本の電線21の内の2以上を接続して枝部
23・24間を電気的に短絡する第1のジョイント器3
2と、第2の幹部22bに設けられ、第2の幹部22b
を構成する複数本の電線21を接続して、枝部23・2
7間を電気的に短絡する第2のジョイント器33とを備
えて構成されている。
【0029】前記第1、第2の幹部22a・22bは、
図5に示すように、径の異なる複数の電線21a・21
bを多数、絶縁被覆により並列帯状に一体化して形成さ
れている。各電線21a・21bは、各電線21a・2
1b間に配される絶縁被覆材料よりなる連結部Sの幅を
調整することによって、均等な配列ピッチをもって連結
されている。また、第1、第2の幹部22a・22b
は、電線21の導体部分に対して押し出し成形した樹脂
を絶縁被覆として装着することにより形成されている。
図4において、先端に点を付した電線21が太径の電線
21b、点の無いものが小径の電線21aである。枝部
はいずれも、図5の構造を有している。なお、電線21
a・21bは、いずれも導体部分が多心撚り線になって
いる。
【0030】前記第1から第9の枝部23・24・25
・26・27・28・29・30・31は、図2および
図3に示すように、ドアD内に張り巡らされ、第1およ
び第5の枝部23・27を除く各枝部24・25・26
・28・29・30・31の端部は、ドアDに設けられ
た図示しない各電気機器と第1から第7のコネクタC1
・C2・C3・C4・C5・C6・C7を介して接続されてい
る。また、前記第1の幹部22aの端部は、第8のコネ
クタC8を介してボディB内の図示しないワイヤハーネ
スと接続されている。また、第2の幹部22bの端部
は、第9のコネクタC9を介してドアD内の図示しない
電気機器と接続されている。
【0031】前記ボディBとドアDとの間に位置するワ
イヤハーネス20の第1の幹部22aには、図2および
図6に示すように、グロメットGが被せられ、屈曲自在
となっている。また、第1の幹部22aのグロメットG
装着部分の近傍は、テープTが卷回されて第1の幹部2
2aがグロメットGに固定されている。
【0032】前記第1から第4の枝部23・24・25
・26は、図2から図4に示すように、前記第1の幹部
22aから同一の第1の分岐部34において分岐されて
おり、この第1の分岐部34に貼着された第1の貼着テ
ープ35によってそれぞれの分岐角度が固定、保持され
ている。同様に、第1、第5、第6の枝部23・27・
28は、第2の幹部22bから同一の第2の分岐部36
において分岐され、この第2の分岐部36においても、
第2の粘着テープ38によってそれぞれの分岐角度が一
括して固定、保持されている。
【0033】第1の幹部22aおよび第1、第5の枝部
23・27には、それぞれ後述する第1から第3のクリ
ップ39・40・41が設けられ、各クリップ39・4
0・41を介してドアDに取り付けられている。なお、
第1、第2の枝部23・24のジョイント器32と第8
のコネクタC8との間の部分は、切り落としてもよい。
【0034】前記第1のジョイント器32は、図7に示
すように、前記第1の幹部22aの表裏面にそれぞれ当
接される上ハーフ42および下ハーフ43と、これら上
下ハーフ42・43を前記第1の幹部22aの表裏両面
に当接させた状態で係合保持する係合保持手段と、下ハ
ーフ43に設けられ、前記第1の幹部22aを構成する
一対の電線21間を短絡する複数の短絡金具45とを備
えて構成されている。
【0035】前記上ハーフ42および下ハーフ43は、
ナイロンなどのプラスチック部材からなる偏平な箱形状
のものをその厚さ方向中央部で切断したような皿状に形
成されている。したがって、これら上下ハーフ42・4
3は、互いの開口部側を対向させた状態で重ね合わせる
ことにより閉じた箱状に形成されるようになっている。
【0036】前記係合保持手段は、下ハーフ43の四隅
に設けられる突起44と、これら突起に対応して上ハー
フ42に設けられる貫通孔46とから構成されている。
すなわち、上ハーフ42と下ハーフ43とを重ね合わせ
て突起44が各貫通孔46にそれぞれ挿通させられた状
態で、この貫通孔46から上ハーフ42の外方に突出し
た突起44の先端を、図8に示すように溶融変形する。
これにより、突起44の先端は上ハーフ42に融着さ
れ、上下ハーフ42・43を互いに重ね合わせた状態に
係合保持することができるようになっている。また、係
合保持手段44は、上下ハーフ42・43を、その間に
前記第1の幹部22aが挟み込まれた状態で重ね合わせ
状態の保持が可能な十分な長さを有している。
【0037】前記短絡金具45は、一枚の導電性金属板
から形成された板状の部材であって、前記電線21の絶
縁被覆に食い込んで電線21に接触する少なくとも一対
の端子部47と、これら端子部47間を電気的に連結す
る連結部48とからなっている。そして、これら短絡金
具45は、端子部47を短絡すべき電線に対応する位置
に配した状態で、下ハーフ43における第1の幹部22
aの取り付け軸方向に沿って重ね合わせるようにして連
設されている。なお、第2のジョイント器33は、図に
よる説明は省略するが、この第1のジョイント器32と
同様の構成であり、第1のジョイント器32より大型に
構成されている。
【0038】図9は、前記第2の粘着テープ38の使用
例の詳細を示す模式図である。図に示すように、枝部L
1・L2・L3の幹部22に対する分岐角度が大きい場合
には、これら枝部L1・L2・L3が、図9(a)に示す
ように、分岐部B1の近傍で折り曲げられ、この折り曲
げ部分を両面から挟んで前記粘着テープ38が貼着され
る。この粘着テープ38は、図9(b)に示すように、
分岐部を構成する各ケーブル22・L1・L2・L3の外
面に沿って密着され、各ケーブル22・L1・L2・L3
を固定するようになっている。
【0039】図10は、前記第1の幹部22aに設けら
れた第1のクリップ39の詳細を示すものである。この
第1のクリップ39は、図10(a)に示すように、第
1の幹部22aをその両面から挟持する一対の上ケーシ
ング49および下ケーシング50を有している。下ケー
シング50には、このクリップ39を前記ドアDの所定
位置に取り付けるための係止部51が設けられている。
【0040】上下ケーシング49・50は、それぞれ第
1の幹部22aの幅寸法よりやや長く形成された細長い
部材である。そして、上ケーシング49の幅方向両縁部
および下ケーシング50の幅方向中央部には、図10
(b)に示すように、それぞれ対向する相手側に突出さ
せられるクランプ突起52・53が設けられている。
【0041】これにより、クリップ39が幹部22aに
取り付けられるときには、上下ケーシング49・50を
重ね合わせた際に、前記クランプ突起52・53が、幹
部22aの各電線を部分的に湾曲させて、その部分に固
定されるようになっている。また、上下ケーシング49
・50は、長さ方向の一端を回動部54により回動自在
に連結されている。また、上下ケーシング49・50の
他端部には、上下ケーシング49・50を重ね合わせた
際に互いに係合する係合突起55と係合受け部56とが
設けられている。
【0042】そして、回動部54において上下ケーシン
グ49・50を回動させて、係合突起55と係合受け部
56とを係合させることによって上下ケーシング49・
50が重ね合わせ状態に保持されるようになっている。
図11は、枝部の固定・保持機能を合わせ持つクリップ
Cpを示すものである。このクリップCpは、分岐部で
枝部の固定・保持ならびにドアDへの係止が必要な場合
に使用される。
【0043】 さらに、本参考例のフラットケーブルで
は、ケーブルの一部が、図12に示すように、ケーブル
をその厚さ方向に屈曲させて蛇腹状に形成されている。
この蛇腹状部分は、例えば、第5の枝部27に形成さ
れ、製造上の寸法のバラ付きを吸収して、ワイヤハーネ
ス20のドアD内に収納される図示しない窓材との干渉
を回避するようになっている。
【0044】なお、図2および図3に示すように、第2
の幹部22bの第9のコネクタC9と第2のジョイント
器33との間には、ワイヤハーネス20の検査結果や種
別等を示す標識Hが取り付けられている。この標識Hに
も、前記第1から第3のクリップ39・40・41のよ
うに第2の幹部22bをドアD等に安定して取り付ける
手段を設けることが可能である。
【0045】 次に、本参考例に係る前記ワイヤハーネ
ス20の製造方法を図13から図20および図25を参
照して説明する。図13から図18は、前記ワイヤハー
ネス20の製造方法を模式的に示したものであり、図2
5はこの製造方法の流れを示す工程図である。また、図
19および図20は、製造方法の詳細を示したものであ
る。
【0046】 本参考例のワイヤハーネス20を製造す
るには、まず、図13に示すように、複数本の電線21
を絶縁被覆により並列帯状に一体化してなるフラットケ
ーブルFを、図14に示すように、幹部K0の一端部を
分岐の数に応じて切り裂くとともに、不要部分を切り落
として各第1から第4の枝部K3・K4・K5・K6を
形成する。図3に示すワイヤハーネス20を実際に製造
する場合には、図19に示すように切り裂かれる。
【0047】次に、図15に示すように、各枝部K3
4・K5・K6の先端に第1から第4のコネクタj1・j
2・j3・j4を接続するとともに、幹部K0の端部に第5
のコネクタj5を取り付け、さらに、幹部K0の前記各枝
部K3・K4・K5・K6の分岐部j6近傍に第1のジョイ
ント器j7を設ける。また、分岐角度の大きい第1、第
3、第4の枝部K3・K5・K6の折り曲げを行う。この
際、実際の前記ワイヤハーネス20に対応する各枝部2
3・24・25・26・27・28・30・31の折り
曲げ例としては、例えば、図20のようになる。
【0048】次に、図16に示すように、前記第1、第
3、第4の枝部K3・K5・K6の折り曲げ部分を第1、
第2の粘着テープT1・T2で固定する。図17に示すよ
うに、前記折り曲げ部分の固定が完了したら、幹部K0
の屈曲部分にグロメットGを装着する。また、分岐部j
6の近傍および第2の枝部K4を第1、第2のクリップC
1・Cp2で固定する。さらに、図18に示すように、
適切箇所をクリップCp(例えば、図中Cp3)で固定
する。
【0049】このようにして構成されるワイヤハーネス
20によれば、第1、第2のジョイント器32・33の
利用によって、多心回路を一枚もののフラットケーブル
Fによって形成することが可能となるので、厚さ寸法を
抑えることができる。しかも、一体に組まれた電線21
の本数が多数であってもその分岐工程やコネクタの取り
付け工程等が容易であり、布設作業を容易に行うことが
できる。
【0050】 また、ワイヤハーネス20は、その第
1、第2の分岐部34・36が粘着テープ35・38に
よって固定されているので、外力による各分岐部34・
36の絶縁被覆Sの裂け等が防止され、布設後もその損
傷等が防止され、振動が加えられる場所における布設に
も有利である。さらに、ワイヤハーネス20には、第1
から第3のクリップ39・40・41が取り付けられて
いるので、全体的に振動等の外力に対する損傷や変位等
が防止され、外力の作用する場所における多芯ハーネス
の安定な布設が可能となる。この場合に、本参考例にお
いては、一枚のフラットケーブルFにより構成されてい
るので、少数のクリップ39・40・41によって、ワ
イヤハーネス20を確実に固定することができる。
【0051】また、第5の枝部27には伸縮部57が設
けられているので、ドアDへの組み付けが容易である。
加えて、ワイヤハーネス20は、1枚もののフラットケ
ーブルFから形成され、全体が強度的一体性を有してお
り、振動や変形の防止効果が発揮される。したがって、
前記伸縮部57やクリップ39・40・41の設置数を
減少させることができ、製造コストの低減、一層の製造
能率の向上が可能である。
【0052】また、前記ワイヤハーネス20の製造方法
によれば、1枚もののフラットケーブルFを加工するこ
とにより、切断工程およびコネクタ取り付け工程等にお
ける位置決めが容易なので、その製造能率が向上するこ
とができるとともに、製造各工程の自動化も容易なもの
となる。
【0053】 以下、本発明の第3参考例を図21と図
22とを参照して説明する。図中、符号60は本参考例
のワイヤハーネスである。このワイヤハーネス60は、
前記図2から図4に示したワイヤハーネス20における
第1、第2および第3の枝部24・25・26を別のフ
ラットケーブルF2により形成したものである。すなわ
ち、ワイヤハーネス60は、複数本の電線61を絶縁被
覆により並列帯状に一体化した第1、第2のフラットケ
ーブルF1・F2により概略構成されている。
【0054】ワイヤハーネス60は、第1、第2の幹部
62a・62bと、これら第1、第2の幹部62a・6
2bの一側端部を複数に分岐して形成された第1から第
9の枝部63・64・65・66・67・68・69・
70・71と、前記第1の幹部62aに設けられ、第1
の幹部62aを構成する複数本の電線61の内の2以上
を接続して前記枝部63・64間を電気的に短絡する第
1のジョイント器72と、第2の幹部62bに設けら
れ、第2の幹部62bを構成する複数本の電線61の内
の2以上を接続して前記枝部63・67間を電気的に短
絡する第2のジョイント器73とを備えている。
【0055】前記第1、第2の幹部62a・62bは、
径の異なる複数の電線61a・61bを絶縁被覆により
並列帯状に一体化して形成されている。図22におい
て、先端に点を付した電線61が太径の電線61b、点
の無いものが小径の電線61aである。なお、電線61
a・61bは、いずれも導体部分が多心撚り線になって
いる。
【0056】前記第1の幹部62aは、前記第1のフラ
ットケーブルF1の第1のサブ幹部74と、第2のフラ
ットケーブルF2の第2のサブ幹部75とで構成されて
いる。第2の幹部62bは、第1のフラットケーブルF
1の第1のサブ枝部76と、第2のフラットケーブルF2
の第2のサブ枝部77とで構成されている。前記第2の
枝部64は、第2のフラットケーブルF2の第2、第3
のサブ枝部77・78で構成されている。図22に示す
ように、前記第3の枝部65は、第2のフラットケーブ
ルF2のサブ枝部66と、第2のフラットケーブルF2
第2のサブ枝部80とで構成されている。他の第5から
第9の枝部67・68・69・70・71は、すべて第
1のフラットケーブルF1のサブ枝部である。
【0057】前記第1の幹部62aには、第1、第2の
サブ幹部74・75にそれぞれ別の第1、第2のコネク
タ81・82が設けられている。第2の幹部62bに
は、第1、第2のサブ枝部76・77にそれぞれ別の第
3、第4のコネクタ83・84が設けられている。第2
の枝部64には、第3、第4のサブ枝部77・78に同
一の第5のコネクタ85が設けられている。第3の枝部
65には、第2、第5のサブ枝部79・80に同一の第
6のコネクタ86が設けられている。他の第4ならびに
第6から第9の枝部66・68・69・70・71に
は、それぞれ第7から第11のコネクタCO7・CO8
CO9・CO10・CO11が設けられている。
【0058】 本参考例のワイヤハーネス60において
も、前記ワイヤハーネス20と同様に第1の幹部62a
の屈曲部分にはグロメットGが被せられ、屈曲自在とな
っている。また、ワイヤハーネス60全体の適切位置
に、前記ワイヤハーネス20に使用されているものと同
様の構成の第1、第2の粘着テープ87・88および第
1から第3のクリップ89・90・91が用いられてい
る。
【0059】 図23は、ワイヤハーネス60を構成す
る第1、第2のフラットケーブルF1・F2の加工前を
示す展開図である。本参考例のワイヤハーネス60は、
これら第1、第2のフラットケーブルF1・F2を別の
工程において計尺し、切り裂き、切断する。
【0060】前記ワイヤハーネス60によれば、第4、
第5のコネクタ84・85が第2のサブ枝部77によっ
て直接接続されているので、電線61の使用本数が減少
するとともに、第1、第2のジョイント器72・73の
小型化が可能となり、特に多芯のワイヤハーネスにおけ
る省スペース化や設計の簡略化が可能である。また、ワ
イヤハーネス60は、その製造において別の工程となる
第1、第2のフラットケーブルF1・F2の計尺、切り裂
き、切断は容易に自動化することができるので、フラッ
トケーブル枚数の増加によるデメリットが減縮され、省
スペース化や設計の簡略化等を一層効果的に達成するこ
とができる。
【0061】なお、前記各ジョイント器32・33・7
2・73・j7において、係合保持手段および短絡金具
は、上下ハーフのいずれの側に設けても構わない。ま
た、前記各クリップ39・40・41・89・90・9
1・Cp1・Cp2・Cp3において、係止部は、上下ケ
ーシングのいずれの側に設けても構わない。
【0062】 次に、本発明に係るワイヤハーネスの第
実施例について、図26を参照して説明する。この実
施例に係るワイヤハーネス100は、一枚のフラットケ
ーブルFの一端を切り裂いて2つの枝部101・102
を形成し、フラットケーブルFの他端部たる幹部103
の端部および各枝部101・102の端部にコネクタ1
04・105・106(第1のコネクタ(別のコネク
タ)104、第2のコネクタ105、第3のコネクタ1
06)を取り付けるとともに、枝部101・102の所
定の電線107どうしを短絡するジョイント器108が
設けられている点において、上記各参考例と共通してい
る。
【0063】 しかし、本実施例に係るワイヤハーネス
100は、幹部103の電線107の取り扱いにおい
て、上記各参考例と相違している。以下、本実施例に係
るワイヤハーネス100について、図1に示す第1参考
と対比しつつ説明する。
【0064】 第1参考例では、ジョイント器15によ
って短絡される枝部13・14の電線11は、幹部12
のコネクタ16への接続を行わないこととしているため
に、図1中破線で示すように切除されていた。したがっ
て、破線部の電線11が接続されることを予定していた
コネクタ16の中央近傍の端子(図示略)は、図1のワ
イヤハーネス10においては、短絡される電線11の数
だけ空いている状態とされていた。
【0065】 本実施例のワイヤハーネス100では、
図26中破線で示すように、枝部101・102間で短
絡される電線107の数、すなわち、短絡金具109が
接続される電線107の数だけ(図26においては6
本)、フラットケーブルFの幅方向の一端部から幹部1
03のコネクタ104に接続されない電線107aを設
けることとしている。したがって、上記電線107aを
除いた全ての電線107bは、幹部103のコネクタ1
04に接続されている。また、コネクタ104の幅寸法
は、幹部103において、コネクタ104に接続されて
いない電線107aを除いた部分に対応する大きさにな
っている。
【0066】また、上記幹部103のコネクタ104に
接続された電線107bのうち、枝部101・102間
を短絡している電線107bには、短絡金具109が取
り付けられている位置と前記コネクタ104への接続位
置との間に、該電線107bを部分的に切断・除去して
なる切断部110が設けられている。この切断部110
により、枝部101・102間を短絡している電線10
7bと、コネクタ104との導通が断ち切られるように
なっている。
【0067】さらに、本実施例に係るワイヤハーネス1
00では、上述した枝部101・102間を短絡する短
絡金具109とは別に、前記切断部110とコネクタ1
04との間に配される切断された電線107bと、コネ
クタ104に接続されていない幅方向の端部に配されて
いる電線107aとを短絡する短絡金具(短絡金具10
9とは別の短絡金具)111が設けられている。この短
絡金具111によって、コネクタ104に接続されてい
なかった枝部101の電線107aが、枝部101・1
02間の短絡によって不要となったコネクタ104内の
端子に接続されることになる。
【0068】なお、上記短絡金具111、ジョイント器
108等は、図7に示したものと同等のものでよい。ま
た、図27(a)に示すように、短絡すべき電線107
bを打ち抜くことにより切断部110が設けられた電線
107bにそれぞれ圧接される圧接端子111aとこれ
ら圧接端子111aどうしを、同図(b)に示すよう
に、平角導体のテープ電線111b等を抵抗溶接するこ
とによって連結する短絡金具111を採用することとし
てもよい。同図(a)中符号112は、電線107bに
圧接された圧接端子111aに係合されて該圧接端子1
11aを圧接状態に保持する絶縁カバーである。
【0069】 また、この場合、切断部110は、電線
107bの導体が露出しないように、ジョイント器10
8の上下ケーシングあるいは図27(c)に示す粘着テ
ープ113によって短絡金具111ごと被覆することと
してもよい。さらに、上述した幹部103の電線107
の取り扱い以外の処理、すなわち、折り曲げ部の粘着テ
ープによる固定や、クリップの取り付け等の処理につい
ては、上記各参考例と同様のものを採用することとして
よい。
【0070】また、上記実施例においては、幹部103
のコネクタ104に接続されないように端部を切除され
る電線107aをフラットケーブルFの幅方向の一端部
にまとめて配することとしたが、これに代えて、図28
に示すように、幅方向の両端部に分けて配置することと
してもよい。
【0071】 このように構成された本実施例のワイヤ
ハーネス100によれば、第1参考例の場合に、コネク
タ15の中央部近傍に設けられていた空き端子をなく
し、全ての端子を有効利用することができるので、コネ
クタ104の総端子数を減らし、幅寸法を小さくするこ
とができる。しかも、コネクタ104に接続されるフラ
ットケーブルFの幹部103は、複数の電線107が絶
縁被覆によって一体的に連結されているものであるか
ら、一部に切除部を有する第1参考例よりも、コネクタ
104とフラットケーブルFとの位置決めを一層容易に
実施することができる。
【0072】 次に、上記第実施例のワイヤハーネス
100の製造方法について説明する。 この製造方法
は、図29に示すように、図25に示す工程図と概略構
成において同様であるが、切り裂き・切断工程およびコ
ネクタ・J/C圧接工程の内容において特徴がある。
【0073】切り裂き・切断工程においては、幹部10
3のコネクタ104の取り付けられるフラットケーブル
Fの端部において、枝部101・102間において短絡
される電線数と同数の電線107aを、幅方向の一端部
から切除する工程と、後段のコネクタ・J/C圧接工程
において枝部101・102間で短絡される電線107
bをその短絡部とコネクタ104との途中位置において
部分的に切断して切断部110を形成する工程とを有し
ている。
【0074】また、コネクタ・J/C圧接工程において
は、幹部103の端部に配されているコネクタ104の
端子と同数の電線107bに、端子を漏れなく接続する
ようにコネクタ104を取り付ける工程とともに、上記
工程により切断部110が形成された電線107bの切
断部110とコネクタ104との中間位置と、前記コネ
クタ104に接続されなかった電線107aとを短絡金
具111によって短絡する工程を有している。なお、切
断部113を形成する工程と、短絡金具111によって
短絡する工程とは、その順序を任意に設定することがで
きる。
【0075】このようなワイヤハーネス100の製造方
法によれば、実質的には短絡金具111により複数の電
線107a・107b間を短絡するという簡易な作業の
みを追加することによって、簡易に幹部103に取り付
けられるコネクタ104の幅寸法を縮小させることがで
きる。したがって、複数のフラットケーブルFを1つの
コネクタ104に同時に位置決めするような複雑な作業
を回避して、各工程を簡易なものとすることができるの
で、作業工数を短縮してさらに製造能率を向上すること
ができる。また、位置決め精度を向上して不良品の発生
を防止することができる。また、この製造方法により製
造されたワイヤハーネス100は、接続の行われない不
要な電線を含まないので、全体として軽量化を図ること
ができる。特に、短絡部から幹部103のコネクタ10
4までの距離が長い場合に有効である。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
または2に係るワイヤハーネスによれば、ジョイント器
の利用により多心回路を一枚もののフラットケーブルに
よって形成することができる。これにより、厚さ寸法を
抑え、しかも、一体に組まれた電線の本数が多数の場合
においてもその分岐工程やコネクタの取り付け工程等が
容易である。また、少数枚のフラットケーブルから形成
されることから、ワイヤハーネスの全体的な強度を向上
することができる。その結果、ワイヤハーネス自体によ
って振動や変形を防止する効果が発揮され、支持具等の
設置数を減少させることができる。したがって、製造コ
ストの低減、製造能率の向上が可能であるとともに、布
設作業の能率向上を図ることができるという効果を奏す
る。また、枝部間の電線の短絡によって不要となる電線
を有効に利用して、幹部の端部に取り付けられるコネク
タの幅寸法を縮小することができるという効果を奏す
る。その結果、ワイヤハーネスの軽量化を図ることがで
きる。
【0077】 本発明の請求項に係るワイヤハーネス
によれば、ジョイント器によって、小さなスペースで多
数の電線同士の短絡を行なえるので、上記効果に加え
て、ワイヤハーネスの省スペース化を有効に図ることが
できるという効果を奏する。
【0078】 本発明の請求項に係るワイヤハーネス
によれば、分岐部が粘着テープによって固定されている
ので、外力による絶縁被覆の裂損等を防止することがで
きるという効果を奏する。この裂損防止効果は、布設後
においても発揮されることになるので、振動が加えられ
る場所に適用する場合においても有利である。
【0079】 本発明の請求項に係るワイヤハーネス
によれば、クリップによって、振動等の外力に対する変
位等を防止することができるという効果を奏する。した
がって、外力の作用する場所に布設されるような場合で
あっても、長期間に亙って健全な状態に維持することが
でき、頻繁な保守作業を回避することができる。
【0080】 本発明の請求項に係るワイヤハーネス
によれば、伸縮部の可撓性によって、ワイヤハーネス製
造時の寸法のバラ付き等を吸収することができるという
効果を奏する。したがって、狭隘な場所へのワイヤハー
ネスの組み付け作業を容易ものとすることができる。
【0081】
【0082】 本発明の請求項に係るワイヤハーネス
の製造方法によれば、1枚もののフラットケーブルを加
工することにより、切断工程およびコネクタ取り付け工
程等における位置決めが容易なので、その製造能率や製
品の品質が向上することができるとともに、各製造工程
の自動化を容易なものとすることができる。また、部分
的な切除等のなされていない一体化された複数の電線を
コネクタに対して、位置決め作業および接続作業を実施
するので、位置決めの容易性および高精度化を図り、製
造能率をさらに向上することができるという効果を奏す
る。また、短絡金具による短絡作業および切断作業、コ
ネクタの取り付け作業のような比較的単純な作業により
構成されているので、製造作業の自動化をより一層容易
なものとすることができる。
【0083】
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考例のワイヤハーネスを示す平面図で
ある。
【図2】 第2参考例のワイヤハーネスを示す側面図で
ある。
【図3】 図2のワイヤハーネスを示す平面図である。
【図4】 図3の内部結線図である。
【図5】 図2のワイヤハーネスを構成するフラットケ
ーブルを示す斜視図である。
【図6】 図2のグロメット近傍を示す平面図である。
【図7】 ジョイント器を示す全体斜視図である。
【図8】 図7のジョイント器の係止方法を示す全体斜
視図である。
【図9】 第1、第2の粘着テープを示す図であって、
(a)は幹部の挟持方法を示す斜視図、(b)は各ケー
ブルの固定方法を示す斜視図である。
【図10】 第1のクリップを示す図であって、(a)
は全体構造を示す斜視図、(b)はケーブルのクランプ
方法を示す側断面図である。
【図11】 第2、第3のクリップと同タイプのクリッ
プを示す斜視図である。
【図12】 伸縮部を示す斜視図である。
【図13】 参考例のワイヤハーネスの製造方法を示す
工程図である。
【図14】 参考例のワイヤハーネスの製造方法を示す
工程図である。
【図15】 参考例のワイヤハーネスの製造方法を示す
工程図である。
【図16】 参考例のワイヤハーネスの製造方法を示す
工程図である。
【図17】 参考例のワイヤハーネスの製造方法を示す
工程図である。
【図18】 参考例のワイヤハーネスの製造方法を示す
工程図である。
【図19】 図2のワイヤハーネスの製造方法における
図14の工程の詳細を示す平面図である。
【図20】 図2のワイヤハーネスの製造方法における
図16の工程の詳細を示す平面図である。
【図21】 第3参考例のワイヤハーネスを示す平面図
である。
【図22】 図21における内部結線図である。
【図23】 図21のワイヤハーネスを形成するために
裁断した状態のフラットケーブルを示す平面図である。
【図24】 図23のフラットケーブルを分岐部におい
て折り曲げた状態を示す平面図である。
【図25】 本参考例のワイヤハーネスの製造方法を示
す工程図である。
【図26】 本発明に係るワイヤハーネスの第実施例
を示す平面図である。
【図27】 図26のワイヤハーネスに使用される短絡
金具の取り付け例を示す図である。
【図28】 本発明に係るワイヤハーネスの他の実施例
を示す平面図である。
【図29】 図26のワイヤハーネスの製造方法を示す
工程図である。
【図30】 従来のワイヤハーネスを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
10…ワイヤハーネス、11…電線、12…幹部(フラ
ットケーブル)、13…枝部(フラットケーブル)、1
4…枝部(フラットケーブル)、15…ジョイント器、
16…第1のコネクタ、17…第2のコネクタ、18…
第3のコネクタ、19…短絡金具、20…ワイヤハーネ
ス、21、21a、21b…電線、22…幹部(フラッ
トケーブル)、22a…第1の幹部(フラットケーブ
ル)、22b…第2の幹部(フラットケーブル)、23
…第1の枝部(フラットケーブル)、24…第2の枝部
(フラットケーブル)、25…第3の枝部(フラットケ
ーブル)、26…第4の枝部(フラットケーブル)、2
7…第5の枝部(フラットケーブル)、28…第6の枝
部(フラットケーブル)、29…第7の枝部(フラット
ケーブル)、30…第8の枝部(フラットケーブル)、
31…第9の枝部(フラットケーブル)、32…第1の
ジョイント器、33…第2のジョイント器、34…第1
の分岐部、35…第1の粘着テープ、36…第2の分岐
部、38…第2の粘着テープ、39…第1のクリップ、
40…第2のクリップ、41…第3のクリップ、42…
上ハーフ、43…下ハーフ、44…係合保持手段、45
…短絡金具、47…端子部、48…連結部、49…上ケ
ーシング、50…下ケーシング、51…係止部、57…
伸縮部、60…ワイヤハーネス、61、61a、61b
…電線、62a…幹部、62b…幹部、63…第1の枝
部、64…第2の枝部、65…第3の枝部、66…第4
の枝部、67…第5の枝部、68…第6の枝部、69…
第7の枝部、70…第8の枝部、71…第9の枝部、7
2…第1のジョイント器、73…第2のジョイント器、
81…第1のコネクタ、82…第2のコネクタ、83…
第3のコネクタ、84…第4のコネクタ、85…第5の
コネクタ、86…第6のコネクタ、87…第1の粘着テ
ープ、88…第2の粘着テープ、89…第1のクリッ
プ、90…第2のクリップ、91…第3のクリップ、1
00…ワイヤハーネス、101…枝部、102…枝部、
103…幹部、104…コネクタ、105…コネクタ、
106…コネクタ、107・107a・107b…電
線、108…ジョイント器、109…短絡金具、110
…切断部、111…短絡金具、111a…圧接端子、1
11b…テープ電線、112…絶縁カバー、113…粘
着テープ、CO7…第7のコネクタ、CO8…第8のコ
ネクタ、CO9…第9のコネクタ、CO10…第10の
コネクタ、CO11…第11のコネクタ、C1…第1の
コネクタ、C2…第2のコネクタ、C3…第3のコネク
タ、C4…第4のコネクタ、C5…第5のコネクタ、C
6…第6のコネクタ、C7…第7のコネクタ、C8…第
8のコネクタ、C9…第9のコネクタ、Cp1…第1の
クリップ、Cp2…第2のクリップ、Cp3…第3のク
リップ、F…フラットケーブル、F1…第1のフラット
ケーブル、F2…第2のフラットケーブル、j1…第1
のコネクタ、j2…第2のコネクタ、j3…第3のコネ
クタ、j4…第4のコネクタ、j5…第5のコネクタ、
j6…分岐部、j7…第1のジョイント器、K0…幹
部、K3…第1の枝部、K4…第2の枝部、K5…第3
の枝部、K6…第4の枝部、T1…第1の粘着テープ、
T2…第2の粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 憲一郎 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 河邑 英樹 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 長谷川 健 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 竹村 安男 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 山崎 英隆 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (56)参考文献 特開 昭62−272485(JP,A) 特開 平5−62543(JP,A) 特開 昭62−2409(JP,A) 特開 昭62−105308(JP,A) 実開 昭63−142879(JP,U) 実開 昭63−29817(JP,U) 実開 平2−145711(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 7/00 301 B60R 16/02 620 H01B 13/00 513 H05K 13/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1のコネクタ(104)、
    第2のコネクタ(105)、及び第3のコネクタ(10
    6)を含む3以上のコネクタ間を相互に接続するワイヤ
    ハーネス(100)であって、複数本の電線(107)
    を絶縁被覆により並列帯状に一体化したフラットケーブ
    ルにより形成された幹部(103)と、この幹部の一側
    端部を複数に分岐して形成された枝部(101・10
    2)と、前記幹部に設けられ、幹部を構成する複数本の
    前記電線の内の2以上を接続して前記枝部間を電気的に
    短絡する短絡金具(109)を有するジョイント器(1
    08)とを備え、前記幹部の他側端部に前記第1のコネクタが取り付けら
    れており、前記幹部には、前記第1のコネクタに接続さ
    れている電線の他に、前記第1のコネクタに接続されて
    いない電線が、該幹部の幅方向一端部に、前記短絡金具
    によって短絡されている電線と同じ数だけ存在してお
    り、 前記 短絡金具と前記第1のコネクタとの間に、前記短絡
    される電線を切断する切断部(110)が設けられ、
    記幹部の電線のうち、前記切断部と前記第1のコネクタ
    との間の電線と、前記第1のコネクタに接続されていな
    前記電線が、前記短絡金具とは別の短絡金具(11
    1)によって短絡されており、 前記第1のコネクタの幅寸法は、前記幹部において、前
    記第1のコネクタに接続されていない前記電線を除いた
    部分に対応する大きさになっている ことを特徴とするワ
    イヤハーネス。
  2. 【請求項2】 少なくとも第1のコネクタ(104)、
    第2のコネクタ(105)、及び第3のコネクタ(10
    6)を含む3以上のコネクタ間を相互に接続するワイヤ
    ハーネス(100)であって、複数本の電線(107)
    を絶縁被覆により並列帯状に一体化したフラットケーブ
    ルにより形成された幹部(103)と、この幹部の一側
    端部を複数に分岐して形成された枝部(101・10
    2)と、前記幹部に設けられ、幹部を構成する複数本の
    前記電線の内の2以上を接続して前記枝部間を電気的に
    短絡する短絡金具(109)を有するジョイント器(1
    08)とを備え、前記幹部の他側端部に前記第1のコネクタが取り付けら
    れており、前記幹部には、前記第1のコネクタに接続さ
    れている電線の他に、前記第1のコネクタに接続されて
    いない電線が、該幹部の幅方向両端部に、前記短絡金具
    によって短絡されている電線と同じ数だけ存在してお
    り、 前記 短絡金具と前記第1のコネクタとの間に、前記短絡
    される電線を切断する切断部(110)が設けられ、
    記幹部の電線のうち、前記切断部と前記第1のコネクタ
    との間の電線と、前記第1のコネクタに接続されていな
    前記電線が、前記短絡金具とは別の短絡金具(11
    1)によって短絡されており、 前記第1のコネクタの幅寸法は、前記幹部において、前
    記第1のコネクタに接続されていない前記電線を除いた
    部分に対応する大きさになっている ことを特徴とするワ
    イヤハーネス。
  3. 【請求項3】 ジョイント器が、幹部の表裏面にそれぞ
    れ当接される上ハーフ(42)および下ハーフ(43)
    と、これら上下ハーフを前記幹部の表裏両面に当接させ
    た状態で係合保持する係合保持手段(44)と、上下ハ
    ーフの内の少なくとも一方に設けられ、前記幹部を構成
    する少なくとも一対の電線間を短絡する短絡金具とを備
    え、該短絡金具は前記電線の絶縁被覆に食い込んで電線
    に接触する少なくとも一対の端子部(47)と、これら
    端子部間を電気的に連結する連結部(48)とからなる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイ
    ヤハーネス。
  4. 【請求項4】 枝部が、幹部との分岐部(34・36、
    )で折り曲げられ、この折り曲げ部分が粘着テープ
    (35・38、87・88、T・T)で両面から挟
    んで固定されていることを特徴とする請求項1から請求
    項3のいずれかに記載のワイヤーハーネス。
  5. 【請求項5】 幹部および枝部のそれぞれに1以上の取
    り付け用クリップ(39〜41、89〜91、Cp
    Cp)が設けられ、該クリップは幹部または枝部をそ
    の両面から挟持する一対の上下ケーシング(49・5
    0)を有し、該上下ケーシングの一方に当該クリップを
    所定位置に取り付けるための係止部(51)が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれ
    かに記載のワイヤハーネス。
  6. 【請求項6】 幹部および枝部の一方または双方に該幹
    部または枝部を蛇腹状に屈曲した伸縮部(57)が設け
    られていることを特徴とする請求項1から請求項のい
    ずれかに記載のワイヤハーネス。
  7. 【請求項7】 複数本の電線を絶縁被覆により並列帯状
    に一体化したフラットケーブルにより形成された幹部の
    一側端部を分岐の数に応じて切り裂くとともに、不要部
    分を切り落として枝部を形成する工程と、各枝部の一側
    端部にコネクタを取り付ける工程と、前記幹部の電線の
    内の2以上を電気的に短絡する短絡金具を有するジョイ
    ント器を幹部に取り付ける工程と、各枝部を分岐方向に
    折り曲げてその折り曲げ部分を粘着テープで挟持する工
    程とを有し、前記幹部の電線の他側端部に、 前記各枝部に取り付けら
    れた前記コネクタとは別のコネクタを取り付ける工程を
    具備するとともに、該工程において、前記幹部の幅方向
    一端部に存在する、前記短絡金具によって短絡されてい
    る電線と同じ数だけの電線には前記別のコネクタを取り
    付けず、 前記別のコネクタの幅寸法は、前記幹部において、前記
    別のコネクタに取り付けられていない前記電線を除いた
    部分に対応する大きさになっており、 ジョイント器を幹部に取り付ける前記工程が、2以上の
    電線を前記短絡金具によって電気的に短絡する工程と、
    該工程により短絡された電線を前記短絡金具の取付位置
    と前記別のコネクタとの間で切断する工程と、該工程に
    よる切断位置と前記別のコネクタとの間に配される電線
    と前記別のコネクタに取り付けられていない前記電線と
    を、前記短絡金具とは別の短絡金具で電気的に短絡する
    工程と、からなることを特徴とするワイヤハーネスの製
    造方法。
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