JP3499545B2 - トナー回収容器とそれを用いた画像形成装置 - Google Patents
トナー回収容器とそれを用いた画像形成装置Info
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Description
グトナー回収口を備え、クリーニングトナーを一括して
収容するトナー回収容器あるいはこのトナー回収容器を
用いた複写機やプリンタなどの画像形成装置に関してで
あって、特に複数の像担持体を並列配置し、各像担持体
で形成される各色トナー像を記録材や中間転写体などに
順次転写した後の像担持体表面に残留した各色の未転写
トナーをクリーニング装置によって除去した後、一括し
て回収するトナー収容容器を有するタンデム型画像形成
装置に関する。
タなどのカラー画像形成装置においては、用紙搬送ベル
トや中間転写ベルト搬送面に対向して、感光体と、帯電
器と、現像器と、クリーニング装置とを備えるカラー画
像形成部が、例えば黒、イエロー、マゼンタ、シアンの
色毎にタンデムに配設され、これらのカラー画像形成部
により各色毎に順次カラー画像を形成するいわゆるタン
デム方式の画像形成装置が普及して来ている。用紙や中
間転写ベルトの搬送タイミングに合わせて4色カラー画
像形成部で形成された各色トナー画像が、順次用紙や中
間転写ベルトに転写され、カラー画像を形成される。用
紙に転写された場合には、そのまま定着装置を通して定
着されたカラーコピー物が得られる。中間転写ベルトに
転写された場合には、別途用紙に再転写させて、定着器
を通してカラーコピー物を得る。
では、各色毎に画像の記録と現像と転写とを行う複数の
画像形成部の各感光体ドラムの周表面には用紙に転写さ
れなかったトナーが幾分残留する。トナーが僅かでも残
留したままでは次の画像形成に支障をきたすから、この
ような残留トナーは転写後直ちにクリーニング装置で除
去する必要がある。クリーニング装置は感光体表面に当
接して未転写トナーを掻き落とすためのクリーニングブ
レードと、装置壁面の開口部や排出管等のトナー排出口
を通じてクリーニングトナーを装置外に排出するための
搬送スパイラルを有している。ここでカラー原稿の色
調、カラーコピーとモノクロコピーの使用比率などはユ
ーザーによって様様であるからトナーの色別の使用量比
率とそれに基づくクリーニングトナーの発生量は稼働機
によって異なっている。そこで各色クリーニングトナー
を回収するために個々のトナー回収容器を設けた場合、
トナー回収容器の交換サイクルがばらばらになったり、
また個々の大きさも大型化できず交換サイクルの延長も
困難であるなどの問題が生じ解決が望まれていた。
などを考慮して各色トナーを一括して受け取るトナー回
収容器がよく用いられている。この場合、トナー回収容
器は各色の画像形成部の個々のクリーニング装置のトナ
ー排出口からクリーニングトナーを受け取るトナー回収
口を有しているので、用紙搬送路や中間転写ベルトと平
行かつ、クリーニング装置のトナー排出口の下方にトナ
ー回収容器が横長に設置されていることになる。またト
ナー回収容器がクリーニングトナーにいっぱいになった
ことを検出する為に、フォトインタラプタや圧電素子な
どのセンサが、トナー回収容器の上方に各色別に設けら
れている。
トナー排出口からトナー回収容器へ自重によって落下し
堆積していく方式であるので各色のクリーニングトナー
が各々山積み状態になるので下記のような問題が生じて
いた。すなわち、横長のトナー回収容器で色別に設置さ
れた個々のトナー検出手段が同時期にフル状態を検出す
ることが困難であり、遊びの空間を残した状態でフル検
知するので、クリーニングトナーの全体発生量以上の容
量を余分に確保する必要があり非常に非効率的である。
また、トナー検出手段を1つにすることは、フル検知前
に局部的にトナーが滞留しトナーブロックにつながる可
能性があり、全体の回収状況を代表的に検出することが
実質的に不可能であった。
であっても一般向け用途ではモノクロ画像の占める割合
が多いので、ブラックトナーはカラートナーに比較して
1.2〜2.0倍のトナー消費量である。ここで、ブラ
ックトナー及び各カラートナーの転写効率はほぼ同等で
あることから、未転写トナーに基づくクリーニングトナ
ー量の比率もトナー消費量の比率と同等であるとして以
下の話を進める。この結果、ブラックトナーのクリーニ
ングトナー量が他の3色カラートナーに比べて多いため
に、回収容器内でブラックトナーの堆積量の成長がカラ
ートナ−に比べて早く、先述した問題点を一層対策困難
なものとしていた。
そろえるためにシリカ、酸化チタン、アルミナを始めと
して各種微粉末を外添処理されているものの、一旦感光
体表面に現像されたトナーを強制的に掻き落とす際にこ
のような外添剤がトナー粒子から脱離するためにクリー
ニングトナーの流動性は大きく損なわれており、各色ト
ナーは外添剤の外れ方がまちまちである為に、クリーニ
ングトナーの流動性は色別に差を生じている。このよう
なトナー特有の事情が更に先述した問題点を増長するこ
ととなり、一刻も早い解決が望まれていた。
発明の第1の目的は、各色画像形成部から発生したクリ
ーニングトナーを一括して回収し、その内容量に見合う
量の各色クリーニングトナーを無駄なく収容し、1つの
トナー検出手段で正確にフル検知することのできるトナ
ー回収容器とそれを用いたタンデム型カラー画像形成装
置とを提供することである。
収容器の内容量を最大限活用し、しかもトナーブロック
などの恐れの無いタンデム型カラー画像形成装置を提供
することである。
形成部から発生したクリーニングトナーを一括して回収
し、そのトナー収容能力が大きく交換サイクルを延長し
たトナー回収容器とそれを用いたタンデム型カラー画像
形成装置を提供することである。
像の出力比率が高くブラックのクリーニングトナーの発
生量が多いビジネスユース主体であっても、1つのトナ
ー回収容器で効率良く各色トナーを収容できるタンデム
型カラー画像形成装置を提供することである。
に、請求項1の発明は各色の画像形成部のクリーニング
装置から排出されるクリーニングトナーをトナー回収容
器のハウジングの長手方向に沿って設けられたブラック
トナー及び複数のカラートナーのトナー回収口を通じて
一括して収容するタンデム方式のカラー画像形成装置に
おいて、ハウジングの長手方向に沿って設けられたトナ
ー回収口の内、一方端がブラックトナー回収口であり、
この一方端のブラックトナー回収口とハウジング側板の
一方端の長手方向基準距離Aと、他方端のカラートナー
回収口とハウジング側板の他方端の長手方向基準距離B
との間に、A>Bなる関係式を満足することを特徴とす
る。請求項1の発明によれば、モノクロ比率が高くブラ
ックのクリーニングトナーの発生量が多くても、ブラッ
クトナー回収口から回収容器側板へに至る内容量を多く
確保でき、ブラックトナーのみ嵩高く堆積するというこ
とが防止できる。
のタンデム方式の画像形成装置において、前記ブラック
トナー及び複数のカラートナー毎のトナー回収口がほぼ
等間隔で設けられ、ブラックトナー回収口が用紙搬送路
或いは中間転写ベルトの搬送方向を基準として最上流側
に設けられていることを特徴とする。請求項2の発明に
よれば、各色画像形成部のクリーニング手段からのトナ
ー排出手段の位置に合わせて、各色毎のトナー回収口を
形成することが容易となる。またブラックトナーの回収
口に対して用紙搬送路或いは中間転写ベルトの搬送方向
の上流方向には他の回収口が存在しないので、ブラック
トナーの回収口と回収容器側板との空間を大きく確保す
ることができる。また、画像形成部においてクリーニン
グ手段の搬送方向上流側に像担持体や現像手段のスペー
スがあることから、最下流側に設ける場合に比較して回
収容器を画像形成部全体に対して大きくずらすことなく
合理的に配置することが可能である。
タンデム方式の画像形成装置において、前記ハウジング
の長手方向両端部に位置する側板には、トナー搬送手段
が回転自在に軸支されており、そのトナー搬送手段の回
転軸にはスパイラルが形成され、前記一方端のブラック
トナー回収口から落下したブラックトナーがトナー搬送
手段の中央寄りのスパイラル合流部に向う方向と、トナ
ー搬送手段の一方端部側に向かう方向の両方に分岐して
搬送される様に、また前記他方端のカラートナー回収口
から落下したカラートナーの少なくとも一部がトナー搬
送手段の中央寄りのスパイラル合流部に向う方向に搬送
される様に、スパイラルのピッチ形状と回転方向が規定
されていることを特徴とする。請求項3の発明によれ
ば、各画像形成部からの各色クリーニングトナーを受け
取るために回収容器が左右に横長であっても、スパイラ
ルによる左右方向のトナー搬送作用によって、各色クリ
ーニングトナーを左右方向に均等な高さに堆積させ、回
収容器の内容量を効率良く活用することが可能となる。
さらに、ブラックトナーは回収容器の中央方向と、端部
方向の両方に分岐搬送されるので、ブラックトナー回収
口から回収容器側板へに至る内容量を有効活用できる。
のタンデム方式カラー画像形成装置において 前記スパ
イラル合流部が、前記ハウジングの長手方向に沿って設
けられたトナー回収口の内、中央寄り2個のトナー回収
口から前記トナー搬送手段の回転軸に引き降ろした垂線
とその回転軸とが交差した2個の交点の中間に形成され
ていることを特徴とする。
のタンデム方式カラー画像形成装置において、前記2個
の交点間の距離をDとし、ブラックトナー回収口に近い
交点と前記スパイラル合流部との距離をCとした場合、
0.4≦C/D≦0.8を満足することを特徴とする。
請求項4、5の発明によれば、モノクロ比率が高くブラ
ックのクリーニングトナーの発生量が多くても、スパイ
ラルの合流部を適切な位置に配置させることによって均
一に回収容器に収容することが可能である。
に記載のタンデム方式カラー画像形成装置において前記
A,Bの値が1.2≦A/B≦1.2の範囲を満足する
ことを特徴とする。請求項6の発明によれば、2.0≧
A/B≧1.2の範囲内に収まるように回収容器を設計
することにより、通常、モノクロの画像出力が併用され
るビジネスユーズ主体のカラー画像形成装置においてブ
ラックトナーが他のカラートナーの1.2乃至2.0倍
まで変動した場合に対しても、均一に回収容器に収容す
ることが可能である。
の画像形成装置において トナー回収口から下方のトナ
ー搬送手段に引き下ろした垂線とトナー搬送手段の回転
軸との交点付近には、その両側からスパイラルに挟みこ
まれるようにパドルが設けられていることを特徴とす
る。請求項7の発明によれば、パドルによる回収容器前
後方向のトナー攪拌作用によって、回収容器内の前後方
向のトナー堆積状態を均一化することができる。
のタンデム方式の画像形成装置において、トナー回収容
器のハウジング側面には、前記スパイラル合流部に対向
する箇所において、トナー検出手段が取付けられている
ことを特徴とする。請求項8の発明によれば、横長のト
ナー回収容器のトナーフル状態を画像形成部の色数より
も少ないトナー検出手段で検出することが可能となり、
画像形成装置の部品コストダウン、トナーフル検出の回
路設計の簡素化ができる。
画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は
本発明に係る画像形成装置の概略構成の1例を模式的に
示す正面図である。ここで図1ではクリーニング装置2
0のハウジングは図略している。図2は、各色画像形成
部を模式的に示す正面図である。図1に示すように、プ
リンタ1(画像形成装置の1例)のプリンタ本体ハウジ
ング2の内部において用紙搬送ベルト8の上方にはその
搬送方向の上流から下流方向に向かって(図1では右方
から左方にかけて)、ブラック、イエロー、シアン、マ
ゼンタの各色画像形成部が搬送ベルト8の上方に等間隔
即ち100mm間隔に設けられている。各々の画像形成
部には、像担持体としてのアモルファスシリコン感光体
ドラム4と、その周囲には主帯電器5と、LED露光部
6と、現像装置3と、転写ローラ9と、クリーニング装
置20が備えられている。
図示しない固定磁石を配した現像スリーブ3aが設けら
れている。コールターカウンタによるメジアン径(体積
基準)が9μmのブラック、イエロー、シアン、マゼン
タの各色トナー5重量部と平均粒径70μmのフェライ
トキャアリア95重量部とを混合してなされる各色現像
剤が現像装置3内に収納されており、現像スリーブ3a
表面には各色現像剤による磁気ブラシが形成されてい
る。ここで、トナーはキャリアとの摩擦帯電によって正
に帯電する。各色画像形成部の各々のアモルファスシリ
コン感光体ドラム4と現像スリーブ3aは互いが対向し
た現像領域で図示する同じ方向に回転しており、感光体
ドラム4の周速度は100mm/sec、現像スリーブ
3aの周速度は200mm/secである。感光体ドラ
ム4と現像スリーブ3aとの隙間と、図示しない穂切板
と現像スリーブ3aとの隙間は何れも0.5mmであ
る。現像スリーブ3aには+300Vの現像バイアス電
圧が印可されている。
が帯電部5によって一様に+400Vに帯電され、外部
PC等から入力された原稿画像データに基づくLED光
がLEDプリントヘッドユニット6からドラム表面上に
照射される。光照射された露光部が+25Vにまで光減
衰し、非露光部の+400Vの部分と合わせて静電潜像
が形成される。現像スリーブに印可された+300Vの
現像バイアス電圧によって現像剤中の正帯電トナーが感
光体表面の露光部に反転現像される。画像形成を繰り返
して現像剤中のトナーが消費されてもトナー濃度を一定
値に維持する為に、トナー供給容器7B、7Y、7C、
7Mから図示しない搬送手段によって各色現像装置3に
対してトナー補給がそれぞれ行われる。感光体ドラム4
の下方に設置された用紙搬送ベルト8は転写領域におい
て、感光体4と同方向に駆動される様にローラ10,1
1によって搬送されるとともに、感光体ドラム4と当接
する様に転写ローラ9によって用紙搬送ベルト8の裏側
から付勢されている。転写ローラ9には−1.5KVの
電圧が印可されている。
との間に、給紙機構12から用紙搬送路13を経由して
用紙が搬送され、用紙が各感光体ドラム4と用紙搬送ベ
ルト8との間を搬送されていく間に、−1.5KVが印
可された転写ローラ9によって各感光体ドラム4表面の
正帯電の各色のトナー像が次々に用紙側に転写される。
全ての感光体ドラム4によってトナー像が転写された用
紙は定着ローラ対14に搬送されてトナー像が定着さ
れ、カラー画像が形成される。定着ローラ対14を通過
した用紙は用紙搬送路15に送られ、排出部16から排
出される。
ム4上の残留トナー等を除去するために本発明の特徴で
あるクリーニング機構20が備えられている。このクリ
ーニング機構20は、感光体ドラム4の表面を清掃する
ためのクリーニングローラ21及びクリーニングブレー
ド22、ドラム表面から除去されたトナーを装置外に排
出するためのクリーニングスパイラル23を有してい
る。
構20について説明する。クリーニングローラ21はウ
レタンフォーム等の弾性体からなり、感光体ドラム4に
対向する位置に配設されている。このクリーニングロー
ラ21は、感光体ドラム4によるトナー像転写位置Aの
下流側で感光体ドラム4の表面に摺擦するように配置さ
れ、感光体ドラム4の回転方向(図2矢印方向)の順方
向に回転自在に設けられている。クリーニングローラ2
1の回転速度は、感光体ドラム4との摺擦面において感
光体ドラム4の周速に対して約1.2倍の周速となるよ
うに設定され、感光体ドラム4との周速差によりドラム
表面が摺擦されるようになっている。このクリーニング
ローラ21の摺擦で感光体ドラム4の表面のトナーがク
リーニングローラ21の表面に付着し、このトナーが付
着した表面状態のクリーニングローラ21によって再び
感光体ドラム4が摺擦されると、トナー表面に分散され
ているシリカ、酸化チタン等の外添剤が研磨剤の役割を
果たして感光体ドラム4の表面が研磨されるようになっ
ている。
タンゴム部材からなり、その一端部がクリーニングロー
ラ21よりも更に下流側で感光体ドラム4に摺擦するよ
うに配置され、クリーニングローラ21による清掃後に
感光体ドラム4の表面に残留するトナーを掻き取るため
に設けられている。スパイラル23には回転軸の周囲に
螺旋形状の羽根が形成されてなり、感光体ドラム4の表
面から除去されたクリーニングトナーを、クリーニング
装置の前側板に設けられたトナー排出口を通じて排出す
る方向に回転制御されている。
の画像形成装置の内、回収容器の構成を中心に説明す
る。図3は画像形成装置を上方から模式的に眺めた平面
図である。図4は図3のA−A’線を基準として右から
眺めた断面図である。図5、図22はトナー回収容器内
の要部構成を描いた平面図である。図6はトナー回収容
器内の要部構成を描いた正面図である。図7は図4の内
トナー回収容器のみを描いた断面図である。図3におい
て、各色画像形成部は用紙搬送ベルト8の搬送方向の上
流から下流側に向かって、つまり右から左に向かってブ
ラック、イエロー、シアン、マゼンタの順に配設され、
各々に感光体ドラム4B、4Y、4C、4Mと各色用の
4本の現像スリーブ3aと4本のクリーニングスパイラ
ル23が設けられている。用紙搬送ベルト8の前方には
トナー回収容器30が平行に横長に延在している。回収
容器30のハウジング300の上面且つ後側板から突出
した箇所にはハウジングの長手方向に沿って各色トナー
の回収口が設けられ、その長手方向の両端の両側板には
トナー搬送手段が設けられている。図3、図4におい
て、クリーニングスパイラル23は、クリーニングトナ
ーを矢印40の方向つまりトナー回収容器側に搬送する
ように、そのピッチ形状と回転方向が決められている。
側板20aを貫通し、クリーニングスパイラル23を内
蔵したパイプ29がトナー回収容器30上方にかかった
位置で屈曲しており開口した先端部が、トナー回収容器
30の上面に設けられた各色トナーの回収口31に連結
されている。図3に示すように用紙搬送ベルトの搬送方
向の最上流側にブラック画像形成部を設けたことによっ
て、像担持体とその上流側の現像手段の前方の空間をカ
ラートナー回収口の位置で規制されることもなく回収容
器右側板をさらに右方向に広げて拡大させることが可能
でありブラックトナーのクリーニング量に合わせてブラ
ックトナー回収空間を大きく取ることができる。
ー回収容器30の構造について説明する。まず、回収容
器30の横方向の全長は430mm、奥行きは80m
m、高さは70mmである。トナー回収容器30のハウ
ジング300の後側板30aから突き出した4個所の突
出部30b上面には、上流側から下流側に向かう順にブ
ラックトナー回収口31B、イエロートナー回収口31
Y、シアントナー回収口31C、マゼンタトナー回収口
31Mが100mm間隔に形成され、パイプ29の開口
した先端部からの各色クリーニングトナーを受け取るよ
うになっている。各色のトナー回収口を、100mm間
隔とすることによって、各色の画像形成部のクリーニン
グ手段のパイプ29の間隔と同じにすることができるの
で、構成上無理が無い。ブラックトナー回収口31Bと
回収容器30の右側板301の内壁面の長手方向基準距
離Aは80mmであり、マゼンタトナー回収口31Mと
回収容器30の左側板302の内壁面の長手方向基準距
離Bは50mmである。
C、31Mを結ぶ線と平行な方向にトナー搬送手段32
の回転軸32aがトナー回収容器30の左右側板に回転
自在に軸受けされており、図示しない駆動手段によって
所定の方向に回転するように制御されている。トナー回
収口31B、31Y、31C、31Mの中心点からトナ
ー搬送手段32の回転軸32aに引き降ろした垂線と回
転軸32aの交点付近には4個のパドル33が設けられ
ている。パドル33はトナー搬送手段32の回転軸32
aから垂直に立ち上がり固定された2枚のパドル支持板
33aの先端部分の間にパドル板33bを取り付けて組
みあがっており、回転軸から所定の隙間を挟んだ離れた
個所でトナーをくみ上げる効果を持っている。また、図
4乃至図7に示すように、隣接したパドル33は互いに
180度の位相差を持っている。この位相差はトナーを
掻き出すためのトルクを軽減させる為に設定するもので
あって、180度に限らず90度間隔であっても良いし
場合によっては位相差を持たせなくても良い。隣接した
パドル33の中間と、両端側のパドルとトナー搬送手段
32の軸受け部との中間にはいずれもスパイラル34が
後側板30aと僅かな隙間をもって設けられている。パ
ドル33はスパイラル34に比べて回転半径が大きく、
少なくともパドル板33bが突出部内の凹状空間内に進
入しているので、突出部30bはパドル33の回転を許
容する範囲の突出をとる必要がある。またパドル板33
bの回転領域は突出部30b上面に形成されたトナー回
収口31の少なくとも1部の直下域にかかっておれば、
トナー回収口31から落下してくるクリーニングトナー
をより有効に回収容器30の前方部に掻き出すことがで
きて好ましい。
ナー回収口31Mの下方の各々のパドル33の内側のス
パイラル34は、中央付近のスパイラル合流部34aに
向かってトナーが搬送されるようにスパイラルのピッチ
形状が形成されている。スパイラル合流部34aはトナ
ー回収容器30のハウジング300の長手方向に沿って
形成されたトナー回収口の内、中央寄り2個即ちイエロ
ートナー回収口31Yとシアントナー回収口31Cから
トナー搬送手段32の回転軸32aに引いた垂線と回転
軸とが交差する2個の交点間に形成されている。本実施
例においてはトナー回収口の下方にパドルを設けている
ので、スパイラル合流部34aはイエロートナー回収口
31Yとシアントナー回収口31Cの下方の各々のパド
ル間に形成されることになる。言いかえれば、このパド
ル間距離つまり上記2個の交点間距離をDとし、ブラッ
クトナー回収口下方のパドルと前記スパイラル合流部3
4aとの距離、つまりブラックトナー回収口に近い交点
と前記スパイラル合流部34aとの距離をCとした場
合、Dが100mm、Cが60mm、C/D=0.6で
ある。また、ブラックトナー回収口31Bとマゼンタト
ナー回収口31Mの下方のパドル33の外側のスパイラ
ル34は、回収容器30のハウジング300の右側板3
01に向かってトナーが搬送されるようにスパイラルの
ピッチ形状が形成されている。マゼンタトナー回収口3
1Mの下方のパドル33の外側のスパイラル34は、回
収容器30のハウジング300の左側板301に向かっ
てトナーが搬送されるようにスパイラルのピッチ形状が
形成されている。
スパイラル合流部34bに対向した部分が、トナー検出
空間35aを形成する為に小さく突出しており、その突
出部を回収容器外から挟み込む形で、トナー検出手段と
してのフォトインタラプタセンサ35が設けられてい
る。以下、トナー回収容器へのクリーニングトナーの堆
積、及びフル検知の構成について説明する。ここで図中
の堆積したトナーは斜線部で示している。
3によるトナーの搬送について説明する。図4におい
て、パドル33は先端のパドル板33bがその回転領域
の下方を通る際にはトナー回収容器30の後側面30a
から離れる前方に向かうようにつまり用紙搬送ベルト8
から遠ざかる方向で回転している。各色トナー回収口3
1B、31Y、31C、31Mからトナー回収容器30
の底部に向けて落下してきたトナーは、パドル33をす
り抜け落ちることによってトナー回収容器30の底面か
らせりあがってくる。このトナーがパドル33のパドル
板33bにかかる程度にせりあがってくると、パドルに
よるトナー回収容器前方への搬送作用によって、パドル
33下方部の堆積が抑制されて、図3及び図4に示す矢
印41の方向つまり回収容器30前方部へのトナーの堆
積がより大きくなる。
ぼれ出るトナーを最小限に押さえる。またトナーが落下
している突出部30bの内部にパドル板33bが進入
し、しかもパドル板33bがその回転領域の下方を通る
際には突出部30bから離れる前方に向かうので、トナ
ーをトナー回収容器の前方に効率良く掻き出し搬送する
ことができる。その結果、トナー回収容器30の前方部
の容積を無駄なくトナーを貯留することが可能となって
いる。図4において、堆積したトナーは斜線部により示
す。また図3の矢印41に示すようにトナーはパドル3
3から回収容器前方部に搬送され内に左右に拡散しつつ
前側に移動しているので、ある程度の横方向にトナー堆
積も進行する。
状況を図8乃至図15によって説明する。図8は回収容
器30の要部構成を平面から眺めた図であり、図9は同
じく正面から眺めた図である。ここで、図8、図9にお
いてB−B‘線は突出部、C−C’線はスパイラル中央
を縦断した基準線、D−D‘はフォトインタラプタセン
サ取付け部の中央を縦断した基準線である。
B’線を基準に右から眺めた断面図において、トナーの
堆積状況を示したものである。図12、図13は図8、
図9におけるをC−C‘線を基準に右から眺めた断面図
において、トナーの堆積状況を示したものである。図1
4、図15は図8、図9におけるをD−D‘線を基準に
右から眺めた断面図において、トナーの堆積状況を示し
たものである。さらに、図10、図12、図14は、ト
ナーがパドル板33bの下方位置まで競りあがってきた
時のトナー堆積状態を示す。図11、図13、図15は
トナーフル検知した時のトナー堆積状態を示す。
パイラル34下方のトナー堆積はパドル板33b下方の
トナー堆積に比べて少ないし後側板30a側のトナー付
着も見られない。このことから、トナーがパドル板33
bの下方位置に達するまでは突出部から左右方向へのト
ナー流出が抑制されていることが分かる。次に図11、
図13、図15に示すように、トナーフル検知した時に
は回収容器の左右方向のトナー堆積が略均等化されてい
る。このことは、トナー堆積の一部がパドル33両端の
スパイラル34に触れ始めると、スパイラル34の左右
方向のトナー搬送が効果的となり左右方向のトナー堆積
が均等化するためである。
僅かな隙間で対向しているだけなので、後側板30a側
に付着凝集するような状態の過剰なトナー堆積を有効に
除去している。その結果、後側板30aに設けたトナー
検出空間35aのトナー堆積も周囲側板と略同等のもの
とすることができ、正確なトナーフル検知を可能として
いる。
フル検知するまでのトナー回収容器内でのトナーの溜ま
りかたについて説明する。図中の堆積したトナーは斜線
部で示している。フル検知する前のスパイラルにトナー
が届かない状況を図16、図17で示す。図16は平面
図、図17は正面図である。トナーがパドル33にかか
り始めると、パドル33が回収容器30の前方にトナー
を搬送させる以外に、一部のトナーはパドル33の左右
方向にこぼれることなどからスパイラル34の下方部に
もトナーが分散させることが可能となる。とはいって
も、パドルによる汲み上げ、搬送効果が主体なので、主
としてパドル下方部、パドル前方部にトナーが多く堆積
している状況がトナーを斜線で示すと読み取れる。
り、フル検知する状況を図18、図19で示す。パドル
33の左右にこぼれたトナーや、トナー回収容器30の
前側板30cによって更なる前方への移動を阻止された
トナーなどがスパイラル下方部から競りあがってきてス
パイラル34へ届くと、横方向のトナー搬送が行なわれ
る。
収容器側板の間のトナー堆積状態について説明する。本
発明によれば、ブラックトナー回収量が他のカラートナ
ー各々よりも多いカラー画像形成装置では、この一方端
のブラックトナー回収口とハウジング側板の一方端の長
手方向基準距離Aと他方端のカラートナー回収口とハウ
ジング側板の他方端の長手方向基準距離Bの値を、A/
B>1としブラックトナー回収量/カラートナー回収量
の比率に応じてA/Bを設計することによってブラック
トナーとカラートナーが均一に堆積する。例えば、この
実施例では右端のブラックトナー回収口31Bと回収容
器30の右側板301内壁面の長手方向基準距離Aは8
0mmであり、左端のマゼンタトナー回収口31Mと回
収容器30の左側板302内壁面の長手方向基準距離B
の50mmよりも長く、ブラックトナーの回収量がマゼ
ンタトナーの回収量より80/50=1.6倍ほど多く
ても堆積状態を同等とすることが可能である。モノクロ
画像と、カラー画像を適宜混ぜ合わせてブラックトナー
とマゼンタトナーの消費量比率を1.6倍として画像形
成を繰り返した結果、上記トナー堆積量が同等であるこ
とを確認済みである。
タトナーの堆積量は、80/50のA/B比率において
のみ左右方向のトナー堆積が均一化されるのではなく、
パドルによる前後方向のトナー搬送によって横方向の不
均一な堆積状態がある程度修正される。このようなパド
ルによる緩和作用の影響下での、A/B比に対するブラ
ックトナーとマゼンタトナーの堆積状態の関係を調査し
その結果を図20に示す。
て、Bの値を50mmのまま回収容器30の右側板30
1側とスパイラル34を延長することによって、Aの値
を50、60、100、115mmに設定した回収容器
を試作した。実施例と合わせて計5通りの回収容器を用
意して、モノクロ画像と、カラー画像を適宜混ぜ合わせ
てマゼンタトナーに対するブラックトナーのクリーニン
グ量比率を0.7倍、0.8倍、1.0倍、1.2倍、
1.4倍、2.0倍、2.2倍、2.5倍、2.8倍と
した画像出力を連続的に行ないトナーの堆積状況を調査
した。図20において、評価○は左右方向のトナー堆積
状態が均一であることを示す。評価△は左右方向のトナ
ー堆積状態が一部不均一であることを示す。
は、ブラックトナーとマゼンタトナーの発生比率が1.
0乃至2.2倍の範囲において両トナーの左右方向の堆
積状態を均一化できた。A/B=1.2の試作回収容器
では、ブラックトナーとマゼンタトナーの発生比率が
0.8乃至2.0倍の範囲において両トナーの左右方向
の堆積状態を均一化できた。A/B=2.0の試作回収
容器では、ブラックトナー/マゼンタトナーの発生比率
が1.2乃至2.5倍の範囲において両トナーの左右方
向の堆積状態を均一化できた。以上のことから、AとB
の値が1.2≦A/B≦2.0の範囲の回収容器では、
ブラックトナーがマゼンタトナーの少なくとも1.2乃
至2.0倍の範囲内で変動したとしても均一に回収容器
に収容することが可能であり、通常、モノクロの画像出
力が併用されるビジネスユーズ主体のカラー画像形成装
置に幅広く対応することが可能であることが確認でき
た。
容器では、ブラックトナーとマゼンタトナーの発生比率
が0.7乃至1.4倍の範囲において両トナーの左右方
向の堆積状態を均一化できたが、1.4倍を超える範囲
に対してはブラックトナー回収口下方から右側板301
側に至る空間でブラックトナーが先にフル状態となる事
が確認できた。また、A/B=2.3の試作回収容器で
は、ブラックトナー/マゼンタトナーの発生比率が1.
4乃至2.8倍の範囲において両トナーの左右方向の堆
積状態を均一化できたが1.4倍未満の範囲に対しては
マゼンタトナー回収口下方から左側板302側に至る空
間でマゼンタトナーが先にフル状態となる事が確認でき
た。
近のスパイラル合流部へ向かってのトナー搬送について
説明する。スパイラル合流部34aは中央寄りのイエロ
ートナー回収口31Yとシアントナー回収口31Cの下
方の各々のパドル間距離をDとし、ブラックトナー回収
口に近いイエロートナー回収口31Y下方のパドルと前
記スパイラル合流部34aとの距離をCとした場合、D
が100mm、Cが60mmとなる位置に形成されてお
りC/D=0.6である。このことから、スパイラル合
流部34aはトナー回収容器30の右側板301から2
40mm、同じく左側板302から190mm離れてい
る事になる。右方向からはブラックトナー、イエロート
ナーが、各々Bg、Yg、左方向からはマゼンタトナ
ー、シアントナーが各々Mg、Cg搬送されるとすれ
ば、トナー搬送手段の単位長あたりの搬送量を等しくす
る事によって、合流部への前後方向に均等に近づけるこ
とができる。この事を関係式で表わすと (B+Y)/240=(M+C)/190 カラートナーの回収量は略同等であるから、Y=M=C
を代入することによって (B+M)/240=(M+M)/190=2M/19
0 (B+M)/24=2M/19 両辺に24×19をかけることによって 19B+19M=48M 19B=29M B=約1.53M 上式より、ブラックトナーが他のカラートナーの1.5
3倍発生した場合に合流部へのスパイラルの単位長あた
りのトナー攪拌量が等しくなる。
ラルによって集中的にトナーが移動してくるのでスパイ
ラル占有空間においてはこのスパイラル合流部が最初に
トナーフル状態に到達しトナー検出空間35aもトナー
で充満する。その結果、スパイラル合流部33aに近接
対向したたフォトインタラプタ35がトナーフル検知す
るまでは、スパイラル占有空間のトナーが移動先を失い
トナーブロックに陥ってスパイラルロック現象を引き起
こすことを防止できる。フォトインタレプタ35によっ
てトナーフル状態が検知された時点では、トナー回収容
器内のトナーが均等に堆積しているために、トナーが充
填されない空間のロスがを生ずることなくトナーフル状
態を検出することが可能である。
ら中央付近のスパイラル合流部へ向かってのトナー搬
送、堆積状態は、スパイラル合流部の位置をDが100
mm、Cが60mmとなるC/D=0.6比率において
のみ均一化されるのではなく、パドルによる前後方向の
トナー搬送によって横方向の不均一堆積状態がある程度
修正される。このようなパドルによる緩和作用の影響下
での、C/D比に対する左右端のトナー回収口から中央
付近のスパイラル合流部へ向かってのトナー搬送、堆積
状態を調査しその結果を図21に示す。
を基準として、固定寸法Dを100mmのまま、スパイ
ラル合流部とこれに対応したフォトインタラプタセンサ
を左右にずらせてCの値を30、40、80、90mm
に設定した回収容器を試作した。Cの値が60mmであ
る実施例の回収容器と合わせて計5通りの回収容器を用
意して、モノクロ画像と、カラー画像を適宜混ぜ合わせ
て各カラートナーに対するブラックトナーのクリーニン
グ量比率を0.7倍、0.8倍、1.0倍、1.2倍、
1.4倍、2.0倍、2.2倍、2.5倍、2.8倍と
した画像出力を連続的に行ない、トナーの堆積状況を調
査した。図21において、評価○は左右方向のトナー堆
積状態が均一であることを示す。評価△は左右方向のト
ナー堆積状態が一部不均一であることを示す。
は、ブラックトナーと各カラートナーの発生比率が1.
0乃至2.2倍の範囲において、回収容器左右側板側か
らのスパイラル合流部に向けてのトナーの堆積状態を均
一化できた。C/D=0.4の回収容器では、ブラック
トナーと各カラートナーの発生比率が0.8乃至2.0
倍の範囲において、回収容器左右側板側からのスパイラ
ル合流部に向けてのトナーの堆積状態を均一化できた。
C/D=0.8の回収容器では、ブラックトナーと各カ
ラートナーの発生比率が1.2乃至2.5倍の範囲にお
いて、回収容器左右側板側からのスパイラル合流部に向
けてのトナーの堆積状態を均一化できた。以上のことか
ら、以上のことから、CとDの値が0.4≦C/D≦
0.8の範囲の回収容器では、ブラックトナーが各カラ
ートナーの少なくとも1.2乃至2.0倍の範囲内で変
動したとしても、回収容器左右側板側からのスパイラル
合流部に向けてのトナーの堆積状態を均一化均一に回収
容器に収容することが可能であり、通常、モノクロの画
像出力が併用されるビジネスユーズ主体のカラー画像形
成装置に幅広く対応することが可能であることが確認で
きた。
容器では、ブラックトナーと各カラートナーの発生比率
が0.7乃至1.4倍の範囲において両トナーの左右方
向の堆積状態を均一化できたが、1.4倍を超える範囲
ではスパイラル合流部の右方から搬送されるトナーが先
ににフル状態となる事が確認できた。また、C/D=
0.9の試作回収容器では、ブラックトナーと各カラー
トナーの発生比率が1.4乃至2.8倍の範囲において
両トナーの左右方向の堆積状態を均一化できたが1.4
倍未満の範囲に対してはスパイラル合流部の左方から搬
送されるトナーが先ににフル状態となる事が確認でき
た。
インタラプタを使用したがこれに限定するものではなく
て、圧電センサが使用できる。また磁性トナーを用いた
場合には透磁率センサを使用することも可能である。
搬送路の最上流側に設けたがそれに限らず、最下流側に
設けることも可能である。また、本実施例では用紙搬送
路の最下流側にはマゼンタ画像形成部を設けたが、それ
に限らず、イエロー、シアン画像形成部のいずれであっ
ても使用可能である。また本実施例では、用紙搬送ベル
ト上の用紙にトナー像を直接転写するタンデム方式を採
用したが、これに限らず中間転写ベルトに一端トナー像
を転写させてから用紙にトナー像を一括転写させる方式
であっても良い。
のパドルの外側のスパイラルは、回収容器ハウジングの
左側板に向かってトナーが搬送されるようにスパイラル
のピッチ形状を形成した。しかし、最下流側のマゼンタ
画像形成部に至るまで、転写用紙や中間転写ベルト上に
転写されていた上流側の画像形成部によるトナー画像が
最下流のマゼンタ画像形成部の感光体ドラムに逆転移す
る場合が有り、その場合マゼンタ画像形成部のクリーニ
ング手段が一括してクリーニングすることとなるので、
クリーニングトナー量が増加する場合がある。この場
合、マゼンタトナー回収口下方のパドル外側のスパイラ
ルの搬送量を減ずるようにピッチ形状を変更したり、中
央のスパイラル合流部に向かってトナーが搬送されるよ
うにスパイラルのピッチ形状を形成したり、スパイラル
を省くなどの対策を講じることができる。
画像形成装置において、各色のクリーニングトナーを個
別に回収する複数の回収容器が不要であり、しかも、ブ
ラックトナー回収口とハウジング側板との距離を、他方
端のカラートナー回収口と直近のハウジング側板との距
離よりも長くとることによって、ブラックトナーのクリ
ーニングトナーの発生量が多くても、トナーの堆積面を
ならす為の容器振動などの格別の処置が不要で、トナー
回収容器の内容積を無駄なく利用するので、回収容器の
交換サイクルの延長が可能となる。また、トナー検出手
段をブラックトナー回収口から遠ざけることによって、
ブラックトナーの発生量が多くてもトナーブロックなど
の不具合を発生させずにトナーのフル検知を行うことが
可能となった。
成を示す正面図である。
を示す正面図である。
方から眺めた平面図
図である。
の要部構成を描いた平面図である。
の要部構成を描いた正面図である。
の要部構成を描いた側面図である。
部構成を描いた平面図である。
部構成を描いた正面図である。
ら眺めた断面図において、トナーがパドル板の下方位置
まで競りあがってきた時のトナー堆積状態を示したもの
である。
ら眺めた断面図において、トナーフル検知した時のトナ
ー堆積状態を示したものである。
ら眺めた断面図において、トナーがパドル板の下方位置
まで競りあがってきた時のトナー堆積状態を示したもの
である。
‘線を基準に右から眺めた断面図において、トナーフル
検知した時のトナー堆積状態を示したものである。
から眺めた断面図において、トナーがパドル板の下方位
置まで競りあがってきた時のトナー堆積状態を示したも
のである。
から眺めた断面図において、トナーフル検知した時のト
ナー堆積状態を示したものである。
回収容器の平面図
回収容器の正面図
収容器の平面図
収容器の正面図
リーニングトナー量比を変えたときの、回収容器左右側
板側と左右端のトナー回収口の間ののトナー滞留状態を
示す一覧表
リーニングトナー量比を変えたときの、スパイラル合流
部への左右からのトナー搬送状態を示す一覧表
内の要部構成を描いた平面図である。
ーの流れ 41 回収容器内パドルによるトナーの流れ 42 回収容器内スパイラルによるトナーの流れ
Claims (8)
- 【請求項1】各色の画像形成部のクリーニング装置から
排出されるクリーニングトナーをトナー回収容器のハウ
ジングの長手方向に沿って設けられたブラックトナー及
び複数のカラートナーのトナー回収口を通じて一括して
収容するタンデム方式のカラー画像形成装置において、 ハウジングの長手方向に沿って設けられたトナー回収口
の内、一方端がブラックトナー回収口であり、この一方
端のブラックトナー回収口とハウジング側板の一方端の
長手方向基準距離Aと、他方端のカラートナー回収口と
ハウジング側板の他方端の長手方向基準距離Bとの間
に、A>Bなる関係式を満足することを特徴とするタン
デム方式のカラー画像形成装置。 - 【請求項2】前記ブラックトナー及び複数のカラートナ
ー毎のトナー回収口がほぼ等間隔で設けられ、ブラック
トナー回収口が用紙搬送路或いは中間転写ベルトの搬送
方向を基準として最上流側に設けられていることを特徴
とする請求項1に記載のタンデム方式カラー画像形成装
置。 - 【請求項3】前記ハウジングの長手方向両端部に位置す
る側板には、トナー搬送手段が回転自在に軸支されてお
り、そのトナー搬送手段の回転軸にはスパイラルが形成
され、前記一方端のブラックトナー回収口から落下した
ブラックトナーがトナー搬送手段の中央寄りのスパイラ
ル合流部に向う方向と、トナー搬送手段の一方端部側に
向かう方向の両方に分岐して搬送される様に、また前記
他方端のカラートナー回収口から落下したカラートナー
の少なくとも一部がトナー搬送手段の中央寄りのスパイ
ラル合流部に向う方向に搬送される様に、スパイラルの
ピッチ形状と回転方向が規定されていることを特徴とす
る請求項1に記載のタンデム方式の画像形成装置。 - 【請求項4】前記スパイラル合流部が、前記ハウジング
の長手方向に沿って設けられたトナー回収口の内、中央
寄り2個のトナー回収口から前記トナー搬送手段の回転
軸に引き降ろした垂線とその回転軸とが交差した2個の
交点の中間に形成されていることを特徴とする請求項3
に記載のタンデム方式カラー画像形成装置。 - 【請求項5】前記2個の交点間の距離をDとし、ブラッ
クトナー回収口に近い交点と前記スパイラル合流部との
距離をCとした場合、0.4≦C/D≦0.8を満足す
ることを特徴とする請求項4に記載のタンデム方式カラ
ー画像形成装置。 - 【請求項6】前記A,Bの値が1.2≦A/B≦2.0
の範囲を満足することを特徴とする請求項1乃至4に記
載のタンデム方式カラー画像形成装置。 - 【請求項7】トナー回収口から下方のトナー搬送手段に
引き下ろした垂線とトナー搬送手段の回転軸との交点付
近には、その両側からスパイラルに挟みこまれるように
パドルが設けられていることを特徴とする、請求項3に
記載の画像形成装置。 - 【請求項8】トナー回収容器のハウジング側面には、前
記スパイラル合流部に対向する箇所において、トナー検
出手段が取付けられていることを特徴とする請求項3に
記載のタンデム方式の画像形成装置。
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2001
- 2001-08-29 JP JP2001259899A patent/JP3499545B2/ja not_active Expired - Lifetime
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