JP3499240B2 - 特に電力用開閉技術において保護要素として使用される可変大電流抵抗及びこの大電流抵抗を使用した回路装置 - Google Patents

特に電力用開閉技術において保護要素として使用される可変大電流抵抗及びこの大電流抵抗を使用した回路装置

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JP3499240B2 JP50673394A JP50673394A JP3499240B2 JP 3499240 B2 JP3499240 B2 JP 3499240B2 JP 50673394 A JP50673394 A JP 50673394A JP 50673394 A JP50673394 A JP 50673394A JP 3499240 B2 JP3499240 B2 JP 3499240B2
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/02Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess current
    • H02H9/026Current limitation using PTC resistors, i.e. resistors with a large positive temperature coefficient
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C10/00Adjustable resistors
    • H01C10/10Adjustable resistors adjustable by mechanical pressure or force

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、抵抗材料としてカーボンを使用し、カー
ボン及び/又は煤を含む層の少なくとも一つの境界面に
他の導電体との接合領域を備えた、特に電力用開閉技術
において保護要素として使用される可変大電流抵抗に関
する。本発明は更にこの大電流抵抗を使用した回路装置
に関する。
低電圧配電において遮断器は安全上の理由から短絡時
に予想される最大短絡電流を遮断できるものでなければ
ならない。この電流は母線の近くにおいては50kA或いは
また100kAにもなり得る。このような遮断容量を持つ遮
断器は系統周期の時間長に比較して短い時間内に接点を
開き、短絡電流を充分に制限するために高いアーク電圧
を生み出すものでなければならない。
上記の遮断器は構造的に複雑で、従ってそれだけ高価
である。遮断容量の小さい比較的簡単な遮断器を予想さ
れる大きな短絡電流において使用するためには、遮断器
に対して短絡時の電流を制限して遮断する助けとなる機
器或いは装置が必要となる。
この目的のために従来いわゆる電流制限器が、例えば
図1aに示されるように、遮断器に直列に接続される。な
お一般に「制限器」とは、その接点が短絡時に電流力に
より開かれる、開閉鎖錠装置を備えていない開閉器具と
解される。そしてその際発生するアーク電圧は遮断器に
作用して、短絡回路に流れる電流を制限しかつ遮断す
る。
電流制限の他の方法は、遮断器に直列に、定格電流或
いは許容過電流においては非常に低い値を持ち、ある電
流閾値を超えると短時間で高抵抗となる抵抗を接続する
ことである。これにより短絡回路には電流を危険のない
値に制限する付加的な抵抗が挿入される。このような特
性を持つ抵抗はPTC(正の温度係数を持つ)抵抗或いは
正特性サーミスタと呼ばれている。低電圧での応用とし
てこのような抵抗を使用した回路構成が国際特許出願公
開第91/12643号明細書において提案されている。そこに
記載された可変大電流抵抗は主として煤を充填したポリ
エチレン膜からなり、PTC効果を持つものである。ほぼ
同じものとして国際特許出願公開第90/00825号明細書に
は低電圧用の保護装置が既に提案されている。さらにヨ
ーロッパ特許出願公開第0487920号明細書においては正
の温度係数を持つ電気的に伝導性のポリマー組成物から
なる少なくとも1つの抵抗体を備えたPTC素子が詳細に
記載されている。この素子においては各抵抗体が2つの
好ましくは並列な表面を持ち、その少なくとも1つの境
界面が電流をPTC素子に取り入れるための電極と接続さ
れている。PTC効果を保証するために、この保護要素と
して使用される大電流用抵抗においてはポリマー抵抗体
がその基底面で電極に接続され、しかも少なくとも1つ
の面がその属する電極といわゆる自由接触をなし、また
導電性ポリマー層の抵抗体の電極及び基底面に垂直方向
に力を与える押圧装置が設けられている。
さらにまたETZ(A)73,199(52)により柱状に配置
されたカーボン板或いはリングからなる接合抵抗を圧力
に関係して変化させることに基づくカーボンパイル形レ
ギュレータが公知である。このカーボンパイル形レギュ
レータにより電圧或いは電流が制御されて、制御量の値
が上がると電磁石の制御によって高い磁気力がカーボン
板からなり柱状体の予圧に抗して作用する。抵抗値の変
化は300倍も可能とされている。
これに対してこの発明の課題は、冒頭に記載した種類
の大電流用抵抗を、保護装置として必要な安全性をもっ
て制限器として使用できるように改善することにある。
さらにこのような抵抗を備えた回路装置を提供すること
にある。
この課題は、この発明によれば、公知の可変大電流抵
抗において、押圧力が制御可能であり、その際カーボン
及び/又は煤を含む層が抵抗の低抵抗状態を設定するた
めに所定の第一の値を持つ力により他の導電体に押圧さ
れ、かつ短絡時にこの押圧力が充分短時間に、接合領域
における抵抗が少なくとも2桁だけ上昇するような第二
の値に減少可能であるようにすることにより解決され
る。この場合流れる電流に相応して力を減少する具体的
な手段を備えることが有利である。その場合特に保護要
素として構成するために短絡時に所定の電流閾値、例え
ば定格電流の15倍を超えたとき系統周期に比して短い時
間で接合領域における抵抗が約100倍に上昇し、従って
確実に短絡電流を危険のない値に制限することができ
る。
この発明の範囲内において「抵抗」とは大電流抵抗に
おける電圧降下と抵抗を流れる電流の商と解される。外
部に向かって有効な電圧降下はその場合平面状に延ばさ
れた抵抗体における電流分布及び微視的な面における電
圧降下の直列接続から生ずる。この電圧降下はこの発明
による大電流抵抗においては煤及び/又はカーボン粒子
内で或いは隣接した粒子の接触面において起こる。同様
に特に接合領域においては導電性の粒子間にガス放電も
起こり得る。
本発明による押圧力の目的に合った制御及びその減少
により、特にヨーロッパ特許出願公開第0487920号明細
書によるPTC素子に対する利点が生ずる。そこに使用さ
れている導電性にされたポリマー材はある温度以上、ポ
リエチレンに対しては約120℃で高抵抗となり、その際
この公知の素子における加熱は短絡電流により行われ、
特に金属電極と導電性のポリエチレン体との間の面状接
触部がポリエチレン表面の加熱に貢献する。従ってこの
公知の技術ではRTCサーミスタ効果を、薄いポリエチレ
ン層における抵抗ストロークで電流制限を行うように設
定されねばならない。
これに対して本発明においては、機械的に解離可能な
接触部における電気抵抗が接触力に関係し、しかも抵抗
は接触力が減少するとともに確実に増加するという事実
が利用される。有利なことにこの機械的に解離可能な接
触部においては電流密度は小さく保たれるので、高いエ
ネルギー密度によって電極面が破壊されるということは
ない。その場合煤或いはカーボン層は、この物質の力に
関係する抵抗変化が大きいので解離可能な接触部の少な
くとも1つの例に使用するのが有効である。特に微粉末
状の煤或いはカーボン層が接触層として有効である。こ
の層は例えば前述の機械的或いは熱的負荷から生じ得
る。
ヨーロッパ特許出願公開第0487920号明細書において
は専らPTC効果を狙ったものであるが、これとは異なり
この発明においては正特性サーミスタ効果を示さない層
でも利用することができる。特にこれらの材料からなる
白熱焼結体或いは結合材として合成樹脂を加えた加圧体
も使用できる。解離可能な接触表面において充分に均一
な電流分布を得るためには、これらの物体の抵抗は余り
に小さすぎてはならない。しかし抵抗は焼結或いは加圧
体の組成により影響される。好ましい抵抗値は0.1オー
ムcmから1オームcmの間にある。
この発明によれば、正特性サーミスタのように遮断器
と直列に低電圧配電用の電流回路に接続される機能的に
有効な保護要素が作られる。電力用半導体デバイス、電
磁接触器或いは真空遮断器と組み合わせた使用もまた可
能である。
この発明による大電流抵抗により、定格電流の12乃至
15倍より小さい電流に対しては保護要素の抵抗は非常に
小さく、従って素子における損失電力が定格電流におい
て1つの電流路につき最高でも数ワットとすることがで
きる。例えば定格電流が20Aに対して抵抗は2mオームで
あるので、損失電力は20Aにおいて約800mWである。電流
が定格電流の15倍以上に上昇すると、抵抗は100倍或い
はそれ以上に大きくなる。これにより短絡電流は危険の
ない値に制限される。一般に低電圧系統の場合にそうで
あるように、回路にインダクタンスがあると、電流は並
列電流分路に転流されるので、この発明による大電流抵
抗は大きな損失電力によって損傷されることはない。そ
の場合例えば並列電流分路に対する定抵抗或いは電圧依
存抵抗が問題になる。
それ自体公知の効果を利用するのに保護要素は金属電
極と煤或いはカーボンを含む導電性の層との間の少なく
とも1つの接触面或いは2つの煤及び/又はカーボンを
含む層の間の少なくとも1つの接触面を備える。この場
合電流の流れはこの接触面を通る。定格電流或いは許容
過電流において金属電極及び煤或いはカーボンを含む層
は接合抵抗を充分に少さくする力で圧縮されている。短
絡時にある電流閾値を超えると系統周期の時間に比して
短い時間でこの力は減少して、接触面の境界層における
抵抗が所望の方向に上昇する。
カーボンパイル抵抗の場合のように、この発明による
大電流抵抗においては数個の前述の境界層を直列に接続
することもできる。この煤及び/又はカーボンを含む層
は、煤もしくはカーボン粒子が結合材により結合されて
収納された特に円形或いは矩形状の板である。
この結合材はこの発明を実現する場合において同時に
押圧力を減少するための手段とすることができる。従っ
てこの場合結合材は適切に選ばれなければならない。押
圧力を減少するために他の手段が使用される場合には、
かかる結合材は500℃以上の温度の場合にも素子が変質
しないものがふさわしい。押圧力を減少するための他の
手段は電磁原理に基づくもの或いはまた圧電調整素子を
利用するものとすることができる。特に後者の場合外部
で操作できる力により押圧力が適宜に減少可能である。
この発明の詳細及び利点を図面による実施例の説明に
より明らかにする。
図面において、 図1は従来技術の2つの回路構成を、 図2は力を減少する目的で圧力を発生する第一の手段を
備えた大電流抵抗の断面及び2つの詳細部分図を、 図3は力を減少する第二の手段として電磁的に制御され
る装置を、 図4は力を減少する第三の手段として圧電調整素子を介
して制御される装置を、 図5は図4による装置を動作させるのに必要な回路構成
を、 図6は複数個の層を積層した大電流抵抗を、 図7は遮断器内に集積された大電流抵抗を、 図8は感度を上げるための大電流抵抗の回路例を示す。
図1a及び図1bにおいて1は遮断器、2はこの遮断器1
のトリップ装置の磁気コイルを示す。図1aの回路構成で
は、例えば接点が短絡時に電流力によって開かれるいわ
ゆるアーク制限器3が直列接続されている。これとは異
なり図1bにおいては磁気コイル2を備えた遮断器1に正
特性サーミスタ4が直列接続され、さらにこれに抵抗5
が並列接続されている。正特性サーミスタは冷温状態で
は低い電気抵抗を、高温状態で高い電気抵抗を示す(い
わゆるPTC効果)。正特性サーミスタはそこを流れる電
流自体によって加熱され、その際ある温度を超えると高
抵抗になる。並列抵抗5はサーミスタの負担を軽減し短
絡電流を制限するためのものである。
電流制限器としての使用に関して、通常の正特性サー
ミスタもしくはPTC抵抗は比較的低い電圧及び電流に対
しでだけ適している。導電性にされたポリマー材よりな
るPTC大電流抵抗はヨーロッパ特許出願公開第0487920号
明細書において提案されている。しかしながら熱可塑性
のポリマー材を正特性サーミスタとして使用する場合に
は、このような公知のPTC素子を電流制限器として使用
する際考慮されねばならない幾つかの特徴がある。即
ち、 ・ポリマー層の表面を臨界温度に上げるために必要な電
流熱は初期温度から臨界温度までの温度ストロークに比
例する。このことは初期温度が低いときには初期温度が
高いときよりも保護値が悪くなるということを意味す
る。
・熱可塑性の正特性サーミスタは長年の使用経過の間
に、特に温度が上がった際、電極の強い押圧力を受けて
変形し、従ってその動作特性が変化することがある。
・正特性サーミスタ効果、従って臨界温度以上の温度に
加熱する際の抵抗ストロークはポリマーの組織に敏感に
依存する。開閉後或いは負荷をかけることなく長期間使
用した後に抵抗ストロークが著しく変化し、これにより
保護効果の大きさが必ずしもすべての場合で予測可能で
はない。
これらの欠点は以下の実施例において解消される。
図2において11はカーボン及び/又は煤を含む層で、
2つの金属板12及び13の間に圧入されてこれらの金属板
とともに大電流抵抗10を形成している。例えばカーボン
及び/又は煤を含む層11は約1mmの厚さと、10cm2の面積
を持っている。詳細にはこの層11は個々のカーボン或い
は煤の粒子101からなる多孔性の物質からなり、その多
孔性の中空部分は結合材102で充填されている。
上述の目的のための結合材としては、例えばポリエチ
レン、ポリエステルのようなポリマー材、或いはまたワ
ックス、グリース、タール、ピッチ等が挙げられる。
特に層11と金属電極12及び13の境界面との間には接合
領域15が生じ、その構造が抵抗特性の基準として関係す
る。部分断面Aには通常の状態の境界面と接合領域が示
され、この場合抵抗は小さい。部分断面Bには短絡時が
示されているが、この場合は抵抗が高くなる。
図2に示した、層11並びに電極12及び13からなる大電
流抵抗10においては接合領域15における電流が増大する
と接合抵抗により損失熱が生じ、この熱は煤もしくはカ
ーボン粒子101の間の結合材102を適当に選択したとき前
記結合材をガス状分解生成物103に分解する。この分解
生成物103は接合領域もしくは境界層において、外的な
押圧力によって生ずる圧力に対する対向圧を発生させ
る。これによりその結果生ずる押圧力は減少し、抵抗は
増大する。
以上の効果を一定のかつ理解し易い形で実現するため
に煤及び/又はカーボンを含む層と結合材とからなる抵
抗体は適当な方法で作られなければならない。このため
には煤及び/又は微粒子状カーボン粉末を先ずタール及
びピッチを結合材として付加して層を作ち、この層を低
い圧力の下で圧縮する。次いでこの層を1000℃までの温
度で加熱することにより電気的に伝導性で多孔性の層が
できる。この白熱された抵抗体は、次に200℃以上、例
えば300℃の温度でガス状の分解生成物に分解して圧力
を発生するワックス或いはグリースで含浸される。
煤及び/又はカーボンを含む層は、しかしまた結合材
としてそれ自体200℃以上の温度で少なくとも部分的に
分解するものが選ばれる場合には、白熱及びそれに続く
含浸を行うことなしにも作ることができる。このような
結合材は例えばポリエチレン、ポリエステル或いは合成
樹脂である。
煤及び/又はカーボンを含む層11は、また他の構成と
して、結合材及び場合によってはまた付加的な煤或いは
カーボン粒子と混ぜたフェルト化したカーボン繊維から
なることもできる。導電性、多孔性かつ非常に弾性のあ
る層を実現するためのこのようなカーボン繊維フェルト
はそれ自体公知である。このフェルトは或いはまた場合
によっては紙或いは箔の硬度に構成することもできる。
これを可変抵抗の構造に適用するには、層の表面に付加
的に煤或いはカーボンを非常に微細にかつ均一に配分し
て入れることが必要である。
カーボン及び/又は煤を含む層11と電極12もしくは13
とを備えた前述の可変大電流抵抗10においては金属電極
の表面はパターン化することもできる。適当なパターン
により電流密度の制御が可能となる。特にカーボン及び
/又は煤を含む層はまた補完的な構造を持ち、その結果
力が伝達されるようにすることもできる。
図2の実施例においては力の制御により抵抗の外部制
御の他にある程度はそれ自体従来技術として存在する自
己制御も生ずる。かくして力の減少も適切にかつ再現可
能に行われる。その場合制限器の特性は大きな短絡電流
が流れたときに、接合抵抗の結果生ずる損失出力が表面
を加熱し含浸物質が表面でガス状になることによって起
きることに注意しなければならない。以後の遮断に対し
ては含浸物質がカーボン及び/又は煤を含む層の内部か
ら補給されて表面を再び濡らすことが重要である。
押圧力を減少させるために磁気力も利用される。適当
に接続された大電流抵抗においては充分大きな電流の際
短絡電流自体によってヨーク・アンカー系を介して磁気
力が発生する。
図3では層11と電極12及び13とを備えた図2の抵抗が
電磁石を備えた絶縁ケース20に収納されている。絶縁ケ
ース20の他に21は大電流抵抗10を載置するための絶縁
板、22は電磁石のアンカー、23は電磁石のヨーク、24は
空隙、25はばね要素、26は電流路である。大電流抵抗10
はアンカー22及びヨーク23とともにケース20内に、ばね
要素25によりアンカーとヨークとの間に一定の空隙が設
定可能でありかつばね力が両電極12及び13並びにカーボ
ン及び/又は煤を含む層11に伝えられるように組み込ま
れている。電流路26と大電流抵抗10を通る電流とは電気
的には直列接続されている。
電気抵抗は両電極12及び13の各々の圧力に関係する接
触抵抗によって、ばね力が全部或いは部分的にアンカー
22とヨーク23との間の磁気力によって補償されることに
より制御される。これにより接触抵抗は1000倍まで高め
られ、その際電気損失は著しく上昇し、結合材102が熱
分解して分解生成物103を作り、これによりアンカーの
閉成運動を助成するガス力が、図2により原理的に説明
したように、作用する。これに伴い実効的な押圧力はさ
らに減少し、接触抵抗はさらに上昇する。
この構成において特に有利なことは、電流制限器の応
動電流を空隙の大きさにより所定の短絡電流値に調整で
きることである。アンカーとヨークとの間の磁気力の電
流の2乗に関係する力の結果である比較的鋭い応動電流
が生ずる。従来公知の技術とは異なり電流制限のメカニ
ズムはこの場合損失電力((I×V)dt)ではなくて、
瞬時電流(I)によって制御される。その場合制御は調
整可能な応動電流閾値を超えた電流上昇によって自動的
に行われる。これにより長時間過電流が継続することに
よるミストリップを同時に回避しながら速やかな応動が
得られる。
磁気的に生ずる力と結合材のガス圧により生ずる力と
を組み合わせて押圧力を減少するために働く対向力とす
る上述の方法とは別に、このようなシステムはまた磁気
的にのみ働かせることもできる。この場合結合材は、発
生した温度では分解しないものが選ばれる。これはター
ル及びピッチが結合材として使用されるとき数100℃で
熱処理することによって行われる。
図3は従来の技術と比較してこの出願による制限器の
新しい原理を明らかにすることができる。ヨーロッパ特
許出願公開第0487929号明細書においてはその図6及び
7においてアンカーとヨークとよりなるシステムによっ
て押圧力が発生され、接触部が大きな力で押圧されるよ
うにされている。これに対して前述の実施例においては
押圧力を減少する、従って接触力を弱めるように電磁的
手段が作用しており、これにより抵抗の上昇が行われ
る。
図2及び3で説明された実施例では電流制限抵抗の応
動は自動的に短絡電流によって行われる。図2の実施例
では抵抗が電流制限値に上昇を開始する瞬間は、抵抗10
の表面温度が含浸物質もしくは結合材の分解温度に上昇
したことによって与えられる。図3の実施例では、この
瞬間は磁気力が電流の2乗に比例して上昇することで押
圧力の大部分を補償し或いはまた過補償することによっ
て定まる。
能動的な電気的制御により抵抗変化の時点は目的に合
わせて制御される。このために特に圧電調整素子を使用
するのが適当である。図4では抵抗層11と電極12及び13
とを備えた抵抗10が絶縁ケース30内に収納されている。
31は上側の電極13の絶縁板で、32は圧電伸縮体としての
圧電調整素子、33はその受け部34及び調整ねじ35ととも
に接触力を生み出すための板ばねである。図3と同様に
能動要素は大電流抵抗10の上に載置されている。即ち、
絶縁板31の上には圧電伸縮体32が配置され、この圧電伸
縮体はケースに対して板ばね33を介して支持されてい
る。給電部は図4には示されていない。圧電伸縮体32は
いわゆるピエゾ横効果、即ち約1kVの電圧を印加したと
きその長さが約0.5乃至1%短くなることを利用するも
のである。
大電流抵抗の抵抗値の変化は圧電伸縮体32を充分高い
電圧で制御することによって行われる。境界面もしくは
抵抗の接合領域における接触力は圧電伸縮体32の短縮に
比例し、使用されたばね要素33のばね定数に応じて減少
する。例えば適当なばね定数で圧電伸縮体32が50μmだ
け縮小すると接触力は1500Nから500Nに減少する。
圧電気により操作される図4による大電流抵抗は電流
センサ45、評価及び制御モジュール44及び高圧パルス装
置43と接続されて使用される。この回路は図5に示され
ている。電流センサ45で電流回路中の瞬時値が検出さ
れ、評価及び制御モジュール44で瞬時電流が例えば予め
設定された電流閾値と比較される。瞬時電流が予め設定
された電流閾値を超えると、制御信号が形成され、これ
により高圧パルス回路43に図4の圧電伸縮体32に対して
数msの高圧パルスが形成される。圧電伸縮体32の短縮に
より高圧抵抗の接触力が減少し、これによりその抵抗が
1000倍まで上昇する。それ故電流回路の電流が制限され
る。
図4の圧電伸縮体と板ばねの構成の代わりに平均的な
ばね定数を持った他のばね構成による力伝達機構も構成
できる。特に圧電伸縮体を備えた構成は、その質量重心
がパルス動作の間ほぼ静止しており、使用されている力
伝達要素がパルス期間の間ばね力に抗して作用する反力
を得ないようにされている。この反力は秒範囲で、急激
な負荷の際には硬直に反応するが継続負荷の際には降伏
挙動を示す特殊な可塑性の中間体によって吸収される。
これにより、本来の大電流抵抗10における材料の損耗の
際圧電伸縮体32の力的な位置決めを再び作り出す自動的
なファローアップ装置が実現される。
上述の種々の原理に従って制御される大電流抵抗は特
に遮断器と接続されて使用される。このめには主として
図1bによる回路構成が実現される。この回路においては
可変大電流抵抗に遮断器が電気的に直列に接続され、短
絡電流によってトリップされて電流回路を最終的に遮断
する。可変大電流抵抗の抵抗値の上昇によって短絡電流
の上昇は急激に制限され、破壊電流の振幅は直列接続さ
れた遮断器に対して非臨界的な値に制限される。
可変大電流抵抗の熱的過負荷を回避するために、電流
負担を軽減するため一定の抵抗或いは一定の応動電圧を
持った第二の電流路を並列接続することもできる。この
ことは、その蓄積エネルギーが短絡時に可変大電流抵抗
を損傷するようなインダクタンスが回路にある場合に特
に有意義である。
さらに複数個の可変大電流抵抗を電流制限のための要
素として接続し、すべての直列接続された要素が動作す
る際に数1000Vの中電圧が達成されるようにすることも
また有意義である。この場合1000V以上の電圧範囲にお
いても電流制限が行える。
特別な構成として電気的に直列に接続された保護要素
を絶縁材、例えばセラミックからなるケースに集積する
こともできる。そしてその場合電気的及び熱的絶縁のた
めに要素は絶縁液、例えば油で取り囲まれ、これにより
電気的損失を熱的にケース壁に逃がすことができる。外
部電極12及び13、煤及び/又はカーボンを含む層11並び
に中間電極はその場合機械的に直列に接続され、所定の
圧力の接触力により圧縮されている。絶縁冷却液への中
間電極の熱伝導を改善するため中間電極の部分面はこの
液体と接触される。保護要素を短絡時に過負荷から守る
ために抵抗を備えた第二の電流路が並列接続される。こ
の抵抗は絶縁ケースの外におかれる。しかしながらこの
抵抗は、中間電極の各々が例えば抵抗として形成された
並列抵抗と電気的に接触し、接触部が抵抗帯の全長にわ
たって均一に分配されるように、絶縁ケース内に集積す
ることもできる。これにより保護要素の1つが応動した
際電流が並列接続された抵抗部分に転流して、なお継続
して流れている電流の流れがすべての保護要素を確実に
作動させる。
図6にはさらに、定格電流が大きい場合に適用するた
め、構造的に接触力を上げることなく複数個の保護要素
を電気的に並列接続した構成が示されている。個々には
10、10'、10"はそれぞれカーボン及び/又は煤を含む層
11、11'、11"及びそれらの金属電極12、12'、12"並びに
13、13'、13"を備えた大電流抵抗で、絶縁板61並びに6
1'を介して互いに積層されて、それぞれ1つの外部端子
とでコンパクトな構成ユニットを形成している。なお多
数の並列接続された保護要素には図6に示された絶縁中
間層61、61'を、同様にカーボン及び/又は煤を含む層1
1、11'に応じてカーボン及び/又は煤を含む層で交換す
ることができる。
このように保護要素を電気的に並列接続することによ
り、通常必要な比較的大きな押圧力である1乃至2kNの
大きさの押圧力を電流を負担する断面を増大するにもか
かわらずこれに比例して大きくする必要がない。つま
り、この場合には保護要素は電気的には並列に、押圧力
に対しては機械的に直列に接続されている。それ故構造
的構成、例えば絶縁樹脂ケースにおいて支持される押圧
力が機械的な過負荷を招来することも、またその構造を
材料の質、量ともに高くして構成しなければならないこ
とも回避される。
特に付加的な絶縁ケースを使用する際には気密容器と
して保護ガス、例えば水素或いは窒素を充満して使用す
ることが有意義である。ガス圧はその場合1或いは数気
圧とすることができる。このガス充満によりアークの形
成を制御するパラメータを得ることができる。さらにこ
れにより耐爆性が補償される。
通常この発明による大電流可変抵抗は開閉要素と直列
に接続されている。遮断器との直列接続の代わりにこの
発明による大電流可変抵抗は、図7に示されるように、
遮断器内に集積することもできる。
図7においては電流制限遮断器71は少なくとも2つの
接点72及び73を有し、この中の1つは可動接点として形
成され、これは熱的及び/又は磁気的なトリップ装置75
もしくは76により操作される鎖錠装置により開かれたり
閉じたりされる。各接点72及び73にはそれぞれアークの
ガイドホーン77及び78が取り付けられている。アーク足
点で発生したアークはこのガイドホーン上を走って消弧
板79を備えた消弧室に入り、ここで電流制限及び消弧に
充分な高い電圧が形成される。しかしながら短絡電流が
非常に大きい、例えばIK=50〜100kAのような場合には
アーク電圧が上昇しても、遮断器を流れる電流を危険の
ない値に制限し、開閉機器の損傷或いは破壊を回避する
のには充分ではない。
非常に大きい短絡電流の場合に対して遮断器71は前述
の大電流抵抗10を備えている。この電流制限要素はしか
しこの場合主電流路に挿入されているのではなく、アー
クのガイドホーン77へのリードとともに並列電流路を形
成している。そしてこの電流路にはアークがその足点で
燃焼することによってこのガイドホーン77に取りついた
ときに電流が流れる。同様な回路構成において可変大電
流抵抗10は第一のガイドホーン77に接続する代わりに第
二のガイドホーン78に接続することもできる。
可変大電流抵抗10をこのように配置することの特に有
利な点は、周囲温度が高いときの起動電流或いは過電流
のようなすべての定格運転条件において電気回路が何ら
影響を受けることなく、特に電流制限要素による遮断ミ
スが回避されることである。さらに副次的効果としてそ
の機能上重要な成形部品の加熱、熱的過負荷による材料
の脆弱化のような経年劣化並びに電流制限要素における
電気的損失が回避される。
それ故電流制限要素の寸法決めは、保護すべき遮断器
の定格電流範囲ではなく、アークがガイドホーンに確実
に転流すること及び急速に抵抗が増加することに合わせ
てなされている。
遮断器の接続とは別にこの発明による可変大電流抵抗
は開閉装置としての電力用半導体装置と組み合わせて使
用することもできる。この場合大電流抵抗を適当に寸法
決めすることにより短絡時における通電電流及び電流熱
パルスを、電力用半導体装置が損傷されない程度に制限
することができる。大電流抵抗はその場合半導体ヒュー
ズの替わりをする。
この発明による可変大電流抵抗はまた開閉要素として
の電磁接触器或いは真空遮断器と接続して使用すること
もできる。この場合も大電流抵抗を適当に寸法決めする
ことにより電磁接触器或いは真空遮断器の接点の損耗を
回避することを考慮できる。これにより接点の溶着のな
い保護が保証される。
上述の可変大電流抵抗は、定格電流運転時に一部の電
流のみが大電流抵抗を流れ、他の一部の電流が並列電流
分路を介して導かれるようにすることによって、なおそ
の感度を上げることができる。その場合適当な開閉手段
によってこの並列電流分路がオン・オフされる。図8に
この例を示す。
図8において、図1aの遮断器1に相当する遮断器接点
80は開閉鎖錠装置84及び熱的及び磁気的トリップ装置85
及び86とともに示されている。これに分路電流I1及びI2
が流れる2つの並列電流分路からなる電流路が電気的に
直列に接続されている。そして一方の並列電流分路には
可変大電流抵抗10が、他方の並列電流分路には転流接点
82が接続され、この転流接点に定抵抗83が直列に接続さ
れている。定抵抗83の抵抗値は、可変大電流抵抗10の低
抵抗値にほぼ等しく、電流Iが並列電流分路にほぼ同じ
大きさの分路電流I1及びI2に分かれるように設定され
る。その場合並列電流分路の損失電力は、可変大電流抵
抗10を備えた唯一の電流路の場合のほぼ半分の大きさで
ある。
充分な大きさの過電流が流れると遮断器80の磁気トリ
ップ装置86が作動し、開閉鎖錠装置84はその鎖錠を解除
し、充分な磁気励磁で遮断器の接点81及び82に作用す
る。遮断器のアーク電圧によって電流I2は低抵抗の並列
電流分路に転流する。電流が例えば2桁上がることによ
って可変大電流抵抗10における損失電力は4桁上昇し、
これにより抵抗要素の接触面が急激に温度上昇し、結合
材の分解によって押圧力による有効接触力が減少する。
定格電流運転において全電流Iを分路電流I1及びI2
分流すること並びに短絡時に全電流を可変大電流抵抗10
に重畳することにより上述の回路の定格電流運転特性と
短絡特性とを別々に設計することができる。これにより
電流制限装置は定格運転において鈍感に、短絡時におい
て敏感に設定することができる。
フロントページの続き (72)発明者 イエーナー、ウイルフリート ドイツ連邦共和国 デー‐90482 ニユ ルンベルク シユワンドルフアー シユ トラーセ 29 (72)発明者 ポール、フリツツ ドイツ連邦共和国 デー‐91334 ヘム ホーフエン アホルンヴエーク 8 (72)発明者 シユテーガー、ラインハルト ドイツ連邦共和国 デー‐92237 ズル ツバツハ ローゼンベルク ウンテレバ ツハガツセ 10 (72)発明者 フオーゲル、ゲルト ドイツ連邦共和国 デー‐92224 アン ベルク オトマイルシユトラーセ 82 (56)参考文献 特開 昭62−93810(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01C 10/10 H02H 9/02 JICSTファイル(JOIS)

Claims (32)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抵抗材料として少なくともカーボンを使用
    し、カーボン及び/又は煤を含む層の少なくとも一つの
    境界面に他の導電体への接合領域を備えた、特に電力用
    開閉技術において保護要素として使用される可変大電流
    抵抗において、押圧力が適切に制御可能であり、その際
    カーボン及び/又は煤を含む層(11)が抵抗の低抵抗状
    態を設定するために所定の第一の値を持つ力により他の
    導電体(12、13)に押圧され、かつ短絡時にこの押圧力
    が充分短時間に、接合領域(15)における抵抗が少なく
    とも2桁だけ上昇するような第二の値に減少可能である
    ことを特徴とする可変大電流抵抗。
  2. 【請求項2】流れる電流に応じて力を減少する手段(10
    2、21乃至26、31乃至34)を備えることを特徴とする請
    求項1記載の可変大電流抵抗。
  3. 【請求項3】保護要素として形成するために短絡時に所
    定の電流閾値、例えば定格電流の15倍を超えたときに系
    統周期に比して短い時間で接合領域における抵抗が約10
    0乃至1000倍に上昇し、従って確実に短絡電流を危険の
    ない値に制限することを特徴とする請求項1又は2記載
    の可変大電流抵抗。
  4. 【請求項4】接合領域(15)が2つの煤及び/又はカー
    ボンを含む層により制限されていることを特徴とする請
    求項1記載の可変大電流抵抗。
  5. 【請求項5】接合領域(15)が少なくとも1つの金属電
    極(12、13)と煤及び/又はカーボンを含む層(11)に
    より制限されていることを特徴とする請求項1記載の可
    変大電流抵抗。
  6. 【請求項6】カーボン及び/又は煤を含む層(11)が少
    なくとも100μm、好ましくは1mmの厚さを持ち、2つの
    金属電極(12、13)の間に圧入されていることを特徴と
    する請求項1記載の可変大電流抵抗。
  7. 【請求項7】少なくとも一方の金属電極の面がパターン
    化されていることを特徴とする請求項5又は6記載の可
    変大電流抵抗。
  8. 【請求項8】カーボン及び/又は煤を含む層(11)がパ
    ターン化のための補完的な構造を有しかつ力が伝達され
    ることを特徴とする請求項7記載の可変大電流抵抗。
  9. 【請求項9】カーボン及び/又は煤を含む層(11)が少
    なくとも部分的にカーボン繊維によって紙、箔或いはフ
    ェルト状の硬さに形成されていることを特徴とする請求
    項6記載の可変大電流抵抗。
  10. 【請求項10】カーボン及び/又は煤を含む層(11)が
    結合材(102)を備えていることを特徴とする請求項1
    記載の可変大電流抵抗。
  11. 【請求項11】結合材(102)がポリマー材、例えばポ
    リエチレン、ポリエステル等或いはワックス、グリー
    ス、タール又はピッチであることを特徴とする請求項10
    記載の可変大電流抵抗。
  12. 【請求項12】層(11)が煤及び微粒子状カーボン粉末
    (101)からタール及びピッチを結合材(102)として添
    加することによってかつこの層を低圧力で加圧すること
    によって作られ、その結果この層を1000℃までの温度で
    白熱された後に導電性の多孔性層が生じていることを特
    徴とする請求項10記載の可変大電流抵抗。
  13. 【請求項13】所定の温度以上で分解生成物に分解する
    結合材(102)が使用されることを特徴とする請求項10
    記載の可変大電流抵抗。
  14. 【請求項14】充分な大電流の際カーボン及び/又は煤
    を含む層(11)と少なくとも1つの他の導電体(12、1
    3)、特に電極との間の圧力発生により力が減少される
    ことを特徴とする請求項1記載の可変大電流抵抗。
  15. 【請求項15】接合領域(15)において電力損失がカー
    ボン及び/又は煤粒子との間の結合材(102)をガス状
    分解生成物(103)に分解し、この分解ガスが押圧力に
    反対方向の圧力を発生することを特徴とする請求項12記
    載の可変大電流抵抗。
  16. 【請求項16】力を減少させる手段を備えた層(11)を
    作るために白熱されたプレス体が、200℃以上の温度で
    ガス状分解生成物(103)に分解して圧力を生ずるワッ
    クス或いはグリースで含浸されることを特徴とする請求
    項2又は12記載の可変大電流抵抗。
  17. 【請求項17】流れる電流に応じて力を減少させるため
    の手段として電磁石装置(22乃至24)が設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の可変大電流抵抗。
  18. 【請求項18】短絡電流自体によって励磁される電磁石
    のヨーク(22)及びアンカー(23)の間に電磁力が発生
    されることを特徴とする請求項17記載の可変大電流抵
    抗。
  19. 【請求項19】力を減少させるための手段として電気的
    なアクチュエータ素子(32)、例えば小さいストローク
    で大きな力を発生させる圧電調整素子が設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の可変大電流抵抗。
  20. 【請求項20】例えば可調整の電流閾値を超えたとき圧
    電調整素子を制御する別々の制御回路(43乃至45)によ
    り調整素子として形成された圧電伸縮体(32)から接合
    領域(15)の間の力が減少されて、抵抗(10)が高抵抗
    となることを特徴とする請求項19記載の可変大電流抵
    抗。
  21. 【請求項21】絶縁ケース(20、30)の中に保護ガス、
    例えば水素或いは窒素を充満して密閉することを特徴と
    する請求項1又は17乃至20のいずれか1項に記載の可変
    大電流抵抗。
  22. 【請求項22】複数個のカーボン及び/又は煤を含む層
    (11、11'、11")が機械的に直列に、電気的に並列に接
    続されている層構成(60)を備えることを特徴とする上
    記の請求項のいずれか1項に記載の可変大電流抵抗。
  23. 【請求項23】短絡応動感度を高めるために分路電流
    (I1)を並列電流分路から大電流抵抗(10)に転流する
    ための手段(82、83)が設けられていることを特徴とす
    る上記の請求項いずれか1項に記載の可変大電流抵抗。
  24. 【請求項24】電流制限のための保護要素として複数個
    の大電流抵抗(10)が直列接続され、直列接続されたす
    べての要素が動作したとき数1000Vの電圧が得られ、こ
    れにより1000V以上の高電圧範囲における電流制御が行
    われることを特徴とする請求項1又は2乃至23のいずれ
    か1項に記載の可変大電流抵抗を使用した回路装置。
  25. 【請求項25】複数個の大電流抵抗(10)が保護要素と
    して絶縁冷却ガスを有する共通の絶縁ケースに配置さ
    れ、かつ外部並列抵抗が設けられていることを特徴とす
    る請求項24記載の回路装置。
  26. 【請求項26】複数個の大電流抵抗(10)が保護要素と
    して絶縁冷却ガスを有する共通の絶縁ケースに配置さ
    れ、かつ個々の保護要素に対する接触部を備えた並列抵
    抗が設けられていることを特徴とする請求項25記載の回
    路装置。
  27. 【請求項27】開閉要素として遮断器を備え、大電流抵
    抗(10)と遮断器(71)とが共通のケース(70)内に集
    積されていることを特徴とする請求項1又は2乃至23の
    いずれか1項に記載の可変大電流抵抗を使用した回路装
    置。
  28. 【請求項28】可変大電流抵抗(10)が遮断器(71)の
    接点に対する並列電流分路に配置されていることを特徴
    とする請求項27記載の回路装置。
  29. 【請求項29】短絡時に電流接点(72、73)が開かれか
    つアークがアークガイドホーン(77、78)の少なくとも
    1つに転流したときに初めて可変大電流抵抗(10)に電
    流が流されることを特徴とする請求項28記載の回路装
    置。
  30. 【請求項30】開閉要素として電力用半導体装置を備
    え、大電流抵抗(10)を適当に寸法決めすることによっ
    て短絡時における通電電流及び電流熱パルス(I2T値)
    が前記半導体装置が損傷されない程度に制限されること
    を特徴とする請求項又は2乃至23のいずれか1項に記載
    の可変大電流抵抗を使用した回路装置。
  31. 【請求項31】開閉要素として電磁接触器を備え、大電
    流抵抗(10)を適当に寸法決めすることによって短絡時
    における通電電流及び電流熱パルス(I2T値)が前記電
    磁接触器の接点の損耗が回避される程度に制限されるこ
    とを特徴とする請求項1又は2乃至23のいずれか1項に
    記載の可変大電流抵抗を使用した回路装置。
  32. 【請求項32】開閉要素として真空遮断器を備え、大電
    流抵抗(10)を適当に寸法決めすることによって真空遮
    断器が過負荷によって損傷されないことを特徴とする請
    求項1又は2乃至23のいずれか1項に記載の可変大電流
    抵抗を使用した回路装置。
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