JP3498985B2 - ケーブル試験用接続体 - Google Patents

ケーブル試験用接続体

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JP3498985B2 JP30870693A JP30870693A JP3498985B2 JP 3498985 B2 JP3498985 B2 JP 3498985B2 JP 30870693 A JP30870693 A JP 30870693A JP 30870693 A JP30870693 A JP 30870693A JP 3498985 B2 JP3498985 B2 JP 3498985B2
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信幸 瀬間
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ケーブルの端末部にお
いて異なる相のケーブルの導体間等を電気接続するため
等に使用されるケーブル試験用接続体に関する。 【0002】 【従来の技術】ケーブルが地絡事故等を生じた場合に、
その事故点を評定する方法としてマーレーループ法が知
られている。図2に、マーレーループ法の具体的な測定
回路結線図を示す。図に示すように、例えばケーブル1
Bに地絡事故が生じると、事故点は地絡抵抗Rによって
接地される。このような場合、まずケーブル1Bと隣接
して布設されたケーブル1Aを利用し、これらの一端2
A、2BにガルバノメータGを接続する。更にこのガル
バノメータGの両端には可変抵抗器4を接続する。そし
て、可変抵抗器4のタップ5と大地との間には直流電源
6を接続する。一方、2本のケーブル1A、1Bの他端
3A、3Bは短絡リード7を用いて電気接続する。 【0003】このようなホイートストンブリッジを形成
すると、可変抵抗器4のタップ5の位置によってケーブ
ル1Bのどの部分で地絡事故が生じたかを簡単な比例係
数式を用いて算出できる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な方法で事故点を評定する場合に、従来次のような解決
すべき課題があった。今日、変電所等で使用される機器
は安全性や保守管理の容易性を考慮して、ガス絶縁式の
密閉型のものが使用される。また、ケーブルもこれらの
機器に直結される。従って、図2に示したような短絡リ
ード7を用いてケーブルの相間を接続しようとする場合
に、機器の蓋を開けてその内部に短絡リード7を収容し
装着する必要が生じる。しかしながら、これでは機器の
絶縁性ガスが流出し、再び機器の蓋を閉じる場合にはそ
の再充填作業等を必要とし、大掛かりになるばかりでな
く、高価なガスを流失させてしまう。 【0005】なお、上記のように短絡リード7を接続す
る側のみならず、ガルバノメータGや電源E等を接続す
る側の端子についても同様のことが言える。本発明は以
上の点に着目してなされたもので、上記のようなケーブ
ル線路の電気試験等を行う場合に、ケーブル端末に対し
容易に電気接続を行うことができるケーブル試験用接続
体を提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、試験すべきケ
ーブルの終端が電気接続されている内部電極及び試験用
リードケーブルを電気接続するための課電口を有する機
器直結ブッシングにおいて、内部電極の筒状被挿入部の
位置するブッシングの課電口に装着されるケーブル試験
用接続体であって、筒状被挿入部に周面のばね状接触子
を介して着脱可能に挿入される円柱状の接続端子部と、
接続端子部から伸長し、絶縁カバーが被覆されている
状のリード接続部とを有し、リード接続部に試験用リー
ド線が接続されることを特徴とする。 【0007】 【作用】ケーブル試験用接続体は、例えば互いに隣接し
された各機器直結ブッシングに対し1個ずつ使用さ
れ、リード接続部にリード線を電気接続して使用され
る。接続端子部はブッシングの課電口内部に配置された
内部電極の筒状被挿入部に着脱可能に挿入されて接続さ
れる。これにより、マーレーループ法等による事故点標
定のための結線ができる。なお、リード接続部にリード
線を用いて耐圧試験用の直流電源接続を行うこともで
きる。 【0008】 【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明のケーブル試験用接続体の実施
例を示し、(a)はその使用状態斜視図、(b)はブッ
シングの内部電極部分における断面図である。図に示す
ように、例えば2本のケーブル15A、15Bは、機器
の外壁11に固定された直結型のブッシング12A、1
2Bの内部で終端している。このブッシング12A、1
2Bの内部には電気接続のための内部電極が設けられて
いるが、ここに図に示すようなケーブル試験用接続体2
0が装着される。なお、ブッシング12A、12Bにそ
れぞれ挿入されるケーブル試験用接続体20は、互いに
短絡リード21を用いて電気接続されている。 【0009】このようなケーブル試験用接続体20は、
図の(b)に示すように、その一方の端に接続端子部2
2を備えている。この接続端子部22はブッシング12
Aあるいは12Bの内部に配置された内部電極14の貫
通孔14Aに挿入される。また、接続端子部22には、
その後端に棒状のリード接続部23が設けられている。
ここに短絡リード21が電気接続される。 【0010】本発明のケーブル試験用接続体の具体的な
構造を説明する前に、まずケーブルと機器とを直結する
ブッシングの具体的な構成を説明する。図3に、ケーブ
ルと機器との接続部縦断面図を示す。図において、機器
の外壁11には貫通口11Aが設けられ、ここにブッシ
ング12がボルト13によって固定されている。このブ
ッシング12の左端は貫通口11Aを貫通して機器の内
部に進入している。 【0011】このブッシング12は、全体としてL字形
の断面構造を持ち、同様のL字型に形成された内部電極
14が埋め込まれている。このような機器に対し電気接
続されるケーブル15は、図の下側から立ち上げられ、
絶縁体16を除去し導体17を露出させている。この導
体17は内部電極14とチューリップコンタクト18を
介して着脱可能に電気接続されている。 【0012】また、ブッシング12はこのようなケーブ
ル15を接続するためのケーブル接続口Aの他に課電口
Bを備えている。この課電口Bには、図示しない耐圧試
験用リードケーブルが電気接続される。なお、このよう
なケーブルが接続されていない場合には、課電口Bを塞
ぐために絶縁栓19が挿入され、蓋24によって密閉さ
れる。 【0013】次に、図4に本発明のケーブル試験用接続
体の一部縦断面図を示す。図に示すように、このケーブ
ル試験用接続体20の一端には接続端子部22が設けら
れている。この接続端子部22は段部25を境にその先
端側に図1(b)に示した内部電極14の貫通孔14A
と嵌まり合うような外径の円柱状部分が形成され、その
外周に多数のばね状接触子26が配列されている。この
ばね状接触子26は、それぞればねの力によって接続端
子部22とブッシングの内部電極14との間に挟み込ま
れて圧力を与え、互いに良好に電気接続をする構成とさ
れている。 【0014】上記接続端子部22に連なる部分には棒状
のリード接続部23が設けられている。このリード接続
部23の端部にはねじ孔27が設けられている。このね
じ孔27に図示しないビスをねじ込み、図1(a)に示
した短絡リード21等を接続する。なお、リード接続部
23の外周面には電気的保護のため絶縁カバー28が被
覆されている。作業者はここを掴んで操作する。 【0015】以上の構成の本発明のケーブル試験用接続
体は、図1に示したような状態でそのリード接続部23
の部分を掴んで接続端子部22をブッシング12A、1
2Bの内部電極14に装着する。そして、ブッシング1
2A、12Bの開口から飛び出したリード接続部23に
短絡リード21を接続して、2本のケーブル15A、1
5Bを短絡できる。 【0016】また、本発明のケーブル試験用接続体は、
図1に示したようなブッシング12A、12Bに装着す
ることによって直流電源の接続等も行うことができる。
即ち、リード接続部23に図示しないリード線を介して
可変抵抗器を接続し、そのタップに直流電源を接続す
る。このようにして機器の蓋を開けることなく、ケーブ
ル15A、15Bに対し直流電圧を印加したり、またこ
れらの一端を容易に短絡することができる。 【0017】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記実施例においては、ケーブル試験用接続体20の接続
端子部22に段部25を設け、内部電極の貫通孔14A
に対する挿入長さを調整していた。しかしながら、内部
電極14に設けられた貫通孔14Aの側にストッパー等
を設ければ接続端子部22の外径は均一であっても差し
支えない。また、接続端子部22の一端から長く棒状に
延びるように構成されたリード接続部23は、ケーブル
試験用接続体を持つために十分な長さと電気接続等を行
うための機能を持つ。従って、リード線等を接続する部
分は必ずしも直線状でなく、適当な形で折り曲げられて
いてもよい。また、持ち運びや手で掴むことを容易にす
るために適切な形状にされていてもよい。 【0018】 【発明の効果】以上説明した本発明のケーブル試験用接
続体は、接続端子部とこの接続端子部の一端にリード接
続部とを設け、接続端子部の外周面に、ケーブル接続用
ブッシングの内部電極に着脱可能に電気接続するための
ばね状接触子を設け、リード接続部に短絡リードやその
他電源等から導かれたリード線を接続する構成としたの
で、ケーブルと機器とを直結するブッシングに容易に装
着し、相間を短絡したりあるいはケーブルとその他の電
気機器との電気接続を行うことができる。従って、機器
の蓋を解放して電気接続を行ったりする必要がなく、作
業性がよくケーブルの試験を容易に短時間で行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のケーブル試験用接続体実施例を示し、
(a)はその使用状態を示す斜視図、(b)は内部電極
とケーブル試験用接続体との接続状態を示す断面図であ
る。 【図2】一般のマーレーループ法の実施のための測定回
路結線図である。 【図3】本発明のケーブル試験用接続体を装着するのに
適したケーブルと機器との接続部縦断面図である。 【図4】本発明のケーブル試験用接続体の要部縦断面図
である。 【符号の説明】 11 機器の外壁 12A、12B ブッシング 15A、15B ケーブル 20 ケーブル試験用接続体 21 短絡リード 22 接続端子部 23 リード接続部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 試験すべきケーブルの終端が電気接続さ
    れている内部電極及び試験用リードケーブルを電気接続
    するための課電口を有する機器直結ブッシングにおい
    て、前記内部電極の筒状被挿入部の位置するブッシング
    前記課電口に装着されるケーブル試験用接続体であっ
    て、 前記筒状被挿入部に周面のばね状接触子を介して着脱可
    能に挿入される円柱状の接続端子部と、 該接続端子部から伸長し、絶縁カバーが被覆されている
    棒状のリード接続部とを有し、 該リード接続部に試験用リード線が接続されることを特
    徴とするケーブル試験用接続体。
JP30870693A 1993-11-15 1993-11-15 ケーブル試験用接続体 Expired - Lifetime JP3498985B2 (ja)

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