JP4744474B2 - ブッシング用試験端子 - Google Patents

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本発明は、ガス絶縁式の密閉型機器に直結されたケーブル端末部において、異なる相のケーブル導体間を電気接続するために使用され、あるいは、機器直結ブッシングを介して機器の通電試験を行うため等に使用される、ブッシング用試験端子に関する。
ケーブルが地絡事故等を生じた場合に、その事故点を評価する方法としてマーレーループ法が知られている。マーレーループ法を実施する際には、リード線を用いて異なる相のケーブル導体間を電気接続する。ところが、今日変電所等で使用される機器には安全性や保守管理の容易性を考慮して、ガス絶縁式の密閉型のものが使用されている。また、ケーブルはこれらの機器に直結されている。従って、異なる相のケーブル導体間をリード線を用いて接続するには、機器の蓋を開けてその内部にリード線を収容する必要がある。また、再び機器の蓋を閉じる場合には、機器内に絶縁性ガスを再充填する必要があった。
そこで、ケーブル線路の事故点評価等を行う場合に、機器の蓋を開けることなく実施できるよう、機器に直結されたブッシングの課電口に装着されるケーブル試験用接続体が開発された(特許文献1参照)。これにより、密閉型機器の蓋を開けることなく容易にケーブル線路の電気試験ができる。
特開平7−140196号公報
ところで、上記ケーブル試験用接続体は、ケーブル線路の電気試験だけでなく、ある一つの相において機器直結ブッシングを介して機器の通電試験を行う目的にも利用可能である。この機器の通電試験において、高電圧・高電流化の要求が高くなると、リード線の導体を太くする必要がある。それに伴い、ブッシング用試験端子も太径化し重量が増加する。
しかし、このような場合(太径化が必要な場合)既知のブッシング用試験端子では次のような問題が発生するおそれがある。
(1)ブッシング用試験端子がその重量により抜け落ちるおそれがある。
(2)ブッシング用試験端子が重いため、課電口への挿入時に軸合わせのための位置決めが容易でない。
(3)ブッシング用試験端子の脱着時に、その重量のため、ブッシング内面や内部電極への衝突により傷を付けるおそれがある。
(4)ブッシング用試験端子の重量により、位置ずれが生じやすくなり、接続端子部とブッシング内部電極の接触不良を起こすおそれがあり、ひいては高電圧・高電流を印加した際に放電を起こして、絶縁破壊に至るおそれがある。
(5)ブッシング用試験端子が太くなると、ブッシングの遮蔽部との間隔が狭くなり電界が集中し易く、絶縁性が十分確保できないおそれがある。
上記の課題を解決するために、本発明は、ブッシングの課電口に正確に確実に固定することができ、電気的にも十分に信頼性を高めることができる、ブッシング用試験端子を提供することを目的とする。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
〈構成1〉
機器に直結され外表面に遮蔽部が形成されているブッシングの課電口に装着されて、前記ブッシングの内部電極に電気接続されるものであって、
前記ブッシングの円筒状の内部電極に着脱される金属製の接続端子部と、
前記接続端子部に連結される金属製の胴部と、
前記胴部に連結され、課電試験用のリード線を接続する接続構造を有する金属製のリード接続部と、
絶縁体から成り、前記胴部の外周を包囲し、後記フランジ部の前記接続端子部側に沿面距離を長くするためのオーバーハングが設けられている絶縁被覆と、
電気絶縁体から成り、前記絶縁被覆の外周に設けられ、前記胴部ほぼ垂直に貫通した状態で、前記胴部と一体化され、前記ブッシングへの固定手段を有するフランジ部、
とを備えたことを特徴とするブッシング用試験端子。
ブッシングの課電口にフランジ部を固定して接続端子部を支持するので、電気的にも機械的にも安定で確実な接続構造を実現できる。胴部の外周を包囲するように絶縁被覆が設けられているから、ブッシング遮蔽部との間の電気絶縁特性も良好にできる。
〈構成2〉
構成1に記載のブッシング用試験端子において、
上記絶縁被覆の外周面には雄ねじが形成され、上記フランジ部には、上記胴部を貫通させる貫通孔に上記雄ねじと螺合する雌ねじが形成されており、上記絶縁被覆の雄ねじ上で上記フランジ部が位置決めされていることを特徴とするブッシング用試験端子。
機器の課電口の深さに応じて、絶縁被覆上でのフランジ部の位置調整を可能にした。フランジ部と絶縁被覆とが螺合するので、事前に正確に位置合わせをすることができる。さらに、正確に軸合わせをして固定することができる。
〈構成3〉
構成1または構成2に記載のブッシング用試験端子において、上記フランジ部は上記絶縁被覆に対して接着剤により接着固定されていることを特徴とするブッシング用試験端子。
絶縁被覆とフランジ部とを接着剤で一体化固定してもよい。絶縁被覆の雄ねじ上で上記フランジ部が位置決めされているものは、接着剤固定により強度を高めることができる。
〈構成4〉
構成1に記載のブッシング用試験端子において、上記絶縁被覆と上記フランジ部とはいずれも同質の電気絶縁体からなり、一体にモールド成型されていることを特徴とするブッシング用試験端子。
ブッシング遮蔽部との間の電気絶縁を確保するために、絶縁被覆とフランジ部とをいずれも同質の電気絶縁体で構成した。一体モールドをすれば、隙間無く機械的にも丈夫に一体化できる。
〈構成5〉
構成1乃至4のいずれかに記載のブッシング用試験端子において、上記固定手段は、上記フランジ部を貫通して、上記機器の課電口の開口端面に一端を螺着したガイドボルトと、このガイドボルト上でフランジ部の抜けを阻止する位置決めナットとを備えることを特徴とするブッシング用試験端子。
ガイドボルトに沿ってフランジ部を移動させられるから、ブッシングの内面や課電口壁面に接続端子部を衝突させないで装着作業ができる。
〈構成6〉
構成1に記載のブッシング用試験端子において、上記胴部の外周面には、長手方向に沿ってスライドレールが設けられ、上記フランジ部には上記スライドレールを介して上記胴部を軸方向にスライドさせる案内部が設けられていることを特徴とするブッシング用試験端子。
フランジ部に支持された状態で接続端子部を内部電極に装着できる。
〈構成7〉
構成6に記載のブッシング用試験端子において、上記スライドレールには、上記フランジ部の位置決めマークが施されていることを特徴とするブッシング用試験端子。
前記胴部を最適位置でフランジ部に固定できるように、予め位置決めマークを施しておくとよい。
〈構成8〉
構成1乃至7のいずれかに記載のブッシング用試験端子において、上記フランジ部は透明材から成るか、もしくは、透孔が設けられていることを特徴とするブッシング用試験端子。
フランジ部が透明材かもしくは透孔が設けられていると、接続端子部を内部電極に装着する作業や装着状態を目視で確認できる。
〈構成9〉
構成6乃至8のいずれかに記載のブッシング用試験端子において、上記絶縁被覆と上記フランジ部とを最適位置で相互に固定するストッパが設けられていることを特徴とするブッシング用試験端子。
接続端子部を内部電極に最適状態で装着しても、外力により位置ずれが生じては困る。そこで、装着後に、絶縁被覆とフランジ部とを最適位置で相互に固定するストッパを設けた。
以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
図1は実施例1のケーブル試験用接続体を示す部分縦断側面図である。
図2は、機器に直結されたブッシングの例を示す縦断面図である。
まず、本発明のケーブル試験用接続体を使用するブッシングの構造を説明する。機器に直結されたブッシングには様々な構造のものがあり、いずれも本発明を適用できるが、ここではT型のものを例示した。この他には、直型、L型といった構造のものがよく知られている。本発明は、このように、機器に直接固定したブッシングに対して適用できる。また、ブッシングを機器の一部にしたものについても適用できる。
図2において、機器10の外壁11には貫通口20が設けられ、ここにブッシング12がボルト13によって固定されている。このブッシング12の左端は貫通口20を貫通して機器の内部に進入している。ブッシング12は、全体としてT字形の断面構造を持ち、軸部に、T字型に形成された内部電極14が埋め込まれている。このような機器に対して電気接続されるケーブル15は、図の下側から立ち上げられ、絶縁体16を除去し導体17を露出させている。導体17は、内部電極14に対して圧縮端子24とチューリップコンタクト18を介して着脱可能に電気接続されている。
絶縁体16とケーブル接続口26の内面の間にはストレスコーン23が配置されており、押圧金具22で加圧されてケーブル15の絶縁体16を保持している。ブッシング12の側面には、耐圧試験用の課電口27が備えられている。課電口27には、図1で説明したブッシング用試験端子30が装着される。なお、ブッシング用試験端子30が装着されていない場合には、課電口27を塞ぐために絶縁栓19が挿入され、蓋25によって密閉されている。ブッシング12の外表面のほぼ全体に、導電性塗料等による遮蔽部が形成されている。
次に、図1のケーブル試験用接続体について説明する。図1において、ブッシング用試験端子30は、機器に直結されたブッシング12に設けられた課電口27に装着されて、ブッシング12の内部電極14に電気接続されるものである。(a)は装着前の状態、(b)は装着後の状態を示す。ブッシング用試験端子30は、接続端子部31とリード接続部32と両者を連結する胴部33とを備える。この実施例では、接続端子部31とリード接続部32と胴部33とを銅棒を切削加工して一体に製造した。接続端子部31の円環状の外周面には機器10の円筒状の内部電極14に着脱可能に径方向に伸縮する、図の(c)に示すようなばね状接触子38が設けられている。
リード接続部32は、課電試験用のリード線を接続する接続構造を有する。また、胴部33の外周を包囲するように絶縁被覆35が設けられている。フランジ部37は、胴部33をほぼ垂直に貫通させる板状体である。フランジ部37には、ブッシング12の課電口27の開口端面に周辺を固定して、接続端子部31の中心軸と内部電極14の中心軸を一致させるように支持する固定手段を備える。ここでは固定手段は固定ボルト41である。フランジ部37は絶縁体から成る。絶縁被覆35もフランジ部37も、FRP(繊維強化プラスチック)やエポキシ樹脂等の硬質絶縁体であればよい。絶縁被覆35とフランジ部37とは別々の材料を使用しても構わない。
ブッシング用試験端子30は、例えば、接続端子部31とリード接続部32とを胴部33により連結した構成をしており、銅棒を切削加工して一体的に形成される。リード線21は例えば、2000アンペアの試験電流を供給できるものとする。試験電圧は数千ボルトである。接続端子部31は直径60mm程度で、内部電極14内に40mm程度挿入される。全長は350mm程度で、羽子板状のリード接続部32にリード線21の一端がボルト等によって接続固定される。ブッシング用試験端子30の自重やリード線21の重さが加わると、内部電極14に対する接続端子部31の装着が緩むおそれがある。フランジ部37は接続端子部31の装着の緩みを防止する。絶縁被覆35は10mm程度の厚みのFRPがよい。フランジ部37は20mm程度の厚みのFRPがよい。
図3はブッシング用試験端子の課電口への使用状態を示す斜視図である。
ブッシング12は、その端面にボルト孔42を備える。ブッシング用試験端子30のフランジ部37にも、ボルト孔43設けられている。ブッシング用試験端子30はブッシング12の端面にフランジ部37を押しつけ、固定ボルト41を締め付けて固定支持される。リード線21の他端は図示しない試験装置に接続されている。
ここで、ブッシング用試験端子30には、その自重やリード線21の重さにより、図1(b)に示すように、f1、f2、f3といった方向の力が加わる。しかし、この実施例のような構造ならば、内部電極14に対する接続端子部31の装着が緩むことがなく、電気的にも機械的にも安定で確実な接続構造を実現できる。また、胴部33の外周を包囲するように絶縁被覆35が設けられているから、ブッシング12の遮蔽部との間の電気絶縁特性も良好にできる。特に、この実施例では、絶縁被覆35の接続端子部31側に設けたオーバーハング36によって沿面距離を長くして、電界緩和を図っている。
なお、上記の接続端子部31は、図示したものに限定されない。既知の種々の構造の接続端子を採用することができる。例えば、ブッシング12の内部電極にコイルスプリング状の接触子を配置した既知の構造の接続端子を使用することもできる。このときは、接続端子部31にばね状接触子38が不要になる。また、胴部33とフランジ部37とが一体化されていると、上記の効果が得られる。一体化されているというのは、ブッシング12にフランジ部37を固定したときに、内部電極14に対する接続端子部31の装着が緩まない程度に、フランジ部37と絶縁被覆35や胴部33とが相互に固定されていることをいう。その結合手段は、各実施例に例示したとおり、接着、一体モールドはめ込み、ねじ止めといった様々な手段が可能である。
図4は実施例2のブッシング用試験端子を示す部分縦断面図である。
上記の例では、絶縁被覆35とフランジ部37をそれぞれ任意の絶縁材料で構成することができる。この実施例では、絶縁被覆35とフランジ部37とをいずれも同質の電気絶縁体16で構成した。絶縁材料にはFRPのほかエポキシ樹脂等が適する。両者を一体にモールド成型すれば、隙間が生じ無いので電気的にも機械的にも丈夫にすることができる。両者を別々に成型した後に接着剤で接着固定してもよい。なお、図1の実施例では、フランジ部37の接続端子部31側の絶縁被覆35を若干厚肉に成型して、オーバーハング36の電気絶縁効果を確実にしている。
図5は実施例3のブッシング用試験端子を示す部分縦断面図である。
絶縁被覆35の外周面には雄ねじ44が形成され、フランジ部37には雄ねじ44と螺合する雌ねじ45が形成されている。フランジ部37とそれ以外の部分とを別々に製造後、組み立てればよい。また、フランジ部37と絶縁被覆35とを螺合させると、フランジ部37に対して絶縁被覆35を施した胴部33を正確に垂直に貫通させることができる。フランジ部37と絶縁被覆35とが螺合するので、事前に正確に位置合わせをすることができる。位置合わせ作業時も、フランジ部37に対する胴部33の角度が傾くことがない。位置合わせ後に接着剤でフランジ部37と絶縁被覆35とを接着するとよい。
図6は実施例4のブッシング用試験端子を示す部分縦断面図である。
フランジ部37は、なんらかの固定手段により、ブッシング12の課電口27に固定される。この実施例では、やや寸法の長いガイドボルト46と位置決めナット47が固定手段になる。ガイドボルト46は、フランジ部37を貫通して、ブッシング12の課電口27の開口端面に一端を螺着される。位置決めナット47は、ガイドボルト46上でフランジ部37の位置ずれを阻止するように締め付けられる。
始めに図の(a)に示すように、接続端子部31を内部電極14に挿入する直前の状態にして、ガイドボルト46をブッシング12に固定する。この状態では、接続端子部31がブッシング12の内面や課電口27の端面に衝突しないように、比較的容易に組み立てができる。また、この状態で内部電極14と接続端子部31との軸合わせをしておく。その後、(b)に示すように、ブッシング用試験端子30全体をスライドさせて、接続端子部31を内部電極14に装着する。ガイドボルト46に沿ってフランジ部37を移動させられるから、ブッシング12の課電口27内面の各部に接続端子部31を衝突させないで、無理な力を加えることなく装着作業ができる。
図7は実施例5のブッシング用試験端子を示す部分縦断面図である。
この実施例では、ブッシング用試験端子30の胴部33の外周面に、長手方向に沿ってスライドレール48が設けられている。フランジ部37には、スライドレール48を介して胴部33を軸方向にスライドさせる案内溝(図8(b)にて説明)が設けられている。従って、図の(a)に示すように、フランジ部37と接続端子部31の距離を自由に変更できる。図の(b)に示すように、始めにフランジ部37をブッシング12に固定ボルト41を用いて固定する。このとき、接続端子部31を内部電極14に挿入する直前の状態にしておく。その後、(c)に示すように、ブッシング用試験端子30全体をスライドさせて、接続端子部31を内部電極14に装着する。
こうした作業は実施例4と同様である。その効果も同様である。即ち、フランジ部37に支持された状態で安全に正確に接続端子部31を内部電極14に装着できる。接続端子部31にはばね状接触子38(図1)が設けられているから、内部電極14中で接続端子部31を回転させることは好ましくない。従って、実施例4や実施例5のようにスライド可能な機構を設けることが最も好ましい。なお、スライドレール48上の図7(c)に示した矢印位置に、任意の形状の位置決めマークを施しておくと、フランジ部37を正確にこの状態に位置決めできる。即ち、接続端子部31を確実に内部電極14に装着した状態で作業を終了できる目安になる。
図8の(a)は実施例6のブッシング用試験端子を示す部分縦断面図である。(b)はフランジ部の正面図である。
この実施例では、絶縁被覆35とフランジ部37とを最適位置で相互に固定できる。フランジ部37には図の(a)と(b)に示すように、案内溝49と突出部55とが設けられている。円形の孔51は絶縁被覆35の外径とほぼ等しい内径の貫通孔である。この例ではフランジ部37は全体として円盤状で、4個の止め孔52を利用して、図1に示したようにしてブッシング12の課電口27に固定される。例えば、4本のスライドレール48がそれぞれフランジ部37の4個の案内溝49に嵌り合う。その案内溝49に突出部55を介してピン56を突き刺す。接続端子部31を内部電極14に装着した後は、外力により位置ずれが生じては困る。そこで、装着後に、絶縁被覆35とフランジ部37とを相互に固定するようにした。このストッパは、図の例ではピン56とした。しかし、ボルト状のものや楔状のものでも構わない。このような構成にしておくと、例えば、ブッシング12の課電口が下向きに設けられているような機器でも、確実に安定にブッシング用試験端子30を固定できる。
図9は、実施例7のフランジ部37を示す斜視図である。
ここでは、方形のフランジを例示する。実施例6のフランジ部と対応する部分は同一の符号を使用した。上記のようにして接続端子部31を内部電極14に装着する作業では、接続端子部31をブッシング12の内面に衝突させないように、内部電極14の中心に向けて真っ直ぐに挿入する必要がある。そこで、この実施例では、作業中に目視できるよう、フランジ部37は透明材から成るか、もしくは、透孔53が設けられているように構成した。円形の孔51は胴部33や絶縁被覆35を挿通するためのものである。止め孔52は固定ボルト41を挿通するためのものである。フランジ部37が透明材かもしくは透孔が設けられていると、接続端子部31を内部電極14に装着する作業や装着状態を目視で確認できる。なお、フランジ部37は円盤状のものでも方形のものでもよく、ブッシング12の課電口に合わせて設計されるとよい。また、透孔53の形状は任意である。窓状のものでもスリット状のものでも構わない。従って、フランジ部37は、例えば、全体として星形にされても構わないし、格子状のものでも構わない。
実施例1のブッシング用試験端子を示す部分縦断側面図である。 機器直結されたブッシング例縦断面図である。 ブッシング用試験端子の使用状態を示す斜視図である。 実施例2のブッシング用試験端子を示す部分縦断面図である。 実施例3のブッシング用試験端子を示す部分縦断面図である。 実施例4のブッシング用試験端子を示す部分縦断面図である。 実施例5のブッシング用試験端子を示す部分縦断面図である。 実施例6のブッシング用試験端子を示す部分縦断面図である。 実施例7のフランジ部を示す斜視図である。
符号の説明
12 ブッシング
13 ボルト
14 内部電極
21 リード線
27 課電口
30 ブッシング用試験端子
31 接続端子部
32 リード接続部
33 胴部
35 絶縁被覆
36 オーバーハング
37 フランジ部
38 ばね状接触子
41 固定ボルト
44 雄ねじ
45 雌ねじ

Claims (5)

  1. 機器に直結され外表面に遮蔽部が形成されているブッシングの課電口に装着されて、前記ブッシングの内部電極に電気接続されるものであって、
    前記ブッシングの円筒状の内部電極に着脱される金属製の接続端子部と、
    前記接続端子部に連結される金属製の胴部と、
    前記胴部に連結され、課電試験用のリード線を接続する接続構造を有する金属製のリード接続部と、
    絶縁体から成り、前記胴部の外周を包囲し、後記フランジ部の前記接続端子部側に沿面距離を長くするためのオーバーハングが設けられている絶縁被覆と、
    電気絶縁体から成り、前記絶縁被覆の外周に設けられ、前記胴部ほぼ垂直に貫通した状態で、前記胴部と一体化され、前記ブッシングへの固定手段を有するフランジ部、
    とを備えたことを特徴とするブッシング用試験端子。
  2. 請求項1に記載のブッシング用試験端子において、
    前記絶縁被覆の外周面には雄ねじが形成され、前記フランジ部には、前記胴部を貫通させる貫通孔に前記雄ねじと螺合する雌ねじが形成されており、前記絶縁被覆の雄ねじ上で前記フランジ部が位置決めされていることを特徴とするブッシング用試験端子。
  3. 請求項1または2に記載のブッシング用試験端子において、
    前記フランジ部は前記絶縁被覆に対して接着剤により接着固定されていることを特徴と
    するブッシング用試験端子。
  4. 請求項1に記載のブッシング用試験端子において、
    前記絶縁被覆と前記フランジ部とはいずれも同質の電気絶縁体からなり、一体にモールド成型されていることを特徴とするブッシング用試験端子。
  5. 請求項1に記載のブッシング用試験端子において、
    前記胴部の外周面には、長手方向に沿ってスライドレールが設けられ、前記フランジ部には前記スライドレールを介して前記胴部を軸方向にスライドさせる案内部が設けられていることを特徴とするブッシング用試験端子。
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