JP3496524B2 - キャビネット扉用の戸当り兼レール部材及びこれを備えたキャビネットの構造 - Google Patents

キャビネット扉用の戸当り兼レール部材及びこれを備えたキャビネットの構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャビネット扉用
の戸当り兼レール部材及びこれを備えたキャビネットの
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の収納家具は、キャビネット本体
(箱状本体)を主体とし、各用途に応じて引き戸、開き
戸等のキャビネット扉を取り付けて完成品としている
が、このキャビネット扉を取り付けるための補助部材は
それぞれ異なり、例えば引き戸の場合は、天板と地板に
溝やレールを設けておき、開き戸の場合は、キャビネッ
ト本体の側板に蝶番を用いて回転自在に取り付けると共
にキャビネット本体の前面に戸当りを設けるようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、レールや戸
当り等の補助具を個別に取り付ける必要があるため、従
来では、キャビネット扉として開き戸のみを用いたも
の、或いは引き戸のみを用いたものしかなく、1つのキ
ャビネットに開き戸と引き戸とを組合せて取り付けよう
とすれば、部品数が増えて組み立てに手間がかかるとい
う問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、少ない部品数で、開き
戸と引き戸とを組合せて1つのキャビネットに容易に且
つ外観良く取り付けることができるキャビネット扉用の
戸当り兼レール部材及びこれを備えたキャビネットの構
造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、引き戸4や開き戸5等のキャビネット扉3
に用いられる戸当り兼レール部材6であって、前面6a
に開き戸5が当る戸当り部7を設けると共に、上面部6
b又は下面部6cの少なくとも一方に引き戸4を走行自
在に支持するレール部20を設け、レール部材6の後面
6dに、キャビネット本体2に形成された凹溝26内に
嵌め込み可能な先細状の固定片23を突設させて成るこ
とを特徴としており、このように構成することで、引き
戸4をスライド自在に支持するレール部20と、開き戸
5のクッションとなる戸当り部7とを1つのレール部材
6に一体に設けることができるので、共通のキャビネッ
ト本体2に開き戸5と引き戸4とを容易に組合せて取り
付け可能となる。しかも、レール部材6の固定片23を
キャビネット本体2に予め形成された凹溝26内に嵌め
込むだけでレール部材6をキャビネット本体2に簡単に
取り付けることができ、しかもレール部材6の取り付け
時のズレや傾きを防止でき、レール部材6を正規の位置
に容易に且つ工具なしでワンタッチで取り付け可能とな
る。
【0006】上記上面部6bと下面部6cの両方にレー
ル部20が設けられているのが好ましく、この場合、1
種類の戸当り兼レール部材6で、異なる引き戸4の配置
パターン(戸当り兼レール部材6の上下両側に引き戸4
が配置される場合、戸当り兼レール部材6の上下両側の
いずれか一方のみに引き戸4が配置される場合)に対応
できるものとなる。
【0007】 また、本発明に係るキャビネットの構造
は、前面6aに開き戸5が当る戸当り部7を設けると共
に、上下両面側に引き戸4を走行自在に支持するレール
部20を設け、レール部材6の後面6dに、キャビネッ
ト本体2に形成された凹溝26内に嵌め込み可能な先細
状の固定片23を突設させて成る戸当り兼レール部材6
をキャビネット本体2の前面の上下間に配設し、戸当り
兼レール部材6よりも上側のキャビネット開口部13に
引き戸4又は開き戸5のいずれか一方を配置し、下側の
キャビネット開口部14に引き戸4又は開き戸5のいず
れか他方を配置し、引き戸4のランナー15をレール部
20に走行自在に支持し、開き戸5の一端をキャビネッ
ト本体2側に回動自在に支持し、戸当り兼レール部材6
の戸当り部7が設けられる前面6aの上半部が上側の引
き戸4又は開き戸5の下端部で覆われると共に残りの下
半部が下側の開き戸5又は引き戸4の上端部で覆われる
ように構成されていることを特徴としており、このよう
に構成することで、レール部材6の固定片23をキャビ
ネット本体2に予め形成された凹溝26内に嵌め込むだ
けでレール部材6をキャビネット本体2に簡単に取り付
けることができ、しかもレール部材6の取り付け時のズ
レや傾きを防止でき、レール部材6を正規の位置に容易
に且つ工具なしでワンタッチで取り付け可能になると共
に、キャビネット本体2の前面にレール部20と戸当り
部7とを配設でき、共通の1つのキャビネット本体2に
開き戸5と引き戸4とを容易に組合せて取り付けること
が可能となり、しかも、戸当り部7の上半部7aと下半
部7bとを開き戸5又は引き戸4の上下の端部でそれぞ
れ覆うことによって、開き戸5と引き戸4間の上下の隙
間Gをできる限り小さくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0009】本実施形態のキャビネット1は、図1に示
すように、キャビネット本体2と、キャビネット扉3を
構成する開き戸5及び引き戸4と、キャビネット扉用の
戸当り兼レール部材6とで主体が構成されている。
【0010】キャビネット本体2は、背板12と、左右
の側板11と、側板11間に架設される天板8、中板
9、地板10とを組合せて構成されている。キャビネッ
ト本体2の開口部13,14を開閉するキャビネット扉
3は、複数の開き戸5と引き戸4とで構成されている。
引き戸4と開き戸5は同じ大きさ、形状、厚みの板材が
用いられ、略同じ外観形状を有しており、図2に示す実
施形態では、右側の上段のキャビネット開口部13に開
き戸5、その下段のキャビネット開口部14に引き戸4
を配置した場合を示している。なお、引き戸4と開き戸
5の配置パターンはこれに限定されるものではない。
【0011】ここで、引き戸4の上下両端部には、図
1、図2(b)に示すように、凹状部16a、16bが
それぞれ形成されており、各凹状部16a、16bの前
面部には、それぞれ、戸当り部7の前方を覆うことがで
きる覆い片17となっている。また各凹状部16a、1
6b内にはランナーが取り付けられている。本実施形態
では上側のランナーがバネによって進退自在に突出した
ガイド軸15bで構成され、下側のランナー15が回転
自在な走行車輪15aで構成されている。一方、開き戸
5の上下両端部にも凹状部18,18bが形成されてお
り、各凹状部18,18bの前面部が、それぞれ、開き
戸5を閉じたときに戸当り兼レール部材6の戸当り部7
に当接する当接片19となっている。なお、開き戸5の
一端部は、キャビネット本体2の側板11内面の前端側
に蝶番28を介して回動自在に支持されており、開き戸
5を閉じた状態で、図2に示すように、開き戸5の前面
5aと引き戸4の前面4aとが略面一状となるように構
成されている。蝶番28の種類は特に限定されない。図
1中の29は蝶番台座である。次に、戸当り兼レール部
材6(以下、「レール部材6」と略称する。)は、図1
に示すように、キャビネット本体2の天板8の前端面、
地板10の前端面、及び中板9の前端面にそれぞれ取り
付けられる。この3つのレール部材6は同じ構造をして
おり、キャビネット本体2の各板の横幅寸法と略同じ長
さ寸法を有する中空パイプで構成され、その前面6a側
に戸当り部7、上下両面側にレール部20、背面側に固
定片23が一体に設けられている。
【0012】先ず、上記戸当り部7は、ゴム等のクッシ
ョン材からなり、図3に示すように、取り付け部24が
レール部材6の前面6a中央に穿設された取り付け孔に
嵌め込まれて取り付けられていると共に、断面円形状の
戸当り部7がレール部材6の前面6aから突出して配置
されている。この戸当り部7はレール部材6と別体で構
成される場合に限らず、戸当り部7と一体形成されても
よいものである。図3に示す実施形態では、戸当り部7
が半円形状にレール部材6の前面6aから突出してお
り、さらにその上半部7aに上側の開き戸5(又は引き
戸4)の下端部の覆い片19(又は17)が対向し、且
つ、下半部7bに下側の引き戸4(又は開き戸5)の上
端部の覆い片17(又は19)が対向するようになって
いる。なお、戸当り部7の数は1つに限らず、例えば図
4に示すように、レール部材6の前面6aの上部と下部
の2箇所に設けるようにしてもよいものである。さら
に、戸当り部7はレール部材6の長手方向の全長に亘っ
て設ける必要はなく、レール部材6の長手方向の複数個
所に点在して配設されてもよいものである。
【0013】レール部材6の上面部6b及び下面部6c
には、図1、図3に示すように、レール部材6の長手方
向の全長に亘ってレール部20がそれぞれ凹設されてい
る。上面部6bのレール部20は上方に開口した断面略
コ字状に形成され、下面部6cのレール部20は下方に
開口した断面略コ字状に形成されており、各レール部2
0内には引き戸4のガイド軸15b又は走行車輪15a
が走行自在に支持されるようになっている。さらに上下
の各レール部20の入口側には、喇叭状に拡開した傾斜
面25がそれぞれ形成されており、引き戸4の走行車輪
15a及びガイド軸15bを傾斜面25によりレール部
20内にスムーズに誘導できるようにしてある。なお、
レール部20は、必ずしもレール部材6の上下両面に形
成される必要はなく、いずれか一方のみに形成されても
よい。
【0014】レール部材6の後面6dには、レール部材
6の長手方向の略全長に亘って固定片23が突設されて
いる。この固定片23は、例えば弾性材料からなり、図
5(a)(b)に示すように、キャビネット本体2の各
板8〜10に予め形成された凹溝26内に嵌め込み可能
な先細状に形成されている。固定片23の上下両面には
抜け止め用のひれ片27がそれぞれ突設されており、凹
溝26から外れ難くしてある。
【0015】しかして、上記構成のレール部材6の固定
片23をキャビネット本体2の各板8〜10に予め形成
された凹溝26内に嵌め込むだけで3つのレール部材6
をキャビネット本体2の前面の上下間に簡単に取り付け
ることができる。例えば中板9よりも上側のキャビネッ
ト開口部13に開き戸5、下側のキャビネット開口部1
4に引き戸4が配置される場合には、蝶番28を介して
キャビネット本体2側に回動自在に取り付けられた開き
戸5の上端部の覆い片19を、天板8と中板9に取り付
けたレール部材6の戸当り部7にそれぞれ当てることが
でき、一方、引き戸4の上端部のガイド軸15bを中板
9に取り付けたレール部材6の下面部6cのレール部2
0に挿入でき、且つ下端部の走行車輪15aを地板10
に取り付けたレール部材6の上面部6bのレール部20
に挿入できるようになっている。
【0016】このように本発明の戸当り兼レール部材6
を用いることによって、1つのキャビネット本体2に開
き戸5と引き戸4とを組合せて取り付けることが可能と
なり、しかも、1つのレール部材6が戸当りを兼用して
いるので、少ない部品数で済み、組み立てが一層簡易と
なる。しかも、レール部材6の前面6aに取り付けた戸
当り部7の上半部7aに開き戸5の下端部より突出させ
た当接片19が当たり、且つ該戸当り部7の下半部7b
は引き戸4の上端部より突出させた覆い片17で覆われ
るので、開き戸5と引き戸4間の上下の隙間G(図2)
をできる限り小さくすることができ、そのうえ開き戸5
を閉じた状態では、開き戸5の前面5aと引き戸4の前
面4aとが略面一状となるので、外部から見て開き戸5
と引き戸4間に連続した一体感が得られるという利点も
ある。
【0017】 また、レール部材6の上下両面にレール
部20を設けてあるので、1種類のレール部材6で、異
なる引き戸4の配置パターン(レール部材6の上下両側
に引き戸4が配置される場合、レール部材6の上下両側
のいずれか一方のみに引き戸4が配置される場合)に対
応できるようになる。さらに、キャビネット本体2の各
板8〜10)の前端面に凹溝26を予め形成しておき、
これにレール部材6の固定片23を嵌め込むことによっ
て、レール部材6の取り付け時のズレや傾きを防止で
き、レール部材6を正規の位置に容易に且つ工具なしで
ワンタッチで取り付け可能となる。
【0018】なお、前記実施形態では、天板8と地板1
0と中板9とにそれぞれレール部材6を取り付けた場合
を説明したが、このレール部材6の数、及び取り付け位
置は開き戸5及び引き戸4の配置に応じて任意に変更で
きるものであり、例えばレール部材6をキャビネット本
体2の天板8と地板10のみに取り付けたり、中板9の
一部に部分的に取り付けたりしてもよいものである。
【0019】図6〜図9は開き戸5と引き戸4の異なる
配置パターンを示している。図6は、1枚の縦長の開き
戸5と上下2枚の開き戸5と上下2枚の引き戸4とを組
合せた場合を示しており、図7は、上下2枚の開き戸5
と上下2枚の引き戸4と上下2枚の開き戸5とを組合せ
た場合を示している。また図8(a)は上下とも開き戸
5の場合の概略断面を示し、図9(a)は上が引き戸
4、下が開き戸5の場合の概略断面を示し、図9(b)
は上下とも引き戸4の場合の概略断面を示している。な
お、戸当り兼レール部材6の断面形状は図8(b)に示
すように、四角形状であってもよい。
【0020】図10〜図14は、開き戸5が上下開き戸
5Aと左右開き戸5Bの組合せである場合を示してい
る。図11に示すように、中空パイプ状のレール部材6
の一部に、前面6aから下面に亘って切欠孔40を形成
し、上下開き戸5Aの上端部に取り付けた支持部材50
の頭部50aを切欠孔40からレール部材6内部に抜け
止め状態で且つ回転自在に挿入してあり、これにより、
上下開き戸5Aはレール部材6を軸として上下に開閉自
在となっている。図10(a)は上が左右開き戸5B、
下が上下開き戸5Aの場合を示し、図10(b)は上が
引き戸4、下が上下開き戸5Aの場合を示している。な
お、上が左右開き戸5B、下が上下開き戸5Aの場合に
おいて、上下開き戸5Aを開くときには、左右開き戸5
Bの下端部の当接片19が妨げとなるので、図13のよ
うに先に左右開き戸5Bを開くことによって上下開き戸
5Aを開くことができる。また、上が引き戸4、下が上
下開き戸5Aの場合には、引き戸4の下端部の覆い片1
7が妨げとなるので、図14のように先に上の左右開き
戸5Bを開いて、上の引き戸4を左右いずれかに移動さ
せることによって下の上下開き戸5Aを開くことができ
るようになる。なお、上下開き戸5Aとして、上方に跳
ね上げて開く場合を示したが、開き戸5の下端部を下側
のレール部材6に回転自在に取り付けて下方に開くよう
にすることも可能である。
【0021】
【発明の効果】上記のように本発明のうち請求項1記載
の発明は、引き戸や開き戸等のキャビネット扉に用いら
れる戸当り兼レール部材であって、前面に開き戸が当る
戸当り部を設けると共に、上面部又は下面部の少なくと
も一方に引き戸を走行自在に支持するレール部を設け
レール部材の後面に、キャビネット本体に形成された凹
溝内に嵌め込み可能な先細状の固定片を突設させて成る
から、戸当り兼レール部材のレール部によって引き戸を
スライド自在に支持でき、且つ戸当り部によって開き戸
を閉じたときの衝撃を吸収できるようになる。従って、
少ない部品数で、1つのキャビネット本体に開き戸と引
き戸とを組合せて容易に取り付けることが可能となる。
しかも、レール部材の固定片をキャビネット本体に予め
形成された凹溝内に嵌め込むだけでレール部材をキャビ
ネット本体に簡単に取り付けることができ、しかもレー
ル部材の取り付け時のズレや傾きを防止でき、レール部
材を正規の位置に容易に且つ工具なしでワンタッチで取
り付け可能となる。
【0022】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、上面部と下面部の両方にレール部が設
けられているから、1種類の戸当り兼レール部材で、異
なる引き戸の配置パターン(戸当り兼レール部材の上下
両側に引き戸が配置される場合、戸当り兼レール部材の
上下両側のいずれか一方のみに引き戸が配置される場
合)に対応できるようになり、また、戸当り兼レール部
材の種類が少なくて済むので、製造性及び取り扱い性に
それぞれ優れたものとなる。
【0023】 また、請求項3記載の発明は、前面に開
き戸が当る戸当り部を設けると共に、上下両面側に引き
戸を走行自在に支持するレール部を設け、レール部材の
後面に、キャビネット本体に形成された凹溝内に嵌め込
み可能な先細状の固定片を突設させて成る戸当り兼レー
ル部材をキャビネット本体の前面の上下間に配設し、戸
当り兼レール部材よりも上側のキャビネット開口部に引
き戸又は開き戸のいずれか一方を配置し、下側のキャビ
ネット開口部に引き戸又は開き戸のいずれか他方を配置
し、引き戸のランナーをレール部に走行自在に支持し、
開き戸の一端をキャビネット本体側に回動自在に支持
し、戸当り兼レール部材の戸当り部が設けられる前面の
上半部7aが上側の引き戸又は開き戸の下端部で覆われ
ると共に残りの下半部が下側の開き戸又は引き戸の上端
部で覆われるように構成されているから、レール部材の
固定片をキャビネット本体に予め形成された凹溝内に嵌
め込むだけでレール部材をキャビネット本体に簡単に取
り付けることができ、しかもレール部材の取り付け時の
ズレや傾きを防止でき、レール部材を正規の位置に容易
に且つ工具なしでワンタッチで取り付け可能になると共
に、この戸当り兼レール部材をキャビネット本体に取り
付けることにより、開き戸を戸当り部に当てることがで
き、また引き戸をレール部に走行自在に支持できるの
で、1つのキャビネット本体に開き戸と引き戸とを組合
せて取り付けることが容易となり、さらに、戸当り部の
上半部7aと下半部7bとを開き戸又は引き戸の上下の
端部でそれぞれ覆うことによって、開き戸と引き戸間の
上下の隙間をできる限り小さくすることができるので、
外部から見て開き戸と引き戸間に連続した一体感が得ら
れるようになり、外観デザイン性を高めることができる
と共に、1つの戸当り兼レール部材が戸当りを兼用して
いるので、少ない部品数で済み、組み立てを簡易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す分解斜視図であ
る。
【図2】(a)は同上のキャビネットの斜視図、(b)
は(a)のA−A線断面図である。
【図3】同上の戸当り兼レール部材の断面図である。
【図4】戸当り兼レール部材の他例の断面図である。
【図5】(a)(b)は同上の戸当り兼レール部材の取
り付け方法の概略側面図である。
【図6】(a)は他の実施形態のキャビネットの斜視
図、(b)は(a)の開き戸を開いた状態の斜視図であ
る。
【図7】(a)は更に他の実施形態のキャビネットの斜
視図、(b)は(a)の開き戸を開いた状態の斜視図で
ある。
【図8】(a)は上下共開き戸である場合の実施形態を
示す側面図、(b)は戸当り兼レール部材の断面が四角
形状である場合の実施形態を示す側面図である。
【図9】(a)は上が引き戸、下が開き戸である場合の
実施形態を示す側面図、(b)は上下共引き戸である場
合の実施形態を示す側面図である。
【図10】(a)は上が左右開き戸、下が上下開き戸で
ある場合の実施形態を示す側面図、(b)は上が引き
戸、下が上下開き戸である場合の実施形態を示す側面図
である。
【図11】同上の戸当り兼レール部材の切欠孔を説明す
る一部斜視図である。
【図12】(a)は上下開き戸の開閉方向を説明する側
面図、(b)は斜視図である。
【図13】(a)は上が左右開き戸、下が上下開き戸で
ある場合の実施形態を示す斜視図、(b)は各開き戸の
開き状態の斜視図である。
【図14】(a)は上が左右開き戸と引き戸、下が左右
開き戸と上下開き戸との組合せた場合の実施形態を示す
斜視図、(b)は各開き戸の開き状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 キャビネット 2 キャビネット本体 3 キャビネット扉 4 引き戸 4a 前面 5 開き戸 5a 前面 6 戸当り兼レール部材 6a 前面 6b 上面部 6c 下面部 7 戸当り部 20 レール部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−250716(JP,A) 実開 平2−57355(JP,U) 実開 昭62−108483(JP,U) 実開 昭60−137094(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 7/16 - 7/24 E05D 15/00,15/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き戸や開き戸等のキャビネット扉に用
    いられる戸当り兼レール部材であって、前面に開き戸が
    当る戸当り部を設けると共に、上面部又は下面部の少な
    くとも一方に引き戸を走行自在に支持するレール部を設
    、レール部材の後面に、キャビネット本体に形成され
    た凹溝内に嵌め込み可能な先細状の固定片を突設させ
    成ることを特徴とするキャビネット扉用の戸当り兼レー
    ル部材。
  2. 【請求項2】 上面部と下面部の両方にレール部が設け
    られていることを特徴とする請求項1記載のキャビネッ
    ト扉用の戸当り兼レール部材。
  3. 【請求項3】 前面に開き戸が当る戸当り部を設けると
    共に、上下両面側に引き戸を走行自在に支持するレール
    部を設け、レール部材の後面に、キャビネット本体に形
    成された凹溝内に嵌め込み可能な先細状の固定片を突設
    させて成る戸当り兼レール部材をキャビネット本体の前
    面の上下間に配設し、戸当り兼レール部材よりも上側の
    キャビネット開口部に引き戸又は開き戸のいずれか一方
    を配置し、下側のキャビネット開口部に引き戸又は開き
    戸のいずれか他方を配置し、引き戸のランナーをレール
    部に走行自在に支持し、開き戸の一端をキャビネット本
    体側に回動自在に支持し、戸当り兼レール部材の戸当り
    部が設けられる前面の上半部が上側の引き戸又は開き戸
    の下端部で覆われると共に残りの下半部が下側の開き戸
    又は引き戸の上端部で覆われるように構成されているこ
    とを特徴とするキャビネットの構造。
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