JP3496101B2 - 移植機 - Google Patents

移植機

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JP3496101B2
JP3496101B2 JP03700795A JP3700795A JP3496101B2 JP 3496101 B2 JP3496101 B2 JP 3496101B2 JP 03700795 A JP03700795 A JP 03700795A JP 3700795 A JP3700795 A JP 3700795A JP 3496101 B2 JP3496101 B2 JP 3496101B2
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忠之 新古
忠司 近藤
英夫 中島
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、野菜などのポット苗を
圃場に移植する移植機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種移植機は、トラクタなどの
走行機体に、苗載台や植付爪などを備えた植付ユニット
を油圧昇降シリンダを介して昇降自由に支持している。
そして、圃場の畝面に苗の植付けを行うときには、前記
昇降シリンダで植付ユニットの全体を下降させて、その
植付爪による苗の植付作業を行い、また、枕地での移動
時や路上走行時などには、前記植付ユニットの構成部材
が畝や地面などに接触するのを防止するため、前記シリ
ンダで植付ユニットの全体を持ち上げるようにしてい
る。 【0003】また、斯かる移植機においては、前記機体
に対し植付ユニットをスライド可能に支持して、これら
機体と植付ユニットとの間にスライドシリンダを介装さ
せると共に、前記植付ユニットの下方両側には、前記ス
ライドシリンダに電気的に接続され、畝の左右側面と対
向される一対の畝センサーを設けて、これら各センサー
からの出力信号に基づき前記スライドシリンダを作動さ
せ、これに伴い前記植付ユニットをその植付爪が畝の幅
方向中央部に位置されるように左右方向へとスライドさ
せることが行われている。即ち、例えば苗の植付作業時
に畝が蛇行していて、該畝の凸部側側面に前記各センサ
ーの一方側が接触されたとき、この接触側センサーから
の出力信号で前記スライドシリンダを介して前記植付ユ
ニットを畝のセンサー接触側つまり蛇行凸部側へとスラ
イドさせることにより、前記植付爪を畝の幅方向中央部
に位置させることが可能となって、たとえ畝が蛇行して
いる場合でも、前記植付爪による植付苗を畝の幅方向中
央位置に植付けることができるのである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、以上の移植
機を用いて例えば山間地などの傾斜地で苗の植付作業を
行う場合で、傾斜地の山側に位置される畝センサーが畝
の山側側面に接触され、これに伴い植付ユニットの全体
が山側にスライドされたままの状態で植付作業を終了し
て、枕地で旋回移動して隣接する次の畝に植付作業を行
う場合には、前記植付ユニットの姿勢が180度反転さ
れて、山側にスライドされている植付ユニットが谷側に
スライドされた状態となるため、この植付ユニットの畝
センサーが、植付けしようとする畝に隣接する次の畝に
接触したり突入したりして、該畝センサーが破損した
り、また、畝を崩したりすることがあり、しかも、前記
植付ユニットがスライドされたままの状態では、前記し
たように枕地で旋回して植付作業を行うとき、その畝の
始まりで前記植付爪による植付苗を畝の幅方向中央位置
に植付けることができない問題もあった。 【0005】本発明の目的は、たとえ畝が蛇行している
場合でも、植付爪による植付苗を畝の幅方向中央位置に
植付けることができながら、傾斜地などでの植付作業時
に、畝面への作業が終了し、枕地で旋回して隣接する次
位の畝で植付作業を行うような場合に、畝センターの破
損を招いたり、又、畝を崩したりすることなく、しか
も、次位の畝で該畝の始まりから植付爪による植付苗を
畝の幅方向中央位置に植付けることができる移植機を提
供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、機体と、苗載台及び該苗載台から取り出
された苗を植付ける植付爪を有し、前記機体に対して昇
降及び左右方向にスライド可能とした植付ユニットとを
備えた移植機において、左右方向に並置され、摺動体及
びスライドフレームを介して連結された複数の植付ユニ
ットと、各植付ユニットを前記摺動体を介してスライド
可能に支持したツールバーと、該ツールバーを介して各
植付ユニットが一定以上上昇したことを検出するセンサ
と、該センサの上昇検出により各植付ユニットをスライ
ド中立位置に復帰させるスライド復帰機構とを備えてい
ることを特徴とする。 【0007】 【作用】植付ユニットによる植付作業時には、該植付ユ
ニットが畝の蛇行状態に応じて左右方向にスライドさ
れ、その植付爪による植付苗が畝の幅方向中央位置に植
付けられる。また、傾斜地などでの植付作業時に、畝面
への作業が終了して枕地で旋回移動させるべく、この植
付ユニットの全体を上昇させるとき、その上昇がセンサ
で検出されて、該センサからの出力信号に基づきスライ
ド復帰機構を介して前記植付ユニットがスライド中立位
置に自動復帰される。従って、畝への植付作業が終了す
るとき、該畝の蛇行状態に応じて前記植付ユニットが左
右方向にスライドされていても、旋回移動して隣接する
次位の畝で植付作業を行うときには、この植付ユニット
を中立位置に保持した状態で作業を開始できることとな
って、該植付ユニットの畝センサーなどの部品を、植付
けようとする畝に隣接する畝に接触又は突入させたりし
て破損を招いたり、又、畝を崩したりするのを解消で
き、しかも、前記植付ユニットは中立位置に保持された
状態で次位の畝での作業が行われることから、その畝の
始まりから植付爪による植付苗を畝の幅方向中央位置に
植付ることができる。 【0008】 【実施例】図3〜図5に示した移植機は、走行機体50
であるトラクタの後方側に、左右一対の植付ユニット1
0を連結した2条植タイプのものを示している。前記ト
ラクタ50は、既知のものであって、前方上部にエンジ
ン(図示せず)を搭載し、その後方側に、PTO軸51
をもった走行ミッションケース52を備え、該ミッショ
ンケース52の両側に一対の左右駆動車輪53を支持す
ると共に、走行ミッションケース52の上方には運転席
54と油圧型ロワリンクシリンダ55とを設ける一方、
このロワリンクシリンダ55の後部側には、該シリンダ
55により上下揺動される左右一対のリフトアーム56
と、上下動可能な左右一対のロワリンク57と、トップ
リンクを構成する1つの油圧型昇降シリンダ58とを設
けている。 【0009】そして、前記各リフトアーム56に連結し
たリフトリンク56aの先端側を前記各ロワリンク56
の中間部に枢着して、路上走行時や圃場での作業走行時
に、図4鎖線に示すように、前記ロワリンクシリンダ5
5の作動に伴う前記各リフトアーム56の上下動によ
り、前記各植付ユニット10の全体を前記ロワリンク5
7のミッションケース52に対する支持軸57aを中心
に上下動させるようにしており、上方の格納位置と下方
の移植作業領域とに昇降させるのである。 【0010】前記各ロワリンク56の先端部間には、左
右方向に延びる四角筒形のツールバー59と、後方に延
びる略コ字形のヒッチフレーム60とを取付けると共
に、前記ロワリンク56に上方に延びるリンクフレーム
61を枢着する一方、該リンクフレーム61の上端部に
は前記昇降シリンダ58のピストンロッド部58aを枢
着している。又、前記各リンクフレーム61の上端間に
は、前記各植付ユニット1を左右方向にスライドさせる
ためのガイドレール62を取付けている。 【0011】前記ヒッチフレーム60の後端側には、前
記PTO軸51に自在軸継手63を介して連動するギヤ
を内装したT形ギヤケース64を取付け、このギヤケー
ス64に左右方向に延びるPTO横軸65を回転自由に
支持すると共に、前記ツールバー59の左右両側に、一
対の軸受筒66をもった摺動体67をスライド自由に支
持し、これら各摺動体67を介してトラクタ50側に前
記各植付ユニット10を支持させると共に、前記各軸受
筒66に前記PTO横軸65の両側を支持させている。 【0012】前記各植付ユニット10の下端前部には左
右一対のヒッチ板68を取付け、これら各ヒッチ板68
を前記各摺動体67の軸受筒66に回転自由に支持する
と共に、この各摺動体67に設けた規制バー69と前記
各ヒッチ板68の上部側との間に連結リンク70を枢着
して、作業走行時に前記昇降シリンダ58を伸縮動作さ
せることにより、前記各植付ユニット10を前記PTO
横軸65を中心に上下方向に揺動させて、前記各植付ユ
ニット10に備えた植付爪による植付深さを一定深さに
調整できるようにしている。 【0013】さらに、前記各植付ユニット10は、図6
〜図8で明らかなように、上下部位にガイドレール12
をもったユニットフレーム11と、前記ガイドレール1
2間に前後方向に往復動可能に支持され、ほゞ垂直状に
立設された苗載台13と、この苗載台13上に支持さ
れ、多数のポット苗を収容した苗トレイ14から1株分
のポット苗を取出す箸形の苗取爪15と、該苗取爪15
に連動して所定の植付軌跡を描きながら上下往復動さ
れ、その上部の苗受取位置で前記苗取爪15から放出す
るポット苗を受取り、下部の植付位置でポット苗を圃場
に植付ける2つ割とされた植付爪16とを備えている。
そして、前記各ユニットフレーム11に前記PTO横軸
65に連動する植付駆動ケース17を設けて、該駆動ケ
ース17に連結された複数の伝動ケース18を介して前
記PTO横軸65からの回転動力を前記苗取爪15や植
付爪16に伝達するようにしている。 【0014】また、前記駆動ケース18側の伝動ケース
18には、後方に延びるセンサフレーム19を取付け、
このセンサフレーム19の前端側に平行リンク20を介
して均平フレーム21を枢支し、該均平フレーム21を
介して前記各植付ユニット10と対応する左右一対の鎮
圧輪22を転動自由に支持している。さらに、前記セン
サフレーム19の後端部には、枢支軸23により覆土ア
ーム24を回転自由に支持すると共に、該覆土アーム2
4を介して前記各植付ユニット10と対応する左右一対
の覆土輪25を各ユニットフレーム11に対し上下搖動
自由に支持して、前記覆土アーム24の基端部と前記平
行リンク20の一方とをロッド26で連結する一方、前
記センサフレーム19の後端部で左右覆土輪25の上部
側に伝動杆27を取付け、該伝動杆27を介して植深レ
バー28を支持し、かつ、前記伝動杆27と前記覆土ア
ーム24との間を連結杆29で連結して、前記植深レバ
ー28の操作に伴い前記鎮圧輪22と覆土輪25とを共
に同一方向に昇降させることにより、これら各輪22,
25と前記各ユニットフレーム11側に支持される植付
爪16との相対高さを上下調節して、該植付爪16によ
る苗植深さの微調整を行えるようにしている。 【0015】また、前記各ユニットフレーム11と左右
覆土輪25の上部側に設けた伝動杆27との間には、苗
植可能な範囲内で前記各植付ユニット10の植付爪16
による植深変化を検出する左右一対の高さセンサー80
をそれぞれ設けている。この高さセンサー80として
は、苗植可能な範囲内で前記植付爪16の植深変化を検
出する上げスイッチ80a及び下げスイッチ80bを備
え、該上げスイッチ80aの上方側には、前記植付爪1
6による植付深さが限度であることを検出する上端スイ
ッチ80cを配設している。そして、前記各ユニットフ
レーム11側に前記各スイッチ80a〜80cの作動体
81を上下揺動自由に支持すると共に、この作動体81
と前記伝動杆27との間にはセンサアーム82を介装さ
せて、前記各覆土輪25に追従するセンサアーム82の
上下動に伴い、前記作動体81の操作ドッグ81aで前
記各スイッチ80a,80b,80cを押動操作して、
これら各者から出力される検出信号に基づき前記昇降シ
リンダ58のピストンロッド58aを伸縮動作させ、こ
れに伴い前記各植付ユニット10をPTO横軸65を中
心に上下方向に揺動させて、その植付爪16による苗の
植付深さを自動調整するようにしている。尚、図中、8
3は前記作動体81の各スイッチ80a〜80cに対す
る接触位置を調整する植深調整レバーである。 【0016】さらに、図2で示すように、前記ツールバ
ー59に摺動自由に支持した各摺動体67間には、両端
に間隔調節シャフト71をもったスライドフレーム72
を左右方向に位置調節可能に取付けると共に、前記ツー
ルバー59の中央部位に、油圧型スライドシリンダ73
を取付け、該シリンダ73のピストンロッド74を前記
スライドフレーム72に枢着すると共に、前記各摺動体
67に設けた前記規制バー69の上端側に設けたローラ
75を、前記各リンクフレーム61の上端間に設けた前
記ガイドレール62に転動自由に介入させている。 【0017】また、図7,図8で示すように、前記セン
サーフレーム19には、アーム30を介して前記各植付
ユニット10で苗の植付けが行われる各畝Aの両外側面
に当接する左右一対の畝センサー31,32及びガイド
ローラ33,33を取付け、これら各畝センサー31,
32から出力される検出信号により前記スライドシリン
ダ73のピストンロッド74を伸縮動作させ、前記各摺
動体67を介して各植付ユニット10を前記畝Aの蛇行
状態などに応じて左右同一方向に移動調節できるように
している。 【0018】さらに、前記各植付ユニット10の後方中
間部位には、その各ユニットフレーム11間に架設した
支持杆34を介して前記各植付ユニット10の全体高さ
を調整するゲージ輪35を配設している。 【0019】 しかして、以上の構成において、図1〜
図3に示すように、前記トラクタ50に設けたリフトア
ーム56の揺動軌跡上に、前記各植付ユニット10の一
定以上の上昇を検出するセンサ(以下上昇センサーと言
う)1を配設すると共に、該上昇センサー1が一定以上
の上昇を検出したとき前記各植付ユニット10をスライ
ド中立位置に自動復帰させるスライド復帰機構2を設け
る。 【0020】このとき、図1に示した上昇センサー1は
2段切換式とされていて、前記リフトアーム56を介し
て各植付ユニット10が所定の作業位置にまで下降され
たとき、前記上昇センサー1から検出信号を出力し、こ
の出力時に前記各畝センサー31,32に基づく前記ス
ライドシリンダ73による各植付ユニット10の左右移
動調整を行い、かつ、前記上昇センサー1で各植付ユニ
ット10の一定以上の上昇を検出したとき、この上昇セ
ンサー1から出力される出力信号で前記スライド復帰機
構2による各植付ユニット10のスライド中立位置への
自動復帰を行うようにしている。 【0021】また、前記スライド復帰機構2としては、
前記スライドシリンダ73のピストンロッド74が作動
することなく、前記各植付ユニット10が機体1に対し
所定の中立位置に保持される前記ピストンロッド74の
ストローク長さ中立位置で、該ピストンロッド74によ
り左右動される前記スライドフレーム72の長さ方向中
間の上下位置に、それぞれ第1及び第2マイクロスイッ
チ21,22を取付けると共に、機体側静止部材である
前記ツールバー59側に、畝Aの蛇行に伴い前記畝セン
サー31,32から出力される出力信号に基づき前記ピ
ストンロッド74がそのストローク長さ中立位置から伸
縮動作され、前記スライドフレーム72を介して前記各
植付ユニット10が畝蛇行方向に沿って中立位置から左
右何れかのエリアにスライドされたとき、前記各スイッ
チ21,22の一方を押動操作する第1及び第2ドッグ
23,24をそれぞれ取付ける。 【0022】そして、図1のように、前記各植付ユニッ
ト10のスライド動作を手動又は自動制御に切換える切
換スイッチ3に前記上昇センサー1を接続し、このセン
サー1の下降側接点と、前記スライドシリンダ73のピ
ストンロッド74を左動及び右動側に切換える第1及び
第2ソレノイド73a,73bとの間に、前記左右畝セ
ンサー31,32と、左畝センサー31の動作時に切動
作するリードリレー4a及び右畝センサー32の動作時
に切動作するリードリレー4bと、前記スライドシリン
ダ73のピストンロッド74の左右ストロークエンドを
検出する検出スイッチ5a,5bとを接続すると共に、
前記上昇センサー1の上昇側接点と前記第1,第2ソレ
ノイド73a,73bとの間に、前記各畝センサー3
1,32、リードリレー4a,4b及び検出スイッチ5
a,5bに対し並列状に前記スライド復帰機構2を構成
する第1,第2マイクロスイッチ21,22を接続す
る。 【0023】しかして、前記切換スイッチ3を自動側に
切換えて前記各植付ユニット10で畝Aへの苗植付けを
行うときには、前記昇降シリンダ55の作動でリフトア
ーム56を介して各植付ユニット10が所定の作業位置
にまで下降され、前記上昇センサー1が下降接点側に切
換えられて、前記各畝センサー31,32に基づく前記
スライドシリンダ73による各植付ユニット10の左右
移動調整が行われる。即ち、前記畝Aが蛇行していて、
該畝Aの蛇行凸部側に前記各畝センサー31,32の一
方側が接触されたとき、この接触側センサー31又は3
2からの出力信号で前記各ソレノイド73a又は73b
を励磁してスライドシリンダ73を作動させ、該シリン
ダ73で前記各植付ユニット10を畝蛇行方向に沿って
中立位置から左右何れかのエリアへとスライドさせるこ
とにより、前記植付爪16を畝Aの幅方向中央部に位置
させ得るのであり、従って、たとえ畝Aが蛇行している
場合でも、前記植付爪16による植付苗を畝Aの幅方向
中央位置に植付けることができる。 【0024】また、以上の植付作業を終了して、枕地で
旋回移動して隣接する次の新しい畝で植付作業を行う場
合には、前記リフトアーム56を介して前記各植付ユニ
ット10の全体を持ち上げることにより、前記上昇セン
サー1が上昇接点側に切換えられる。そして、このと
き、前記スライドシリンダ73を介して各植付ユニット
10が中立位置から左右何れかのエリアへとスライドさ
れている場合には、前記スライド復帰機構2の各マイク
ロスイッチ21,22の一方が前記各ドッグ23又は2
4によりオン動作された状態にあるため、前記上昇セン
サー1の上昇接点側への切換により、前記ソレノイド7
3a,73bの一方側が励磁され、前記スライドシリン
ダ73のピストンロッド74が左動又は右動方向に伸縮
されて、前記左右エリアに位置された各植付装置10が
中立位置に自動復帰される。 【0025】従って、例えば山間地などの傾斜地で植付
作業を行うような場合で、傾斜地の山側に位置される前
記各畝センサー31又は32が畝Aの山側側面に接触さ
れ、これに伴い前記各植付ユニット10の全体が山側に
スライドされたままの状態で植付作業を終了して、枕地
で旋回移動して隣接する次の畝に植付作業を行うような
場合でも、前記リフトアーム56で前記各植付ユニット
10の全体を持ち上げて、前記上昇センサー1が上昇接
点側に切換えられたとき、前記各植付ユニット10が中
立位置に自動復帰されることから、次位の畝Aで植付作
業を行うときには、各植付ユニット10を中立位置に保
持した状態で作業を開始できることとなって、該各ユニ
ット10の左右畝センサー31,32を植付けしようと
する畝に隣接する畝に接触又は突入させたりして破損を
招いたり、又、畝Aを崩したりするのをなくすことがで
き、しかも、前記各植付ユニット10は中立位置に保持
された状態で前記したように旋回して次位の畝での作業
が行われることから、その畝の始まりから前記植付爪1
6による植付苗を畝の幅方向中央位置に植付けることが
できる。尚、本発明では、前記昇降シリンダ55を手動
操作して前記各植付ユニット10を手動で上昇させると
き、前記上昇センサー1を動作させて前記スライド復帰
機構2による各植付ユニット10の中立位置への自動復
帰を行うようにしてもよい。 【0026】また、図2の実施例では、前記ツールバー
59に各植付ユニット10をスライド自由に支持する前
記各摺動体67の一方側に指針6を一体状に設けると共
に、機体側静止部材で前記ツールバー59側に、該ツー
ルバー59に対する前記各植付ユニット10のスライド
量を表示する表示板7を設けて、この表示板7と指針6
とにより前記各植付ユニット10のツールバー59つま
り走行機体に対する相対スライド量を確認できるように
している。 【0027】斯くすることにより、傾斜地作業時でも植
付ユニット10のスライド位置状況を容易に確認するこ
とができるので、走行進路の修正の判断が容易にできる
のであり、また、植付ユニット10の左端位置及び右端
位置の限界を表示できるため、植付作業限界の判断が容
易にでき、安定した植付が行い易いのである。尚、この
実施例の場合、植付ユニット10が左端位置又は右端位
置にスライドしたとき、前記指針6と表示板7とで表示
するだけでなく、ランプ或いはブザーなどの表示器を併
用して前記植付ユニット10の位置を表示するようにし
てもよい。また、前記指針6と表示板7とは反対に設け
てもよい。 【0028】また、図7の実施例では、前記各植付ユニ
ット10の各ヒッチ板68に、前記鎮圧輪22の前方側
に位置して、前記植付爪16による苗植付部位に相当す
る畝Aの上面を切開するカッター36と、このカツター
36と前記鎮圧輪22との間に位置して前記カッター3
6による切開土壌を均平にする均平板37とをそれぞれ
設けている。尚、各図において、38は前記各ユニット
フレーム11の前部上方位置とトラクタ50側との間に
張設したコイルバネである。 【0029】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
植付ユニットによる苗の植付作業時に、該植付ユニット
を畝の蛇行状態に応じて左右方向にスライドさせること
により、その植付爪による植付苗を畝の幅方向中央位置
に植付けることができながら、傾斜地などでの植付作業
時に、畝面への作業が終了して前記植付ユニットを次位
の畝へと旋回移動させるべく、この植付ユニットの全体
を上昇させるとき、その上昇をセンサで検出して、該セ
ンサからの出力信号に基づきスライド復帰機構を介して
前記植付ユニットをスライド中立位置に自動復帰させる
ことができる。従って、畝への植付作業が終了すると
き、該畝の蛇行状態に応じて前記植付ユニットが左右方
向にスライドされていても、旋回移動して隣接する次位
の畝で植付作業を行うときには、この植付ユニットを中
立位置に保持した状態で作業を開始できることとなっ
て、該植付ユニットの畝センサーなどの部品を、植付け
しようとする畝に隣接する畝に接触又は突入させたりし
て破損を招いたり、又、畝を崩したりするのを解消で
き、しかも、前記植付ユニットは中立位置に保持された
状態で次位の畝での作業が行われることから、その畝の
始まりから植付爪による植付苗を畝の幅方向中央位置に
植付ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかる移植機の制御回路図。 【図2】同要部の背面図。 【図3】移植機の部分的な側面図。 【図4】機体と植付ユニットとの連結部分の拡大側面
図。 【図5】その平面図。 【図6】植付ユニットの平面図。 【図7】その側面図。 【図8】その背面図。 【符号の説明】 1……上昇センサー 2……スライド復帰機構 10…植付ユニット 50…機体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 和雄 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マー農機株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−141517(JP,A) 特開 平7−39210(JP,A) 実開 昭56−15319(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/00 - 11/02 303

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 機体と、苗載台及び該苗載台から取り出
    された苗を植付ける植付爪を有し、前記機体に対して昇
    降及び左右方向にスライド可能とした植付ユニットとを
    備えた移植機において、左右方向に並置され、摺動体及
    びスライドフレームを介して連結された複数の植付ユニ
    ットと、各植付ユニットを前記摺動体を介してスライド
    可能に支持したツールバーと、該ツールバーを介して各
    植付ユニットが一定以上上昇したことを検出するセンサ
    と、該センサの上昇検出により各植付ユニットをスライ
    ド中立位置に復帰させるスライド復帰機構とを備えてい
    ことを特徴とする移植機。
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