JP3494895B2 - 基板形成方法 - Google Patents

基板形成方法

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JP3494895B2
JP3494895B2 JP20118098A JP20118098A JP3494895B2 JP 3494895 B2 JP3494895 B2 JP 3494895B2 JP 20118098 A JP20118098 A JP 20118098A JP 20118098 A JP20118098 A JP 20118098A JP 3494895 B2 JP3494895 B2 JP 3494895B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁膜に形成され
ている溝、もしくは、溝とビアホールを導電性材料膜で
埋め込んで、化学的機械研磨(CMP)を用いて、配線も
しくは電極として機能する導電性材料膜を形成する基板
形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置では、配線の微細化や
多層化,低コスト化のために、金属膜のドライエッチン
グを用いず、化学的機械研磨(CMP)を用いたダマシン
(Damascene)法による配線形成方法が提案され
ている(米国特許第4944836号)。この方法は、図
6に示すように、溝パターン303の形成された絶縁膜
302に蒸着またはスパッタ法により溝パターンよりも
厚いAl膜304を形成し(図6(a))、溝領域以外に形
成されたAl膜をCMPにより除去し、溝がAlで埋め
込まれた構造の配線層(埋め込みアルミ配線)306を得
る(図6(b))という技術である。なお、図3において、
符号301は、シリコン基板である。
【0003】また、低コスト化のために、図7に示すよ
うに、配線としての溝403と下層配線404との接続
となるビアホール406を形成し(図7(a))、それを同
時にメタル膜407で埋め込み(図7(b))、同時に化学
的機械研磨にて、溝およびビアホール以外のメタル膜を
除去することによって(図7(c))、工程数を削減し、多
層配線を形成するデュアルダマシン(Dual Dam
ascene)が注目されている。なお、図7におい
て、符号401,402,405は、それぞれ、基板,
層間絶縁膜,フォトレジストである。
【0004】これらの方法は、配線あるいは電極の低抵
抗化の要求に対して、ドライエッチングが困難な銅に対
しても有望視されている。
【0005】CMPは、研磨剤中に含まれる化学成分に
よる化学的エッチング作用と、機械的研磨作用とを利用
して研磨を行なう。CMPのプロセスとしては、図8に
示すように、研磨されるべき基板504を回転可能な研
磨ヘッド502にキャリアパッド503を介して取り付
けた後、回転するプラテン(研磨定盤)501に基板50
4の表面を押し付けることにより、研磨を行なう。プラ
テン501の表面には、パッド(研磨布)506が張り付
けられており、このパッド506に付着したスラリー
(研磨剤)505によって研磨が進む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ダマシンやデュアルダマシン法によって配線あるいは電
極を形成する方法では、図9に示すように、Al配線
(あるいは電極)603の中央部がくぼむディッシングと
呼ばれる現象が生じてしまう。なお、図9において、符
号601,602は、それぞれ、基板,層間絶縁膜であ
る。
【0007】このディッシングは、図10に示すよう
に、Al配線の線幅(配線幅)が小さな部分では問題ない
が、線幅が大きくなるに従い大きくなり、幅300μm
では、300nm以上のディッシング(くぼみ)が生じ
る。従って、ワイヤボンディングを行なうパッド部のよ
うに、数100μmのAl電極では、ディッシングによ
って中央部のAlが除去されワイヤボンディングに不良
が発生する場合がある。また、Al配線でも幅の広い電
源ライン等では、このディッシングが生じ、中央部の配
線深さが小さくなり、配線抵抗が増加して、素子特性の
劣化をもたらすという問題がある。また、このディッシ
ングによってくぼみが発生し、絶対段差が増加するた
め、この上層に形成する配線のリソグラフィーにおける
焦点深度を圧迫し、配線の断線につながるという問題も
生じる。
【0008】このディッシングは、研磨布506が有限
の硬さを持っているため、溝幅が広くなるに従って、溝
底部においても研磨布506がメタルと接触する圧力が
大きくなり、極端な場合、幅数mmにわたる溝の底部
は、溝以外の凸部とほぼ同じ圧力となり、等しい研磨速
度となってしまう。従って、極端に幅の広い溝部と溝以
外の部分とで、研磨量の差がなくなり、溝部にメタルが
なくなってしまう。また、研磨が進むにつれて、表面は
平坦になっていき、段差上(溝以外のメタルが除去され
る部分)と段差下(溝部分、配線としてメタルが残る部
分)との差が小さくなることによって、段差下(溝部分)
も研磨布が接触し、メタルが除去されてしまう。現実的
なパターンサイズでは、上記2つの作用が相まって、溝
部分の幅と段差が研磨布のたわみより大きくなると、溝
部分のメタルが除去され、ディッシングの原因となる。
さらに、研磨の終点付近では(配線として使用する溝以
外において、メタルがほぼ完全に除去された状態となる
とき)、溝部にはAlに代表されるメタルが露出し、ま
た、溝以外の部分では、p−SiO2に代表される絶縁
膜が露出し、これらのCMPの研磨レートが異なる場
合、研磨レートの大きな材料が余分に研磨されてしま
う。一般に、Alとp−SiO2の場合では、p−Si
2に比べて、Alの研磨速度が5倍以上であるため、
終点(配線として使用する溝以外において、メタルがほ
ぼ完全に除去された状態となるとき)を過ぎれば過ぎる
ほど溝部のAlが研磨され、ディッシングが大きくな
る。
【0009】このディッシング対策としては、研磨布5
06の硬度を大きくする方法が報告されている。硬度を
大きくすると、研磨布506の変形が抑制され、ディッ
シングは小さくなるが、基板内面の研磨速度の均一性が
悪化する。また、研磨によって除去されるメタルも、A
lのような柔らかい金属では、研磨布を硬くすることに
よって、スクラッチなど研磨布による傷がメタル表面に
発生し、特性不良をもたらす。
【0010】特開平9−148329号には、図11に
示すように、溝内部に配線あるいは電極として用いる導
電性材料(Al)703とは異なる材料で構成された領域
(研磨ストップ部704)を配することでディッシング防
止を行なうことが提案されている。なお、図11におい
て、符号701,702は、それぞれ、基板,p−Si
2である。
【0011】この研磨ストップ部704の配置に関して
は、導電性材料(Al)703上の任意の点から研磨スト
ップ部704あるいは導電性材料(Al)703側壁まで
の最短の距離がある一定距離(例えば50μm)以下であ
ることが要求されている。しかしながら、ディッシング
を防止するためには、このような研磨ストップ部704
を配置する距離だけでなく、配線あるいは電極として残
る領域の面積とディッシング防止のために配した研磨ス
トップ部704の面積との面積比と、研磨ストップ部7
04の領域面積とが重要である。配線あるいは電極とし
て残る領域703の面積に対してディッシング防止のた
めに配した研磨ストップ部704の面積比が十分小さい
場合や、研磨ストップ部704の領域面積が十分大きく
ない場合には、微細溝配線が密に並んだ部分に生じやす
いTniningと同様に、研磨速度の遅い材料(例え
ばp−SiO2)が研磨ストップ部としての機能を充分に
は果たせず、導電性材料(Al)と同様に研磨され、結果
的には、ディッシングと同じく配線(電極)中央の配線
(電極)深さが減少してしまい、配線(電極)抵抗の増加に
つながる。一方、研磨ストップ層704として充分に機
能する領域を確保するには、比較的大きな領域704を
導電性材料領域703内に確保しなければならず、配線
抵抗やワイヤボンディング強度に影響を与える。また、
内部に配線(電極)として機能しない研磨ストップ層70
4があるため、結果としてより大きな配線幅や電極を配
置しなければならず、レイアウト上、不利となる。ま
た、これを反射型の液晶デバイスやミラー電極の角度を
電圧にて変化させる装置の電極に適用する場合において
は、この研磨ストップ部704は、反射の機能を持たな
いため、反射板として作用する面積(開口率)の低下を招
くという問題がある。
【0012】本発明は、CMPを用いたダマシンおよび
デュアルダマシン法による配線あるいは電極の形成にお
いて、レイアウトに影響を与えることなくディッシング
を防止し、配線(電極)抵抗の増加および配線幅による配
線(電極)抵抗のバラツキを防止することができ、また、
電極においては、表示画像の輝度向上、コントラストの
増加を図ることの可能な基板形成方法を提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、半導体領域上に層間絶縁膜
を形成し、該層間絶縁膜に溝を形成する工程と、溝部を
含んで層間絶縁膜上全面に導電性材料膜を形成する工程
と、層間絶縁膜上の導電性材料膜を化学的機械研磨によ
り溝部内の導電性材料を残して除去する工程とを有する
基板形成方法であって、溝部を含んで層間絶縁膜上全面
に導電性材料膜を形成する工程において、溝部に形成さ
れる導電性材料の平均粒径を溝部以外に形成される導電
性材料の平均粒径よりも大きくすることを特徴としてい
る。
【0014】また、請求項2記載の発明は、アクティブ
マトリクス基板上に絶縁膜を形成し、該絶縁膜に溝を形
成する工程と、溝部を含んで絶縁膜上全面に導電性材料
膜を形成する工程と、絶縁膜上の導電性材料膜を化学的
機械研磨により溝部内の導電性材料を残して除去する工
程とを有しているであって、溝部を含んで層間絶縁膜上
全面に導電性材料膜を形成する工程において、溝部に形
成される導電性材料の平均粒径を溝部以外に形成される
導電性材料の平均粒径よりも大きくすることを特徴とし
ている。
【0015】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の基板形成方法において、溝部と溝部
以外の部分とにそれぞれ異なる膜種もしくは異なる組成
の膜を配し、該膜の下地依存を用いて、その上に形成さ
れる導電性材料の平均粒径を制御することを特徴として
いる。
【0016】また、請求項4記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の基板形成方法において、溝部に形成
される導電性材料の平均粒径を、レーザー照射によっ
て、大きくすることを特徴としている。
【0017】また、請求項5記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の基板形成方法において、溝部以外の
部分の導電性材料の平均粒径を、イオンインプランテー
ションにより小さくすることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る基板形成方法の
工程例を示す図である。図1を参照すると、先ず、半導
体領域(基板)101上の層間絶縁膜102に溝部103
を形成する(図1(a))。しかる後、溝部103を含んで
層間絶縁膜102上全面に導電性材料膜(メタル)を形成
する(図1(b))。
【0019】この際、本発明では、溝部103に形成さ
れる導電性材料(例えば、Al)104の平均粒径を、溝
部103以外の部分に形成される導電性材料(例えば、
Al)105の平均粒径よりも大きくする。すなわち、
成膜温度や下層膜種,成膜方法を変えたAl膜では、異
なった平均粒径を持つAl膜が形成され、その研磨速度
は、図12に示すように、粒径が小さいもの程、早く、
粒径が大きくなるに従って、研磨速度は低下し、単結晶
に近い膜では極端に研磨速度が低下する。本発明では、
このことを利用して、溝部103に形成される導電性材
料(Al)104に比べ、研磨除去されるべき溝以外の部
分の導電性材料(Al)105の平均粒径を小さくするこ
とによって、溝部103の導電性材料(Al)104を研
磨されにくくしている。
【0020】図1(b)のようにして導電性材料104,
105を形成した後、化学的機械研磨(CMP)によっ
て、導電性材料104,105を溝部103内の導電性
材料104を残して除去する(図1(c),(d))。なお、
図1(c)はCMPによるメタル除去の途中、図1(d)は
CMPによるメタル除去が行なわれ、溝部103内に配
線または電極として機能する領域106が形成された様
子がそれぞれ示されている。
【0021】本発明では、このように、溝部103に形
成される導電性材料(Al)104に比べて、研磨除去さ
れるべき溝以外の部分の導電性材料(Al)105の平均
粒径を小さくすることによって、溝部103の導電性材
料(Al)104が研磨されにくく、ディッシングを防止
できる。なお、溝部103に形成される結晶と溝以外の
部分に形成される結晶の平均粒径の差は、研磨速度の比
(溝以外の部分の研磨速度/溝部の研磨速度)が1.5以
上となるようなものであるのが望ましい。
【0022】換言すれば、本発明は、半導体領域上に層
間絶縁膜を形成し、該層間絶縁膜に溝を形成する工程
と、溝部を含んで層間絶縁膜上全面に導電性材料膜を形
成する工程と、層間絶縁膜上の導電性材料膜を化学的機
械研磨により溝部内の導電性材料を残して除去する工程
とを有する基板形成方法であって、溝部を含んで層間絶
縁膜上全面に導電性材料膜を形成する工程において、溝
部に形成される導電性材料の平均粒径を溝部以外に形成
される導電性材料の平均粒径よりも大きくすることを特
徴としている。
【0023】また、本発明は、アクティブマトリクス基
板の形成に適用することができる。すなわち、この場
合、アクティブマトリクス基板上に絶縁膜を形成し、該
絶縁膜に溝を形成する工程と、前記溝部を含んで前記絶
縁膜上全面に導電性材料膜を形成する工程と、前記絶縁
膜上の導電性材料膜を化学的機械研磨により溝部内の導
電性材料を残して除去する工程とを有し、溝部を含んで
前記層間絶縁膜上全面に導電性材料膜を形成する工程に
おいて、溝部に形成される導電性材料の平均粒径を溝部
以外に形成される導電性材料の平均粒径よりも大きくす
ることで、前述したと同様にディッシングを防止でき
る。
【0024】また、上述の例では、導電性材料(メタル)
104,105がAlであるとしたが、導電性材料10
4,105としては、成膜温度や下層膜種,成膜方法を
変えることによって、異なった平均粒径をもつ膜が形成
されるものであれば良く、Al以外にも、例えば、アル
ミニウムAl,銅Cu,銀Ag,クロムCr,ニッケル
Niのうち少なくとも1つを含む金属、あるいは、該金
属にSi,Cu,Pb,Ti,Pd,Sr,Ni,C
d,Ta,Wの少なくとも1つを添加した合金であって
も良い。
【0025】また、上述の例では、溝部103と溝部以
外の部分とに、直接、導電性材料104,105を形成
したが、溝部103と溝部以外の部分とにそれぞれ異な
る膜種もしくは異なる組成の膜を配し、膜の下地依存を
用いて、その上に形成される導電性材料の平均粒径を制
御しても良い。例えば、溝部103にTiN膜を配し、
溝部以外の部分にTi膜を配し、これらの膜の上に、導
電性材料を形成することで、導電性材料の平均粒径を制
御することもできる。より具体的に、溝部103にTi
N膜を配し、溝部以外の部分にTi膜を配し、導電性材
料として、Al、または、Alの合金を用いることがで
きる。
【0026】あるいは、溝部103に形成される導電性
材料の平均粒径を、レーザー照射によって、大きくする
こともできる。
【0027】あるいは、溝部以外の部分の導電性材料の
平均粒径を、イオンインプランテーションにより小さく
することもできる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0029】実施例1 実施例1では、基板形成(配線形成)を行なった。図3は
実施例1による基板形成(配線形成)の工程例を示す図で
ある。実施例1では、まず、公知の技術によって、半導
体基板201を形成した、より具体的に、例えば、半導
体を形成後、リソグラフィーとエッチングを用いて、こ
れにコンタクトを形成し、Wを埋め込み、基板201と
した。このようにして半導体基板201を形成した後、
この上層に、テトラエトキシシラン(TEOS)を用いて
プラズマCVDにて層間絶縁膜としてのシリコン酸化膜
202を600nmの厚さで形成した。次いで、フォト
レジスト209を塗布してこれを露光した後、CHF3
とC26を用いた異方性エッチングにて配線が形成され
るべき溝部203(深さ600nm)を形成した(図3
(a))。
【0030】次いで、500℃の温度で1分間の脱ガス
処理を行ない、熱酸化膜換算で20nmの逆スパッタク
リーニングを行なった後に、基板とターゲット間距離を
離した遠距離スパッタ(LTS)にて、Ti膜207を3
0nmの厚さに成膜し、次いで、TiN膜208を40
nmの厚さに成膜した(図3(b))。
【0031】次に、化学的機械研磨(CMP)にて溝部2
03以外の部分のTiN膜208を除去した(図3
(c))。なお、CMPとしては、IPEC−PLANA
R社製Westech372Mの装置を用い、1次研磨
のスラリーとして、Rodel社製のQCTT1010
と30%過酸化水素水H22を研磨直前に1:1で混ぜ
たものを用い、また、パッドとしてRodel社製のI
C−1000とSUBA−400の積層したものを用
い、また、2次研磨を、純水とRodel社製のSup
reme RNHパッドとを用いて行なった。CMP研
磨後、薬液とブラシスクラブによる洗浄を行なった。T
iN膜208の除去に関しては、TiN膜208の膜厚
40nmに対して、溝による段差は600nmと大きい
ため、ディッシングは生じなかった。
【0032】次いで、550℃の温度で3分間の脱ガス
処理を行ない、熱酸化膜換算で5nmの逆スパッタクリ
ーニングを行なった後に、Al−0.5%Cuを450
℃で成膜した後、高圧をかけて微細な溝にメタル(Al
−0.5%Cu)を埋め込んだ(図3(d))。Al−0.
5%Cuの膜厚は、800nmとした。このとき溝の側
壁および底部には、TiN膜208が成膜されており、
溝以外の部分は、TiN膜208が除去されTi膜20
7となっているため、幅数100μmと幅の広い溝部分
には、平均粒径が約10μmのメタル204が形成さ
れ、除去されるべき溝以外の部分には、約3μmの平均
粒径のメタル205が形成された。
【0033】なお、ここでは、粒径を制御する膜として
TiNとTiを用いたが、W,Taなどの金属膜、Si
N,TaNなどのナイトライド膜、シリコン酸化膜など
のオキサイド膜やそれにフッ素やボロン,リンなどを添
加したもの、またシラノールやシロキサンなどからなる
無機や有機SOGと呼ばれるシリコン酸化膜、ポリイミ
ドやアクリル樹脂などの有機膜など異なった膜種を組み
合わせて、上層のメタル粒径を制御することもできる。
さらに、TiNにおけるTiとNの組成比を変えるな
ど、同一膜種でもその組成を変えることで、上層のメタ
ル粒径を制御することもできる。
【0034】次いで、図3(c)の工程と同様にして、I
PEC−PLANAR社製Westech372Mの装
置を用い、1次研磨のスラリーとして、Rodel社製
のQCTT1010と30%過酸化水素水H22を研磨
直前に1:1で混ぜたものを用い、また、パッドとして
Rodel社製のIC−1000とSUBA−400の
積層したものを用い、また、2次研磨を、純水とRod
el社製のSupreme RNHパッドとを用いて、
溝部内を除いて、メタル(Al−Cu)およびTi膜20
7を除去した(図3(e))。ここで、Down Forc
e:7.0psi,Platen Speed:50r
pm,Carrier Speed:40rpmの条件
で、溝底部に相当するTiN膜208上のAl−Cu膜
(平均粒径約10μm)の研磨速度は約140nm/分で
ある。一方、溝以外に相当する研磨後のTi膜207上
のAl−Cu膜(平均粒径約3μm)の研磨速度は、約3
00nm/分と、その比は1:2.1で、溝部分の研磨
速度の方が遅い。この場合、Al研磨におけるディッシ
ングが20nm以下であることを確認した。従って、デ
ィッシングによる配線抵抗の増加と配線抵抗のバラツキ
を抑制することができる。また、リソグラフィーの焦点
深度も圧迫されることはなく、微細化された多層配線が
可能となる。
【0035】溝の幅が10μm以下の部分については、
実質的には、溝の幅の影響を受けてしまうため、粒径は
10μmより小さくなっているが、このような小さな幅
の落ち込みには、研磨布が追従せず、また、溝の幅がメ
タル成膜量の2倍程度に関しては、メタルにより埋め込
まれており、完全にフラットになり、溝部分の落ち込み
は見られない。
【0036】実施例2 実施例2では、反射型のアクティブマトリクス液晶表示
装置を作成した。図4は実施例2の反射型のアクティブ
マトリクス液晶表示装置の作製工程を説明するための図
である。なお、この反射型のアクティブマトリクス液晶
表示装置は、複数の信号線と複数の走査線との交差部に
対応して設けられ、金属で構成される画素電極に電圧を
印加する手段を有するものであり、画素ピッチが例えば
300μmのものとなっている。
【0037】実施例2では、公知の技術により、まず、
厚さ1.1mmのガラス基板802上に、スパッタによ
り300nmの厚さのタンタルTa金属を形成し、フォ
トリソグラフィーおよびエッチングにより、パターニン
グを行ない、ゲート電極およびゲートバス配線を形成す
る。次いで、プラズマCVD(化学的気相成長法)によ
り、シリコン窒化膜SiNxからなるゲート絶縁膜80
3を形成後、シランSiH4と水素H2を用いたプラズマ
CVDによって成膜した100nmの厚さのアモルファ
スシリコン薄膜(a−Si)と、後にコンタクト層となる
厚さ50nmのn+型a−Si層とを連続に形成した。
+型a−Si層とa−Si層をパターニングし、スパ
ッタ法にて、アルミニウムを成膜し、パターニングを行
なって、ソース電極805およびドレイン電極804,
ソースバス配線806を形成し、薄膜トランジスタ(T
FT)801を完成する。
【0038】次いで、TEOSを用いたプラズマCVD
にて、SiO2膜808を1.5μmの厚さに形成し、
CMPにて平坦化を行なった。なお、CMPとしては、
IPEC−PLANAR社製Westech372Mの
装置を用い、1次研磨のスラリーとしてCabot社製
のSS−12を用い、パッドとしてRodel社製のI
C−1000とSUBA−400の積層したものを用
い、2次研磨として、純水とRodel社製のSupr
eme RNHパッドとを用いて、行なった。
【0039】CMP研磨後、1%HFとブラシスクラブ
による洗浄を行なった。その上部にレジストを塗布し、
まず画素電極用のマスクを用いて露光し、現像,パター
ニングを行ない、CHF3とC26を用いたドライエッ
チングによって画素電極となる溝809を形成した。溝
809の深さは、400nmとした。その後、レジスト
剥離を行なった。次いで、ビアホール形成のために、再
度レジスト塗布し、パターニングを行ない、ドライエッ
チングにより、ビアホール810を形成した。
【0040】その後、レジスト剥離し、500℃,60
秒の脱ガスと、酸化膜換算で20nmの逆スパッタクリ
ーニングとを行なった後、連続して、TiN膜を20n
mの厚さに成膜し、次いでAl−0.5%Cuメタル8
11を600nmの厚さに成膜し、溝809とビアホー
ル810とを同時に埋め込んだ。なお、このとき、Al
の成膜温度は100℃と低くしたため、Alの平均粒径
は、溝809と溝809以外とを問わず、約1μm程度
となった。
【0041】次いで、Alの吸収が高い波長193nm
のArFレーザーを用い、画素電極811に相当する溝
部809の中心を重点的に照射し(レーザー光をスキャ
ンし特定部分だけを照射し)、Al粒径を増大させた。
このとき、下地にTiNが設けられていることによっ
て、より結晶粒径増大を促進させている。これにより、
画素電極811に相当する溝部分809のAl粒径は、
約8μmの平均粒径となった。ここでは、ArFレーザ
ーを用いたが、他の局所加熱用レーザーを用いても良
い。
【0042】しかる後、IPEC−PLANAR社製W
estech372Mの装置を用い、1次研磨のスラリ
ーとして、Rodel社製のQCTT1010と30%
過酸化水素水H22を研磨直前に1:1で混ぜたものを
用い、また、パッドとしてRodel社製のIC−10
00とSUBA−400の積層したものを用い、また、
2次研磨を、純水とRodel社製のSupreme
RNHパッドとを用いて、溝部内を除いてAl−Cuお
よびTi膜を除去した。ここで、Down Forc
e:7.0psi,Platen Speed:50r
pm,Carrier Speed:40rpmの条件
で、溝部に相当するAl−Cu膜(平均粒径約8μm)の
研磨速度に対して、溝以外に相当するAl−Cu膜(平
均粒径約1μm)の研磨速度は、1:2.5の比であ
り、溝部分の研磨速度の方が遅い。この場合、Al研磨
におけるディッシングが10nm以下であることを確認
した。このように、デュアルダマシン法により、画素電
極811とビアホール810を同時に形成でき、より少
ない工程で、きわめて平坦で、表示画像の輝度向上とコ
ントラスト増加に寄与できる画素電極を作製することが
できた。
【0043】なお、上述の例では、本発明をアクティブ
マトリクス液晶表示のスイッチング素子の作製に適用し
て、a−Si TFTを用いた場合について説明した
が、ポリシリコンや単結晶シリコンなどを用いたTF
T,MIM(Metal Insulator Met
al)やバリスタなど2端子駆動素子にも本発明を適用
できる。また、上述の例では、基板としてガラスを使用
したが、Siウェハーや石英基板,PC(ポリカーボネ
ート),PES(ポリエーテルサルホン),PI(ポリイミ
ド),PET(ポリエチレンテレフタレート)等のプラス
チックからなる絶縁性基板も用いることができる。
【0044】また、上述の例では、液晶材料を用いた表
示素子を例に挙げたが、本発明の適用はこれに限られる
ものではなく、ミラー電極の角度を電圧により変化させ
る装置の電極,配線,パッド構造にも適用できる。
【0045】実施例3 実施例3では、微細化された多層配線を形成した。図5
は実施例3の微細化された多層配線の作製工程を説明す
るための図であり、実施例3では、実施例1と同様に、
半導体を形成した基板901上に、リソグラフィーとエ
ッチングを用いて、コンタクトを形成し、Wを埋め込
み、この基板901の上層に、テトラエトキシシラン
(TEOS)を用いてプラズマCVDにて層間絶縁膜(シ
リコン酸化膜)902を500nmの厚さで形成した。
さらに、レジスト塗布および露光し、CHF3とC26
を用いた異方性エッチングにて配線となる溝領域903
(深さ500nm)を形成した。
【0046】次いで、550℃の温度で3分間の脱ガス
処理を行ない、熱酸化膜換算で20nmの逆スパッタク
リーニングを行なった後に、基板とターゲット間距離を
離した遠距離スパッタ(LTS)にて、TiN膜を40n
mの厚さに成膜し、連続してAl−0.5%Cuメタル
904を450℃で成膜した後、高圧をかけて微細な溝
903にメタルを埋め込んだ。Al−0.5%Cu膜9
04の膜厚は、700nmとした。このとき、微細な溝
を除き、溝部903およびそれ以外の部分でAl−0.
5%Cuの平均粒径は約10μmとなった。
【0047】このAl−0.5%Cu膜904の上層
に、配線に相当する溝部分全てをフォトレジスト905
で覆った。図5にはこのときの状態が示されている。図
5の左側には、Al−0.5%Cuの膜厚の2倍程度の
溝幅については、Al−0.5%Cuが完全に埋め込ま
れAl−0.5%Cuの落ち込みが見られず、レジスト
マスクがなくとも配線として機能する部分までイオンは
注入されないため、レジストで覆わなくても問題なく、
従って、微細なパターンを形成するための高価な露光装
置でなくとも良く、より安価で容易なラフな露光でよ
い。
【0048】さらに、不純物イオンが注入されてもメタ
ルの電気特性やエレクトロマイグレーション(EM)耐性
に問題なければ、ディッシングが問題となるある線幅以
上(例えば、20μm以上)の溝部分だけをマスクとなる
ようにレジストで覆ってもよい。その後、リンイオンを
注入エネルギー100keV,ドーズ量5E15/cm
2注入する。注入する不純物イオンとそのドーズ量は、
アルゴン,シリコン,酸素,窒素,砒素その他メタルを
非晶質化するのに十分な量を注入し、注入エネルギーに
関しては、イオン種やメタル膜厚によって、下層に影響
がないような位置にイオンが注入されるよう調整され
る。イオン注入により、CMPによって除去される溝以
外のAlを非晶質化することができた。
【0049】次いで、実施例1,実施例2と同様の条件
で研磨し、溝底部のAl−Cu膜(平均粒径約10μm)
の研磨速度に対して、溝以外のAl−Cu膜(非晶質)の
研磨速度の比は、1:3で、溝部分の研磨速度が遅い。
この場合、Al研磨におけるディッシングが10nm以
下であることを確認した。従って、ディッシングによる
配線抵抗の増加と配線抵抗のバラツキを抑制することが
できる。また、リソグラフィーの焦点深度も圧迫される
ことはなく、微細化された多層配線が可能となる。
【0050】また、全ての配線にレジストでマスクしな
かった場合、メタル成膜幅の2倍以上からレジストでマ
スクしなかったある特定の線幅までは、イオン注入によ
って非晶質化するため、エレクトロマイグレーション耐
性に不具合を生じるが、研磨後のアニール処理等で結晶
性を回復することも可能である。
【0051】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
によれば、半導体領域上に層間絶縁膜を形成し、該層間
絶縁膜に溝を形成する工程と、前記溝部を含んで前記層
間絶縁膜上全面に導電性材料膜を形成する工程と、前記
層間絶縁膜上の導電性材料膜を化学的機械研磨により溝
部内の導電性材料を残して除去する工程とを有する基板
形成方法であって、溝部を含んで前記層間絶縁膜上全面
に導電性材料膜を形成する工程において、溝部に形成さ
れる導電性材料の平均粒径を溝部以外に形成される導電
性材料の平均粒径よりも大きくするようにしており、溝
部と溝部以外の部分との導電性材料の粒径を変えること
によって、研磨速度を制御でき、配線または電極のディ
ッシングを防止できる。すなわち、CMPを用いたダマ
シンおよびデュアルダマシン法による配線あるいは電極
の形成において、レイアウトに影響を与えることなくデ
ィッシングを防止でき、これによって、配線抵抗の増加
を抑制でき、また、線幅による配線抵抗のバラツキを小
さくすることができ、デバイスの安定化、高歩留まりを
図ることができる。また、パッド部では、ワイヤボンデ
ィング不良がなくなる。さらに、反射電極の場合には、
きわめて平坦な反射板が得られ、表示画像の輝度を向上
させ、コントラストを増加させることができる。
【0052】また、請求項2の発明によれば、アクティ
ブマトリクス基板上に絶縁膜を形成し、該絶縁膜に溝を
形成する工程と、前記溝部を含んで前記絶縁膜上全面に
導電性材料膜を形成する工程と、前記絶縁膜上の導電性
材料膜を化学的機械研磨により溝部内の導電性材料を残
して除去する工程とを有する基板形成方法であって、溝
部を含んで前記層間絶縁膜上全面に導電性材料膜を形成
する工程において、溝部に形成される導電性材料の平均
粒径を溝部以外に形成される導電性材料の平均粒径より
も大きくするようにしており、溝部と溝部以外の部分の
導電性材料の粒径を変えることによって、研磨速度を制
御でき、配線または電極のディッシングを防止できる。
これによって、配線抵抗の増加を抑制でき、また線幅に
よる配線抵抗のバラツキを小さくすることができ、デバ
イスの安定化、高い歩留まりを図ることができる。ま
た、パッド部では、ワイヤボンディング不良がなくな
る。さらに、反射電極の場合には、きわめて平坦な反射
板が得られ、表示画像の輝度を向上させ、コントラスト
を増加させることができる。
【0053】また、請求項3の発明によれば、溝部と溝
部以外の部分とにそれぞれ異なる膜種もしくは異なる組
成の膜を配し、該膜の下地依存を用いて、その上に形成
される導電性材料の平均粒径を制御することで、配線の
信頼性を確保しつつ、請求項1,請求項2の作用効果を
得ることができる。
【0054】また、請求項4の発明によれば、溝部に形
成される導電性材料の平均粒径を、レーザー照射によっ
て大きくすることで、リソグラフィーなどの工程を増大
させることなく、請求項1,請求項2の作用効果を得る
ことができる。
【0055】また、請求項5の発明によれば、溝部以外
の部分の導電性材料の平均粒径を、イオンインプランテ
ーションにより小さくすることで、基板を一括して処理
でき、高スループットで、請求項1,請求項2の作用効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板形成方法の工程例を示す図で
ある。
【図2】平均粒径と研磨速度との関係を示す図である。
【図3】実施例1による基板形成の工程例を示す図であ
る。
【図4】実施例2の反射型のアクティブマトリクス液晶
表示装置の作製工程を説明するための図である。
【図5】実施例3の微細化された層間配線の作製工程を
説明するための図である。
【図6】従来のダマシン法による配線形成方法を示す図
である。
【図7】デュアルダマシン法を説明するための図であ
る。
【図8】化学的機械研磨を説明するための図である。
【図9】ディッシングを説明するための図である。
【図10】配線幅とディッシングとの関係を示す図であ
る。
【図11】ディッシングを防止することを意図した従来
の技術を説明するための図である。
【符号の説明】
101 半導体基板 102 層間絶縁膜 103 溝部 104,105 導電性材料 106 配線または電極として機能する領域 201 半導体基板 202 層間絶縁膜 203 溝部 204,205 メタル(Al−Cu) 206 配線または電極として機能する領域 207 Ti膜 208 TiN膜 209 フォトレジスト 801 TFT(薄膜トランジスタ) 802 ガラス基板 803 絶縁膜 809 溝部 810 ビアホール 811 画素電極 901 基板 902 層間絶縁膜 903 溝部 904 Al−Cu膜 905 フォトレジスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3205 H01L 21/3213 H01L 21/768 H01L 21/28 - 21/288 H01L 29/40 - 29/51 G02F 1/1343 H01L 21/304 H01L 29/786

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体領域上に層間絶縁膜を形成し、該
    層間絶縁膜に溝を形成する工程と、前記溝部を含んで前
    記層間絶縁膜上全面に導電性材料膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜上の導電性材料膜を化学的機械研磨によ
    り溝部内の導電性材料を残して除去する工程とを有する
    基板形成方法であって、溝部を含んで前記層間絶縁膜上
    全面に導電性材料膜を形成する工程において、溝部に形
    成される導電性材料の平均粒径を溝部以外に形成される
    導電性材料の平均粒径よりも大きくすることを特徴とす
    る基板形成方法。
  2. 【請求項2】 アクティブマトリクス基板上に絶縁膜を
    形成し、該絶縁膜に溝を形成する工程と、前記溝部を含
    んで前記絶縁膜上全面に導電性材料膜を形成する工程
    と、前記絶縁膜上の導電性材料膜を化学的機械研磨によ
    り溝部内の導電性材料を残して除去する工程とを有する
    基板形成方法であって、溝部を含んで前記層間絶縁膜上
    全面に導電性材料膜を形成する工程において、溝部に形
    成される導電性材料の平均粒径を溝部以外に形成される
    導電性材料の平均粒径よりも大きくすることを特徴とす
    る基板形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の基板形成
    方法において、溝部と溝部以外の部分とにそれぞれ異な
    る膜種もしくは異なる組成の膜を配し、該膜の下地依存
    を用いて、その上に形成される導電性材料の平均粒径を
    制御することを特徴とする基板形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の基板形成
    方法において、溝部に形成される導電性材料の平均粒径
    を、レーザー照射によって、大きくすることを特徴とす
    る基板形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の基板形成
    方法において、溝部以外の部分の導電性材料の平均粒径
    を、イオンインプランテーションにより小さくすること
    を特徴とする基板形成方法。
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