JP3494210B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
キャナといわれる簡易操作型の画像読み取り機を備えた
ファクシミリ装置などの画像処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、たとえばファクシミリ装置本体か
ら取り外し可能、あるいは携帯可能としたいわゆるハン
ドスキャナは、原稿用紙から読み取って得た画像データ
をファクシミリ装置本体へと転送するために転送メモリ
を備えている。その一方、最近においては、ファクシミ
リ装置の多機能化が進められ、主要機能となるファクシ
ミリ送受信機能の他に、コピー機能やパーソナルコンピ
ュータの周辺入出力機器としての機能を有する装置本体
が登場している。このような装置本体においても、ファ
クシミリ送受信などの際、データ処理を行うために本体
メモリが備えられている。この種のファクシミリ装置で
は、ハンドスキャナを操作して得られた画像データが転
送メモリを介して装置本体へと転送され、その装置本体
において直接ファクシミリ送信や印字出力といった利用
形態に応じて画像データが処理されるものとされてい
る。 【0003】それに対し、ハンドスキャナを備えること
なくスキャナ部を内蔵一体型とした通常のファクシミリ
装置では、ファクシミリ送受信機能の強化が進められて
おり、その一例として、通信回線を介して他のユーザに
よるポーリングアクセスを可能としたものがある。この
種のポーリングアクセスに対応したファクシミリ装置に
おいては、ポーリングアクセス前に自己のユーザが内蔵
メモリに画像データを保存しておき、この内蔵メモリが
他のユーザ宛のメールボックスとして用いられる。その
後、ポーリングアクセスを受け付けた際、メールボック
スとした内蔵メモリから他のユーザ宛の画像データが読
み出され、その画像データが他のユーザに対して送り届
けられるといった動作が行われている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のハ
ンドスキャナを備えたファクシミリ装置では、ハンドス
キャナから装置本体へと転送された画像データは、その
まますぐにファクシミリ送信用のデータあるいは印字用
データなどとして出力処理され、ハンドスキャナにて得
られた画像データをポーリングアクセスなどに用いるこ
とはもちろんのこと、その画像データを一時的にでも本
体メモリに保管しておくことができなかった。 【0005】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、簡易操作型の画像読み取り機にて得られた
画像データを必要に応じて装置本体にて保管しておくこ
とができる画像処理装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明の画像処理装置は、原稿用
紙から画像データを読み取るハンドスキャナと、前記ハ
ンドスキャナが通信可能に接続され、当該ハンドスキャ
ナから送信される前記画像データに対して本体メモリを
用いて動作モードに応じた所定のデータ処理を行う機能
と通信回線を介した他のユーザによるポーリングアクセ
スに対してデータを送信するポーリング機能とを備えた
装置本体と、からなる画像処理装置であって、前記ハン
ドスキャナは、前記装置本体が前記画像データを受信す
ると、前記本体メモリを用いて所定のデータ出力処理を
行うデータ出力モードと、前記装置本体が前記画像デー
タを受信すると、その画像データを後の自己又は他のユ
ーザからの要求があるまで前記本体メモリに保管するデ
ータ保管モードのいずれかの動作モードを指定する動作
モード指定キーと、前記データ保管モードにおけるデー
タ保管に使用される前記本体メモリに、前記メモリポー
リング機能に使用されるメールボックスを指定するメー
ルボックス指定キーと、を有し、前記装置本体は、前記
メールボックス指定キーにより前記メールボックスを指
定する情報を受信すると、前記データ保管モードが指定
されたと判断し、それに続いて受信される前記画像デー
タを前記本体メモリの前記メールボックス指定キーで指
定されたメールボックスに保管し、後の自己または他の
ユーザの要求に応じて出力処理を行い、また、前記ハン
ドスキャナから前記データ出力モードを指定する情報を
受信すると、それに続いて受信される前記画像データに
対し前記本体メモリを用いて所定のデータ出力処理を行
う受信処理手段を備え、前記受信処理手段は、通信回線
を介して他のユーザから前記本体メモリの前記メールボ
ックスに保管された画像データにポーリングアクセスが
あると、その画像データをそのユーザに送信することを
特徴としている。 【0007】 【0008】このような画像処理装置によれば、ハンド
スキャナを使用して原稿用紙から読み取られた画像デー
タは、動作モードの情報の送信に続いて装置本体に送信
される。装置本体は、メールボックスを指定する情報を
受信すると、動作モードとしてデータ保管モードが指定
されたと判断し、画像データは装置本体の本体メモリの
前記メールボックスに保管され、後に他のユーザから前
記メールボックスに保管された画像データにポーリング
アクセスがあると、その画像データをそのユーザに送信
する。また、動作モードとしてデータ出力モードを指定
する情報を受信すると、画像データは装置本体の本体メ
モリを用いて所定のデータ出力処理が行われる。これに
より、ハンドスキャナで読み取られた画像データをその
ままファクシミリ送信や印字出力に使用するだけでな
く、後に他のユーザも使用可能となる。 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照して具体的に説明する。 【0014】図1は、本発明にかかる画像処理装置の一
実施形態としてファクシミリ装置の構成を示した回路ブ
ロック図である。ここで、画像処理装置としては、いわ
ゆるハンドスキャナ(簡易操作型の画像読み取り機)を
備えたファクシミリ装置が適用されているが、以下の説
明においては、ハンドスキャナを使用する場合について
重点的に解説するものとする。なお、本実施形態におけ
るファクシミリ装置は、主要機能となるファクシミリ送
受信機能に加えて、コピー機能やパーソナルコンピュー
タの周辺入出力機器としての機能を兼ね備えた多機能周
辺装置である。また、このファクシミリ装置には、ファ
クシミリ送受信機能を強化したものとして、メールボッ
クスを用いたメモリポーリング機能が備えられている。
メモリポーリング機能の詳細については以下の説明に委
ねる。 【0015】図1に示すように、ファクシミリ装置は、
装置本体Aと、その装置本体Aから独立して取り外し可
能なハンドスキャナBを具備して構成されている。装置
本体Aは、CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、
ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデッ
ク8、DMAC9、記録部12、操作部13、および表
示部14などを有している。CPU1、NCU2、RA
M3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートア
レイ7、コーデック8、およびDMAC9は、バス線1
5により相互に接続されている。バス線15には、アド
レスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。
ゲートアレイ7には、ハンドスキャナB,記録部12、
操作部13、および表示部14が接続されている。ハン
ドスキャナBは、相互に接続された制御部B1、転送メ
モリB2、および画像読取部B3などを有している。こ
のハンドスキャナBは、ケーブルあるいは無線方式によ
って装置本体Aと接続されている。 【0016】一方の装置本体Aにおいて、CPU1は、
主として装置本体Aの動作を制御する。NCU2は、公
衆電話回線16に接続されて網制御を行う。RAM3
は、充電電池などにより電源バックアップが施されてお
り、CPU1の作業領域や各種データの格納領域を提供
する。特にRAM3は、本体メモリとしての機能を果た
すとともに、特定のユーザ宛に画像データを保存してお
くための領域としてメールボックスを提供するものであ
る。モデム4は、ファクシミリデータの変調や復調など
を行う。ROM5は、各種のプログラムや設定値などの
データを記憶している。EEPROM6は、各種のフラ
グや設定データなどを記憶する。特にEEPROM6
は、本体メモリであるRAM3の各メールボックスごと
に設定登録すべきパスワードなどの属性情報を書き込む
領域を提供するものでもある。ゲートアレイ7は、CP
U1の入出力インターフェースとして機能し、このゲー
トアレイ7を介してパーソナルコンピュータなどと接続
することも可能である。コーデック8は、ファクシミリ
データの符号化や復号化を行う。DMAC9は、RAM
3へのデータの書き込みや読み出しを行う。 【0017】また、記録部12は、たとえばインクジェ
ット方式あるいは熱転写方式などの印字手段により、画
像を記録用紙に再現するといった機能を有している。操
作部13は、テンキーや文字キーなどのキースイッチ群
を備えており、必要に応じてユーザにより入力操作され
た信号をCPU1に伝える。表示部14は、LCDなど
の表示デバイスであって、CPU1の制御によって各種
の動作状況を表示する。 【0018】他方のハンドスキャナBにおいて、制御部
B1は、スキャナB全体の動作を制御する電子回路であ
って、この制御部B1には、装置本体Aとの間で画像デ
ータや各種信号を交信するためのインターフェース機能
が備えられている。転送メモリB2は、たとえばRAM
などの比較的に高速で読み書き可能な記憶デバイスであ
って、複数枚の原稿用紙から得られれた多量の画像デー
タを一時的に記憶しつつ、その画像データを装置本体A
に転送するために設けられている。画像読取部B3は、
原稿用紙を読み取って画像データを生成するものであっ
て、ラインイメージセンサやエンコーダなどを備えたも
のである。つまり、ハンドスキャナBは、原稿用紙に面
して手動で操作されつつ画像を読み取るとともに、そう
して読み取って得た画像データを転送メモリB2を介し
て装置本体Aへと送信する。なお、ハンドスキャナBに
は、ユーザによる読み取り操作を制御部B1に通知する
ための読み取り操作キーが設けられているとともに、動
作モードを指定するための動作モード指定キーや上記し
たメールボックスを指定するためのメールボックス指定
キーなどが設けられている。動作モード指定キーは動作
モード指定手段に相当し、メールボックス指定キーは、
記憶先指定手段もしくはメールボックス指定手段に相当
するものである。 【0019】本発明の要点について説明すると、このフ
ァクシミリ装置においては、ハンドスキャナBを使用し
て得られた画像データをファクシミリ送信や印字出力な
どといったデータ出力モードで用いるのみならず、メモ
リポーリング機能に基づくデータ保管モードでの動作が
可能とされている。このメモリポーリング機能とは、公
衆電話回線16を介した他のユーザからのポーリングア
クセスに応じて、メールボックスに保管されている画像
データ(以下、「メールデータ」という)を他のユーザ
に対して送り届ける機能である。さらにメモリポーリン
グ機能について具体的に説明すると、ポーリングアクセ
ス前に自己のユーザは、ハンドスキャナBを使用して得
られた画像データをRAM3における所定のメールボッ
クスに保存しておくとともに、その所定のメールボック
スに対して他のユーザがアクセスするためのパスワード
なども設定しておく。その後、他のユーザからポーリン
グアクセスを受け付けた際、そのポーリングアクセスに
伴って通知されたパスワードが一致することを条件とし
て、該当する所定のメールボックスから他のユーザ宛の
メールデータが読み出され、そのメールデータが公衆電
話回線16を介して他のユーザに送り届けられる。つま
り、他のユーザからポーリングアクセスがあるまでの
間、RAM3のメールボックスには、メールデータが永
続的に保管され、ポーリングアクセス後は、自動的にあ
るいは自己のユーザによる操作などによりメールボック
スに保管されたメールデータが消去されることとなる。 【0020】一方、データ出力モードでは、上記データ
保管モードとは異なり、ハンドスキャナBを使用して画
像データが得られると、そのまますぐに転送メモリB2
を介してファクシミリ送信や印字出力用のデータ(以
下、「出力データ」という)として装置本体Aに転送さ
れる。そして、装置本体Aにおいては、CPU1の制御
によりRAM3をワークエリアとして出力データに基づ
くファクシミリ送信処理や印字出力処理などが行われ
る。 【0021】一方、装置本体AにおけるCPU1は、画
像読み取り機から動作モード指定手段で指定された動作
モードの情報が送信されると、それに続いて送信される
画像データに対してその動作モードに応じた受信処理を
行う受信処理手段を実現している。 【0022】次に、上記構成を有するファクシミリ装置
の動作手順について図面を参照して説明する。 【0023】図2は、装置本体Aにおける画像読取処理
の動作手順を示したフローチャートであって、この図に
示すように、装置本体AのCPU1は、まずハンドスキ
ャナBとの交信が可能な状態であるか否かを検出してい
る(S10)。この検出は、たとえばハンドスキャナB
が図示しない載置台やホルダーに載置された場合に送出
されるセンサ信号に基づいてCPU1が行うことができ
る。また、接続コードなどで両者を接続することでデー
タの送受信を行う場合は、この接続コードにより接続さ
れているか否かを判断することで検出することができ
る。 【0024】ハンドスキャナBとの交信が可能な状態で
ある場合(S10:YES)、CPU1は、ハンドスキ
ャナBからの信号を受信待ちする処理に移る(S1
1)。 【0025】この信号待ち処理において、ハンドスキャ
ナBからメールボックスを指定する動作モード信号を受
信した場合(S12:YES)、CPU1は、その動作
モード信号に続いてハンドスキャナBから送信されてく
る画像データを受信するとともに、そうして受信したデ
ータをメールデータとして指定されたメールボックスに
保管する(S13)。指定されたメールボックスに設定
すべきパスワードなどの属性情報は、あらかじめユーザ
が入力操作をすることによりEEPROM6に書き込ま
れているものであっても良いし、メールデータ保管後に
書き込まれても良い。これにより、パスワードなどで特
定されるメールボックスに他のユーザ宛に送るべきメー
ルデータが保管され、CPU1は、この画像読取処理に
かかる動作を終了する。 【0026】S12において、メールボックスを指定す
る動作モード信号を受信することなく(S12:N
O)、ファクシミリ送信を指定する動作モード信号を受
信した場合(S14:YES)、CPU1は、その動作
モード信号に続いてハンドスキャナBから送信されてく
る画像データを受信するとともに、そうして受信したデ
ータを出力データとしてRAM3のワークエリアを用い
つつファクシミリ送信処理を行う。このファクシミリ送
信処理については、従来より既知の処理と同様であるこ
とから、その詳細な説明を省略する。 【0027】S14において、ファクシミリ送信を指定
する動作モード信号を受信することなく場合(S14:
NO)、印字出力を指定する動作モード信号を受信した
場合(S16:YES)、CPU1は、その動作モード
信号に続いてハンドスキャナBから送信されてくる画像
データを受信するとともに、そうして受信したデータを
出力データとしてRAM3のワークエリアを用いつつコ
ピー処理を行う。このコピー処理については、従来より
既知の処理と同様であることから、その詳細な説明を省
略する。 【0028】S16において、印字出力を指定する動作
モード信号を受信しない場合(S16:NO)、CPU
1は、ハンドスキャナBから動作モード信号を受信しな
い状態であることから、S11に戻って信号待ち処理を
続ける。 【0029】S10において、ハンドスキャナBとの交
信が可能でない場合(S10:NO)、CPU1は、こ
の画像読取処理にかかる動作を開始させることなく待機
する。 【0030】次に、図3は、ハンドスキャナBにおける
画像読取処理の動作手順を示したフローチャートであっ
て、この図に示すように、ハンドスキャナBの制御部B
1は、まず装置本体Aとの交信が可能な状態であるか否
かを検出している(S20)。 【0031】装置本体Aとの交信が可能な状態である場
合(S20:YES)、制御部B1は、ユーザにより読
み取り開始操作がなされたか否かを判断している(S2
1)。 【0032】読み取り開始操作がなされたと判断すると
(S21:YES)、制御部B1は、ユーザによって原
稿用紙の読み取りが開始されたものと判断し、後述する
読み取り完了操作がなされたと判断するまで原稿用紙1
枚分から画像を読み取る処理を行う(S22)。この1
枚分の画像読取処理においては、ラスタスキャン方式に
て読み取られた画像データが画像読取部B3を介して順
次転送メモリB2に蓄積される。 【0033】このような1枚分の画像読取処理におい
て、制御部B1は、ユーザにより読み取り完了操作がな
されたか否かを判断している(S23)。 【0034】読み取り完了操作がなされたと判断すると
(S23:YES)、制御部B1は、その完了操作時点
で読み取って得た画像データを1枚分として転送メモリ
B2に記憶させる(S24)。 【0035】こうして1枚分の画像データを転送メモリ
B2に記憶させた後、制御部B1は、読み取り完了とし
たユーザによって動作モードを指定する操作がなされた
か否かを判断している(S25)。ここでいう動作モー
ドとは、図2に示したS13,S15,S17の処理動
作をいう。 【0036】そうして動作モードが指定されると(S2
5:YES)、制御部B1は、ユーザにより指定された
動作モード、具体的にはデータ保管、ファクシミリ送
信、またはコピーのうちから指定されたいずれかの動作
モードを装置本体Aに対して通知する(S26)。この
S26は、図2に示すS12、S14、およびS16が
YESの場合の処理に対応している。 【0037】動作モードの通知に続いて、制御部B1
は、最終的にその時点で転送メモリB2に記憶されてい
る画像データを装置本体Aに送信させ(S27)、この
画像読取処理にかかる動作を終了する。このS27は、
図2に示すS13、S15、およびS17において画像
データを受信する動作に対応している。 【0038】S25において、読み取り完了としたユー
ザによっても動作モードが指定されない場合(S25:
NO)、制御部B1は、S21に戻って次枚目以降の原
稿用紙に対する読み取り開始操作があるか否かを再び判
断する。この際、割込処理などによってこの画像読取処
理を終了することもできる。そうした場合、転送メモリ
B2には、それまでに得られた画像データが格納された
状態となる。 【0039】S23において、読み取り完了操作がされ
ない場合(S23:NO)、制御部B1は、S22に戻
ってユーザにより読み取り完了操作がされるまで1枚分
の画像読取処理を続行する。 【0040】S21において、読み取り開始操作がされ
ない場合(S21:NO)、制御部B1は、ユーザによ
って読み取り開始操作がされるまで待機する。 【0041】S20において、装置本体Aとの交信が可
能でない場合(S20:NO)、制御部B1は、この画
像読取処理にかかる動作を開始させることなく待機す
る。 【0042】さらに、図4は、他のユーザからのポーリ
ングアクセスに応じて通信処理を行う場合の動作手順を
示したフローチャートであって、特にこの図に示す通信
処理は、図2に示すS13の処理を終えた後に行われる
ものとする。 【0043】図4に示すように、装置本体AのCPU1
は、公衆電話回線16を通じて他のユーザ側からの呼出
信号を受信したか否かを検出している(S30)。 【0044】呼出信号を受信した場合(S30:YE
S)、CPU1は、NCU2を制御して公衆電話回線1
6を閉結させた状態とする(S31)。 【0045】そうして回線閉結した状態でCPU1は、
公衆電話回線16を通じて他のユーザからポーリングア
クセスに際して必要とされるパスワードを受信したか否
かを検出している(S32)。 【0046】パスワードを受信した場合(S32:YE
S)、CPU1は、受信したパスワードがEEPROM
6に書き込まれているパスワードに一致するか否かを判
断する(S33)。 【0047】パスワードが一致する場合(S33:YE
S)、CPU1は、パスワードに対応するRAM3のメ
ールボックスからメールデータを読み出す(S34)。
ここで読み出されたメールデータは、図2に示すS13
の処理を経てRAM3の該当するメールボックスに保管
されたデータである。 【0048】続いてCPU1は、パスワードに応じて読
み出したメールデータを公衆電話回線16を介して他の
ユーザに送信する(S35)。これにより、自己のユー
ザは、ポーリングアクセスしてきた他のユーザに対して
何ら送信手続を行うことなくメールデータを送りつける
ことができる。 【0049】メールデータの送信中、CPU1は、一定
のサイクルタイムで送信を終了したか否かを判断してお
り(S36)、メールデータの送信を終えると(S3
6:YES)、CPU1は、他のユーザ側から切断信号
を受信したか否かの判断を行う(S37)。 【0050】そうして最終的に切断信号を受信すると
(S37:YES)、CPU1は、NCU2を制御して
公衆電話回線16から開放した状態とし(S38)、こ
のポーリングアクセスに応じた通信処理にかかる動作を
終了する。 【0051】S37において、切断信号を受信しない場
合(S37:NO)、CPU1は、切断信号を受信する
まで回線閉結状態を続ける。 【0052】S36において、メールデータの送信が終
了と判断されない場合(S36:NO)、CPU1は、
S35に戻ってメールデータの送信を繰り返す。 【0053】S33において、パスワードが一致しない
場合(S33:NO)、CPU1は、S32に戻って回
線閉結直後の状態を続ける。 【0054】S32において、パスワードを受信しない
場合(S32:NO)、CPU1は、パスワードを受信
するまで回線閉結直後の状態を続ける。 【0055】S30において、呼出信号を受信しない場
合(S30:NO)、CPU1は、このポーリングアク
セスに応じた通信処理にかかる動作を開始させることな
く待機する。 【0056】したがって、上記構成、動作を有するファ
クシミリ装置によれば、ハンドスキャナBを使用して原
稿用紙から読み取られた画像データは、メモリポーリン
グ機能に基づくメールデータとしてRAM3のメールボ
ックスに保管される。これにより、ハンドスキャナBに
て得られた画像データは、そのまますぐにファクシミリ
送信や印字出力といった出力データとして用いるだけで
なく、他のユーザからのポーリングアクセスによる通信
処理のためにRAM3のメールボックスに保管しておく
ことができ、そのような通信処理に際しては、RAM3
のメールボックスに保管されているメールデータを読み
出して他のユーザに送信することができる。 【0057】なお、上記実施形態においては、ハンドス
キャナBの動作は、制御部B1により制御されている
が、装置本体AのCPU1により行われるものとしても
良い。 【0058】また、メモリポーリング機能に限ることな
く、メールボックスを用いて自己のユーザがRAM3に
保管されたデータを取り出すことができる構成としても
良い。 【0059】さらに、メールボックスとして用いるRA
M3は、ハードディスクなどの大容量記憶装置によって
構成しても良い。 【0060】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明の画像処理装置によれば、ハンドスキャナを使用
して原稿用紙から読み取られた画像データは、動作モー
ドの情報の送信に続いて装置本体に送信される。装置本
体は、メールボックスを指定する情報を受信すると、動
作モードとしてデータ保管モードが指定されたと判断
し、画像データは装置本体の本体メモリの前記メールボ
ックスに保管され、後に他のユーザから前記メールボッ
クスに保管された画像データにポーリングアクセスがあ
ると、その画像データがそのユーザに送信される。ま
た、動作モードとしてデータ出力モードを指定する情報
を受信すると、画像データは装置本体の本体メモリを用
いて所定のデータ出力処理が行われる。従って、ハンド
スキャナで読み取られた画像データをそのままファクシ
ミリ送信や印字出力に使用するだけでなく、後に他のユ
ーザの要求に応じて画像データを出力することにより、
任意の時期にその画像データを他のユーザも利用可能と
なる。 【0061】
てファクシミリ装置の構成を示した回路ブロック図であ
る。 【図2】装置本体における画像読取処理の動作手順を示
したフローチャートである。 【図3】ハンドスキャナにおける画像読取処理の動作手
順を示したフローチャートである。 【図4】他のユーザからのポーリングアクセスに応じて
通信処理を行う場合の動作手順を示したフローチャート
である。 【符号の説明】 1 CPU 2 NCU 3 RAM 4 モデム 5 ROM 6 EEPROM 7 ゲートアレイ 8 コーデック 9 DMAC 12 記録部 13 操作部 14 表示部 A 装置本体 B ハンドスキャナ B2 転送メモリ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 原稿用紙から画像データを読み取るハン
ドスキャナと、 前記ハンドスキャナが通信可能に接続され、当該ハンド
スキャナから送信される前記画像データに対して本体メ
モリを用いて動作モードに応じた所定のデータ処理を行
う機能と通信回線を介した他のユーザによるポーリング
アクセスに対してデータを送信するポーリング機能とを
備えた装置本体と、からなる画像処理装置であって、 前記ハンドスキャナは、前記装置本体が前記画像データ
を受信すると、前記本体メモリを用いて所定のデータ出
力処理を行うデータ出力モードと、前記装置本体が前記
画像データを受信すると、その画像データを後の自己又
は他のユーザからの要求があるまで前記本体メモリに保
管するデータ保管モードのいずれかの動作モードを指定
する動作モード指定キーと、前記データ保管モードにお
けるデータ保管に使用される前記本体メモリに、前記メ
モリポーリング機能に使用されるメールボックスを指定
するメールボックス指定キーと、を有し、 前記装置本体は、前記メールボックス指定キーにより前
記メールボックスを指定する情報を受信すると、前記デ
ータ保管モードが指定されたと判断し、それに続いて受
信される前記画像データを前記本体メモリの前記メール
ボックス指定キーで指定されたメールボックスに保管
し、後の自己または他のユーザの要求に応じて出力処理
を行い、また、前記ハンドスキャナから前記データ出力
モードを指定する情報を受信すると、それに続いて受信
される前記画像データに対し前記本体メモリを用いて所
定のデータ出力処理を行う受信処理手段を備え、 前記受信処理手段は、通信回線を介して他のユーザから
前記本体メモリの前記メールボックスに保管された画像
データにポーリングアクセスがあると、その画像データ
をそのユーザに送信することを特徴とする画像処理装
置。
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JP08569899A JP3494210B2 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 画像処理装置 |
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JP08569899A JP3494210B2 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 画像処理装置 |
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1999
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