JP3494128B2 - 電子制御装置、エンジン制御用電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置、エンジン制御用電子制御装置

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JP3494128B2
JP3494128B2 JP2000195868A JP2000195868A JP3494128B2 JP 3494128 B2 JP3494128 B2 JP 3494128B2 JP 2000195868 A JP2000195868 A JP 2000195868A JP 2000195868 A JP2000195868 A JP 2000195868A JP 3494128 B2 JP3494128 B2 JP 3494128B2
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clock
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載ECU等で実
現される電子制御装置に係り、特に、マイクロコンピュ
ータの作動/停止に関わらず継続的に時間を計測する時
計IC等の計時部を用い、経過時間を好適に計測するた
めの技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば車載用電子制御装置(車載EC
U)として、内蔵する時計ICを使って時間経過を計測
し、時計ICからのデータにより、ECU電源がオフに
なっていた時間、すなわちエンジン停止時間(ソーク時
間)を算出したり、各種センサやアクチュエータの故障
発生時刻を記憶したりするものが知られている。
【0003】エンジン冷却水温検出用の温度センサにつ
いてその故障判定を例に挙げれば、エンジン冷却水温
は、エンジン停止後一定時間が経過すれば下がるもので
あり、時計ICを用いてエンジン停止中の時間経過を計
測する。そして、エンジン停止後、所定時間が経過した
時のセンサ検出値(水温)の下がり具合から水温センサ
の故障を判定するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において、ECU電源がオフになっていた期間中
に時計ICへの給電が途絶えるなどして時計ICがリセ
ットされると、時計ICの時刻データに狂いが生じる。
例えば、時計ICの時刻データからエンジン停止時間
(ソーク時間)を算出した場合にその時間を誤って算出
してしまい、センサ故障判定等を適切に実施できなくな
る可能性があった。つまり、従来既存の装置では、時計
ICの時刻の正当性を確認することができないため、時
刻データに狂いが生じると、該時刻データを用いて実施
される各種制御に支障を来すおそれがあった。
【0005】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、計時部の時刻デ
ータが正常か異常かの判定を正しく行うことができる電
子制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、リセット時の所定値(例えば、00年01月01日
00時00分00秒)を含まないように計時部による時
間計測の範囲が予め規定されるので、例えば、電圧低下
や外乱ノイズ等に起因して計時部が不用意にリセットさ
れ、その時刻データに狂いが生じた場合には、計時部の
時刻データが規定範囲から外れる。故にこのことから、
計時部に異常が発生したと判定できる。本発明によれ
ば、計時部の異常判定が可能になることから、計時部の
時刻データが正常か異常かの判定を正しく行うことがで
きるようになる。また、請求項7に記載の発明のよう
に、自動車に搭載されエンジン制御を行うエンジン制御
用電子制御装置において、イグニッションスイッチがオ
ンになると動作してエンジン制御に関するデータ演算や
制御を実施すると共に、イグニッションスイッチがオフ
になると停止する制御部と、エンジン停止中の時間経過
を計測し、且つリセットに伴い所定値に初期化される計
時部とを備え、リセット時の所定値を含まないように計
時部による時間計測の範囲を制御部にて予め規定してお
き、制御部は、イグニッションスイッチのオンにて作動
となると異常判定処理を実施し、計時部の時刻データが
規定範囲から外れると、計時部に異常が発生したと判定
するように構成してもよい。
【0007】また、請求項2に記載の発明では、計時部
の時刻データが前記の規定範囲から外れると、当該範囲
の開始時刻に計時部を初期化するので、異常発生時にも
その後に、正常動作に復帰することができる。
【0008】請求項3に記載の発明では、計時部に対す
る電源供給が一旦遮断され、その後電源供給が再開され
た時に、前記規定範囲の開始時刻に計時部を初期化する
ので、バッテリ交換時やバッテリ再接続時等において、
計時部の所望の動作が維持できる。
【0009】また、請求項4に記載したように、計時部
で計測される規定範囲は、車載バッテリの耐使用年数
(バッテリ寿命)を基準に設定されると良い。つまり、
車載バッテリが最長で例えば20年使用できる場合、計
時部の時刻データの規定範囲を20年間分の長さで設定
し、少なくともその20年間の時刻が計測できるように
する。
【0010】上記請求項1〜4の発明では、請求項5に
記載したように、計時部の異常発生時にはその履歴を不
揮発性メモリに記憶するのが望ましい。これにより、後
々において計時部の故障診断及び解析も可能となる。
【0011】請求項6に記載の発明では、エンジン停止
中の経過時間とエンジン始動時における水温センサの検
出値とから当該水温センサの故障が判定される。この場
合、計時部の異常発生が判定されると、水温センサの故
障判定を禁止するので、計時部の誤った時刻データを用
いることが原因で判定結果の適正さが欠けるといった不
都合を招くことが無く、信頼性の高いセンサ故障判定が
実施できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施の形態を図面に従って説明する。図1は、自動車に搭
載されてエンジン制御をはじめその他の制御を行う車載
用制御装置(ECU)の一例を示すブロック図である。
【0013】図1において、ECU10は、2系統の給
電路によりバッテリ21に接続されており、該ECU1
0内の電源IC11には、IGスイッチ22のオン/オ
フに応じてバッテリ電源が供給される一方、別系統にて
常時バッテリ電源が供給される。また、バッテリ21に
はスタータスイッチ23を介してスタータ装置24が接
続されている。
【0014】ECU10内の電源IC11は、メイン電
源とサブ電源(本実施の形態では共に5V程度)を生成
し出力するものであり、IGスイッチ22のオン/オフ
状態に関わらず常にサブ電源を生成すると共に、IGス
イッチ22のオン(閉鎖)に伴いメイン電源を生成す
る。このうちサブ電源が、計時部としての時計IC12
とスタンバイRAM(以下、SRAMと略す)13に供
給される。これにより、時計IC12は、IGスイッチ
22のオン/オフに関わらず継続的に時間の計測を行う
ことができる。また、SRAM13は、IGスイッチ2
2のオフ時にも記憶内容を保持することができる。
【0015】時計IC12は、水晶発振器からのクロッ
ク信号を内部で分周し、「年、月、日、時、分、秒」を
内蔵カウンタで計数する。時計IC12は、一度、日時
と時刻を設定し起動すると、電源供給が継続される限り
動き続け、その内部の値を読み込むことで正確な時刻デ
ータが得られる。なお、時計IC12は年データを2桁
表示する。
【0016】メイン電源は、制御部としてのマイコン
(マイクロコンピュータ)14とEEPROM15に供
給され、マイコン14は、メイン電源の供給に伴い起動
する。つまり、IGスイッチ22がオンになるとマイコ
ン14が動作し、同IGスイッチ22がオフになるとマ
イコン14が停止する。マイコン14は、CPUやメモ
リ等からなる周知の論理演算回路で構成されており、各
種データ演算や制御を実施する。またマイコン14は、
時計IC12の保持する時刻データを定期的に読み取
り、その時刻データを必要に応じてSRAM13に記憶
する。
【0017】水温センサ25は、エンジン冷却水の温度
を検出するものであり、その検出値はマイコン14内の
ADC(ADコンバータ)14aに取り込まれる。マイ
コン14は、水温センサ25の検出値からその時々のエ
ンジン冷却水温を検知する。また、マイコン14は、水
温センサ25の故障診断を実施し、故障発生の旨を判定
すると、故障内容を示す故障コード等をEEPROM1
5に記憶する。
【0018】ここで、本実施の形態における時計IC1
2の詳細を説明する。時計IC12は、通常100年程
度の日時時刻を表すことができるが、車載用ECUでは
ある期間の経過時間を計る目的で時計IC12を用いる
場合が多く、かかる場合には絶対時刻は必要ない。ま
た、時計IC12はバッテリ電源(正確にはサブ電源)
にて作動するため、バッテリ寿命よりも長く継続して使
われることはない。
【0019】そこで、例えばバッテリ寿命が最長20年
であるとして、時計ICの使用区間を「20年01月0
1日00時00分00秒〜39年12月31日23時5
9分59秒」の20年間で規定する。そして、この規定
範囲内で時計IC12により時刻を計測させることとす
る。なお、電源電圧低下等により時計IC12がリセッ
トされた時の初期値(ハードリセット値)は一般に「0
0年01月01日00時00分00秒」であり、上記の
規定範囲は、時計IC12のハードリセット値を含まな
いよう設定される。また、時計IC12を初期化する時
には必ず、上記規定範囲の開始時刻、すなわち「20年
01月01日00時00分00秒」で時刻データが初期
化される。
【0020】次に、時計IC12の異常判定に関わるマ
イコン14の処理手順について説明する。図2は、定時
割り込み処理を示すフローチャートであり、同処理はマ
イコン14により1秒毎に起動される。
【0021】先ずステップ101では、時計IC12か
ら現在の時刻を読み込み、続くステップ102では、現
在時刻が規定範囲内にあるか否かを判別する。規定範囲
とは、前述した通り「20年01月01日00時00分
00秒〜39年12月31日23時59分59秒」の2
0年間の期間である。例えば、バッテリ電源(サブ電
源)の電圧低下や外乱ノイズ等が原因で時計IC12が
リセットされて時刻データが「00年01月01日00
時00分00秒」に初期化された場合、或いは時計IC
12が誤動作して記憶時刻が大きく狂った場合には、現
在時刻が規定範囲から外れることとなる(ステップ10
2がNO)。
【0022】そして、ステップ102がYESの場合、
時計IC12が正常であるとみなしてステップ103に
進み、現在時刻を「前回時刻」とした後、続くステップ
104では、その前回時刻をSRAM13に記憶する。
【0023】また、ステップ102がNOの場合ステッ
プ105に進み、時計IC12が異常であると判断す
る。この場合、その異常発生の履歴をEEPROM15
に記憶する。続くステップ106では、時計IC12を
初期化する。このとき、マイコン14は図3の処理に飛
び、ステップ201では、年、月、日、時、分、秒の初
期データとして「20年01月01日00時00分00
秒」をセットする。
【0024】一方、図4は、水温センサ25の故障判定
手順を示すフローチャートであり、この処理はマイコン
14によりその起動時に実施される。なお、ここで説明
する水温センサ25の故障判定は、ソーク時間(エンジ
ンを停止して車両を放置した時間)が所定時間以上とな
る場合に、エンジン始動時における水温検出値の下がり
具合から水温センサ25の故障を診断するものである。
また、本処理においても上記図2と同様に、時計IC1
2の異常判定が実施される。
【0025】先ずステップ301では、交換等によりバ
ッテリ21が再接続されたか否かを判別する。この判別
は、例えばSRAM13に保持されている履歴を参照し
て実施される。バッテリ再接続の場合は、直ちにステッ
プ310に進み、時計IC12を上記規定範囲の開始時
刻に初期化する(図3の処理参照)。この場合、水温セ
ンサ25の故障判定は実施されない。
【0026】また、上記ステップ301がNOの場合、
ステップ302に進んで時計IC12から現在の時刻を
読み込み、続くステップ303では、時計IC12から
読み込んだ現在時刻が上記の規定範囲内にあるか否かを
判別する。
【0027】ステップ303がYESの場合ステップ3
04に進み、前回のエンジン停止時から今現在までの経
過時間によりソーク時間を算出する。すなわち、上記ス
テップ302で読み込んだ現在時刻と、前回エンジン停
止時の前回時刻(上記図2、ステップ104のSRAM
値)との差からソーク時間を算出する。
【0028】その後、ステップ305では、前記算出し
たソーク時間が所定時間a(例えば6時間)よりも長い
か否かを判別し、YESの場合に、続くステップ306
でその時の冷却水温(センサ検出値)が所定温度b(例
えば50℃)以上であるか否かを判別する。
【0029】所定のソーク時間が経過した時に冷却水温
(センサ検出値)が十分に低下していれば、水温センサ
25が正常であると判定できることから、ステップ30
6がNOの場合、水温センサ正常であると判定し(ステ
ップ307)、ステップ306がYESの場合、水温セ
ンサ故障であると判定する(ステップ308)。なお、
ステップ308では、水温センサ故障を表すダイアグコ
ード等がEEPROM15に記憶されると共に、故障発
生を警告するために警告灯(MIL等)が点灯される。
【0030】また、ステップ303がNOの場合ステッ
プ309に進み、時計IC12が異常であると判断す
る。この場合、その異常発生の履歴をEEPROM15
に記憶する。続くステップ310では、時計IC12を
上記規定範囲の開始時刻に初期化する(図3の処理参
照)。この場合、水温センサ25の故障判定は実施され
ない。
【0031】上述した水温センサ25の故障判定に際
し、時計IC12の異常判定が行われる様子を図5のタ
イムチャートにより説明する。図5では、t1のタイミ
ング以前のエンジン運転期間(マイコン14の通常動作
期間)において、1秒毎に時計IC12の時刻データが
読み込まれ、その時刻データが前回時刻としてSRAM
13に格納される。t1のタイミングでIGスイッチ2
2がオフされると、それ以降SRAM値が更新されなく
なり、その直前の前回時刻「Ta」がIGスイッチ22
のオフ後もSRAM13に記憶保持される。
【0032】エンジン停止後(マイコン停止後)も時計
IC12はサブ電源の供給により時間の計測を継続す
る。そして、t2のタイミングで電源電圧低下等が原因
で時計IC12がリセットされると、その時刻データが
「00年01月01日00時00分00秒」に初期化さ
れる。
【0033】その後、t3のタイミングでIGスイッチ
22がオンされてマイコン14が起動すると、上記図4
の故障判定処理が実施される。図5の場合、時計IC1
2の時刻データが規定範囲(20年01月01日00時
00分00秒〜39年12月31日23時59分59
秒)から外れるので、マイコン14により時計IC12
が異常であると判定され、時刻データが「20年01月
01日00時00分00秒」に初期化される。このと
き、ソーク時間(前回時刻Taからマイコン起動時まで
の経過時間)が正確に計測できないので、水温センサ2
5の故障判定が禁止される。
【0034】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に示す効果が得られる。リセット時の所定値(00年0
1月01日00時00分00秒)を含まないように時計
IC12による時間計測の範囲を予め規定したので、例
えば電圧低下や外乱ノイズ等に起因して不用意に時計I
C12がリセットされ、その時刻データに狂いが生じた
場合には、時計IC12の時刻データが規定範囲から外
れ、異常発生の旨が判定できる。従って、時計IC12
の時刻データが正常か異常かの判定を正しく行うことが
できるようになる。
【0035】また、時計IC12の時刻データが規定範
囲から外れた場合、或いはバッテリ21が再接続された
場合、規定範囲の開始時刻に時計IC12を初期化する
ので、異常発生時やバッテリ交換時等においてもその後
に、時計IC12を正常動作させることができる。
【0036】時計IC12の異常発生が判定されると、
水温センサ25の故障判定を禁止するので、時計IC1
2の誤った時刻データを用いることが原因で判定結果の
適正さが欠けるといった不都合を招くことが無く、信頼
性の高いセンサ故障判定が実施できる。また、時計IC
12の異常発生時にはその履歴をEEPROM15に記
憶するようにしたので、後々において時計IC12の故
障診断及び解析も可能となる。
【0037】なお本発明は、上記以外に次の形態にて具
体化できる。上記実施の形態では、バッテリの耐使用年
数を20年としたので、時計IC12が計時する規定範
囲を「20年01月01日00時00分00秒〜39年
12月31日23時59分59秒」の20年間とした
が、勿論その規定範囲は任意に変更できる。車両の平均
使用年数がバッテリ寿命よりも短ければ、その車両の使
用年数を基準に、時計IC12の規定範囲を設定しても
良い。
【0038】上記実施の形態では、時計IC12の時刻
データを用いてソーク時間を計測し、それに基づいて水
温センサ25の故障判定を行ったが、時計IC12の用
途はこれに限定されない。例えば、各種センサやアクチ
ュエータ等、車載機器の故障判定を行う際に、故障情報
(ダイアグコード等)と共に時計IC12の時刻データ
をEEPROMに記憶する。これにより、故障発生時刻
が記憶され、故障発生の時系列が明確になる。かかる場
合、時計IC12の時刻に狂いが生じたことに気付か
ず、それが原因で後々の故障解析に支障を来すといった
問題が解消される。
【0039】また、本発明は車載ECUに限定されず、
電源スイッチの切り替えに伴う電源供給状態に応じて作
動又は停止する制御部(マイコン)と、該制御部の作動
/停止に関わらず継続的に時間を計測し、且つリセット
に伴い所定値に初期化される計時部(時計IC)とを備
える電子制御装置に広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態における車載用制御装置の概
要を示すブロック図。
【図2】1秒毎の割り込み処理を示すフローチャート。
【図3】時計ICの初期化処理を示すフローチャート。
【図4】水温センサの故障判定ルーチンを示すフローチ
ャート。
【図5】実施の形態の作用を説明するためのタイムチャ
ート。
【符号の説明】
10…ECU、11…電源IC、12…時計IC(計時
部)、13…SRAM、14…マイコン(制御部)、1
5…EEPROM(不揮発性メモリ)、21…バッテ
リ、22…IGスイッチ(電源スイッチ)、25…水温
センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 23/02 B60R 16/02 G04G 1/00 G04G 15/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源スイッチの切り替えに伴う電源供給
    状態に応じて作動又は停止する制御部と、 前記制御部の作動/停止に関わらず継続的に時間を計測
    し、且つリセットに伴い所定値に初期化される計時部と
    を備え、 前記リセット時の所定値を含まないように前記計時部に
    よる時間計測の範囲を予め規定しておき、前記制御部
    は、前記電源スイッチの切り替えにて作動となると異常
    判定処理を実施し、計時部の時刻が規定範囲から外れる
    と、該計時部に異常が発生したと判定することを特徴と
    する電子制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、計時部の時刻データが前
    記の規定範囲から外れると、当該範囲の開始時刻に計時
    部を初期化する請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、計時部に対する電源供給
    が一旦遮断され、その後電源供給が再開された時に、前
    記規定範囲の開始時刻に計時部を初期化する請求項1又
    は2に記載の電子制御装置。
  4. 【請求項4】 車載バッテリからの給電により作動する
    車載用制御装置として適用され、前記計時部で計測され
    る規定範囲は、前記バッテリの耐使用年数を基準に設定
    される請求項1〜3の何れかに記載の電子制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、計時部の異常発生時には
    その履歴を不揮発性メモリに記憶する請求項1〜4の何
    れかに記載の電子制御装置。
  6. 【請求項6】 車載エンジンの冷却水の温度を検出する
    水温センサを備え、エンジン停止中の経過時間とエンジ
    ン始動時における水温センサの検出値とから当該水温セ
    ンサの故障を判定する電子制御装置であり、 前記制御部は、計時部の異常発生が判定されると、水温
    センサの故障判定を禁止する請求項1〜5の何れかに記
    載の電子制御装置。
  7. 【請求項7】 自動車に搭載されエンジン制御を行うエ
    ンジン制御用電子制御装置において、 イグニッションスイッチがオンになると動作して前記エ
    ンジン制御に関するデータ演算や制御を実施すると共
    に、前記イグニッションスイッチがオフになると停止す
    る制御部と、エンジン停止中の時間経過を計測し、且つリセットに伴
    い所定値に初期化される計時部とを備え、 前記リセット時の所定値を含まないように前記計時部に
    よる時間計測の範囲を前記制御部にて予め規定してお
    き、 前記制御部は、前記イグニッションスイッチのオンにて
    作動となると異常判定処理を実施し、前記計時部の時刻
    データが規定範囲から外れると、該計時部に異常が発生
    したと判定することを特徴とするエンジン制御用電子制
    御装置
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