JP2000329874A - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置

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JP2000329874A
JP2000329874A JP11138634A JP13863499A JP2000329874A JP 2000329874 A JP2000329874 A JP 2000329874A JP 11138634 A JP11138634 A JP 11138634A JP 13863499 A JP13863499 A JP 13863499A JP 2000329874 A JP2000329874 A JP 2000329874A
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JP
Japan
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time
control unit
unit
electronic control
temperature
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JP11138634A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sugimura
敦司 杉村
Kaori Hashimoto
夏生里 橋本
Takeshi Amano
雄 天野
Genzo Ikeda
元三 池田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】正確な時間を計測することが可能な電子制御装
置を提供する。 【解決手段】時計装置4は、車載バッテリ6から直接電
源が供給され、イグニッションスイッチIGのオフ時
(マイクロコンピュータ2の停止時)にも継続的に時間
を計測し、マイクロコンピュータ2によって設定された
設定時間毎に起動信号MSを生成して起動装置3へ出力
すると共に、マイクロコンピュータ2との間で時刻通信
を行い、計測した時刻をマイクロコンピュータ2へ通知
し、マイクロコンピュータ2によって当該時刻の修正を
受ける。起動装置3は、起動信号MSに従って、車載バ
ッテリ6から供給された電源をマイクロコンピュータ2
に供給すると共に、マイクロコンピュータ2を起動させ
るための作動信号SSを出力し、マイクロコンピュータ
2の出力した終了信号ESに従って、マイクロコンピュ
ータ2への電源供給を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子制御装置に係
り、詳しくは、自動車に搭載されて常時時間を計測する
電子制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両停止中の時間を計測し
て、自動車に搭載されている各種部品の故障検出に利用
する技術が知られている。また、自動車のエンジン用電
子制御装置を構成するマイクロコンピュータにはタイマ
が内蔵されているため、エンジン用電子制御装置の動作
中にはマイクロコンピュータの内蔵タイマにて時間を計
測することができる。しかし、車両停止中にはイグニッ
ションスイッチがオフされており、エンジン用電子制御
装置のマイクロコンピュータには車載バッテリから電源
が供給されないため、マイクロコンピュータの内蔵タイ
マを利用して時間を計測することができない。
【0003】そこで、エンジン用電子制御装置に時計装
置を搭載し、その時計装置にはイグニッションスイッチ
を介さずに車載バッテリから直接電源を供給するように
して、車両停止中にイグニッションスイッチがオフされ
ているときの時間を計測する方法が提案されている。
尚、当該時計装置は、市販の時計用ICや、CR発振器
を使用したディスクリート構成による周知の時計回路に
より構成することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6に、時計装置にお
ける温度変化に対する計測時間の誤差(日差)を例示す
る。通常の時計装置は、常温時に計測誤差が少なくなる
ように設計されており、温度が高いときや低いときの計
測誤差は常温時に比べて大きくなっている。
【0005】そのため、イグニッションスイッチがオフ
されているときに大きな温度変化が生じると、時計装置
の計測誤差が大きくなり、イグニッションスイッチがオ
フされてからの経過時間が長くなると、時計装置の計測
時間は実際の時間とはかけ離れたものになってしまう。
その結果、車両停止中の時間を正確に計測することがで
きなくなり、自動車に搭載されている各種部品の故障検
出ができなくなるという問題がある。
【0006】この問題を回避するには、温度変化に対し
て計測時間の誤差の少ない時計装置を用いればよいが、
そのような時計装置は高価であり、エンジン用電子制御
装置のコストアップを招くことになる。ところで、エン
ジン用電子制御装置を構成するマイクロコンピュータの
内蔵タイマの計測時間は、温度変化に関係なく正確であ
る。そのため、イグニッションスイッチがオンされてい
るときに、当該内蔵タイマが計測した時間と、時計装置
の計測した時間とを比較することにより、時計装置の時
間補正を行うことが考えられる。しかし、一般に、イグ
ニッションスイッチがオンされている時間よりも、イグ
ニッションスイッチがオフされている時間の方が長いた
め、イグニッションスイッチがオンされているときに前
記した時計装置の時間補正を行うだけでは、イグニッシ
ョンスイッチがオフされてからの経過時間が長くなる
と、やはり時計装置の計測した時間に大きな誤差が生じ
ることになる。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、正確な時間を計測する
ことが可能な電子制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、電源供給状態に
応じて作動または停止する制御手段と、前記制御部の作
動または停止に関わらず継続的に時間を計測し、予め定
められた設定時間毎に起動信号を出力する計時手段と、
当該計時手段の出力した起動信号に従って前記制御手段
に電源を供給することにより前記制御手段を作動させる
起動手段と、前記計時手段の温度を検出する温度検出手
段とを備えた電子制御装置である。そして、前記制御手
段は、前記起動手段から電源が供給されて作動すると、
前記温度検出手段の検出した温度に基づいて前記計時手
段の計測した時間を補正した後に、終了信号を出力す
る。また、前記起動手段は、前記制御手段の出力した終
了信号に従って前記制御手段への電源供給を停止するこ
とにより、前記制御手段を停止させる。
【0009】従って、請求項1に記載の発明によれば、
制御手段の停止時に計時手段に大きな温度変化が生じた
場合でも、その温度変化によって生じる計時手段の計測
誤差を補正するように、計時手段の計測した時間を設定
時間毎に定期的に補正して修正することにより、制御手
段が停止してからの経過時間が長くなっても、計時手段
の計測時間を正確に維持することができる。そのため、
本発明の電子制御装置を自動車に搭載した場合には、車
両停止中の時間を正確に計測することが可能になり、自
動車に搭載されている各種部品の故障検出に利用するこ
とができる。そして、計時手段の計測時間を設定時間毎
に定期的に補正修正することにより、温度変化に対して
計測誤差の少ない高価な計時手段を用いる必要がないた
め、電子制御装置のコストアップを防ぐことができる。
【0010】次に、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の電子制御装置において、前記制御手段に電源を
供給する電源供給手段を備え、前記制御手段は、前記電
源供給手段から電源が供給されて作動を開始すると、前
記温度検出手段の検出した温度に基づいて、その作動を
開始した時点で前記計時手段の計測した時間を補正す
る。
【0011】従って、請求項2に記載の発明によれば、
制御手段の停止時に計時手段に大きな温度変化が生じた
場合でも、その温度変化によって生じる計時手段の計測
誤差を補正するように、制御手段が電源供給手段からの
電源供給により作動を開始した時点で計時手段の計測し
た時間を補正して修正するため、制御手段が停止してか
らの経過時間が長くなっても、制御手段が作動を開始し
た時点で、計時手段の計測時間を正確にすることができ
る。
【0012】次に、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の電子制御装置において、前記制御手段は、周囲
温度の変化に関わらずに正確な時間を計測する内部計時
手段を備え、前記電源供給手段から電源が供給されて作
動を開始した後には、前記計時手段の計測した時間を、
当該内部計時手段の計測した時間に基づいて一定時間毎
に補正する。
【0013】従って、請求項3に記載の発明によれば、
制御手段が電源供給手段から電源が供給されて作動して
いるときには、周囲温度の変化に関わらずに正確な時間
を計測する内部計時手段により、一定時間毎に計時手段
の計測時間を補正して修正するため、計時手段の温度変
化に関係なくその計測時間を正確に維持することができ
る。
【0014】ところで、請求項4に記載の発明のよう
に、請求項1に記載の電子制御装置において、前記制御
手段は、前記温度検出手段の検出した温度変化による前
記計時手段の計測誤差を補正するための補正係数から成
る補正データテーブルを備え、前記起動手段から電源が
供給されて作動すると、当該補正データテーブルを参照
し、前記温度検出手段の検出した温度に対応する補正係
数を求め、その補正係数と、前記計時手段の前記設定時
間とを乗算して得た時間と、前記計時手段が出力した前
回の起動信号に従って前記起動手段から電源供給がなさ
れて作動した時点における前記計時手段の計測した時間
とを加算し、その加算して得た時間を現在時間として前
記計時手段の計測時間の補正を行うようにしてもよい。
【0015】また、請求項5に記載の発明のように、請
求項2に記載の電子制御装置において、前記制御手段
は、前記温度検出手段の検出した温度変化による前記計
時手段の計測誤差を補正するための補正係数から成る補
正データテーブルを備え、前記電源供給手段から電源が
供給されて作動を開始すると、当該補正データテーブル
を参照し、前記温度検出手段の検出した温度に対応する
補正係数を求め、その作動を開始した時点で前記計時手
段の計測した時間から、前記計時手段が出力した前回の
起動信号に従って前記起動手段から電源供給がなされて
作動した時点における前記計時手段の計測した時間を減
算して得た時間と、前記補正係数とを乗算して得た時間
と、前記前回の時点における前記計時手段の計測した時
間とを加算し、その加算して得た時間を現在時間として
前記計時手段の計測時間の補正を行うようにしてもよ
い。
【0016】また、請求項6に記載の発明のように、請
求項3に記載の電子制御装置において、前記制御手段
は、前記計時手段を前回補正したときの時間に、前記内
部計時手段の計測した前記一定時間を加算して得た時間
を現在時間として前記計時手段の計測時間の補正を行う
ようにしてもよい。
【0017】尚、以下に述べる発明の実施の形態におい
て、特許請求の範囲または課題を解決するための手段に
記載の「制御手段」はマイクロコンピュータ2に相当
し、同じく「計時手段」は時計装置4に相当し、同じく
「起動手段」は起動装置3に相当し、同じく「温度検出
手段」は吸気温センサ5に相当し、同じく「電源供給手
段」は車載バッテリ6に相当し、同じく「内部計時手
段」は内蔵タイマ8に相当する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面と共に説明する。図1は、本実施形態のエン
ジン用電子制御装置1の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0019】自動車に搭載されたエンジン用電子制御装
置1は、マイクロコンピュータ2、起動装置3、時計装
置4、吸気温センサ5を備えている。吸気温センサ5
は、インテークマニホールド(図示略)内に設けられ、
エンジン(図示略)の吸気温度Dを検出する。尚、イン
テークマニホールドはエアクリーナ(図示略)に接続さ
れ、エアクリーナはエンジンルーム(図示略)内に設置
されているため、吸気温度Dはエンジンルーム内の温度
と等しくなる。そして、時計装置4が備えられたエンジ
ン用電子制御装置1はエンジンルーム内に設置されてい
るため、エンジンルーム内の温度である吸気温度Dは時
計装置4の周囲温度とほぼ等しくなる。
【0020】マイクロコンピュータ2には、車載バッテ
リ6からイグニッションスイッチIGを介して電源が供
給されるか、あるいは、車載バッテリ6から起動装置3
を介して電源が供給されるようになっている。そして、
マイクロコンピュータ2は、電源が供給されているとき
には作動し、電源供給が停止されているときには作動を
停止し、電源供給状態に応じて作動または停止するよう
になっている。
【0021】また、起動装置3および時計装置4には、
イグニッションスイッチIGを介すことなく、車載バッ
テリ6から直接電源が供給されるようになっている。マ
イクロコンピュータ2は、CPU,ROM,RAM,I
/O回路,バックアップRAM7を内蔵する周知の構成
であり、CPUの動作により実現される内蔵タイマ8を
備えている。そして、マイクロコンピュータ2は、内蔵
ROMに記録されているプログラムを順次実行して、後
述するイニシャル処理およびベース処理を実行する。
尚、内蔵タイマ8の計測時間は、マイクロコンピュータ
2の周囲温度の変化に関係なく正確である。
【0022】起動装置3は、時計装置4の出力した起動
信号MSに従って、車載バッテリ6から供給された電源
をマイクロコンピュータ2に供給すると共に、マイクロ
コンピュータ2を起動させるための作動信号SSを生成
してマイクロコンピュータ2へ出力し、マイクロコンピ
ュータ2の出力した終了信号ESに従って、マイクロコ
ンピュータ2への電源供給を停止する。
【0023】時計装置4は時間を計測し、マイクロコン
ピュータ2によって設定された設定時間L1毎に起動信
号MSを生成して起動装置3へ出力すると共に、マイク
ロコンピュータ2との間で時刻通信を行い、計測した時
刻をマイクロコンピュータ2へ通知し、マイクロコンピ
ュータ2によって当該時刻の修正を受ける。つまり、時
計装置4は、マイクロコンピュータ2の作動または停止
に関わらず継続的に時間を計測する。尚、時計装置4
は、市販の時計用ICや、CR発振器を使用したディス
クリート構成による周知の時計回路を用いて時間を計測
する。
【0024】尚、エンジン用電子制御装置1は、吸気温
センサ5の他にも、スロットルバルブの開度を検出する
スロットル開度センサや車両の速度を検出する車速セン
サ等の各種センサを備え、これら各種センサからの検出
信号に基づいて、スロットルバルブの開度を調整するた
めのスロットルアクチュエータの制御や、エンジンのイ
ンテークマニホールド内に燃料を噴射するためのインジ
ェクタの制御などを行う周知のエンジン制御処理を実行
する。
【0025】次に、上記のように構成された本実施形態
の動作について説明する。まず、マイクロコンピュータ
2の実行するイニシャル処理について、図2に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。マイクロコンピュータ2
が起動すると、内蔵ROMに記録されているプログラム
に従い、コンピュータによる各種演算処理によって、以
下の各ステップの処理を実行する。尚、前記プログラム
をコンピュータで読み取り可能な記録媒体(半導体メモ
リ,ハードディスク,フロッピーディスク,データカー
ド(ICカード,磁気カードなど),光ディスク(CD
−ROM,DVDなど),光磁気ディスク(MDな
ど),相変化ディスク,磁気テープなど)に記録してお
き、当該プログラムを必要に応じてマイクロコンピュー
タ2にロードして起動することにより用いるようにして
もよい。
【0026】図2のステップ(以下、「S」と記載す
る)101において、マイクロコンピュータ2の各種初
期設定を行う。次に、S102において、吸気温センサ
5の検出信号に基づいてエンジンの吸気温度Dを読み込
む。
【0027】次に、S103において、時計装置4の設
定時間L1を適宜な時間(例えば、2時間)に設定す
る。時計装置4は、この設定時間L1毎に起動信号MS
を生成して起動装置へ出力する。次に、S104におい
て、内蔵RAMに格納されている時刻補正データテーブ
ルを参照し、S102にて読み込んだ吸気温度Dに対応
する時刻補正係数Kを算出する。
【0028】図3に、時刻補正データテーブルの一例を
示す。図6に示すように、時計装置4は、常温時に計測
時間の誤差(日差)が少なくなるように設計されてお
り、温度が高いときや低いときの計測誤差は常温時に比
べて大きくなっている。また、前述のように、吸気温度
Dは時計装置4の周囲温度とほぼ等しくなっている。そ
のため、図3に示す時刻補正データテーブルでは、時計
装置4の温度変化による計測誤差を補正するために、吸
気温度Dが常温時(0〜40℃)の場合の時刻補正係数
Kに比べて、吸気温度Dが高い場合や低い場合の時刻補
正係数Kが大きくなるように設定されている。
【0029】尚、この時刻補正データテーブルは、時計
装置4の温度変化に対する計測誤差の特性に合わせて最
適になるように設定すればよく、時計装置4を変更・交
換した場合でも、内蔵RAMに格納された時刻補正デー
タテーブルを書き換えることにより柔軟に対応すること
ができる。
【0030】次に、図2のS105において、起動装置
3の生成した作動信号SSによりマイクロコンピュータ
2が起動されたか否かを判定する。そして、作動信号S
Sにより起動された場合(S105:YES)はS10
6へ移行し、そうでない場合(S105:NO)はS1
10へ移行する。
【0031】すなわち、起動装置3は、時計装置4が設
定時間L1毎に出力する起動信号MSに従って、車載バ
ッテリ6から供給された電源をマイクロコンピュータ2
に供給すると共に、マイクロコンピュータ2を起動させ
るための作動信号SSを生成する。その起動装置3から
の作動信号SSおよび電源供給によりマイクロコンピュ
ータ2が起動されている場合は、S105にて肯定判断
されてS106へ移行する。
【0032】また、イグニッションスイッチIGがオン
されることにより、車載バッテリ6からイグニッション
スイッチIGを介してマイクロコンピュータ2に電源が
供給されている場合は、S105にて否定判断されてS
110へ移行する。そして、S106において、式
(1)に基づいて現在時刻Tr[i]を算出する。 Tr[i]=Tr[i−1]+L1×K ………(式1) 但し、Tr[i−1]:前回のルーチンで算出した時刻 L1:時計装置4の設定時間 K:時刻補正係数 次に、S107において、時計装置4と時刻通信を行
い、S106にて算出した現在時刻Tr[i]を時計装
置4に通知して、時計装置4の時刻を当該現在時刻Tr
[i]に修正させる。
【0033】その結果、時計装置4は、修正された現在
時刻Tr[i]から設定時間L1が経過した時点で起動
信号MSを生成して起動装置3へ出力する。次に、S1
08において、S106にて算出した現在時刻Tr
[i]をバックアップRAM7に記憶させる。このバッ
クアップRAM7に記憶された現在時刻Tr[i]が、
次回のルーチンのS106またはS111では、前回の
ルーチンで算出した時刻Tr[i−1]として使用され
る。
【0034】次に、S109において、終了信号ESを
生成し、その終了信号ESを起動装置3へ出力した後
に、イニシャル処理を終了する。すると、起動装置3
は、その終了信号ESに従って、マイクロコンピュータ
2への電源供給を停止する。
【0035】また、S110において、時計装置4と時
刻通信を行い、時計装置4の計測した現在時刻T[i]
の通知を受けて、その現在時刻T[i]を読み込む。次
に、S111において、式(2)に基づいて現在時刻T
r[i]を算出する。 Tr[i]=Tr[i−1]+(T[i]−Tr[i−1])×K ………(式2 ) 次に、S112において、時計装置4と時刻通信を行
い、S111にて算出した現在時刻Tr[i]を時計装
置4に通知して、時計装置4の時刻を当該現在時刻Tr
[i]に修正させる。
【0036】次に、S113において、S111にて算
出した現在時刻Tr[i]をバックアップRAM7に記
憶させる。このバックアップRAM7に記憶された現在
時刻Tr[i]が、次回のルーチンのS106またはS
111では、前回のルーチンで算出した時刻Tr[i−
1]として使用される。
【0037】次に、S114において、内蔵タイマ8の
設定時間L2を設定し、内蔵タイマ8に時間計測を行わ
せる。ここで、設定時間L2は適宜な時間に設定すれば
よく、例えば、設定時間L1と同じ時間に設定してもよ
い。そして、S115において、前述のエンジン制御処
理を行ってイニシャル処理を終了する。
【0038】次に、マイクロコンピュータ2の実行する
ベース処理について、図4に示すフローチャートを用い
て説明する。イニシャル処理が終了するとベース処理へ
移行する。そのため、ベース処理において、マイクロコ
ンピュータ2には、イグニッションスイッチIGを介し
て車載バッテリ6から電源が供給されている。そして、
マイクロコンピュータ2は、イニシャル処理と同様に、
内蔵ROMに記録されているプログラムに従い、コンピ
ュータによる各種演算処理によって、以下の各ステップ
の処理を実行する。
【0039】まず、図4のS201において、図2のイ
ニシャル処理におけるS103と同様にして、時計装置
4の設定時間L1を適宜な時間に設定する。その結果、
イグニッションスイッチIGがオフされたときには、時
計装置4が設定時間L1毎に起動信号MSを生成し、前
述のイニシャル処理が行われる。
【0040】次に、S202において、内蔵タイマ8の
計測した時間が、図2のイニシャル処理におけるS11
4にて設定された設定時間L2になったか否かを判定す
る。そして、内蔵タイマ8の計測時間が設定時間L2に
なった場合(S202:YES)はS203へ移行し、
そうでない場合(S202:NO)はベース処理を終了
する。
【0041】そして、S203において、式(3)に基
づいて現在時刻Tr[i]を算出する。 Tr[i]=Tr[i−1]+L2 ………(式3) 但し、L2:内蔵タイマ8の設定時間 この算出された現在時刻Tr[i]は内蔵RAMに記憶
され、次回のルーチンのS203では、前回のルーチン
で算出した時刻Tr[i−1]として使用される。
【0042】次に、S204において、時計装置4と時
刻通信を行い、S203にて算出した現在時刻Tr
[i]を時計装置4に通知して、時計装置4の時刻を当
該現在時刻Tr[i]に修正させる。次に、S205に
おいて、内蔵タイマ8の設定時間L2を再度設定した後
に、ベース処理を終了する。
【0043】図5は、吸気温度Dの変化に対応した本実
施形態の動作例を説明するためのタイミングチャートで
ある。時刻t1にて、イグニッションスイッチIGがオ
ンからオフに切り換えられ、エンジンが停止される。す
ると、イグニッションスイッチIGがオフされてからの
経過時間が長くなるにつれて吸気温度Dが低下してゆく
が、その吸気温度Dの変化は外気温の影響を受け、外気
温が非常に低い場合には吸気温度Dも急速に低下する。
【0044】時計装置4は、時刻t1から設定時間L1
が経過した時刻t2にて、起動信号MSを生成して起動
装置3へ出力する。すると、起動装置3は、起動信号M
Sに従って、車載バッテリ6から供給された電源をマイ
クロコンピュータ2に供給すると共に、マイクロコンピ
ュータ2を起動させるための作動信号SSを生成して出
力する。そのため、マイクロコンピュータ2が起動し
て、図2に示すイニシャル処理におけるS101〜S1
09の処理が順次行われる。その結果、式(1)に基づ
いて現在時刻Tr[i]が算出され(S106)、時計
装置4の時刻が当該現在時刻Tr[i]に修正され(S
107)、当該現在時刻Tr[i]がバックアップRA
M7に記憶される(S108)。そして、マイクロコン
ピュータ2は、終了信号ESを生成して起動装置3へ出
力し、起動装置3は、その終了信号ESに従って、マイ
クロコンピュータ2への電源供給を停止する(S10
9)。
【0045】その後、時計装置4は、修正された現在時
刻Tr[i](=時刻t2)から設定時間L1が経過し
た時刻t3にて、再び起動信号MSを生成して起動装置
3へ出力する。その結果、時刻t2におけるマイクロコ
ンピュータ2,起動装置3,時計装置4の動作と同じ動
作が行われる。
【0046】このとき、時計装置4の計測誤差は、吸気
温度Dとほぼ等しい時計装置4の周囲温度の影響を受
け、吸気温度Dが低下すると時計装置4の計測誤差も大
きくなる。そのため、時計装置4の計測した設定時間L
1にも、吸気温度Dの変化に伴って計測誤差が生じ、各
時刻t1,t2間の設定時間L1(図5のL1a)と、
各時刻t1,t2間の設定時間L1(図5のL1b)と
は異なった値になる(L1a≠L1b)。しかし、各時
刻t2,t3にて、吸気温度Dに対応する時刻補正係数
Kを算出し(S104)、その時刻補正係数Kに基づい
て現在時刻Tr[i]を算出し(S106)、その現在
時刻Tr[i]に時計装置4の時刻を修正しているため
(S107)、各時刻t2,t3における時計装置4の
現在時刻を正確なものにすることができる。
【0047】その後、時刻t4にて、イグニッションス
イッチIGがオフからオンに切り換えられ、エンジンが
起動される。すると、イグニッションスイッチIGがオ
ンされてからの経過時間が長くなるにつれて吸気温度D
が上昇してゆく。そして、オンされたイグニッションス
イッチIGを介して車載バッテリ6からマイクロコンピ
ュータ2に電源が供給され、マイクロコンピュータ2が
起動して、図2に示すイニシャル処理におけるS101
〜S105,S110〜S115の処理が順次行われ
る。その結果、時計装置4の計測した現在時刻T[i]
が読み込まれ(S110)、式(2)に基づいて現在時
刻Tr[i]が算出され(S111)、時計装置4の時
刻が当該現在時刻Tr[i]に修正され(S112)、
当該現在時刻Tr[i]がバックアップRAM7に記憶
され(S113)、内蔵タイマ8の設定時間L2が設定
され(S114)、エンジン制御処理が行われる(S1
15)。
【0048】その後、マイクロコンピュータ2の内蔵タ
イマ8により時間計測が行われ、修正された現在時刻T
r[i](=時刻t4)から設定時間L2が経過した時
刻t5にて、図4に示すベース処理におけるS201〜
S205の処理が順次行われる。その結果、式(3)に
基づいて現在時刻Tr[i]が算出され(S203)、
時計装置4の時刻が当該現在時刻Tr[i]に修正され
(S204)、内蔵タイマ8の設定時間L2が再度設定
される(S205)。
【0049】これ以降は、イグニッションスイッチIG
がオンからオフに切り換えられてエンジンが停止される
まで、設定時間L2が経過する毎に、時刻t5における
マイクロコンピュータ2および時計装置4の動作と同じ
動作が繰り返される。このとき、内蔵タイマ8の計測時
間は温度変化に関係なく正確であるため、時刻t5以降
において、式(3)に基づいて算出された現在時刻Tr
[i]は正確であり、その正確な現在時刻Tr[i]に
より修正される時計装置4の現在時刻についても正確な
ものにすることができる。
【0050】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、イグニッションスイッチIGがオフされているとき
に大きな温度変化が生じた場合でも、その温度変化によ
って生じる時計装置4の計測誤差を補正するように、時
計装置4の時刻を設定時間L1毎に定期的に修正してい
る。そのため、イグニッションスイッチIGがオフされ
てからの経過時間が長くなっても、時計装置4の計測時
間を正確に維持することができる。その結果、車両停止
中の時間を正確に計測することが可能になり、自動車に
搭載されている各種部品の故障検出に利用することがで
きる。
【0051】そして、時計装置4の時刻を設定時間L1
毎に定期的に修正することにより、温度変化に対して計
測誤差の少ない高価な時計装置を用いる必要がないた
め、エンジン用電子制御装置1のコストアップを防ぐこ
とができる。さらに、時計装置4の温度を検出するため
に、エンジン制御処理に用いる吸気温センサ5の検出し
た吸気温度Dを流用していることから、時計装置4の温
度検出専用のセンサを新たに設ける必要がなく、エンジ
ン用電子制御装置1のコストアップを抑えることができ
る。
【0052】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において適
宜変更を加えてもよい。例えば、時計装置4の温度を検
出するための専用の温度センサをエンジン用電子制御装
置1に取り付けるようにしてもよく、特に、当該温度セ
ンサを時計装置4自体に取り付けるようにすれば、上記
実施形態のように吸気温度Dを検出する方法に比べて、
時計装置4の温度をより正確に検出することが可能にな
るため、上記実施形態の効果をさらに確実に得ることが
できる。
【0053】また、上記実施形態では、起動装置3およ
び時計装置4には車載バッテリ6から電源が供給される
ように構成したが、起動装置3および時計装置4の電源
供給専用の電池を設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態の概略構成を示
すブロック図。
【図2】一実施形態のイニシャル処理を説明するための
フローチャート。
【図3】一実施形態の時刻補正データテーブルを示す模
式図。
【図4】一実施形態のベース処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図5】一実施形態の動作を説明するためのタイミング
チャート。
【図6】一実施形態における時計装置の計測誤差を説明
するための特性図。
【符号の説明】
1…エンジン用電子制御装置 2…マイクロコンピュ
ータ 3…起動装置 4…時計装置 5…吸気温センサ
6…車載バッテリ 7…バックアップRAM 8…内蔵タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 池田 元三 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2F085 AA05 BB04 CC10 EE09 GG12 GG23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源供給状態に応じて作動または停止す
    る制御手段と、 前記制御部の作動または停止に関わらず継続的に時間を
    計測し、予め定められた設定時間毎に起動信号を出力す
    る計時手段と、 当該計時手段の出力した起動信号に従って前記制御手段
    に電源を供給することにより、前記制御手段を作動させ
    る起動手段と、 前記計時手段の温度を検出する温度検出手段とを備えた
    電子制御装置であって、 前記制御手段は、前記起動手段から電源が供給されて作
    動すると、前記温度検出手段の検出した温度に基づいて
    前記計時手段の計測した時間を補正した後に、終了信号
    を出力し、 前記起動手段は、前記制御手段の出力した終了信号に従
    って前記制御手段への電源供給を停止することにより、
    前記制御手段を停止させることを特徴とする電子制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子制御装置におい
    て、 前記制御手段に電源を供給する電源供給手段を備え、 前記制御手段は、前記電源供給手段から電源が供給され
    て作動を開始すると、前記温度検出手段の検出した温度
    に基づいて、その作動を開始した時点で前記計時手段の
    計測した時間を補正することを特徴とする電子制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電子制御装置におい
    て、 前記制御手段は、周囲温度の変化に関わらずに正確な時
    間を計測する内部計時手段を備え、前記電源供給手段か
    ら電源が供給されて作動を開始した後には、前記計時手
    段の計測した時間を、当該内部計時手段の計測した時間
    に基づいて一定時間毎に補正することを特徴とする電子
    制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電子制御装置におい
    て、 前記制御手段は、前記温度検出手段の検出した温度変化
    による前記計時手段の計測誤差を補正するための補正係
    数から成る補正データテーブルを備え、前記起動手段か
    ら電源が供給されて作動すると、当該補正データテーブ
    ルを参照し、前記温度検出手段の検出した温度に対応す
    る補正係数を求め、その補正係数と、前記計時手段の前
    記設定時間とを乗算して得た時間と、前記計時手段が出
    力した前回の起動信号に従って前記起動手段から電源供
    給がなされて作動した時点における前記計時手段の計測
    した時間とを加算し、その加算して得た時間を現在時間
    として前記計時手段の計測時間の補正を行うことを特徴
    とする電子制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の電子制御装置におい
    て、 前記制御手段は、前記温度検出手段の検出した温度変化
    による前記計時手段の計測誤差を補正するための補正係
    数から成る補正データテーブルを備え、前記電源供給手
    段から電源が供給されて作動を開始すると、当該補正デ
    ータテーブルを参照し、前記温度検出手段の検出した温
    度に対応する補正係数を求め、その作動を開始した時点
    で前記計時手段の計測した時間から、前記計時手段が出
    力した前回の起動信号に従って前記起動手段から電源供
    給がなされて作動した時点における前記計時手段の計測
    した時間を減算して得た時間と、前記補正係数とを乗算
    して得た時間と、前記前回の時点における前記計時手段
    の計測した時間とを加算し、その加算して得た時間を現
    在時間として前記計時手段の計測時間の補正を行うこと
    を特徴とする電子制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の電子制御装置におい
    て、 前記制御手段は、前記計時手段を前回補正したときの時
    間に、前記内部計時手段の計測した前記一定時間を加算
    して得た時間を現在時間として前記計時手段の計測時間
    の補正を行うことを特徴とする電子制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003139874A (ja) * 2001-10-30 2003-05-14 Denso Corp 電子制御装置
US6879892B2 (en) 2002-01-11 2005-04-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electronic control system and method thereof
US7136780B2 (en) 2003-07-02 2006-11-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abnormality diagnosis apparatus for automatic activation timer circuit
JP2013151288A (ja) * 2013-03-21 2013-08-08 Yazaki Corp 制御装置
JP7503018B2 (ja) 2021-03-30 2024-06-19 本田技研工業株式会社 車載電子システム、車両、制御方法、及びプログラム

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