JP3493229B2 - 移植機の補助ソリ付フロート - Google Patents
移植機の補助ソリ付フロートInfo
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- JP3493229B2 JP3493229B2 JP27372794A JP27372794A JP3493229B2 JP 3493229 B2 JP3493229 B2 JP 3493229B2 JP 27372794 A JP27372794 A JP 27372794A JP 27372794 A JP27372794 A JP 27372794A JP 3493229 B2 JP3493229 B2 JP 3493229B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロートにより均され
た地面に苗を植付ける移植機における補助ソリ付フロー
トに関する。
た地面に苗を植付ける移植機における補助ソリ付フロー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水田に苗を植付ける田植機のフロ
ートは植付け条に合わせて適当数のT字型をしたフロー
トを所定間隔をおいて備えている。そしてこのフロート
の先端部の両側に均し面積を拡張するための補助ソリを
突設したものが知られている。
ートは植付け条に合わせて適当数のT字型をしたフロー
トを所定間隔をおいて備えている。そしてこのフロート
の先端部の両側に均し面積を拡張するための補助ソリを
突設したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の補
助ソリ付フロートは、機体の走行に伴ってこのフロート
と補助ソリの前方で押動される圃場面の水と軟らかい泥
土が補助ソリの外側から側方に大きく押し流されるよう
に排水されている。従って、フロート先端の後方で植付
爪によって植付けられる苗がこの排出流によって押し倒
されたり、植付け状態を乱す等の欠点があり、特に既植
付苗条側にある補助ソリは、既植付苗列に対し勢いよく
排出流を押流して作用させて苗を押し倒したり、バラケ
させる等の問題があった。
助ソリ付フロートは、機体の走行に伴ってこのフロート
と補助ソリの前方で押動される圃場面の水と軟らかい泥
土が補助ソリの外側から側方に大きく押し流されるよう
に排水されている。従って、フロート先端の後方で植付
爪によって植付けられる苗がこの排出流によって押し倒
されたり、植付け状態を乱す等の欠点があり、特に既植
付苗条側にある補助ソリは、既植付苗列に対し勢いよく
排出流を押流して作用させて苗を押し倒したり、バラケ
させる等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記従来の装置が持つ問
題点を解消するための本発明の移植機の補助ソリ付フロ
ートは、走行機体に適数のソリ状のフロートと、このフ
ロートにより均平された地面に苗を植付ける植付体を備
えた移植機において、前記フロートの前方に形成される
ソリ面の前方で且つ側方に補助ソリ50を設け、この補
助ソリ0に形成されるソリ面の側縁とフロートのソリ面
との間に導水間隙Hを形成し、この導水間隙Hからフロ
ートで押動される水流を補助ソリ50の後方に導水案内
可能に構成している。
題点を解消するための本発明の移植機の補助ソリ付フロ
ートは、走行機体に適数のソリ状のフロートと、このフ
ロートにより均平された地面に苗を植付ける植付体を備
えた移植機において、前記フロートの前方に形成される
ソリ面の前方で且つ側方に補助ソリ50を設け、この補
助ソリ0に形成されるソリ面の側縁とフロートのソリ面
との間に導水間隙Hを形成し、この導水間隙Hからフロ
ートで押動される水流を補助ソリ50の後方に導水案内
可能に構成している。
【0005】また、前記適数のソリ状のフロートを、中
央フロート14とその両側に配置した側部フロート14
sとで構成し、中央フロート14と側部フロート14s
との間に設ける補助ソリ50を、中央フロート14と側
部フロート14sとの間に形成された水流路Aと略同巾
に形成して、前記中央フロート14の前部両側に一体的
に取付けると共に、前記中央フロート14を植付け深さ
を設定するための感知フロートに構成している。
央フロート14とその両側に配置した側部フロート14
sとで構成し、中央フロート14と側部フロート14s
との間に設ける補助ソリ50を、中央フロート14と側
部フロート14sとの間に形成された水流路Aと略同巾
に形成して、前記中央フロート14の前部両側に一体的
に取付けると共に、前記中央フロート14を植付け深さ
を設定するための感知フロートに構成している。
【0006】更に、補助ソリ50の中央部に水流を案内
し、補強を兼ねるガイド56を設けることによってフロ
ートから側方に排出されてこの補助ソリ50上を流れる
水流を円滑に後方に流すことが可能となる。
し、補強を兼ねるガイド56を設けることによってフロ
ートから側方に排出されてこの補助ソリ50上を流れる
水流を円滑に後方に流すことが可能となる。
【0007】
【作 用】以上の構成により、走行移植作業時におい
て、フロート14,14sの前部で押動される水は、こ
のフロート14,14sと補助ソリ50との間に形成さ
れる導水間隙Hを通り、補助ソリ50上で勢いを弱めら
れた状態で後方に指向する排出流となってフロート1
4,14s間に形成される水流路Aに向けて良好に排出
されるので、植付苗の押し倒しを防止することができ
る。
て、フロート14,14sの前部で押動される水は、こ
のフロート14,14sと補助ソリ50との間に形成さ
れる導水間隙Hを通り、補助ソリ50上で勢いを弱めら
れた状態で後方に指向する排出流となってフロート1
4,14s間に形成される水流路Aに向けて良好に排出
されるので、植付苗の押し倒しを防止することができ
る。
【0008】フロートは中央フロート14と、その両隣
側に側部フロート14sを配置し、中央フロート14と
側部フロート14sとの間に水流路Aを形成している
が、この水流路Aと略同幅に形成した補助ソリ50の上
面を流水させることができるために横向きに水を排除し
て既植付苗を倒すようなことはない。また、補助ソリ5
0により植付け深さ設定用の面積を拡大させて感知性能
を向上させることができる。
側に側部フロート14sを配置し、中央フロート14と
側部フロート14sとの間に水流路Aを形成している
が、この水流路Aと略同幅に形成した補助ソリ50の上
面を流水させることができるために横向きに水を排除し
て既植付苗を倒すようなことはない。また、補助ソリ5
0により植付け深さ設定用の面積を拡大させて感知性能
を向上させることができる。
【0009】
【実 施 例】次に図面を参照して本発明の一実施例を
説明する。前輪1と後輪2を有する本機の主フレーム3
の前部に、エンジン4、ミッションケース及び運転盤5
を設け、その後部には運転席6を配設してあり、前記主
フレーム3の後部には、代掻可能に砕土作用を行うカゴ
型のローター7及び植付装置8をトップリンク9と左右
のロアリンク10,10及び油圧シリンダにより昇降す
るように連結してある。
説明する。前輪1と後輪2を有する本機の主フレーム3
の前部に、エンジン4、ミッションケース及び運転盤5
を設け、その後部には運転席6を配設してあり、前記主
フレーム3の後部には、代掻可能に砕土作用を行うカゴ
型のローター7及び植付装置8をトップリンク9と左右
のロアリンク10,10及び油圧シリンダにより昇降す
るように連結してある。
【0010】前記植付装置8は、従来の乗用田植機と同
様に前記ミッションケースにより分配された動力が自在
継手を有する中間軸8aを介して伝動ケース11に伝達
され、それが左右の複数個の植付伝動ケース12・・に
更に分配され、各植付伝動ケース12はその後部両側に
装着された植付体13を駆動している。そしてそれらの
植付体13・・の前部には横方向に往復動する苗載台1
5を設け、前記各植付伝動ケース12・・の下方には中
央フロート14と、これの両側に並行に配置した側部フ
ロート14s・・をそれぞれ後部を中心として上下傾動
するように装着してある。
様に前記ミッションケースにより分配された動力が自在
継手を有する中間軸8aを介して伝動ケース11に伝達
され、それが左右の複数個の植付伝動ケース12・・に
更に分配され、各植付伝動ケース12はその後部両側に
装着された植付体13を駆動している。そしてそれらの
植付体13・・の前部には横方向に往復動する苗載台1
5を設け、前記各植付伝動ケース12・・の下方には中
央フロート14と、これの両側に並行に配置した側部フ
ロート14s・・をそれぞれ後部を中心として上下傾動
するように装着してある。
【0011】なお、この実施例においては中央フロート
14と2個の側部フロート14sとからなる三フロート
型に構成されている。即ち、図3に示すように平面視形
状をT字型に形成したフロート14,14s・・が、そ
の後方中途部を伝動ケース12から下向きに突設させた
取付杆12aに取付ピン14bを介して回動可能に枢支
するとともに、先端部位を屈折リンク12cを介して伝
動ケース12に対して上下に揺動可能に取り付けてい
る。
14と2個の側部フロート14sとからなる三フロート
型に構成されている。即ち、図3に示すように平面視形
状をT字型に形成したフロート14,14s・・が、そ
の後方中途部を伝動ケース12から下向きに突設させた
取付杆12aに取付ピン14bを介して回動可能に枢支
するとともに、先端部位を屈折リンク12cを介して伝
動ケース12に対して上下に揺動可能に取り付けてい
る。
【0012】そして、植付幅中央に配置した中央フロー
ト14は感知フロートであって、その先端部位に作動片
14dを設け、植付け深さコントロール用の制御装置か
ら延設された作動杆14eと連結することにより、前記
中央フロート14の上下動を制御装置に伝えて植付装置
8の高さを所望に制御することができるように構成して
いる。
ト14は感知フロートであって、その先端部位に作動片
14dを設け、植付け深さコントロール用の制御装置か
ら延設された作動杆14eと連結することにより、前記
中央フロート14の上下動を制御装置に伝えて植付装置
8の高さを所望に制御することができるように構成して
いる。
【0013】前記各フロート14,14sのT字型先端
のソリ面14a部分には、図2〜4に示す補助ソリ50
がそれぞれ取付腕51及び取付ボルト52によって着脱
可能に取り付けられ、以下の構成によって設けられてい
る。即ち、植付幅両外側に配置されている側部フロート
14sの広幅な均し部14nの外側面には、既取付苗条
に近接する方向に突出する幅狭な補助ソリ50を配置し
ている。
のソリ面14a部分には、図2〜4に示す補助ソリ50
がそれぞれ取付腕51及び取付ボルト52によって着脱
可能に取り付けられ、以下の構成によって設けられてい
る。即ち、植付幅両外側に配置されている側部フロート
14sの広幅な均し部14nの外側面には、既取付苗条
に近接する方向に突出する幅狭な補助ソリ50を配置し
ている。
【0014】そして中央フロート14の均し部14n両
側方には、相隣るサイドのフロート14の均し部14n
側方間に形成される水流路A幅間に、略同幅となるよう
に設置される広幅な補助ソリ50を配設している。これ
らの各補助ソリ50は側面視において、各フロート14
のソリ面14aのソリ形状に沿うように湾曲状に曲成し
たソリ面53となし、両ソリ面14aと53とは異なる
曲面に形成してあるから、これらのソリ面14aと53
との間に導水間隙Hが形成されている。
側方には、相隣るサイドのフロート14の均し部14n
側方間に形成される水流路A幅間に、略同幅となるよう
に設置される広幅な補助ソリ50を配設している。これ
らの各補助ソリ50は側面視において、各フロート14
のソリ面14aのソリ形状に沿うように湾曲状に曲成し
たソリ面53となし、両ソリ面14aと53とは異なる
曲面に形成してあるから、これらのソリ面14aと53
との間に導水間隙Hが形成されている。
【0015】また、補助ソリ50の央部には図4(A,
B)に示すように、その中央位置に導水面55の上方に
向けて突条となるガイド56を突出形成している。この
ガイド56により補助ソリ50を薄板で剛性の高い軽量
化構造にするとともに、この補助ソリ50の両側導水間
隙Hから流れ込む水を導水面55上で規制案内し、この
ガイド56で水流を減速させながら後方の水流路Aに向
けて矢印で示すように整流しながら良好に導水排出する
ようにしている。
B)に示すように、その中央位置に導水面55の上方に
向けて突条となるガイド56を突出形成している。この
ガイド56により補助ソリ50を薄板で剛性の高い軽量
化構造にするとともに、この補助ソリ50の両側導水間
隙Hから流れ込む水を導水面55上で規制案内し、この
ガイド56で水流を減速させながら後方の水流路Aに向
けて矢印で示すように整流しながら良好に導水排出する
ようにしている。
【0016】なお、植付部8の植付体13により植付け
られる苗は、中央フロート14と側部フロート14sの
前方の均し部14nの後方で幅狭な滑走部14kの側方
植付け部位Bにおいて均平状に均された地表に植付けら
れる。また、この代掻同時植付機に併設した施肥装置
は、図1に示すように左右の肥料タンク36、サクショ
ンホース37、複数の吐出口を有していて前記後輪駆動
軸19により変速装置を介して駆動されるポンプ38、
複数のホース39、その途中に介装したインジケータ及
び各ホース39の後端に接続されていて土中に施肥する
複数の施肥管41等により構成されている。
られる苗は、中央フロート14と側部フロート14sの
前方の均し部14nの後方で幅狭な滑走部14kの側方
植付け部位Bにおいて均平状に均された地表に植付けら
れる。また、この代掻同時植付機に併設した施肥装置
は、図1に示すように左右の肥料タンク36、サクショ
ンホース37、複数の吐出口を有していて前記後輪駆動
軸19により変速装置を介して駆動されるポンプ38、
複数のホース39、その途中に介装したインジケータ及
び各ホース39の後端に接続されていて土中に施肥する
複数の施肥管41等により構成されている。
【0017】前記装置を操作して代掻同時植付を行う場
合は、耕起した圃場に浅めの灌水をした状態で圃場に乗
り入れる。そしてリフトレバー20及び調節レバー30
を操作してローター7の高さ調節し、ローター7及び植
付装置8を駆動しながらローター7の下部が田面に浅く
侵入し、フロート14,14s・・が接地するように下
降させて本機を走行させる。
合は、耕起した圃場に浅めの灌水をした状態で圃場に乗
り入れる。そしてリフトレバー20及び調節レバー30
を操作してローター7の高さ調節し、ローター7及び植
付装置8を駆動しながらローター7の下部が田面に浅く
侵入し、フロート14,14s・・が接地するように下
降させて本機を走行させる。
【0018】すると、ローター7が耕起された土壌の表
層部分を代掻し、その後方で、中央フロート14,側部
フロート14s及び補助ソリ装置5を介して地表の均平
化を行い、植付装置8の植付体13・・は苗載台15内
のマット状苗を1株分づつ掻き取って均された圃場に良
好に植付ける。このとき、機体の植付け走行に伴い地面
を押接して滑走する中央フロート14,側部フロート1
4sと、前方の側方に設けた補助ソリ50の各ソリ面1
4aと53の前方には水及び泥土を含む泥水がよどみな
がら押動される。
層部分を代掻し、その後方で、中央フロート14,側部
フロート14s及び補助ソリ装置5を介して地表の均平
化を行い、植付装置8の植付体13・・は苗載台15内
のマット状苗を1株分づつ掻き取って均された圃場に良
好に植付ける。このとき、機体の植付け走行に伴い地面
を押接して滑走する中央フロート14,側部フロート1
4sと、前方の側方に設けた補助ソリ50の各ソリ面1
4aと53の前方には水及び泥土を含む泥水がよどみな
がら押動される。
【0019】この泥水はフロート14の側方から勢いよ
く斜め側方に向けて流れ出ようとするが、これらの水は
補助ソリ50で押動されてその側方から流れ出る水と図
2に矢印で示すように合流されて勢いを弱められなが
ら、この補助ソリ50との間に形成される導水間隙Hを
通って補助ソリ50の導水面55上に至り、さらに勢い
を弱められた状態で補助ソリ50の後方に導水案内し排
出される。
く斜め側方に向けて流れ出ようとするが、これらの水は
補助ソリ50で押動されてその側方から流れ出る水と図
2に矢印で示すように合流されて勢いを弱められなが
ら、この補助ソリ50との間に形成される導水間隙Hを
通って補助ソリ50の導水面55上に至り、さらに勢い
を弱められた状態で補助ソリ50の後方に導水案内し排
出される。
【0020】即ち、水流路Aの間に設置されている補助
ソリ50は、その両側の導水間隙Hから排出され流入し
てきた左右の水流が、補助ソリ50の上面の導水面55
上で互いにぶつかり合うように合流されることにより、
側方への流れ力を失い、後方の水流路A部分に適確に排
水されることになる。従って、植付部位Bに植付けられ
た既植付苗を水流によって押し倒すようなことがない。
ソリ50は、その両側の導水間隙Hから排出され流入し
てきた左右の水流が、補助ソリ50の上面の導水面55
上で互いにぶつかり合うように合流されることにより、
側方への流れ力を失い、後方の水流路A部分に適確に排
水されることになる。従って、植付部位Bに植付けられ
た既植付苗を水流によって押し倒すようなことがない。
【0021】また、側部フロート14sの外側方に設置
された補助ソリ50上においても前述のものと同様にこ
の側部フロート14sにより押動された水流は、両者間
に形成される導水間隙Hを通過する際、及び導水面55
上において勢いを弱められて後方に誘導排出される。従
って、既植付苗条に対し上記水流を直接的に及ぼすこと
による悪影響を回避することができる。
された補助ソリ50上においても前述のものと同様にこ
の側部フロート14sにより押動された水流は、両者間
に形成される導水間隙Hを通過する際、及び導水面55
上において勢いを弱められて後方に誘導排出される。従
って、既植付苗条に対し上記水流を直接的に及ぼすこと
による悪影響を回避することができる。
【0022】なお、前記補助ソリ50で押動される水
は、この補助ソリ50が幅狭であることにより少量で弱
い水流であるとともに、導水間隙Hを通過する水流にお
おむね合流吸収されるので、その影響は認められない。
また、前記ガイド56はその高さが高い程効果的ではあ
るが、必ずしも必要としない。前記した均し植付け作業
において、植付け制御の感知を行う中央フロート14は
その前部両側に補助ソリ50を一体的に形成しているの
で、簡単且つ軽量化構造によって受圧面積を容易に拡大
することができるものであるから、精度のよい感知を簡
単に行ことができ、良好な植付作業を高性能に行うこと
ができる。
は、この補助ソリ50が幅狭であることにより少量で弱
い水流であるとともに、導水間隙Hを通過する水流にお
おむね合流吸収されるので、その影響は認められない。
また、前記ガイド56はその高さが高い程効果的ではあ
るが、必ずしも必要としない。前記した均し植付け作業
において、植付け制御の感知を行う中央フロート14は
その前部両側に補助ソリ50を一体的に形成しているの
で、簡単且つ軽量化構造によって受圧面積を容易に拡大
することができるものであるから、精度のよい感知を簡
単に行ことができ、良好な植付作業を高性能に行うこと
ができる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る移植機の補助ソリ付フロー
トは、走行機体に適数のソリ状のフロートと、このフロ
ートにより均平された地面に苗を植付ける植付体を備え
た移植機において、前記フロートの前方に形成されるソ
リ面の前方で且つ側方に補助ソリ50を設け、この補助
ソリ50に形成されるソリ面の側縁とフロートのソリ面
との間に導水間隙Hを形成し、この導水間隙Hからフロ
ートで押動される水流を補助ソリ50の後方に導水案内
可能にしてある。
トは、走行機体に適数のソリ状のフロートと、このフロ
ートにより均平された地面に苗を植付ける植付体を備え
た移植機において、前記フロートの前方に形成されるソ
リ面の前方で且つ側方に補助ソリ50を設け、この補助
ソリ50に形成されるソリ面の側縁とフロートのソリ面
との間に導水間隙Hを形成し、この導水間隙Hからフロ
ートで押動される水流を補助ソリ50の後方に導水案内
可能にしてある。
【0024】従って、フロートの前方において押動され
る水流は、フロートのソリ面と補助ソリ50との間に形
成された導水間隙Hから補助ソリ50に誘導案内され
て、後方の水流路Aに向けて適確に排水することができ
るので、植付けられた苗等の押し倒し等を防止できる。
本発明の補助ソリは簡単な構成であるが、このように良
好な移植作業を行うことができる。
る水流は、フロートのソリ面と補助ソリ50との間に形
成された導水間隙Hから補助ソリ50に誘導案内され
て、後方の水流路Aに向けて適確に排水することができ
るので、植付けられた苗等の押し倒し等を防止できる。
本発明の補助ソリは簡単な構成であるが、このように良
好な移植作業を行うことができる。
【0025】また、フロートを水流路を介して複数設置
するとともに、相隣り合うフロート間に、前記水流路A
と略動幅となる補助ソリ50を中央フロートに設けるこ
とによって、両側部フロートによって生ずる押動水流
を、補助ソリ50上で合流させて後方に向けて良好に誘
導案内することができる。更に、複数列に設置されるフ
ロートのうち、中央フロート14に補助ソリ50を一体
的に取付けるとともに、この中央フロート14を植付け
深さ設定用の感知フロートに構成することができる。
するとともに、相隣り合うフロート間に、前記水流路A
と略動幅となる補助ソリ50を中央フロートに設けるこ
とによって、両側部フロートによって生ずる押動水流
を、補助ソリ50上で合流させて後方に向けて良好に誘
導案内することができる。更に、複数列に設置されるフ
ロートのうち、中央フロート14に補助ソリ50を一体
的に取付けるとともに、この中央フロート14を植付け
深さ設定用の感知フロートに構成することができる。
【0026】これにより、補助ソリ50は、植付幅中央
部位の中央フロート14と一体的に上下し、中央フロー
ト14の受圧面を拡大させ、植付け深さ設定用の感知作
用を向上させることができるので、良好な植付作業を高
性能に行なうことができる。また、補助ソリ50が感知
用のフロートを兼ねることにより構造が簡単で、軽量且
つ廉価な装置を提供することができる。
部位の中央フロート14と一体的に上下し、中央フロー
ト14の受圧面を拡大させ、植付け深さ設定用の感知作
用を向上させることができるので、良好な植付作業を高
性能に行なうことができる。また、補助ソリ50が感知
用のフロートを兼ねることにより構造が簡単で、軽量且
つ廉価な装置を提供することができる。
【図1】本発明実施例に係る移植機の側面図である。
【図2】フロート部の平面図である。
【図3】図2を拡大して示す側面図である。
【図4】(A)は補助ソリの斜視図、(B)は同断面図
である。
である。
7 ローター 50 補助ソリ
8 植付装置 53 橇面
13 植付体 56 ガイド
14 中央フロート 14s 側部フ
ロート A 水流路 14a ソリ面 H 導水間隙
ロート A 水流路 14a ソリ面 H 導水間隙
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 小松 仁
島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番
地1 三菱農機株式会社内
(56)参考文献 特開 平6−141637(JP,A)
特開 平4−252106(JP,A)
実開 昭58−155924(JP,U)
実開 昭60−51928(JP,U)
実開 昭57−167622(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A01C 11/02
Claims (3)
- 【請求項1】 走行機体に適数のソリ状のフロートと、
このフロートにより均平された地面に苗を植付ける植付
体を備えた移植機において、前記フロートの前方に形成
されるソリ面の前方で且つ側方に補助ソリ50を設け、
この補助ソリ0に形成されるソリ面の側縁とフロートの
ソリ面との間に導水間隙Hを形成し、この導水間隙Hか
らフロートで押動される水流を補助ソリ50の後方に導
水案内可能にした移植機の補助ソリ付フロート。 - 【請求項2】 前記適数のソリ状のフロートを、中央フ
ロート14とその両側に配置した側部フロート14sと
で構成し、中央フロート14と側部フロート14sとの
間に設ける補助ソリ50を、中央フロート14と側部フ
ロート14sとの間に形成された水流路Aと略同巾に形
成して、前記中央フロート14の前部両側に一体的に取
付けると共に、前記中央フロート14を植付け深さ設定
用の感知フロートに構成した請求項1記載の移植機の補
助ソリ付フロート。 - 【請求項3】 補助ソリ50の中央部に水流を案内する
ための突条からなるガイド56を設けてある請求項1記
載の移植機の補助ソリ付フロート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27372794A JP3493229B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 移植機の補助ソリ付フロート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27372794A JP3493229B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 移植機の補助ソリ付フロート |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08130946A JPH08130946A (ja) | 1996-05-28 |
JP3493229B2 true JP3493229B2 (ja) | 2004-02-03 |
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ID=17531727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP27372794A Expired - Fee Related JP3493229B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 移植機の補助ソリ付フロート |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3493229B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP27372794A patent/JP3493229B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH08130946A (ja) | 1996-05-28 |
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