JP3264802B2 - 施肥移植機 - Google Patents

施肥移植機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施肥と同時に植付
作業を行う施肥移植機における施肥具及びフロートの取
付け支持機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、施肥と同時に植付け作業を行う施
肥移植機の施肥具は、植付装置を地面に滑走させるフロ
ートに対して一体的に取付けられており、植付装置の後
部で植付運動する植付体によって植付けられる苗の側方
にペースト状の肥料等を筋状又は点播状に施肥するよう
に構成してある。そしてこのフロートは、圃場面の凹凸
に沿って上下傾動可能に滑走するように植付機枠、即ち
プランタケースに取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記フロートに施肥ノ
ズルを上下調節自在に直接取付けた装置においては、植
付深さ調節をフロートの上下で行ない、施肥深さ調節を
フロートに対してノズルを上下させて行なうようになっ
ている。この植付装置において植付深さ調節と施肥深さ
調節との関係を見ると、植付深さ調節を行うとフロート
の上下に追従して、施肥ノズルもフロートと一体的に上
下しており、従って施肥深さは、フロートに対するノズ
ル調節で決めた位置で一定となる。
【0004】また、プランタケース(植付機枠)に施肥
ノズルを取付けた装置の場合の植付深さ調節はフロート
を上下させて行い、更に施肥深さ調節は機枠に対してノ
ズルを上下して行うものがある。この装置において植付
深さ調節と施肥深さ調節との関係を見ると、フロートの
上下に施肥ノズル位置の上下を連動させていない。従っ
て植付深さを浅くすると施肥深さも浅くなって施肥した
肥料が表層から流出するおそれがある。また、植付深さ
を変更すると、施肥深さの方も調節する必要が生ずるた
めに作業性が悪いという問題がある。
【0005】また、施肥具は通常はかなり大きな土壌抵
抗を受けるが、このような場合は、前記フロートを前傾
下降させて土の前押しを生じたり、円滑な滑走に支障を
きたして良好な施肥植付作業ができないという欠点があ
り、特に前者の公知技術においては問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
A)植付装置に施肥具を併設した施肥移植機において、
植付深さ調整に連動して施肥具を上下位置に変更自在に
連繋し、植付深さを深い方へ調整した時に、施肥具の先
端位置の上昇量をフロートの上昇量よりも小さくしてフ
ロートに対して施肥具の先端位置を下方に移動するよう
に構成した施肥移植機を提供する。 B)走行機体1に装着された植付装置4のフロート5
を、植付部機枠40側に回動操作可能に枢支した支持杆
71の端部に揺動自在に支持して苗の植付深さ調整を行
うようにした施肥移植機において、 前記支持杆71の
中途部に取付ベース7の中途部を枢支し、この取付ベー
ス7の一側に施肥具6を取付けるとともに、その他側を
前記植付部機枠40側から支持杆7と平行状に枢支し
た補助支持杆72に枢支させ、前記支持杆71を回動操
作してフロート5を上昇又は下降させ植付深さ調整をし
たとき、前記施肥具6を同方向に連動させて施肥深さを
調整するようにした施肥移植機を提供する。 C)取付ベース7を支持杆71及び補助支持杆72に高
さ調整可能に取付けた施肥移植機を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面に示す代
掻同時植付機(施肥移植機)Aに適用した例にいて説明
する。図1に示すように前輪1aと後輪1bを有する走
行機体1の前部にエンジン1eとミッションケース1m
を配置し、その後部に運転席2を設け、更に走行機体1
の後部には代掻きができるような砕土作用を行うカゴ型
のローター3と植付装置4を、トップリンクと左右のロ
アリンク及び油圧シリンダ等からなる昇降リンク機構1
sで連結して昇降するようになっている。
【0008】前記植付装置4は、従来の乗用田植機と同
様にミッションケース1mにより分配された動力を自在
継手を有する中間軸1gを介して植付部機枠40を構成
する伝動ケース4a(ドライブケース)に伝達し、それ
が左右の複数個の植付伝動ケース4b(プランタケー
ス)・・に更に分配し、各植付伝動ケース4bはその後
部に装着された植付体4cを駆動するようになってい
る。
【0009】この植付体4cは苗を掻き取り挟持して植
付軌跡K(図2)を描いて苗を圃場の地面に植付ける。
そしてそれらの植付体4c・・の前部には横方向に往復
動する苗載台41を配置し、更に前記各植付伝動ケース
4b・・の下方には取付ベース7を介してフロート5・
・を、それぞれ後述する「深さ調節機構F」を介して昇
降及び上下傾動して植付深さを調節できるように構成さ
れている。
【0010】また、この代掻同時植付機Aに併設した施
肥装置は、肥料タンク6a内の液状肥料をサクションホ
ース6bを介してポンプ6c(複数の吐出口を持ち、機
体に設けた変速装置を介して駆動されるようになってい
る)に供給して加圧分配し、インジケータ等の付属器具
を経由して複数のホース6dの端部に設けてあるノズル
状の施肥具6より土中に吐出して施肥するようになって
いる。
【0011】次に深さ調節機構Fは、図2〜図4に示す
ように、植付伝動ケース4bに枢支した操作レバー78
によって端部を上下回動される支持杆71の基部を上記
植付伝動ケース4bに支持軸7sで回動可能に枢支して
いる。そしてこの支持杆71の下端部にフロート5に設
けた取付ブラケット50を取付ピン7cを介してフロー
ト5が上下昇降及び前後傾動するように支持している。
【0012】また、上記支持杆71の中途部に開設した
取付孔には、前端部に施肥具6(ノズル)を取付けるた
めの取付ベース7の中途部に設けた取付孔7aに取付ピ
ン7pを挿通して連結する。そしてこの取付ベース7の
後端部に設けた取付孔7bには、植付伝動ケース4bに
取付ピン4pで枢支され、前記支持杆71と平行して後
退状態に傾斜するターンバックル状の長さ調節可能な補
助支持杆72の下端部に取付ピン7dを介して連結支持
している。
【0013】そして施肥具6はそのノズル管の中途部に
形成された取付板6aを取付軸62の両端部に固着した
取付片62bに対し、取付ボルト6bを介して取付角度
調節可能に位置決め固定されている。なお、前記取付ベ
ース7は図3に示すように2本の平板部材によってフロ
ート5上に設けた取付ブラケット50の両側に位置する
間隔を有し、その先端部位を取付筒76で互いに固着し
て一体的に枠組み形成している。
【0014】一方、支持杆71を固着した支持軸7sに
は上端部に長孔71aを穿設した受動片71bが一体的
に固着されており、この長孔71a内に操作レバー78
の他端に設けた作動片78aの作動ピン78bを嵌合さ
せている。また、取付軸62の両端に取付けた施肥具6
は、この取付軸62に前方に向けて突設した支腕62a
と、取付筒76から突設させた支腕76a間に設置され
るスプリングSを有する支持調節機構65aによって、
取付軸62を中心として上下に位置決め調節を行うよう
に装着してある。
【0015】従って、植付体4cで植付けられる苗の側
方において施肥高さをフロート5aの上下に殆ど関係な
く単独に選択調整することができ、これによって設定の
深さに自由に位置決め調節を行うことを可能にしてい
る。以上のように構成された深さ調節機構Fを介して支
持したフロート5と施肥具6は、取付ベース7及びフロ
ート5を支持する支持杆71(図2)に一体的に延設さ
れる操作レバー78を、レバーガイド79に沿ってその
取付軸40aを中心に傾動操作することにより上下高さ
を変更可能にすることができ、フロート5と施肥具6の
両方の高さを変え、植付深さを簡単、且つ容易に調節す
ることができる。
【0016】また、前記のように取付け構成したフロー
ト5のうち、図3に示す中央側のフロート5の先端部に
作動片55を設けており、この作動片55と走行機体1
側に設置された図示しない植付深さ制御装置とリンク、
ロッド等の連繋具を介して連結しており、このフロート
5の動きを利用して植付深さを制御する装置のコントロ
ール用の感知フロートとしている。
【0017】即ち、本発明においては従来の植付装置と
は異なって、施肥具6をフロート5とは別体である植付
部機枠40側に、取付ベース7を介して独立的に取付け
て構成している。従って、機体の走行中にこの施肥具6
が大きな土壌抵抗を受けることがあっても、このフロー
ト5にその抵抗力の影響を少なくすることができるの
で、このフロート5は圃場面を良好に滑走することがで
きて、地面の凹凸を正確に感知しながら良好な植付深さ
の自動制御を行うことができる。
【0018】また、施肥具6そのものもフロート5
(5,5a)から独立して支持されていることから、こ
のフロート5の前後傾動に影響されることなく、所定深
さの施肥作業を良好に行うことができる特徴がある。ま
た、取付ベース7の底面70(図4−B)は側面視でフ
ロート5前方側を最下端として、前後方向の底面70が
図5に示すように上方に傾斜位置するように屈曲形成し
ている。
【0019】このように底面70の後方を上方に位置さ
せて形成することによって取付孔7aを中心に前後が上
下に傾動回動するフロート5の作動量を充分に確保でき
る。また、この底面70をフロート5のストッパーとし
て作用させることができ、フロート5が圃場面の凸凹に
沿って必要以上に傾斜することが起因する泥土の前押し
等を防止でき、このフロート5による走行抵抗を抑制し
ながら円滑な走行ができる。
【0020】なお、前記フロート5の最大傾動規制手段
は、この取付ベース7の前後端の底面にフロート5の上
面が接当することにより行うようにしており、その接当
位置の調節は長さを調節できる補助支持杆72(図2)
によって行わせることが可能である。前述の装置を使用
して代掻同時施肥植付を行う場合には、 イ)耕起した圃場に浅めの灌水をした状態で代掻同時植
付機Aを圃場に乗り入れる。
【0021】ロ)代掻同時植付機Aの各操作レバーを操
作してローター3及び植付装置4を駆動しながらロータ
ー3の下部が田面に浅く侵入し、フロート5,5aが接
地するように下降させて植付機A本機を走行させる。 ハ)すると、ローター3は耕起された土壌の表層部分を
代掻するが、それよりも下層は耕起した団粒構造のまま
として残され、植付装置4の植付体4c・・は苗載台4
1内に支持されているマット状苗の下端から1株分ずつ
掻き取って表層代掻された圃場に植え付ける。
【0022】このとき、施肥具6の施肥深さを設定した
状態で、操作レバー78(図2)を操作してその位置で
レバーガイド79に係止させる。この状態になると図2
に示すように取付ベース7は植付部機枠40(プランタ
ーケース)に対して、リンク機構を構成している支持杆
71と補助支持杆72を介して所望の位置に位置決め固
定される。
【0023】このようにしてフロート5,5aの植付深
さを簡単に変更調節することができるとともに操作レバ
ー78による取付ベース7の上下操作によって施肥具6
の位置、即ち施肥深さを常に設定した施肥深さに施肥で
き、植付け作業と並行して施肥を良好に行うことができ
る。即ち、図2に示すフロート5と施肥具6とが下方に
調節されて植付体4cによる植付軌跡Kの下端部とが近
接した位置、即ち浅植姿勢から、図5に示すように操作
レバー78を上方に回動操作すると、作動ピン78bが
長孔71aを介して受動片71bを下方に押すことにな
り、その結果、支持杆71の先端部を支持軸7sを中心
に上方に回動させる。
【0024】この結果、この支持杆71の先端部に取着
されたフロート5は上昇し、前記植付軌跡Kの下端部と
の距離が離間することになり、苗を深く植付けることが
できる「深植姿勢」にすることができる。また、支持杆
71の中途部に連結された取付ベース7は、前記のよう
な深さ調節機構Fのリンク構成によって後端部を補助支
持杆72で規制支持された状態になっている。従って前
記支持杆71の回動量に対応して施肥具6を取付けるよ
うに前方に向けて延長された取付ベース7の先端部に対
して施肥具6の先端部を前記フロート5底面から下方に
離間させるように作動させる。
【0025】なお、この場合に前記深さ調節機構Fのリ
ンク比によって施肥具6先端の上昇量は図2点線で示す
ようにフロート5の上昇量よりも少し小さく作動する。
前記のように深さ調節機構Fの作用でノズル状の施肥具
6の吐出口を深植えされる苗の根部に位置に適切に供給
することができる。そしてこの施肥具6の先端を下方に
移動させ過ぎないで圃場の耕盤或いは耕盤部分に存在す
る土塊との接当を防止しながら、この施肥具6の保護を
図り、苗の活着性のよい良好な植付けと同時に施肥作業
を円滑に行なうことができる。
【0026】なお、前記実施例では本発明をローター3
を備えた掻込同時移植機について説明したが、これに限
ることなく、ローター3を有しない通常の移植機であっ
てもよく、また、施肥具6は一つの深さに施肥をする1
段施肥方式に限ることなく上下の異なる位置に施肥がで
きるように異なる位置に施肥具6を配置した2段施肥方
式のものであってもよい。
【0027】さらに、この施肥具6はペースト状肥料を
施肥するためにその形状をパイプ状として示したが、粒
状肥料等を施肥する場合には施肥具形状を任意に変更し
て用いることができる。また前記取付ベース7は、図
6、図7に示すように支持杆71並びに補助支持杆72
に対する取付位置を変更調節可能に設けることにより、
フロート5を昇降させて植付深さ調節を行なう際の、施
肥具6の上下によるフロート5の下面で形成される施肥
深さ位置を所望に調節することができる。
【0028】この場合には圃場の硬軟や土塊の存在程
度、或いは苗の品種及び育成具合等によって、植付けら
れる苗の深さに対する施肥位置を「浅植方向」側に、あ
るいは「深植方向」側に自由、且つ適切に調節施肥する
ことができ、苗の初期育成を効果的に行なうことができ
る特徴がある。即ち、前記深さ調節機構Fの取付ベース
7は、支持杆71及び補助支持杆72に取付ピン7p及
び取付ピン7dによって取付けられる前記実施形態と同
位置に開設された取付ベース7の取付孔7a,7b(図
4)に対し、それぞれ上下段に下取付孔7a1,7b1
並びに下取付孔7a2,7b2を斜め上下方向に平行状
に開設している。また支持杆71には上取付孔7p1,
中取付孔7p0,下取付孔7p2を設けるとともに、補
助支持杆72には上取付孔7d1,中取付孔7d0,下
取付孔7d2を設けている。
【0029】従って、上記取付ベース7の上取付孔7a
1を取付ピン7pを介して支持杆71の上取付孔7p1
に連結するとともに、一方の上取付孔7b1を取付ピン
7dを介して補助支持杆72の上取付孔7d1に連結し
たときは、施肥具6の上下移動量をフロート5の移動量
に対して少なくした状態で、植付深さ及び施肥深さの同
時作動を同方向に行なうことができる。
【0030】また、取付ベース7の下取付孔7a2をフ
ロート5の取付点である、支持杆71の取付孔7p2に
取付ピン7pで連結するとともに、一方の下取付孔7b
2を補助支持杆72の下取付孔7d2に取付ピン7dで
連結することにより、施肥具6は取付ベース7を介しフ
ロート5と略同量に上下作動をさせることができて植付
位置と施肥位置とを一定にすることができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明により、植付深さを上下
に調整すると施肥具も同時に上下位置に変更自在に連繋
し、植付深さを深い方へ調整すると施肥具の先端位置の
上昇量をフロートの上昇量よりも小さくしてフロートに
対して施肥具の先端位置を下方に移動するようにするこ
とにより、植付深さと同時に施肥位置を自動的に調整す
ることができ、植付深さを深い方へ調整しても施肥位置
が苗の側方より上方になることを防止し、施効性が妨げ
られることがなく、適正な深さに施肥をすることができ
る。また、施肥具の先端を下方に移動させ過ぎないの
で、圃場の耕盤或いは耕盤部分に存在する土塊との当接
を防止しながら施肥具の保護を図り、苗の活着性のよい
良好な植付けと円滑な施肥作業を行うことができる。
【0032】請求項2の発明により、施肥具の受ける土
壌抵抗によるフロートの前傾がなくなり、その結果、泥
土や泥水等の前押しがないので、フロートが地面を良好
に滑走するとともに、フロートが地面の凹凸によって傾
動する際に施肥具を作動させないので施肥位置を変動さ
せることなく植付同時施肥作業を良好に行なうことがで
きる。
【0033】また支持杆を回動操作してフロートを昇降
させ植付深調節をするとき、取付ベースは補助支持杆に
枢支された状態で、支持杆の中途部に連結されて上下動
するので、施肥具をフロートによる植付深調節方向と同
方向に施肥位置が調節され、適切に施肥することができ
る。請求項3の発明により、取付ベースを支持杆と補助
支持杆に取付位置を変更可能とすることができ、圃場の
状態或いは苗の状況等によってフロートの上下調節量に
対する施肥具の上下量を調節することができ、植付苗の
適正位置に良好に施肥することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移植機の1例を示す側面図である。
【図2】本発明実施形態の要部を示す側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】(A)は取付ベース及び施肥具の平面図、
(B)は(A)に示す施肥具の側面図である。
【図5】図2の装置の作用を示す側面図である。
【図6】(A)は取付ベースの別実施形態を示す側面
図、(B)は(A)の平面図である。
【符号の説明】
1 走行機体 4 植付装置 4b 植付伝動ケース(プランタケース) 4c 植付体 5 フロート 6 施肥具 7 取付ベー
ス 40 植付部機枠 71 支持杆 72 補助支持杆 78 操作レバ
ー F 深さ調節機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−164425(JP,U) 実開 平2−17017(JP,U) 実開 昭61−178826(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/00 302 A01C 15/00 - 23/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植付装置に施肥具を併設した施肥移植機
    において、 植付深さ調整に連動して施肥具を上下位置に変更自在に
    連繋し、植付深さを深い方へ調整した時に、施肥具の先
    端位置の上昇量をフロートの上昇量よりも小さくしてフ
    ロートに対して施肥具の先端位置を下方に移動するよう
    に構成した施肥移植機。
  2. 【請求項2】 走行機体1に装着された植付装置4のフ
    ロート5を、植付部機枠40側に回動操作可能に枢支し
    た支持杆71の端部に揺動自在に支持して苗の植付深さ
    調整を行うようにした施肥移植機において、 前記支持杆71の中途部に取付ベース7の中途部を枢支
    し、この取付ベース7の一側に施肥具6を取付けるとと
    もに、その他側を前記植付部機枠40側から支持杆7
    と平行状に枢支した補助支持杆72に枢支させ、前記支
    持杆71を回動操作してフロート5を上昇又は下降させ
    植付深さ調整をしたとき、前記施肥具6を同方向に連動
    させて施肥深さを調整するようにした施肥移植機。
  3. 【請求項3】 取付ベース7を支持杆71及び補助支持
    杆72に高さ調整可能に取付けた請求項2記載の施肥移
    植機。
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