JP3492201B2 - 把手取付構造 - Google Patents

把手取付構造

Info

Publication number
JP3492201B2
JP3492201B2 JP17307198A JP17307198A JP3492201B2 JP 3492201 B2 JP3492201 B2 JP 3492201B2 JP 17307198 A JP17307198 A JP 17307198A JP 17307198 A JP17307198 A JP 17307198A JP 3492201 B2 JP3492201 B2 JP 3492201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
bearing
locking
mounting structure
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17307198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000005085A (ja
Inventor
博昭 辻井
幸雄 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
Priority to JP17307198A priority Critical patent/JP3492201B2/ja
Publication of JP2000005085A publication Critical patent/JP2000005085A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3492201B2 publication Critical patent/JP3492201B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポット、炊飯器等
に適用可能な把手の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、把手取付構造として次のものが公
知である。
【0003】例えば、ポットの肩部材に一対の軸を形成
し、この軸を把手の両端部にそれぞれ形成した軸穴に回
転自在に係合するようにしたものがある(実公昭59―
31158号公報参照)。
【0004】また、把手の両端部に突起を形成し、この
突起をポット本体の貫通孔から挿入し、止め輪にて抜け
止めするようにしたものもある(特開平2―26871
1号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記い
ずれの取付構造であっても、ポットの各部品を組立てる
前に把手を組み付ける必要があり、組立て手順が制約さ
れる。また、予め把手を組み付けてから各部品を組立て
るのは、把手が回動自在に取り付けられていることとも
相俟って作業性が悪い。その上、把手が損傷し、取り替
える必要が生じた場合でも、一旦把手のみならず、他の
部品をも分解しなければならず、面倒である。
【0006】また、前記いずれの構造であっても、高い
強度を得ることは困難である。すなわち、前者では、軸
に形成した扇型の鍔部を軸穴の縁に係止しているので、
鍔部と軸穴の縁との係止面積を大きくするには限界があ
る。また、この係止状態は片当たりであるので、鍔部が
損傷しやすいという問題もある。一方、後者では、軸部
に係合される留め輪が線材等で形成されているので、把
手に作用する外力により変形しやすい。
【0007】そこで、本発明は、組付手順の制約を受け
ることなく簡単に組み付けることができ、取替えも容易
で、しかも十分な強度を備えた把手取付構造を提供する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、把手取付構造を、本体外面の
対称位置、又は、該本体に着脱可能で回転自在な略U字
形の把手の両端部のいずれか一方に、先端に鍔部を備え
た軸部を形成すると共に、残る他方に、前記軸部に係合
する挿通孔、及び、該挿通孔に連通する取付穴を備えた
軸受部を形成し、前記取付穴に取り付けた係合部材を、
前記軸部に係合させると共に、前記鍔部に当接させて軸
部から軸受部が脱落することを阻止する構成としたもの
である。
【0009】前記係合部材は弾性変形可能な係止部を備
える一方、前記軸受部は前記係止部が係脱可能な係止受
部を備えるようにすればよい。
【0010】前記係止部と係止受部との係止位置を、前
記軸受部と係合部材との間に形成される隙間を介して解
除可能な位置とすれば、把手の取替えを簡単に行わせる
ことが可能となる点で好ましい。
【0011】前記係止部材を、前記鍔部に当接して軸部
から軸受部が脱落することを阻止する形状の異なる第一
及び第二腕部を備えた構成とする一方、前記軸受部を、
前記第一及び第二腕部に対応する第一及び第二挿入凹部
を備えた構成とすれば、係合部材の軸受部への取付けを
係止部が係止受部に係止可能な一方向でのみ可能とでき
る点で好ましい。
【0012】また、前記係合部材を、前記把手のいずれ
の軸受部にも採用可能な同一形状とすれば、部品の共用
化が図れる点で好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に従って説明する。
【0014】図1は、本発明に係る把手取付構造を採用
したポットの正面図である。このポットは、本体1と蓋
体2とで構成され、本体1には略U字形の把手3が回動
自在に取り付けられている。この把手3に採用される取
付構造は、図2及び図3に示すように、前記本体1の上
方開口部に嵌合した肩部材1aの外面対称位置にそれぞ
れ一体化される軸部4と、把手3の両端部にそれぞれ形
成される軸受部5と、この軸受部5に取り付けられて前
記軸部4に係合する係合部材6とから構成されている。
【0015】前記各軸部4は、その中央部に環状係合溝
7を形成されることにより、本体側に円盤状の大径部
8、端面側に円盤状の鍔部9をそれぞれ有する構成とな
っている。
【0016】前記各軸受部5は円形で、把手3の肉厚よ
りも厚く形成されている。各軸受部5の中央部には前記
軸部4が挿通する挿通孔10が穿設されている。各軸受
部5には、その外周面から前記挿通孔10に連通する矩
形の取付穴12が形成されている。取付穴12の内面に
は、その一部が切り欠かれることにより係止凹部11が
形成されている。この取付穴12は、図4に示すよう
に、把手3が延びる方向とは直交する方向に開口してい
る。また、取付穴12は、軸受部5内の挿通孔10を超
える位置2箇所に第一及び第二挿入凹部13a,13b
を有している。両挿入凹部13a,13bの先端内面
は、先端に向かうに従って徐々に接近する方向に傾斜し
ており、第一挿入凹部13aは第二挿入凹部13bに比
べて長寸となっている。
【0017】前記係合部材6は略U字形で、第一及び第
二腕部14a,14bを備えている。両腕部14a,1
4bの幅寸法は、前記鍔部9の外径寸法よりも小さく、
軸部4の外面に沿うように形成されている。また、各腕
部14a,14bは前記各挿入凹部13a,13bに対
応し、第一腕部14aは第二腕部14bよりも長寸に形
成されている。係合部材6の一方の面には、略コ字形に
切り欠かれることにより舌片15が形成されている。舌
片15は、自由端側に向かうに従って徐々に突出する係
止爪16を備えている。なお、把手3の両端の軸受部5
に取り付けられる2つの係合部材6は全て同一形状に形
成されている。
【0018】前記把手3は、本体1及び蓋体2を組み立
てた後、次のようにして取り付けることができる。
【0019】すなわち、本体1の各軸部4に、把手3の
両端部の各軸受部5の挿通孔10を挿通する。これによ
り、軸部4の大径部8及び鍔部9はそれぞれ挿通孔10
の内周面を回転自在にガイドする。大径部8及び鍔部9
は外径寸法が大きく、全周に亘って挿通孔10の内面を
ガイドするため、支持状態は安定している。特に、大径
部8は本体1(肩部材1a)に直接固定される部分であ
るため、把手3からの外力に対して十分な強度を有す
る。
【0020】次に、前記軸受部5の取付穴12を介して
係合部材6を取り付ける。このとき、係合部材6の各腕
部14a,14bが、取付穴12の各挿入凹部13a,
13bに対応していない状態で、取付穴12内に挿入さ
れたとしても、第一腕部14aが第二挿入凹部13bに
当接し、完全には軸受部5内に挿入できない。つまり、
作業者が取付方向を誤ることはない。
【0021】そして、係合部材6が取付穴12に正しい
方向で挿入されると、各腕部14a,14bが対応する
各挿入凹部13a,13bにそれぞれ位置し、係合部材
6は取付穴12の内部に完全に収容される。この状態
で、係止爪16が係止凹部11に係止し、係合部材6は
軸受部5から脱落することを防止される。また、係合部
材6の各腕部14a,14bが軸部4の環状係合溝7に
係合することにより、軸受部5は軸部4から脱落するこ
とを防止される。
【0022】なお、前記把手3が損傷し、取替えの必要
が生じた場合、取付穴12の内縁と係合部材6との隙間
からマイナスのドライバー等を差し込み、その先端で係
止爪16を押圧することにより、係止凹部11との係止
状態を解除する。これにより、係合部材6を軸受部5か
ら取り外し、軸部4から軸受部5を離脱させて本体1か
ら把手3を簡単に取り外すことが可能である。
【0023】なお、前記実施形態では、軸受部5に挿通
孔10を形成することにより、軸部4を係合部材6で支
持可能な構成としたが、図5に示すように、軸受部5を
略C字形とし、この軸受部5に略C字形の弾性腕部17
を備えた係合部材6を係合することにより、軸部4を支
持するように構成してもよい。
【0024】また、前記実施形態では、係合部材6の各
腕部14a,14bの寸法を異ならせることにより、そ
の取付方向の誤りを防止するようにしたが、太さを異な
らせたり、いずれか一方に突起を設ける等、形状を異な
らせることにより対処することが可能である。この場
合、腕部14a,14bの形状の違いに応じて挿入凹部
13a,13bの形状も異ならせる必要があることは勿
論である。
【0025】また、前記実施形態では、軸部4を本体1
側に、軸受部5を把手3側にそれぞれ形成するようにし
たが、反対側に形成するようにしても構わない。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る把手取付構造によれば、軸受部を介して軸部に係
合部材を係合するだけで把手を簡単に取り付けることが
できる。したがって、把手の組付手順に制約を受けるこ
とがなく、本体の組立後であっても、把手を取り付ける
ことが可能である。また、把手は、軸受部から係合部材
を脱落させることにより、軸部から軸受部を取り外して
簡単に本体から取り外すことができるので、損傷した場
合等の取替作業も簡単に行える。さらに、軸部には全周
に亘って鍔部を形成でき、軸部自体も太くすることが可
能であるので、把手に作用する外力によって損傷するこ
とのない十分な強度を得ることができる。
【0027】また、係合部材は、係止部と係止受部との
係止により軸受部に着脱可能に取り付けられているの
で、この係止状態を解除されれば、軸受部から簡単に取
り外すことができる。そして、軸受部から係止部材を取
り外すことにより、本体からの把手の取外しも簡単に行
うことが可能である。
【0028】特に、軸受部と係止部材との間に形成され
る隙間を介して係止部と係止受部との係止状態を解除で
きるようにしたので、把手の取替え作業がより一層簡単
なものとなる。
【0029】また、係止部材を、鍔部に当接して軸部か
ら軸受部が脱落することを阻止する形状の異なる第一及
び第二腕部を備えた構成とする一方、軸受部を、第一及
び第二腕部に対応する第一及び第二挿入凹部を備えた構
成としたので、取付間違いを発生させることのない、成
形加工の可能な構成とすることができる。
【0030】特に、前記係合部材を、前記把手のいずれ
の軸受部にも採用可能な同一形状としたので、部品の共
用化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る把手取付構造を採用したポ
ットの正面図である。
【図2】 図1の本体に設けられる軸部の正面図(a)
及び軸受部の断面図(b)である。
【図3】 図2の軸部と軸受部との組立状態を示す断面
図(a)及び係合部材の正面図(b)である。
【図4】 図3の軸受部の断面図(a)、係合部材の平
面図(b)及びその断面図(c)である。
【図5】 他の実施形態に係る把手取付構造を示す断面
図(a)及び係合部材の平面図(b)である。
【符号の説明】
1…本体 2…蓋体 3…把手 4…軸部 5…軸受部 6…係合部材 7…環状係合溝 8…大径部 9…鍔部 10…挿通孔 11…係止凹部 12…取付穴 13…挿入凹部 14…腕部 15…舌片 16…係止爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 45/00 - 45/10 A47J 27/21 101 A47J 41/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体外面の対称位置、又は、該本体に着
    脱可能で回転自在な略U字形の把手の両端部のいずれか
    一方に、先端に鍔部を備えた軸部を形成すると共に、残
    る他方に、前記軸部に係合する挿通孔、及び、該挿通孔
    に連通する取付穴を備えた軸受部を形成し、前記取付穴
    に取り付けた係合部材を、前記軸部に係合させると共
    に、前記鍔部に当接させて軸部から軸受部が脱落するこ
    とを阻止したことを特徴とする把手取付構造。
  2. 【請求項2】 前記係合部材は弾性変形可能な係止部を
    備える一方、前記軸受部は前記係止部が係脱可能な係止
    受部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の把手取
    付構造。
  3. 【請求項3】 前記係止部と係止受部との係止位置を、
    前記軸受部と係合部材との間に形成される隙間を介して
    解除可能な位置としたことを特徴とする請求項2に記載
    の把手取付構造。
  4. 【請求項4】 前記係止部材を、前記鍔部に当接して軸
    部から軸受部が脱落することを阻止する形状の異なる第
    一及び第二腕部を備えた構成とする一方、前記軸受部
    を、前記第一及び第二腕部に対応する第一及び第二挿入
    凹部を備えた構成としたことを特徴とする請求項2又は
    3に記載の把手取付構造。
  5. 【請求項5】 前記係合部材を、前記把手のいずれの軸
    受部にも採用可能な同一形状としたことを特徴とする請
    求項4に記載の把手取付構造。
JP17307198A 1998-06-19 1998-06-19 把手取付構造 Expired - Fee Related JP3492201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17307198A JP3492201B2 (ja) 1998-06-19 1998-06-19 把手取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17307198A JP3492201B2 (ja) 1998-06-19 1998-06-19 把手取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000005085A JP2000005085A (ja) 2000-01-11
JP3492201B2 true JP3492201B2 (ja) 2004-02-03

Family

ID=15953677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17307198A Expired - Fee Related JP3492201B2 (ja) 1998-06-19 1998-06-19 把手取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3492201B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5838147B2 (ja) * 2012-11-12 2015-12-24 象印マホービン株式会社 容器用ハンドルのブレーキ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000005085A (ja) 2000-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1027645A (ja) コネクタ
JPH11126647A (ja) 環状パッキン及び環状パッキンの取付構造
JP3492201B2 (ja) 把手取付構造
JP2013059988A (ja) 動力工具用コアビット組
JP3445530B2 (ja) 車両用ワイパ
JPS62170238A (ja) 歯科用ハンドピ−スのチヤツク装置
JPH09210030A (ja) ヒンジカラー
JPH07117090B2 (ja) 止め輪
JPH0658874U (ja) ケース付はさみ
JP2598294Y2 (ja) 携帯用時計のスタンド構造
US7836791B2 (en) Knob attached to distal end of lever
JP3737147B2 (ja) ドアハンドル用丸座の組付け構造
JPH02154814A (ja) プロペラシャフト用カバー
JP2001052826A (ja) L型バルブソケットの取付構造
JPH065546Y2 (ja) 換気扇のグリル取付装置
JPH0634785Y2 (ja) 鋏の開閉中心部の構造
JPH0546303Y2 (ja)
JPH0232896Y2 (ja)
JP3796525B2 (ja) ホイールカバーの取付け爪部材
JP3128635U (ja) キャスター
JPH1130225A (ja) 揺動部材用連結具
JP4408979B2 (ja) 自転車用チェーンケース取付装置
KR920003299B1 (ko) 회전구동식계기와 회전케이블의 연결장치
JP2002339946A (ja) ピン連結用シム
JPH078008A (ja) 耕耘爪の取り付け装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees