JP3489541B2 - ファクシミリサーバおよびプログラム記録媒体 - Google Patents

ファクシミリサーバおよびプログラム記録媒体

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JP3489541B2 JP2000170340A JP2000170340A JP3489541B2 JP 3489541 B2 JP3489541 B2 JP 3489541B2 JP 2000170340 A JP2000170340 A JP 2000170340A JP 2000170340 A JP2000170340 A JP 2000170340A JP 3489541 B2 JP3489541 B2 JP 3489541B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアントから
通信ネットワークを介して、送信先の電子メールアドレ
スを指定したデータを受信して送信指示を受けたときに
は、受信したデータを、通信ネットワークに接続される
メールサーバに対して送信しその送信結果をクライアン
トに通知するファクシミリサーバ、およびファクシミリ
サーバにこのような機能を実施させるプログラム記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、オフィスなどにおいて、ネットワ
ークファクシミリシステムが普及してきており、データ
通信上有益な役割を果たしている。このようなシステム
は、LANなどの通信ネットワークにより、インターネ
ットに接続されるメールサーバと、ファクシミリサーバ
と、クライアントとを接続して構成しており、ファクシ
ミリサーバが、クライアントから送信先の電子メールア
ドレスを指定したデータを受信すると、その電子メール
アドレスを送信先とし、受信したデータをメールサーバ
に送信し、これを受けたメールサーバが、インターネッ
トを介して、指定された電子メールアドレスの装置に対
して、ファクシミリサーバからのデータを送信するよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ファクシミ
リサーバは、クライアントから受信したデータをメール
サーバに送信した後には、その送信結果をクライアント
に対して通知しないので、クライアントでは、ファクシ
ミリサーバからメールサーバに正しくデータが送信され
たのかを確認することができなかった。
【0004】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
のであり、クライアントから受信したデータをメールサ
ーバに送信した後には、その送信結果をクライアントに
対して通知するようにしたファクシミリサーバ、および
ファクシミリサーバにこのような機能を実施させるため
のプログラム記録媒体を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のファクシミリサーバで
は、クライアントから通信ネットワークを介して、送信
先となる電子メールアドレスを指定したデータを受信し
て送信指示を受けたときには、電子メールアドレスを送
信先とし、受信したデータを通信ネットワークに接続さ
れるメールサーバに対して送信し、その送信結果をクラ
イアントに通知する。
【0006】請求項2に記載のファクシミリサーバで
は、送信結果は、送信指示をしたクライアント、送信先
となる電子メールアドレス、送信指示をした時刻が少な
くとも記載されており、送信指示に関連付けられている
ことを特徴とする。
【0007】請求項3に記載のプログラム記録媒体で
は、ファクシミリサーバに、クライアントから通信ネッ
トワークを介して、送信先の電子メールアドレスを指定
したデータを受信して送信指示を受けたときには、電子
メールアドレスを送信先とし、受信したデータを通信ネ
ットワークに接続されるメールサーバに対して送信し、
その送信結果をクライアントに通知する機能を実施させ
るためのプログラムを記録している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、本発明のファク
シミリサーバ1の要部構成の一例を示すブロック図であ
る。図2は、ファクシミリサーバ1を備えたネットワー
クファクシミリシステムの構成を示す図である。
【0009】ファクシミリサーバ1は、電話回線Lを接
続するとともに、通信ネットワークとしてLAN(N
1)を接続しており、このLAN(N1)には、図2に
示すように、インターネットN2に接続されるメールサ
ーバ3や、パーソナルコンピュータで構成される複数の
クライアント2を接続している。
【0010】ファクシミリサーバ1は、クライアント2
から、通信プロトコルの1つであるSalutatio
nプロトコルに基づいて送信されてくるデータを受信す
ると(図2の)、クライアント2からの送信先の指定
(ファクシミリ番号、電子メールアドレスなど)に基づ
いて、電話回線Lを介したファクシミリ送信をしたり、
メールサーバ3に、通信プロトコルの1つであるSMT
Pに基づいてデータを送信して(図2の)、電子メー
ル通信を行う。
【0011】ファクシミリサーバ1が、メールサーバ3
にデータを送信したときには、メールサーバ3がこれを
受けて、指定された相手先の電子メールアドレスの装置
に対して、先述したSMTPに基づいて、インターネッ
トN2を介してデータを送信する。ここで、ファクシミ
リサーバ1は、メールサーバ3に対するデータの送信が
正常にできたときには、クライアント2に対して、先述
したSalutationプロトコルに基づいて、その
旨を示す送信完了通知を送信する(図2の)。
【0012】図1中、10は以下の各部を制御するCP
U、11は画像データや、電話帳データなどのユーザの
登録データを記憶するとともに、プログラムの処理に必
要なデータを一時的に記憶するRAM、12は制御プロ
グラムなどを予め記憶したROM、13は原稿から画像
データを読み取り、イメージデータに変換するスキャ
ナ、14は電話回線LやLAN(N1)を介して受信し
た画像や、スキャナ13から読み取った画像を所定の記
録紙に記録するプリンタである。
【0013】 また、15は電話回線Lに対する接続制
御をするNCU、16はファクシミリ通信に必要な各種
信号を変復調するモデム、17は液晶画面や各種操作キ
ーなどで構成される操作パネル、18はイメージデータ
を、ファクシミリ通信のためにMH,MR,MMR方式
などで符号化および復号するとともに、電子メール通信
のためにデータをTIFFなどの所定の形式で扱うCO
DEC、19はLAN(N1)をイーサネット(登録商
標)などの規格に準じて接続するLANインタフェース
である。
【0014】更に、20はCD−ROMやフロッピー
(登録商標)ディスクなどのプログラム記録媒体21を
読み取る媒体読取部であり、プログラム記録媒体21に
は、ファクシミリサーバ1が先述した動作を実施するの
を可能にするプログラムが記録されており、媒体読取部
20がプログラム記録媒体21からプログラムを読み取
れば、読み取ったプログラムがRAM11に記憶され、
先述した動作を実施するのが可能となる。
【0015】次に、先述した電子メール通信について、
図3のシステム動作図とともに詳しく説明する。すなわ
ち、クライアント2で送信文書を作成し、送信先の電子
メールアドレスを指定して(100)、送信指示をすれ
ば(101)、作成された送信文書と電子メールアドレ
スとを少なくとも含むデータがLAN(N1)を介して
ファクシミリサーバ1に送信されるので、ファクシミリ
サーバ1は、クライアント2からのデータを受信し、受
信したデータをメールサーバ3に送信し(102)、メ
ールサーバ3は、ファクシミリサーバ1からのデータを
受信し、受信したデータを、電子メールアドレスで規定
される装置(ここでは電子メール通信機能を備えるファ
クシミリ装置4)に対してインターネットN2を介して
送信する(103)。
【0016】ファクシミリサーバ1は、メールサーバ3
へのデータ送信が正常に終了すると、その旨を示す送信
完了通知を作成して、クライアント2に対してLAN
(N1)を介して送信し(104)、クライアント2
は、ファクシミリサーバ1からの送信完了通知を受信し
て(105)、記憶及び/または表示する。
【0017】このように、ファクシミリサーバ1は、メ
ールサーバ3へのデータ送信が正常に終了すると、クラ
イアント2に対して送信完了通知を送信するので、クラ
イアント2では、送信指示をしたデータが、正常にメー
ルサーバに届いたかを容易に確認することができる。
【0018】なお、図4は先述した送信完了通知を示し
ており、この送信完了通知5では、送信指示をしたクラ
イアント50、送信先となる電子メールアドレス51、
送信指示をした時刻52が少なくとも記載されており、
クライアント2からの送信指示に関連付けられている。
これにより、クライアント2では、ファクシミリサーバ
1に対して、どの送信先を指定したデータの送信指示
を、自クライアント2からいつ与えたかなどを容易に確
認することができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1に記載のファクシミリサーバでは、クラ
イアントから通信ネットワークを介して、送信先となる
電子メールアドレスを指定したデータを受信して送信指
示を受けて、電子メールアドレスを送信先とし、受信し
たデータを通信ネットワークに接続されるメールサーバ
に対して送信したときには、その送信結果をクライアン
トに通知するので、クライアントでは、送信指示をした
データが、正常にメールサーバに届いたかを容易に確認
することができる。
【0020】請求項2に記載のファクシミリサーバで
は、送信結果は、送信指示をしたクライアント、送信先
となる電子メールアドレス、送信指示をした時刻が少な
くとも記載されており、送信指示に関連付けられている
ので、クライアントでは、ファクシミリサーバに対し
て、どの送信先を指定したデータの送信指示を、自クラ
イアントからいつ与えたかなどを容易に確認することが
できる。
【0021】請求項3に記載のプログラム記録媒体で
は、ファクシミリサーバに、クライアントから通信ネッ
トワークを介して、送信先の電子メールアドレスを指定
したデータを受信して送信指示を受けたときには、電子
メールアドレスを送信先とし、受信したデータを通信ネ
ットワークに接続されるメールサーバに対して送信し、
その送信結果をクライアントに通知する機能を実施させ
るためのプログラムを記録しているので、ファクシミリ
サーバにこのプログラム記録媒体を読み取らせて、記録
媒体のプログラムを記憶させれば、請求項1または請求
項2の効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリサーバの要部構成の一例
を示すブロック図である。
【図2】本発明のファクシミリサーバを備えたネットワ
ークファクシミリシステムの構成を示す図である。
【図3】図2のネットワークファクシミリシステムの基
本動作について説明するためのシステム動作図である。
【図4】送信完了通知の一例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・ファクシミリサーバ 2・・・クライアント 3・・・メールサーバ 5・・・送信完了通知 21・・・プログラム記録媒体 50・・・送信指示をしたクライアント 51・・・送信先となる電子メールアドレス 52・・・送信指示をした時刻 N1・・・LAN
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/32 H04N 1/32 Z

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クライアントから通信ネットワークを介し
    て、送信先となる電子メールアドレスを指定したデータ
    を受信して送信指示を受けたときには、上記電子メール
    アドレスを送信先とし、受信したデータを上記通信ネッ
    トワークに接続されるメールサーバに対して送信し、そ
    の送信結果を上記クライアントに通知することを特徴と
    するファクシミリサーバ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記送信結果は、送信指示をしたクライアント、上記送
    信先となる電子メールアドレス、送信指示をした時刻
    少なくとも記載されており、上記送信指示に関連付けら
    れていることを特徴とするファクシミリサーバ。
  3. 【請求項3】ファクシミリサーバに、クライアントから
    通信ネットワークを介して、送信先となる電子メールア
    ドレスを指定したデータを受信して送信指示を受けたと
    きには、上記電子メールアドレスを送信先とし、受信し
    たデータを上記通信ネットワークに接続されるメールサ
    ーバに対して送信し、その送信結果を上記クライアント
    に通知する機能を実施させるためのプログラムを記録し
    たプログラム記録媒体。
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