JP3489075B2 - 電磁式ロック装置 - Google Patents

電磁式ロック装置

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JP3489075B2 JP23300898A JP23300898A JP3489075B2 JP 3489075 B2 JP3489075 B2 JP 3489075B2 JP 23300898 A JP23300898 A JP 23300898A JP 23300898 A JP23300898 A JP 23300898A JP 3489075 B2 JP3489075 B2 JP 3489075B2
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博 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は可動鉄心を有する
電磁石を適用した電磁式ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁式ロック装置は、立
体駐車場の昇降装置等に落下防止用として使用されてい
る。
【0003】このような電磁式ロック装置50は、例え
ば、図6に示すように、筒形ボビン51に巻回された励
磁コイル52と、励磁コイル52中心へ円すい台状に突
出した固定磁極53を有する固定鉄心54と、出入する
ロック端部55および固定磁極53に対向する側に円す
い台穴を有する磁極部56を備えた可動鉄心57と、固
定磁極53と可動鉄心57との間に設けられた復帰用の
コイルばね58と、可動鉄心57の位置検出スイッチ5
9とを備え、水密構造の本体容器60に覆われて構成さ
れていた。
【0004】この電磁式ロック装置50は、一般には、
可動鉄心57の直線移動距離(ストローク)が大きく、
例えば、40mm程度のストロークに形成され、可動鉄
心57の軸線を水平にして、屋外、または屋内の立体駐
車場の支柱,桁材等に取り付けられていた。そして、可
動鉄心57のロック端部55の突出時に、ロック端部5
5が、何らかの原因によって落下する昇降パレットを支
持可能に配設されて、昇降パレットの落下防止用として
使用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような電
磁式ロック装置においては、円すい台穴を有する可動磁
極と円すい台状に形成された固定磁極を有して全長が長
く形成されているため、立体駐車場の支柱に取りつける
際、上記ロック装置が支柱よりはみ出し他の器具と干渉
することがある。また、励磁コイルの通電によって可動
鉄心を内部に収納するため、可動鉄心を移動するための
大きな力を必要とし消費電力が大きくなっていた。しか
も円すい台穴を有する可動磁極及び円すい台状の固定磁
極はその加工費を向上させコストアップにつながってし
まう。
【0006】この発明は、上記にかんがみてなされたも
のであり、その目的とするところは、コンパクトに形成
することであり、さらに消費電力を少なくするとともに
加工費をやすくしてコスト低減できる電磁式ロック装置
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明における電磁式
ロック装置は、上記課題を解決するために以下のように
構成するものである。即ち、ケース体内に配設され筒形
ボビンに巻回された励磁コイルと、前記ボビン内に配設
される可動鉄心と、を有し、前記可動鉄心が前記励磁コ
イルにより前記ケース体内を軸方向に移動するように構
成される電磁式ロック装置であって、前記励磁コイル
が、起磁力が大きく設定された起動コイルと起磁力が小
さく設定された保持コイルと、を有して構成され、前記
起動コイルの起動で発生する磁束と、前記起動コイルと
前記保持コイルとの起磁力の差によって発生する漏洩磁
束との合成磁束を流すことによって、前記可動鉄心が吸
着移動され、前記起動コイルの励磁解除及び前記保持コ
イルの励磁により前記可動鉄心を吸着状態で保持するよ
うに構成され、前記ケース体が磁性体で形成されるとと
もにケース前部とケース後部とケース本体部とを有し、
前記ケース後部が前記可動鉄心を吸着可能に形成される
とともに、前記可動鉄心の吸着移動前の状態において前
記可動鉄心と前部ケース後部との間に形成される軸方向
の隙間が、前記可動鉄心の外周面と前記ケース本体部内
周面との距離より大きいことを特徴とするものである。
【0008】
【0009】
【0010】また、前記可動鉄心が、小径のロック部と
大径の摺動部を有して形成され、前記摺動部が前記ロッ
ク部より短尺に形成されるとともに、前記摺動部の内部
には戻りばねが収納される中空部が形成されていること
を特徴とするものであってもよい。
【0011】また、前記ケース後部が平板状に形成され
ていることを特徴とするものであればよい。
【0012】さらに、前記ケース体内に前記可動鉄心の
位置検出体が配設され、前記可動鉄心の位置を検出する
ことによって前記励磁コイルのうち前記起動コイルの励
磁が解除されることを特徴とするものであればよい。
【0013】また、前記起動コイルと前記保持コイルが
並列に構成された回路を有することを特徴とするもので
あればなおよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施態様を図
面に基づいて説明する。
【0015】本形態の電磁式ロック装置(以下、ロック
装置という)1は、図1に示すように、円筒状に形成さ
れたケース体2と、ケース体2内に配置され中空状でし
かも外向きに中間壁を有して2室に形成されるボビン3
と、ボビン3のそれぞれの室に巻回する起動コイル5及
び保持コイル6とで構成される励磁コイル4と、ボビン
3内を摺動可能に配置され先端部がケース体2から突出
可能に形成される可動鉄心10とを有して構成されてい
る。
【0016】ケース体2は、先端側(図1における左
側)に被取付体に装着するために段部を有し可動鉄心1
0が出入するように形成されるケース前部21と、後端
側(図1における右側)に円板状に形成されるケース後
部22と、ケース前部21とケース後部22を接続し円
筒状に形成されるケース本体部23とからなり、ケース
前部21とケース後部22の内周面には可動鉄心10を
摺動案内するパイプ8が固着支持されている。ケース前
部21、ケース後部22及びケース本体部23はいずれ
も磁性体で形成され励磁コイル4の通電によりケース体
2と可動鉄心10間に磁路を形成している。また、ケー
ス前部21には可動鉄心10が出入するための孔21a
が形成されるとともに、段部に軸方向に沿って被取付体
に装着するための雌ねじ21bが前端側から後端側に向
かって複数個形成されている。
【0017】ボビン3は、円筒状の底壁31に前壁32
・中間壁33・後壁34を有して2室のコイル室を形成
し、前壁32がケース前部21の後端面に当接支持する
ように配置されるとともに2室のコイル室のうち、前方
側のコイル室に起動コイル5が巻回され後方側のコイル
室に保持用コイル6が巻回される。
【0018】起動コイル5は可動鉄心10の始動時に大
きな吸引力を引き出すために配設され保持コイル6に比
べてその起磁力を大きく設定している。起動コイル5の
起磁力を保持コイル6の起磁力より大きくすることによ
って、後述のように、起動コイル5の回りに発生する磁
束と保持コイル6の回りに発生する磁束との間に漏洩磁
束Φ1を発生させ、この漏洩磁束Φ1を起動コイル5の
回りに流すことができる。
【0019】また、ボビン3の後壁34からケース後部
22に向かって軸方向に1個のリミットスイッチ用壁3
5が形成され、リミットスイッチ36が可動鉄心10を
検知できるように装着されている。リミットスイッチ3
6には作動子36aが配置され、作動子36aの先端は
パイプ8に形成された切欠孔8aを貫通してパイプ8内
に位置される。
【0020】可動鉄心10は、小径のロック部11と大
径の摺動部12を有する2段の円柱状に形成され、ロッ
ク部11はケース体2から外方に突出するように配置さ
れ40〜50ミリのストロークを有するように長尺に形
成されるとともにケース前部21の孔21aに装着され
るパッキン25に移動可能に嵌合される。摺動部12は
ロック部11より短く形成されるとともにパイプ8内を
摺動し、内部に中空部12aが形成される。摺動部12
の摺動ストロークを確保するために摺動部12とケース
後部22との隙間(ギャップ)は大きくする必要があ
り、本形態においては可動鉄心10のロック部11がケ
ース体2の外方に突出した位置にある時、つまり励磁コ
イル4が通電されない状態では、可動鉄心10の摺動部
12の後端面からケース後部22の前端面との距離(軸
方向のギャップ)S1は、摺動部12の外周面からケー
ス本体部23の内周面(径方向のギャップ)S2より大
きく設定している。従って、可動鉄心10を起動する際
においては起動コイル5と保持コイル6との励磁によっ
て発生する磁束は軸方向よりギャップの小さい径方向に
流れることになる。
【0021】一方ケース後部22の内側端面に、軸心中
央部が突起されたゴム状弾性体のストッパが26が固着
され、可動鉄心10の摺動部12の後端面がストッパ2
6に当接される。また、可動鉄心10の摺動部12の中
空部12aとストッパ26との間に可動鉄心10のロッ
ク部11をケース前部21から外方に突出する方向に付
勢する戻りばね27が配置されている。さらに、可動鉄
心10の前方へのストローク端位置に、ケース前部21
の内側端面に弾性状の緩衝部材28が固着され、可動鉄
心10が最先端位置に達した時に摺動部12の前端面が
緩衝部材28に当接する。
【0022】従って上記の構成のロック装置1は可動鉄
心10の摺動部12が短く、その分、装置全体をコンパ
クトにできる。しかも可動鉄心10のストロークは変わ
ることがない。さらに、従来の可動鉄心と比べてテーパ
部が形成されていないので加工費を下げることができ、
また、従来のテーパ状の固定磁極も形成されていないの
でケース後部22においても加工費を下げることができ
る。
【0023】次に、このように構成されたロック装置1
の動作を説明する。
【0024】非通電時には、戻りばね27の付勢力によ
り、可動鉄心10は、摺動部12の前端面が緩衝部材2
8に当接して位置決めされ、ロック部11がケース前部
21より突出したロック位置にあり、そして、リミット
スイッチ36は、可動鉄心10が作動子36aから離隔
して非押圧状態にあり、ロック部11がロック位置にあ
ることを検出している。
【0025】起動コイル5と保持コイル6に通電する
と、ケース体2と可動鉄心10間に磁気回路が構成され
可動鉄心10をケース後部12側に吸引する磁力が働
く。この際に発生する磁束Φは、図1に示すように、起
動コイル5の回りに発生する磁束と保持コイル6の回り
に発生する磁束が合成されケース体2と可動鉄心10間
を流れる磁束Φ2と、前述の起動コイル5と保持コイル
6との起磁力の大きさの差異によって発生した漏洩磁束
Φ1との合成されたものとなり、その吸引力は起動コイ
ル5と保持コイル6とが同じ大きさの起磁力のものに比
べて始動時の吸引力が増大する。
【0026】この吸引力は、戻りばね27の付勢力に勝
って、図2に示すように、可動鉄心10をケース後部2
2側に移動させる。この時、可動鉄心10のロック部1
1の先端面はケース前部21の先端面と略同一面にあ
る。このストロークは40〜50ミリ程に設定されてい
る。可動鉄心10がケース後部22側に移動すると、リ
ミットスイッチ36の作動子36aが可動鉄心10の摺
動部12の外周面に押圧されてリミットスイッチ36を
作動させる。リミットスイッチ36は常開回路(b接
点)のため、作動子36aが押圧されて作動されるとO
FFになり、起動コイル5が遮断され非通電になるとと
もに保持コイル6のみが通電される。この際に発生する
磁束はケース前部21から可動鉄心10を通ってケース
後部22に流れ、可動鉄心10をケース後部22に吸引
状態で保持することになる。
【0027】 この状態を図3に示す回路図で説明す
る。交流電源15は全波整流回路16の入力端子に接続
され、全波整流回路16の出力端子に起動コイル5と保
持コイル6が並列で接続されている。さらに、起動コイ
ル5と保持コイル6間にリミットスイッチ36が接続さ
れている。リミットスイッチ36は、電源ONの状態で
は回路を閉じて起動コイル5と保持コイル6に電流が流
れ、リミットスイッチ36の作動子36aが可動鉄心1
0によって押圧されると起動コイル5の回路を遮断する
ように接続されている。従って、電源が入ると交流電流
が全波整流回路16によって直流に変換され、起動コイ
ル5と保持コイル6が通電状態となって可動鉄心10を
移動させ、リミットスイッチ36が開放されると保持コ
イル6の回路は閉じたままで保持コイル6は励磁され、
起動コイル5の回路は解放されるため起動コイル5の励
磁が解除される。なお、保持コイル6の通電による磁力
は戻りばね27の付勢力より僅かに大きく設定され、そ
の消費電力及び発熱は従来に比べて少ない。
【0028】なお、このリミットスイッチ36は上述の
ように起動・保持の自己切替の役目をするものである
が、a接点に別の配線をすることによって外部からの動
作確認用のセンサとしての役目を果たすことができる。
例えば、a接点にランプを接続しリミットスイッチ36
が作動子36aの押圧によりb接点からa接点につなが
ってランプを点灯させれば、可動鉄心10のロック部1
1がケース体2内に収納された非ロック位置にあること
が確認できる。従って、可動鉄心10のロック位置ある
いは非ロック位置を確認するための新たなセンサを設け
る必要がない。
【0029】 保持コイル6への通電を断つと、ケース
体2と可動鉄心10間に発生した磁界は消磁され、可動
鉄心10は戻りばね27の付勢力により、ロック部11
が突出したロック位置へ復帰する。
【0030】この復帰移動は、緩衝部材28により緩衝
的に受け止められ、金属騒音の発生を防止することがで
きる。
【0031】上記のように構成されたロック装置1は、
例えば、図4に示すように、立体駐車場の昇降パレット
落下防止用のロック装置として使用される。
【0032】図4において、ロック装置1は、立体駐車
場の両側の桁材40へ、ケース前部21の雌ねじ21b
に、ボルト39を用いて固定されるとともに、図示しな
い制御盤に電気的に接続されているる。
【0033】起動コイル5と保持コイル6の非通電状態
では、可動鉄心10は、非吸引状態で戻りばね27に付
勢されて、ロック部11が両桁材40の内方へ突出して
いる。左右両側の桁材40,40に配置された、各2個
のロック装置1のロック部11の突出により、何らかの
原因により落下する昇降パレット41の下面が、各ロッ
ク部11上面に当接して停止する。
【0034】起動コイル5と保持コイル6が通電状態に
なると、可動鉄心10はケース体2内に吸引され、可動
鉄心10の摺動部12後端面とストッパ26とが当接し
て、ロック部11がケース前部21と面一となる位置に
移動され、起動コイル5のみがその通電を解除され保持
コイル6の励磁で吸着状態を保持する。そして、昇降パ
レット41は設定された次の作動が開始される。
【0035】なお、このロック装置1は、上記形態に限
らずその要旨を変更しない範囲で各部の形態を変更する
ことができる。例えば、図5に示すように、ケース後部
22には従来の固定磁極に対応するように内方に向かう
突起部22aが形成されている。このことにより可動鉄
心10は起動コイル5と保持コイル6の通電によりさら
に効率よく吸引される。ただし突起部22aを設けるこ
とによるコストは増大する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電磁式ロッ
ク装置によれば、ケース体内に配設され筒形ボビンに巻
回された励磁コイルと、前記ボビン内に配設される可動
鉄心と、を有し、前記可動鉄心が前記励磁コイルにより
前記ケース体内を軸方向に移動するように構成されるも
のであり、前記励磁コイルが、起動コイルと保持コイル
と、を有して構成され、前記起動コイルと前記保持コイ
ルとの励磁で前記可動鉄心が吸着移動され、前記起動コ
イルの励磁解除及び前記保持コイルの励磁により前記可
動鉄心を吸着状態で保持するように構成されているの
で、前記可動鉄心を起動する時には大きな力で行ない、
前記可動鉄心を吸着保持する状態では保持コイルだけで
励磁すればよいので電力消費及び発熱を下げることが可
能となり焼損の発生しにくい効率の良いロック装置を提
供することができる。
【0037】また、前記起動コイルの起磁力が前記保持
コイルの起磁力より大きく設定されているので起動コイ
ルと保持コイルとの間に漏洩磁束を発生させることがで
き可動鉄心の始動時の吸引力を大きくすることができ
る。
【0038】また、前記ケース体が、磁性体で形成され
るとともにケース前部とケース後部とケース本体部とを
有し、前記ケース後部が前記可動鉄心を吸着可能に形成
されるとともに、前記可動鉄心の吸着移動前の状態にお
いて前記可動鉄心と前記ケース後部との間に形成される
軸方向の隙間が前記可動鉄心と前記ケース本体部との間
に形成される径方向の隙間より大きく設定されているの
でストロークを確保できるとともに前記起動コイルと前
記保持コイルとの励磁により発生する磁束が径方向の隙
間を通って流れることができる。従って起動コイルと保
持コイルの起磁力の差異により発生する漏洩磁束を引き
出させることができる。
【0039】また、前記可動鉄心が、小径のロック部と
大径の摺動部を有して形成され、前記摺動部が前記ロッ
ク部より短尺に形成されるとともに、前記摺動部の内部
には戻りばねが収納される中空部が形成されているの
で、従来の可動鉄心に比べ可動鉄心を短く形成でき全体
のロック装置をコンパクトに形成できるとともに、可動
鉄心の加工費をやすくできる。
【0040】さらに、前記ケース後部が平板状に形成さ
れているため、従来の固定鉄心に比べ極めて廉価に製作
できる。
【0041】また、この電磁式ロック装置は、前記ケー
ス体内に前記可動鉄心の位置検出体が配設され、前記可
動鉄心の位置を検出することによって前記励磁コイルの
うち前記起動コイルの励磁が解除されるように構成され
るので、前記可動鉄心を吸着保持する状態では保持コイ
ルだけで励磁すればよいので電力消費及び発熱を下げる
ことが可能となり焼損の発生しにくい効率の良いロック
装置を提供することができる。
【0042】また、前記起動コイルと前記保持コイルが
並列に構成された回路を有しているので、リミットスイ
ッチの接点間に大きな電圧を掛けることなく簡易的な起
動保持自己切替回路を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様の電磁式ロック装置の非通電
状態を示す正面断面図。
【図2】同電磁式ロック装置の通電状態を示す正面断面
【図3】本発明の電磁式ロック装置の励磁コイルを示す
回路図
【図4】本発明の電磁式ロック装置の使用の一例を示す
【図5】電磁式ロック装置の別の形態を示す正面断面図
【図6】従来の電磁式ロック装置の一例を示す正面断面
【符号の説明】
1…電磁式ロック装置 2…ケース体 3…ボビン 4…励磁コイル 5…起動コイル 6…保持コイル 10…可動鉄心 11…ロック部 12…摺動部 21…ケース前部 22…ケース後部 23…ケース本体部 36…リミットスイッチ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース体内に配設され筒形ボビンに巻回
    された励磁コイルと、前記ボビン内に配設される可動鉄
    心と、を有し、前記可動鉄心が前記励磁コイルにより前
    記ケース体内を軸方向に移動するように構成される電磁
    式ロック装置であって、 前記励磁コイルが、起磁力が大きく設定された起動コイ
    ルと起磁力が小さく設定された保持コイルと、を有して
    構成され、前記起動コイルの起動で発生する磁束と、前記起動コイ
    ルと前記保持コイルとの起磁力の差によって発生する漏
    洩磁束との合成磁束を流すことによって、前記可動鉄心
    が吸着移動され、 前記起動コイルの励磁解除及び前記保
    持コイルの励磁により前記可動鉄心を吸着状態で保持す
    るように構成され、前記ケース体が磁性体で形成されるとともにケース前部
    とケース後部とケース本体部とを有し、前記ケース後部
    が前記可動鉄心を吸着可能に形成されるとともに、前記
    可動鉄心の吸着移動前の状態において前記可動鉄心と前
    部ケース後部との間に形成される軸方向の隙間が、前記
    可動鉄心の外周面と前記ケース本体部内周面との距離よ
    り大きい ことを特徴とする電磁式ロック装置。
  2. 【請求項2】 前記可動鉄心が、小径のロック部と大径
    の摺動部を有して形成され、前記摺動部が前記ロック部
    より短尺に形成されるとともに、前記摺動部の内部には
    戻りばねが収納される中空部が形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の電磁式ロック装置。
  3. 【請求項3】 前記ケース後部が平板状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電磁式ロック装置。
  4. 【請求項4】 前記ケース体内に前記可動鉄心の位置検
    出体が配設され、前記可動鉄心の位置を検出することに
    よって前記励磁コイルのうち前記起動コイルの励磁が解
    除されることを特徴とする請求項1記載の電磁式ロック
    装置。
  5. 【請求項5】 前記起動コイルと前記保持コイルが並列
    に構成された回路を有することを特徴とする請求項1記
    載の電磁式ロック装置。
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