JP3488549B2 - バイポーラ技術を用いたヒステリシスを有するコンパレータ - Google Patents

バイポーラ技術を用いたヒステリシスを有するコンパレータ

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JP3488549B2
JP3488549B2 JP23599295A JP23599295A JP3488549B2 JP 3488549 B2 JP3488549 B2 JP 3488549B2 JP 23599295 A JP23599295 A JP 23599295A JP 23599295 A JP23599295 A JP 23599295A JP 3488549 B2 JP3488549 B2 JP 3488549B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバイポーラ技術を用
いたヒステリシスを有するコンパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】コンパレータにヒステリシスを頻繁に利
用する目的は、小さい入力電圧を検出するためである。
典型的な例に、論理値LOWにより電子システム全体を
作動する論理入力、供給電圧があるスレッショルド値以
下に降下したときに入力電圧で実行されるか、供給電流
が供給されている回路のスイッチングオフ(切る)保護
回路、及び発電機のリセットがある。これらの目的のた
めに、スイッチングスレッショルド値以上の入力信号に
可能な限り小さい電流を消費するコンパレータが要求さ
れる。一方で、スイッチングスレッショルド値以下の入
力信号における電力消費はしばしば第二の重要性をも
つ。
【0003】また、スイッチングスレッショルド値以下
で可能な限り小さい電流を消費するヒステリシスのコン
パレータが要求される一方で、スイッチングスレッショ
ルド値以上の入力信号における電力消費が第二の重要性
をもつ。 入力信号がスイッチングスレッショルド側に
あるときに可能な限り小さい電流を消費するヒステリシ
スが要求される一方で、入力信号がスイッチングスレッ
ショルドの他方の側にあるとき、電力消費は第二の重要
性をもつ。電力消費が可能な限り低くなるべきスイッチ
ングスレッショルドの側では、それぞれの適用例に依存
する。
【0004】この目的のため、スイッチオーバプロセス
の間のみ電流を消費するCMOS(相補形金属酸化膜半
導体)技術で回路を用いることが適している。CMOS
技術の回路は、たとえ回路が単純で粗雑な回路であって
も、比較的に不精密である。CMOS技術の回路を精密
にするために複雑な大回路が要求される。シュミット回
路(Schmitt trigger)型のCMOS回
路はドイツ国特許第DE−A−38 37 821号の
図1から公知である。その公報の図4は精密なスイッチ
ングスレッショルドでシュミット回路を得るために、か
なり複雑な回路の複合体をもつ高精度なCMOSシュミ
ット回路を示している。
【0005】ドイツ国特許第DE−A−42 15 4
23号はMOS技術のシュミット回路を開示しており、
そこで、シュミット回路のヒステリシスにつながる2つ
のスレッショルド値は、2つの差動コンパレータ、つま
り一方が上のスレッショルド値以上で導電で、且つ上の
スレッショルド値以下で非導電であるコンパレータ、も
う一方が下のスレッショルド値以上で非導電で、且つ下
のスレッショルド値以下で導電であるコンパレータ、に
より設定されている。スイッチオ−バプロセスをはずれ
て上のスレッショルド値以上も下のスレッショルド値以
下も非導電性とされる全回路のため、非導電状態から導
電状態に切換えたコンパレータ回路状態はフリップフロ
ップにより記憶され、さらに導電状態を通したコンパレ
ータは回路状態を切換えた後直ちに非導電状態に切換え
られる。
【0006】バイポーラ回路はMOS技術の回路より精
密なものを少しの努力で生産することができる。ヒステ
リシスは、電流バンクからスイッチング電流(この一例
としてSiemens社 1990年発行「Indus
trial and Automotive ICs」
の699頁に記載されている集積回路TLE4211)
又は正のフィードバック(Fairchild編集の
「Date Book1976」の第9−37頁に記載
されているヒステリシスのコンパレータの形態)のいず
れかにより引き起こされるが、通常のバイポーラ技術に
おけるヒステリシスのコンパレータは両方の回路状態で
等しい電流量を消費する。
【0007】更に、バイポーラ技術のコンパレータが、
バンドギャップ電圧を切換えることは周知であり、バン
ドギャップシュミット回路とも呼ばれている。この一例
はドイツ国特許第DE−A−42 15 423号の図
4に示されている。バンドギャップコンパレータは、約
1.2Vのスイッチングスレッショルド値Vで温度依存
性をあまりもっていない。しかしながら、前記スイッチ
ングスレッショルド値以下の入力信号ですでに電流消費
が行われ、又前記スレッショルド値以上でも行われる。
即ち、その作動範囲で最大に電流を消費する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常正
のポテンシャル極の供給電圧源と接地点との間に接続さ
れているバンドギャップコンパレータ又はシュミット回
路は、p−n−pトランジスタで構成されている。スイ
ッチングスレッショルド値に達する前に電流を徐々に消
費している上述の領域の曖昧さと共に、前記スイッチン
グスレッショルド値以下の低入力信号で電力節約し、ス
イッチングスレッショルド以上の入力電圧で電力消費す
ることは確かである。低入力電圧で電力消費及び高入力
電圧で電力節約という反対の効果を要求するならば、こ
れは反対の伝導性効果をもつトランジスタの構造により
得ることはできない。この場合、入力電圧はもはや接地
点ポテンシャルではなく、電圧源の正の供給電圧ポテン
シャルを示している。後者はバンドギャップの確実な動
作を可能にするほど安定していない。
【0009】ハイブリッドアプローチで、即ちMOS及
びバイポーラの技術の両方を使用する集積回路で、ヒス
テリシスのコンパレータの利用を検討することができ
る。しかしながら、そのような集積回路の生産は多数の
マスクとそれに対応する生産工程が必要であるので、ハ
イブリッドアプローチは高くつく。ヒステリシスのコン
パレータが、精密でなく単純で粗雑でしかも安さを要求
されるなら、静止状態で、即ちスイッチングスレッショ
ルド側にある入力信号で可能な限り小さい電流を消費す
ることなく、バイポーラ技術において動作する電流が供
給されるべきである。これが行われるスイッチングスレ
ッショルドの各側は、それぞれの適応条件に応じて要求
されたものに対して正確でなければならない。
【0010】電圧/電流変換器が差動増幅器を備えるこ
とができ、第一入力は表示されるための電圧信号に供給
され、第二入力は基準ポテンシャルに従い、そして出力
は双安定な電流源の接点に流れる電流に連結される。そ
のような差動増幅器は、例えば1988年、McGra
w−Hill社より出版された、Jacob Mill
man著「Microelectronics」第二版
の435頁から公知の技術である。このタイプの双安定
な電流源は、例えば1984年、John Wiley
& Sons社により出版されたPaul R. G
ray、 Robert G. Meyer共著「An
alysis and Designof Analo
gue Integrated Circuits」の
283頁から、公知である。そのような電流源は集積回
路で基準電流源として一般的に今まで使用されており、
電流が供給されている操作可能な2つの動作点のうち1
つの動作点で操作されているから、電力供給源から電流
を引いている。もう一方の動作点で、電流源は非導電で
ある。この動作点は不安定となる傾向にあるとGrey
とMeyerの文献に記載されている。
【0011】本発明は上述のような事情から成されたも
のであり、本発明の目的は、比較的に単純でその上費用
効果の高い構造で、回路に応じてスレッショルド値以下
で実質的に非導電で且つスレッショルド値以上で導電で
あるか、それとも逆にスレッショルド値以下で導電で且
つスレッショルド値以上で実質的に非導電であり、バイ
ポーラ技術の適応により正確に機能する集積コンパレー
タを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、a)コンパレ
ータの入力接続を成す電圧入力(EIN)の端子及び電
流出力(SA)の端子を有する電圧/電流変換器と;a.
1)前記電流/電圧変換器が差動増幅器(11)を備
え、この差動増幅器(11)の第1の入力端子(+)に
電圧信号(VIN)が供給され、第2の入力端子(−)
に基準電圧信号が供給され、出力端子は前記電流出力
(SA)を形成し;a.2)前記差動増幅器(11)が、
第1のスイッチング点(15)と、ダイオードに配線さ
れたトランジスタ形式のカレントミラーダイオード(Q
3)及びカレントミラートランジスタ(Q4)から成る
増幅カレントミラー回路(Q3,Q4)とに結合された
2つの増幅トランジスタ(Q1,Q2)を備え;b)前
記電圧/電流変換器の電流出力(SA)の端子に結合さ
れる電流供給接続点(SE)、及びコンパレータの出力
を成す電流出力(A)の端子を有する双安定電流源(1
3)とを備え;b.1)前記双安定電流源(13)が、2
つの回路分岐(Q5,Q7;Q6,Q8)を成す共にそ
れぞれの回路分岐が前記供給電圧源の2極(VS、接
地)間に接続されている第1(Q5,Q6)及び第2
(Q7,Q8)の電流源カレントミラー回路を備え;b.
2)前記双安定電流源(13)が第1安定状態で非導電
であると共に、第2安定状態でのみ電流を消費するよう
に成っており;c)コンパレータのヒステリシスを得る
ために、前記双安定電流源(13)を非導電状態から電
力消費状態に切換えるための前記電流供給接続点(S
E)に供給されるべきファイヤリング電流が、前記双安
定電流源(13)を電力消費状態から非伝導状態に切換
えるための前記電流供給接続点(SE)に供給されるべ
きケンチング電流とは異なっており;d)全トランジス
タがバイポーラトランジスタで成っていることによって
達成される。
【0013】双子安定な電流源は、還流のフィードバッ
ク自体を形成する2つのカーレントミラー回路と、一方
のカーレントミラー回路のカーレントミラートランジス
タと電圧供給源の隣接極との間に接続されているトラン
ジスタとを備えている。レジスターに接続されているカ
ーレントミラートランジスタは同じカーレントミラー回
路でダイオードに配線されたトランジスタのエミッタ領
域よりm倍大きいエミッタ領域を備えることができる。
【0014】さらに、本発明の上記目的は、2つの増幅
トランジスタだけでなくカーレントミラー回路(curren
t mirror circuit)を備えている差動増幅器を用いるこ
とが望まれる。双安定な電流源の接点に流れる電流に接
続するカーレントミラートランジスタが、ダイオードと
して配線されているカーレントミラートランジスタのエ
ミッタ領域よりn倍大きいエミッタ領域を備えているこ
とによって、より効果的に達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、一方で基本的に不安定
な動作点は電流源から電流を転位することにより安定に
させることができ、もう一方で電流が落込んでいる状態
の動作点で電流源をファイヤリングするための電流は、
電流源をケンチングするため、即ち電流が落込む状態か
ら非導電状態にそれを転換するための電流と電流値が異
なるという発見に基づいている。
【0016】本発見は、電圧/電流変換器の出力接続、
むしろ差動増幅器の形態で本発明が電流源の電流供給接
続点に流れる電流で連結されていることにより利用され
る。そして電圧/電流変換器の出力電流はその入力電圧
に依存するので、入力電圧の値は、電流源がファイヤリ
ングされた電力消費動作点であるか、ケンチングされた
非導電動作点であるかを決定する。しかしながら、電流
源のファイヤリング及びケンチングは電圧/電流変換器
の異なる出力電流で行うので、電圧/電流変換器及び電
流源を含む全回路はヒステリシスをもつ。だから、前記
全回路は、入力電圧が下のスレッショルド値以下である
か、それとも上のスレッショルド値以上であるかに従
い、出力電流を供給するかもしれないし、そうでないか
もしれないヒステリシスのコンパレータとして使用する
ことができる。一つのスレッショルド値を越えて全回路
は電流を実質的に消費しないが、もう一方のスレッショ
ルド値を越えて全回路は電流を消費する。
【0017】全回路が実質的に非導電となるか、もしく
は電流を消費する二つのスレッショルド値のどちらかを
越えると、特定な回路網を通って選択されることができ
る。もし電圧/電流変換器が適切な方法で差動増幅器と
して形成されているならば、実質的に電流を消費しない
値を越えるスレッショルド値は、基準ポテンシャルに供
給される差動増幅器の入力を選択することにより決定さ
れることができる。全回路が実質的に非導電となるべき
スレッショルド値を越えて決定されるもう一つの可能性
は、トランジスタに用いられる導電体のタイプを選択す
ることである。
【0018】電圧/電流変換器として差動増幅器に用い
る発明の回路網で、ヒステリシスの大きさを増すために
2つの可能性がある。一つの可能性は、二つの増幅トラ
ンジスタがバイアス電流源に接続されているスイッチン
グ点と二つのの増幅トランジスタとの間にそれぞれイン
ピーダ(impedor )、少なくとも一つのインピーダがダ
イオードであることが望ましい、を接続することであ
る。更なる可能性は、電流源の出力電流に比例する電圧
信号を電圧/電流変換器の電圧入力、むしろ差動増幅器
が電圧/電流変換器として用いられるならば、基準ポテ
ンシャルに抑えられる差動増幅器の入力に、フィードバ
ックすることである。ヒステリシスを増すためのこれら
の二つの方法は組合わせることができる。
【0019】以下、図面を用いて本発明の好適な実施例
について詳細に説明する。図1は、差動増幅器11及び
双安定電流源13の形態で電圧/電流変換器をもつ発明
のヒステリシスを伴うコンパレータに最も適する実施例
のブロック図を示している。コンパレータのスレッショ
ルドと比較される入力電圧VINは非反転である入力E
INに供給される。反転入力“−”は基準ポテンシャル
REFに接続される。差動増幅器11の電流出力SAは
電流源13の接点SEを流れる電流と接続される。電流
源13の電流出力接点はコンパレータの出力Aを形成す
る。図2は図1に示されたコンパレータを実用するため
の回路配線図を示している。差動増幅器11及び電流源
13を構成している2回路は点線で囲まれたブロックに
より示されている。
【0020】差動増幅器11は、第1トランジスタQ1
及び第2トランジスタQ2の増幅部分だけでなく、ダイ
オードに配線された第3トランジスタQ3及び第4トラ
ンジスタQ4でカーレントミラー部分をもち、トランジ
スタQ1とQ3、トランジスタQ2とQ4はそれぞれ直
列接続されている。トランジスタQ1とQ3はスイッチ
ング点19で相互接続され、そしてトランジスタQ2と
Q4はスイッチング点21で相互接続される。2つのト
ランジスタQ1及びQ2のベース間の電圧はコンパレー
タのスレッショルドと比較される出力電圧VINであ
る。
【0021】双安定電流源13は、ダイオードに配線さ
れたトランジスタQ5とトランジスタQ6の低部カーレ
ントミラーだけでなく、トランジスタQ7、ダイオード
に配線されたトランジスタQ8及びトランジスタQ9の
上部カーレントミラーを有している。トランジスタQ5
とトランジスタQ7は直列に配列され、スイッチング点
23で相互接続されている。トランジスタQ8とトラン
ジスタQ6も直列に配列され、スイッチング点25で相
互接続される。トランジスタQ5及びトランジスタQ6
のエミッタは、Q5は直接、Q6はレジスター(抵抗
器)Rを経由して接地される。トランジスタQ7、Q8
及びQ9はスイッチング点27で相互接続され、同様に
供給電圧源の陽極VSに接続される。
【0022】差動増幅器11及び電流源13は2つのス
イッチング点21及び23の接点で相互接続される。ス
イッチング点21は差動増幅器11の電流出力SAを形
成し、スイッチング点23は双安定電流源13の接続点
SEを流れる電流を形成する。トランジスタQ9のコレ
クターはコンパレーターの出力接続点Aに接続される。
【0023】図2に示された実施例において、供給ポテ
ンシャルVSに接続されているトランジスタQ1、Q
2、Q7、Q8、及びQ9はバイポーラのP−N−Pト
ランジスタであり、一方接地されたトランジスタQ3か
らQ6はバイポーラのN−P−Nトランジスタである。
トランジスタQ4は、ダイオードに配線されたトランジ
スタQ3のエミッタ領域よりn倍大きいエミッタ領域を
もつ。電流源13の下部カーレントミラーのトランジス
タQ6は、カーレントミラーのダイオードに配線された
トランジスタQ5のエミッタ領域よりm倍大きいエミッ
タ領域をもつ。図2に示された実施例の機能モードにつ
いて説明する。最初に、差動増幅器11の機能モードを
説明する。その後、電流源13の機能モードを説明す
る。最後に図2に示された回路の全機能を説明する。
【0024】差動増幅器11の機能モード:電流源17
は電流iBIASを供給する。トランジスタQ1及びQ
2のコレクター(集電)電流はi1及びi2である。ト
ランジスタQ4のコレクタ−電流はi4である。スイッ
チング点21から電流源13に流れる電流はiOUTで
示されている。EbersとMollによると、コレク
ター電流i1及びi2は次の数1及び数2に従う。
【数1】
【数2】
【0025】これは良く知られた次の数3に示す熱電圧
VTの公式から、およぞi1,i2》isとなる。ここ
で、K:ボルツマン定数,T:絶対温度,e;電子の電
荷。
【数3】 方程式を変換すると、下記の数4及び数5が得られる。
【数4】
【数5】
【0026】トランジスタQ1及びQ2のベースエミッ
タ電圧をそれぞれVBE1及びVBE2と表すと、キル
ヒホッフの法則により次の数6を得る。
【数6】VBE1+VIN−VBE2=0 上記の数6を変換して、次の数7が得られる。
【数7】VBE1−VBE2=−VIN 上記の数7を上記の数5に代入すると、次の数8に示す
ように、コレクター電流i1とi2の割合が得られる。
【数8】
【0027】トランジスタQ1とQ2のベース電流を無
視すると、次の数9が得られる。
【数9】i1+i2=iBIAS 更に、上記の数9を変換すると、次の数10及び数11
が得られる。
【数10】i1=iBIAS−i2
【数11】i2=iBIAS−i1 上記の数8からi2について解いた式を上記の数10に
代入し、そしてその結果の方程式に exp(−VIN
/VT)を掛ける。i1について変形して解くと次の数
12が得られる。
【0028】
【数12】 上記の数8を用いて、i1とi2について解くと、次の
数13及び数14が得られる。
【数13】
【数14】
【0029】トランジスタQ3及びQ4が変換率nの割
合でカーレントミラーとして流れる。これから、次の数
15が得られる。
【数15】i4=n・i1 電流源13に差動増幅器11より流れる電流iOUTは
次のように計算される。
【数16】iOUT=i2−i4 上記の数15を上記の数16に代入すると、次の数17
が得られる。
【数17】iOUT=i2−n・i1 上記の数13及び数14を上記の数17に代入して、変
換すると、次の数18が得られる。
【数18】
【0030】上記の数18は、差動増幅器11から電流
源13に流れる電流iOUTが、差動増幅器11内の電
流源17の電流iBIAS、トランジスタQ3及びQ4
のエミッタ領域の割合n、そして差動増幅器11の入力
電圧VINに従属していることを表している。電流源1
7により流れている電流iBIAS及びエミッタ領域割
合nは一定であり、差動増幅器11の出力電流iOUT
は入力電圧VINに従属している。標準には差動増幅器
n=1が選択される。もしiOUTが負であると確かに
推測できるならば、n〉1の選択が適している。
【0031】バイポーラの電流源に機能モード:次に、
バイポーラの電流源13について説明する。トランジス
タQ5、Q6、Q8及びQ9のコレクター電流はそれぞ
れi5、i6、i8及びi9と表されている。電圧VR
はレジスター(抵抗)Rを通って降下する。上述のよう
に、トランジスタQ6はトランジスタQ5のエミッタ領
域のm倍である。次の計算で、トランジスタのベース電
流は再び無視される。トランジスタQ5のコレクター
で、次の数19に示す電流バランスが保たれる。
【0032】
【数19】i5=iOUT+i8 カーレントミラーQ7及びQ8の関数は、次の数20を
導く。
【数20】i8=i6 レジスターRを流れて電圧が降下するため、トランジス
タQ6のエミッタ側の電圧VRは次の数21示される。
【数21】VR=i6・R
【0033】Ebers及びMollによると、電流i
5及びi6にも次の数22及び数23が当てはまる。
【数22】i5=is・exp(VBE5/VT)
【数23】i6=is・m・exp(VBE6/VT) ここでi5,i6》isである。isの通常の値は10
-15 Aであるので、この推測は許容できる。上記の数2
2及び数23から電流i6対i5の比を式に示すと、次
の数24となる。
【0034】
【数24】 これは変換すると次の数25が導かれる。
【数25】
【0035】トランジスタQ5及びQ6のベースエミッ
タ電圧VBE5及びVEB6でキルヒホッフの法則に従
って、次の数26が導かれ、数26から数27が導かれ
る。
【数26】VEB6+VR−VEB5=0
【数27】VEB6−VEB5=−VR 上記の数25を上記の数27に代入すると、次の数28
が得られる。
【数28】
【0036】上記の数19を用いて、上記の数28のi
5を置き換えると、次の数29が得られる。
【数29】 上記の数20に従って、i8をi6に置き換えると、次
の数30が得られる。
【数30】
【0037】上記の数30の両辺の対数をとった後に変
換して、両辺にVTを掛けると、次の数31にたどり着
く。
【数31】 大抵の場合、上記の数31は反復法によってのみ解くこ
とができる。そのような解法は非線形回路網解析の分野
で知られている。iOUT=0と特別な場合、上記の数
31の第2項はln(1)=0となるので、分析解法で
解くことができる。この場合、Q6のコレクター電流が
i60 と表されているので、Q6のコレクター電流は次
の数32で示される。
【0038】
【数32】 これは、トランジスタQ5のエミッタ領域より2倍大き
いエミッタ領域のトランジスタQ6について上記の参考
文献「Analysis and Design of
Analogue Integrated Circ
uits」の331頁の方程式4.193に述べられて
いる電流である。
【0039】次にバイポーラの電流源13のファイヤリ
ング状態及びケンチング状態が求められる。電流源13
のファイヤリングの前に、即ち後者が非導電点で安定す
る限り、電流は電流源13を通って流れないのでi6=
0である。上記の数31の角括弧の部分はそれ故0とな
る。従って、非伝導状態では、次の数33が成立する。
【数33】 iOUTについて解くと、次の数34が得られる。
【数34】
【0040】電流源13のファイヤリングの前に、i6
=0。これは電流源のファイヤリングの状態において
は、次の数35に帰着することを示している。
【数35】iOUT>0 ファイヤリングされた電流源13にケンチングすること
を望むならば、i6=0に設定しなければならない。そ
れ故、上記の数34も同様にケンチング状態として示さ
れている。電流源13がケンチングされる前に、しかし
ながらi6>0であるけれども、ケンチングの場合は次
の数36のようになる。
【数36】
【0041】上記の数36で電流i6は再び上記の数3
1から算出される。上記の数31及び数36は反復的に
解かれなければならない。そのような反復法の例で、次
の値を用いて分析的な解法で行う。 iOUT=0 m =3 R =14KΩ iOUT=0で上記の数32が再び用いる。上記の数3
2のm及びRに上記の各値を代入し、同様にして一般的
に知られる値VT=26mVとすると、次の数37から
i60 の値が得られる。
【0042】
【数37】 上記の各値を用いて反復法で解く場合、iOUT=−
0.5μAは推定される。上記のi60 に計算された最
初の値2.04μAで、上記の数31を用いた反復法
は、単独ステップはここで行われず、第6反復でi6
〈0の値に導く。電流源の電流i6が、ファイヤリング
状態で0より小さくできないということは電流ブレーク
が生じることを意味する。即ち、反復法で推測されるi
OUT=−0.5μAの値で、電流ブレークそして電流
源13のケンチングが上記具体的な数値で回路内に発生
する。
【0043】基礎方程式である上記数36において最悪
な推定、そしてレジスターRを無視することは、次の数
38から明らかなように、電流ブレークを確実に最終的
に生じさせる結果となる。
【数38】iOUT<2.04μA・(−2/3)=−
1.36μA
【0044】図3は、差動増幅器11の出力電流iOU
Tで電流源13のトランジスタQ6のコレクター電流i
6の従属性を示しており、それは反復計算により得られ
る。電流値−2μAから電流iOUTを増加し、電流i
6は、iOUTが負である限り、0である。上記の数3
5でファイヤリング状態に従って、電流値iOUTが>
0となると同時に電流源13はファヤイリングする。電
流源13の2組のカーレントミラーQ5,Q6及びQ
7,Q8のフィードバックにより、電流値i6の急上昇
が伴い、それは電流源13の双安定の作用と値0以外に
従う。上述の模範的な値mとRで、電流i6O =2.0
4μAはファイヤリングのモーメントとなり、図3に記
入されている。電流値iOUTは、ファイヤリング後、
増加するので、i6は図3に示すように増加する。
【0045】電流源13をケンチングするため、iOU
Tはケンチングに必要な電流値に下げなくてはならな
い。上述の反復計算により、電流ブレークはiOUT=
−0.5μAの電流で発生する。電流源13をケンチン
グするために、iOUTは電流源13をファイヤリング
するために必要な電流値より低い値に下げなくてはなら
ない。これは本発明コンパレーターのヒステリシスをも
たらす。
【0046】コンパレータの機能:全回路の機能を検討
してヒステリシスが決定される。電流源13をファイヤ
リング及びケンチングするために、部分な反復計算によ
り、予め決定されたiOUTの値で、上記の数18を用
いて、電流源13をファイヤリング及びケンチングする
ために必要な差動増幅器11の特定入力電圧VINを計
算できる。ファイヤリングする場合、iOUT=0であ
る。(上記数34参照)。従って、上記の数18は次の
数39で示される。
【0047】
【数39】 この数39の分子のみを考えると、次の数40が得られ
る。
【数40】1−n・exp(−VIN/VT)=0 上記の数40を変換すると、次の数41が得られる。
【数41】VIN=ln(n)・VT
【0048】電流源13をファイヤリングするために
は、上記の数41に従って得た入力電圧値が提供されな
ければならない。図2に示された実質的な実施例の回路
において、トランジスタQ4はトランジスタQ3のエミ
ッタ領域よりn倍大きいエミッタ領域をもっている。こ
のため、上記の数41は出力電圧VIB=36mVとな
る。
【0049】一方、ケンチングの場合は、次の数42に
対応する。
【数42】 上記の数42は再び反復解法を施される。上述の確定値
iOUT=−0.5μA,電流iBIAS=1μA、そ
してn=4のトランジスタQ3とQ4のエミッタ領域の
割合を基にケンチング状態であるならば、反復解法が電
流源のケンチングのための入力電圧値VIN=21mV
に導く。
【0050】これは図4に示されており、差動増幅器1
1の出力電流iOUTは入力電圧VINの関数としてグ
ラフに示される。このグラフは電流源13をファイヤリ
ング及びケンチングするために必要なVINの電圧レベ
ルを示す。特定の数値で推測された実施例において、電
流源13のファイヤリングは、差動増幅器11の入力電
圧VINが36mVのスレッショルドを越えたときに行
われる。差動増幅器11の入力電圧VINが21mVよ
り低いと、ファイヤリングされた電流源13はケンチン
グされる。36mVのファイヤリング電圧と21mVの
ケンチング電圧との差がコンパレータのヒステリシスを
構成している。図4に示された例ではヒステリシスは1
5mVである。
【0051】図2に示されたコンパレータ回路は、図3
及び図4で推定されたものとして得られたものならば、
以下に従う。差動増幅器11の入力電圧が36mVのフ
ァイヤリング電圧以下である限り、電流源13は非導電
状態で維持される。36mVのファイヤリング電圧を上
回ると、電流源13はファイヤリングされる、即ち導電
状態になる。続いて差動増幅器11の入力電圧VINが
下げられるとき、21mVのケンチング電圧スレッショ
ルドがそれ以下に下げられたなら電流源13がケンチン
グされる。それは電流源13が再び非導電状態になると
きのみに行われる。ファイヤリング電圧とケンチング電
圧の差15mVは全回路の、即ち本発明のコンパレータ
のヒステリシスを形成している。
【0052】図2に示された実施例において、コンパレ
ータは、ファイヤリング電圧より高い入力電圧で電流が
流れ、ケンチング電圧以下の入力電圧で実質的に非導電
である。そこで電流源17の小電流iBIASのみ流れ
ている。差動増幅器11の2つの入力接続を逆に扱うこ
とにより、例えば入力電圧VINを差動増幅器11の反
転入力(図1)に当てはめて、そして基準ポテンシャル
を非反転入力に当てはめると、コンパレータの逆作用を
得る。そのようなコンパレータは、入力電圧VINが下
部スレッショルド以下となるとき電流を流し、入力電圧
VINが上部スレッショルド以上であるとき実質的に非
導電である。同じ結果が、図2に示された回路で全トラ
ンジスタQ1からQ9を反対の伝導型のトランジスタに
置き換えることにより得られる。
【0053】更に、トランジスタQ7からQ9は、全カ
ーレントミラー分岐点で等しい電流値を伝えているカー
レントミラーで構成されているから、図2に示された実
施例でトランジスタQ9のコレクター電流i9は、トラ
ンジスタQ6の電流i6に等しいことがわかる。だか
ら、コンパレータ出力Aで出力電流i9はまさしくトラ
ンジスタQ6の電流i6である。言い換えれば、図3及
び図4で電流i6に関する考察はコンパレータの出力電
流i9に適用できる。
【0054】図5は、基準ポテンシャルに供給される差
動増幅器の入力が双安定な電流源13の上部カーレント
ミラーにフィールドバックされることを除いて、図2に
示されたコンパレータ回路と等しいコンパレータ回路を
示している。この目的のため、上部カーレントミラーは
更にトランジスタQ10を具備し、コレクター電流i1
0は、トランジスタQ6のコレクター電流i6及びカー
レントミラーQ7からQ10の出力電流i9に相当す
る。差動増幅器の基準ポテンシャル入力と基準ポテンシ
ャル源との間に、レジスターRRは、電流源13からの
フィールドバック電流i10を基準ポテンシャル源の基
準ポテンシャルREFとされる一致する電圧に変換する
ために接続されている。
【0055】双安定な電流源13がファイヤリングであ
る、従って伝導状態であるとき、i10でレジスターR
Rを通ると生じる電圧降下は基準ポテンシャルに影響を
あたえる。入力電圧が下げられるならば、これは電流源
13のスイッチ−オフを(電源を切る)、即ちケンチン
グを起こさせる。レジスターRRの測定に依存し、図2
に示されたようなフィードバックなしに、実施例でより
大きなヒステリシスが得られる。
【0056】ヒステリシスを増す更なる可能性は図6に
示された実施例から明白である。ダイオードD1又はD
2はスイッチング点15とトランジスタQ1、Q2それ
ぞれのエミッタ領域との間に接続されている。これは、
入力電圧VINが電流源13をファイヤリング又はケン
チングすることを指示するそれぞれのスイッチング(切
換え)においてより大きなスレッショルド値を越さなけ
ればならないことを示している。これはヒステリシスを
増加する。更にヒステリシスが増されるならば、2つか
それ以上のダイオードをトランジスタQ1及びQ2それ
ぞれのエミッタ領域に付け加えることができる。ダイオ
ードの代わりに、ヒステリシスを増すためにレジスター
を用いることもできる。電流iBIASが前記2つのレ
ジスターをそれぞれ通るために起こる電圧降下は、ヒス
テリシスの増加に対応する。
【0057】図5及び図6に示されたヒステリシスを増
すための方法は同時に用いることができる。それは、図
5でのフィールドバックとヒステリシスの蓄積増加を得
るためにトランジスタQ1及びQ2のエミッタに加えら
れたインピ−ダ(impedors)、例えばダイオー
ド、両方を更なる実施例で使用することができる。
【0058】
【発明の効果】本発明は、一方で基本的に不安定な動作
点は電流源から電流を転位することにより安定にさせる
ことができ、もう一方で電流が落込んでいる状態の動作
点で電流源をファイヤリングするための電流は、電流源
をケンチングするため、即ち電流が落込む状態から非導
電状態にそれを転換するための電流と電流値が異なると
いう発見に基づいている。
【0059】本発見は、電圧/電流変換器の出力接続、
むしろ差動増幅器の形態で本発明が電流源の接点に流れ
る電流で連結されていることにより利用される。そして
電圧/電流変換器の出力電流はその入力電圧に依存する
ので、入力電圧の値は、電流源がファイヤリングされた
電力消費動作点であるか、ケンチングされた非導電動作
点であるかを決定する。しかしながら、電流源のファイ
ヤリング及びケンチングは電圧/電流変換器の異なる出
力電流で行うので、電圧/電流変換器及び電流源を含む
全回路はヒステリシスをもつ。だから、前記全回路は、
入力電圧が下のスレッショルド値以下であるか、それと
も上のスレッショルド値以上であるかに従い、出力電流
を供給するかもしれないし、そうでないかもしれないヒ
ステリシスのコンパレータとして使用することができ
る。一つのスレッショルド値を越えて全回路は電流を実
質的に消費しないが、もう一方のスレッショルド値を越
えて全回路は電流を消費する。
【0060】そして、全消費力が、2つのスイッチング
点の一方で差動増幅器11の電流源から供給されている
電流iBIASのみであり、この電流は極めて小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒステリシスを有するコンパレータの
実施態様を示す基礎回路図である。
【図2】図1に示した本発明のヒステリシスを有するコ
ンパレータを用いた第1実施例を示す回路図である。
【図3】本発明のヒステリシスを有するコンパレータの
回路で電流源のファイヤリング電流及びケンチング電流
が示す電流特性のグラフ図である。
【図4】図2に示した本発明のヒステリシスを有するコ
ンパレータの回路で差動増幅器の入力電圧と電流源のフ
ァイヤリング及びケンチングの関係を示すグラフ図であ
る。
【図5】本発明のヒステリシスを有するコンパレータを
用いた第2実施例を示す回路図である。
【図6】本発明のヒステリシスを有するコンパレータを
用いた第3実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
11 差動増幅器(回路) 13 双安定電流源(回路) 17 電流源 R レジスター(抵抗器) Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6,Q7,Q8,Q
9 トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 5/08 H03K 3/2897 H03K 3/0233

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)コンパレータの入力接続を成す電圧入
    力(EIN)の端子及び電流出力(SA)の端子を有す
    る電圧/電流変換器と;a.1)前記電流/電圧変換器が
    差動増幅器(11)を備え、この差動増幅器(11)の
    第1の入力端子(+)に電圧信号(VIN)が供給さ
    れ、第2の入力端子(−)に基準電圧信号が供給され、
    出力端子は前記電流出力(SA)を形成し;a.2)前記
    差動増幅器(11)が、第1のスイッチング点(15)
    と、ダイオードに配線されたトランジスタ形式のカレン
    トミラーダイオード(Q3)及びカレントミラートラン
    ジスタ(Q4)から成る増幅カレントミラー回路(Q
    3,Q4)とに結合された2つの増幅トランジスタ(Q
    1,Q2)を備え;b)前記電圧/電流変換器の電流出
    力(SA)の端子に結合される電流供給接続点(S
    E)、及びコンパレータの出力を成す電流出力(A)の
    端子を有する双安定電流源(13)とを備え;b.1)前
    記双安定電流源(13)が、2つの回路分岐(Q5,Q
    7;Q6,Q8)を成す共にそれぞれの回路分岐が前記
    供給電圧源の2極(VS、接地)間に接続されている第
    1(Q5,Q6)及び第2(Q7,Q8)の電流源カレ
    ントミラー回路を備え;b.2)前記双安定電流源(1
    3)が第1安定状態で非導電であると共に、第2安定状
    態でのみ電流を消費するように成っており;c)コンパ
    レータのヒステリシスを得るために、前記双安定電流源
    (13)を非導電状態から電力消費状態に切換えるため
    の前記電流供給接続点(SE)に供給されるべきファイ
    ヤリング電流が、前記双安定電流源(13)を電力消費
    状態から非伝導状態に切換えるための前記電流供給接続
    点(SE)に供給されるべきケンチング電流とは異なっ
    ており;d)全トランジスタがバイポーラトランジスタ
    で成っていることを特徴とするバイポーラ技術を用いた
    ヒステリシスを有するコンパレータ。
  2. 【請求項2】a)前記2つの増幅トランジスタ(Q1、
    Q2)が第1伝導性型(p−n−p)であると共に、前
    記増幅カレントミラー回路(Q3,Q4)の2つのトラ
    ンジスタ(Q3,Q4)が逆の第2伝導性型(n−p−
    n)であり;b)前記2つの増幅トランジスタ(Q1,
    Q2)の第1増幅トランジスタ(Q1)と、カレントミ
    ラーダイオードとして配線されている前記増幅カレント
    ミラー回路(Q3,Q4)のトランジスタ(Q3)と
    が、第1の増幅回路分岐(Q1,Q3)を成して直列接
    続され、前記2つの増幅トランジスタ(Q1,Q2)の
    第2増幅トランジスタ(Q2)と、前記増幅カレントミ
    ラー回路(Q3,Q4)のカレントミラートランジスタ
    (Q4)とが、第2の増幅回路分岐(Q2,Q4)を成
    して直列接続されており;c)前記2組の直列接続(Q
    1,Q3;Q2,Q4)が、供給電圧源の2極(VS、
    接地)間に接続され;d)バイアス電流源(17)が、
    前記第1のスイッチング点(15)と前記供給電流源の
    第1極(VS)との間に接続されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のバイポーラ技術を用いたヒステリシ
    スを有するコンパレータ。
  3. 【請求項3】 前記第2増幅トランジスタ(Q2)とカ
    レントミラートランジスタ(Q4)との間の接続点(2
    1)が、前記差動増幅器(11)の電流出力(SA)を
    成していることを特徴とする請求項に記載のバイポー
    ラ技術を用いたヒステリシスを有するコンパレータ。
  4. 【請求項4】 前記2つの増幅トランジスタ(Q1,Q
    2)のエミッタが前記第1のスイッチング点(15)と
    接続され、増幅カレントミラートランジスタ(Q3,Q
    4)のエミッタが前記供給電圧源の第2極(接地)に接
    続されていることを特徴とする請求項又は請求項
    記載のバイポーラ技術を用いたヒステリシスを有するコ
    ンパレータ。
  5. 【請求項5】 カレントミラートランジスタとして作用
    する前記増幅カレントミラー回路(Q3,Q4)のトラ
    ンジスタ(Q4)は、前記増幅カレントミラー回路(Q
    3,Q4)のダイオードに配線されたトランジスタ(Q
    3)のエミッタ領域よりn倍大きいエミッタ領域を有す
    ることを特徴とする請求項乃至請求項に記載のバイ
    ポーラ技術を用いたヒステリシスを有するコンパレー
    タ。
  6. 【請求項6】 a)前記第1(Q5,Q7)の回路分岐
    が、前記第1の電流源カレントミラー回路(Q5,Q
    6)の第1カレントミラーダイオード(Q5)及び前記
    第2の電流源カレントミラー回路(Q7からQ9)の第
    1カレントミラートランジスタ(Q7)を備え;b)
    記第2(Q6,Q8)の回路分岐が、前記第1の電流源
    カレントミラー回路(Q5,Q6)の第1カレントミラ
    ートランジスタ(Q6)及び前記第2の電流源カレント
    ミラー回路(Q7からQ9)のカレントミラーダイオー
    ド(Q8)を備え;c)第3の回路分岐は、前記第1の
    電流源カレントミラー回路(Q7からQ9)の第2カレ
    ントミラートランジスタ(Q9)を備え、主パスが供給
    電圧源(VS、接地)の1極(VS)とコンパレータ出
    力(A)との間に接続されており;d)レジスター
    (R)が、前記第1の電流源カレントミラー回路(Q
    5,Q6)のカレントミラートランジスタ(Q6)の主
    パスとこのカレントミラートランジスタ(Q6)側に配
    置される供給電圧源(VS、接地)の極(接地)との間
    に接続され;e)前記第1の電流源カレントミラー回路
    (Q5,Q6)のカレントミラーダイオード(Q5)と
    第2の電流源カレントミラー回路(Q7からQ9)の第
    1カレントミラートランジスタ(Q7)との間の接続点
    (23)が、前記双安定電流(13)の電流供給接続点
    (SE)と成っていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項に記載のバイポーラ技術を用いたヒステリシスを
    有するコンパレータ。
  7. 【請求項7】 前記第1の電流源カレントミラー回路
    (Q5,Q6)のカレントミラーダイオード(Q5)
    が、ダイオードに配線されたトランジスタで成っている
    と共に、前記第1の電流源カレントミラー回路(Q5,
    Q6)のカレントミラートランジスタ(Q6)が、前記
    第1の電流源カレントミラー回路(Q5,Q6)のダイ
    オードに配線されたトランジスタ(Q5)のエミッタ領
    域よりm倍大きいエミッタ領域を有していることを特徴
    する請求項に記載のバイポーラ技術を用いたヒステリ
    シスを有するコンパレータ。
  8. 【請求項8】 全てのカレントミラーダイオード(Q
    3,Q5,Q8)がダイオードに配線されたトランジス
    タで成っていることを特徴とする請求項乃至請求項
    に記載のバイポーラ技術を用いたヒステリシスを有する
    コンパレータ。
  9. 【請求項9】 前記供給電圧源の正極(VS)に接続さ
    れた全てのトランジスタ(Q1,Q2,Q7からQ9)
    がp−n−p形トランジスタで成っていると共に、前記
    供給電圧の負極(接地)に接続された全てのトランジス
    タ(Q3からQ6)がn−p−nトランジスタ形で成っ
    ていることを特徴とした請求項乃至請求項に記載の
    バイポーラ技術を用いたヒステリシスを有するコンパレ
    ータ。
  10. 【請求項10】 インピーダ(D1,D2)が前記第1
    のスイッチング点(15)と、ヒステリシスを増すため
    に接続された前記2つの増幅トランジスタ(Q1,Q
    2)のそれぞれとの間に接続されていることを特徴とす
    る請求項乃至請求項に記載のバイポーラ技術を用い
    たヒステリシスを有するコンパレータ。
  11. 【請求項11】 前記インピーダの少なくとも1つがダ
    イオード(D1,D2)で成っていることを特徴とする
    請求項10に記載のバイポーラ技術を用いたヒステリシ
    スを有するコンパレータ。
  12. 【請求項12】 前記各インピーダがレジスターで成っ
    ていることを特徴とする請求項10に記載のバイポーラ
    技術を用いたヒステリシスを有するコンパレータ。
  13. 【請求項13】 フィードバックパス(i10)が、ヒ
    ステリシスを増すために設けられ、前記双安定電流源
    (13)の出力電流(i9)に比例するフィードバック
    電圧を基準ポテンシャル(REF)に従う前記差動増幅
    器(11)の入力に対して供給するようになっているこ
    とを特徴とする請求項乃至請求項12に記載のバイポ
    ーラ技術を用いたヒステリシスを有するコンパレータ。
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