JPH032868Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH032868Y2
JPH032868Y2 JP9754981U JP9754981U JPH032868Y2 JP H032868 Y2 JPH032868 Y2 JP H032868Y2 JP 9754981 U JP9754981 U JP 9754981U JP 9754981 U JP9754981 U JP 9754981U JP H032868 Y2 JPH032868 Y2 JP H032868Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
voltage
inductive load
transistor
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9754981U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS582682U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9754981U priority Critical patent/JPS582682U/ja
Publication of JPS582682U publication Critical patent/JPS582682U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH032868Y2 publication Critical patent/JPH032868Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、誘導性負荷たとえばソレノイドに流
れる電流を検出する回路に関する。
電磁プランジヤでは、ソレノイドに供給する電
力をデユーテイ制御してプランジヤを複数の位置
に選択的に設定する必要が生じる場合がある。こ
のような場合には、ソレノイドに流れる電流を検
出する必要が生じる。
典型的な先行技術は、第1図に示されている。
誘導性負荷Lには、トランジスタTR1と抵抗R
1とが直列に接続されており、トランジスタTR
1には、抵抗R2とツエナダイオードDZとから
成る直列回路や並列に接続される。増幅回路A1
は、抵抗R1の電圧を増幅する。ツエナダイオー
ドDZのブレークダウン電圧は、電源電圧VBより
も大きく選ばれる。
トランジスタTR1のベースに矩形波が与えら
れ、トランジスタTR1が導通したときには誘導
性負荷L、トランジスタTR1および抵抗R1を
経て電流i1が流れる。トランジスタTR1が遮
断すると、誘導性負荷Lのフライバツク電圧はツ
エナダイオードDZをブレークダウンして吸収さ
れ、誘導性負荷L、抵抗R2、ツエナダイオード
DZおよび抵抗R1を経て電流i2が流れる。こ
のような先行技術では、トランジスタTR1が遮
断して電流i2が流れることによつて生じるツエ
ナダイオードDZおよび抵抗R2における電力消
費が大きいという問題がある。
この問題を解決するための他の先行技術は、第
2図に示されている。誘導性負荷Lと抵抗R3と
トランジスタTR2とは、この順序に直列に接続
されており、誘導性負荷Lと抵抗R3とから成る
直列回路には、並列にダイオードD1が接続され
る。抵抗R3の電圧は、差動増幅回路A2に与え
られる。
トランジスタTR2に矩形波が与えられ、トラ
ンジスタTR2が導通すると、誘導性負荷L、抵
抗R3およびトランジスタTR2を介して電流i
3が流れる。トランジスタTR2が遮断すると、
誘導性負荷Lのフライバツク電圧はダイオードD
1によつて吸収され、このとき電流i4が流れ
る。抵抗R3の抵抗値は、トランジスタTR2が
導通時において、誘導性負荷Lにできるだけ高い
電圧が印加されるようにするために、小さい抵抗
値たとえば1Ω程度に選ばれる。したがつてトラ
ンジスタTR2が導通したときには、抵抗R3の
端子間電圧は、接地電位に比べてごくわずかであ
るけれども、正確な電圧検出は比較的容易に可能
である。
しかるに、トランジスタTR2が遮断すると、
トランジスタTR2のコレクタにおける接続点p
1の電圧Vp1は、ダイオードD1の順方向電圧
降下をVD1とすると、 Vp1=VB+VD1 …(1) である。誘導性負荷Lと抵抗R3との接続点がp
2の電圧Vp2は、 Vp2=(Vp1+VR3) …(2) である。ここでトランジスタTR2の遮断時にお
ける抵抗R3の電圧をVR3とする。こうしてト
ランジスタTR2の遮断時には、接続点p1の電
圧Vp1が比較的高いにもかかわらず、抵抗R3
の端子間電圧VR3は小さい。したがつて差動増
幅回路A2を構成する抵抗値が高精度でなけれ
ば、誘導性負荷Lに流れる電流の検出に大きな誤
差を生じることになる。
本考案の目的は、消費電力が少なく、しかも高
精度で誘導性負荷の電流を検出することができる
回路を提供することである。
本考案は、誘導性負荷とスイツチング素子と第
1抵抗と直列に接続し、誘導性負荷には、第2抵
抗とダイオードとから成る直列回路を並列に接続
し、ダイオードは誘導性負荷のフライバツク電圧
が順方向に印加されるように方向性結合されてお
り、第1抵抗と第2抵抗の各電圧をそれぞれレベ
ル変換する第1および第2のレベル変換回路を設
け、それぞれのレベル変換回路は前記スイツチン
グ素子の導通時および遮断時にそれぞれの出力電
圧が等しくなるようレベル変換係数が設定され、
該第1および第2のレベル変換回路の出力を加算
回路で加算することを特徴とする誘導性負荷の電
圧検出回路である。
第3図は本考案の一実施例の電気回路図であ
る。コイルなどの誘導性負荷Lは、スイツチング
素子としてのトランジスタTR3と第1抵抗R6
とに直列に接続される。誘導性負荷Lには、第2
抵抗R7とダイオードD2とから成る直列回路
が、並列に接続される。トランジスタTR3が導
通したとき、誘導性負荷L、トランジスタTR3
および第1抵抗R6には電流i5が流れる。トラ
ンジスタTR3が遮断すると、誘導性負荷Lのフ
ライバツク電圧はダイオードD2の順方向に印加
され、これによつて電流i6が流れる。第1抵抗
R6の端子間電圧V6は、レベル変換のための増
幅回路A3に与えられる。第2抵抗R7の端子間
電圧V7は、レベル変換のための差動増幅回路A
4に与えられる。増幅回路A3および差動増幅回
路A4の利得は、トランジスタTR3の導通時お
よび遮断時にわたつて電圧V6,V7が連続する
ように定められる。増幅回路A3および差動増幅
回路A4の出力は、加算回路A5によつて加算さ
れ、出力端子V0から導出される。
増幅回路A3は、演算増幅器1と、抵抗R1
2,R13とから成る。演算増幅器1の非反転入
力端子2には、抵抗R6の端子間電圧V6が与え
られる。演算増幅器1の反転入力端子3は、抵抗
R12を介して接地される。反転入力端子3と出
力端子4との間には、抵抗R13が接続される。
出力端子4から導出される電圧をV3とすると、
増幅回路A3の利得G1は第3式で示される。
G1=V3/V6=R12+R13/R12 …(3) 差動増幅回路A4は、演算増幅器5と、抵抗R
8〜R11とから成る。演算増幅器5の非反転入
力端子6は、抵抗R9を介して、第2抵抗R7と
ダイオードD2のカソードとの接続点に接続され
るとともに、抵抗R11を介して接地される。演
算増幅器5の反転入力端子7は、抵抗R8を介し
て、誘導性負荷Lと第2抵抗R7との接続点に接
続されるとともに、抵抗R10を介して、演算増
幅器5の出力端子8に接続され。ここで R8=R9 …(4) R10=R11 …(5) とする。演算増幅器5の出力端子8から導出され
る電圧をV4とすると、差動増幅回路A4の利得
G2は第6式で示される。
G2=V4/V7=R10/R8 …(6) 増幅回路A3および差動増幅回路A4の利得G
1,G2は、前述のように、トランジスタTR3
の導通時および遮断時において電圧V3が電圧V
4に等しくなつて連続するように定められる。
加算回路A5は、演算増幅器9と、抵抗R14
〜R17とから成る。演算増幅器9の非反転入力
端子10には、増幅回路A3および差動増幅回路
A4から抵抗R14,R15を介して信号が与え
られる。演算増幅器9の反転入力端子11は、抵
抗R16を介して接地される。演算増幅器9の反
転入力端子11と出力端子12との間には、抵抗
R17が介在される。抵抗R14,R15は、第
7式が充たされるように選ばれる。
R14=R15 …(7) 第4図(1)に示される波形を有する矩形波電圧が
トランジスタTR3のベースに与えられた場合を
想定する。トランジスタTR3が時刻t1〜t
2,において導通し、t2〜t3において遮断す
る。これによつて誘導性負荷Lには、第4図2で
示される電流が流れる。第1抵抗R6の電圧V6
は、第4図3に示されているように、トランジス
タTR3が導通して電流i1が流れることによつ
て生じる。抵抗R5の電圧V7は、第4図4に示
されるように、トランジスタTR3が遮断して電
流i6が流れることによつて生じる。増幅回路A
3,A4からの出力電圧V3,V4は、第4図5
および第4図6にそれぞれ示されている。増幅回
路A3および差動増幅回路A4の利得G1,G2
は、トランジスタTR3が導通および遮断する時
刻t1,t2,t3において連続するように定め
られているので、時刻t1,t3における増幅回
路A3の出力電圧V3bは、時刻t3における差
動増幅回路A4の出力電圧V4bに等しく(V3b
=V4b)また時刻t2における増幅回路A3の出
力電圧V3aは差動増幅回路A4の出力電力V4
aに等しい(V3a=V4a)。こうして加算回路A
5の出力端子V0からは第4図7で示される波形
が得られる。
トランジスタTR3に代えて、他のスイツチン
グ動作を行なうスイツチング素子を用いてもよ
い。
以上のように本考案によれば、スイツチング素
子の導通時における誘導性負荷に流れる電流に依
存した第1抵抗の電圧と、スイツチング素子が遮
断しているときにその誘導性負荷のフライバツク
電圧によつてダイオードを介して第2抵抗に流れ
る電流に依存する第2抵抗の電圧とを、スイツチ
ング素子の導通時および遮断時にわたつて連続す
るようにレベル変換して加算するようにしたの
で、第1抵抗の抵抗値を小さくして誘導性負荷に
高電圧が印加されるようにすることができるとと
もに、第2抵抗の抵抗値を大きくしてダイオード
に流れる電流に起因した電力消費を小さくするこ
とができるようになる。しかも第1抵抗および第
2抵抗の端子間電圧が個別にレベル変換されるの
で、第2図に関連して述べた先行技術に比べて精
度を向上することが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行技術の電気回路図、第2図は他の
先行技術の電気回路図、第3図は本考案の一実施
例の電気回路図、第4図は第3図に示された実施
例の動作を説明するための波形図である。 L……誘導性負荷、R6……第1抵抗、R7…
…第2抵抗、D2……ダイオード、TR3……ト
ランジスタ、A3……増幅回路、A4……差動増
幅回路、A5……加算回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 誘導性負荷とスイツチング素子と第1抵抗と直
    列に接続し、誘導性負荷には、第2抵抗とダイオ
    ードとから成る直列回路を並列に接続し、ダイオ
    ードは誘導性負荷のフライバツク電圧が順方向に
    印加されるように方向性結合されており、第1抵
    抗と第2抵抗の各電圧をそれぞれレベル変換する
    第1および第2のレベル変換回路を設け、それぞ
    れのレベル変換回路は前記スイツチング素子の導
    通時および遮断時にそれぞれの出力電圧が等しく
    なるようレベル変換係数が設定され、該第1およ
    び第2のレベル変換回路の出力を加算回路で加算
    することを特徴とする誘導性負荷の電圧検出回
    路。
JP9754981U 1981-06-29 1981-06-29 誘導性負荷の電流検出回路 Granted JPS582682U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9754981U JPS582682U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 誘導性負荷の電流検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9754981U JPS582682U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 誘導性負荷の電流検出回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS582682U JPS582682U (ja) 1983-01-08
JPH032868Y2 true JPH032868Y2 (ja) 1991-01-25

Family

ID=29892347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9754981U Granted JPS582682U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 誘導性負荷の電流検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS582682U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7246158B2 (ja) * 2018-10-19 2023-03-27 太陽誘電株式会社 コイルの信頼性試験装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS582682U (ja) 1983-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR19990086653A (ko) 역률 보정 제어기
JPH02233007A (ja) Mosトランジスタの電流を検出する装置及び方法
EP0028454B1 (en) Full wave rectifier
CA1167913A (en) Means for limiting power dissipated in an a.c. motor
US6957278B1 (en) Reference -switch hysteresis for comparator applications
EP0921624A1 (en) Device for driving self arc-extinguishing type power element
JPH048163A (ja) Dc‐dc変換器の出力電流の間接検出及び制御回路
JPH032868Y2 (ja)
CA1196953A (en) Full wave rectifier having an operational amplifier
JP2009065809A (ja) 電力変換装置およびその電流検出方法
KR20040030978A (ko) 열 보상방법 및 온도 의존형 전류 감지소자를 갖는회로용 장치
JP2858164B2 (ja) 電源装置
JPH0752370B2 (ja) 半導体素子用電流検出回路
US6946829B2 (en) Device for measuring a chopped current
JPH08237086A (ja) バイポーラ技術を用いたヒステリシスを有するコンパレータ
JPS647336Y2 (ja)
JPS6118457Y2 (ja)
JPH0435714Y2 (ja)
JPH0615296Y2 (ja) 過負荷検出回路
JP2590977B2 (ja) 過電流検出回路
JP3182908B2 (ja) 半導体式センサ回路装置
JPS643080Y2 (ja)
JP2533432B2 (ja) 位相検出回路
JPH047668Y2 (ja)
JPS6117461Y2 (ja)