JP3488158B2 - ウエハの洗浄方法 - Google Patents

ウエハの洗浄方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハの洗浄方法
及びウエハ洗浄装置に関し、更に詳細には、従来のもの
に比べてウエハに付着したパーティクルの除去率が高
い、ウエハの洗浄方法及びウエハ洗浄装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造過程では、ウエハに対
する一つのプロセス工程が終了すると、通常、ウエハ上
の異物、不純物、汚染物等を除去するために、ウエハに
洗浄処理を施している。また、プロセス工程の前処理と
して洗浄処理をウエハを施すことも多い。例えば、シリ
コン基板を加工する前の最初の初期洗浄、シリコン基板
上にシリコン酸化膜を成膜する前の酸化前洗浄、イオン
打ち込み前の洗浄、CVD成膜膜の成膜前の洗浄等であ
る。
【0003】ウエハの洗浄処理には、通常、ウエハ洗浄
装置が使用されている。ここで、図6及び図7を参照し
て、ウエハの洗浄処理に使用している従来のウエハ洗浄
装置の構成を説明する。図6は従来のウエハ洗浄装置の
構成を示す斜視図、及び図7はウエハ洗浄装置の正面図
であって、ウエハWを浸漬させた状態を示す。ウエハ洗
浄装置10は、一槽式のウエハ洗浄装置であって、図6
及び図7に示すように、純水、薬液等の洗浄液を収容し
てウエハを洗浄する内槽12と、内槽12の外側を取り
巻くように設けられ、内槽12から洗浄液が溢流する外
槽14と、純水供給手段(図示せず)及び薬液供給手段
(図示せず)とから構成されている。ウエハ洗浄装置1
0では、複数枚のウエハWが、相互に離隔して垂直方向
にリフタ16上に載置され、内槽12内に送入されて、
同時に洗浄される。
【0004】リフタ16は、複数枚のウエハを相互に離
隔して垂直方向に載置させる治具であって、例えば幅W
1 140mm、奥行きL1 180mm程度の載置台16
aと、載置台16aの奥行き方向縁部から垂直に上方に
延びる板状の把手16bとから構成される。載置台16
aは、中央から両端部に向けて上方に傾斜し、両端部で
中央から高さH1 30mmだけ高くなっていて、かつ、
相互に離隔して把手16bに平行に伸びる複数個の保持
溝16cを有し、保持溝16cにウエハWの底部を挿入
して、ウエハWを載置台16a上に固定するようになっ
ている。
【0005】内槽12は、複数枚のウエハを載置させた
リフタ16を収容できる大きさ、例えば幅W2 220m
m、奥行きL2 200mm、高さH2 230mm程度の
上面開口の直方体状の槽であって、約10リットルの内
容積を有する。また、内槽12は、底部の幅方向両縁部
に薬液及び純水を内槽12内に噴出するノズル口を備え
た薬液・純水供給管18A、Bを備え、かつ内槽12内
の薬液又は洗浄液を急速排出するために大きな開口を有
するQDR用ドレイン口20を底部に備えている。外槽
14は、内槽12の四方の側壁より約30mm(図6で
はSで表示)だけ外方にある側壁を備え、かつ上端が内
槽12の側壁の上端より0mmから5mm(Δh、図7
参照)だけ低く、高さH3 50mmの側壁を備えてい
る。また、外槽14は、内槽12から溢流した純水や薬
液を排出する排出口22を底部に備えている。
【0006】次に、図8を参照して、上述の一槽式のウ
エハ洗浄装置10を使ってウエハを洗浄する方法を説明
する。図8は従来のウエハの洗浄方法の手順を示すフロ
ーチャートである。先ず、薬液・純水供給管18A、B
から純水を内槽12に5リットル/分の流量で供給し、
内槽12から外槽14に溢流させ、純水の溢流状態を維
持しつつ、ウエハを載置させたリフタ16を内槽12の
純水中にに浸漬する(S1 :ウエハ浸漬ステップ)。続
いて、薬液・純水供給管18A、Bから純水を内槽12
に20リットル/分の流量で2分間供給する(S2 :純
水上向き流ステップ)。次いで、純水の供給を停止し、
アンモニア(NH4 OH)、過酸化水素(H22 )及
び純水がNH4 OH:H2 2 :純水=1:1:50の
体積比で混合された薬液を20.8リットル/分の流量
で薬液・純水供給管18A、Bから内槽12に120秒
間供給して、ウエハを洗浄する(S3 :上向き流薬液洗
浄ステップ)。次いで、薬液の供給を停止し、リフタ1
6に載置されたウエハを薬液に浸漬したまま、約480
秒間保持していわゆるディップ(Dip)洗浄を行う
(S4 :ディップ洗浄ステップ)。
【0007】次に、内槽12の容量は、約10リットル
なので、20リットル/分の流量で純水のみを薬液・純
水供給管18A、Bから内槽12に30秒間供給して、
内槽12内の薬液を純水で置換する(S5 :純水置換ス
テップ)。続いて、QDR(Quick Down Rinse、急速下
降流リンス)を行う(S6 :QDRステップ)。QDR
洗浄では、先ず、QDR用ドレイン口20を開放して、
内槽12内から純水置換ステップS5 で供給した純水を
排出する。次に、QDR用ドレイン口20を閉止して、
内槽12を純水で満水にした後、またQDR用ドレイン
口20を開放して純水を排水する。この操作を5回ない
し6回繰り返す。次いで、20リットル/分の流量で純
水のみを薬液・純水供給管18A、Bから内槽12に9
0秒間供給して、内槽12内の純水の比抵抗が、内槽1
2に供給する純水とほぼ同じ値になったことを確認した
後、リフタ16を引き上げ、乾燥槽(図示せず)に移送
する(S7 :仕上げ洗浄ステップ)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一槽式のウエ
ハ洗浄装置を使い、上述の洗浄方法に従ってウエハを洗
浄した場合、ウエハに付着したパーティクルの除去率が
低く、ウエハの洗浄が満足できるほど良好でないという
問題があった。つまり、洗浄後のウエハ上に付着してい
るパーティクルの数が多く、半導体装置の微細加工を目
的とするプロセスの前処理又は後処理としては、洗浄程
度が不十分であった。一方、半導体装置の微細化、高集
積化に伴い、半導体装置のプロセッシングは、その微細
化が益々強く要求され、しかも高い精度が要求されてい
る。従って、従来のウエハの洗浄方法では、このような
精度の高いプロセッシングに対応できる程ウエハを十分
に洗浄することができない。
【0009】そこで、本発明の目的は、一槽式のウエハ
洗浄装置を使って、半導体装置の微細加工等のプロセス
工程の前処理又は後処理としての要求を満足できる程度
にウエハを洗浄する方法、及びその洗浄方法を実施する
のに好適なウエハ洗浄装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、一槽式のウ
エハ洗浄装置を使った従来の洗浄方法の洗浄効果が低い
原因を追求した結果、次のことが判った。一槽式のウエ
ハ洗浄装置を使った従来の洗浄方法では、薬液による洗
浄処理(S4 ディップ洗浄)と、純水によるリンス洗浄
(S6 QDRステップ)とを同じ槽で行っているので、
6 QDRステップの前に、純水で薬液を置換している
(S5 純水置換ステップ)。ところで、純水置換ステッ
プでは、ディップ洗浄ステップ中にウエハから解離し
て、内槽12内に浮遊する多数のパーティクルは、純水
で置換される薬液と共に内槽12から外槽14に溢流し
て排出されることになっているものの、現実には、純水
置換ステップの過程で、再びウエハに付着している。
【0011】つまり、ディップ洗浄ステップの後、洗浄
槽内の薬液中にパーティクルが多数浮遊している状態
で、薬液が純水によって置換されて行く。薬液の純水置
換過程では、先ず、薬液はパーティクルの解離能力を有
する薬液濃度の下限まで純水で希釈(置換)される。そ
の間は、パーティクルがウエハに再付着しても再び除去
され、薬液と共に排出される。しかし、下限を超えて更
に低い濃度まで、薬液が純水で希釈(置換)されると、
その間にウエハに付着したパーティクルはウエハから解
離することなく、ウエハ上に付着したままになる。その
結果、パーティクルを付着させたままのウエハを引き上
げて、乾燥工程に移送することになる。換言すれば、従
来のウエハの洗浄方法では、薬液の純水置換時のパーテ
ィクルの再付着を防止することなく、単純に薬液を純水
で置換しているために、純水置換が進行するにつれてパ
ーティクルが再付着し易くなっている。従って、パーテ
ィクルの除去率を高めることが難しい。
【0012】そこで、本発明者は、内槽12内の薬液を
純水で置換する際、先ず、パーティクル解離能力を有す
る下限の薬液濃度の第2の薬液で内槽12内の第1の薬
液を置換すること、即ち第1の薬液を第2の薬液で置換
しつつ内槽12内の第1の薬液中に浮遊するパーティク
ルを第1の薬液と共に内槽12から外槽14に溢流させ
て、排出することを考え、実験を重ねて、本発明を完成
するに到った。
【0013】上記目的を達成するために、本発明に係る
ウエハの洗浄方法は、洗浄槽の底部にQDR(Quick Do
wn Rinse、急速下向き流リンス)用排出口を有し、洗浄
槽の底部から斜め上向きに、又は洗浄槽の上部から斜め
下向きに薬液及び洗浄水を洗浄槽内に噴出させ、かつ洗
浄槽の上端から溢流させるようにした洗浄槽を備え、洗
浄槽内に複数枚のウエハを相互に離隔して垂直に配置し
て、ウエハを洗浄する方法であって、洗浄槽内の洗浄水
中にウエハを浸漬する第1のステップと、アンモニア
(NH4 OH)、過酸化水素(H2 2 )、及び水が、
NH4 OH:H2 2 :水=1:1:X1 (但し、X1
が20以上70以下の範囲)の体積比で混合された第1
の薬液を供給して、第1の薬液でウエハを洗浄する第2
のステップと、第1の薬液の供給を停止して、ウエハに
ディップ(Dip)洗浄を施す第3のステップと、アン
モニア、過酸化水素、及び水が、NH4 OH:H
2 2 :水=1:1:X 2 (但し、X2 >X1 )の体積
比で混合され、かつ洗浄能力を有する第2の薬液を洗浄
槽に供給する第4のステップと、第2の薬液の供給を停
止し、QDR洗浄をウエハに施す第5のステップとを有
することを特徴としている。
【0014】本発明方法を実施するウエハ洗浄装置は、
一槽式のウエハ洗浄装置であって、斜め上向きに薬液及
び洗浄水を噴出するノズル孔を有する薬液・洗浄水供給
管を洗浄槽の底部に設けた、従来のウエハ洗浄装置でも
良い。好適には、本発明方法を実施するウエハ洗浄装置
は、斜め下向きに薬液及び洗浄水を噴出するノズル孔を
有する薬液・洗浄水供給管を洗浄槽の上部に設けた、後
述する本発明に係るウエハ洗浄装置である。また、本発
明方法で、洗浄水とは、化学物質を溶解していない、か
つパーティクルを含まない清浄な水を言う。好適には、
洗浄水として純水を使用する。本明細書で、純水とは、
半導体装置の製造工場で使われている、所謂、純水であ
って、上水を水処理装置で処理し、純水として分類され
ている水を言う。また、本発明方法及び本発明装置で言
うパーティクルとは、異物、不純物、汚染物等の固体状
の微粒子に加えて、ウエハに付着した汚染物質の極く微
細な物質をも意味する広い概念である。
【0015】好適には、第1のステップでは、洗浄槽に
洗浄水を供給しつつ、ウエハを洗浄水中に浸漬する。ま
た、第1のステップの後、暫く、洗浄水を供給し続ける
ことが望ましい。その時間は、洗浄槽の約2倍から4倍
の体積の洗浄水を供給できる時間である。第2のステッ
プで、第1の薬液でウエハを洗浄する時間は、洗浄槽の
約2倍から4倍の体積の第1の薬液を供給できる時間で
ある。第3のステップで、ディップ洗浄を行う時間は、
5分間から10分間の範囲である。第5のステップで、
QDR洗浄を行う回数は、4回から7回である。QDR
(Quick Down Rinse、急速下降流リンス)洗浄では、先
ず、QDR用ドレイン口を開放して、洗浄槽内から第2
の薬液を排出する。次に、QDR用ドレイン口を閉止し
て、洗浄槽を洗浄水で満水にした後、またQDR用ドレ
イン口を開放して洗浄水を排水する操作である。通常
は、再び、QDR用ドレイン口を閉止して、洗浄槽を洗
浄水で満水にした後、またQDR用ドレイン口を開放し
て洗浄水を排水し、この操作を繰り返す。QDR洗浄
は、一挙に洗浄槽内の洗浄水を排水して、洗浄槽内のパ
ーティクルを排出する効果を有する。尚、第5のステッ
プのQDR洗浄の前に洗浄槽に純水を供給して、第2の
薬液を純水で置換する純水置換ステップを設けても良
い。このときには、QDR洗浄に当たって、第2の薬液
を排出する操作はない。
【0016】本発明方法では、ディップ洗浄の第3のス
テップと、QDR洗浄を施す第5のステップの前に、一
旦、第4のステップで、アンモニア濃度及び過酸化水素
濃度が第1の薬液より低く、しかも洗浄能力を有する第
2の薬液を洗浄槽に供給して、洗浄槽内の第1の薬液を
置換する。ここで、洗浄能力とは、ファンデルワールス
力による物理吸着でウエハに付着しているパーティクル
を解離する能力を言う。好ましくは、第2の薬液による
第1の薬液の希釈効率を高めるために、第2の薬液のア
ンモニア濃度及び過酸化水素濃度は、洗浄能力を有する
下限濃度にする。実用的には、X2 が80以上150以
下である。逆に言えば、80以上150以下の範囲のX
2 が、パーティクルの物理吸着を解離できる薬液の水の
含有量である。
【0017】本発明方法では、第4のステップで第2の
薬液を供給することにより、第1の薬液を第2の薬液で
置換しつつ洗浄槽内の第1の薬液中に浮遊するパーティ
クルを第1の薬液と共に洗浄槽から溢流させて、排出す
ると共に、第4のステップ中で、パーティクルがウエハ
に再付着しても、付着したパーティクルを再び第2の薬
液の解離能力によって解離させ、第1の薬液と共に洗浄
槽から溢流させることができる。よって、ウエハに付着
したままになるパーティクルの数が、従来の洗浄方法に
比べて、大幅に減少する。尚、本発明方法の効果を高め
るには、第4のステップで供給する薬液量は、少なくと
も洗浄槽の容積と同じ体積である。
【0018】本発明方法の好適な実施態様では、第3の
ステップと第4のステップとの間に、洗浄槽に洗浄水を
供給して洗浄槽内の第1の薬液を希釈し、第2の薬液と
同じアンモニア濃度及び過酸化水素濃度にする付加ステ
ップを有する。また、付加ステップで供給する洗浄水の
水量と第5のステップで供給する第2の薬液の薬液量と
の和が、少なくとも洗浄槽の容積と同じ体積である。本
実施態様では、洗浄水を予め導入して第1の薬液を希釈
することにより、第2の薬液の所要量を減少させること
ができる。
【0019】本発明方法の好適な実施態様では、第5の
ステップの後に、洗浄水を供給して、洗浄水で仕上げ洗
浄をウエハに施す第6のステップを有する。第6のステ
ップでは、洗浄槽内の純水の比抵抗が、洗浄槽に供給す
る純水の比抵抗と同じになったことを確認するまで、続
行することが望ましい。
【0020】従来のウエハ洗浄装置を使って本発明方法
に従ってウエハを洗浄する場合、第4のステップ、又は
(付加ステップ)+(第4のステップ)を実施すると、
薬液、又は洗浄水が上向き流になって、洗浄槽内の第1
の薬液を一様に希釈(置換)することが難しい。また、
薬液・純水供給管18A、Bが底部に配置されている等
の影響もあって、特にウエハ下部には、パーティクルが
付着し易い傾向があることが判った。そこで、本発明者
は、洗浄槽内に斜め下向きに薬液及び洗浄水を噴出する
ノズル孔を有する薬液・純水供給管を洗浄槽の上部に設
けることを着想し、実験を重ねて、本発明を完成するに
到った。
【0021】本発明に係るウエハ洗浄装置は、洗浄槽の
底部にQDR(Quick Down Rinse、急速下向き流リン
ス)用排出口を有し、複数枚のウエハを相互に離隔して
垂直に収容し、収容したウエハを洗浄する洗浄槽を備え
た一槽式のウエハ洗浄装置において、洗浄槽内に斜め下
向きに薬液及び洗浄水を噴出するノズル孔を有する薬液
・洗浄水供給管が、洗浄槽内に収容されたウエハより上
方に位置するように洗浄槽の上部に設けられていること
を特徴としている。また、好適には、ノズル孔が、洗浄
槽内に収容されたウエハの面とほぼ平行に薬液又は洗浄
水を噴出するように、薬液・洗浄水供給管が配置されて
いる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。ウエハの洗浄方法の実施形態例1 本実施形態例は、本発明方法に係るウエハの洗浄方法の
実施形態の一例であって、図1は本実施形態例のウエハ
の洗浄方法の手順を示すフローチャートである。本実施
形態例の洗浄方法は、前述の従来の一槽式のウエハ洗浄
装置10を使ってウエハを洗浄する方法であって、図1
に示すように、S4 ディップ洗浄ステップまでは、従来
の洗浄方法と同じように行う。
【0023】即ち、先ず、薬液・純水供給管18A、B
から純水を内槽12に5リットル/分の流量で供給し、
内槽12から外槽14に溢流させ、その状態を維持しつ
つ、ウエハを載置させたリフタ16を内槽12の純水中
にに浸漬する(S1 :ウエハ浸漬ステップ)。続いて、
薬液・純水供給管18A、Bから純水を内槽12に20
リットル/分の流量で2分間供給する(S2 :純水上向
き流洗浄ステップ)。次いで、純水の供給を停止し、N
4 OH、H2 2 及び純水がNH4 OH:H2 2
純水=1:1:50の体積比で混合された第1の薬液を
20.8リットル/分の流量で薬液・純水供給管18
A、Bから内槽12に120秒間供給して、ウエハを洗
浄する(S3 :上向き流薬液洗浄ステップ)。次いで、
第1の薬液の供給を停止し、リフタ16に載置されたウ
エハを第1の薬液に浸漬したまま、約480秒間保持し
て、いわゆるディップ洗浄を行う(S 4 :ディップ洗浄
ステップ)。
【0024】次いで、本実施形態例の方法では、第2の
薬液置換ステップSA1 を備えている。第2の薬液ステ
ップSA1 では、NH4 OH、H2 2 及び純水がNH
4 OH:H2 2 :純水=1:1:100の体積比で混
合された第2の薬液を20.4リットル/分の流量で薬
液・純水供給管18A、Bから内槽12に30秒間供給
する。これにより、内槽12の容量は、約10リットル
なので、内槽12内の第1の薬液が第2の薬液で置換さ
れたことになる。
【0025】次に、従来の洗浄方法と同様にして、20
リットル/分の流量で純水のみを薬液・純水供給管18
A、Bから内槽12に30秒間供給して、内槽12内の
第2の薬液を純水で置換する(S5 :純水置換ステッ
プ)。続いて、QDR洗浄ステップに移行する。先ず、
QDR用ドレイン口20を開放して、内槽12内から純
水置換ステップS5 で供給した純水を排出する。次に、
QDR用ドレイン口20を閉止して、内槽12を純水で
満水にし、QDR用ドレイン口20を開放して純水を排
水する。この操作を5回ないし6回繰り返して、
(S6 :QDRステップ)。次いで、20リットル/分
の流量で純水のみを薬液・純水供給管18A、Bから内
槽12に90秒間供給して、内槽12内の純水の比抵抗
が、内槽12に供給する純水の比抵抗と同じになったこ
とを確認した後、リフタ16を引き上げ、乾燥槽(図示
せず)に移送する(S7 :仕上げ洗浄ステップ)。
【0026】本実施形態例では、第2の薬液置換ステッ
プSA1 で、第1の薬液を第2の薬液で置換しつつ内槽
12内の第1の薬液中に浮遊するパーティクルを第1の
薬液と共に内槽12から外槽14に溢流させて、排出さ
せると共に、この間、パーティクルがウエハに再付着し
ても、付着したパーティクルは、再び第2の薬液の解離
能力によって解離され、第1の薬液と共に洗浄槽から溢
流する。従って、ウエハに付着したままになるパーティ
クルの数が、従来の洗浄方法に比べて、大幅に減少す
る。
【0027】ウエハの洗浄方法の実施形態例2 本実施形態例は、本発明方法に係るウエハの洗浄方法の
実施形態の別の例であって、図2は本実施形態例のウエ
ハの洗浄方法の手順を示すフローチャートである。本実
施形態例の洗浄方法は、前述の従来の一槽式のウエハ洗
浄装置10を使ってウエハを洗浄する方法であって、図
2に示すように、S4 ディップ洗浄ステップまでは、従
来の洗浄方法と同じように行う。
【0028】次いで、本実施形態例の方法では、図2に
示すように、第1の薬液希釈ステップSA1 と第2の薬
液置換ステップSA2 とを備えている。ディップ洗浄ス
テップS4 に続いて、第1の薬液希釈ステップSA1
は、薬液・純水供給管18A、Bから純水を内槽12に
20リットル/分の流量で15秒間供給し、内槽12内
の第1の薬液のアンモニア濃度及び過酸化水素濃度を第
2の薬液の同じ濃度に希釈する。次いで、第2の薬液置
換ステップSA2 では、純水の供給を停止し、NH4
H、H2 2 及び純水がNH4 OH:H2 2 :純水=
1:1:100の体積比で混合された第2の薬液を2
0.4リットル/分の流量で薬液・純水供給管18A、
Bから内槽12に15秒間供給する。純水による希釈及
び第2の薬液の供給によって、内槽12内の第1の薬液
は、第2の薬液で置換される。
【0029】第1の薬液を純水で希釈する操作により、
第1の薬液は、パーティクル解離能力を喪失する濃度、
即ち第2の薬液の濃度まで純水で希釈されつつ、浮遊す
るパーティクルと共に内槽12から外槽14に溢流す
る。次いで、第2の薬液置換ステップでは、第2の薬液
を供給して、更に第1の薬液を第2の薬液で置換しつつ
パーティクルを第1の薬液と共に内槽12から外槽14
に溢流させ、排出する。第1の薬液希釈ステップSA1
と第2の薬液置換ステップSA2 の過程で、パーティク
ルがウエハに再付着しても、付着したパーティクルは、
再び第2の薬液の解離能力によって解離され、第1の薬
液と共に洗浄槽から溢流するので、ウエハに付着したま
まになるパーティクルの数が、従来の洗浄方法に比べ
て、大幅に減少する。本実施形態例では、第1の薬液を
純水で希釈し、次いで第2の薬液を供給しているので、
第2の薬液の薬液量を節減することができる。
【0030】第2の薬液置換ステップSA2 を実施した
後、従来の洗浄方法と同様にして、純水置換ステップS
5 、QDRステップS6 及び仕上げ洗浄ステップS7
実施する。
【0031】ウエハ洗浄装置の実施形態例 本実施形態例は、本発明に係るウエハ洗浄装置の実施形
態の一例であって、図3は本実施形態例のウエハ洗浄装
置の構成を示す斜視図、及び図4は正面図であって、ウ
エハWを浸漬させた状態を示す。図3及び図4中、図6
及び図7と同じ部品、部位には同じ符号を付して、説明
を省略する。本実施形態例のウエハ洗浄装置30は、一
槽式のウエハ洗浄装置であって、内槽12の底部に設け
られた薬液・純水供給管18A、Bに代えて、図3及び
図4に示すように、薬液・純水供給管32A、Bを内槽
12の上端部に備えていることを除いて従来の洗浄装置
10と同じ構成を備えている。薬液・純水供給管32
A、Bは、図3及び図4に示すように、内槽12の幅方
向両縁部の上端部に沿って設けてあり、内槽12内斜め
下方に向かって薬液又は純水を噴出するノズル孔34を
備えている。
【0032】これにより、ディップ洗浄ステップS4
に第1の薬液を第2の薬液で置換する際、内槽12内の
第1の薬液を一様に第2の薬液で置換することができる
と共にウエハ下部に付着したパーティクルを解離させる
ことができる。
【0033】ウエハの洗浄方法の実施形態例3 本実施形態例は、本発明方法に係るウエハの洗浄方法の
実施形態の更に別の例であって、上述した実施形態例の
ウエハ洗浄装置30を使った洗浄方法である。図5は本
実施形態例のウエハの洗浄方法の手順を示すフローチャ
ートである。本実施形態例の洗浄方法は、図5に示すよ
うに、S4 ディップ洗浄ステップまでは、薬液・純水供
給管32A、Bから純水又は第1の薬液を内槽12内に
供給することを除いて実施形態例2の方法と同様に、ウ
エハ浸漬ステップS1 、純水通水ステップS2 、薬液洗
浄ステップS3 及びディップ洗浄ステップS4 を行う。
尚、本実施形態例では、内槽12内のウエハに向かって
下向き流で純水を供給しているので、実施形態例2の純
水上向き流ステップS2 を純水通水ステップS 2 と呼ん
でいる。
【0034】次いで、実施形態例2と同様に、本実施形
態例の方法では、図5に示すように、第1の薬液希釈ス
テップSA1 と第2の薬液置換ステップSA2 とを備え
ている。ディップ洗浄ステップに続いて、第1の薬液置
換ステップSA1 では、薬液・純水供給管32A、Bか
ら下向きに純水を内槽12に20リットル/分の流量で
15秒間供給し、内槽12内の第1の薬液のアンモニア
濃度及び過酸化水素濃度を第2の薬液の同じ濃度に希釈
しつつ第1の薬液を排出させる。次いで、第2の薬液置
換ステップSA2 では、純水の供給を停止し、NH4
H、H2 2 及び純水がNH4 OH:H2 2 :純水=
1:1:100の体積比で混合された第2の薬液を2
0.4リットル/分の流量で薬液・純水供給管32A、
Bから下向きに内槽12に15秒間供給して、第1の薬
液を第2の薬液で置換する操作を行う。
【0035】第2の薬液置換ステップSA2 を実施した
後、従来の洗浄方法と同様にして、純水置換ステップS
5 、QDRステップS6 及び仕上げ洗浄ステップS7
実施する。
【0036】尚、実施形態例のウエハ洗浄装置30を使
って、実施形態例1の方法と同様にして、ウエハを洗浄
することも、勿論できる。
【0037】実施形態例のウエハの洗浄方法の評価 実施形態例1から3のウエハの洗浄方法の効果を評価す
るために、以下のようにして評価試験を行った。フッ酸
(HF)1重量部を100重量部の水に溶解して得た
0.5重量%のフッ化水素酸中に粒径約0.2μmのポ
リスチレン・ラテックス(PLS)粒子を重量比で10
ppb程度の含有率になるように滴下して、PLS粒子
を懸濁させたフッ化水素酸を調製した。次いで、そのフ
ッ化水素酸にウエハを5分間ないし6分間浸漬した後、
引き上げて自然乾燥させ、パーティクルを付着させた試
料ウエハを作製した。次いで、レーザ光散乱方式のパー
ティクル計数機によって、ウエハに付着したPLS粒子
の数Aを計数した。その数は、1000個から1000
0個の間にあった。実施形態例1の方法に従って試料ウ
エハを洗浄し、洗浄後のPLS粒子の数Bを計数して、
次の式で除去率を求めたところ、99%であった。 除去率=(A−B)×100/A A:洗浄前のPLS粒子の数 B:洗浄後のPLS粒子の数
【0038】同様にして、実施形態例2及び実施形態例
3の洗浄方法の除去率を求めたところ、実施形態例2及
び実施形態例3の洗浄方法の除去率は、それぞれ、95
%及び99%以上であった。一方、比較のために、前述
した従来の洗浄方法による除去率を上述の評価方法と同
様にして求めたところ、90%以下であった。以上の評
価試験の結果から、実施形態例1から実施形態例3の洗
浄方法によれば、従来の洗浄方法に比べて、除去率が著
しく向上していることが判る。また、実施形態例のウエ
ハ洗浄装置30を使った実施形態例3の洗浄方法では、
実施形態例2と同様に第2の薬液の使用量が実施形態例
1に比べて少ないものの、除去率は実施形態例1と同様
に99%以上である。これは、実施形態例のウエハ洗浄
装置30の洗浄効果が高いことを示している。
【0039】
【発明の効果】本発明方法によれば、アンモニア、過酸
化水素、及び水が、NH4 OH:H22 :水=1:
1:X2 (但し、X2 >X1 )の体積比で混合され、か
つ洗浄能力を有する第2の薬液を供給して、第1の薬液
を第2の薬液で置換する第4のステップを有することに
より、更には第4のステップの前に洗浄水で第1の薬液
を希釈するステップを設けている。これにより、第1の
薬液を第2の薬液で置換しつつ洗浄槽内の第1の薬液中
に浮遊するパーティクルを第1の薬液と共に洗浄槽から
溢流させて、排出すると共に、第4のステップ中で、パ
ーティクルがウエハに再付着しても、付着したパーティ
クルを再び第2の薬液の解離能力によって解離させ、第
1の薬液と共に洗浄槽から溢流させることができる。よ
って、従来の洗浄方法に比べて、ウエハに付着したまま
になるパーティクルの数が、大幅に減少し、ウエハのパ
ーティクルの除去率を大幅に高めることができる。ま
た、本発明に係るウエハ洗浄装置は、本発明方法を好適
に実施できる洗浄装置を実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1のウエハの洗浄方法の手順を示す
フローチャートである。
【図2】実施形態例2のウエハの洗浄方法の手順を示す
フローチャートである。
【図3】実施形態例のウエハ洗浄装置の構成を示す斜視
図である。
【図4】ウエハ洗浄装置の正面図であって、ウエハWを
浸漬させた状態を示す。
【図5】実施形態例3のウエハの洗浄方法の手順を示す
フローチャートである。
【図6】従来のウエハ洗浄装置の構成を示す斜視図であ
る。
【図7】ウエハ洗浄装置の正面図であって、ウエハWを
浸漬させた状態を示す。
【図8】従来のウエハの洗浄方法の手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 ウエハ洗浄装置 12 内槽 14 外槽 16 リフタ 16a 載置台 16b 把手 16c 保持溝 18 薬液・純水供給管 20 QDR用ドレイン口 22 排出口 30 実施形態例のウエハ洗浄装置 32 薬液・純水供給管 34 ノズル孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−336430(JP,A) 特開 平7−183268(JP,A) 特開 平10−12585(JP,A) 特開 平10−189527(JP,A) 特開 平11−111663(JP,A) 特開 平11−145105(JP,A) 特開 平11−204476(JP,A) 特開2000−252247(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽の底部にQDR(Quick Down Rin
    se、急速下向き流リンス)用排出口を有し、洗浄槽の底
    部から斜め上向きに、又は洗浄槽の上部から斜め下向き
    に薬液及び洗浄水を洗浄槽内に噴出させ、かつ洗浄槽の
    上端から溢流させるようにした洗浄槽を備え、洗浄槽内
    に複数枚のウエハを相互に離隔して垂直に配置して、ウ
    エハを洗浄する方法であって、 洗浄槽内の洗浄水中にウエハを浸漬する第1のステップ
    と、 アンモニア(NH4 OH)、過酸化水素(H22 )、
    及び水が、NH4 OH:H22 :水=1:1:X
    (但し、X1 が20以上70以下の範囲)の体積比で混
    合された第1の薬液を供給して、第1の薬液でウエハを
    洗浄する第2のステップと、 第1の薬液の供給を停止して、ウエハにディップ(Di
    p)洗浄を施す第3のステップと、 アンモニア、過酸化水素、及び水が、NH4 OH:H2
    2 :水=1:1:X2 (但し、X2 >X1 )の体積比
    で混合され、かつ洗浄能力を有する第2の薬液を洗浄槽
    に供給する第4のステップと、 第2の薬液の供給を停止し、QDR洗浄をウエハに施す
    第5のステップとを有することを特徴とするウエハの洗
    浄方法。
  2. 【請求項2】 X2 が80以上150以下であることを
    特徴とする請求項1に記載のウエハの洗浄方法。
  3. 【請求項3】 第4のステップで供給する第2の薬液の
    薬液量は、少なくとも洗浄槽の容積と同じ体積であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のウエハの洗浄方
    法。
  4. 【請求項4】 第3のステップと第4のステップとの間
    に、洗浄槽に洗浄水を供給して洗浄槽内の第1の薬液を
    希釈し、第2の薬液と同じアンモニア濃度及び過酸化水
    素濃度にする付加ステップを有することを特徴とする請
    求項1又は2に記載のウエハの洗浄方法。
  5. 【請求項5】 付加ステップで供給する洗浄水の水量と
    第4のステップで供給する第2の薬液の薬液量との和
    が、少なくとも洗浄槽の容積と同じ体積であることを特
    徴とする請求項4に記載のウエハの洗浄方法。
  6. 【請求項6】 洗浄水が純水であることを特徴とする請
    求項1から5のうちのいずれか1項に記載のウエハの洗
    浄方法。
  7. 【請求項7】 第5のステップの後に、洗浄水を供給し
    て、洗浄水で仕上げ洗浄をウエハに施す第6のステップ
    を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1
    項に記載のウエハの洗浄方法。
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