JP3487739B2 - 花粉症用の化粧料 - Google Patents

花粉症用の化粧料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、花粉症の予防に好
適な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】杉花粉症等の花粉症は、杉の木の増加と
大気汚染の進行が相まって年々罹患者数を増やしてお
り、今や大きな社会問題となっている。これに対する処
置としては、マスク等の着用による花粉の吸入の阻止と
抗ヒスタミン剤によるアレルギー症状の対症的な処置程
度しか存在しない。即ち、花粉症には根治的治療法や根
治的予防法が存在しないため、種々の対処法を組み合わ
せて用いることが必要であり、この様な新しい手段の開
発が求められていた。一方、化粧料を用いて花粉症を治
療・予防する事は全く行われていなかったし、化粧料1
重量部に蒸留水4重量部を加え分散させた分散液のpH
が6以下であり、且つ、バラ科の植物のエッセンスを含
有する化粧料が、花粉症の発現抑制、症状緩和又は症状
悪化予防等の花粉症の治療・予防に優れた作用を有する
ことは全く知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
下に行われたものであり、新たな花粉症の対処手段を提
供することを課題とする。
【0004】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者等
は新たな花粉症の対処手段を求めて鋭意研究を重ねた結
果、化粧料の使用に従って花粉症の症状が緩和されるケ
ースが存在することを見いだした。更に検討を重ねた結
果、全ての化粧料にこの様な作用があるわけではなく、
花粉症の症状を緩和する化粧料としてのファクターが存
在することを見いだした。このファクターを求めて更な
る研究を重ねた結果、粉体を含有する化粧料であって、
化粧料1重量部に蒸留水4重量部を加え分散させた分散
液のpHが6以下であることがその条件であることを解
明した。更に検討を重ねた結果、この作用は化粧料中に
バラ科植物のエッセンスを含有していた場合に更に強ま
ることを見いだし発明を完成させるに至った。即ち、本
発明者等は、化粧料のpHを特定域に設定し、バラ科植
物のエッセンスを化粧料に含有させることによって花粉
症の緩和が可能であることを明らかにしたのである。以
下、本発明について実施の形態を中心に詳細に説明す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の化粧料 本発明の化粧料は、粉体を含有する化粧料であって、当
該化粧料1重量部に蒸留水4重量部を加え分散させた分
散液のpHが6以下であり、更に化粧料中にバラ科植物
のエッセンスを含有することを特徴とする。ここで、バ
ラ科の植物のエッセンスとしては、バラ科の植物の植物
体の1部乃至は全部の、細切、乾燥、粉砕した植物体の
加工物、植物体及び/又はその加工物の抽出物、抽出物
の溶媒除去物、これらをカラムクロマトグラフィーや液
液抽出で精製した分画精製物及び/又はその溶媒除去物
等が例示できる。エッセンスとしては抽出物が特に好ま
しい。抽出物は、バラ科の植物体や加工物に1〜10倍
量の溶媒を加え、室温であれば数日、沸点付近の温度で
あれば数時間浸漬すれば良い。溶媒としては、極性溶媒
が特に好ましく、例えば、エタノールやプロピレングリ
コール等のアルコール類、アセトンやメチルエチルケト
ン等のケトン類、ジエチルエーテルやテトラヒドロフラ
ン等のエーテル類、塩化メチレンやクロロホルム等のハ
ロゲン化炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、
水等から1種乃至は2種以上が挙げられる。これらの内
好ましいものは水及び/又はアルコールである。又、使
用する植物体のの使用部位としては、花、葉、茎、根、
実、蕾の何れでも良く、最も好ましいものは花を含む部
位である。バラ科の植物として好ましいものは、バラ、
ノバラ、サクラ、モモ、リンゴ、ナシ、プラム、ウメ、
イチゴ、キイチゴ等が好ましく例示され、これらの中で
はバラとノバラが特に好ましい。本発明のエッセンスと
しては、香気成分を除去したものでも使用可能であり、
例えば、バラ等の香料を除いた残査を利用することもで
き、廃物利用できる上で特に好ましい。本発明の化粧料
に於けるバラ科植物のエッセンスの好ましい含有量は、
0.01〜20重量%であり、0.05〜10重量%が
より好ましく、0.1〜5重量%が更に好ましい。本発
明の化粧料はバラ科植物のエッセンス以外に、通常の化
粧料原料を組み合わせて製造することが可能であり、こ
の様な任意原料としては、例えば、ワセリンやマイクロ
クリスタリンワックス等のような炭化水素類、ホホバ油
やゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリーブ油等のトリ
グリセライド類、セタノール、オレイルアルコール等の
高級アルコール類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪
酸、グリセリンや1,3−ブタンジオール等の多価アル
コール類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、
カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノール、カ
ーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化
剤、色素、粉体類等が例示できる。粉体としては、酸化
亜鉛、タルク等は分散液をアルカリ性に偏らせる可能性
が高いので、なるべく配合しないか、表面を酸性になる
ように処理して配合するのが好ましい。この様な表面の
処理方法としては、燐酸、燐酸2水素1ナトリウム、ク
エン酸、マロン酸、乳酸、蓚酸等の有機酸やその塩、無
水珪酸等でコーティングする事が挙げられる。この様な
酸性化処理粉体や無水珪酸などの酸性粉体を全粉体成分
に対して、50%以上、より好ましくは60%以上、更
に好ましくは70%含有することが本発明の化粧料とし
て好ましい。粉体の光学的効果などを勘案すると無水珪
酸コーティング処理が特に好ましい。本発明の化粧料
は、化粧料を作成した後、上記鑑別法によって液性を測
定し、pHが6より大きければ酸や酸性物質を配合した
り、コーティングしたりして分散液のpHが6以下にな
るよう調整すればよい。かくして得られた本発明の化粧
料は、花粉症の症状緩和や発症予防の優れた作用を有す
る。即ち、かかる本発明の化粧料を塗布することによ
り、花粉症の発現抑制、症状緩和又は症状悪化予防等の
花粉症の治療・予防が可能となる。本発明の化粧料は、
顔などの表面についた花粉が破裂してアレルゲンを放出
することを抑制するとともにアレルギー反応を緩和する
作用を有するので、抗ヒスタミン剤やマスクの着用等と
併用すると相加的に花粉症に対応できる。本発明の化粧
料が適用できる花粉症は、花粉の種類に特段の限定を受
けず、例えば、杉花粉以外に、桧花粉、ヒバ花粉、樅花
粉、茅花粉、米花粉、ブタ草花粉、セイタカアワダチ草
花粉等の花粉症に適用できる。
【0006】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明について更に詳
細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限定
を受けないことは言うまでもない。
【0007】<実施例1>バラの花1Kgを水蒸気蒸溜
にかけ、香気成分を除去し、残差に50%エタノール5
lを加え3時間環流し、室温に冷却後濾過して不溶物を
除き、減圧濃縮してエッセンス1を121g得た。
【0008】<実施例2>ノバラの花1Kgを水蒸気蒸
溜にかけ、香気成分を除去し、残差に50%エタノール
5lを加え3時間環流し、室温に冷却後濾過して不溶物
を除き、減圧濃縮してエッセンス2を133g得た。
【0009】<実施例3>ローズヒップ1Kgに50%
エタノール5lを加え3時間環流し、室温に冷却後濾過
して不溶物を除き、減圧濃縮してエッセンス3を357
g得た。
【0010】<実施例4>モモの花、蕾、萼の混合物1
Kgに50%エタノール5lを加え3時間環流し、室温
に冷却後濾過して不溶物を除き、減圧濃縮してエッセン
ス4を98g得た。
【0011】<実施例5>ノバラの花1Kgにプロピレ
ングリコール5lを加え3時間100℃で浸漬しし、室
温に冷却後濾過して不溶物を除き、エッセンス5を約5
Kg得た。
【0012】<実施例6>下記に示す処方に従って化粧
料(白粉)を作成した。即ち、処方成分をヘンシェルミ
キサーに秤込み、低速混合し、これを直径0.7mmの
丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、化
粧料を得た。この化粧料1重量部に純水4重量部を加え
室温で30分攪拌し、この液のpHを測定したところ、
4.5であった。又、スライドグラス上に杉花粉、桧花
粉を約60個取り、この分散液を加え5分静置し、破裂
した花粉の数を顕微鏡下肉眼で計数し、破裂した花粉の
割合を算出したところ、破裂した花粉の割合は9%であ
った。これは、下記に示す比較例1、2、3に比べ本発
明の化粧料は花粉の破裂を抑制していることが判る。更
に、この効果は比較例1と3の比較より、pHが6以下
である化粧料とバラ科のエッセンスとを組み合わせるこ
とによって初めて得られる相乗効果であることが判る。 シリカゲル 90 重量部 二酸化チタン 2 重量部 チタンマイカ 3 重量部 タルク 3 重量部 ベンガラ 0.2重量部 黄色酸化鉄 0.8重量部 エッセンス1 1 重量部
【0013】<比較例1>下記に示す処方に従って化粧
料(白粉)を作成した。即ち、処方成分をヘンシェルミ
キサーに秤込み、低速混合し、これを直径0.7mmの
丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、化
粧料を得た。この化粧料1重量部に純水4重量部を加え
室温で30分攪拌し、この液のpHを測定したところ、
7.1であった。又、スライドグラス上に杉花粉、桧花
粉を約60個取り、この分散液を加え5分静置し、破裂
した花粉の数を顕微鏡下肉眼で計数し、破裂した花粉の
割合を算出したところ、60%であった。 タルク 90 重量部 二酸化チタン 2 重量部 チタンマイカ 3 重量部 シリカゲル 4 重量部 ベンガラ 0.2重量部 黄色酸化鉄 0.8重量部
【0014】<比較例2>下記に示す処方に従って化粧
料(白粉)を作成した。即ち、処方成分をヘンシェルミ
キサーに秤込み、低速混合し、これを直径0.7mmの
丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、化
粧料を得た。この化粧料1重量部に純水4重量部を加え
室温で30分攪拌し、この液のpHを測定したところ、
4.5であった。又、スライドグラス上に杉花粉、桧花
粉を約60個取り、この分散液を加え5分静置し、破裂
した花粉の数を顕微鏡下肉眼で計数し、破裂した花粉の
割合を算出したところ、破裂した花粉の割合は12%で
あった。 シリカゲル 90 重量部 二酸化チタン 2 重量部 チタンマイカ 3 重量部 タルク 4 重量部 ベンガラ 0.2重量部 黄色酸化鉄 0.8重量部
【0015】<比較例3>下記に示す処方に従って化粧
料(白粉)を作成した。即ち、処方成分をヘンシェルミ
キサーに秤込み、低速混合し、これを直径0.7mmの
丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、化
粧料を得た。この化粧料1重量部に純水4重量部を加え
室温で30分攪拌し、この液のpHを測定したところ、
7.1であった。又、スライドグラス上に杉花粉、桧花
粉を約60個取り、この分散液を加え5分静置し、破裂
した花粉の数を顕微鏡下肉眼で計数し、破裂した花粉の
割合を算出したところ、60%であった。 タルク 89 重量部 二酸化チタン 2 重量部 チタンマイカ 3 重量部 シリカゲル 4 重量部 ベンガラ 0.2重量部 黄色酸化鉄 0.8重量部 エッセンス1 1 重量部
【0016】<実施例7>下記に示す処方に従って化粧
料(白粉)を作成した。即ち、処方成分をヘンシェルミ
キサーに秤込み、低速混合し、これを直径0.7mmの
丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、化
粧料を得た。この化粧料1重量部に純水4重量部を加え
室温で30分攪拌し、この液のpHを測定したところ、
4.5であった。又、スライドグラス上に杉花粉、桧花
粉を約60個取り、この分散液を加え5分静置し、破裂
した花粉の数を顕微鏡下肉眼で計数し、破裂した花粉の
割合を算出したところ、破裂した花粉の割合は8%であ
った。 シリカゲル 90 重量部 二酸化チタン 2 重量部 チタンマイカ 3 重量部 タルク 3 重量部 ベンガラ 0.2重量部 黄色酸化鉄 0.8重量部 エッセンス2 1 重量部
【0017】<実施例8>下記に示す処方に従って化粧
料(白粉)を作成した。即ち、処方成分をヘンシェルミ
キサーに秤込み、低速混合し、これを直径0.7mmの
丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、化
粧料を得た。この化粧料1重量部に純水4重量部を加え
室温で30分攪拌し、この液のpHを測定したところ、
4.5であった。又、スライドグラス上に杉花粉、桧花
粉を約60個取り、この分散液を加え5分静置し、破裂
した花粉の数を顕微鏡下肉眼で計数し、破裂した花粉の
割合を算出したところ、破裂した花粉の割合は10%で
あった。実施例6との比較より、部位としては花を含む
部位の方が好ましいことが判る。 シリカゲル 90 重量部 二酸化チタン 2 重量部 チタンマイカ 3 重量部 タルク 3 重量部 ベンガラ 0.2重量部 黄色酸化鉄 0.8重量部 エッセンス3 1 重量部
【0018】<実施例9>下記に示す処方に従って化粧
料(白粉)を作成した。即ち、処方成分をヘンシェルミ
キサーに秤込み、低速混合し、これを直径0.7mmの
丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、化
粧料を得た。この化粧料1重量部に純水4重量部を加え
室温で30分攪拌し、この液のpHを測定したところ、
4.5であった。又、スライドグラス上に杉花粉、桧花
粉を約60個取り、この分散液を加え5分静置し、破裂
した花粉の数を顕微鏡下肉眼で計数し、破裂した花粉の
割合を算出したところ、破裂した花粉の割合は10%で
あった。 シリカゲル 90 重量部 二酸化チタン 2 重量部 チタンマイカ 3 重量部 タルク 3 重量部 ベンガラ 0.2重量部 黄色酸化鉄 0.8重量部 エッセンス4 1 重量部
【0019】<実施例10>下記に示す処方に従って化
粧料(白粉)を作成した。即ち、処方成分をヘンシェル
ミキサーに秤込み、低速混合し、これを直径0.7mm
の丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、
化粧料を得た。この化粧料1重量部に純水4重量部を加
え室温で30分攪拌し、この液のpHを測定したとこ
ろ、4.5であった。又、スライドグラス上に杉花粉、
桧花粉を約60個取り、この分散液を加え5分静置し、
破裂した花粉の数を顕微鏡下肉眼で計数し、破裂した花
粉の割合を算出したところ、破裂した花粉の割合は11
%であった。 シリカゲル 90 重量部 二酸化チタン 2 重量部 チタンマイカ 3 重量部 タルク 3 重量部 ベンガラ 0.2重量部 黄色酸化鉄 0.8重量部 エッセンス5 1 重量部
【0020】<実施例11>上記、実施例6と比較例
1、2、3の白粉について、任意に選出した花粉症患者
20名を用いて、1群10名でこれらの化粧料の使用が
花粉症の症状に及ぼす影響を調査した。即ち、これらの
人たちにこれらのサンプルを1月初めより4月末まで使
用して貰い、花粉症の発現時期、花粉症の症状などにつ
いてアンケートによって答えた貰った。発現時期の結果
を表1に、症状の状態の結果を表2に示す。尚、発症し
なかったものに関しては4/1以後発症にカウントし
た。これより、本発明の化粧料が、花粉症の発現時期を
遅らせていること及び症状を緩和していることが判る。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】<実施例12>実施例6の化粧料と比較例
1、2、3の化粧料とを既に花粉症を発現しているパネ
ラー20名(1群10名)に3週間使用して貰い、化粧
料の使用によって花粉症の症状が変化したか否かについ
てアンケートで調査した。結果を表3に示す。この表よ
り、本発明の化粧料が花粉症の症状を緩和していること
が判る。
【0024】
【表3】
【0025】<実施例13>下記に示す処方に従って、
ファンデーションを作成した。即ち、イをヘンシェルミ
キサーに秤込み、低速混合し、0.7mm丸穴スクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキ
サーに戻し、高速で混合しながらロをコーティングし
た。これを1mmヘリングボーンスクリーンを装着した
パルベライザーで粉砕し、金皿に詰め加圧成形し、ファ
ンデーションを得た。このもの1重量部を4重量部の水
に分散させ、pHを測定したところ4.8であった。こ
の分散液を約60個の杉花粉をおいてあるスライドグラ
ス上にたらし、5分後破裂した花粉の個数の割合を算出
したところ8%であった。 イ クエン酸処理二酸化チタン 25 重量部 クエン酸処理タルク 20 重量部 クエン酸処理セリサイト 25 重量部 クエン酸処理黄色酸化鉄 10 重量部 クエン酸処理ベンガラ 2 重量部 ロ ジメチコン 8 重量部 エッセンス5 10 重量部
【0026】<実施例14>下記に示す処方に従って、
ファンデーションを作成した。即ち、イをヘンシェルミ
キサーに秤込み、低速混合し、0.7mm丸穴スクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキ
サーに戻し、高速で混合しながらロをコーティングし
た。これを1mmヘリングボーンスクリーンを装着した
パルベライザーで粉砕し、金皿に詰め加圧成形し、ファ
ンデーションを得た。このもの1重量部を4重量部の水
に分散させ、pHを測定したところ5.2であった。こ
の分散液を約60個の杉花粉をおいてあるスライドグラ
ス上にたらし、5分後破裂した花粉の個数を計数し、破
裂割合を算出たところ6%であった。 イ ステアリン酸−シリコーン処理二酸化チタン 25 重量部 ステアリン酸−シリコーン処理タルク 20 重量部 ステアリン酸−シリコーン処理セリサイト 25 重量部 ステアリン酸−シリコーン処理黄色酸化鉄 10 重量部 ステアリン酸−シリコーン処理ベンガラ 2 重量部 エッセンス2 0.1重量部 ロ ジメチコン 17.9重量部
【0027】<実施例15>下記に示す処方に従って、
ファンデーションを作成した。即ち、イをヘンシェルミ
キサーに秤込み、低速混合し、0.7mm丸穴スクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキ
サーに戻し、高速で混合しながらロをコーティングし
た。これを1mmヘリングボーンスクリーンを装着した
パルベライザーで粉砕し、金皿に詰め加圧成形し、ファ
ンデーションを得た。このもの1重量部を4重量部の水
に分散させ、pHを測定したところ4.3であった。こ
の分散液を約60個の杉花粉をおいてあるスライドグラ
ス上にたらし、5分後破裂した花粉の個数を計数し、破
裂割合を算出たところ2%であった。 イ リン酸−シリコーン処理二酸化チタン 25 重量部 リン酸−シリコーン処理タルク 20 重量部 リン酸−シリコーン処理セリサイト 25 重量部 リン酸−シリコーン処理黄色酸化鉄 10 重量部 リン酸−シリコーン処理ベンガラ 2 重量部 エッセンス1 0.5重量部 ロ ジメチコン 17.5重量部
【0028】<実施例16>下記に示す処方に従って水
性ファンデーションを作成した。即ち、イをヘンシェル
ミキサーで低速混合した後、0.7mm丸穴スクリーン
を装着したパルベライザーで粉砕し、ロの成分と合わせ
ボールミルで分散させ水性ファンデーションを得た。こ
のもの1重量部に純水4重量部を加え良く振盪した後p
Hを測定したところ、3.9であった。この分散液を杉
花粉が約60個乗っているスライドグラス上に1滴たら
し、5分後に破裂した花粉の数を計数し、破裂割合を算
出したところ4%であった。 イ 燐酸処理二酸化チタン 10 重量部 燐酸処理タルク 5 重量部 燐酸処理黄色酸化鉄 2 重量部 燐酸処理ベンガラ 1 重量部 ロ ポリ燐酸 0.1重量部 メチルパラベン 0.2重量部 エタノール 10 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 エッセンス5 5 重量部 水 61.7重量部
【0029】<実施例17>実施例6と同様に実施例1
3のファンデーションを用いて使用テストを行った。結
果を表4、5に示す。これより本発明の化粧料である、
ファンデーションは花粉症の発現時期を遅らせているこ
と及び症状を緩和していることが判る。
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】
【0032】<実施例18>実施例6と同様に実施例1
4のファンデーションを用いて使用テストを行った。結
果を表6に示す。この結果より、本発明の化粧料が花粉
症の症状を緩和していることが判る。
【0033】
【表6】
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、新たな花粉症の対処手
段を提供することができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−40922(JP,A) 特開 平8−73342(JP,A) 特開 平8−245409(JP,A) 特開 平8−301773(JP,A) 特開 平9−87188(JP,A) 特開 平9−110710(JP,A) 特開 平9−118626(JP,A) 特開 平9−118627(JP,A) 特開 平9−157176(JP,A) 特開 平5−58870(JP,A) 特開 平4−356416(JP,A) 特開 平7−258070(JP,A) 特開 昭57−108006(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を含有する化粧料に於いて、酸性化
    処理粉体または無水珪酸の少なくとも一方の酸性粉体
    を、全粉体成分に対して50重量%以上含有し、当該化
    粧料1重量部に蒸留水4重量部を加え分散させた分散液
    のpHが6以下であり、且つ、バラ科の植物のエッセン
    スを含有することを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 バラ科の植物のエッセンスが、ローズウ
    ォーター及び/又はバラの香料蒸留残査の抽出物であ
    る、請求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 花粉症の人に適用されることを特徴とす
    る、請求項1又は2に記載の化粧料。
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