JPH09157176A - オトギリソウ、ボダイジュ抽出物含有抗アレルギー剤、 皮膚外用剤及び浴用剤 - Google Patents

オトギリソウ、ボダイジュ抽出物含有抗アレルギー剤、 皮膚外用剤及び浴用剤

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JPH09157176A
JPH09157176A JP7344949A JP34494995A JPH09157176A JP H09157176 A JPH09157176 A JP H09157176A JP 7344949 A JP7344949 A JP 7344949A JP 34494995 A JP34494995 A JP 34494995A JP H09157176 A JPH09157176 A JP H09157176A
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JP
Japan
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skin
acid
fruit
extract
allergic
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JP7344949A
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English (en)
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Yukinaga Nishibe
幸修 西部
Norihiro Tomono
規博 伴野
Kanae Wakamatsu
香苗 若松
Hiroshi Ando
弘 安藤
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Ichimaru Pharcos Co Ltd
Original Assignee
Ichimaru Pharcos Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】新規でかつ安全性の高い抗アレルギー剤、ある
いはアレルギー性の皮膚炎症疾患や肌荒れなどの予防並
びにその改善に優れた皮膚外用剤及び浴用剤を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】オトギリソウ及びボダイジュ抽出物が優れ
たヒスタミン遊離抑制作用、アラキドン酸代謝活性抑制
作用、接触皮膚抑制作用、抗補体活性作用、ヒアルロニ
ダーゼ活性阻害作用、活性酸素消去作用を有することを
確認した。従って、これらは抗アレルギー剤として利用
でき、各種のアレルギー性疾患の予防及び治療に有効で
ある。また、あらゆる形態の皮膚外用剤(医薬品類、医
薬部外品類、化粧品類)及び浴用剤への応用も可能であ
り、アレルギー性・アトピー性・接触性の皮膚炎症疾患
や、肌荒れ、敏感肌といったトラブルを有する皮膚・頭
皮に対して、その予防及び改善に優れた効果を発揮す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オトギリソウ及び
/又はボダイジュの抽出物を有効成分として含有する抗
アレルギー剤、ヒスタミン遊離抑制剤、アラキドン酸代
謝活性抑制剤、接触皮膚炎抑制剤、抗補体活性剤、ヒア
ルロニダーゼ活性阻害剤、活性酸素消去剤、またこれら
を配合してなる、アレルギー性・アトピー性・接触性の
皮膚炎症疾患(例えば、発赤、湿疹、浮腫、腫脹など)
や、肌荒れ、敏感肌といった皮膚及び頭皮のトラブルの
予防並びにその改善に有効で、安全性の高い皮膚外用剤
及び浴用剤に関するものである。
【0002】その利用分野は、各種の外用・内用製剤類
全般であり、具体的には、液状、乳液状、クリーム状、
軟膏状、ゲル状、パウダー状、顆粒状、固形状、気泡
性、あるいはアンプル状、カプセル状、丸剤・錠剤状
の、1)外用・内用医薬品類、2)医薬部外品類、3)局所又
は全身用の皮膚化粧品類、4)頭皮・頭髪に適用する薬用
及び/又は化粧用の製剤類(例えば、シャンプー類、リ
ンス類、トリートメント類、パーマネント液、整髪料、
染毛料、ヘアートニック類、育毛・養毛料など)、5)浴
湯に投じて使用する浴用剤、6)口腔用組成物(歯磨、含
嗽剤、ガム・トローチなど)、7)食品類などが挙げられ
る。
【0003】
【従来の技術】今日、環境条件の悪化や生活様式の変
化、社会生活の複雑化にともなうストレスの増加などに
より、花粉症・アレルギー性鼻炎・気管支喘息・アトピ
ー性皮膚炎・薬物によるじんましんなどのアレルギー性
疾患や、肌荒れ、敏感肌などに悩み苦しむ人が増加して
いる。特に、アトピー性皮膚炎は子供のみならず、成人
に及ぶまでの広い年代層でその増加が叫ばれ、現代病の
ひとつとして注目されている。
【0004】本来、生体には、体内に侵入した異物(細
菌、花粉、ダニなど:抗原)を排除するために、それに
対抗する生体成分(抗体、リンパ球など)を産生して体
を守るように働く免疫機能を備えている。ところが、時
としてその反応が過敏になるために身体に有害となり、
種々の病気の原因となってしまうことがある。この免疫
機能による障害反応をアレルギーと呼んでおり、表1に
示すように4つの型に分類されている。
【表1】
【0005】免疫系を構成する中心的細胞は、主に骨
髄、胸腺、脾臓、リンパ節、血液などに存在するB細
胞、T細胞と呼ばれる2種類のリンパ球の集団である。
B細胞は体液性免疫(I〜III型アレルギー)に関与し、
抗原に反応して形質細胞(抗体産生細胞)に分化、増殖
し、抗体を細胞外に分泌するようになる。また、T細胞
は主に細胞性免疫(IV型アレルギー)に関与し、抗原と
反応すると、分化、増殖し、抗原を破壊する活性化T細
胞となる。
【0006】I型アレルギー反応は、最も発症頻度が多
い型であり、主に免疫グロブリンE(IgE)抗体が関与
している。その発症過程は、外来性の抗原に対してB細
胞からIgE抗体が産生され、肥満細胞や好塩基球にIgE抗
体が固着し感作が成立する第1段階、抗原が再び接触し
た感作細胞からヒスタミン、セロトニン、SRS−Aな
どの化学伝達物質が遊離する第2段階、遊離した化学伝
達物質が平滑筋の収縮、血管透過性の亢進、浮腫、神経
刺激などを引き起こしたりして、各種のアレルギー症状
を発現する第3段階に大別される。
【0007】II型アレルギー反応は、IgGやIgM抗体によ
って組織の細胞が破壊されて起こる障害反応である。抗
体が抗原細胞に結合すると、補体系(抗体のエフェクタ
ー作用によって活性化して、抗原の細胞を殺したり、貪
食細胞による抗原の分解を著しく促進したりする血清タ
ンパク質の系)が連鎖的に活性化され、細胞膜を破壊す
る複合体が形成されるために、細胞が破壊される。ま
た、活性化された補体系の成分が細胞に結合すると、多
形核白血球やマクロファージなどの貪食細胞によって抗
原細胞は捕捉されて分解され、除去される。一方、補体
系の活性化の過程で、貪食細胞による抗原の分解を著し
く促進する作用を有するアナフィラトキシンと呼ばれる
物質が生じる。これは毛細血管の透過性を増大させる作
用、平滑筋を収縮させる作用、肥満細胞からヒスタミン
を遊離させる作用も持っているため、過剰に生成される
と各種のアレルギー症状が発現することとなる。
【0008】III型アレルギー反応は主にIgG抗体によっ
て起こるが、その発症は補体系や多形核白血球などの多
くの因子が関与する複雑な機構で起こる。抗原に抗体が
結合して生成した抗原抗体結合物は血管、腎臓、関節、
皮膚などの組織に沈着して補体系を活性化する。結合物
の量が多いときには、補体系が過度に活性化してアナフ
ィラトキシンが生じ、そのために血管透過性が増大した
りして炎症が起こる。またアナフィラトキシンの作用で
貪食細胞が抗原抗体結合物を除去しようと働く際に、リ
ソソームの脱顆粒反応が起こり、リソソーム内のプロテ
アーゼなど多種類の加水分解酵素が細胞外に放出される
ため、組織や細胞の障害が進み、III型アレルギーが発
症する。
【0009】I〜III型アレルギー反応がいずれも体液性
免疫による反応で、抗原と接触後2〜3分で反応が現
れ、十数分で反応が最高となるため、即時型と呼ばれる
のに対し、IV型アレルギー反応は数時間後に現れ、最高
に達するには48〜72時間かかることから、遅延型アレル
ギーと呼ばれる。このアレルギー反応は細胞性免疫によ
る反応で、T細胞の一部が抗原と反応して活性化T細胞
となり、これが再び抗原と反応すると、リンホカインと
呼ばれる種々の炎症性因子(マクロファージ走化性因
子、リンパ球遊走因子、マクロファージ活性化因子、血
管透過性因子など)を放出する。これらにより抗原を排
除するように働くが、この反応が過度に進行すると障害
反応としてアレルギーが発症する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来より使用されてい
る抗アレルギー剤の多くは、作用点が比較的明らかなI
型アレルギー反応によって引き起こされる疾患に対する
薬剤である。例えば、平滑筋を弛緩させる鎮痙薬や毛細
血管の透過性の亢進を抑制する交感神経興奮薬、さらに
は抗ヒスタミン薬などが挙げられるが、これらはいずれ
も第3段階に作用する対照的治療薬であり、しかも、そ
のほとんどが合成医薬品であり、副作用の点で問題があ
った。
【0011】一方、現在最も活発に行われているI型ア
レルギー疾患に関与する抗アレルギー剤の研究は、化学
伝達物質の遊離を抑制する薬剤、遊離された化学伝達物
質に対して拮抗作用を示す薬剤など、第2段階を抑制す
る薬剤の開発であるが、充分な効力を有するものは見つ
かっていない。
【0012】また、II、III型及びIV型アレルギー反応
に対する特異的な抗アレルギー剤は見い出されておら
ず、特にII、III型アレルギー反応には補体が関与する
ことから、補体の活性を抑制する作用を有する薬剤に関
する研究が行われつつある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明者らは、抗アレルギー作用に優れ、かつ副作用が
なく、皮膚に緩和である物質について、天然物である植
物からのスクリーニングを試みた。その結果、オトギリ
ソウ及び/又はボダイジュの抽出物が安全性が高く、ヒ
スタミン遊離抑制作用、アラキドン酸の代謝活性抑制作
用、接触皮膚炎抑制作用、抗補体活性作用、ヒアルロニ
ダーゼ活性阻害作用、活性酸素消去作用を有することを
見い出し、本発明を完成するに至った。
【0014】すなわち、本発明の目的は、オトギリソウ
及び/又はボダイジュ抽出物を抗アレルギー剤、具体的
には、ヒスタミン遊離抑制剤、アラキドン酸代謝活性抑
制剤、接触皮膚炎抑制剤、抗補体活性剤、ヒアルロニダ
ーゼ活性阻害剤として応用すること、また、これらをを
配合してなるアレルギー性の皮膚炎症疾患(例えば、発
赤、浮腫、湿疹など)や、アトピー性皮膚炎、あるいは
肌荒れ、敏感肌といった皮膚・頭皮のトラブルの予防や
改善に優れた皮膚外用剤及び浴用剤を提供することにあ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明で使用するオトギリソウと
は、オトギリソウ科(Guttiferae)植物オトギリソウHy
pericum erectum Thunb.又はセイヨウオトギリソウH.pe
rforatum L.を、ボダイジュとは、シナノキ科(Tiliace
ae)植物ナツボダイジュTilia platyphyllos Scop.,フ
ユボダイジュT.cordata Mill.,セイヨウシナノキT.eur
opaeaL.,その他の近縁植物を指す。また、抽出物と
は、オトギリソウの全草又はボダイジュの花、果実、樹
皮をそのままあるいは乾燥させて溶媒で抽出したもので
ある。抽出溶媒としては、水、アルコール類(例えば、
メタノール、エタノールなどの低級アルコール、あるい
はプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコールなど
の多価アルコール)、アセトンなどのケトン類、ジエチ
ルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチル
エステルなどのエステル類、キシレン、ベンゼン、クロ
ロホルム、トルエンなどの有機溶媒の有機溶媒などを、
単独で、あるいは2種以上の混液を使用することができ
る。
【0016】尚、抽出条件は特に制限されるものではな
いが、通常は常温〜常圧下での溶媒の沸点の範囲であれ
ばよく、抽出後はろ過及び濃縮乾燥して、溶液状、ペー
スト状、ゲル状、粉末状として用いてもよい。更に、ほ
とんどの場合はそのままの状態で利用できるが、必要な
らば、その効力に影響のない範囲で脱臭、脱色などの精
製処理を加えてもよい。これらの手段としては、活性炭
カラムなどを用いればよく、抽出溶媒の種類により一般
的に適用される通常の手段を任意に選択して行えばよ
い。
【0017】本発明におけるオトギリソウ、ボダイジュ
の抽出物はそのまま抗アレルギー剤として利用できる
他、皮膚外用剤や浴用剤へ配合することが可能である。
その配合量は特に規定されるものではなく、皮膚外用剤
の剤型の種類、品質、期待される作用の程度によって若
干異なるが、製剤全量中、固形分換算して0.001〜0.5重
量%配合するのが好ましい。0.001重量%以下では充分
な効果が認められないし、0.5重量%以上配合しても効
果の増強は期待できない。また、浴用剤の場合では、20
0〜300Lの浴湯に投じて同程度の濃度になるように処方
を考慮すればよい。
【0018】本発明の抗アレルギー剤、ヒスタミン遊離
抑制剤、アラキドン酸代謝活性抑制剤、接触皮膚炎抑制
剤、抗補体活性剤、ヒアルロニダーゼ活性阻害剤、活性
酸素消去剤、あるいは皮膚外用剤及び浴用剤は、オトギ
リソウ及び/又はボダイジュ抽出物に加えて、必要に応
じて、下記に示されるような医薬品類、医薬部外品類、
化粧品類などの製剤に通常使用され得る基剤や添加剤を
併用して製造することが可能である。
【0019】[1]各種油脂類 アボカド油,アルモンド油,ウイキョウ油,エゴマ油,
オリーブ油,オレンジ油,オレンジフラワー油,ゴマ
油,カカオ脂,カミツレ油,カロット油,キューカンバ
ー油,ククイナッツ油,サフラワー油,大豆油,ツバキ
油,トウモロコシ油,ナタネ油,パーシック油,ヒマシ
油,綿実油,落花生油,タートル油,ミンク油,卵黄
油,パーム(核)油,ヘーゼルナッツ油,モクロウ,ヤ
シ油,牛脂,牛脂脂肪酸,豚脂,硬化油,硬化ヒマシ油
など。
【0020】[2]ロウ類 ミツロウ,カルナウバロウ,鯨ロウ,ラノリン,液状ラ
ノリン,還元ラノリン,硬質ラノリン,カンデリラロ
ウ,モンタンロウ,セラックロウなど。
【0021】[3]鉱物油 流動パラフィン,ワセリン,パラフィン,オゾケライ
ド,セレシン,マイクロクリスタンワックス,スクワレ
ン,プリスタンなど。
【0022】[4]脂肪酸類 ラウリン酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン
酸,ベヘン酸,オレイン酸,12-ヒドロキシステアリン
酸,ウンデシレン酸,トール油,ラノリン脂肪酸などの
天然脂肪酸、イソノナン酸,カプロン酸,2-エチルブタ
ン酸,イソペンタン酸,2-メチルペンタン酸,2-エチル
ヘキサン酸,イソペンタン酸などの合成脂肪酸。
【0023】[5]アルコール類 エタノール,イソプロパノール,ラウリルアルコール,
セタノール,ステアリルアルコール,オレイルアルコー
ル,ラノリンアルコール,コレステロール,フィトステ
ロールなどの天然アルコール、2-ヘキシルデカノール,
イソステアリルアルコール,2-オクチルドデカノールな
どの合成アルコール。
【0024】[6]多価アルコール類 酸化エチレン,エチレングリコール,ジエチレングリコ
ール,トリエチレングリコール,エチレングリコールモ
ノエチルエーテル,エチレングリコールモノブチルエー
テル,ジエチレングリコールモノメチルエーテル,ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル,ポリエチレング
リコール,酸化プロピレン,プロピレングリコール,ポ
リプロピレングリコール,1,3-ブチレングリコール,グ
リセリン,ペンタエリトリトール,ソルビトール,マン
ニトールなど。
【0025】[7]エステル類 ミリスチン酸イソプロピル,パルミチン酸イソプロピ
ル,ステアリン酸ブチル,ラウリン酸ヘキシル,ミリス
チン酸ミリスチル,オレイン酸オレイル,オレイン酸デ
シル,ミリスチン酸オクチルドデシル,ジメチルオクタ
ン酸ヘキシルデシル,乳酸セチル,乳酸ミリスチル,フ
タル酸ジエチル,フタル酸ジブチル,酢酸ラノリン,モ
ノステアリン酸エチレングリコール,モノステアリン酸
プロピレングリコール,ジオレイン酸プロピレングリコ
ールなど。
【0026】[8]金属セッケン類 ステアリン酸アルミニウム,ステアリン酸マグネシウ
ム,ステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カルシウム,パル
ミチン酸亜鉛,ミリスチン酸マグネシウム,ラウリン酸
亜鉛,ウンデシレン酸亜鉛など。
【0027】[9]ガム質及び水溶性高分子化合物 アラビアゴム,ベンゾインゴム,ダンマルゴム,グアヤ
ク脂,アイルランド苔,カラヤゴム,トラガントゴム,
キャロブゴム,クインシード,寒天,カゼイン,デキス
トリン,ゼラチン,ペクチン,デンプン,カラギーナ
ン,カルボキシメチルキチン又はキトサン,ヒドロキシ
アルキル(C2〜C4)キチン又はキトサン,低分子キチ
ン又はキトサン,キトサン塩,硫酸化キチン又はキトサ
ン,リン酸化キチン又はキトサン,アルギン酸及びその
塩,ヒアルロン酸及びその塩,コンドロイチン硫酸及び
その塩,ヘパリン,エチルセルロース,メチルセルロー
ス,カルボキシメチルセルロース,カルボキシエチルセ
ルロース,カルボキシエチルセルロースナトリウム,ヒ
ドロキシエチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロ
ース,ニトロセルロース,結晶セルロース,ポリビニル
アルコール,ポリビニルメチルエーテル,ポリビニルピ
ロリドン,ポリビニルメタアクリレート,ポリアクリル
酸塩,ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサ
イドなどのポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合
物,カルボキシビニルポリマー,ポリエチレンイミンな
ど。
【0028】[10]界面活性剤 アニオン界面活性剤(カルボン酸塩,スルホン酸塩,硫
酸エステル塩,リン酸エステル塩)、カチオン界面活性
剤(アミン塩,四級アンモニウム塩)、両性界面活性
剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型,ベタイン
型),硫酸エステル型両性界面活性剤,スルホン酸型両
性界面活性剤,リン酸エステル型両性界面活性剤、非イ
オン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤,エー
テルエステル型非イオン界面活性剤,エステル型非イオ
ン界面活性剤,ブロックポリマー型非イオン界面活性
剤,含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性
剤(天然界面活性剤,タンパク質加水分解物の誘導体,
高分子界面活性剤,チタン・ケイ素を含む界面活性剤,
フッ化炭素系界面活性剤)など。
【0029】[11]各種ビタミン剤 ビタミンA群:レチノール,レチナール(ビタミン
1),デヒドロレチナール(ビタミンA2),カロチ
ン,リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群:チア
ミン塩酸塩,チアミン硫酸塩(ビタミンB1),リボフ
ラビン(ビタミンB2),ピリドキシン(ビタミン
6),シアノコバラミン(ビタミンB12),葉酸類,
ニコチン酸類,パントテン酸類,ビオチン類,コリン,
イノシトール類、ビタミンC群:アスコルビン酸及びそ
の誘導体,ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビ
タミンD2),コレカルシフェロール(ビタミンD3),
ジヒドロタキステロール、ビタミンE群:トコフェロー
ル及びその誘導体,ユビキノン類、ビタミンK群:フィ
トナジオン(ビタミンK1),メナキノン(ビタミン
2),メナジオン(ビタミンK3),メナジオール(ビ
タミンK4)など。
【0030】[12]各種アミノ酸類 バリン,ロイシン,イソロイシン,トレオニン,メチオ
ニン,フェニルアラニン,トリプトファン,リジン,グ
リシン,アラニン,アスパラギン,グルタミン,セリ
ン,システイン,シスチン,チロシン,プロリン,ヒド
ロキシプロリン,アスパラギン酸,グルタミン酸,ヒド
ロキシリジン,アルギニン,オルニチン,ヒスチジンな
どや、それらの硫酸塩,リン酸塩,硝酸塩,クエン酸
塩,あるいはピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘
導体など。
【0031】[13]植物又は動物系原料由来の種々の添加
物 これらは、添加しようとする製品種別、形態に応じて常
法的に行われる加工(例えば、粉砕,製粉,洗浄,加水
分解,発酵,精製,圧搾,抽出,分画,ろ過,乾燥,粉
末化,造粒,溶解,滅菌,pH調製,脱臭,脱色などを
任意に選択、組み合わせた処理)を行い、各種の素材を
任意に選択して供すればよい。尚、抽出する場合におい
ては、供する製品の用法(外用,浴用)や、後に行う加
工処理などを考慮した上で使用する溶媒を選択すれば良
いが、通常では、水,水溶性有機溶媒(例えば、エタノ
ール,プロピレングリコール,1,3-ブチレングリコール
など)の中から選ばれる1種又は2種以上の混液を用い
るのが望ましい。ただし、用途により有機溶媒の含有が
好ましくない場合においては、水のみを使用したり、あ
るいは抽出後に除去しやすいエタノールを採用し、単独
又は水との任意の混液で用いたりすればよい。
【0032】尚、植物又は動物系原料由来の添加物を、
スキンケア、ヘアケアなどの外用製剤や浴用剤に供する
場合においては、皮膚や頭髪の保護をはじめ、保湿,感
触・風合いの改善,柔軟性の付与,刺激の緩和,芳香に
よるストレスの緩和,細胞賦活(細胞老化防止),炎症
の抑制,肌質・髪質の改善,肌荒れ防止及びその改善,
発毛,育毛,脱毛防止,光沢の付与,洗浄効果,疲労の
緩和,血流増進,温浴効果などの美容的効果の他、香付
け,増粘,防腐,緩衝などの作用が期待できる。更にこ
の他にも、これまで知られている各原料素材の様々な美
容的、薬理的効果を期待し、これらを組み合わせること
によって目的とする効果の増進を図ったり、あるいは多
機能的な効果を持ち合わせた製品とすることができる。
【0033】特に、本発明のオトギリソウ及び/又はボ
ダイジュ抽出物と、すでに消炎・抗炎症・抗アレルギー
作用が知られている植物の抽出物とを併用することによ
って、相加的あるいは相乗的な抗炎症・抗アレルギー作
用が期待され得る。このような植物(生薬)としては、
例えば、アルニカ,アロエ(蘆薈),アロエベラ,イチ
ヤクソウ,ウコン(鬱金),ウツボグサ(夏枯草),ウ
ンシュウミカン(陳皮),オウレン(黄連),オオバコ
(車前子,車前草),オドリコソウ(続断),オナモミ
(蒼耳子),海藻[緑藻,褐藻,紅藻],カノコソウ
(吉草根),カバノキ,カミツレ,カワラヨモギ(茵チ
ン蒿),カンゾウ(甘草),キカラスウリ(瓜呂根),
キク(菊花),キハダ(黄柏),キュウリ,クコ(枸
杞,枸杞子,枸杞葉,地骨皮),クズ(カッ根),クチ
ナシ(山梔子),クマザサ,クララ(苦参),クワ(桑
葉,桑白皮),ケイガイ(荊芥,荊芥穂),ゲンノショ
ウコ(老鸛草),コウホネ(川骨),コガネバナ(黄ゴ
ン),ゴショイチゴ(覆盆子),コパイバ,ゴボウ(牛
蒡,牛蒡子),米・米糠・コメ油,コンフリー(鰭張
草),サクラの葉,ザクロ,サラシナショウマ(升
麻),サルビア,サンショウ(山椒),シア,シソ・ア
オジソ・チリメンジソ・カタメンジソ(紫蘇葉,紫蘇
子),シナノキ,シャクヤク(芍薬),ジャノヒゲ(麦
門冬),ジユ,ジュズダマ,ショウガ(生姜),シラカ
ンバ,セイヨウキズタ,セイヨウトチノキ,セイヨウニ
ワトコ,セイヨウノコギリソウ,セイヨウハッカ,セン
キュウ,センダン,センブリ(当薬),ダイオウ(大
黄),タイム,タンポポ,トウガ(冬瓜子),トウキ
(当帰),トウキンセンカ,ドクダミ(十薬),トマ
ト,トロロアオイ,ナツメ(大棗),ニワトコ(接骨
木),ニンジン,ハイビスカス,ハカマウラボシ(骨砕
補),ハッカ(薄荷,薄荷葉),ハトムギ(ヨクイニ
ン),ハマメリス,バラ(薔薇),ヒキオコシ(延命
草),ヒシ(菱実),ビャクシ,ビワ(枇杷,枇杷
葉),ヘチマ,ベニバナ(紅花),ボタン(牡丹皮),
ホップ,マロニエ,ムクロジ,ムラサキ(紫根),メリ
ッサ,モモ,ヤグルマギク,ユーカリ,ユキノシタ(虎
耳草),ヨモギ(艾葉),ラベンダー,リンドウ,レン
ギョウ(連翹),ローズマリー(マンネンロウ),ロー
マカミツレ,ワレモコウ(地楡)などが挙げられる。
【0034】その他、化粧料分野に使用可能な植物(生
薬)を具体的に記載すると、アイ(藍葉),アオカズラ
(清風藤),アオツヅラフジ(木防巳),アカシア,ア
カスグリ果実,アカブドウ,アカメガシワ(赤芽柏),
アカネ(茜草根),アカヤジオウ・ジオウ(地黄),ア
ギ(阿魏),アキニレ(榔楡皮),アケビ(木通),ア
サ(麻子仁),アサガオ(牽牛子),アシタバ(明日
葉),アズキ(赤小豆),アセンヤク(阿仙薬),アセ
ロラ,アニス果実,アベマキ果実,アボカド,アマ,ア
マチャ(甘茶),アマチャヅル,アマドコロ(玉竹),
アミガサユリ(貝母),アーモンド,アルテア,アンズ
・ホンアンズ(杏仁),アンソッコウ(安息香),イガ
コウゾリナ(地胆頭),イタドリ(虎杖根),イチゴ,
イチジク(無花果)又はその葉,イチビ(冬葵子),イ
チョウ(銀杏葉,銀杏),イトヒメハギ(遠志),イナ
ゴマメ,イネ種子又は種皮,イノンド種子,イブキジャ
コウソウ,イラクサ,イランイラン,ウイキョウ(茴
香),ウキヤガラ(三稜),ウグイスカグラ果実,ウス
ベニアオイ,ウスベニタチアオイ,ウスバサイシン・ケ
イリンサイシン(細辛),ウド又はシシウド(羌活,独
活,唐独活),ウメ(烏梅)又はその果肉,ウラジロガ
シ,ウワウルシ,エストラゴン,エゾウコギ(蝦夷五
加),エノキ,エビスグサ(決明子),エルダーベリー
果実,エレミ,エンジュ(槐花,槐花米),オウギ・キ
バナオウギ(黄耆),オオカラスウリ(カロニン),オ
オツヅラフジ(防己),オオハシバミ(榛子),オオバ
ナオケラ・オケラ(白朮),オオバヤシャブシ果実,オ
オミサンザシ・サンザシ(山査子),オオムギ(大
麦),オグルマ(旋覆),オクラ果実,オタネニンジン
(紅参,人参),オニグルミ,オニノヤガラ(天麻),
オニユリ・ササユリ・ハカタユリ(百合),オノニス,
オヒョウ(裂葉楡),オミナエシ(敗醤),オランダイ
チゴ,オランダカラシ,オランダゼリ,オランダミツ
バ,オリーブ,オレガノ,オレンジ果実又は果皮,カイ
ケイジオウ(熟地黄),カカオ種子,柿又はその葉(柿
蒂),カギカズラ(釣藤鈎),カシア,カジノキ果実
(楮実),ガジュツ(莪朮),カシワ(槲樹,槲葉),
カスカリラ,カニクサ(金沙藤),カボチャ,カポック
ノキ種子,カホクサンショウ(蜀椒),ガマ(蒲黄),
カミヤツデ(通草),カラスウリ(王瓜),カラスビシ
ャク(半夏),カラスムギ,ガラナ種子,カラヤ,カリ
ン(木瓜),カワヤナギ,カワラタケ,カンスイ(甘
遂),カンデリラ,カントウ,カンナ,キイチゴ,キウ
イ果実,キキョウ(桔梗,桔梗根),キササゲ(梓
実),ギシギシ(羊蹄根),キズタ,キダチアロエ,キ
ダチハッカ,キナノキ,ギムネマ・シルベスタ,キャベ
ツ,キャベブ未熟果,キラジャ・サポナリア,キラヤ,
キンカン果実,キンマ,キンミズヒキ(仙鶴草),グア
ユーレ,クェルクス・インフェクトリア(没食子),ク
クイナッツ,クサスギカズラ(天門冬),クスノキ,グ
ースベリー果実,クヌギ(樸ソウ),クマツヅラ(馬鞭
草),クランベリー果実,クリ又はその渋皮,クルクリ
ゴ・ラチフォリア果実,グレープフルーツ果実,クロウ
メモドキ,クロガネモチ(救必応),クロレラ,グアバ
果実,ケイトウ(鶏冠花,鶏冠子),月桂樹,ゲンチア
ナ,コエンドロ果実,コウシンバラ(月季花),コウス
イハッカ,コウゾ果実,紅茶,コウホン(藁本,唐藁
本),コウリャン,コケモモ(越橘),ココヤシ果実,
ゴシュユ(呉茱萸),コショウ(胡椒),コーヒー豆,
コブシ・タムシバ・モクレン(辛夷),コボタンヅル,
ゴマ(胡麻),ゴマノハグサ(玄参),コムギ(小
麦),コーラ・アクミナタ種子,コーラ・ベラ種子,コ
ロハ果実,コロンボ,コンズランゴ,コンブ,コンニャ
ク,サキシマボタンヅル(威霊仙),サクラの花・果実
・樹皮(桜皮),ササ,サザンカ,サジオモダカ(沢
瀉),サツマイモ,サトウキビ,サトウダイコン,サネ
ブトナツメ(酸棗仁),サフラン(番紅花,西紅花),
ザボン果実,サボンソウ,サーモンベリー果実,サワギ
キョウ(山梗菜),サンシチニンジン(三七人参),サ
ンシュユ(山茱萸),サンズコン(山豆根),シアノキ
果実,シイタケ,シオン(紫苑),ジキタリス,シクン
シ(使君子),シタン,シナレンギョウ(連翹),シマ
カンギク(菊花),シモツケソウ,ジャガイモ,シャジ
ン(沙参),シラカシ種子,シロゴチョウの種子,シロ
バナイリス,シロバナツタの花,シロミナンテン(南天
実),シュロ果実,ショウブ(菖蒲,菖蒲根),ショズ
ク果実,シンコナサクシルブラ,シンナモン,スイカ
(西瓜),スイカズラ(金銀花,忍冬),スイバ(酸
模),スイムベリー果実,ストロベリー果実,スギナ
(問荊),ステビア,スモモ果実,セイヨウアカマツの
球果,セイヨウカラマツ,セイヨウグルミ,セイヨウサ
ンザシ,セイヨウナシ果実,セイヨウナツユキソウ,セ
イヨウネズ,セイヨウバラ,セイヨウフウチョウボク,
セイヨウヤドリギ,セイヨウヤマハッカ,セイヨウワサ
ビ,セキショウ(石菖根),ゼニアオイ,セネガ,セ
リ,セロリ,センナ果実又は葉,センニンソウ(大
蓼),ソウカ(草果),ソバ種実,ソメモノイモ,大
根,大豆,ダイダイ(橙皮,枳実),タカトウダイ(大
戟),タカワラビ(狗脊),ダークスィートチェリー果
実,タチジャコウソウ(百里香),タチバナ(橘皮),
タチヤナギ,タマリンド種子,タマネギ,タラノキ又は
その根皮,タンジン(丹参),ダンマル,チェリー果
実,チガヤ又はその根(茅根),チコリ,チョウジ(丁
子,丁香),チョウセンゴミシ(五味子),チョウセン
ダイオウ(大黄),チョウセンニレ(蕪夷),チョウセ
ンニンジン(人参),チョウセンヨモギ(艾葉),チョ
レイマイタケ(猪苓),ツキミソウ,ツバキ,ツボク
サ,ツメクサ(漆姑草),ツユクサ(鴨跖草),ツルア
ズキ(赤小豆),ツルドクダミ(何首烏),ツルナ(蕃
杏),ツルニンジン(四葉参),ツワブキ,デイコ,テ
ウチグルミ,デュベリー果実,テングサ,テンダイウヤ
ク(烏薬),トウガラシ(番椒),トウモロコシ又はト
ウモロコシ毛(南蛮毛),トウネズミモチ(女貞子),
トウリンドウ(竜胆),トコン(吐根),トチバニンジ
ン(竹節人参),トチュウ(杜仲,杜仲葉),トマト,
トラガント,トリアカンソス種子,トルメンチラ,ドロ
ノキ,ナイゼリアベリー果実,ナガイモ・ヤマノイモ
(山薬),ナギイカダ,ナギナタコウジュ,ナズナ,ナ
タネ,ナツミカン,ナニワイバラ(金桜子),ナルコユ
リ(黄精),ナンキンマメ(落花生),ナンテン(南天
実),ニガキ(苦木),ニガヨモギ(苦艾),ニクズ
ク,ニッケイ(桂皮),ニラ(韮子),ニンニク(大
蒜),ヌルデ(五倍子),ネギ,ノアザミ(大薊),ノ
イバラ(営実),ノコギリソウ,ノダケ(前胡),ノバ
ラ,ノモモ,パーム,パイナップル果実,ハクセン(白
癬皮),ハクルベリー果実,ハコベ(繁縷),ハシバミ
(榛子),ハシリドコロ(ロート根),バジル,ハス
(蓮肉,蓮子),パセリ,ハダカムギ,バタタ,ハチク
・マダケ(竹茹),パチョリー,ハナスゲ(知母),バ
ナナ,ハナハッカ,バニラビンズ,ハハコグサ(鼠麹
草),ハブ草,パプリカ,ハマゴウ・ミツバハマゴウ
(蔓荊子),ハマスゲ(香附子),ハマビシ(シツ莉
子),ハマナス(マイカイ花),ハマボウフウ(浜防
風),パエリタリア,ハルニレ(楡皮,楡白皮,楡
葉),パンノキ,ヒオウギ(射干),ヒカゲツルニンジ
ン(党参),ピーカンナッツ,ヒガンバナ(石蒜,蔓珠
沙華),ピスタチオ,ビート,ヒトツバ(石葦),ヒナ
タイノコズチ(牛膝),ヒノキ,ヒバ,ヒマシ,ヒマワ
リ,ピーマン,ヒメガマ(香蒲),ヒメマツタケ,ピメ
ンタ果実,ヒユ果実,ビロウドアオイ,ヒロハオキナグ
サ(白頭翁),ヒロハセネガ(セネガ),ビンロウ(大
服皮,檳榔子),フウトウカズラ(南籐),フキ・フキ
タンポポ(款冬花,款冬葉),フジバカマ(蘭草),フ
ジマメ(扁豆),ブッチャーブルーム,ブドウ,ブナ,
フユムシナツクサタケ(冬虫夏草),ブラジルカンゾ
ウ,ブラックカーラント果実,ブラックベリー果実,プ
ラム果実,フルセラリア,ブルーベリー果実,プルー
ン,ブロンドサイリウム,ブンドウ(緑豆),ベラドン
ナ,ベリー果実,ボイセンベリー果実,ボウフウ(防
風),ホウレンソウ,ホオズキ(登呂根),ホオノキ
(厚朴,和厚朴),ボケ(木瓜),ホソバナオケラ(蒼
朮),ホソババレンギク,ホホバ,ホワートルベリー果
実,ホンシメジ,マイズルテンナンショウ(天南星),
マオウ(麻黄),マカデミアナッツ,マクリ(海人
草),マタタビ(木天蓼),マツカサ,マツホド(茯
苓),マリーゴールド,マルバノジャジン(苦参),マ
ルベリー果実,マルメロ,マンゴー,マンゴスチン,マ
ンシュウグルミ,マンダリン果実,マンネンタケ(霊
芝),ミカン属植物果実(枳実),ミシマサイコ(柴
胡),ミゾカクシ(半辺蓮),ミソハギ(千屈菜),ミ
ツガシワ,ミツバ,ミドリハッカ,ミモザ,ミョウガ,
ミラクルフルーツ果実,ミルラ,ミロバラン,ムクゲ
(木槿),ムクノキ,ムラサキトウモロコシ,メハジキ
(益母草),メボウギ,メラロイカ,メリロート,メロ
ン果実,モウコヨモギ,モウソウチク,モッコウ(木
香),モミジバダイオウ,モモの果実,種(桃仁),モ
ヤシ,モレロチェリー果実,モロヘイヤ,ヤカワムラサ
キイモ,ヤクチ(益智),ヤグルマソウ,ヤグルマハッ
カ,ヤシャブシ(矢車),ヤチヤナギ,ヤツデ(八角金
盤),ヤドリギ(柳寄生),ヤナギタデの葉,ヤブガラ
シ,ヤブコウジ(紫金牛),ヤマゴボウ(商陸),ヤマ
ハンノキ(山榛),ヤマモモ(楊梅皮),ユッカ・フレ
ビフォリア,ユズ果実,ユリ,ヨロイグサ,ライム果
実,ライムギ,ラカンカ果実,ラズベリー果実,リュウ
ガン(竜眼肉),緑茶,リンゴ果実,ルバス・スアビシ
ムス(甜涼),レタス,レッドカーラント果実,レモン
果実,レモングラス,レンゲソウ,ロウヤシ,ローガン
ベリー果実,ローズヒップ,ワカメ,ワサビなどがあ
る。
【0035】また動物系由来原料の素材としては、鶏冠
抽出物,牛・人の胎盤抽出物,豚・牛の胃や十二指腸あ
るいは腸の抽出物もしくはその分解物,水溶性コラーゲ
ン,アシル化コラーゲンなどのコラーゲン誘導体,コラ
ーゲン加水分解物,エラスチン,エラスチン加水分解
物,水溶性エラスチン誘導体,シルク蛋白,シルク蛋白
分解物,豚・牛血球蛋白分解物(グロビンペプチド),
豚・牛ヘモグロビン分解物(ヘミン,ヘマチン,ヘム鉄
など),牛乳などが使用可能である。
【0036】[14]微生物培養代謝物 酵母代謝物,酵母菌抽出エキス,米発酵エキス,米糠発
酵エキス,ユーグレナ抽出物,脱脂粉乳の乳酸発酵物な
ど。
【0037】[15]α-ヒドロキシ酸 グリコール酸,クエン酸,リンゴ酸,酒石酸,乳酸な
ど。
【0038】[16]無機顔料 無水ケイ酸,ケイ酸マグネシウム,タルク,カオリン,
ベントナイト,マイカ,雲母チタン,オキシ塩化ビスマ
ス,酸化ジルコニウム,酸化マグネシウム,酸化亜鉛,
酸化チタン,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,黄酸
化鉄,ベンガラ,黒酸化鉄,グンジョウ,酸化クロム,
水酸化クロム,カーボンブラック,カラミンなど。
【0039】[17]紫外線吸収剤 p-アミノ安息香酸誘導体,サリチル酸誘導体,アントラ
ニル酸誘導体,クマリン誘導体,アミノ酸系化合物,ベ
ンゾトリアゾール誘導体,テトラゾール誘導体,イミダ
ゾリン誘導体,ピリミジン誘導体,ジオキサン誘導体,
カンファー誘導体,フラン誘導体,ピロン誘導体,核酸
誘導体,アラントイン誘導体,ニコチン酸誘導体,ビタ
ミンB6誘導体,オキシベンゾン,ベンゾフェノン,グ
アイアズレン,シコニン,バイカリン,バイカレイン,
ベルベリンなど。
【0040】[18]抗酸化剤 アスコルビン酸及びその塩,ステアリン酸エステル,ト
コフェロール及びそのエステル誘導体,ノルジヒドログ
アセレテン酸,ブチルヒドロキシトルエン(BHT),
ブチルヒドロキシアニソール(BHA),パラヒドロキ
シアニソール,没食子酸プロピル,セサモール,セサモ
リン,ゴシポールなど。
【0041】[19]抗炎症剤 イクタモール,インドメタシン,カオリン,サリチル
酸,サリチル酸ナトリウム,サリチル酸メチル,アセチ
ルサリチル酸,塩酸ジフェンヒドラミン,d又はdl-カン
フル,ヒドロコルチゾン,グアイアズレン,カマズレ
ン,マレイン酸クロルフェニラミン,グリチルリチン酸
及びその塩,グリチルレチン酸及びその塩など。尚、本
発明のオトギリソウ及び/又はボダイジュ抽出物と上記
の抗炎症剤との併用により、相加的あるいは相乗的な抗
炎症・抗アレルギー作用は、当然期待され得る。
【0042】[20]収斂剤 乳酸,酒石酸,コハク酸,クエン酸,アラントイン,塩
化亜鉛,硫酸亜鉛,酸化亜鉛,カラミン,p-フェノール
スルホン酸亜鉛,硫酸アルミニウムカリウム,レソルシ
ン,塩化第二鉄,タンニン酸など。
【0043】[21]増粘剤 ヒドロキシエチルセルロース,メチルセルロース,エチ
ルセルロース,カルボキシメチルセルロース,カルボキ
シエチルセルロース,アラビアガム,ポリビニルアルコ
ール,ポリビニルピロリドン,ポリビニルメタアクリレ
ート,ポリアクリル酸塩,カルボキシビニルポリマー,
カラギーナン,ペクチン,アルギン酸及びその塩,カゼ
イン,ゼラチンなど。
【0044】[22]保湿剤 グリセリン,プロピレングリコール,1,3-ブチレングリ
コール,ヒアルロン酸及びその塩,ポリエチレングリコ
ール,コンドロイチン硫酸及びその塩,水溶性キチンあ
るいはキトサン誘導体,乳酸ナトリウムなど。
【0045】[23]殺菌・消毒剤 アクリノール,イオウ,塩化ベンザルコニウム,塩化ベ
ンゼトニウム,塩化メチルロザニリン,クレゾール,グ
ルコン酸カルシウム,グルコン酸クロルヘキシジン,ス
ルファミン,マーキュロクロム,ラクトフェリン又はそ
の加水分解物など。
【0046】[24]香料 ジャコウ,シベット,カストリウム,アンバーグリスな
どの天然動物性香料,アニス精油,アンゲリカ精油,イ
ランイラン精油,イリス精油,ウイキョウ精油,オレン
ジ精油,カナンガ精油,カラウェー精油,カルダモン精
油,グアヤクウッド精油,クミン精油,クロモジ精油,
ケイ皮精油,シンナモン精油,ゲラニウム精油,コパイ
ババルサム精油,コリアンデル精油,シソ精油,シダー
ウッド精油,シトロネラ精油,ジャスミン精油,ジンジ
ャーグラス精油,杉精油,スペアミント精油,西洋ハッ
カ精油,大茴香精油,チュベローズ精油,丁子精油,橙
花精油,冬緑精油,トルーバルサム精油,バチュリー精
油,バラ精油,パルマローザ精油,桧精油,ヒバ精油,
百檀精油,プチグレン精油,ベイ精油,ベチバ精油,ベ
ルガモット精油,ペルーバルサム精油,ボアドロース精
油,芳樟精油,マンダリン精油,ユーカリ精油,ライム
精油,ラベンダー精油,リナロエ精油,レモン精油,レ
モングラス精油,ローズマリー精油,和種ハッカ精油な
どの植物性香料、その他合成香料など。
【0047】[25]色素・着色剤 赤キャベツ色素,赤米色素,アカネ色素,アナトー色
素,イカスミ色素,ウコン色素,エンジュ色素,オキア
ミ色素,柿色素,カラメル,金,銀,クチナシ色素,コ
ーン色素,タマネギ色素,タマリンド色素,スピルリナ
色素,ソバ全草色素,チェリー色素,海藻色素,ハイビ
スカス色素,ブドウ果実色素,マリーゴールド色素,紫
イモ色素,紫ヤマイモ色素,ラック色素,ルチンなど。
【0048】[26]その他 ホルモン類,金属イオン封鎖剤,pH調整剤,キレート
剤,防腐・防バイ剤,清涼剤,安定化剤,乳化剤,動・
植物性蛋白質及びその分解物,動・植物性多糖類及びそ
の分解物,動・植物性糖蛋白質及びその分解物,血流促
進剤,消炎剤・抗アレルギー剤,細胞賦活剤,角質溶解
剤,創傷治癒剤,増泡剤,口腔用剤,消臭・脱臭剤,酵
素など、必要に応じて併用し、前述のような各種製剤と
することができる。
【0049】本発明の抗アレルギー剤、ヒスタミン遊離
抑制剤、アラキドン酸代謝活性抑制剤、接触皮膚炎抑制
剤、抗補体活性剤、ヒアルロビダーゼ活性阻害剤、活性
酸素消去剤の剤型は任意であり、液状、乳液状、クリー
ム状、軟膏状、ゲル状、パウダー状、顆粒状、固形状、
気泡性、あるいはアンプル状、カプセル状、丸剤・錠剤
状の外用・内用医薬品類、医薬部外品類、皮膚・頭髪用
化粧料及び浴用剤に配合して用いることができる。
【0050】具体的には、外用・内用薬用製剤、化粧
水、乳液、クリーム、軟膏、オイル、パックなどの基礎
化粧料、洗顔料や皮膚洗浄料、シャンプー、リンス、ヘ
アートリートメント、整髪料、パーマ剤、染毛剤、ヘア
ートニック、育毛・養毛料などの頭髪化粧料、ファンデ
ーション、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、
マスカラなどのメークアップ化粧料、液体・粉末・固形
状の浴用剤、歯磨類、含嗽剤、口中清涼剤、衛生用品、
ウェットティッシュなどが挙げられ、その他、一般的な
飲食品類への応用も可能である。
【0051】また本発明のオトギリソウ及び/又はボダ
イジュ抽出物の皮膚外用剤及び浴用剤への添加の方法に
ついては、予め加えておいても、製造途中で添加しても
よく、作業性を考えて適宜選択すれば良い。
【0052】
【実施例】次に、製造例、試験例、処方例をあげて本発
明を更に具体的に説明するが、本発明がこれらに制約さ
れるものではないということはいうまでもない。
【0053】(製造例1)オトギリソウの全草あるいは
ボダイジュの花の乾燥物100gを50%エタノール溶液1L
に浸漬し、室温にて3昼夜抽出した後、吸引ろ過して抽
出液(乾燥固形分:オトギリソウ0.8〜2.0重量%、ボダ
イジュ1.5〜3.0重量%)を得る。
【0054】(製造例2)オトギリソウの全草あるいは
ボダイジュの花の乾燥物100gを30%プロピレングリコー
ル溶液及び30%1,3-ブチレングリコール溶液の等量混液
1Lにて50℃で6時間緩やかに加温抽出し、吸引ろ過し
て抽出液(乾燥固形分:オトギリソウ0.8〜2.0重量%、
ボダイジュ1.5〜3.0重量%)を得る。
【0055】(製造例3)オトギリソウの全草あるいは
ボダイジュの花の乾燥物100gをヘキサン500mlで1昼夜
浸漬後、溶媒を留去し、得られたペースト状物質を30%
1,3-ブチレングリコール溶液1Lに再溶解し、吸引ろ過
して抽出液(乾燥固形分:オトギリソウ0.8〜2.0重量
%、ボダイジュ1.5〜3.0重量%)を得る。
【0056】(試験1)ヒスタミン遊離抑制試験 I型アレルギー反応では、第2段階において感作された
肥満細胞あるいは好塩基球からヒスタミンなどの化学伝
達物質が遊離する。従って、ヒスタミン遊離を抑制する
ような物質は抗アレルギー反応が期待できる。本試験で
はラットの肥満細胞からヒスタミン遊離試薬であるcomp
ound48/80でヒスタミンを遊離させる試験法(J.Soc.Cos
met.Japan,Vol.25,No.4,P.246(1992))を用い、製
造例1で得られた抽出液について検討した。
【0057】(試験方法) a.試料 抽出液は減圧下で溶媒を留去後、精製水にて固形分濃度
を0.01,0.02,0.10,0.50重量%となるように再溶解
し、試験に供した。尚、陽性対照として同濃度のグリチ
ルリチン酸ジカリウム及びクロモグリク酸ナトリウムを
用いた。 b.遊離ヒスタミン量の測定 ラット(Slc:Wister系雄性ラット,約4〜9週齢)の
腹腔内から採取した肥満細胞浮遊液1.2mlに、試料0.2ml
とcompound48/80を最終濃度1μg/mlとなるように加
え、37℃で15分間インキュベートした。氷冷して反応停
止後、反応液を遠心分離し、上澄から遊離したヒスタミ
ンを抽出、精製し、o-フタルジアルデヒドにて発色さ
せ、励起波長360nm、蛍光波長450nmにおける蛍光吸光度
を測定し、次式によりヒスタミン遊離抑制率を算出し
た。
【数1】
【0058】(試験結果)表2のごとく、本発明のオト
ギリソウ及びボダイジュ抽出物は、グリチルリチン酸ジ
カリウムやクロモグリク酸ナトリウムに比べ、非常に優
れたヒスタミン遊離抑制作用を有することが確認され
た。
【表2】
【0059】(試験2)アラキドン酸耳浮腫抑制試験 I型アレルギー反応においては、IgE抗体と抗原の反応に
より、細胞膜のリン脂質が破壊されてアラキドン酸が遊
離し、各種酵素の作用を受けて化学伝達物質の1つであ
るプロスタグランジン、SRS-Aに代謝され、その結果、
各種のアレルギー症状を発現する。従って、このアラキ
ドン酸の代謝活性を抑制する作用を有する物質は抗アレ
ルギー剤としての利用が期待できる。本試験では、製造
例1で得られた抽出液を含有する親水軟膏を処方し、新
納らの方法(「3.4-Dihydroxychalcone類のマウスアラ
キドン酸耳浮腫に対する作用」:日本薬学会第113年
会)を参照して、その検討を行った。
【0060】(試験方法) a.試料 抽出液は減圧下で溶媒を留去して濃縮後、固形分濃度に
換算して10.0重量%になる量を含有する親水性軟膏剤を
常法により製造、使用した。尚、陽性対照としてはグリ
チルリチン酸ジカリウムを配合した軟膏剤を使用した。 b.浮腫腫脹率の測定 上記の軟膏剤をあらかじめアラキドン酸塗布の約3,
2,1時間前に計3回、マウス(Slc:ICR系雌性マウ
ス,約6週齢)右側耳介に丹念に擦り込むように塗布し
た。アラキドン酸塗布直前に耳介に付着している軟膏を
拭き取り、アセトンに溶解した5W/W%アラキドン酸(S
IGMA製)20μlを塗布し、1時間後耳介をパンチ切除
(5.0mm)した。同様に左側耳介も切除を行い、左右耳
介の重量差よりアラキドン酸耳浮腫腫脹率を測定した。
判定はブランクとして基剤のみを塗布した対照群の耳浮
腫腫脹率と比較して耳浮腫抑制率を算出した。尚、各試
験系にはマウスを8〜9匹使用した。
【0061】(試験結果)表3のごとく、本発明のオト
ギリソウ及びボダイジュ抽出物は、グリチルリチン酸ジ
カリウムを上回る優れた耳浮腫抑制率を示し、アラキド
ン酸代謝活性抑制作用を有することが確認された。
【表3】
【0062】(試験3)接触皮膚炎抑制試験 接触皮膚炎反応においては、抗原によって感作されたT
リンパ球は、再び同一抗原に接触すると、マクロファー
ジやリンパ球を活性化させる種々のリンホカインを放出
し、炎症反応を引き起こす。従って、同一抗原に対して
起こる一連の炎症反応を抑制するような物質は遅延型
(IV型)アレルギー剤としての利用が期待できる。本試
験では、製造例1で得られた抽出液を含有する親水ワセ
リン軟膏を処方し、中村の方法(日薬理誌,76,595(1
980))に準じて、パラフェニレンジアミン誘発接触皮
膚炎反応に対する、その作用の検討を行った。
【0063】(試験方法) a.試料 抽出液は減圧下で溶媒を留去して濃縮後、固形分換算し
て10.0重量%となる量を含有する親水ワセリン軟膏を常
法により製造、使用した。 b.浮腫腫脹率の測定 まず、マウス(BALB/c雌性マウス:約8週齢)の剪毛腹
部皮膚に2.5%パラフェニレンジアミン/アセトン:オ
リーブ油=4:1(以下、PPD)を0.1mlを3日間連続塗
布して感作を行い、5日後被験薬物20mgを1時間間隔で
3回片側耳介に塗布した。最終塗布1時間後に、被験薬
物を十分拭き取り、その耳介にPPDを20μlを塗布し惹起
した。惹起17時間後再び被験薬物を1時間間隔で2回惹
起した耳介に塗布し、次に惹起19時間後に被験薬物を十
分拭き取り、惹起24時間後に両側耳介をパンチにて一定
面積(直径5.0mm)取り、その重量を測定した。判定は
未処理の片側耳介の重量の差より腫脹率を測定し、対照
群と比較し皮膚炎の抑制率を算出した。尚、試験にはマ
ウスを8〜9匹使用した。
【0064】(試験結果)表3のごとく、本発明のオト
ギリソウ及びボダイジュ抽出物は、接触皮膚炎抑制作用
を有することが確認された。
【0065】(試験4)抗補体活性の測定 補体系はII型、III型アレルギー反応に大きく関与して
いる。また、補体が活性化されると、肥満細胞からの脱
顆粒を起こし、I型アレルギー様の症状を引き起こす。
更に補体は微生物の細胞壁(アトピー性皮膚炎の増悪物
質でもある黄色ブドウ球菌など)でも活性化される。従
って、この補体活性を抑制することにより、抗アレルギ
ー作用が期待できる。本試験では、製造例1で得られた
抽出液について、感作赤血球の溶血反応を指標とした抗
補体活性測定法を用いて検討を行った。
【0066】(試験方法) a.ゼラチン・ベロナール緩衝液(GVB2+) 塩化ナトリウム1.7g、バルビタール0.115g、バルビター
ルナトリウム0.075g、塩化カルシウム0.015g、塩化マグ
ネシウム0.010g、ゼラチン0.2g、精製水100mlを混合
し、pH7.5に調製後、精製水にて全量を200mlにした。 b.ヒツジ赤血球(SRBC)浮遊液 ヒツジ血球を2,000rpm,5分間遠心分離し、生理食塩水
で3回洗浄後、残渣にGVB2+を加えて10%SRBC浮
遊液を作成し、最終的にはSRBC浮遊液0.25mlに3.05
mlの0.1%炭酸ナトリウム溶液を加えて完全に溶血させ
たとき、540nmにおける吸光度が0.455となるように調製
した。 c.抗SRBCマウス血清 10%SRBC浮遊液0.2mlをIVCS系雄性マウスの尾
に静脈注射し、その4日後に採血、血清を分離し、GV
2+にて40倍に希釈し用いた。 d.補体 モルモットの新鮮血清をGVB2+にて20倍に希釈して用
いた。 e.試料 抽出液は減圧下で溶媒を留去した後、精製水にて固形分
濃度0.5重量%となるようになるように再溶解し、試験
に供した。 f.抗補体活性の測定 GVB2+1.2mlに試料0.2mlと抗SRBC血清0.5ml、S
RBC浮遊液0.25ml、補体溶液0.25mlを順次加えてか
ら、37℃の恒温槽にて60分間反応させた。氷水中にて10
分間放置して反応を停止後、反応液を2,000rpmで10分間
遠心分離し、未溶血の赤血球を分離した後、その上澄の
540nmにおけるOD値を測定した。尚、試料の代わりに
精製水を入れたものを対照とし、各試料、対照について
血清を入れないブランクを設定し、次式により補体抑制
率(=抗補体活性)を求めた。
【数2】
【0067】(試験結果)表4のごとく、本発明のオト
ギリソウ又はボダイジュ抽出物はグリチルリチン酸ジカ
リウムをはるかに上回る強い抗補体活性を有することが
確認され、I〜III型アレルギー症状の発現を抑制する作
用が期待できる。
【表4】
【0068】(試験5)ヒアルロニダーゼ活性阻害試験 ヒアルロニダーゼは結合組織に分布するヒアルロン酸の
加水分解酵素であり、炎症時において活性化され、結合
組織のマトリックスを破壊し、炎症系の細胞の侵入を容
易にし、血管の透過性を高める。またヒスタミンによっ
ても活性化されるし、肥満細胞の脱顆粒への関与も考え
られている。また起炎酵素としても知られており、実験
的に急性浮腫を惹起させる起炎剤としても使用されてい
る。更に抗アレルギー剤により阻害されることが報告さ
れている(炎症,Vol.4,No.4,P.437(1984))。従っ
て、本酵素の活性を測定することにより、抗アレルギー
作用を評価することが可能である。本試験では、製造例
1で得られた抽出液について、Morgan-Elson法を参考に
この阻害作用の検討を行った。
【0069】(試験方法) a.試料 抽出液は減圧下で溶媒を留去後、精製水にて固形分濃度
0.5重量%となるように再溶解し、試験に供した。尚、
陽性対照として同濃度のグリチルリチン酸ジカリウムを
使用した。 b.ヒアルロニダーゼ活性の測定 試料0.1mlに、ヒアルロニダーゼ溶液(最終濃度0.4mg/m
l)0.05mlを加え、37℃で20分間放置後、compound48/80
溶液(最終濃度0.1mg/ml)を加え、更に37℃で20分間放
置した後、ヒアルロン酸溶液(最終濃度0.4mg/ml)0.25
mlを加え、37℃で40分間放置した。0.4N水酸化ナトリウ
ム溶液0.1mlを加え反応を停止させた後、0.8Mホウ酸カ
リウム溶液0.1mlを加え、沸水中で3分間加熱した。室
温まで冷却後、1%p-ジメチルアミノベンズアルデヒド
酢酸溶液3mlを加え、37℃で20分間放置した後、585nm
における吸光度を測定した。尚、試料の代わりに精製水
を入れたものを対照とし、各試料、対照について酵素を
入れないブランクを設定し、次式によりヒアルロニダー
ゼ阻害活性率を求めた。
【数3】
【0070】(試験結果)表4のごとく、本発明のオト
ギリソウ及びボダイジュ抽出物には、広く抗アレルギー
作用があることが知られているグリチルリチン酸ジカリ
ウムには及ばないものの、ヒアルロニダーゼ活性阻害作
用を有することが確認され、抗アレルギー作用を有する
と判断できる。
【0071】(試験6)活性酸素消去(SOD様活性)
試験 活性酸素は強力な殺菌作用を有し、生体の自己防衛に関
する重要な物質である。例えば、細菌・ウイルス・異物
などの外敵(抗原となるもの)が生体内に侵入すると、
まず血液中の食細胞である好中球・単球・マクロファー
ジが貪食作用を開始し、次に食細胞の胞体中に活性酸素
が生産され、これにより貪食物は溶解される。一方では
直接的に細胞や異物に対して殺菌作用を及ぼし、外敵か
ら防御する役割を果たしている。つまり、免疫機能を働
かせる手前で抗原物質を排除する働きを持っている。し
かしながら、この自己防衛のための活性酸素が過剰に生
産・分泌されると、正常な細胞までも溶解・刺激され、
様々な障害反応をもたらしてしまう。近年、活性酸素に
よって誘発される疾患・疾病も数多く報告され、活性酸
素を除去・消去(SOD活性)は、組織障害の予防につ
ながるものと指摘されている。本試験では、製造例1で
得られた抽出液について、キサンチン−キサンチンオキ
シダーゼ系により発生させた活性酸素に対する消去能を
今成らのNBT法(過酸化脂質実験法,P.144,医歯薬
出版(株))を用いて検討した。
【0072】(試験方法) a.試料 抽出液は減圧下で溶媒を留去後、精製水にて固形分濃度
0.5重量%となるように再溶解し、試験に供した。 b.活性酸素の消去能の測定 小試験管に0.05M炭酸ナトリウム緩衝液(pH10.2)2.5
ml、0.75mMニトロブルーテトラゾリウム(NBT)、3.
0mMキサンチン、3.0mMエチレンジアミン4酢酸二ナトリ
ウム、0.15W/V%牛血清アルブミン、更に試料溶液(対
照にはその溶媒)を各0.1ml加え、25℃に10分間保ち、
キサンチンオキシダーゼ水溶液(対照でのNBTの吸光
度変化が約0.3/20分となるように調整)0.1mlを加え
て、560nmにおける吸光度を測定した。尚、試料の代わ
りに精製水を入れたものを対照とし、各試料、対照につ
いてキサンチンオキシダーゼを入れる前に反応停止液を
入れたブランクを設定し、次式により活性酸素消去率を
求めた。
【数4】
【0073】(試験結果)表4のごとく、本発明のオト
ギリソウ及びボダイジュ抽出物には、非常に優れた活性
酸素消去作用を有することが確認された。
【0074】(試験7)安全性試験 (1)皮膚一次刺激性試験 製造例1〜3で得られた抽出液を固形分濃度が約20重量
%になるように調製し、これを背部を剪毛した日本白色
家兎(雌性,1群3匹,体重3,800g前後)の皮膚の2×
2cm2の四角当たり0.03mlずつ塗布した。判定は、適用
後24,48,72時間に一次刺激性の評点法により紅斑及び
浮腫を指標として行った。その結果、全ての動物におい
て、何等、紅斑及び浮腫を認めず陰性と判定された。 (2)皮膚累積刺激性試験 製造例1〜3で得られた抽出液を固形分濃度が約20重量
%となるように調製し、これを側腹部を剪毛(2×4c
m2)したハートレー系モルモット(雌性,1群3匹,体
重320g前後)の皮膚に1日1回、週5回、0.5ml/動物
当りを塗布した。塗布は2週にわたって、また剪毛は各
週の最終塗布日に行った。判定は、各塗布日及び最終塗
布日の翌日に一次刺激性の評点法により紅斑及び浮腫を
指標として行った。その結果、全ての動物において、塗
布後2週間にわたって、何等、紅斑及び浮腫を認めず陰
性と判断された。
【0075】 (処方例1)洗顔クリーム 1.ステアリン酸 10.0重量% 2.パルミチン酸 10.0 3.ミリスチン酸 12.0 4.ラウリン酸 4.0 5.オレイルアルコール 1.5 6.ラノリン誘導体(E.O.付加物) 1.0 7.グリセリン 18.0 8.水酸化カリウム 6.0 9.製造例1によるオトギリソウ又はボダイジュ抽出液 1.0 10.防腐剤,香料 適量 11.精製水 100とする残余
【0076】 (処方例2)柔軟化粧水 1.グリセリン 5.0重量% 2.1,3-ブチレングリコール 6.0 3.モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 1.0 4.パラオキシ安息香酸メチル 0.2 5.エタノール 10.0 6.製造例1によるオトギリソウ又はボダイジュ抽出液 1.5 7.防腐剤,香料 適量 8.精製水 100とする残余
【0077】 (処方例3)エモリエントクリーム 1.ステアリン酸 2.0重量% 2.ステアリルアルコール 7.0 3.還元ラノリン 2.0 4.スクワラン 5.0 5.オクチルドデカノール 6.0 6.ポリオキシエチレンセチルエーテル(25E.O.) 3.0 7.親油性モノステアリン酸グリセリン 2.0 8.プロピレングリコール 5.0 9.製造例2によるオトギリソウ又はボダイジュ抽出物 2.0 10.防腐剤,香料 適量 11.精製水 100とする残余
【0078】 (処方例4)パック 1.ポリビニルアルコール 15.0重量% 2.カルボキシメチルセルロースナトリウム 5.0 3.プロピレングリコール 3.0 4.エタノール 10.0 5.製造例1によるオトギリソウ又はボダイジュ抽出液 1.0 6.防腐剤,香料 適量 7.精製水 100とする残余
【0079】 (処方例5)クリームファンデーション(O/W型) 1.ステアリン酸 4.0重量% 2.モノステアリン酸グリセリン 3.0 3.セタノール 1.5 4.ミリスチン酸イソプロピル 7.0 5.流動パラフィン 10.0 6.サラシミツロウ 3.0 7.トリエタノールアミン 1.5 8.グリセリン 3.0 9.ベントナイト 1.0 10.酸化チタン 8.0 11.カオリン 3.0 12.タルク 3.0 13.着色顔料 1.0 14.製造例1によるオトギリソウ又はボダイジュ 抽出液の乾燥粉末 0.1 15.防腐剤,香料 適量 16.精製水 100とする残余
【0080】 (処方例6)シャンプー 1.ラウリル硫酸トリエタノールアミン(40%) 15.0重量% 2.ポリオキシラウリルエーテル(2E.O.) 硫酸ナトリウム(70%) 5.0 3.ラウリン酸エタノールアミド 2.0 4.モノステアリン酸エチレングリコール 2.0 5.エデト酸二ナトリウム 0.1 6.オトギリソウ又はボダイジュの水抽出物 2.0 7.防腐剤,香料 適量 8.精製水 100とする残余
【0081】 (処方例7)ヘアトニック 1.lーメントール 0.2重量% 2.エタノール 32.5 3.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5 4.プロピレングリコール 5.0 5.塩酸ジフェンヒドラミン 0.3 6.製造例1によるオトギリソウ又はボダイジュ抽出液 2.0 7.防腐剤,香料 適量 8.精製水 100とする残余
【0082】 (処方例8)顆粒状浴用剤 1.炭酸水素ナトリウム 50.0 2.無水硫酸ナトリウム 30.0 3.塩化ナトリウム 10.0 4.製造例1によるオトギリソウ又はボダイジュ 抽出液の乾燥粉末 10.0 5.色素 適量 6.香料 適量
【0083】(試験8)使用効果試験 本発明の皮膚外用剤及び浴用剤を実際に使用した場合の
効果について検討を行った。使用テストは湿疹、じんま
しんなどの皮膚疾患やアトピー性皮膚炎で悩む2〜30歳
の10人をパネラーとし、毎日、朝と夜の2回、洗顔後に
処方例3のクリームの適量を顔面に1ヶ月にわたって塗
布することにより行った。また、頭皮や髪の生え際に同
様の皮膚炎症がみられる10名(2〜10歳)についても、
毎日の洗髪後、処方例7のヘアトニックを頭皮に1ヶ月
にわたって塗布することにより使用テストを行った。更
に処方例8の浴用剤についても、かさついて乾燥ぎみの
肌や、湿疹、じんましんなどの皮膚疾患、及びアトピー
性皮膚炎をもつ0〜45歳の20名を対照に、1ヶ月間浴用
剤を溶解させた浴湯に入浴してもらい、モニターテスト
を試みた。対照は、クリーム、ヘアトニックはオトギリ
ソウ又はボダイジュ抽出液を除いて精製水で、浴用剤は
オトギリソウ又はボダイジュ抽出液の代わりに無水流酸
ナトリウムで補正し、同様の方法にて処方したものを用
いた。
【0084】使用し始めてから1ヶ月後の皮膚又は頭皮
の状態を次の基準で評価した。・皮膚(頭皮)炎症改善
効果 有 効:湿疹などの炎症に伴う赤みやかゆみ、肌荒れ
が改善された やや有効:湿疹などの炎症に伴う赤みやかゆみ、肌荒れ
がやや改善された 無 効:使用前と変化なし
【0085】試験結果を表5に示す(数字は人数)。
尚、使用期間中に皮膚又は頭皮に異常を訴えたものはな
かった。これより明らかなように、本発明のオトギリソ
ウ又はボダイジュ抽出物を配合する皮膚外用剤及び浴用
剤の使用により、皮膚・頭皮の炎症などの改善に優れた
効果が確認された。
【表5】
【0086】
【発明の効果】本発明のオトギリソウ又はボダイジュ抽
出物は、ヒスタミン遊離抑制作用、アラキドン酸代謝活
性抑制作用、抗補体活性作用、接触皮膚炎抑制作用、ヒ
アルロニダーゼ活性阻害作用、SOD様活性作用を有
し、また皮膚に対する安全性が高い。従って、抗アレル
ギー剤、ヒスタミン遊離抑制剤、アラキドン酸代謝活性
剤、抗補体活性剤、接触皮膚炎抑制剤、ヒアルロニダー
ゼ活性阻害剤、活性酸素消去剤として使用でき、湿疹、
じんましん、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花
粉症などの各種アレルギー疾患の予防及び治療に有効で
ある。また、あらゆる形態の製剤(医薬品類、医薬部外
品類、化粧品類)への応用も可能であり、本発明による
皮膚外用剤及び浴用剤は、アレルギー性・接触性の皮膚
炎症疾患(例えば、発赤、湿疹、浮腫、腫脹など)や、
アトピー性皮膚炎、肌荒れ、敏感肌といったトラブルを
有する皮膚・頭皮に対して、その予防及び改善を目的と
して使用することができ、その他、口腔用組成物や食品
への利用展開も可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/48 A61K 7/48 7/50 7/50

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オトギリソウ及び/又はボダイジュ抽出物
    を含有することを特徴とする抗アレルギー剤。
  2. 【請求項2】オトギリソウ及び/又はボダイジュ抽出物
    を含有することを特徴とするヒスタミン遊離抑制剤。
  3. 【請求項3】オトギリソウ及び/又はボダイジュ抽出物
    を含有することを特徴とするアラキドン酸代謝活性抑制
    剤。
  4. 【請求項4】オトギリソウ及び/又はボダイジュ抽出物
    を含有することを特徴とする接触皮膚炎抑制剤。
  5. 【請求項5】オトギリソウ及び/又はボダイジュ抽出物
    を含有することを特徴とする抗補体活性剤。
  6. 【請求項6】オトギリソウ及び/又はボダイジュ抽出物
    を含有することを特徴とするヒアルロニダーゼ活性阻害
    剤。
  7. 【請求項7】オトギリソウ及び/又はボダイジュ抽出物
    を含有することを特徴とする活性酸素消去剤。
  8. 【請求項8】請求項1〜7に記載の作用剤のいずれか1
    種以上を配合することを特徴とする皮膚外用剤及び浴用
    剤。
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