JPH10203994A - 生理活性作用組成物 - Google Patents

生理活性作用組成物

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JPH10203994A
JPH10203994A JP9028555A JP2855597A JPH10203994A JP H10203994 A JPH10203994 A JP H10203994A JP 9028555 A JP9028555 A JP 9028555A JP 2855597 A JP2855597 A JP 2855597A JP H10203994 A JPH10203994 A JP H10203994A
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JP
Japan
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fruit
acid
essential oil
oil
physiologically active
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Application number
JP9028555A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Ando
安藤義隆
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Ichimaru Pharcos Co Ltd
Original Assignee
Ichimaru Pharcos Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】免疫賦活作用をはじめ、抗ストレス作用、抗酸
化作用、血圧低下作用、抗癌作用、中性脂肪低下作用、
Hdl-コレステロール増加作用に優れる、健康維持のため
に有効な生理活性作用組成物を提供する。 【解決手段】牛乳、大豆、酵母由来の蛋白質の何れか1
種又は2種以上に蛋白分解酵素を作用させて得られる分
子量500〜5,000のペプチドを有効成分とし、飲
食品組成物や化粧料組成物に応用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、牛乳、大豆、酵母より得られる
蛋白由来の生理活性作用組成物とその応用に関するもの
である。さらに詳しくは、牛乳、大豆、酵母由来の蛋白
質の何れか1種又は2種以上に蛋白質分解酵素を作用さ
せて得られる分子量500〜5,000のペプチドを有
効成分として含有する、免疫賦活、抗ストレス、抗酸化
性、血圧降下、抗癌作用、中性脂肪低下、Hdl-コレステ
ロール増加作用に優れる生理活性作用組成物、およびそ
れを配合してなる健康向け飲食品組成物、化粧料組成物
を提供するものである。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明の生理活性作用組成物
は、免疫機能を強化したり、或いは低下した免疫能を回
復させたりする優れた免疫賦活作用のほか、抗ストレス
作用、抗酸化作用、血圧低下、抗癌作用、中性脂肪低下
作用、Hdl-コレステロール増加作用などの効果を有す
る。
【0003】本発明による組成物は極めて安全なもので
あり、健康志向の飲食品、嗜好品、家畜やペット用の飼
料をはじめ、化粧料(浴用剤を含む)といった日常的に
使用される製品形態とすることにより、癌、感染症、自
己免疫疾患、アレルギー等の予防、軽減または改善とい
った効果が期待できる。また、経口医薬品、外用医薬
品、注射・点滴薬、坐薬等の医療用製剤類などへの配合
も可能であり、人、ペット動物等の健康維持、体質改善
に有効なものである。
【0004】飲食品類の具体例として、かまぼこ,ちく
わ,はんぺんなどの水産加工製品,ソーセージ,ハム,
ウインナーなどの食肉加工製品、豆腐や油揚げ,コンニ
ャクなどの農産加工製品,洋菓子,和菓子,パン,ケー
キ,ゼリー,プリン,スナック,クッキー,ガム,キャ
ンディ,ラムネなどの菓子類、生めん,中華めん,そ
ば,うどん等のめん類、ソース,醤油,ドレッシング,
マヨネーズ,タレ,ハチミツ,粉末あめ,水あめなどの
調味料、カレー粉,からし粉,コショウ粉などの香辛
料、ジャム、マーマレード、チョコレートスプレッド、
漬物、そう菜、ふりかけや、各種野菜・果実の缶詰・瓶
詰など加工野菜・果実類、チーズ,バター,ヨーグルト
等の乳製品、果実ジュース,野菜ジュース,乳清飲料,
清涼飲料,健康茶,薬用酒類などの飲料、その他、栄養
補強(栄養補助)を目的とするような健康維持のための
錠剤、飲料、顆粒等の健康志向の飲食品類、家畜飼料、
ペットフード等が対象として上げられる。
【0005】また、化粧料組成物としては、例えば、化
粧水(ローション),乳液,クリーム,軟膏,シェービ
ングムース,オイル,パック,シャンプー,リンス,ト
リートメント,ヘアトニック,整髪料,育毛料,パーマ
ネント液,染毛剤,ボディーソープなどのスキンケアお
よびヘアケア製剤,あるいは浴用剤(液状,粉末状,顆
粒状,固形状など性状は、何れであってもよい)などが
上げられる。
【0006】また、これらとは別に、衛生用品,ウエッ
トタイプのティシュペーパーや紙タオルあるいはコット
ン,すり傷,切り傷、火傷、あかぎれ、炎症、湿疹、吹
き出物、ニキビ、肌荒れなどに適用する消毒用又は治療
用の各種製剤やそれを含浸させたガーゼ類、絆創膏、ア
イ・ケア剤、吸入剤、口腔洗浄剤、うがい剤、歯磨き剤
などにも応用することができる。
【0007】
【従来の技術】従来、感染症治療の面で西洋医学の果た
してきた役割は大きい。しかし一方で予防医学的にそう
した感染症や成人病に対処することも高齢化社会を迎え
るこれからにあってはますます重要となってきている。
【0008】我々は、本来、外界からはウィルスや微生
物等の侵入にさらされ、内部においては異物的自己物質
(例えば、癌、自己死細胞など)が出現する状況で生存
している。このような状況下で我々が生存できるのは、
そうした異物を排除したり、自己を防衛する機構を有し
ているからである。したがって、このような生体防御能
(免疫能)の低下や異常は、様々な疾病を引き起こすこ
とになる。一般には、ストレス、感染症(麻疹、インフ
ルエンザ、エイズなど)、化学物質の暴露などがこうし
た免疫能の低下につながる要因と考えられており、また
加齢とともにもそれらは低下する。
【0009】一方、我々の食生活において、近年、健康
管理上問題視されつつあるのが、様々な合成食品添加物
や残留農薬などによるとみられる、生体中に発生する活
性酸素による影響である。生体は、酵素等によりこの有
害な活性酸素を除去しようと働くが、老化などによって
この除去機能が低下すると、正常な細胞や器官までもが
障害を受けることがあり、その結果、様々な病気や組織
の老化などを招く心配がある。こうしたことから、ビタ
ミンEやビタミンCなどをはじめとする抗酸化作用を有
した成分を多く含む食品の有用性が指摘されてきた。
【0010】また最近では、成人病、特に、癌、脳卒
中、心臓病などに対する関心も非常に高まり、日常の食
生活が見直されつつある。例えば、高血圧は、循環器疾
患の危険因子として重視されており、高血圧者は正常血
圧者に比べ脳卒中や心臓病にかかる危険率が2〜3倍高
いと云われている。また、中高年における肥満やこれに
ともなう中性脂肪、コレステロールの増加などは動脈硬
化、心筋梗塞を招く危険度が高く、過度の飲酒や刺激性
調味料、高脂質食品などはできるだけ避け、バランスの
良い食事を心がけることが大切であるとされている。
【0011】さらに、身近な環境問題としてとりだたさ
れている大気汚染やオゾン層の破壊なども健康を損ねる
原因となることから関心度は高い。特にオゾン層の破壊
は、有害な紫外線を増加させ、しみ、そばかす、さらに
は皮膚癌という深刻な問題をも引き起こす。このため、
地域によっては肌をできるだけ露出しない衣服、あるい
はサングラス等を奨励し、身体を保護するように呼びか
けている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような状況下、我
々の健康を維持していくにはやはり自己の免疫機能の強
化と、恒常性バランスを整え病気になりにくい体質をつ
くることが重要である。本発明は、そのような効果を有
する生理活性作用組成物を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による生理活性作
用組成物は、牛乳、大豆、酵母という日常我々が摂取し
ている安全な素材から製造することができる。すなわ
ち、これら素材より得られた特定のペプチドを有効成分
とするものであり、免疫賦活、抗ストレス、抗酸化作
用、血圧低下作用、抗癌作用、中性脂肪低下作用、Hdl-
コレステロール調整作用といった健康維持に有用な効果
を有する。
【0014】尚、用いる原料は、必ずしも牛乳、大豆、
酵母から分離した蛋白質にこだわる必要はなく、牛乳、
大豆、酵母菌体そのものを使用しても何ら差し支えな
い。例えば、牛乳中には、カゼイン、α−ラクトアルブ
ミン、β−ラクトグロブリン、血清アルブミン、免疫グ
ロブリン、ラクトフェリン、リゾチームなどの蛋白質が
含まれており、本発明による生理活性作用は、これらの
蛋白質が分解されたペプチドの内、一定の分子量域のも
のによるものと考えられるからである。
【0015】本発明による生理活性作用組成物はそのま
ま利用することもできるが、必要に応じて、下記に示さ
れるような医薬品類,医薬部外品類,化粧品類,浴用
剤,食品類,飲料類などにおいて使用されている各種成
分や添加剤の中から用途に適したものを任意に選択、併
用して、それぞれの利用しやすい製品形態とすることが
できる。
【0016】[1]各種油脂類 アボガド油,アルモンド油,ウイキョウ油,エゴマ油,
オリブ油,オレンジ油,オレンジラファー油,ゴマ油,
カカオ脂,カミツレ油,カロット油,キューカンバー
油,牛脂,牛脂脂肪酸,ククイナッツ油,サフラワー
油,大豆油,ツバキ油,トウモロコシ油,ナタネ油,パ
ーシック油,ヒマシ油,綿実油,落花生油,タートル
油,ミンク油,卵黄油,カカオ脂,パーム油,パーム核
油,モクロウ,ヤシ油,牛脂,豚脂,乳脂,又はこれら
油脂類の水素添加物(硬化油等)など。
【0017】[2]ロウ類 ミツロウ,カルナバロウ,鯨ロウ,ラノリン,液状ラノ
リン,還元ラノリン,硬質ラノリン,カンデリラロウ,
モンタンロウ,セラックロウなど。
【0018】[3]鉱物油 流動パラフィン,ワセリン,パラフィン,オゾケライ
ド,セレシン,マイクロクリスタンワックス,スクワレ
ン,スクワラン,プリスタンなど。
【0019】[4]脂肪酸類 ラウリン酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン
酸,ベヘン酸,オレイン酸,12-ヒドロキシステアリ
ン酸,ウンデシレン酸,トール油,ラノリン脂肪酸など
の天然脂肪酸、イソノナン酸,カプロン酸,2−エチル
ブタン酸,イソペンタン酸,2−メチルペンタン酸,2
−エチルヘキサン酸,イソペンタン酸などの合成脂肪
酸。
【0020】[5]アルコール類 エタノール,イソピロパノール,ラウリルアルコール,
セタノール,ステアリルアルコール,オレイルアルコー
ル,ラノリンアルコール,コレステロール,フィトステ
ロールなどの天然アルコール、2−ヘキシルデカノー
ル,イソステアリルアルコール,2−オクチルドデカノ
ールなどの合成アルコール。
【0021】[6]多価アルコール類 酸化エチレン,エチレングリコール,ジエチレングリコ
ール,トリエチレングリコール,エチレングリコールモ
ノエチルエーテル,エチレングリコールモノブチルエー
テル,ジエチレングリコールモノメチルエーテル,ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル,ポリエチレング
リコール,酸化プロピレン,プロピレングリコール,ポ
リプロピレングリコール,1,3−ブチレングリコー
ル,グリセリン,ペンタエリトリトール,ソルビトー
ル,マンニトールなど。
【0022】[7]エステル類 ミリスチン酸イソプロピル,パルミチン酸イソプロピ
ル,ステアリン酸ブチル,ラウリン酸ヘキシル,ミリス
チン酸ミリスチル,オレイン酸オレイル,オレイン酸デ
シル,ミリスチン酸オクチルドデシル,ジメチルオクタ
ン酸ヘキシルデシル,乳酸セチル,乳酸ミリスチル,フ
タル酸ジエチル,フタル酸ジブチル,酢酸ラノリン,モ
ノステアリン酸エチレングリコール,モノステアリン酸
プロピレングリコール,ジオレイン酸プロピレングリコ
ールなど。
【0023】[8]金属セッケン類 ステアリン酸アルミニウム,ステアリン酸マグネシウ
ム,ステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カルシウム,パル
ミチン酸亜鉛,ミリスチン酸マグネシウム,ラウリン酸
亜鉛,ウンデシレン酸亜鉛など。
【0024】[9]ガム質、糖類及び水溶性高分子化合物 アラビアゴム,ベンゾインゴム,ダンマルゴム,グアヤ
ク脂,アイルランド苔,カラヤゴム,トラガントゴム,
キャロブゴム,クインシード,寒天,カゼイン,乳糖,
果糖,ショ糖およびそのエステル,トレハロースおよび
その誘導体,デキストリン,ゼラチン,ペクチン,デン
プン,カラギーナン,カルボキシメチルキチン又はキト
サン,エチレンオキサイド等のアルキレン(C2〜C4)オキ
サイドが付加されたヒドロキシアルキル(C2〜C4)キチン
又はキトサン,低分子キチン又はキトサン,キトサン
塩,硫酸化キチンまたはキトサン,リン酸化キチン又は
キトサン,アルギン酸及びその塩,ヒアルロン酸及びそ
の塩,コンドロイチン硫酸及びその塩,ヘパリン,エチ
ルセルロース,メチルセルロース,カルボキシメチルセ
ルロース,カルボキシエチルセルロース,カルボキシエ
チルセルロースナトリウム,ヒドロキシエチルセルロー
ス,ヒドロキシプロピルセルロース,ニトロセルロー
ス,結晶セルロース,ポリビニルアルコール,ポリビニ
ルメチルエーテル,ポリビニルピロリドン,ポリビニル
メタアクリレート,ポリアクリル酸塩,ポリエチレンオ
キサイドやポリプロピレンオキサイドなどのポリアルキ
レンオキサイド又はその架橋重合物,カルボキシビニル
ポリマー,ポリエチレンイミンなど。
【0025】[10]界面活性剤 アニオン界面活性剤(カルボン酸塩,スルホン酸塩,硫
酸エステル塩,リン酸エステル塩)、カチオン界面活性
剤(アミン塩,四級アンモニウム塩)、両性界面活性
剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型,ベタイン
型),硫酸エステル型両性界面活性剤,スルホン酸型両
性界面活性剤,リン酸エステル型両性界面活性剤、非イ
オン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤,エー
テルエステル型非イオン界面活性剤,エステル型非イオ
ン界面活性剤,ブロックポリマー型非イオン界面活性
剤,含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性
剤(天然界面活性剤,タンパク質加水分解物の誘導体,
高分子界面活性剤,チタン・ケイ素を含む界面活性剤,
フッ化炭素系界面活性剤)など。
【0026】[11]各種ビタミン類 ビタミンA群:レチノール,レチナール(ビタミンA
1),デヒドロレチナール(ビタミンA2),カロチン,
リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群:チアミン
塩酸塩,チアミン硫酸塩(ビタミンB1),リボフラビ
ン(ビタミンB2),ピリドキシン(ビタミンB6),シ
アノコバラミン(ビタミンB12),葉酸類,ニコチン酸
類,パントテン酸類,ビオチン類,コリン,イノシトー
ル類、ビタミンC群:アスコルビン酸及びその誘導体、
ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビタミンD
2),コレカルシフェロール(ビタミンD3),ジヒドロ
タキステロール、ビタミンE群:トコフェロール及びそ
の誘導体,ユビキノン類、ビタミンK群:フィトナジオ
ン(ビタミンK1),メナキノン(ビタミンK2),メナ
ジオン(ビタミンK3),メナジオール(ビタミンK4)
など。
【0027】[12]各種アミノ酸類 バリン,ロイシン,イソロイシン,トレオニン,メチオ
ニン,フェニルアラニン,トリプトファン,リジン,グ
リシン,アラニン,アスパラギン,グルタミン,セリ
ン,システイン,シスチン,チロシン,プロリン,ヒド
ロキシプロリン,アスパラギン酸,グルタミン酸,ヒド
ロキシリジン,アルギニン,オルニチン,ヒスチジンな
どや,それらの硫酸塩,リン酸塩,硝酸塩,クエン酸
塩,或いはピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導
体など。
【0028】[13]植物又は動物系原料由来の種々の添加
物 これらは、添加しようとする製品種別、形態に応じて常
法的に行われる加工(例えば、粉砕,製粉,洗浄,加水
分解,醗酵,精製,圧搾,抽出,分画,ろ過,乾燥,粉
末化,造粒,溶解,滅菌,pH調整,脱臭,脱色などを
任意に選択、組合わせた処理)を行い、各種の素材から
任意に選択して供すればよい。尚、抽出に用いる溶媒に
ついては、供する製品の用法(食用,外用,浴用)や、
後に行う加工処理等を考慮した上で選択すれば良いが、
通常では、水,水溶性有機溶媒(例えば、エタノール,
プロピレングリコール,1,3−ブチレングリコールな
ど)の中から選ばれる1種もしくは2種以上の混液を用
いるのが望ましい。但し、用途により有機溶媒の含有が
好ましくない場合においては、水のみを使用したり、あ
るいは抽出後に除去しやすいエタノールを採用し、単独
又は水との任意の混液で用いたりすれば良い。
【0029】尚、植物又は動物系原料由来の添加物を、
スキンケア,ヘアケア等の外用製剤や浴用剤に供する場
合、皮膚や頭髪の保護をはじめ、保湿,感触・風合いの
改善,柔軟性の付与,刺激の緩和,芳香によるストレス
の緩和,細胞賦活(細胞老化防止),炎症の抑制,肌質
・髪質の改善,肌荒れ防止及びその改善,発毛,育毛,
脱毛防止,光沢の付与,清浄効果,疲労の緩和,血流促
進,温浴効果などの美容的効果のほか,香付け,増粘,
防腐,緩衝などが期待できる。
【0030】また、食用製品においては、栄養補給,疲
労回復,強壮,細胞賦活(細胞老化防止)等の健身並び
に美容的効果をはじめ、味覚の改善,色調や芳香、光沢
の付与,安定化,増粘,防腐等の目的で使用することが
できる。さらにこの他にも、これまでに知られている各
原料素材の様々な美容的、薬剤的効果を期待し、これら
を組合わせることによって目的とする効果の増進を図っ
たり、あるいは多機能的な効果を期待した製品とするこ
とも可能である。
【0031】原料とする具体的な植物(生薬)としては、
例えば、アイ(藍葉),アオカズラ(清風藤),アオツヅラ
フジ(木防巳),アカシア,アカスグリ果実,アカブド
ウ,アカメガシワ(赤芽柏),アカネ(茜草根),アカヤジ
オウ(地黄),アギ(阿魏),アキニレ(榔楡皮),アケビ
(木通),アサ(麻子仁),アサガオ(牽牛子),アシタバ
(明日葉),アズキ(赤小豆),アセンヤク(阿仙薬),アセ
ロラ,アニス果実,アベマキ果実,アボカド,アマ,ア
マチャ(甘茶),アマドコロ(玉竹),アミガサユリ(貝
母),アーモンド,アルテア,アルニカ,アロエ(蘆
薈),アロエベラ,アンズ(杏仁),アンソッコウ(安息
香),イガコウゾリナ(地胆頭),イタドリ(虎杖根),イ
チゴ,イチジク(無花果)又はその葉,イチビ(冬葵子),
イトヒメハギ(遠志),イナゴマメ,イネ種子又は種皮,
イノンド種子,イラクサ,イランイラン,イチョウ(銀
杏葉,銀杏),イブキジャコウソウ,ウイキョウ(茴
香),ウキヤガラ(三稜),ウグイスカグラ果実,ウコン
(鬱金),ウスベニアオイ,ウスベニタチアオイ,ウスバ
サイシン(細辛),ウツボグサ(夏枯草),ウド又はシシウ
ド(羌活,独活,唐独活),ウメ(烏梅)又はその果肉,ウ
ラジロガシ,ウワウルシ,ウンシュウミカン(陳皮),エ
ストラゴン,エゾウコギ(蝦夷五加),エノキ,エビスグ
サ(決明子),エルダーベリー果実,エレミ,エンジュ
(槐花,槐花米),オウギ(黄耆),オウレン(黄連),オオ
カラスウリ(カロニン),オオツヅラフジ(防己),オオバ
コ(車前子,車前草),オオハシバミ(榛子),オオバナオ
ケラ(白朮),オオバヤシャブシ果実,オオミサンザシ
(山査子),オオムギ(大麦),オグルマ(旋覆),オクラ果
実,オケラ(白朮),オタネニンジン(人参),オトギリソ
ウ(弟切草),オドリコソウ(続断),オナモミ(蒼耳子),
オニグルミ,オニノヤガラ(天麻),オニユリ(百合),オ
ニノス,オヒョウ(裂葉楡),オミナエシ(敗醤),オラン
ダイチゴ,オランダガラシ,オランダパセリ,オランダ
ミツバ,オリーブ,オレガノ,オレンジ果実又は果皮,
カイケイジオウ(熟地黄),海藻[緑藻,褐藻,紅藻],
カカオ種子,カキ又はその葉(柿蒂),カギカズラ(釣藤
鈎),カシア,カジノキ果実(楮実),ガジュツ(莪朮),
カシワ(槲樹,槲葉),カスカリラ,カニクサ(金沙藤),
カノコソウ(吉草根),カボチャ,カポックノキ種子,カ
ホクサンショウ(蜀椒),ガマ(蒲黄),カミツレ,カミヤ
ツデ(通草),カラスウリ(王瓜),カラスムギ,カラスビ
シャク(半夏),ガラナ種実,カラヤ,カリン(木瓜),カ
ワヤナギ,カワラタケ,カワラヨモギ(茵チン蒿),カン
スイ(甘遂),カンゾウ(甘草),カンデリラ,カントウ,
カンナ,キイチゴ,キウイ果実,キカラスウリ(瓜呂
根),キキョウ(桔梗,桔梗根),キク(菊花),キササゲ
(梓実),ギシギシ(羊蹄根),キズタ,キダチアロエ,キ
ダチハッカ,キナノキ,キハダ(黄柏),キバナオウギ
(黄耆),ギムネマ・シルベスタ,キラジャ・サポナリ
ア,キラヤ,キャベツ,キャベブ未熟果,キュウリ,キ
ンカン果実,キンマ,キンミズヒキ(仙鶴草),グアユー
レ,クェルクス・インフェクトリア(没食子),ククイナ
ッツ,クコ(枸杞,枸杞子,枸杞葉,地骨皮),クサスギ
カズラ(天門冬),クズ(葛根),クスノキ,グースベリー
果実,クチナシ(山梔子),クヌギ(樸ソウ),クマザサ,
クマツヅラ(馬鞭草),クララ(苦参),クランベリー果
実,クリ又はその渋皮,クルクリゴ・ラチフォリア果
実,グレープフルーツ果実,クロウメモドキ,クロガネ
モチ(救必応),クロバナヒキオコシ(延命草),クロレ
ラ,クワ(桑葉,桑白皮),グワバ果実,ケイガイ(荊
芥,荊芥穂),ケイトウ(鶏冠花,鶏冠子),ケイリンサ
イシン(細辛),月桂樹,ゲンチアナ,ゲンノショウコ
(老鸛草),コエンドロ果実,コウシンバラ(月季花),コ
ウスイハッカ,コウゾ果実,紅茶,コウホネ(川骨),コ
ウホン(藁本,唐藁本),コウリャン,コケモモ(越橘),
コガネバナ(黄ゴン),コゴメバオトギリソウ,ココヤシ
果実,ゴシュユ(呉茱萸),ゴショイチゴ(覆盆子),コシ
ョウ(胡椒),コパイババルサム,コーヒー豆,コブシ
(辛夷),ゴボウ(牛蒡,牛蒡子),コボタンヅル,ゴマ
(胡麻),ゴマノハグサ(玄参),コムギ(小麦),米又は米
ぬか(赤糠,白糠),コーラ・アクミナタ種子,コーラ
・ベラ種子,コロハ果実,コロンボ,コンズランゴ,コ
ンブ,コンフリー(鰭張草),コンニャク,サキシマボタ
ンズル(威霊仙),サクラの花・葉・果実・樹皮(桜皮),
ザクロ,ササ,ササユリ(百合),サザンカ,サジオモダ
カ(沢瀉),サツマイモ,サトウキビ,サトウダイコン,
サネブトナツメ(酸棗仁),サフラン(番紅花,西紅花),
ザボン果実,サボンソウ,サーモンベリー果実,サラシ
ナショウマ(升麻),サルビア,サワギキョウ(山梗菜),
サワグルミ葉,サンキライ(山帰来),サンザシ(山査
子),サンシチニンジン(三七人参),サンシュユ(山茱
萸),サンショウ(山椒),サンズコン(山豆根),シアノ
キ果実,シイタケ,ジオウ(地黄),シオン(紫苑),ジギ
タリス,シクンシ(使君子),シシウド(独活,唐独活),
シソ・アオジソ・チリメンジソ・カタメンジソ(紫蘇
葉,紫蘇子),シダレカンバ(白樺皮),シタン,シナノ
キ,シナレンギョウ(連翹),シマカンギク(菊花),シモ
ツケソウ,ジャガイモ,シャクヤク(芍薬),シャジン
(沙参),ジャノヒゲ(麦門冬),シラカシ種子,シロゴチ
ョウの種子,シロバナイリス,シロバナツタの花,シロ
ミナンテン(南天実),ジュズダマ,シュロ果実,ショウ
ガ(生姜),ショウブ(菖蒲,菖蒲根),ショズク果実,シ
ラカバ,シンコナサクシルブラ,シンナモン,スイカ
(西瓜),スイカズラ(金銀花,忍冬),スイバ(酸模),ス
イムベリー果実,ストロベリー果実,スギナ(問荊),ス
テビア,スモモ果実,セイヨウアカマツの球果,セイヨ
ウカラマツ,セイヨウキヅタ,セイヨウグルミ,セイヨ
ウナシ果実,セイヨウナツユキソウ,セイヨウネズ,セ
イヨウノコギリソウ,セイヨウニワトコ,セイヨウネ
ズ,セイヨウハッカ,セイヨウフウチョウボク,セイヨ
ウヤドリギ,セイヨウヤマハッカ,セイヨウワサビ,セ
キショウ(石菖根),ゼニアオイ,セネガ,セリ,セロ
リ,センキュウ(川キュウ),センナ果実又は葉,センニ
ンソウ(大蓼),センブリ(当薬),ソウカ(草果),ソバ種
実,ソメモノイモ,ダイオウ(大黄),大根,大豆,ダイ
ダイ(橙皮,枳実),タイム,タカトウダイ(大戟),タカ
ワラビ(狗脊),ダークスィートチェリー果実,タチジャ
コウソウ(百里香),タチバナ(橘皮),タチヤナギ,タマ
リンド種子,タマネギ,タムシバ(辛夷),タラノキ又は
その根皮,タンジン(丹参),ダンマル,チェリー果実,
チガヤ又はその根(茅根),チコリ,チョウジ(丁子,丁
香),チョウセンゴミシ(五味子),チョウセンダイオウ
(大黄),チョウセンニレ(蕪夷),チョウセンニンジン
(人参),チョウセンヨモギ(艾葉),チョレイマイタケ
(猪苓),ツキミソウ,ツバキ,ツボクサ,ツメクサ(漆
姑草),ツユクサ(鴨跖草),ツルアズキ(赤小豆),ツル
ドクダミ(何首烏),ツルナ(蕃杏),ツルニンジン(四葉
参),ツワブキ,デイコ,テウチグルミ,デュベリー果
実,テングサ,テンダイウヤク(烏薬),トウガ(冬瓜
子),トウガラシ(番椒),トウキ(当帰),トウキンセン
カ,トウモロコシ又はトウモロコシ毛(南蛮毛),トウネ
ズミモチ(女貞子),トウリンドウ(竜胆),ドクダミ(十
薬),トコン(吐根),トチバニンジン(竹節人参),トチ
ュウ(杜仲,杜仲葉),トマト,トラガント,トリアカン
ソス種子,トルメンチラ,ドロノキ,トロロアオイ,ナ
イゼリアベリー果実,ナガイモ(山薬),ナギイカダ,ナ
ギナタコウジュ,ナズナ,ナツミカン,ナツメ(大棗),
ナニワイバラ(金桜子),ナルコユリ(黄精),ナンキンマ
メ(落花生),ナンテン(南天実),ニガキ(苦木),ニガヨ
モギ(苦艾),ニクズク,ニッケイ(桂皮),ニラ(韮子),
ニワトコ(接骨木),ニンジン,ニンニク(大蒜),ヌルデ
(五倍子),ネギ,ノアザミ(大薊),ノイバラ(営実),ノ
コギリソウ,ノダケ(前胡),ノバラ,ノモモ,パーム,
ハイビスカス(ブッソウゲ,フウリンブッソウゲ,ロー
ゼル),パイナップル果実,ハカタユリ(百合),ハカマ
ウラボシ(骨砕補),ハクセン(白蘚皮),ハクルベリー果
実,ハコベ(繁縷),ハシバミ(榛子),ハシリドコロ(ロ
ート根),バジル,ハス(蓮肉,蓮子),パセリ,バタ
タ,ハチク(竹茹),パチョリー,ハッカ(薄荷,薄荷
葉),ハトムギ(ヨクイニン),ハナスゲ(知母),バナ
ナ,ハナハッカ,バニラビンズ,パパイヤ,ハハコグサ
(鼠麹草),ハブ草,パプリカ,ハマゴウ(蔓荊子),ハマ
スゲ(香附子),ハマビシ(シツ莉子),ハマナス(マイ瑰
花),ハマボウフウ(浜防風),ハマメリス,バラ(薔
薇),パリエタリア,ハルニレ(楡皮,楡白皮,楡葉),
パンノキ,ヒオウギ(射干),ヒカゲツルニンジン(党
参),ピーカンナッツ,ヒガンバナ(石蒜,蔓珠沙華),
ヒキオコシ(延命草),ヒシ(菱実),ピスタチオ,ビー
ト,ヒトツバ(石葦),ヒナタイノコズチ(牛膝),ヒバ,
ヒマシ,ヒマワリ,ピーマン,ヒメガマ(香蒲),ヒメマ
ツタケ,ピメンタ果実,ヒユ果実,ビロウドアオイ,ヒ
ロハオキナグサ(白頭翁),ヒロハセネガ(セネガ),ビワ
(枇杷,枇杷葉),ビンロウ(大腹皮,檳榔子),フウトウ
カズラ(南藤),フキ(款冬花),フキタンポポ(款冬花,
款冬葉),フジバカマ(蘭草),フジマメ(扁豆),ブッチ
ャーブルーム,ブドウ果皮又は果実,ブナ,フユムシナ
ツクサタケ(冬虫夏草),ブラジルカンゾウ,ブラックカ
ーラント果実,ブラックベリー果実,プラム果実,フル
セラリア,ブルーベリー果実,プルーン,ブロンドサイ
リウム,ブンドウ(緑豆),ヘチマ,ベニバナ(紅花),ベ
ラドンナ,ベリー果実,ボイセンベリー果実,ボウフウ
(防風),ホウレンソウ,ホオズキ(登呂根),ホオノキ
(厚朴,和厚朴),ボケ(木瓜),ホソバオケラ(蒼朮),ホ
ソババレンギク,ボダイジュ,ボタン(牡丹皮),ホッ
プ,ホホバ,ホワートルベリー果実,ホンアンズ(杏
仁),ホンシメジ,マイズルテンナンショウ(天南星),
マオウ(麻黄),マカデミアナッツ,マクリ(海人草),マ
グワ(桑葉,桑白皮),マダケ(竹茹),マタタビ(木天
蓼),マツカサ,マツホド(茯苓),マリーゴールド,マ
ルバノジャジン(杏参),マルベリー果実,マルメロ,マ
ロニエ,マンゴー,マンゴスチン,マンシュウグルミ,
マンダリン果実,マンネンタケ(霊芝),マンネンロウ,
ミカン属植物果実(枳実),ミシマサイコ(柴胡),ミゾカ
クシ(半辺蓮),ミソハギ(千屈菜),ミツガシワ,ミツ
バ,ミツバハマゴウ(蔓荊子),ミドリハッカ,ミモザ,
ミョウガ,ミラクルフルーツ果実,ミルラ,ミロバラ
ン,ムクゲ(木槿),ムクノキ,ムクロジ,ムラサキ(紫
根),ムラサキトウモロコシ,メハジキ(益母草),メボ
ウキ,メラロイカ,メリッサ,メリロート,メロン果
実,モウコヨモギ,モウソウチク,モクレン(辛夷),モ
ッコウ(木香),モミジバダイオウ,モモの果実,種(桃
仁)又は葉(桃葉),モヤシ,モレロチェリー果実,モロ
ヘイヤ,ヤカワムラサキイモ,ヤクチ(益智),ヤグルマ
ギク,ヤグルマソウ,ヤグルマハッカ,ヤシャブシ(矢
車),ヤチヤナギ,ヤツデ(八角金盤),ヤドリギ(柳寄
生),ヤナギタデの葉,ヤブガラシ,ヤブコウジ(紫金
牛),ヤマゴボウ(商陸),ヤマノイモ(山薬),ヤマハン
ノキ(山榛),ヤマモモ(楊梅皮),ユーカリ,ユッカ・ブ
レビフォリア,ユキノシタ(虎耳草),ユズ果実,ユリ,
ヨモギ(艾葉),ヨロイグサ,ライム果実,落花生,ラカ
ンカ果実,ラズベリー果実,ラベンダー,リュウガン
(竜眼肉),緑茶,リンゴ果実,ルバス・スアビシムス
(甜涼),レタス,レッドカーラント果実,レモン果実,
レモングラス,レンギョウ(連翹),レンゲソウ,ロウヤ
シ,ローガンベリー果実,ローズヒップ,ローズマリ
ー,ローマカミツレ,ワカメ,ワサビ,ワレモコウ(地
楡)などがある。
【0032】また動物系原料由来の素材としては、鶏冠
抽出物,牛・人の胎盤抽出物,豚・牛の胃や十二指腸あ
るいは腸の抽出物若しくはその分解物,水溶性コラーゲ
ン,アシル化コラーゲン等のコラーゲン誘導体,コラー
ゲン加水分解物,エラスチン,エラスチン加水分解物,
水溶性エラスチン誘導体,ケラチン及びその分解物,シ
ルク蛋白およびその分解物,豚・牛血球蛋白分解物(グ
ロビンペプチド),豚・牛ヘモグロビン分解物(ヘミ
ン,ヘマチン,ヘム,プロトヘム,ヘム鉄等),カゼイ
ン分解物,鶏卵,魚肉およびその分解物など。
【0033】[14]微生物培養代謝物 米発酵エキス,米糠発酵エキス,ユーグレナ抽出物,脱
脂粉乳の乳酸発酵物など。
【0034】[15]α−ヒドロキシ酸 グリコール酸,クエン酸,リンゴ酸,酒石酸,乳酸な
ど。
【0035】[16]無機顔料 無水ケイ酸,ケイ酸マグネシウム,タルク,カオリン,
ベントナイト,マイカ,雲母チタン,オキシ塩化ビスマ
ス,酸化ジルコニウム,酸化マグネシウム,酸化亜鉛,
酸化チタン,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,黄酸
化鉄,ベンガラ,黒酸化鉄,グンジョウ,酸化クロム,
水酸化クロム,カーボンブラック,カラミンなど。
【0036】[17]紫外線吸収剤 p−アミノ安息香酸誘導体,サルチル酸誘導体,アント
ラニル酸誘導体,クマリン誘導体,アミノ酸系化合物,
ベンゾトリアゾール誘導体,テトラゾール誘導体,イミ
ダゾリン誘導体,ピリミジン誘導体,ジオキサン誘導
体,カンファー誘導体,フラン誘導体,ピロン誘導体,
核酸誘導体,アラントイン誘導体,ニコチン酸誘導体,
ビタミンB6誘導体,オキシベンゾン,ベンゾフェノ
ン,グアイアズレン,シコニン,バイカリン,バイカレ
イン,ベルベリンなど。
【0037】[18]収斂剤 乳酸,酒石酸,コハク酸,クエン酸,アラントイン,塩
化亜鉛,硫酸亜鉛,酸化亜鉛,カラミン,p−フェノー
ルスルホン酸亜鉛,硫酸アルミニウムカリウム,レソル
シン,塩化第二鉄,タンニン酸など。
【0038】[19]抗酸化剤 アスコルビン酸及びその塩,ステアリン酸エステル,ト
コフェロール及びそのエステル誘導体,ノルジヒドログ
アセレテン酸,ブチルヒドロキシトルエン(BHT),
ブチルヒドロキシアニソール(BHA),パラヒドロキ
シアニソール,没食子酸プロピル,セサモール,セサモ
リン,ゴシポールなど。
【0039】[20]抗炎症剤 イクタモール,インドメタシン,カオリン,サリチル
酸,サリチル酸ナトリウム,サリチル酸メチル,アセチ
ルサリチル酸,塩酸ジフェンヒドラミン,d又はdl−
カンフル,ヒドロコルチゾン,グアイアズレン,カマズ
レン,マレイン酸クロルフェニラミン,グリチルリチン
酸及びその塩,グリチルレチン酸及びその塩など。
【0040】[21]殺菌・消毒薬 アクリノール,イオウ,塩化ベンザルコニウム,塩化ベ
ンゼトニウム,塩化メチルロザニリン,クレゾール,グ
ルコン酸カルシウム,グルコン酸クロルヘキシジン,ス
ルファミン,マーキュロクロム,ラクトフェリン又はそ
の加水分解物など。
【0041】[22]香料 ジャコウ,シベット,カストリウム,アンバーグリスな
どの天然動物性香料、アニス精油,アンゲリカ精油,イ
ランイラン精油,イリス精油,ウイキョウ精油,オレン
ジ精油,カナンガ精油,カラウェー精油,カルダモン精
油,グアヤクウッド精油,クミン精油,黒文字精油,ケ
イ皮精油,シンナモン精油,ゲラニウム精油,コパイバ
バルサム精油,コリアンデル精油,シソ精油,シダーウ
ッド精油,シトロネラ精油,ジャスミン精油,ジンジャ
ーグラス精油,杉精油,スペアミント精油,西洋ハッカ
精油,大茴香精油,チュベローズ精油,丁字精油,橙花
精油,冬緑精油,トルーバルサム精油,バチュリー精
油,バラ精油,パルマローザ精油,檜精油,ヒバ精油,
白檀精油,プチグレン精油,ベイ精油,ベチバ精油,ベ
ルガモット精油,ペルーバルサム精油,ボアドローズ精
油,芳樟精油,マンダリン精油,ユーカリ精油,ライム
精油,ラベンダー精油,リナロエ精油,レモングラス精
油,レモン精油,ローズマリー精油,和種ハッカ精油な
どの植物性香料、その他合成香料など。
【0042】[23]色素・着色剤 赤キャベツ色素,赤米色素,アカネ色素,アナトー色
素,イカスミ色素,ウコン色素,エンジュ色素,オキア
ミ色素,柿色素,カラメル,金,銀,クチナシ色素,コ
ーン色素,タマネギ色素,タマリンド色素,スピルリナ
色素,ソバ全草色素,チェリー色素,海苔色素,ハイビ
スカス色素,ブドウ果汁色素,マリーゴールド色素,紫
イモ色素,紫ヤマイモ色素,ラック色素,ルチンなど。
【0043】[24]甘味料 砂糖,甘茶,果糖,アラビノース,ガラクトース,キシ
ロース,ステビア,マンノース,エリスリトール,麦芽
糖,蜂蜜,ブドウ糖,ミラクリン,モネリン,甘草抽出
物など。
【0044】[25]栄養強化剤 貝殻焼成カルシウム,シアノコラバミン,酵母,小麦胚
芽,卵黄粉末,ヘミセルロースなど)
【0045】[26]その他 保湿剤、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、
キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化
剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖
類及びその分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解
物、血流促進剤、消炎剤・抗アレルギー剤、細胞賦活
剤、角質溶解剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、口腔用
剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料、酵素などが上げら
れ、これらとの併用によって、相加的及び相乗的な効果
が期待できる。
【0046】以下に、製造例を示す。尚、活性成分を特
定する上で、カラム分画処理を行ったが、実際の利用に
あっては必ずしもそのような分画を行う必要はない。分
子量がおよそ500〜5,000付近のものが多く含ま
れるように製造条件をコントロールすることで工業的製
造が図れる。
【0047】
【実施例】製造例1 市販の牛乳(1トン)を反応釜に入れ、約90℃に昇温
して滅菌する。ついで37℃まで冷却して、これに蛋白
分解酵素を作用させる。用いる酵素は、トリプシン、キ
モトリプシン、ペプシン、レンニン、パンクレアチン、
エラスターゼ、カルボキシペプチターゼ、アミノペプチ
ターゼ、ジペプチターゼ、パパイン、アルカラーゼ等を
用いることができるが、ここでは、トリプシンを用い
る。牛乳素材40〜50に対してトリプシン1の割合で
添加し、37℃、pH6〜8で8時間無菌的に加水分解
する。その後、系の温度を80℃以上に昇温し酵素を失
活させた後、遠心分離して沈殿を除去する。このように
して得られた溶液部を凍結乾燥して約8kgのパウダー
を得た。ついで、この一部を少量の水に溶解し、カラム
分画し6つのフラクションを得た(図1)。
【0048】[カラム分画条件] 樹脂:セファデックスG−25 ファイン(ファルマシ
ア社製) カラムサイズ:2.1×96cm 溶出液:0.4%炭酸アンモニウム溶液 流量:1.0ml/min
【0049】
【実施例】製造例2 製造例1と同様にして、1%大豆蛋白懸濁液(1トン)
をパパインにて加水分解処理し、カラム分画した(図
1)。
【0050】
【実施例】製造例3 製造例1と同様にして、1%酵母分散液(1トン)をキ
モトリプシンにて加水分解処理し、カラム分画した(図
1)。
【0051】
【実施例】抗体産生能に対する効果の評価 Balb/c系雌性マウスの腹腔内に5%羊赤血球浮遊
液0.5mlを投与、4日後に脾臓を摘出しリンパ球浮
遊液(5×106/0.5ml)を調整する。この浮遊
液に検体(製造例1〜3で得られた各分解物の各分画フ
ラクション)水溶液(500μg/ml)を添加し、3
7℃で24時間培養する。培養液中に産生される羊赤血
球に対する抗体量を測定する。抗体量の測定は、培養液
50μlにベロナ−ル緩衝液450μlを加え、これ
に、1.7%羊赤血球溶液及び1/25補体溶液をそれ
ぞれ500μl加え、37℃で1時間反応させる。抗体
の量に比例して溶血が起こり、溶血により生じたヘモグ
ロビンの量を波長540nmで測定する。結果は540
nmでの吸光度を検体を添加しない対照の吸光度で除し
た値で示す。従って、数値が1より大きいほど抗体産生
能が高いことを示している。
【0052】結果は、表1に示す通りであった。効果の
高い分画(フラクション2〜5)は、別に行った既知分
子量物質による較正曲線(図2)により、分子量約50
0〜5,000であると推定した。
【表1】
【0053】
【実施例】抗ストレス作用の評価 前記試験より、免疫賦活効果が評価された。抗体産生量
はストレスがかかると低下することが知られているの
で、ストレス負荷時において本発明による組成物が効果
を示すか評価した。
【0054】Balb/c系雄性マウスを、水摂取群、
検体摂取群(製造例1〜3で製造した各分解物のフラク
ション2〜5の分画の混合物水溶液、10mg/ml)
に分け、一定期間飼育した。各群3匹を用い、羊赤血球
投与(5%浮遊液0.5ml,腹腔)1日前、同日、1
日後および2日後の4回のストレス負荷をかける。スト
レスの負荷は、マウスを1匹づつ金網製の狭いゲージに
入れ、15℃の水中に首まで浸し1時間静置した(拘束
水浸ストレス)。免疫能の評価は、羊赤血球投与4日後
に脾臓を採取し、リンパ球浮遊液(5×106/0.5
ml)を調整する。これを37℃、24時間培養し、培
養液中の抗体量を前記の方法により測定した。
【0055】結果は、表2の通りである。本発明による
組成物は抗ストレス効果があると評価された。
【表2】
【0056】
【実施例】抗酸化作用の評価 ルミノール化学発光法によって実施した。ルミノール
(5-amino-2,3-dihydro-1,4-phthalazinedione)と酸化
剤(過酸化水素水)とペルオキシダーゼによって生じる
化学発光に対し、検体を添加した際に生じる発光強度の
減少度をルミネッセンスリーダで測定した。 測定器:ルミネッセンスリーダBLE−301(アロカ
株式会社製) 検体:実施例1〜3で得られた各種分解物のフラクショ
ン2〜5の分画
【0057】結果は、表3の通りであり、抗酸化作用が
あると評価された。
【表3】
【0058】
【実施例】抗癌作用の評価 ICRマウスに、製造例1〜3により得られた各種分解
物のフラクション2〜5の分画を検体とし、その水溶液
(10mg/ml)を飲み水代わりに自由に与え(対照
は精製水を与え)、1週間飼育した。その時点で、ガン
細胞(サルコーマ180細胞)1×105個をソケイ部
皮下に移植した。更に2週間飼育した後、ガン細胞が増
殖し形成した固形腫瘍を摘出しその重量を測定した。
【0059】結果は、表4の通りであった。本発明によ
る組成物はガン細胞の増殖を優位に抑える効果があると
評価された。
【表4】
【0060】
【実施例】中性脂肪、コレステロール調整作用の評価 ICR系雌性マウスに、6週令から検体(製造例1〜3
で製造した各種分解物のフラクション2〜5の分画の混
合物水溶液、0.5mg/ml)を8週間与えて飼育し
た。その後、心臓より採血した血液を遠心分離して血清
を得、市販の臨床検査キット(HDL−コレステロール
−テストワコー,トリグリセライド−テストワコー(ワ
コー製))を用いて血清成分の測定を行った。
【0061】結果は、表5の通りであった。本発明によ
る組成物は中性脂肪を減少させる効果および善玉コレス
テロールであるHDL−コレステロールを増加させる効
果が認められた。
【表5】
【0062】
【実施例】血圧低下作用の評価 高血圧では、レニン・アンジオテンシン系とよばれる昇
圧系が中心的役割を演じている。この昇圧系に作用して
いる酵素の一つがアンジオテンシン変換酵素である。不
活性なアンジオテンシンIを強い血管収縮作用を示すア
ンジオテンシンIIに分解することにより血圧を上昇さ
せる。そこで、アンジオテンシン変換酵素が、基質であ
るヒプリル−L−ヒスチジル−L−ロイシンに作用して
生じる馬尿酸の量を測定する方法により検体の阻害活性
作用を評価した。
【0063】ヒプリル−L−ヒスチジル−L−ロイシン
溶液に検体(製造例1〜3で製造した各種分解物のフラ
クション2〜5の分画,各50μg)を添加し、37
℃、10分間加温した後、アンジオテンシン変換酵素液
を加え、37℃で60分間反応させる。これに塩酸と酢
酸エチルを加え撹拌した後、酢酸エチル層を回収し、酢
酸エチルを減圧留去したものを塩酸に溶解させ、228
nmにおける吸光度を測定する。
【0064】結果は、表6の通りであった。本発明によ
る組成物は優れたアンジオテンシン変換酵素阻害作用が
認められ、血圧低下作用があると示唆された。
【表6】
【0065】
【実施例】安全性試験 1)皮膚一次刺激性試験 実施例1〜3によって得られた各種酵素分解物の活性フ
ラクション(Fr2〜5の混合)を、各2w/v%濃度
の水溶液に調整し、背部を除毛したハートレー系モルモ
ット(1群5匹,体重320g前後)の皮膚に貼付し
た。判定は、貼付後24時間に一次刺激性の評点法によ
り紅斑および浮腫を指標として行った。
【0066】その結果、すべての動物において、何等、
紅斑および浮腫を認めず陰性と判定された。
【0067】
【実施例】安全性試験 2)皮膚累積刺激性試験 実施例1〜3によって得られた各種酵素分解物の活性フ
ラクション(Fr2〜5の混合)を、固形分として2w
/v%濃度の水溶液に調整し、側腹部を除毛したハート
レー系モルモット(雌性,1群5匹,体重320g前
後)の皮膚に1日1回の頻度で、週5回,0.5ml/
動物当りを塗布した。塗布は、4週にわたって、また除
毛は各週の最終塗布日に行った。判定は、各週の最終日
の翌日に一次刺激性の評点法により、紅斑および浮腫を
指標として行った。その結果、すべての動物において、
塗布後1〜4週目にわたって、何等紅斑および浮腫を認
めず陰性と判定された。
【0068】
【実施例】安全性試験 3)急性毒性試験 実施例1〜3によって得られた各種酵素分解物の活性フ
ラクション(Fr2〜5の混合)を、試験前、4時間絶
食させたddy系マウス(雌性,1群5匹,体重28
g)に2,000mg/kg量経口投与し、毒性症状の
発現、程度などを経時的に観察した。その結果、すべて
のマウスにおいて14日間何等異常を認めず、また解剖
の結果も異常がなかった。LD50は2,000mg/
kg以上と判定された。
【0069】
【実施例】各種食用組成物の製造 本発明による生理活性作用組成物を使用し、各種食用組
成物を製造した。以下にその処方例を示すが、本発明は
これらに限定されるわけではない。
【0070】1)健康向け食品(錠剤) 次の添加物を含有する組成物を打錠し、錠剤とした。 重量% 1.製造例1の牛乳分解物の乾燥末 10 2.植物抽出末(ドクダミ,ニンジン,シソ) 30 3.ローヤルゼリー粉末 5 4.コラーゲン末 5 5.乳糖 25 6.トウモロコシデンプン 20 7.ヒドロキシプロピルセルロース 4 8.ステアリン酸マグネシウム 1
【0071】2)健康向け飲料 次の処方により健康飲料を製した。 重量% 1.製造例2の大豆分解物の乾燥末 4 2.ハチミツ 15 3.クエン酸 0.1 4.dl−リンゴ酸 0.1 5.植物抽出液(クロレラ,シンナモン) 20 6.D−ソルビトール液(70%) 10 7.安息香酸ナトリウム 0.05 8.香料 適量 9.精製水 100とする残余
【0072】3)果汁飲料 次の処方により果汁飲料を製した。 重量% 1.ブドウ糖液糖 33 2.グレープフルーツ果汁 65 3.製造例3の酵母分解物の乾燥末 0.5 4.香料 適量 5.酸味料 適量
【0073】
【実施例】各種化粧料組成物の製造 本発明による生理活性作用組成物を使用し、各種化粧料
組成物を製造した。以下にその処方例を示すが、本発明
はこれらに限定されるわけではない。
【0074】1)ローションの製造例 次の処方によりローションを製造した。 重量% 1.ソルビット 2 2.1,3−ブチレングリコール 2 3.ポリエチレングリコール1000 1 4.ポリオキシエチレンオレイルエーテル(25E.O.) 2 5.エタノール 10 6.製造例1の牛乳分解物の乾燥末 1 7.植物抽出液(アロエ,ハマメリス) 3 8.pH調整剤 適量 9.防腐剤 適量 10.精製水 100とする残余
【0075】2)乳液の製造例 次の処方により乳液を製造した。 重量% 1.スクワラン 3 2.ワセリン 1 3.ステアリルアルコール 0.3 4.ソルビタンモノステアレート 1.5 5.ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレート 3 6.1,3−ブチレングリコール 5 7.製造例2の大豆分解物の乾燥末 0.5 8.水溶性コラーゲン 1 9.防腐剤 適量 10.精製水 100とする残余
【0076】3)クリームの製造例 次の処方によりクリームを製造した。 重量% 1.スクワラン 20 2.ミツロウ 5 3.精製ホホバ油 5 4.グリセリンモノステアレート 2 5.ソルビタンモノステアレート 2 6.ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2 7.グリセリン 5 8.製造例3の酵母分解物の乾燥末 0.3 9.牛胎盤エキス 2 10.防腐剤 適量 11.精製水 100とする残余
【0077】4)ボディーソープの製造例 次の処方によりボディーソープを製造した。 重量% 1.ラウリン酸カリウム 15 2.ミリスチン酸カリウム 5 3.プロピレングリコール 5 4.製造例1の牛乳分解物の乾燥末 3 5.pH調整剤 適量 6.防腐剤 適量 7.精製水 100とする残余
【0078】5)シャンプー 次の処方によりシャンプーを製造した。 重量% 1.ラウリル硫酸トリエタノールアミン 5 2.ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸Na 12 3.1,3-ブチレングリコール 4 4.ラウリン酸ジエタノールアミド 2 5.エデト酸二ナトリウム 0.1 6.製造例2の大豆分解物の乾燥末 2 7.ヒドロキシプロピルキトサン 0.4 8.香料,防腐剤 適量 9.精製水 100とする残余
【0079】6)リンス 次の処方によりリンスを製造した。 重量% 1.塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2 2.セトステアリルアルコール 2 3.ポリオキシエチレンラノリンエーテル 3 4.プロピレングリコール 5 5.製造例3の酵母分解物の乾燥末 2 6.pH調整剤 適量 7.防腐剤 適量 8.精製水 100とする残余
【0080】7)ヘアートニック 次の処方によりリンスを製造した。 重量% 1.エタノール 50 2.オレイン酸エチル 1 3.ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 2 4.植物抽出液(エンメイソウ,センブリ,ハマメリス)10 5.製造例1の牛乳分解物の乾燥末 0.5 6.精製水 100とする残余
【0081】 8)浴用剤(Aタイプ)の製造例 次の処方により浴用剤を製造した。 重量% 1.炭酸水素ナトリウム 56 2.無水硫酸ナトリウム 30 3.ホウ砂 2 4.製造例1の牛乳分解物の乾燥末 10 5.植物抽出末(カミツレ,トウキ) 2
【0082】9)浴用剤(Bタイプ)の製造例 次の処方により浴用剤を製造した。 重量% 1.精製ホホバ油 5 2.ポルオキシエチレンソルビタンモノラウレート 20 3.グリセリンモノステアレート 5 4.流動パラフィン 2 5.ラウリン酸ジエタノールアミド 3 6.製造例2の大豆分解物の乾燥末 10 7.植物抽出液(シャクヤク,アロエベラ,チンピ) 10 8.精製水 100とする残余
【0083】
【発明の効果】本発明による生理活性作用組成物は、極
めて安全なものであり、免疫賦活作用をはじめ、抗スト
レス作用、抗酸化作用、抗癌作用、血圧低下作用、中性
脂肪低下作用、Hdl−コレステロール増加作用を有す
る。過労やストレス、加齢に伴う生理的老化、偏食、環
境変化等により、我々の身体は恒常性を維持する機能が
低下したり、アンバランスになりがちである。本発明に
よる生理活性作用組成物は、飲食品や化粧料として利用
することにより、こうした機能を強化・改善したり、バ
ランスを整えたりして、病気になりにくい健康的体質へ
と改善する効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造例1〜3の各種分解物のカラム分画チャー
トを示す。
【図2】既知分子量物質による分子量較正曲線を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 38/00 ADN A61K 7/48 ADU 7/16 A23L 1/30 37/18 ABD ABE 1/305 ABU A61K 7/00 ADA 7/48 ADN // A61K 7/16 ADU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 牛乳、大豆、酵母由来の蛋白質の何れか
    1種又は2種以上に蛋白分解酵素を作用させて得られる
    分子量500〜5,000のペプチドを有効成分として
    含有する生理活性作用組成物。
  2. 【請求項2】 牛乳、大豆、酵母由来の蛋白質に蛋白分
    解酵素を作用させて得られる請求項1記載の生理活性作
    用組成物を配合した健康向け飲食品組成物。
  3. 【請求項3】 牛乳、大豆、酵母由来の蛋白質に蛋白分
    解酵素を作用させて得られる請求項1記載の生理活性作
    用組成物を配合した化粧料組成物。
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