JP3486803B2 - チタニア薄膜形成用前駆体溶液の製造方法 - Google Patents

チタニア薄膜形成用前駆体溶液の製造方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチタニア(二酸化チタ
ン)薄膜の形成に使用される溶液組成物に係わる。アナ
ターゼ型結晶構造のチタニアは光によって分極し触媒と
して働くことは良く知られている。ガラスや金属などの
表面に形成されたチタニア薄膜は光があたると酸化触媒
として働き、表面の有機物を分解するので優れた防汚、
殺菌、消臭効果を発揮する。またチタニア薄膜は高屈折
率を有し、高反射膜や低屈折率膜と組み合わせることに
より、波長選択反射または吸収膜として利用される。本
発明はチタニア薄膜を基板表面上に形成させるのに適し
た溶液組成物を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラスや金属などの表面にチタニアの薄
膜を形成させる方法としては、従来スパッター法、CV
D(化学蒸着)法、PVD(物理的蒸着)法などのドラ
イ法、ゾル−ゲル法、メッキ法、電解重合法などのウェ
ット法が知られている。ドライ法の代表的な方法である
スパッター法は均一で安定した薄膜が得られるものの装
置が複雑、高価で製造コストが高くなり、また大面積化
が難しいなどの制約がある。ウェット法の代表的な方法
であるゾル−ゲル法は装置が簡単で大面積化は可能であ
るが、常に均一、均質なチタニア薄膜を得るには、薄膜
形成条件の厳しい制御を必要とするうえ、ゾル−ゲル液
の化学的変化を抑制することを必要とするなど解消すべ
き実施上の問題点が数多くある。チタニア薄膜は単独で
使用されることに加えて、実用上はシリカ(二酸化ケイ
素)との複合膜として使用されることも多い。ゾル−ゲ
ル法によるチタニアゾルとゾル−ゲル法によるシリカゾ
ルを混合して塗布し、乾燥し、焼成してチタニア/シリ
カ複合膜を得るという方法において、前述したようにゾ
ル−ゲル法により作成したシリカゾルは安定性が悪く、
ゾル−ゲル法チタニアゾルはチタンアルコキシドの加水
分解速度が速いためにさらに化学的安定性が悪いため、
チタニアゾル/シリカゾル混合物を用いての複合膜の作
成は困難を極める。本発明のチタニア薄膜形成用前駆体
溶液は、それ自体極めて安定性が良く、また、ゾル−ゲ
ル法によるシリカゾルと混合した場合も経時的な変化を
殆ど起こさない。
【0003】
【発明が解決しようする課題】本発明は基板上にチタニ
アの薄膜を形成させるに適したチタニア薄膜形成用前駆
体溶液の簡便な製造方法を提供する。また、本発明は、
チタニア薄膜形成用前駆体溶液とシリカゾルを混合する
チタニア/シリカ複合膜用塗布液の簡便な製造方法を提
する。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明者等は簡単な装置
で、容易に均質なチタニア薄膜を作成する塗布液の製造
方法について研究を進めてきたところ、チタンアルコキ
シドとアミノポリカルボン酸とアミンとを極性溶媒中で
反応させ、次いで過酸化水素などの酸化剤を加えると、
ワンポットで簡単にチタニア薄膜用塗布液が得られるこ
とを発見した。本発明者らは、既にアミノポリカルボン
酸のチタン錯体とアミンとを酸化剤の存在下に反応さ
せ、アミノポリカルボン酸イオンと二酸化物イオンが配
位したチタン錯体陰イオンとアミン陽イオンを含むチタ
ニア薄膜形成用塗布液を提案しているが、これは、ま
ず、チタン錯体を結晶として取り出した後、酸化剤の存
在下にアミンと反応させるという2段階製造方法であっ
た。本発明は、これをさらに進めて、1段階でチタニア
薄膜形成用塗布液を得ることを特徴としている。
【0005】 本発明の方法により得られたチタニア薄
膜形成用前駆体溶液は、簡単な装置でスピン法、ディッ
プ法、流延法のいずれによっても均一で安定な薄膜を与
える。この膜は焼成する前であれば、水またはアルコー
ルによって塗布故障膜を容易に除去出来、塗り直し等の
修正が出来るので生産時の歩留まりが極めてよくなる。
この点ゾル−ゲル法は、均質な膜を得る条件が難しく、
塗り直し等の修正が出来ないので歩留まりを悪くし、予
想以上にコスト高になって実用化が進んでいない。本発
明の方法により得られたチタニア薄膜形成用前駆体溶液
を基板上に塗布し、乾燥し、400℃以上で焼成すると
ゾル−ゲル法で得られたチタニア薄膜と同一の物性を持
った膜が得られることを確認した。また、本発明の方法
により得られたチタニア薄膜形成用前駆体溶液はシリカ
ゾルと混合して、上記と同様に塗布、乾燥、焼成してゾ
ル−ゲル法で得られるチタニア/シリカ薄膜と同一の物
性を持った膜が得られることも確認した。
【0006】 本発明に用いられるチタンアルコキシド
としては、テトラメトキシチタン、テトラエトキシチタ
ン、テトライソプロポキシチタン、テトラ−n−プロポ
キシチタン、テトラ−n−ブトキシチタンなどが挙げら
れるがこれらに限定されるものではない。
【0007】 本発明に用いられるアミノポリカルボン
酸としては、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリ
アミン五酢酸、1,2−プロパンジアミン四酢酸、1,
3−プロパンジアミン四酢酸、N−ヒドロキシエチルエ
チレンジアミン三酢酸、N,N’−ジヒドロキシエチル
エチレンジアミン二酢酸、2−ヒドロキシ−1,3−プ
ロパンジアミン四酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸
などが挙げられるがこれらに限定されるものではない。
【0008】 本発明に用いられるアミンとしては、
般式(1)に該当するn−プロピルアミン、ジ−n−プ
ロピルアミン、ジイソプロピルアミン、エチル−n−プ
ロピルアミン、エチルイソプロピルアミン、ジ−n−ブ
チルアミン、ジイソブチルアミン、ジ−sec−ブチル
アミン、ジ−ter−ブチルアミン、エチル−n−ブチ
ルアミン、イソプロピル−n−ブチルアミン、ジ−n−
ペンチルアミン、n−ヘキシルアミン、ジヘキシルアミ
ン、ジシクロヘキシルアミン、n−オクチルアミンなど
のアルキル基の炭素数が10以下の脂肪族アミンが挙げ
られるがこれらに限定されるものではない。アルキル基
の炭素数が10を越える場合は有機成分が多くなり緻密
な膜を得ることが困難である。
【0009】 また、本発明に用いられる一般式(1)
以外のアミンとしては、ピリジン、4−メチルピリジ
ン、4−アミノピリジン、4−ジメチルアミノピリジン
などのピリジン誘導体、ベンジルアミン、N,N−ジメ
チルベンジルアミンなどのベンジルアミン誘導体、N,
N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチル−p−トルイ
ジンなどのアニリン誘導体などが挙げられるがこれらに
限定されるものではない。
【0010】本発明に用いられるアミン化合物は、反応
によって生成する塩あるいは付加化合物が水、アルコー
ルに溶解し易いこと、および経時的に結晶が析出するこ
とが無いなど、安定な液を形成することを目安に選定さ
れる。2種以上のアミンを併用して結晶の析出を抑える
ことも有効である。アミンの添加量はチタンアルコキシ
ドに対して等モルあるいは若干過剰が適当である。
【0011】また、本発明に用いられる酸化剤として
は、過酸化水素、過塩素酸、オゾン、酸化鉛、過酸化バ
リウムなどが挙げられるがこれらに限定されるものでは
ない。簡便さ、不純物が少ないことを勘案すれば、過酸
化水素水が最も適している。
【0012】本発明の溶液に用いられる溶媒は、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノー
ル、n−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール
などの低級アルコールが適している。必要があれば、こ
れらの低級アルコールと混和する他の溶媒を併用するこ
とは何ら差し支えない。本発明の化合物はメタノールに
良く溶解するので、高濃度の塗布液を調製する場合はメ
タノールとの混合溶媒にするのが良い。本発明の化合物
は水にも良く溶解するが、シリカゾルを添加する場合な
ど水が混合物の安定性を損なう恐れがある場合は水の添
加量は最小限に止めるべきである。
【0013】 本発明の製造方法は、低級アルコールに
アミノポリカルボン酸またはその塩を懸濁あるいは溶解
させ、アミン、チタンアルコキシドを加えて全体が均一
に溶解するまで攪拌し、さらに過酸化水素水などの酸化
剤を加えることを含む。溶解を促進するため加温するこ
とは有効である。還流温度まで昇温すれば短時間で透明
液を得ることが出来、この場合過剰の過酸化水素が除去
されるという副次的な効果も期待出来る。酸化剤の量
は、チタン錯体に対して等モルまたは若干過剰に加える
のが適当である。
【0014】この液に、テトラエトキシシランなどのア
ルコキシシラン類の加水分解重縮合で得られたシリカゾ
ルを任意の割合で添加してチタニア/シリカ複合膜用塗
布液とすることもできる。この液はかなり安定で3ケ月
間室温に放置しても沈殿の析出やゲル化などは起こらな
かった。
【0015】塗布する基板は、石英ガラス、ソーダライ
ムガラス、ホウケイ酸ガラスなどのガラス基板、SUS
や銅、アルミニウムなどの金属板、アルミナ、シリカ、
ジルコニアなどのセラミックス基板から任意に選択出来
る。ガラス、金属などの基板上に薄膜を形成させるに
は、前記塗布液をスピン法、ディップ法、流延法などに
よって基板上にコートし、溶媒を揮発させた後有機物が
燃焼する温度以上で焼成するが、好ましくは400℃以
上の高温炉で焼成する。必要があれば比較的低温で予備
焼成を行うことも均質な薄膜を得る上で有効であり、ま
た、焼成温度を何段階かに分けることも出来る。焼成は
室温から塗布された基板を徐々に高温にまで高めていっ
ても良いし、すでに一定温度に設定されている炉に基板
を投入しても良い。こうして得られたチタニア薄膜ある
いはチタニア/シリカ複合膜は、ゾル−ゲル法などで得
られたものと同等の物性を有する。本発明の塗布液の作
成法を次の実施例でより具体的に明らかにする。
【0016】実施例1 100mlフラスコにエタノール30g、メタノール3
0g、エチレンジアミン四酢酸5.27gを入れ、室温
でかき混ぜながらジ−n−ブチルアミン2.6gを滴下
した。昇温して約3時間還流した後、50℃まで冷却
し、チタンテトライソプロポキシド5.1gを滴下し
た。滴下につれ液は淡黄色になった。還流温度に昇温し
て1時間半反応させた後、25℃まで冷却した。この淡
黄色液に30%過酸化水素水2.6gを滴下し、還流温
度で30分撹拌することにより赤橙色透明液体を得た。
得られた液を用いて、中性洗剤で洗浄後風乾した5cm
×5cm×0.2cmの石英ガラス上にスピンコーター
で塗布した。塗布は500rpmで5秒、1000rp
mで60秒で行った。風乾し、70℃で10分間プリベ
ークした後、毎分10℃で昇温し550℃に到達してか
ら30分保持して透明な焼成膜を得た。膜厚は74n
m、屈折率は2.28であった。到達温度を変えて同様
の実験を行った。到達温度と膜厚、屈折率の関係は下記
の通りである。
【0017】実施例2 100mlフラスコにエタノール30g、メタノール3
0g、エチレンジアミン四酢酸5.27gを入れ、室温
でかき混ぜながらジ−n−ブチルアミン2.1gと4−
ジメチルアミノピリジン0.23gを添加した。50℃
で約1時間撹拌した後、チタンテトライソプロポキシド
5.1gを滴下した。滴下につれ液は淡黄色になった。
2時間撹拌を続けた後、この淡黄色液に30%過酸化水
素水2.3gを滴下し赤橙色透明液体を得た。さらに還
流温度で約1時間撹拌した。得られた液を用いて、実施
例1と同様にして石英ガラス上にスピンコーターで塗布
した。風乾した後、これを電気炉に入れ室温から毎分1
0℃で昇温し550℃に到達してから30分保持して焼
成膜を得た。膜厚は77nm、屈折率は2.3であっ
た。
【0018】実施例3 100mlフラスコにエタノール30g、メタノール3
0g、エチレンジアミン四酢酸5.27gを入れ、室温
でかき混ぜながらジ−n−ペンチルアミン2.55gと
N,N−ジメチル−p−トルイジン0.5g、チタンテ
トライソプロポキシド5.1gを順次添加した。昇温し
て50℃で30分撹拌し、淡褐色の液を得た。この淡黄
色液に30%過酸化水素水2.3gを滴下し、還流温度
で約1時間撹拌することにより暗赤色透明液体を得た。
得られた液を用いて、実施例1と同様にして焼成膜を得
た。膜厚は70nm、屈折率は2.26であった。
【0019】実施例4 エタノール118g、テトラエトキシシラン46.7
g、水6.0g、60%硝酸8.1gを混合し、約2時
間還流させてシリカゾルを得た。シリカ換算含量は7.
65%である。このシリカゾル3.95gと実施例1で
得られたチタニア塗布液(チタニア換算含量1.91
%)20.9gを混合した。シリカ/チタニアのモル比
は1/1である。この混合液を室温で1ケ月保存したと
ころ、沈殿等の生成は見られず安定であった。この混合
液について、混合液調製の翌日に実施例1と同様にして
石英ガラス上に塗布、乾燥、焼成を行った。到達温度と
膜厚、屈折率の関係は下記の通りである
【0020】実施例5 100mlフラスコにイソプロパノール60g、エチレ
ンジアミン四酢酸5.27gを入れ、室温でかき混ぜな
がらジ−n−ブチルアミン2.6gを滴下した。昇温し
て約1時間還流した後、50℃まで冷却し、チタンテト
ライソプロポキシド5.1gを滴下した。還流温度に昇
温して溶解するまで反応させた後、25℃まで冷却し
た。この淡黄色液に30%過酸化水素水2.3gを滴下
し、還流温度で30分撹拌することにより赤橙色透明液
体を得た。得られた液を用いて、中性洗剤で洗浄後風乾
した5cm×5cm×0.3cmのソーダライムガラス
上にスピンコーターで塗布した。塗布は500rpmで
5秒、1000rpmで60秒で行った。風乾した後、
これを電気炉に入れ550℃で30分保持して焼成膜を
得た。膜厚は約83nm、屈折率は2.30であった。
【0021】実施例6 100mlフラスコにエタノール30g、メタノール3
0g、1,3−プロパンジアミン四酢酸5.51gを入
れ、室温でかき混ぜながらジ−n−ブチルアミン2.6
gを滴下した。昇温して50℃で約1時間撹拌した後、
チタンテトライソプロポキシド5.1gを滴下した。還
流温度に昇温して溶解するまで反応させた後、25℃ま
で冷却した。この淡黄色液に30%過酸化水素水2.6
gを滴下し、還流温度で1時間撹拌することにより赤橙
色透明液体を得た。得られた液を用いて、実施例5と同
様にしてホウケイ酸ガラス上にスピンコーターで塗布し
た。風乾した後、これを電気炉に入れ室温から毎分10
℃で昇温し550℃に到達してから30分保持して焼成
膜を得た。膜厚は81nm、屈折率は2.29であっ
た。
【0022】実施例7 100mlフラスコにエタノール30g、メタノール3
0g、ジエチレントリアミン五酢酸7.10gを入れ、
室温でかぎ混ぜながらジ−n−ブチルアミン2.6gを
滴下した。50℃で約2時間撹拌した後、チタンテトラ
イソプロポキシド5.1gを滴下した。還流温度に昇温
して溶解するまで反応させた後、25℃まで冷却した。
この淡黄色液に30%過酸化水素水2.3gを滴下し、
還流温度で1時間撹拌することにより赤橙色透明液体を
得た。得られた液を用いて、実施例1と同様にして石英
ガラス上にスピンコーターで塗布した。風乾した後、1
00℃で10分プリベークした後、550℃の電気炉に
入れ30分保持して焼成膜を得た。膜厚は約80nm、
屈折率は2.28であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大槻 哲也 兵庫県伊丹市千僧5丁目41 帝国化学産 業株式会社伊丹工場内 (56)参考文献 特開 平11−29759(JP,A) 特開 昭58−167428(JP,A) 特開 平11−49517(JP,A) 特開 平1−108161(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01G 23/00 - 23/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チタンアルコキシドとアミノポリカルボ
    ン酸とアミンとを極性溶媒中で反応させ、次いで酸化剤
    を加えることを特徴とする、アミノポリカルボン酸と二
    酸化物イオンが配位したチタン錯体陰イオンと、一般式
    (1) (R1)(R2)(R3)(R4)N+ (1) (式中、R1、R2、R3、R4は水素または炭素数が
    1〜10のアルキル基であって、R1〜R4中少なくと
    も一つがアルキル基を示し、R1〜R4はそれぞれ同じ
    でも異なっていてもよい)で示されるアミン陽イオンと
    を含んでなるチタニア薄膜形成用前駆体溶液の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法で製造したチタニア薄膜
    形成用前駆体溶液と、シリカゾルを混合することを特徴
    とするチタニア/シリカ複合膜用塗布液の製造方法。
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