JP3486775B2 - 電気ケーブルコネクタ及びケーブル組立体 - Google Patents

電気ケーブルコネクタ及びケーブル組立体

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JP3486775B2 JP2001290815A JP2001290815A JP3486775B2 JP 3486775 B2 JP3486775 B2 JP 3486775B2 JP 2001290815 A JP2001290815 A JP 2001290815A JP 2001290815 A JP2001290815 A JP 2001290815A JP 3486775 B2 JP3486775 B2 JP 3486775B2
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    • Y10S439/00—Electrical connectors
    • Y10S439/942—Comblike retainer for conductor

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気ケーブルコネ
クタに係り、より詳細には、電気ケーブルコネクタに使
用するためのワイヤ取り扱い部材に係る。
【０００２】
【従来の技術】電気ケーブルコネクタは、一般に、長方
形の電気絶縁ハウジング(以下、単に 「 ハウジング 」 とも
言う)を備えている。このハウジングは、複数の端子を
含む。各端子は、そのテールがハウジングの一端から延
び出して空気中に懸架され、電気ケーブルの各ワイヤに
半田付けされる。各端子のテールが空気中に各々懸架さ
れるので、電気ケーブルのワイヤを各端子のテールに半
田付けするのは困難であり、電気ケーブルの１本のワイ
ヤが誤って２つ以上の端子に半田付けされることがあ
る。
【０００３】
【発明の構成】本発明は、上記問題を解消する電気ケー
ブルコネクタを提供する。本発明の目的は、各端子のテ
ールが空気中に懸架されることにより切断するのを防止
できるように各端子のテールを受け入れて支持するため
のワイヤ取り扱い部材を有する電気ケーブルコネクタを
提供することである。本発明の別の目的は、電気ケーブ
ルのワイヤを正しい順序に配列保持し、各端子のテール
に正確且つ迅速に半田付けできるように電気ケーブルの
ワイヤを受け入れて支持するためのワイヤ取り扱い部材
を有する電気ケーブルコネクタを提供することである。
本発明の更に別の目的は、電気ケーブルのワイヤを互い
に分離して優れた電気的特性を得るためのワイヤ取り扱
い部材を備えた電気ケーブルコネクタを提供することで
ある。
【０００４】本発明の更に別の目的は、ハウジングの外
壁のくぼみに係合するワイヤ取り扱い部材を有する公知
のコネクタとは対照的に、ハウジングの位置決め空洞内
に受け入れられるように１つ以上の位置決めロッドが延
びたワイヤ取り扱い部材を備えた電気ケーブルコネクタ
を提供することである。このような構成は、ワイヤ取り
扱い部材をコネクタ本体の外壁に係合させることが実際
的でない非常に小型のコネクタに特に好都合である。更
に、本発明は、ハウジング及びワイヤ取り扱い部材を製
造する製造設備を簡単化できるので、公知技術よりも効
果的である。
【０００５】本発明のこれらの目的を達成するために、
ハウジング、電気ケーブル及びワイヤ取り扱い部材を備
えた電気ケーブルコネクタが提供される。ハウジングに
は端子が挿入される。各端子のテールは、ハウジングの
一端から延び出して、電気ケーブルの各ワイヤに半田付
けされる。ワイヤ取り扱い部材は、ハウジングの位置決
め空洞内に受け入れられる位置決めロッドによりハウジ
ングに接合される。ワイヤ取り扱い部材は、各端子のテ
ールが空気中に懸架されるのを防止するように各端子の
テールを受け入れて、これを支持するための複数の端子
溝と、電気ケーブルのワイヤを受け入れるための複数の
ワイヤ溝とを含んでいる 。 端子溝とワイヤ溝が一線に設
けられて、電気ケーブルのワイヤをワイヤ溝に保持する
ことで、ワイヤの先端で露出させた金属導体が、端子溝
に支持されたテールに重なるように延びて、端子溝に支
持されたテールに対して金属導体を半田付けできるよう
にした。半田が１つの端子から別の端子へ流れるのを防
止するために隣接する端子溝間にリブが配置される。ワ
イヤ取り扱い部材は、垂直方向に離間された端子の列を
受け入れるために異なる高さに配置された多数の台を有
するように形成できる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好適な実施形態を詳細に説明する。図１ないし３を
参照すれば、本発明の電気ケーブルコネクタは、一般
に、コネクタ１と、電気ケーブル２と、ワイヤ取り扱い
部材３で構成される。コネクタ１は、複数の外壁を有す
る電気絶縁ハウジング１０と、該ハウジング１０内の端
子通路１２と、該端子通路１２に各々挿入された複数の
端子１１とを含む。又、コネクタ１は、ハウジング１０
の少なくとも一部分をカバーする金属シールド（図示せ
ず）も含む。電気絶縁ハウジング１０は、以下に述べる
目的で複数の位置決め空洞１４を含む。各端子１１のテ
ール１１０は、電気ケーブル２に半田付けするためにハ
ウジング１０の外壁から延び出している。電気ケーブル
２は、電気絶縁ジャケット２０と、該ジャケット２０か
ら延び出した複数のワイヤ２１とを含む。各ワイヤ２１
は、対応する端子１１のテール１１０に半田付けされる
金属導体２１０を含む。
【０００７】ハウジング１０に使用するためのワイヤ取
り扱い部材３は、複数の端子溝３０と、複数のワイヤ溝
３１と、ワイヤ取り扱い部材３の外面から延びる１つ以
上の位置決めロッド３２とを有する本体部分を備えてい
る。図１ないし３に示す実施形態では、位置決めロッド
３２がワイヤ取り扱い部材３の前面から端子溝３０にほ
ぼ平行な方向に延びる。位置決めロッド３２は、コネク
タ１のハウジング１０の各位置決め空洞１４内に各々受
け入れられ、これにより、ワイヤ取り扱い部材３をハウ
ジング１０に適切に整列して確実に固定することができ
る。端子通路１２及び位置決め空洞１４は、図１では、
連結したものとして示されているが、それらは互いに別
々であってもよい。
【０００８】端子溝３０は、各端子１１のテール１１０
を受け入れる。ワイヤ取り扱い部材３と一体的に形成さ
れたリブ３３は、隣接する端子溝３０間に配置される。
リブ３３は、端子溝３０内に受け入れられる各端子１１
のテール１１０の高さより高く、従って、リブ３３は、
半田ペーストが隣接する端子溝３０へ流れるのを防止す
る。各端子溝３０の一端は、ワイヤ溝３１に各々接続さ
れる。ワイヤ溝３１は、ここに示す実施形態では、電気
ケーブル２のワイヤ２１を確実に配置し保持するため
に、その断面が１８０°以上にわたって延びている。ワ
イヤ２１が各ワイヤ溝３１に適切に配置されると、ワイ
ヤ２１の金属導体２１０が端子１１のテール１１０に適
切に配置され、金属導体２１０をテール１１０に半田付
けすることができる。
【０００９】図４ないし６は、本発明による電気ケーブ
ルコネクタの別の実施形態を示す。図４ないし６に示す
コネクタは、２列以上の端子１１を含むという点で上記
コネクタと相違する。ハウジング１０は、電気絶縁プラ
スチック等で成形され、そして複数の端子通路１２を含
む。これらの端子通路１２は、端子１１を各々保持し、
各端子１１のテール１１０をハウジング１０の後側から
延び出すように保持し、電気ケーブル２のワイヤ２１に
半田付けできるようにする。ハウジング１０は、１つ以
上の位置決め空洞１４も含む。
【００１０】この実施形態におけるワイヤ取り扱い部材
３は、異なる高さに配置された２つの台３４及び３５を
含む段階的構造の本体部分を有する。上部台３４は、端
子溝３０とワイヤ溝３１を含んでいる溝付きの上面を有
する。下部台３５も、同じく端子溝３０とワイヤ溝３１
を含んでいる、溝付きの上面及び下面を有する。それ
故、ワイヤ取り扱い部材３は、３つの溝付き面を有す
る。上部台３４及び下部台３５の共通の一端には、端子
１１を受け入れるための端子スロット３６が設けられて
いる。上部台３４及び下部台３５には端子溝３０が各々
設けられ、各端子１１のテール１１０を配置するために
端子スロット３６へ延びている。上部台３４及び下部台
３５は、別々に作られて一緒に接合されてもよい。或い
は又、上部台３４及び下部台３５は、互いに一体的に形
成されてもよい。端子溝３０は、ほぼＵ字型の断面を有
する。上部台３４及び下部台３５には、端子溝３０と一
線にワイヤ溝３１が各々設けられ、電気ケーブル２のワ
イヤ２１を受け入れる。上部台３４及び下部台３５に
は、端子溝３０を互いに分離して、１つの端子溝３０か
ら別の端子溝３０への半田ペーストの流れを防止するた
めに、リブ３３が設けられている。
【００１１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、各端子のテールが空気中に懸架されることによ
り切断するのを防止できるように各端子のテールを受け
入れて支持するためのワイヤ取り扱い部材を有する電気
ケーブルコネクタが提供され、更に、電気ケーブルのワ
イヤを正しい順序に配列保持し、各端子のテールに正確
且つ迅速に半田付けできるように電気ケーブルのワイヤ
を受け入れて支持するためのワイヤ取り扱い部材を有す
る電気ケーブルコネクタが提供され、更に、電気ケーブ
ルのワイヤを互いに分離して優れた電気的特性を得るた
めのワイヤ取り扱い部材を備えた電気ケーブルコネクタ
が提供され、そして電気絶縁ハウジングの各空洞内に受
け入れられるように１つ以上の位置決めロッドが延びた
ワイヤ取り扱い部材を備えた電気ケーブルコネクタが提
供された。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態による電気ケーブルコ
ネクタの分解図である。
【図２】本発明の第１の実施形態による電気ケーブルコ
ネクタの組立図である。
【図３】本発明の第１の実施形態による電気ケーブルコ
ネクタのワイヤ取り扱い部材を斜めに見た図である。
【図４】本発明の第２の実施形態による電気ケーブルコ
ネクタの分解図である。
【図５】本発明の第２の実施形態による電気ケーブルコ
ネクタの組立図である。
【図６】本発明の第２の実施形態による電気ケーブルコ
ネクタのワイヤ取り扱い部材を斜めに見た図である。
【符号の説明】
１ コネクタ ２ 電気ケーブル ３ ワイヤ取り扱い部材 １０ 電気絶縁ハウジング １１ 端子 １２ 端子通路 １４ 位置決め空洞 ２０ 電気絶縁ジャケット ２１ ワイヤ ３０ 端子溝 ３１ ワイヤ溝 ３２ 位置決めロッド ３４ 上部台 ３５ 下部台 ３６ 端子スロット １１０ テール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−189134（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−283112（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−61777（ＪＰ，Ａ) 特開 平11−8037（ＪＰ，Ａ) 実開 昭54−76994（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 13/46 H01R 13/516

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数のワイヤ（２１）を有する電気ケー
    ブル（２）に使用するための電気ケーブルコネクタにお
    いて、複数の端子通路（１２）と、これら 端子通路（１２）内
    に各々受け入れられた複数の端子（１１）を含むコネク
    タ（１）を備え、各端子（１１）のテール（１１０）が
    コネクタ（１）の一端から延び出し、そして 各端子（１１）のテール（１１０）を支持する本体部分
    を含むワイヤ取り扱い部材（３）を更に備え、上記本体部分は、上記コネクタ（１）の一端から延び出
    している各端子（１１）のテール（１１０）を受け入れ
    て、これを支持する複数の端子溝（３０）と、上記電気
    ケーブル（２）の各ワイヤ（２１）を受け入れるための
    複数のワイヤ溝（３１）とを含んでおり、 上記端子溝（３０）とワイヤ溝（３１）が一線に設けら
    れて、電気ケーブル（２）のワイヤ（２１）を上記ワイ
    ヤ溝（３１）に保持することで、ワイヤ（２１）の先端
    で露出させた金属導体（２１０）が、上記端子溝（３
    ０）に支持されたテール（１１０）に重なるように延び
    て、端子溝（３０）に支持されたテール（１１０）に対
    して金属導体（２１０）を半田付けできるようにした こ
    とを特徴とする電気ケーブルコネクタ。
  2. 【請求項２】 上記コネクタ（１）は、上記テール（１
    １０）が延び出している一端に、上記端子通路（１２）
    とは別の位置決め空洞（１４）が設けられていると共
    に、上記ワイヤ取り扱い部材（３）には位置決めロッド
    （３２）が設けられ、位置決めロッド（３２）が上記位
    置決め空洞（１４）に受け入れられる請求項１に記載の
    電気ケーブルコネクタ。
  3. 【請求項３】 上記ワイヤ取り扱い部材（３）の本体部
    分は、複数の台（３４、３５）を含み、少なくとも１つ
    の台（３５）は、各端子（１１）のテール（１１０）を
    受け入れて、これを支持するための複数列の端子溝（３
    ０）と、電気ケーブル（２）の各ワイヤ（２１）を受け
    入れるための複数のワイヤ溝（３１）を含む請求項１に
    記載の電気ケーブルコネクタ。
  4. 【請求項４】 複数の端子通路（１２）と、これら端子
    通路（１２）に各々取り付けられた複数の端子（１１）
    を含むコネクタ（１）を備え、各端子（１１）のテール
    （１１０）がコネクタ（１）の後端から延び出し、 各端子（１１）のテール（１１０）に各々半田付けされ
    る複数のワイヤ（２１）より成る電気ケーブル（２）を
    更に備え、そして 各端子（１１）のテール（１１０）を支持するワイヤ取
    り扱い部材（３）を更に備え、上記ワイヤ取り扱い部材（３）は、上記コネクタ（１）
    の後端から延び出している各端子（１１）のテール（１
    １０）を受け入れて、これを支持する複数の端子溝（３
    ０）と、上記電気ケーブル（２）の各ワイヤ（２１）を
    受け入れるための複数のワイヤ溝（３１）とを含んでお
    り、 上記端子溝（３０）とワイヤ溝（３１）が一線に設けら
    れて、電気ケーブル（２）のワイヤ（２１）を上記ワイ
    ヤ溝（３１）に保持することで、ワイヤ（２１）の先端
    で露出させた金属導体（２１０）が、上記端子溝（３
    ０）に支持されたテール（１１０）に重なるように延び
    て、端子溝（３０）に支持されたテール（１１０）に対
    して金属導体（２１０）を半田付けできるようにした こ
    とを特徴とするケーブル組立体。
  5. 【請求項５】 上記コネクタ（１）は、上記テール（１
    １０）が延び出している後端に、上記端子通路（１２）
    とは別の位置決め空洞（１４）が設けられていると共
    に、上記ワイヤ取り扱い部材（３）には位置決めロッド
    （３２）が設けられ、位置決めロッド（３２）が上記位
    置決め空洞（１４）に受け入れられる請求項４に記載の
    ケーブル組立体。
  6. 【請求項６】 上記ワイヤ取り扱い部材（３）は複数の
    台（３４、３５）を含み、各台（３４、３５）は、各端
    子（１１）のテール（１１０）を受け入れて、これを支
    持するための複数列の端子溝（３０）と、電気ケーブル
    （２）の各ワイヤ（２１）を受け入れるための複数のワ
    イヤ溝（３１）を含む請求項４に記載のケーブル組立
    体。
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