JP3486359B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP3486359B2
JP3486359B2 JP00301799A JP301799A JP3486359B2 JP 3486359 B2 JP3486359 B2 JP 3486359B2 JP 00301799 A JP00301799 A JP 00301799A JP 301799 A JP301799 A JP 301799A JP 3486359 B2 JP3486359 B2 JP 3486359B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッドを上下
動させる磁気ヘッド昇降機構を有するディスク装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、記録機能を備えたMDプレーヤ
等のディスク装置では、記録モード時には磁気ヘッドを
ディスクに摺接させ、一方再生モード時には磁気ヘッド
をディスクから離間させる構成となっている。図13
は、このような機能を備えた従来のディスク装置におけ
る磁気ヘッド昇降装置の平面図である。
【0003】シャーシ101の一側縁部下面には磁気ヘ
ッド昇降専用のリフトモータ102が配され、リフトモ
ータ102の回転力を減速させる減速リフトギヤ機構1
03がシャーシ101の下面に取り付けられている。減
速リフトギヤ機構103の最終段のピニオンギヤ103
aと噛合するラックギヤ104aが設けられたリフト連
結レバー104は、シャーシ101の下面において中心
部を支持軸104cで回動自在に支持され、他端は二股
状の係合部104bを有している。
【0004】リフト駆動レバー105は、リフトモータ
102が設置されている側部と反対側のシャーシ101
の側縁に支持されて該側縁に沿って左右に摺動できるよ
うになっており、一端部に設けた係合ピン105aがリ
フト連結レバー104の係合部104bに係合する。
【0005】リフトアーム106はシャーシ101の上
面においてリフト駆動レバー105が備えられている側
縁側に設けた支持突片101a、101bに脚部106
a、106bを以て枢支されており、リフト駆動レバー
105の左右移動に伴って図示しない方向変換機構によ
り支持突片101a、101bを支点に上下方向に回動
する。そして、脚部106a、106bと反対側の係合
部106cで磁気ヘッド107を保持するヘッド支持体
110と係脱し、磁気ヘッド107を上下移動させる。
尚、108はディスクを載置するターンテーブルであ
り、図示しないスピンドルモータで回転駆動されるよう
になっている。
【0006】上記構成の従来のディスク装置は、停止モ
ード又は再生モードでは、リフトアーム106が脚部1
06bと支持突片101bとの間に設けられたコイルス
プリング109の付勢力でシャーシ101上で横臥状態
にあるが、図示しない操作ボタンの操作により記録モー
ドに設定されてリフトモータ102に通電されると、リ
フトモータ102が駆動して、その回転力が減速リフト
ギヤ機構103に伝達されて減速した後ピニオンギヤ1
03aとラックギヤ104aを介してリフト連結レバー
104に伝達される。
【0007】この伝達により、リフト連結レバー104
は支持軸104cを支点に図中、時計方向に回転する。
そして、係合部104bと係合ピン105aの係合によ
りリフト駆動レバー10が図中右方向に摺動するととも
に方向変換機構を介してリフトアーム106をコイルス
プリング109に抗してシャーシ101の下面方向に回
動させる。
【0008】このリフトアーム106の回動に伴って磁
気ヘッド107はターンテーブル108上に載置されて
いるディスクに摺接し、図示しない光学ヘッドとともに
ディスク上に情報を記録する。即ち、ディスク装置は記
録モードに設定される。
【0009】このような、記録モードにおいて、操作ボ
タンの停止ボタン或いは再生ボタン等の操作すると、リ
フトモータ102が逆転し、各部分を上記記録モードへ
の設定動作と逆の動きをさせてリフトアーム106を元
の横臥状態に復帰させて磁気ヘッド107がディスクか
ら離間するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のディスク装置では、磁気ヘッドを上下動させるため
に、専用のリフトモータ102を必要として機構が複雑
になるとともに小型軽量化を阻害し、しかも高価になる
との欠点を有していた。本発明は、簡単な機構により磁
気ヘッドを上下動させて、コスト削減及び小型軽量化を
図ることのできるディスク装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載された発明は、ディスクを一体に正転
させるとともに逆転可能なスピンドルモータと、正転す
るディスクとの間で情報を送信または受信する動作位置
と前記動作位置から退避する非動作位置とに移動可能な
ヘッド部材とを備え、前記動作位置にある前記ヘッド部
材を前記スピンドルモータの逆転により前記非動作位置
へ移動させるとともに、前記非動作位置にある前記ヘッ
ド部材を前記スピンドルモータの逆転により前記動作位
置へ移動させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0012】この構成によれば、ディスク装置の非運転
状態から運転状態へのモード変換の初期にスピンドルモ
ータを逆転させることにより、それまで非動作位置にあ
ったヘッド部材を動作位置に移動させ、その後スピンド
ルモータの回転を正転にしてディスク装置を運転状態に
設定する。そして、ディスク装置の運転状態から非運転
状態へのモード変換時に、スピンドルモータを逆転させ
ることによりそれまで動作位置にあった記録ヘッドを非
動作位置に移動させディスク装置を非運転状態に設定す
ることになる。
【0013】また、請求項2に記載されたディスク装置
は、ディスクを一体に正転させるとともに逆転可能なス
ピンドルモータと、正転するディスクに情報を記録する
記録位置と前記記録位置から退避する非記録位置とに移
動可能な記録ヘッドとを備え、前記記録位置にある前記
記録ヘッドを前記スピンドルモータの逆転により前記非
記録位置へ移動させるとともに、前記非記録位置にある
前記記録ヘッドを前記スピンドルモータの逆転により前
記記録位置へ移動させるようにしたことを特徴とするも
のである。
【0014】この構成によれば、ディスク装置の再生ま
たは停止状態から記録状態へのモード変換の初期にスピ
ンドルモータを逆転させることにより、それまで非記録
位置にあった記録ヘッドを記録位置に移動させ、その後
スピンドルモータの回転を正転にしてディスク装置を記
録状態に設定する。そして、ディスク装置の記録状態か
ら再生または停止状態へのモード変換時に、スピンドル
モータを逆転させることによりそれまで記録位置にあっ
た記録ヘッドを非記録位置に移動させディスク装置を再
生または停止状態に設定することになる。
【0015】また、請求項3に記載されたディスク装置
は、ディスクに情報を記録する記録ヘッドと、ディスク
を一体に正転させるとともに逆転可能なスピンドルモー
タと、前記スピンドルモータと一体に回転するモータギ
ヤと、前記スピンドルモータの回転により移動可能に設
けられて前記スピンドルモータの逆転時に前記モータギ
ヤと噛合するアイドラーギヤと、前記スピンドルモータ
の逆転時に前記アイドラーギヤと噛合して前記モータギ
ヤの回転が伝達されるカムギヤと、前記カムギヤと一体
に形成される偏心カムと、正転するディスクに情報を記
録する記録位置と前記記録位置から退避する非記録位置
とに前記偏心カムの回動によって前記記録ヘッドを移動
可能なヘッド移動手段と、を備え、前記記録位置にある
前記記録ヘッドを前記スピンドルモータの逆転により前
記非記録位置へ移動させるとともに、前記非記録位置に
ある前記記録ヘッドを前記スピンドルモータの逆転によ
り前記記録位置へ移動させるようにしたことを特徴とす
るものである。
【0016】この構成によれば、ディスク装置の再生ま
たは停止状態から記録状態へのモード変換の初期におい
て、スピンドルモータを逆転させると、アイドラーギヤ
が移動してモータギヤと噛合し、モータギヤの回転をア
イドラーギヤを介してカムギヤに伝達する。カムギヤの
回転に従って偏心カムが回転してヘッド移動手段を駆動
し、記録ヘッドが非記録位置から記録位置に移動する。
その後スピンドルモータの回転を正転にするとアイドラ
ーギヤが移動してモータギヤとの噛合が解除され、スピ
ンドルモータとヘッド移動手段との連結が解除されてデ
ィスク装置を記録状態に設定する。ディスク装置の記録
状態から再生または停止状態へのモード変換時におい
て、スピンドルモータを逆転させると、アイドラーギヤ
が移動してモータギヤと噛合し、モータギヤの回転をア
イドラーギヤを介してカムギヤに伝達する。カムギヤの
回転に従って偏心カムが回動してヘッド移動手段を駆動
し、記録ヘッドが記録位置から非記録位置に移動する。
その後スピンドルモータの回転を正転にするとアイドラ
ーギヤが移動してモータギヤとの噛合が解除され、スピ
ンドルモータとヘッド移動手段との連結が解除されてデ
ィスク装置を再生または停止状態に設定する。
【0017】また、請求項4に記載された発明は、請求
項3に記載されたディスク装置において、前記ヘッド移
動手段は、前記偏心カムと係合して前記偏心カムの回動
により往復移動するリフト駆動レバーと、前記リフト駆
動レバーとの係脱により昇降するとともに前記記録ヘッ
ドと一体化されるヘッド支持体とを備えたことを特徴と
するものである。
【0018】この構成によれば、ディスク装置の再生ま
たは停止状態から記録状態へのモード変換の初期におい
て、スピンドルモータを逆転させると、アイドラーギヤ
が移動してモータギヤと噛合し、モータギヤの回転をア
イドラーギヤを介してカムギヤに伝達する。カムギヤの
回転により偏心カムが回動してリフト駆動レバーが直線
移動してヘッド支持体と係脱することにより、記録ヘッ
ドが非記録位置から記録位置に移動する。その後スピン
ドルモータの回転を正転にするとアイドラーギヤが移動
してモータギヤとの噛合が解除され、スピンドルモータ
とヘッド支持体との連結が解除されてディスク装置を記
録状態に設定する。そして、ディスク装置の記録状態か
ら再生または停止状態へのモード変換時において、スピ
ンドルモータを逆転させると、アイドラーギヤが移動し
てモータギヤと噛合し、モータギヤの回転をアイドラー
ギヤを介してカムギヤに伝達する。カムギヤの回転によ
り偏心カムが回動してリフト駆動レバーが直線移動して
ヘッド支持体と係脱することにより、記録ヘッドが記録
位置から非記録位置に移動する。その後スピンドルモー
タの回転を正転にするとアイドラーギヤが移動してモー
タギヤとの噛合が解除され、スピンドルモータとヘッド
支持体との連結が解除されてディスク装置を再生または
停止状態に設定する。
【0019】また、請求項5に記載された発明は、請求
項4に記載されたディスク装置において、前記リフト駆
動レバーの往復移動の経路途中に制御スイッチを設け、
前記リフト駆動レバーと前記制御スイッチとの係脱によ
り前記スピンドルモータの正転逆転を切り替えるように
したことを特徴とするものである。
【0020】この構成によれば、ディスク装置の再生ま
たは停止状態から記録状態へのモード変換の初期におい
て、スピンドルモータを逆転させると、アイドラーギヤ
が移動してモータギヤと噛合し、モータギヤの回転をア
イドラーギヤを介してカムギヤに伝達する。カムギヤの
回転により偏心カムが回動してリフト駆動レバーが直線
移動してヘッド支持体と係脱することにより、記録ヘッ
ドが非記録位置から記録位置に移動する。そして、リフ
ト駆動レバーが移動により制御スイッチと係合または離
脱されるとスピンドルモータの回転が正転になり、アイ
ドラーギヤが移動してモータギヤとの噛合が解除され、
スピンドルモータとヘッド支持体との連結が解除されて
ディスク装置を記録状態に設定する。そして、ディスク
装置の記録状態から再生または停止状態へのモード変換
時において、スピンドルモータを逆転させると、アイド
ラーギヤが移動してモータギヤと噛合し、モータギヤの
回転をアイドラーギヤを介してカムギヤに伝達する。カ
ムギヤの回転により偏心カムが回動してリフト駆動レバ
ーが直線移動してヘッド支持体と係脱することにより、
記録ヘッドが記録位置から非記録位置に移動する。そし
て、リフト駆動レバーが移動により制御スイッチと係合
または離脱されるとスピンドルモータの回転が正転にな
り、アイドラーギヤが移動してモータギヤとの噛合が解
除され、スピンドルモータとヘッド支持体との連結が解
除されてディスク装置を再生または停止状態に設定す
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に従
って詳細に説明する。図1は本発明の実施形態にかかる
ディスク装置のメカニズムの概観を示す平面図であり、
図2、図3及び図4は、この図1の右側面図、背面図及
びD−D断面図である。
【0022】これらの図において、1はシャーシ、2は
シャーシ1の下面にモータ取付板2aを介してビス等に
より取り付けられたスピンドルモータである。スピンド
ルモータ2の上方に向けて突出しているモータ回転軸2
bには根元にモータギヤ4が固着され、上端にディスク
を載置するターンテーブル3が固着されている。そして
これらの間の軸上にモータアーム5を水平方向に回動自
在に挿設している。
【0023】モータアーム5は、モータギヤ4との間に
縮設した圧縮スプリング6とターンテーブル3との間に
おいてモータ回転軸2bに固着したワッシャー7によっ
て発生する付勢力によりモータ回転軸2bの回転方向と
同一方向に回転可能に構成されている。
【0024】モータアーム5の自由端部に固定した支持
軸5aに回動可能に支持されたアイドラーアーム8は、
他端部の下面にアーム規制軸8aを以てモータギヤ4と
噛合できるアイドラーギヤ9をワッシャー10により抜
け止めして回転可能に保持している。アーム規制軸8a
は、その上端部をシャーシ1に設けたガイド穴1aに挿
入されていることから、モータアーム5及びアイドラー
アーム8の回動範囲を一定範囲内に規制している。
【0025】シャーシ1の下面に支持軸1bで回転可能
に支持されるカムギヤ11は、ワッシャー22で支持軸
1bに抜け止めされてアイドラーギヤ9と噛合可能なよ
うになっている。11aは、カムギヤ11の上面に該カ
ムギヤ11と一体的に形成される偏心カムである。
【0026】以上の構成において、アーム規制軸8aが
ガイド穴1aの一端縁に位置しているとき(図1の状
態)には、アイドラーギヤ9がモータギヤ4とカムギヤ
11から離間した位置にあるため、スピンドルモータ2
の回転はアイドラーギヤ9とカムギヤ11に伝達されな
い。そして、アーム規制軸8aがガイド穴1aの他端縁
に位置しているときには、アイドラーギヤ9はモータギ
ヤ4とカムギヤ11に噛合した位置にあるため、スピン
ドルモータ2の回転はモータギヤ4を介してアイドラー
ギヤ9とカムギヤ11に伝達される構成となっている。
【0027】図9に詳細を示すように、リフト駆動レバ
ー12はシャーシ1の後部側縁に沿って左右に摺動する
本体部12aと、この本体部12aの一端よりシャーシ
1の下面に伸びる延在部12bと、本体部12aの他端
よりシャーシ1の下面に伸びている延在部12dとを有
している。延在部12bの先端には偏心カム11aを挟
むとともに偏心カム11aに摺接するように二股状に形
成された摺接部12cが設けられている。
【0028】リフト駆動レバー12は、延在部12b、
12dに設けた3つのガイドピン12eとシャーシ1の
下面に設けたスライド穴1cによって摺動自在に支持さ
れている。そして、摺接部12cが偏心した偏心カム1
1aの回転に伴って左右に移動されることにより、本体
部12aがシャーシ1の後部側縁に沿って左右に摺動で
きるようにシャーシ1に取り付けられている。
【0029】また、リフト駆動レバー12は、本体部1
2aに後述するリフトアーム14の作動カム片と係脱で
きる作動片12fを立設するとともに、延在部12bに
リフト駆動レバー12の移動経路途中に配置された回転
方向制御スイッチ13をON、OFF制御するスイッチ
作動片12gを立設している。
【0030】図5はリフト駆動レバー12とリフトアー
ム14の関係を示すために図1を線E−Eで切断して視
た断面図である。リフトアーム14は金属板を本体部1
4aと該本体部14aの後部側縁の両端より後方に延在
して形成した脚部14b、14cとからなるように形成
したものであり(図1参照)、各脚部14b、14cの
後端に下方向けて折曲形成した取付片14d、14eを
シャーシ1の支点軸1d、1eに枢支され図5の矢印
A、B方向に回動可能になっている。また、リフトアー
ム14は、シャーシ1の後部側縁の中央部に形成した折
曲片1fに巻回されて一端を脚部14cに係合したコイ
ルバネ15の付勢力によって図5において矢印B方向に
付勢されている。
【0031】図6は、図5を線F−Fで切断して視た断
面図である。リフトアーム14は、取付片14cの先端
にリフト駆動レバー12の作動片12fに係脱できる作
動カム片14fを形成している。リフト駆動レバー12
が左右移動して作動カム片14fにリフト駆動レバー1
2の作動片12fが係合すると、コイルバネ15(図1
参照)の付勢力に抗して矢印A方向(図5参照)にリフ
トアーム14を回動させる構成となっている。
【0032】磁気ヘッド16は、シャーシ1の後部側縁
に設けられたヘッドアングル18にビス等によって固定
されるヘッド支持板17の先端に取り付けられている。
ヘッド支持板17の板バネ部17aの付勢力により磁気
ヘッド16はディスク方向(シャーシの下面方向)に付
勢されているが、リフトアーム14の矢印A方向(図5
参照)の回動により本体部14aの先端に設けられた係
合部14gとヘッド支持板17が係合していることか
ら、その付勢力に抗してディスクから離間した非記録位
置を取るように構成されている。ヘッドアングル18
は、下端部を図2に示すようにシャーシ1の下面側に折
り曲げて、その先端部をピックアップ19にビス等によ
って固定されている。
【0033】本発明にかかるディスク装置は上述のよう
に構成されるものであり、次に、その作用について説明
する。上記構成において、ディスク装置が停止モードで
あればスピンドルモータ2は停止しており、ディスク装
置は再生モードであればスピンドルモータ2は正回転
(時計方向回転)している。これら2つのモードでは、
アイドラーギヤ9は、モータギヤ4並びにカムギヤ11
の両ギヤと離間した状態にある。従って、スピンドルモ
ータ2が正回転していても、アイドラーギヤ9とカムギ
ヤ11は共に回転することはない。
【0034】この時、カムギヤ11と一体的に形成され
ている偏心カム11aは、その大径部11bを図1にお
いて支持軸1bの左側に配されている。このためリフト
駆動レバー12は図中、最も左側に移動されている。そ
して、作動片12fがリフトアーム14の作動カム片1
4fに係合した状態になり、リフトアーム14は、コイ
ルバネ15の付勢力に抗して図5に示すような水平状態
にある。これによりリフトアーム14の先端の係合部1
4gはヘッド支持板17と係合して磁気ヘッド16を板
バネ部17aの付勢力に抗してディスクから離間した非
記録位置に待機させている。
【0035】《停止モード或いは再生モードから記録モ
ードへの転換》この停止モード或いは再生モードから、
スピンドルモータ2を逆回転(図1における反時計方
向)させると、モータアーム5は圧縮スプリング6とワ
ッシャー7によって発生する摩擦力によりモータ回転軸
2bと同じ方向に回動する。そして、それまでガイド穴
1aの右端(図9参照)に当接していたアイドラーアー
ム8のアーム規制軸8aは、ガイド穴1aに沿って左端
に移動し、アイドラーギヤ9をモータギヤ4とカムギヤ
11の両方に噛合させる。その結果、反時計方向に回転
しているモータギヤ4の回転はカムギヤ11に伝達さ
れ、カムギヤ11を同じく反時計方向に回転させる。
【0036】このカムギヤ11の反時計方向への回転に
基づいて、偏心カム11aも同方向に回転し、その大径
部11bを徐々に右側に移動させ、最終的に図10に示
すように、大径部11bを支持軸1bの右側に位置させ
る。そして、摺接部12cを介してリフト駆動レバー1
2を最も右側の位置に移動させる。
【0037】リフト駆動レバー12はこの移動の際に、
スイッチ作動片12gで回転方向制御スイッチ13をO
Nさせる。そして、停止モード又は再生モードにおいて
作動カム片14fと係合しリフトアーム14を略水平の
係合状態に保持していた作動片12が、図8に示すよう
に、その作動カム片14fとの係合から解除される。
【0038】この作動カム片14fの係合解除によっ
て、リフトアーム14はコイルバネ15の付勢力で図7
に示すように矢印Bの方向に回動する。図1に示すよう
にそれまでリフトアーム14の係合部14gに係合して
非記録位置に待機していた磁気ヘッド16は、係合部1
4gとの係合から解除されてバネ部17aの付勢力によ
りディスクの方向(シャーシの下面方向)に移動する。
その結果、磁気ヘッド16はディスクと摺接して記録可
能な動作位置を取る。このとき、リフトアーム14は、
図示されていない位置規制手段により矢印B方向(図7
参照)への回動範囲を規制されている。
【0039】一方、スイッチ作動片12gとの係合で回
転方向制御スイッチ13がONすることにより、それま
で逆回転(反時計方向)していたスピンドルモータ2は
反転して正回転(時計方向)状態に切り替えられる。こ
のとき、モータアーム5も同一方向に回転するので、ア
イドラーアーム8を介してアーム規制軸8aは図10の
状態からガイド穴1aに沿って図11に示す状態に移動
し、アイドラーギヤ9をモータギヤ4とカムギヤ11か
ら離間させる。
【0040】従って、スピンドルモータ4が時計方向に
回転してもアイドラーギヤ9及びカムギヤ11は回転せ
ず、スピンドルモータ2は負荷を受けないので回転の立
ち上げ時間を短縮できるとともにギヤの噛合による騒音
を発生させることも無い。以上でディスク装置は停止モ
ード或いは再生モードから記録モードに設定されたこと
になる。
【0041】《記録モードから停止モード或いは再生モ
ードへのモード変換》図11に示す記録モードにおい
て、操作パネルを操作して停止モード或いは再生モード
を選択すると、制御回路の作動によりスピンドルモータ
2に記録モード時とは逆の駆動電流が付与されてスピン
ドルモータ2が逆回転(反時計方向)する。スピンドル
モータ2の回転に基づいて、モータアーム5も同一方向
に回動するので、アイドラーアーム8を介してアーム規
制軸8aはガイド穴1aの右端からガイド穴1aに沿っ
て図12に示すように左端に移動する。
【0042】このアーム規制軸8aの移動によってアイ
ドラーギヤ9がモータギヤ4とカムギヤ11が噛合する
ことになるので、モータギヤ4の回転がアイドラーギヤ
9を介してカムギヤ11に伝達される。その結果、偏心
カム11aは大径部11bが図中支持軸1bの左側に位
置するように回動する。
【0043】偏心カム11aの回動によりリフト駆動レ
バー12が摺接部12cを介して図中、左側に移動させ
られ、これに伴って、スイッチ作動片12gが回転方向
制御スイッチ13より離脱してOFFさせる。そして、
それまで図8のように作動カム片14fより離間させて
いた作動片12fを再度図6のように該作動カム片14
fに係合させた状態となる。
【0044】この作動カム片14fの係合によりリフト
アーム14は、コイルバネ15の付勢力に抗して図5に
示すように矢印A方向に回動して水平状態に復帰してそ
の先端の係合部14gがそれまで離間していたヘッド支
持板17と係合する。そして、磁気ヘッド16をバネ部
17aの付勢力に抗してディスクから離間させ非記録位
置を取らせる。
【0045】上記のように磁気ヘッド16がディスクか
ら離間することにより再生可能な状態に移行したことに
なり、回転方向制御スイッチ13のOFFに伴ってスピ
ンドルモータ2が時計方向に回転を切り替える。従っ
て、スピンドルモータ2の回転に基づいてモータアーム
5も同一方向に回動し、アイドラーアーム8とともにア
イドラーギヤ9を前述の図9の状態に、即ちアイドラー
ギヤ9をモータギヤ4及びカムギヤ11の両ギヤから離
脱した状態に移行させる。
【0046】この状態ではモータギヤ4がスピンドルモ
ータ2とともに回転しても、その回転はカムギヤ11に
伝達されない。これによりスピンドルモータ2は正回転
に切り替えた後、回転負荷を受けることなく回転の立ち
上げ時間を短縮することができ、ギヤの騒音を発生する
こともない。
【0047】以上でディスク装置は上記記録モードから
再生モードへモード変換されたことになる。即ち、この
再生モードでは光学的ピックアップがディスクに近づい
てディスク上の情報を光学的に読み取り、図示しない再
生回路で音声信号に変換する。
【0048】この状態において、操作パネルの停止ボタ
ンを操作すれば、スピンドルモータ2は回転を停止し、
停止状態となる。勿論、上記記録モードの時に、操作パ
ネルの停止ボタンを操作しておれば、回転方向制御スイ
ッチ13のOFFに伴ってスピンドルモータ2が時計方
向に回転を切り替えてモータアーム5が同一方向に回動
する。そして、アイドラアーム8共々アイドラーギヤ9
を図9の状態に移行させた時点、即ちアイドラーギヤ9
をモータギヤ4及びカムギヤ11の両ギヤから離脱した
状態に移行させた時点で、スピンドルモータ2の回転が
停止され、ディスク装置は自動的に停止状態となる。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されるもので
あり、請求項1、請求項2に記載された発明は、ディス
クを駆動するためのスピンドルモータを磁気ヘッドの昇
降に兼用することができるので、従来のディスク装置の
ように磁気ヘッドを上下動させるための専用のリフトモ
ータを必要とせず、機構が簡単で小型軽量、しかも安価
で消費電力の少ないディスク装置を提供することができ
る。
【0050】請求項3に記載された発明は、ディスクを
駆動するためのスピンドルモータを磁気ヘッドの昇降に
兼用することができるので、従来のディスク装置のよう
に磁気ヘッドを上下動させるための専用のリフトモータ
を必要とせず、機構が簡単で小型軽量、しかも安価で消
費電力の少ないディスク装置を提供することができる。
更に、スピンドルモータの回転をヘッド移動機構に伝達
して磁気ヘッドを非記録位置から記録位置に位置変換さ
せるディスク装置を簡単に実現することができる。
【0051】請求項4に記載された発明は、リフト駆動
レバーによりカムギヤの回転を確実に受けて該カムギヤ
の回転を往復運動に変換することができ、磁気ヘッドを
所定の位置に簡単に移動させることができる。
【0052】請求項5に記載された発明は、スピンドル
モータを逆転から正転にタイミング良く反転させること
ができ、ディスク装置を円滑に記録状態に移行させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のディスク装置の概観を
示す平面図である。
【図2】 同ディスク装置の概観を示す側面図であ
る。
【図3】 同ディスク装置の概観を示す背面図であ
る。
【図4】 図1におけるD−D断面図である。
【図5】 停止、再生モードの同ディスク装置の図1
におけるE−E断面図である。
【図6】 図5におけるF−F断面図である。
【図7】 記録モードの同ディスク装置の図1におけ
るE−E断面図である。
【図8】 図7におけるG−G線断面図である。
【図9】 停止、再生モードの同ディスク装置のモー
タギヤ、アイドラーギヤ、カムギヤ及びリフト駆動レバ
ーの関係を示す図である。
【図10】 停止、再生モードから記録モードにモード
変換する途中における同ディスク装置のモータギヤ、ア
イドラーギヤ、カムギヤ及びリフト駆動レバーの関係を
示す図である。
【図11】 記録モードにおける同ディスク装置のモー
タギヤ、アイドラーギヤ、カムギヤ及びリフト駆動レバ
ーの関係を示す図である。
【図12】 記録モードから停止、再生モードにモード
変換する途中における同ディスク装置のモータギヤ、ア
イドラーギヤ、カムギヤ及びリフト駆動レバーの関係を
示す図である。
【図13】 従来のディスク装置の概観を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 シャーシ 2 スピンドルモータ 2b モータ回転軸 3 ターンテーブル 4 モータギヤ 5 モータアーム 8 アイドラーアーム 9 アイドラーギヤ 11 カムギヤ 11a 偏心カム 12 リフト駆動レバー 12c 摺接部 13 回転方向制御スイッチ 14 リフトアーム 16 磁気ヘッド 17 ヘッド支持板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−219558(JP,A) 特開 平8−138299(JP,A) 特開 平7−262668(JP,A) 特開 平7−153130(JP,A) 特開 平4−117664(JP,A) 特開 平3−46171(JP,A) 特開 昭63−157379(JP,A) 特開 昭61−284869(JP,A) 実開 昭62−67385(JP,U) 実開 昭57−122078(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを一体に正転させるとともに逆
    転可能なスピンドルモータと、正転するディスクとの間
    で情報を送信または受信する動作位置と前記動作位置か
    ら退避する非動作位置とに移動可能なヘッド部材とを備
    え、前記動作位置にある前記ヘッド部材を前記スピンド
    ルモータの逆転により前記非動作位置へ移動させるとと
    もに、前記非動作位置にある前記ヘッド部材を前記スピ
    ンドルモータの逆転により前記動作位置へ移動させるよ
    うにしたことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 ディスクを一体に正転させるとともに逆
    転可能なスピンドルモータと、正転するディスクに情報
    を記録する記録位置と前記記録位置から退避する非記録
    位置とに移動可能な記録ヘッドとを備え、前記記録位置
    にある前記記録ヘッドを前記スピンドルモータの逆転に
    より前記非記録位置へ移動させるとともに、前記非記録
    位置にある前記記録ヘッドを前記スピンドルモータの逆
    転により前記記録位置へ移動させるようにしたことを特
    徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 ディスクに情報を記録する記録ヘッド
    と、ディスクを一体に正転させるとともに逆転可能なス
    ピンドルモータと、前記スピンドルモータと一体に回転
    するモータギヤと、前記スピンドルモータの回転により
    移動可能に設けられて前記スピンドルモータの逆転時に
    前記モータギヤと噛合するアイドラーギヤと、前記スピ
    ンドルモータの逆転時に前記アイドラーギヤと噛合して
    前記モータギヤの回転が伝達されるカムギヤと、前記カ
    ムギヤと一体に形成される偏心カムと、正転するディス
    クに情報を記録する記録位置と前記記録位置から退避す
    る非記録位置とに前記偏心カムの回動によって前記記録
    ヘッドを移動可能なヘッド移動手段と、を備え、前記記
    録位置にある前記記録ヘッドを前記スピンドルモータの
    逆転により前記非記録位置へ移動させるとともに、前記
    非記録位置にある前記記録ヘッドを前記スピンドルモー
    タの逆転により前記記録位置へ移動させるようにしたこ
    とを特徴とするディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記ヘッド移動手段は、前記偏心カムと
    係合して前記偏心カムの回動により往復移動するリフト
    駆動レバーと、前記リフト駆動レバーとの係脱により昇
    降するとともに前記記録ヘッドと一体化されるヘッド支
    持体とを備えたことを特徴とする請求項3に記載のディ
    スク装置。
  5. 【請求項5】 前記リフト駆動レバーの往復移動の経路
    途中に制御スイッチを設け、前記リフト駆動レバーと前
    記制御スイッチとの係脱により前記スピンドルモータの
    正転逆転を切り替えるようにしたことを特徴とする請求
    項4に記載のディスク装置。
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