JPH079214Y2 - テーププレーヤ - Google Patents

テーププレーヤ

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JPH079214Y2
JPH079214Y2 JP13745288U JP13745288U JPH079214Y2 JP H079214 Y2 JPH079214 Y2 JP H079214Y2 JP 13745288 U JP13745288 U JP 13745288U JP 13745288 U JP13745288 U JP 13745288U JP H079214 Y2 JPH079214 Y2 JP H079214Y2
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尚 中嶋
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Alps Electric Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は留守番電話装置などに装備されるテーププレー
ヤであって1個のモータによりキャプスタン駆動と一対
のリール台の駆動ならびにヘッドベースの駆動の全てを
行なうことができ、しかもプレイモードからストップモ
ードへ移行する際にテープの不要走行を防止できるよう
にしたテーププレーヤに関する。
〔従来の技術〕
テーププレーヤのカセット駆動ユニットに装備されるべ
き機構としては、キャプスタンの駆動、テープリールを
駆動するための一対のリール台の駆動、さらには磁気ヘ
ッドをテープに接離させまたピンチローラをキャプスタ
ンに接離させるためのヘッドベースの駆動を行なうもの
必要である。これまで、上記のテーププレーヤの基本的
な動作をさせるための最少限の動力源としては、キャプ
スタンの駆動ならびに一対のリール台の駆動を兼用する
1個のモータ、ヘッドベースを駆動するための1個のソ
レノイドが使用されている。この種のテーププレーヤの
従来例としては、例えば実開昭61-174036号に開示され
ているものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、1個のモータと1個のソレノイドを備え
ている従来のテーププレーヤでは、まだ機構の簡略化と
低コスト化には不十分であり、留守番電話装置などに使
用される簡易型のテーププレーヤを製作するにあたりコ
ストが高くなりすぎている。
本考案は、1個のモータだけでキャプスタンならびに一
対のリール台の回転駆動のみならず、ヘッドベースの駆
動もできるようになり、しかも機構が簡略化され、低コ
ストにて製作できるようにしたテーププレーヤを提供す
ることを目的としている。また本考案は、プレイモード
からストップモードへ移行する際に、テープの不要な走
行が生じるのを防止できるようにしたことを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するためのテーププレーヤは、モータに
よって回転駆動されるキャプスタンならびにこのキャプ
スタンと一体となって回転する駆動ギヤと、駆動ギヤと
常に噛み合いながら駆動ギヤの回転方向に応じて駆動ギ
ヤの回りを周回する遊星ギヤと、駆動ギヤの一方向への
回転において周回させられた遊星ギヤが噛み合う位置な
らびに駆動ギヤの逆方向への回転において周回させられ
た遊星ギヤが噛み合う位置にそれぞれ配置された一対の
リールギヤおよびこのリールギヤによって回転させられ
るリール台と、遊星ギヤが一方のリールギヤと噛み合う
位置から他方のリールギヤに噛み合う位置へ移動する周
回軌跡の途中にて遊星ギヤと噛み合うように配置され且
つ、遊星ギヤによってある角度だけ回転させられるよう
に歯が部分的に設けられているモード切換ギヤと、リー
ル台に接近し且つ離反する方向へ移動自在に設けられ且
つ磁気ヘッドが備えられているヘッドベースと、モード
切換ギヤと同軸に配置され且つ遊星ギヤによりモード切
換ギヤが一方向へ回転させられる間に前記ヘッドベース
を押圧して磁気ヘッドを磁気テープの方向へ移動させる
第1の切換カムと、且つ遊星ギヤによりモード切換ギヤ
が上記と逆の方向へ回転させられる間にヘッドベースを
押圧して磁気ヘッドを磁気テープの方向へ移動させる第
2の切換カムと、前記モード切換ギヤと一緒に回動し、
前記第1の切換カムがヘッドベースを押圧して磁気ヘッ
ドが磁気テープ方向へ完全に移動した回転位置にて検知
スイッチを動作させる第1の凸部ならびに、前記第2の
切換カムがヘッドベースを押圧するときの磁気ヘッドの
移動が完了する直前の回転位置にて検知スイッチを動作
させ且つ磁気ヘッドが磁気テープ方向へ完全に移動し終
った回転位置にて検知スイッチを復帰させる第2の凸部
とが形成された検知カムとから成るものである。
〔作用〕
このテーププレーヤは、モータの正逆転の制御だけで全
てのモードの切換えができるようになっている。すなわ
ち1個のモータによってキャプスタンならびに駆動ギヤ
を回転させると、この駆動ギヤの回りを遊星ギヤが周回
する。周回する遊星ギヤを一対のリールギヤに噛み合わ
せることによっていずれかのリール台が回転駆動され
る。さらにモータの一方向への回転によって遊星ギヤを
周回させると、その周回軌跡の途中でモード切換ギヤと
噛み合ってモード切換ギヤが回転駆動される。そしてこ
のモード切換ギヤの回転に応じて第1の切換カムがヘッ
ドベースを押圧して駆動し、ヘッドベース上の磁気ヘッ
ドがテープに接触する位置まで移動し、プレイモードが
設定される。モード切換ギヤがヘッドベースの駆動を完
了すると、遊星ギヤがモード切換ギヤの歯の欠損部を通
過して周回を続け、他方のリールギヤに噛み合ってリー
ル台が駆動され、テープが巻かれる。またこの位置から
モータを逆転させ、遊星ギヤを逆方向へ周回させると、
その周回軌跡の途中で再度モード切換ギヤに噛み合って
モード切換ギヤが逆方向へ回転駆動される。このモード
切換ギヤの回転の前半において第1の切換カムがヘッド
ベースから外れてヘッドベースが戻され、磁気ヘッドが
テープから離される。さらにモード切換ギヤの逆方向回
転の後半において、遊星ギヤがモード切換ギヤから離れ
プレイモードと逆の側のリールギヤに噛み合って、この
リールギヤとともにリール台が駆動される。上記のモー
ド切換ギヤの回転の際に、第2の切換カムがヘッドベー
スを押圧して磁気ヘッドがテープの方向へ移動し、レビ
ューモードまたはリバースモードが設定される。
また上記の駆動ギヤの逆方向回転によってプレイモード
位置からモード切換ギヤが回転するときに、このモード
切換ギヤと一緒に回転する検知カムによって検知スイッ
チが動作させられる。この検知動作では、プレイモード
のときに検知カムの第1の凸部によってスイッチが作動
させられ、さらにモード切換ギヤが回転して第2の切換
カムによりヘッドベースが完全に移動させられる直前に
て第2の凸部により検知スイッチが作動させられ、第2
の切換カムによってヘッドベースが完全に移動させられ
たときには検知スイッチは復帰させられる。この検知動
作により、プレイモードからストップモードへ移行する
ときに、第2の凸部がスイッチを作動させたときのタイ
ミングによってモータを停止させれば、停止の直前にレ
ビューまたはリバースプレイモードになってテープが逆
方向へ移送されることがなくなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面によって説明する。
(第1実施例) 第1図は本考案によるテーププレーヤの第1実施例を示
す斜視図、第2図〜第6図は第1実施例のテーププレー
ヤにおいて各モードへの切換え動作を示す平面図であ
る。
この実施例に示しているテーププレーヤは、いわゆるマ
イクロサイズのカセットハーフが装填されるものであ
る。
テーププレーヤの構造 第1図において、符号1は板金製のシャーシである。こ
のシャーシ1はその側断面がクランク形状に折り曲げら
れており、低部設置面1aと上部設置面1bとの2段構造に
なっている。
低部設置面1aには、巻取り側のリール台2と供給側のリ
ール台3とが回転自在に支持されている。巻取り側のリ
ール台2の基部にはリールギヤ4が、供給側のリール台
3の基部にはリールギヤ5が設けられている。リールギ
ヤ4とリール台2との間、ならびにリールギヤ5とリー
ル台3との間には各々スリップ機構が設けられており、
リール台2または3にテープテンションが作用した場合
には、リール台2,3とリールギヤ4,5とがスリップし、テ
ープ巻き取り速度とリールギヤの回転速度との差が吸収
されるようになっている。
シャーシ1の上部設置面1bにはハウジング6aによって保
持された軸受が設けられており、この軸受によってキャ
プスタン6が回転自在に支持されている。上部設置面1b
の下側にはキャプスタン6と一体化されたフライホイー
ル7が設けられている。シャーシ1の側方には1個のモ
ータMが設けられており、このモータMの駆動プーリと
フライホイール7との間にベルト8が掛けられて、モー
タMによってフライホイール7とともにキャプスタン6
が回転駆動されるようになっている。フライホイール7
の上面にはキャプスタン6と共に回転する駆動ギヤ9が
設けられている。またシャーシ1の上部設置面1bに設け
られた前記ハウジング6aにはアイドルアーム11が支持さ
れて、このアイドルアーム11の先に駆動ギヤ9と常に噛
み合っている遊星ギヤ12が設けられている。アイドルア
ーム11に設けられた軸11aとこれに支持されて回転する
遊星ギヤ12との間にはばねなどによって軽い回転負荷が
与えられており、この負荷の存在により、キャプスタン
6ならびに駆動ギヤ9がいずれかの方向へ回転すると、
アイドルアーム11がその回転方向へ追従し、これに伴な
って遊星ギヤ12が駆動ギヤ9の回りを周回するようにな
っている。そして、駆動ギヤ9が時計方向へ回動する
と、その回りを周回する遊星ギヤ12が巻き取り側のリー
ルギヤ4に噛み合う位置に至り(第3図参照)、駆動ギ
ヤ9が反時計方向へ回転すると、遊星ギヤ12が供給側の
リールギヤ5と噛み合う位置へ至る(第5図参照)。
シャーシ1の上部設置面1bの下側にはモード切換ギヤ15
が設けられている。このモード切換ギヤ15は、前記遊星
ギヤ12が一方のリールギヤ4に噛み合う位置から他方の
リールギヤ5に噛み合う位置へ至る周回軌跡の途中にて
この遊星ギヤ12が噛み合う位置に配置されている。モー
ド切換ギヤ15には歯の欠損部15aが設けられており、こ
れ以外の部分に歯15bが部分的に設けられた構造になっ
ている。駆動ギヤ9の回りを周回する遊星ギヤ12に対し
歯15bの部分が対向している場合には、遊星ギヤ12の回
転力が歯15bを介してモード切換ギヤ15に伝達される
が、周回する遊星ギヤ12に対して歯の欠損部15aが対向
している場合には、遊星ギヤ12がこの歯の欠損部15aを
通過し、遊星ギヤ12はモード切換ギヤ15を駆動すること
なく周回軌跡を移動するようになっている。
上記モード切換ギヤ15の上面には第1の切換カム16と第
2の切換カム17が設けられている。第2図に示すよう
に、第2の切換カム17の半径は第1の切換カム16の半径
よりもわずかな寸法tだけ小さく形成されている。また
モード切換ギヤ15の歯の欠損部15aの縁部下面から裏面
方向にストッパ18が突設されている。このストッパ18と
各切換カム16ならびに17との位置関係は第2図に示す通
りである。
さらに第8図の各図に示すように、上記モード切換ギヤ
15の裏面(各切換カム16と17が設けられている面と逆の
面)には検知カム31が形成されている。図の実施例では
検知カム31がモード切換ギヤ15と一体に形成されてい
る。しかし、この検知カム31は例えばモード切換ギヤ15
に同期して回転する他のギヤと一体に形成することも可
能である。この検知カム31には第1の凸部31aと第2の
凸部31bならびに、この第2の凸部31bと連続する平坦部
31cとが形成されている。また第1図に示すようにシャ
ーシ1の下段には下部シャーシ30が設けられており、第
8図に示すように、この下部シャーシ30上に検知レバー
32が設けられている。検知レバー32はピン33にガイドさ
れて第8図において図の上下方向へ移動自在に支持され
ており且つスプリング(図示せず)によって図の下方向
へ付勢されている。また下部シャーシ30には検知スイッ
チSWが設けられており、そのアクチュエータが検知レバ
ー32の端部に対向している。第8図の(A)〜(D)は
モード切換ギヤ15が反時計方向へ回動する過程を示して
いる。(A)では検知カム31の第1の凸部31aによって
検知レバー32が図の上方へ押されており、検知スイッチ
SWはONとなっている。また(C)では検知カム31の第2
の凸部31bによって検知レバー32が押されており、検知
スイッチSWがONとなっている。(B)ならびに(D)で
は検知レバー32が図の下方向へ移動しており、検知スイ
ッチSWがOFFであるが、特に(D)では検知レバー32が
第2の凸部31bを乗り越えてから((C)参照)、検知
レバー32が検知カム31の平坦部31cに当り、これによっ
て検知スイッチSWがOFFとなっている。
第9図に示すように、前記モータMを駆動するモータ駆
動回路36は制御回路37によって制御されている。この制
御回路37はマイクロコンピュータによって構成されてい
るものであるが、前記検知スイッチSWのON−OFF信号は
この制御回路37に入力されるようになっている。
第1図に示すように、シャーシ1の上部設置面1bの上面
にはヘッドベース20が設けられている。このヘッドベー
ス20はシャーシ1の上部設置面1bに設けられた位置決め
ピン19a,19bなどにガイドされてA−B方向へ摺動自在
となっている。ヘッドベース20の後端部とシャーシ1と
の間にはスプリング21が介装されており、このスプリン
グ21によってヘッドベース20はB方向へ付勢されてい
る。またヘッドベース20の後端部には折曲げ片20aが折
曲げ形成されており、この折曲げ片20aが前記第1の切
換カム16ならびに第2の切換カム17に対向する位置に延
びている。そしてヘッドベース20上には磁気ヘッドH、
ならびに前記キャプスタン6に対向するピンチローラ22
が支持されている。
次に、上記構造のテーププレーヤの動作を第2図以下の
図面によって順次説明する。
いわゆるマイクロサイズのカセットハーフ(図示せず)
は、位置決めピン19aと19bとによって位置決めされた状
態で装填される。そしてカセットハーフ内のテープリー
ルは各リール台2と3の上に設置される。
ストップモード 第2図はストップモードを示している。このとき、モー
ド切換ギヤ15上の第1の切換カム16と第2の切換カム17
はヘッドベース20の折曲げ片20aから外れており、ヘッ
ドベース20はスプリング21の力によってB方向へ引かれ
ている。ヘッドベース20がこの位置にあるときには、磁
気ヘッドHがカセットハーフ内の磁気テープから離れて
おり且つピンチローラ22がキャプスタン6から離れてい
る。
ストップモードからプレイモードへの切換え 第2図のストップモードから録音または再生モード(プ
レイモード)へ切換えるときには、第2図の状態にて、
モータを時計方向へ駆動する(第2図において破線矢印
にて図示している)。モータMによって駆動ギヤ9が時
計方向へ駆動されると、これに追従して遊星ギヤ12が時
計方向へ周回する力を受けてモード切換ギヤ15の歯15b
に確実に噛み合う。そしてモータMの動力が駆動ギヤ
9、遊星ギヤ12を介してモード切換ギヤ15に伝達され、
モード切換ギヤ15が時計方向へ駆動される。モード切換
ギヤ15が駆動される間、遊星ギヤ15はこの位置で留まる
ことになる。そしてモード切換ギヤ15が第3図に示す位
置まで回転されると、モード切換ギヤ15の歯の欠損部15
aが遊星ギヤ12の位置まで移動し、遊星ギヤ12がモード
切換ギヤ15の歯15bの縁部Eaから離れることができるよ
うになる。縁部Eaから離れた遊星ギヤ22はそのまま駆動
ギヤ9の回りを時計方向へ周回し、第3図(プレイモー
ド)に示すように遊星ギヤ12が巻取り側のリールギヤ4
に噛み合う位置に至る。前記第2図から第3図に至るま
での間、時計方向へ回動する駆動ギヤ15とともに第1の
切換カム16が時計方向へ回動し、この第1の切換カム16
がヘッドベース20の折曲げ片20aに当接し、ヘッドベー
ス20がスプリング21の力に対向してA方向へ押し出され
る。この切換え動作の途中で遊星ギヤ12が歯15bの縁部E
aから離れるが、このとき、モード切換ギヤ15に設けら
れたストッパ18がヘッドベース20の折曲げ片20aの右縁
部に当たる。したがって第3図のプレイモードでは、モ
ード切換ギヤ15がそれ以上時計方向へ回動できなくな
り、歯15bの縁部Eaが時計方向へ移動しなくなる。よっ
て、後のモード切換え動作において、遊星ギヤ12が反時
計方向へ周回してきたときに、この遊星ギヤ12が歯15b
の縁部Eaに確実に噛み合うことができるようになる。ま
たストッパ18が折曲げ片20aの縁部に掛止されているこ
とにより、ヘッドベース20が位置決めできるようにもな
る。
第3図のプレイモードでは、ヘッドベース20がA方向へ
前進しているため、ヘッドベース20上に設けられた磁気
ヘッドHがカセットハーフ内のテープTに接触する。ま
たピンチローラ22がテープTをキャプスタン6に押し付
けるようになる。モータMは時計方向へ回り続けるた
め、キャプスタン6は同じく時計方向へ回転し、ピンチ
ローラ22とで挟まれたテープTがキャプスタン6の回転
速度に応じて一定速度にて図の右方向へ走行させられ
る。またモータMの動力は駆動ギヤ9、遊星ギヤ12を介
してリールギヤ4に伝達され、巻取り側のリール台2が
時計方向へ駆動される。そしてカセットハーフ内の巻取
り側のテープリールRaが時計方向へ駆動され、テープの
巻き取りが行なわれる。なお、リール台2の回転速度と
キャプスタン6によって送られるテープ走行速度との差
は、リールギヤ4とリール台2との間に設けられたスリ
ップ機構によって吸収される。
このようにしてキャプスタン6にて図の右方向へ走行さ
せられるテープTに対し、磁気ヘッドHによる録音動作
または再生動作が行なわれる。磁気ヘッドHとしては、
例えば、録音再生ヘッドならびに消去ヘッドが一体化さ
れたものが使用される。両ヘッドは同じケース内に設け
られているものであってもよいし、2つが接合されたも
のであってもよい。
プレイモードの解除 第3図に示すプレイモードを解除する場合には、モータ
Mの回転方向を反時計方向へ切換える。モータMによっ
て駆動ギヤ9が反時計方向へ駆動されると、この駆動ギ
ヤ9の回転方向に沿って遊星ギヤ12が周回動作を始め、
リールギヤ4から離れて巻取り側リール台2に対する動
力が断たれる。さらに遊星ギヤ12が反時計方向へ周回し
てモード切換ギヤ15の歯15bの縁部Eaに噛み合うに至
る。遊星ギヤ12がモード切換ギヤ15の歯15bに噛み合う
と、その後はモータMの動力が駆動ギヤ9から遊星ギヤ
12を介してモード切換ギヤ15に伝達され、モード切換ギ
ヤ15が反時計方向へ駆動される。このときの遊星ギヤ12
の位置は第4図にて破線で示している。またこのときの
各ギヤの回転方向は第4図において破線矢印で示す通り
である。そしてモード切換ギヤ15が第4図の角度まで回
転すると、第1の切換カム16の折曲げ片20aに対する押
圧力が解除され、ヘッドベース20はスプリング21の力に
よってB方向へ戻され、磁気ヘッドHがテープTに当た
らない位置へ後退しまたピンチローラ22がキャプスタン
6から離れる。
FFモードへの切換え テープの早送りモード(FFモード)へ移行させるときに
は、第4図の状態からモータMを時計方向へ逆転させる
(このときの回転方向は第4図において実線の矢印で示
す)。駆動ギヤ9の時計方向への回転により、遊星ギヤ
12は駆動ギヤ9の回りを時計方向へ周回し、モード切換
ギヤ15から離れてリールギヤ4に噛み合う状態となる。
このときヘッドベース20は第4図に示すようにB方向へ
後退したままであるから、磁気ヘッドHならびにピンチ
ローラ22はテープTから離れる位置に後退している。こ
の状態で遊星ギヤ12によってリールギヤ4が時計方向へ
駆動され、リール台2によりテープの巻取りが行なわれ
る。このときはモータMは高速にて駆動され、テープT
は高速走行させられる。
レビューモードへの切換え レビューモードとは、テープが高速にて巻戻され且つ磁
気ヘッドHがテープTに軽く接触している状態をいう。
このレビューモードによって、録音内容の頭出し制御な
どが行なえるようになる。
このレビューモードへの切換えは、第4図に実線にて示
すFFモードまたは遊星ギヤ12が同図にて破線で示す位置
にある状態から移行する。第4図に示す位置にてモータ
Mを反時計方向へ駆動すると、駆動ギヤ6が反時計方向
へ駆動される。よって遊星ギヤ12は反時計方向へ周回す
る力を受け、この力によって遊星ギヤ12がモード切換ギ
ヤ15の歯15bに噛み合う。このままモータMが反時計方
向へ回転し続けると、遊星ギヤ12は第4図にて鎖線で示
す位置にて回転し続け、モード切換ギヤ15が反時計方向
へ駆動される。そしてモード切換ギヤ15が第5図に示す
角度まで回動すると、歯の欠損部15aが遊星ギヤ12の位
置まで移動し、遊星ギヤ12が歯15bの縁部Ebから外れ、
遊星ギヤ12がそのまま駆動ギヤ9の回りを反時計方向へ
周回して図示左側のリールギヤ5に噛み合うに至る。第
5図に示すように、遊星ギヤ12がモード切換ギヤ15の歯
15bから離れたときには、モード切換ギヤ15に設けられ
たストッパ18がヘッドベース20の折曲げ片20aの左縁部
に掛止される。よってモード切換ギヤ15はそれ以上反時
計方向へ回動できなくなり、歯15bの縁部Ebはそれ以上
反時計方向へ移動できないように規制される。よってそ
の後の切換え動作において遊星ギヤ12が時計方向へ周回
した場合に、この遊星ギヤ12が歯15bの縁部Ebに確実に
噛み合うことができるようになる。またストッパ18によ
りヘッドベース20も位置決めされることになる。第5図
に示す状態に移行する間に、モード切換ギヤ15に設けら
れた第2の切換カム17がヘッドベース20の折曲げ片20a
を押圧し、ヘッドベース20がA方向へ移動させられる。
ただし第2の切換カム17の回転半径は、プレイモードへ
の切換えに使用される第1の切換カム16よりもtだけ小
さくなっているため(第2図参照)、第5図のときのヘ
ッドベース20のA方向への移動量は第3図に示すプレイ
モードのときのヘッドベース20の移動量よりもわずかに
短くなる。よってヘッドベース20がA方向へ移動したと
きにはピンチローラ22がキャプスタン6から離れてキャ
プスタン6の回転力がテープTに伝達されないようにな
っている。また磁気ヘッドHはテープTに軽く接触して
いる(第3図に示すプレイモードでは磁気ヘッドHはテ
ープTが撓む程度に接触している)。第5図に示す状態
にてモータMが反時計方向へ駆動されると、遊星ギヤ12
を介してリールギヤ5が反時計方向へ駆動され、供給側
リール台3によってテープリールRbが駆動されテープT
が巻き戻される。このときのモータMの回転速度は高速
に切換えられる。このようにテープTが高速にて巻き戻
される間に磁気ヘッドHによってテープTへの記録信号
が読まれ、これによって記録の頭しなどができるように
なる。
REWモードへの切換え REWモードへ切換えるときには、第5図に示すレビュー
モードの状態からモータMを時計方向へ回転させる。駆
動ギヤ9が時計方向へ回動し、遊星ギヤ12が時計方向へ
周回して遊星ギヤ12がモード切換ギヤ15の歯15bに噛み
合う。そのままモータMの回転によってモード切換ギヤ
15が時計方向へ回動する。そして第2の切換カム17がヘ
ッドベースの折曲げ片20aから外れ、ヘッドベース20が
スプリング21の力によってB方向へ戻され、磁気ヘッド
HがテープTから離れる(第6図参照)。そして、再度
モータMを反時計方向へ駆動させ、駆動ギヤ9を反時計
方向へ回転させると、第6図において破線で示す位置に
ある遊星ギヤ12が反時計方向へ周回し、リールギヤ5に
噛み合う位置に至る。モータMの回転力は駆動ギヤ9か
ら遊星ギヤ12を経てリールギヤ5に伝達され、リールギ
ヤ5とともに供給側のリール台3が反時計方向へ駆動さ
れる。そしてカセットハーフ内の供給がテープリールRb
が反時計方向へ回動し、テープの巻き戻しが行なわれ
る。このときのモータMの回転数は高速であり、テープ
Tの巻戻しは高速走行にて行なわれることになる。
検知カムによる検知動作 第8図の各図は、モード切換ギヤ15に設けられている検
知カム31の回転によって検知スイッチSWが作動される状
態を示している。この検知スイッチSWによってモード切
換ギヤ15の回動位置を知ることができる。例えば第8図
の(A)では、モード切換ギヤ15の位置が第3図のプレ
イモードと同じである。このとき第1の凸部31aによっ
て検知スイッチSWがONさせられており、この検知スイッ
チSWがONであることによってプレイモードであることを
認識することができる。次に(D)では、モード切換ギ
ヤ15の角度が第5図に示すレビューモードと同じであ
る。このとき検知スイッチSWはOFFである。しかしなが
ら、モード切換ギヤ15が反時計方向へ回動する過程では
第8図(C)で示すように、一旦検知スイッチSWがONに
なり、その後に(D)に示すように検知スイッチSWがOF
Fになる。すなわちモード切換ギヤ15が反時計方向へ回
動する際に検知スイッチSWがONのなった後にOFFになれ
ば、第5図に示すレビューモードに切換えられたことが
認識される。
さらに上記の検知動作を利用することにより、第3図に
示すプレイモードから第2図に示すストップモードへ移
行する際に、不必要なレビューモードへの移行を防止で
きるようになる。第3図のプレイモードから第2図のス
トップモードへ移行する際には、第3図から駆動ギヤ9
を反時計方向へ回動させ、遊星ギヤ12をモード切換ギヤ
15の歯15bに噛み合わせ、モード切換ギヤ15を反時計方
向へ回動させて、一旦第5図に示す位置までモード切換
ギヤ15を回動させて遊星ギヤ12をモード切換ギヤ15の歯
15bの縁部Ebから離すことが必要である。その後駆動ギ
ヤ9を時計方向へ駆動し、遊星ギヤ12をモード切換ギヤ
15の歯15bに再度噛み合わせて、モード切換ギヤを第2
図の位置まで(第2の切換カム17がヘッドベース20から
離れてヘッドベース20がB方向へ戻る位置まで)回動さ
せることが必要である。しかしながら、上記の切換動作
において、プレイモードから第5図の状態に移行したと
きに、そのままモータMが反時計方向へ回動し続けてい
ると、遊星ギヤ12が左側のリールギヤ5に噛み合う位置
へ移動してリールギヤ5が駆動され、テープTが不要に
巻戻されてしまう。
そこでこの実施例では、第8図に示す一連の検知動作を
利用して、上記のテープの不要を巻戻しを防止できるよ
うにしている。
第10図(A)は、第3図のプレイモードから第2図のス
トップモードへ移行する間のモータの制御を線図によっ
て示しており、同図(B)はそのときの検知スイッチSW
による検知信号を示している。第10図では、モータMの
時計回りを「正転」、反時計回りを「逆転」で示してい
る。
第3図のプレイモードでは、モータMは低速にて正転方
向へ回転しており、駆動ギヤ9も時計方向へ回転して右
側のリール台2が駆動されている。このとき第8図
(A)で示すように検知スイッチSWはONである。ここで
ストップモードへの切換操作が行なわれると、第9図に
示す制御回路37からの指令によってまずモータMが短時
間T1だけ停止し、その後、モータMが時間T2だけ逆転方
向へ駆動される。これにより遊星ギヤ12は反時計方向へ
周回してモード切換ギヤ15の歯15bに噛み合い、モード
切換ギヤ15が反時計方向へ駆動される。この回動途中で
は第8図(B)に示すように検知カム31の第1の凸部31
aが検知レバー32から離れ、検知スイッチSWはOFFとな
る。このままモード切換ギヤ15が反時計方向へ回動する
と、第8図(C)の状態で検知カム31の第2の凸部31b
が検知レバー32を押し、検知スイッチSWがONになる。た
だしその直後には(D)に示すように、検知カム31の平
坦部31cが検知レバー32に当たって検知スイッチSWはOFF
となる。このときの検知スイッチSWのONの時間は第10図
(B)にてt5で示している。このt5のON時間の後OFFに
なったときのモード切換ギヤ15の回動位置は、ちょうど
第5図の状態である。よってこの検知スイッチのt5時間
後のONからOFFに切換えられたタイミングによってモー
タMを停止させる。すなわち遊星ギヤ12がモード切換ギ
ヤ15の歯1bの縁部Ebから外れた直後にモータMが停止さ
れる。なお遊星ギヤ12を縁部Ebから確実に離すために、
第10図(B)にてスイッチがONからOFFとなったタイミ
ングの後に非常に短時間tx(第10図(A)にて点線で示
している)だけモータの停止時間を遅らせることも可能
である。このように遊星ギヤ12が縁部Ebから離れた直後
にモータMが停止するため、遊星ギヤ12が左側のリール
ギヤ5に噛み合うまで移動しない。すなわち不要なレビ
ューモードが設定されてテープTが巻戻されるのが防止
されることになる。スイッチンSWのONからOFFへの切り
換りによって停止したモータの停止時間を例えば第10図
(A)に示すようにt3に設定し、その後一定時間t4だけ
モータMを正転させれれば、遊星ギヤ12が再度モード切
換ギヤ15に噛み合ってモード切換ギヤ15が時計方向へ駆
動され、第2の切換カム17がヘッドベース20から離れ、
第3図に示すようなストップモードが設定されることに
なる。
次に、第11図は第4図に示すFFモードから第2図に示す
ストップモードへ移行するときにおける検知スイッチSW
による検知動作ならびにモータの制御を示している。こ
のときにも第8図に示す検知動作を利用して、不要なレ
ビューモードによってテープが巻き戻されるのを防止し
ている。
FFモードでは第4図において遊星ギヤ12が点線位置とな
っているが、このときモード切換ギヤ15は第8図(B)
に示す回動位置であり、検知スイッチSWはOFFである。
ストップモードへの切換指令が出されると、第11図
(A)に示すようにt1だけモータMが停止し、その後モ
ータMが逆転し、駆動ギヤ9反時計方向へ駆動される。
そして遊星ギヤ12を介してモード切換ギヤ15は反時計方
向へ駆動される。モード切換ギヤ15が第8図(C)に示
す位置まで回動すると検知カム31の第2の凸部31bによ
って検知スイッチSWが一旦ONになり、第11図(B)に示
すようにt5時間のONの後第8図(D)の位置となって検
知スイッチSWはOFFとなる。前述のプレイモードからス
トップモードへの移行のときと同様に、このときにモー
ド切換ギヤ15は第5図の状態であるが、このスイッチSW
のONからOFFへの切換わりのタイミングによって(ある
いはこれから一定時間txだけ遅らせて)モータMを停止
する。これにより遊星ギヤ12が左側のリールギヤ5と噛
み合うのが防止され(不要なレビューモードの設定が防
止され)、テープが巻戻されるのことがなくなる。第11
図(A)に示すようにモータMをt3の時間だけ停止させ
た後にモータMを再度正転させ(t4)、遊星ギヤ12によっ
てモード切換ギヤ15を時計方向へ回転させることによっ
て第2図に示すストップモードへ移行できるようにな
る。
第2実施例 次に、第7図によって本考案の第2実施例を説明する。
第7図は第2実施例のテーププレーヤがリバースプレイ
モードである場合について示している。
この第2実施例は前述の第1実施例と第2の切換カムの
形状が相違している。この第2実施例では、第2の切換
カム27と第1の切換カム16とがほぼ対称形状となってお
り、第2の切換カム27の回転半径が第1の切換カム16と
同じになっている。また、この第2実施例では、ヘッド
ベース20上に2個の磁気ヘッドHaとHbが搭載されてい
る。この2個の磁気ヘッドHaとHbは、キャプスタン6に
対して対称の位置に配置されている。一方の磁気ヘッド
Haはノーマルプレイ用であり、他方の磁気ヘッドHbはリ
バースプレイ用である。各ヘッドHaとHbはそれぞれが録
音再生ヘッドならびに消去ヘッドの組み合わせである。
録音再生ヘッドと消去ヘッドは一体化されているもので
あってもよいし、2個接合されたものであってもよい。
またヘッドベース20上に装備されているピンチローラ22
aはキャプスタン6に対し軸が同一線上に位置するよう
に対向して配置されている。
この第2の実施例では、ストップモード、プレイモー
ド、FFモードおよびREWモードなどが前記第1実施例と
同じ動作によって設定される。すなわち第1実施例にお
ける第3図の状態と同じ切換え動作のときに第1の切換
カム16がヘッドベース20をA方向へ押圧しヘッドHaとHb
がテープに接触し、また巻取り側リール台2によってテ
ープリールRaが駆動されテープが図の右方向へ走行す
る。このときにはノーマルプレイ用の磁気ヘッドHaによ
って録音または再生動作が行なわれる。
次に第7図に示すリバースプレイモードの設定は、第1
実施例における第5図のレビューモードと同じ動作によ
って切換えられる。すなわち遊星ギヤ12によってモード
切換ギヤ15が反時計方向へ駆動されると、第2の切換カ
ム27によってヘッドベース20がA方向へ押し出される。
第1実施例では第2の切換えカム17の回転半径が小さい
がために第5図に示すようにレビューモードの設定とな
ったが、第2実施例では、第2の切換カム27が第1の切
換カム16と同じ回転半径であるため、ヘッドベース20が
A方向へ大きく前進し、両磁気ヘッドHaとHbがテープT
に接触するとともにピンチローラ22aがキャプスタン6
に圧接される。このときには、供給側のリール台3がモ
ータMによって反時計方向へ低速にて駆動され、また反
時計方向に回転するキャプスタン6によってテープTが
図の左方向へ送り出される。そしてリバース用磁気ヘッ
ドHbによって録音または再生動作が行なわれる。
なお、第7図の実施例においてもプレイモードならびに
リバースプレイモードのときにモード切換ギヤ15に設け
られたストッパ18がヘッドベース20の折曲げ片20aの左
縁部に掛止され、モード切換ギヤ15の回動が阻止される
ようになる。
また他のモードへの切換えは第1実施例と同様である。
この第2実施例においても、モード切換ギヤ15には第8
図にて示す検知カム31が一体に形成されている。そして
この実施例では、プレイモードあるいはFFモードからス
トップモードへ移行するときに、第7図に示すリバース
プレイモードを通過することになるが、このとき第8図
に示す検知動作によって第10図ならびに第11図に示すよ
うなモータ制御を行なうことによって、遊星ギヤ12がモ
ード切換ギヤ15の歯15bの縁部Ebから外れた直後にモー
タMを停止させることができるようになる。よってスト
ップモードへ移行する途中で第7図に示す不要なリバー
スプレイモードへ入るのを防止でき、テープの巻戻しが
生じなくなる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば駆動ギヤの回りを周回す
る遊星ギヤによってリール台の駆動とモード切換ギヤの
駆動を行なっているため、1個のモータにてキャプスタ
ンならびに駆動ギヤを回転させることによって、一対の
リール台のみならず、磁気ヘッドならびにピンチローラ
を備えたヘッドベースの駆動もできるようになる。すな
わち動力源としては1個のモータだけでよく、ソレノイ
ドなどが不要になり、簡潔で小型化されたテーププレー
ヤを低コストにて提供できるようになる。
また検知カムによるスイッチ動作によって、プレイモー
ドやFFモードからストップモードへ移行する際の不要な
レビューモードやリバースプレイモードへの移行を防止
でき、テープの巻戻しが行なわれるのを防止できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1図は第1
実施例によるテーププレーヤの全体構造を示す斜視図、
第2図〜第6図は第1実施例によるテーププレーヤの駆
動機構部分を動作モード別に示す平面図であり、第2図
はストップモード、第3図はプレイモード、第4図はFF
モード、第5図はレビューモード、第6図はREWモード
である。第7図は第2実施例によるテーププレーヤの駆
動機構部分を示すものであり、リバースプレイモードを
示す平面図である。第8図(A)〜(D)は検知カムに
よるスイッチ検知動作を順に示す部分平面図、第9図は
モータ制御のための回路を示すブロック図、第10図
(A)はプレイモードからストップモードへ移行すると
きのモータ制御を示す線図、同図(B)はそのときのス
イッチ出力を示す線図、第11図(A)はFFモードからス
トップモードへ移行するときのモータ制御を示す線図、
同図(B)はそのときのスイッチ出力を示す線図であ
る。 1……シャーシ、2,3……リール台、4,5……リールギ
ヤ、6……キャプスタン、7……フライホイール、8…
…ベルト、9……駆動ギヤ、12……遊星ギヤ、15……モ
ード切換ギヤ、15a……歯の欠損部、15b……歯、16……
第1の切換カム、17,27……第2の切換カム、18……ス
トッパ、20……ヘッドベース、20a……折曲げ片、21…
…スプリング、22……ピンチローラ、31……検知カム、
31a……第1の凸部、31b……第2の凸部、31c……平坦
部、32……検知レバー、36……モータ駆動回路、37……
制御回路、SW……検知スイッチ、H……磁気ヘッド、M
……モータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータによって回転駆動されるキャプスタ
    ンならびにこのキャプスタンと一体となって回転する駆
    動ギヤと、 駆動ギヤと常に噛み合いながら駆動ギヤの回転方向に応
    じて駆動ギヤの回りを周回する遊星ギヤと、 駆動ギヤの一方向への回転において周回させられた遊星
    ギヤが噛み合う位置ならびに駆動ギヤの逆方向への回転
    において周回させられた遊星ギヤが噛み合う位置にそれ
    ぞれ配置された一対のリールギヤおよびこのリールギヤ
    によって回転させられるリール台と、 遊星ギヤが一方のリールギヤと噛み合う位置から他方の
    リールギヤに噛み合う位置へ移動する周回軌跡の途中に
    て遊星ギヤと噛み合うように配置され且つ、遊星ギヤに
    よってある角度だけ回転させられるように歯が部分的に
    設けられているモード切換ギヤと、 リール台に接近し且つ離反する方向へ移動自在に設けら
    れ且つ磁気ヘッドが備えられているヘッドベースと、 モード切換ギヤと同軸に配置され且つ遊星ギヤによりモ
    ード切換ギヤが一方向へ回転させられる間に前記ヘッド
    ベースを押圧して磁気ヘッドを磁気テープの方向へ移動
    させる第1の切換カムと、且つ遊星ギヤによりモード切
    換ギヤが上記と逆の方向へ回転させられる間にヘッドベ
    ースを押圧して磁気ヘッドを磁気テープの方向へ移動さ
    せる第2の切換カムと、 前記モード切換ギヤと一緒に回動し、前記第1の切換カ
    ムがヘッドベースを押圧して磁気ヘッドが磁気テープ方
    向へ完全に移動した回転位置にて検知スイッチを動作さ
    せる第1の凸部ならびに、前記第2の切換カムがヘッド
    ベースを押圧するときに磁気ヘッドの移動が完了する直
    前の回転位置にて検知スイッチを動作させ且つ磁気ヘッ
    ドが磁気テープ方向へ完全に移動し終った回転位置にて
    検知スイッチを復帰させる第2の凸部とが形成された検
    知カムと、 から成るテーププレーヤ。
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