JP3486010B2 - マスタシリンダ用リザーバ - Google Patents
マスタシリンダ用リザーバInfo
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- JP3486010B2 JP3486010B2 JP19731995A JP19731995A JP3486010B2 JP 3486010 B2 JP3486010 B2 JP 3486010B2 JP 19731995 A JP19731995 A JP 19731995A JP 19731995 A JP19731995 A JP 19731995A JP 3486010 B2 JP3486010 B2 JP 3486010B2
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- Japan
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- hydraulic oil
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T11/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
- B60T11/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
- B60T11/26—Reservoirs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T17/00—Component parts, details, or accessories of power brake systems not covered by groups B60T8/00, B60T13/00 or B60T15/00, or presenting other characteristic features
- B60T17/18—Safety devices; Monitoring
- B60T17/22—Devices for monitoring or checking brake systems; Signal devices
- B60T17/225—Devices for monitoring or checking brake systems; Signal devices brake fluid level indicators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，自動車のブレーキ
やクラッチを作動するマスタシリンダの上部に付設され
て，その作動油を貯留する，合成樹脂製のマスタシリン
ダ用リザーバに関する。
やクラッチを作動するマスタシリンダの上部に付設され
て，その作動油を貯留する，合成樹脂製のマスタシリン
ダ用リザーバに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来，自動車の組立ラインにおいて，マ
スタシリンダ及びその出力油圧回路に作動油を急速充填
するために，実公昭５９−３００１号公報に開示されて
いるように，マスタシリンダの上面に突設されてリザー
バの下部に嵌入される油溜筒の上端に，リザーバの内周
面に一体成形された環状の内向きフランジを当接させて
おき，リザーバ内に挿入した作動油圧送器の先端をこの
内向きフランジの上面に圧着してマスタシリンダの油溜
筒へ作動油を加圧充填することが知られている。
スタシリンダ及びその出力油圧回路に作動油を急速充填
するために，実公昭５９−３００１号公報に開示されて
いるように，マスタシリンダの上面に突設されてリザー
バの下部に嵌入される油溜筒の上端に，リザーバの内周
面に一体成形された環状の内向きフランジを当接させて
おき，リザーバ内に挿入した作動油圧送器の先端をこの
内向きフランジの上面に圧着してマスタシリンダの油溜
筒へ作動油を加圧充填することが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは，
リザーバに作動油の充填圧力を作用させずにマスタシリ
ンダ側へ作動油を充填することができるので，合成樹脂
製のリザーバの充填圧力による変形を回避し得るが，マ
スタシリンダの油溜筒をリザーバの下部に嵌入させると
いう，マスタシリンダ及びリザーバの特定の結合構造に
しか，このような作動油の急速充填方法を適用すること
はできない。
リザーバに作動油の充填圧力を作用させずにマスタシリ
ンダ側へ作動油を充填することができるので，合成樹脂
製のリザーバの充填圧力による変形を回避し得るが，マ
スタシリンダの油溜筒をリザーバの下部に嵌入させると
いう，マスタシリンダ及びリザーバの特定の結合構造に
しか，このような作動油の急速充填方法を適用すること
はできない。
【０００４】そこで，作動油充填器をリザーバの給油口
に嵌めて，リザーバから作動油を充填すれば，マスタシ
リンダ及びリザーバの結合構造の如何に拘らず，マスタ
シリンダ側への作動油の急速充填が可能となるが，その
充填圧力によるリザーバの変形が問題となる。
に嵌めて，リザーバから作動油を充填すれば，マスタシ
リンダ及びリザーバの結合構造の如何に拘らず，マスタ
シリンダ側への作動油の急速充填が可能となるが，その
充填圧力によるリザーバの変形が問題となる。
【０００５】本発明は，かゝる事情に鑑みてなされたも
ので，作動油充填器によりリザーバを通してマスタシリ
ンダ側への作動油の充填を行っても，その充填圧力によ
りリザーバが変形しないようにすることを目的とする。
ので，作動油充填器によりリザーバを通してマスタシリ
ンダ側への作動油の充填を行っても，その充填圧力によ
りリザーバが変形しないようにすることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に，本発明は，マスタシリンダに付設されて，その作動
油を貯留する合成樹脂製の，マスタシリンダ用リザーバ
において，リザーバ内周面には，その中間部から半径方
向内方へ突出する内向きフランジと，この内向きフラン
ジの内周側から該リザーバ内周面に至るように該フラン
ジ下面から下方へ延びると共に該フランジの周方向に互
いに間隔をおいて配置される複数条の下部リブとを一体
成形し，その内向きフランジの上面に作動油充填器の先
端を密着させる環状平坦面を形成したことを第１の特徴
とする。
に，本発明は，マスタシリンダに付設されて，その作動
油を貯留する合成樹脂製の，マスタシリンダ用リザーバ
において，リザーバ内周面には，その中間部から半径方
向内方へ突出する内向きフランジと，この内向きフラン
ジの内周側から該リザーバ内周面に至るように該フラン
ジ下面から下方へ延びると共に該フランジの周方向に互
いに間隔をおいて配置される複数条の下部リブとを一体
成形し，その内向きフランジの上面に作動油充填器の先
端を密着させる環状平坦面を形成したことを第１の特徴
とする。
【０００７】また本発明は，上記特徴に加えて，リザー
バ内周面には，内向きフランジの内周側から該リザーバ
内周面に至るように該フランジ上面から上方の給油口近
傍まで延びると共に該フランジの周方向に互いに間隔を
おいて配置される複数条の上部リブを一体成形し，内向
きフランジの上面の内周側に前記環状平坦面を残存させ
たことを第２の特徴とする。
バ内周面には，内向きフランジの内周側から該リザーバ
内周面に至るように該フランジ上面から上方の給油口近
傍まで延びると共に該フランジの周方向に互いに間隔を
おいて配置される複数条の上部リブを一体成形し，内向
きフランジの上面の内周側に前記環状平坦面を残存させ
たことを第２の特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下，本発明の実施の形態を，添
付図面に示す本発明の一実施例に基づいて説明する。
付図面に示す本発明の一実施例に基づいて説明する。
【０００９】先ず，図１において，タンデム型マスタシ
リンダＭの上面には前後一対の導入ボス１ａ，１ｂが突
設されており，リザーバＲの下面に突設された前後一対
の導出管２ａ，２ｂがこれら導入ボス１ａ，１ｂにグロ
メット状のシール部材３を介して嵌入される。而して，
リザーバＲ内に貯留される作動油は，導出管２ａ，２ｂ
から導入ボス１ａ，１ｂを通してマスタシリンダＭ内の
独立した前後の油圧室に補給される。
リンダＭの上面には前後一対の導入ボス１ａ，１ｂが突
設されており，リザーバＲの下面に突設された前後一対
の導出管２ａ，２ｂがこれら導入ボス１ａ，１ｂにグロ
メット状のシール部材３を介して嵌入される。而して，
リザーバＲ内に貯留される作動油は，導出管２ａ，２ｂ
から導入ボス１ａ，１ｂを通してマスタシリンダＭ内の
独立した前後の油圧室に補給される。
【００１０】またマスタシリンダＭ及びリザーバＲの相
対向面には，一側面を互いに重ねる連結腕４，５がそれ
ぞれ突設され，これらをボルト６により相互に連結する
（図２参照）ことによって導出管２ａ，２ｂ及び導入ボ
ス１ａ，１ｂの嵌合状態が保持される。
対向面には，一側面を互いに重ねる連結腕４，５がそれ
ぞれ突設され，これらをボルト６により相互に連結する
（図２参照）ことによって導出管２ａ，２ｂ及び導入ボ
ス１ａ，１ｂの嵌合状態が保持される。
【００１１】リザーバＲは合成樹脂製で，底壁に前記導
出管２ａ，２ｂを有すると共に，これら導出管２ａ，２
ｂの配列方向に長い箱形部７と，この箱形部７の天井壁
から起立する円筒部８とからなっており，この円筒部８
の上端が給油口９として開放され，これにキャップＣが
バヨネット結合される。
出管２ａ，２ｂを有すると共に，これら導出管２ａ，２
ｂの配列方向に長い箱形部７と，この箱形部７の天井壁
から起立する円筒部８とからなっており，この円筒部８
の上端が給油口９として開放され，これにキャップＣが
バヨネット結合される。
【００１２】またリザーバＲは，当初，箱形部７の中間
で上部ブロック１０と下部ブロック１１とに分割されて
いる。この両ブロック１０，１１は，個別に成型された
もので，それらの分割端面に形成されたフランジ１０
ａ，１１ａを互いに溶着することにより，結合される。
で上部ブロック１０と下部ブロック１１とに分割されて
いる。この両ブロック１０，１１は，個別に成型された
もので，それらの分割端面に形成されたフランジ１０
ａ，１１ａを互いに溶着することにより，結合される。
【００１３】図１，図３及び図４に示すように，上部ブ
ロック１０の内周面には，円筒部８の中間部で半径方向
内方へ突出する環状の内向きフランジ１２と，この内向
きフランジ１２の下面から上部ブロック１０の下端まで
延びると共に該フランジ１２の周方向に互いに間隔をお
いて配置される複数条の下部リブ１３，１３…と，内向
きフランジ１２の上面から給油口９の近傍部まで延びる
と共に放射状に配置される複数条の上部リブ１４，１４
…とが一体成形される。その際，内向きフランジ１２の
上面には，上部リブ１４，１４…に干渉されない環状の
平坦面１５（図３の斜線部）を残存させる。この平坦面
１５は，作動油充填器Ｇ（図７参照）の先端の密着，支
承に供される。
ロック１０の内周面には，円筒部８の中間部で半径方向
内方へ突出する環状の内向きフランジ１２と，この内向
きフランジ１２の下面から上部ブロック１０の下端まで
延びると共に該フランジ１２の周方向に互いに間隔をお
いて配置される複数条の下部リブ１３，１３…と，内向
きフランジ１２の上面から給油口９の近傍部まで延びる
と共に放射状に配置される複数条の上部リブ１４，１４
…とが一体成形される。その際，内向きフランジ１２の
上面には，上部リブ１４，１４…に干渉されない環状の
平坦面１５（図３の斜線部）を残存させる。この平坦面
１５は，作動油充填器Ｇ（図７参照）の先端の密着，支
承に供される。
【００１４】また図１及び図５に示すように，下部ブロ
ック１１の内周面には，その底壁から立上って前記下部
リブ１３，１３…のいくつかと溶着される複数条の下部
リブ１６，１６…が一体に成形される。
ック１１の内周面には，その底壁から立上って前記下部
リブ１３，１３…のいくつかと溶着される複数条の下部
リブ１６，１６…が一体に成形される。
【００１５】さらにリザーバＲには，一部の下部リブ１
３，１６と協働して箱形部７の内部を前部室１７ａと後
部室１７ｂとに区画する仕切壁１８が一体成形され，こ
の仕切壁１８は両室１７ａ，１７ｂ間を所定の高さ位置
で連通する堰１９（図６参照）を有する。前部室１７ａ
は円筒部８及び前部導出管２ａに連なり，後部室１７ｂ
は後部導出管２ｂに連なる。したがって，リザーバＲ
に，その給油口９から作動油を注入すれば，作動油は前
部室１７ａを満たしてから堰１９を超えて後部室１７ｂ
をも満たすことができる。そして，マスタシリンダＭの
２系統の出力油圧回路の一方に失陥が生じて両室１７
ａ，１７ｂの一方から作動油が流出しても，正常な油圧
回路に連なる他方の油室には所定量の作動油を貯留し続
けることができる。
３，１６と協働して箱形部７の内部を前部室１７ａと後
部室１７ｂとに区画する仕切壁１８が一体成形され，こ
の仕切壁１８は両室１７ａ，１７ｂ間を所定の高さ位置
で連通する堰１９（図６参照）を有する。前部室１７ａ
は円筒部８及び前部導出管２ａに連なり，後部室１７ｂ
は後部導出管２ｂに連なる。したがって，リザーバＲ
に，その給油口９から作動油を注入すれば，作動油は前
部室１７ａを満たしてから堰１９を超えて後部室１７ｂ
をも満たすことができる。そして，マスタシリンダＭの
２系統の出力油圧回路の一方に失陥が生じて両室１７
ａ，１７ｂの一方から作動油が流出しても，正常な油圧
回路に連なる他方の油室には所定量の作動油を貯留し続
けることができる。
【００１６】箱形部７の底壁には，切欠２０を有して起
立する円筒状の支持筒２１が一体成形され，この支持筒
２１に底部を支承される円筒状の油フィルタ２２が円筒
部８に挿入され，この油フィルタ２２の上端に形成され
た外向きフランジ２２ａが複数の前記上部リブ１４，１
４…の上端に支承される。
立する円筒状の支持筒２１が一体成形され，この支持筒
２１に底部を支承される円筒状の油フィルタ２２が円筒
部８に挿入され，この油フィルタ２２の上端に形成され
た外向きフランジ２２ａが複数の前記上部リブ１４，１
４…の上端に支承される。
【００１７】このフィルタ２２には，リザーバＲ内の作
動油の残量が一定値以下になった状態を検知して外部の
警告ランプ（図示せず）を作動させる公知のフロートス
イッチ２３が配設され，該スイッチ２３は前記キャップ
Ｃに支持される。
動油の残量が一定値以下になった状態を検知して外部の
警告ランプ（図示せず）を作動させる公知のフロートス
イッチ２３が配設され，該スイッチ２３は前記キャップ
Ｃに支持される。
【００１８】而して，自動車の組立ラインにおいて，マ
スタシリンダＭ及びその出力油圧回路に作動油を急速充
填する際には，図７に示すように，先ずキャップＣ及び
油フィルタ２２をリザーバＲから取外しておき，リザー
バＲの給油口９に挿入した作動油充填器Ｇの先端を内向
きフランジ１２の環状平坦面１５にシール部材２４を介
して押圧，密着させる。それから作動油充填器Ｇを作動
さてリザーバＲに作動油を加圧充填すれば，リザーバＲ
を通してマスタシリンダＭ側に作動油を急速充填するこ
とができる。
スタシリンダＭ及びその出力油圧回路に作動油を急速充
填する際には，図７に示すように，先ずキャップＣ及び
油フィルタ２２をリザーバＲから取外しておき，リザー
バＲの給油口９に挿入した作動油充填器Ｇの先端を内向
きフランジ１２の環状平坦面１５にシール部材２４を介
して押圧，密着させる。それから作動油充填器Ｇを作動
さてリザーバＲに作動油を加圧充填すれば，リザーバＲ
を通してマスタシリンダＭ側に作動油を急速充填するこ
とができる。
【００１９】このとき，内向きフランジ１２は，リザー
バＲの内周面に結合した下部リブ１３，１３…及び上部
リブ１４，１４…に補強されているため，作動油充填器
Ｇから大なる押圧力を受けるも変形することがなく，そ
れを確実に支承することができる。
バＲの内周面に結合した下部リブ１３，１３…及び上部
リブ１４，１４…に補強されているため，作動油充填器
Ｇから大なる押圧力を受けるも変形することがなく，そ
れを確実に支承することができる。
【００２０】しかも，円筒部８の周壁は内向きフランジ
１２により，また箱形部７の周壁は接合用フランジ１０
ａ，１１ａによりそれぞれ補強されるため，作動油の充
填圧力によるリザーバＲの変形を防止することができ
る。さらに上部リブ１４，１４…は内向きフランジ１２
と協働して給油口９の拡張変形の防止にも寄与する。
１２により，また箱形部７の周壁は接合用フランジ１０
ａ，１１ａによりそれぞれ補強されるため，作動油の充
填圧力によるリザーバＲの変形を防止することができ
る。さらに上部リブ１４，１４…は内向きフランジ１２
と協働して給油口９の拡張変形の防止にも寄与する。
【００２１】本発明は，上記実施例に限定されるもので
はなく，その要旨を逸脱しない範囲で設計変更が可能で
あることは言うまでもない。
はなく，その要旨を逸脱しない範囲で設計変更が可能で
あることは言うまでもない。
【００２２】
【発明の効果】以上のように本発明の第１の特徴によれ
ば，マスタシリンダに付設されて，その作動油を貯留す
る合成樹脂製の，マスタシリンダ用リザーバにおいて，
リザーバ内周面には，その中間部から半径方向内方へ突
出する内向きフランジと，この内向きフランジの内周側
から該リザーバ内周面に至るように該フランジ下面から
下方へ延びると共に該フランジの周方向に互いに間隔を
おいて配置される複数条の下部リブとを一体成形し，そ
の内向きフランジの上面に作動油充填器の先端を密着さ
せる環状平坦面を形成したので，リザーバの円筒部の内
向きフランジを利用して作動油充填器によりリザーバを
通してマスタシリンダ及びその出力油圧回路に作動油を
加圧充填することができ，これによりリザーバ及びマス
タシリンダの結合構造の如何に拘らず急速充填が可能と
なる。しかも，前記内向きフランジは，下部リブに効果
的に補強されるため，作動油充填器の押圧力を確実に支
承して変形することがなく，のみならずリザーバの周壁
を効果的に補強するため，作動油の充填圧力によるリザ
ーバの変形を防止することができる。
ば，マスタシリンダに付設されて，その作動油を貯留す
る合成樹脂製の，マスタシリンダ用リザーバにおいて，
リザーバ内周面には，その中間部から半径方向内方へ突
出する内向きフランジと，この内向きフランジの内周側
から該リザーバ内周面に至るように該フランジ下面から
下方へ延びると共に該フランジの周方向に互いに間隔を
おいて配置される複数条の下部リブとを一体成形し，そ
の内向きフランジの上面に作動油充填器の先端を密着さ
せる環状平坦面を形成したので，リザーバの円筒部の内
向きフランジを利用して作動油充填器によりリザーバを
通してマスタシリンダ及びその出力油圧回路に作動油を
加圧充填することができ，これによりリザーバ及びマス
タシリンダの結合構造の如何に拘らず急速充填が可能と
なる。しかも，前記内向きフランジは，下部リブに効果
的に補強されるため，作動油充填器の押圧力を確実に支
承して変形することがなく，のみならずリザーバの周壁
を効果的に補強するため，作動油の充填圧力によるリザ
ーバの変形を防止することができる。
【００２３】また本発明の第２の特徴によれば，リザー
バ内周面には，内向きフランジの内周側から該リザーバ
内周面に至るように該フランジ上面から上方の給油口近
傍まで延びると共に該フランジの周方向に互いに間隔を
おいて配置される複数条の上部リブを一体成形し，内向
きフランジの上面の内周側に前記環状平坦面を残存させ
たので，内向きフランジに作動油充填器の圧接部を残し
て，該フランジを上部リブにより更に補強し，作動油充
填器の支持の安定化を図ることができ，また上部リブに
より給油口の拡張変形をも防ぐことができる。
バ内周面には，内向きフランジの内周側から該リザーバ
内周面に至るように該フランジ上面から上方の給油口近
傍まで延びると共に該フランジの周方向に互いに間隔を
おいて配置される複数条の上部リブを一体成形し，内向
きフランジの上面の内周側に前記環状平坦面を残存させ
たので，内向きフランジに作動油充填器の圧接部を残し
て，該フランジを上部リブにより更に補強し，作動油充
填器の支持の安定化を図ることができ，また上部リブに
より給油口の拡張変形をも防ぐことができる。
【図１】本発明のリザーバをマスタシリンダとの結合状
態で示す縦断側面図
態で示す縦断側面図
【図２】図１の２−２線断面図
【図３】図１の３−３線断面図
【図４】図１の４−４線断面図
【図５】図１の５−５線断面図
【図６】図１の６−６線断面図
【図７】作動油充填器によりリザーバに作動油を充填す
る要領を示す説明図
る要領を示す説明図
Ｇ 作動油充填器
Ｍ マスタシリンダ
Ｒ リザーバ
９ 給油口
１２ 内向きフランジ
１３ 下部リブ
１４ 上部リブ
１５ 環状平坦面
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 鈴木 治朗
埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式
会社本田技術研究所内
(72)発明者 杉田 昌之
埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式
会社本田技術研究所内
(56)参考文献 実開 平５−37626（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B60T 11/26
B60T 17/06
Claims (2)
- 【請求項１】 マスタシリンダに付設されて，その作動
油を貯留する合成樹脂製の，マスタシリンダ用リザーバ
において， リザーバ（Ｒ）内周面には，その中間部から半径方向内
方へ突出する内向きフランジ（１２）と，この内向きフ
ランジ（１２）の内周側から該リザーバ（Ｒ）内周面に
至るように該フランジ（１２）下面から下方へ延びると
共に該フランジ（１２）の周方向に互いに間隔をおいて
配置される複数条の下部リブ（１３）とを一体成形し，
その内向きフランジ（１２）の上面に作動油充填器
（Ｇ）の先端を密着させる環状平坦面（１５）を形成し
たことを特徴とする，マスタシリンダ用リザーバ。 - 【請求項２】 請求項１記載のものにおいて， リザーバ（Ｒ）内周面には，内向きフランジ（１２）の
内周側から該リザーバ（Ｒ）内周面に至るように該フラ
ンジ（１２）上面から上方の給油口（９）近傍まで延び
ると共に該フランジ（１２）の周方向に互いに間隔をお
いて配置される複数条の上部リブ（１４）を一体成形
し，内向きフランジ（１２）の上面の内周側に前記環状
平坦面（１５）を残存させたことを特徴とする，マスタ
シリンダ用リザーバ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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