JP3485667B2 - アクティブマトリクス表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス表示装置

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JP3485667B2
JP3485667B2 JP03156395A JP3156395A JP3485667B2 JP 3485667 B2 JP3485667 B2 JP 3485667B2 JP 03156395 A JP03156395 A JP 03156395A JP 3156395 A JP3156395 A JP 3156395A JP 3485667 B2 JP3485667 B2 JP 3485667B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリクス
表示装置の表示画面の画質向上をはかる回路および素子
に関する。特に本発明は、スイッチング素子として薄膜
トランジスタ(TFT)を有する回路を用い、該TFT
の活性層はアモルファスシリコンの結晶化を促進する触
媒元素を用いて結晶化をおこなったシリコン半導体によ
って構成されているものに関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型表示装置とは、
各画素にスイッチング素子を設け、画像信号線より供給
される信号を該スイッチング素子によって画素に供給す
る仕組みを有する表示装置であり、単純マトリクス型表
示装置よりも大容量の表示を鮮明におこなうことができ
る。従来、スイッチング素子としてはアモルファスシリ
コン半導体を用いたTFTが使用されていた。しかしな
がら、結晶性シリコン半導体を用いたTFTは、従来の
アモルファスシリコン半導体を用いたものに比較して、
動作速度が10倍以上も大きいので、大容量表示に適し
ており、最近では、この面で開発が進められている。し
かしながら、結晶性シリコン半導体には幾つかの問題が
あった。
【0003】第1の問題はシリコンの結晶化の問題であ
った。結晶性シリコンはアモルファスシリコンを結晶化
せしめることにより得られる。従来は2つの方法が知ら
れていた。1つはレーザー等の強光を照射して瞬間的に
結晶化せしめる方法で、光アニールと称される。この方
法の問題点は安定した大エネルギーのレーザー発振器が
得られないため、再現性、量産性に乏しいということで
ある。
【0004】他の方法は熱アニール法もしくは固相成長
法と呼ばれるもので、通常、600℃以上の温度で熱ア
ニールをおこなうことにより、アモルファスシリコンを
固相成長させて、結晶化せしめるものである。この方法
においては、結晶化に要する時間はアニール温度に依存
し、1000℃程度の高温では1時間以内に結晶化を完
了することができる。しかしながら、このような高温に
使用できる基板は石英以外にはなく、基板コストが大き
くなった。また、得られるシリコン膜の結晶性も好まし
いものではなかった。
【0005】これに対し、多くの硼珪酸ガラスの使用で
きる600℃程度のアニールでは、結晶性の良好なシリ
コン膜が得られたが、結晶化に要する時間が24時間以
上にもなり、量産性の点で問題があった。第2の問題は
結晶性シリコンを用いたTFTでは、ゲート電極に逆バ
イアス電圧を印加した際のリーク電流(OFF電流)が
大きいということである。これは、結晶粒界に起因する
と見られており、結晶性シリコンを用いてアクティブマ
トリクス型表示装置を作製する上で最大の問題となって
いた。
【0006】Nチャネル形TFTの場合、VGSを負にバ
イアスした時のOFF電流は、半導体薄膜の表面に誘起
されるP型層と、ソース領域及びドレイン領域のN型層
との間に形成されるPN接合を流れる電流により規定さ
れる。そして、半導体薄膜中(特に粒界)には多くのト
ラップが存在するため、このPN接合は不完全であり接
合リーク電流が流れやすい。ゲート電極を負にバイアス
するほどOFF電流が増加するのは半導体薄膜の表面に
形成されるP型層のキャリア濃度が増加してPN接合の
エネルギー障壁の幅が狭くなるため、電界の集中が起こ
り、接合リーク電流が増加することによるものである。
【0007】このようにして生じるOFF電流は、ソー
ス/ドレイン電圧に大きく依存する。例えば、TFTの
ソース/ドレイン間に印加される電圧が大きくなるにし
たがって、OFF電流が飛躍的に増大することが知られ
ている。すなわち、ソース/ドレイン間に5Vの電圧を
加えた場合と10Vの電圧を加えた場合とでは、後者の
OFF電流は前者の2倍ではなく、10倍にも100倍
にもなる場合がある。また、このような非線型性はゲー
ト電圧にも依存する。一般にゲート電極の逆バイアスの
値が大きい場合(Nチャネル型では、大きなマイナス電
圧)には、両者の差が著しい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の第1の問題に関
しては、本発明人らは、ニッケル、白金、鉄、コバル
ト、パラジウム等を微量添加することによりアモルファ
スシリコンの結晶化を促進できることを見出した(特開
平6−244104)。これらの添加すべき元素を触媒
元素と言うが、この結果、典型的には550℃で4時
間、あるいはより低温・短時間の熱アニールで結晶化を
成就することが可能となった。加えて、従来の熱アニー
ル法では、アモルファスシリコンは1000Å以上の厚
いものでないとほとんど結晶化しなかったのだが、触媒
元素を用いると、1000Å以下、典型的には300〜
800Åの厚さでも十分な結晶化が起こることがわかっ
た。
【0009】また、本発明人の研究の結果、これらの触
媒元素を使用して結晶化せしめたシリコンを用いてTF
Tを作製する場合には、結晶化工程の観点から、また、
特性・信頼性の観点から、触媒元素のシリコン中への残
留濃度は1×1015〜1×1019原子/cm3 とするこ
とが好ましいことが明らかになった。
【0010】このように、第1の問題は解決されたので
あるが、第2の問題は未解決のままであった。逆に触媒
元素を用いて結晶化せしめたシリコン膜は結晶成長が針
状に進行する(従来の熱アニール法では粒状に成長す
る)ことと、結晶の長径が数μm以上(従来の熱アニー
ル法では1μm以下)と大きいことのため、TFT特性
が結晶粒界の影響を大きく受け、OFF電流のバラツキ
が大きいことが新たな問題として浮かび上がった。典型
的には、OFF電流が1000pAから1pAというよ
うに3桁も変動した。
【0011】図7(A)にアクティブマトリクス表示装
置の従来例の概略図を示す。図中の破線で囲まれた領域
(204)が表示領域であり、その中にTFT(20
1)がマトリクス状に配置されている。前記TFT(2
01)のソース電極に接続している配線が画像(デー
タ)信号線(206)であり、前記TFT(201)の
ゲート電極に接続している行選択信号線(205)であ
る。この回路の駆動の原理は図7(B)に示すように、
第N行、第(N+1)行、第(N+2)行の各行選択信
号線に少しずつタイミングをずらしたパルスが入力され
ることによって、行の選択がおこなわれる。
【0012】図7(A)の回路では、スイッチング素子
はTFT(201)であり、行選択信号線(205)の
信号にしたがって、データのスイッチングをおこない、
液晶セル(203)を駆動する。補助容量(202)
は、液晶セルの容量を補強するためのコンデンサで画像
データの保持用として用いられる。マトリクス全面にわ
たって均一な表示をおこなうには、すべてのTFTの特
性がそろっていることが必要である。なかでも、OFF
電流は10pA以下、好ましくは1pA以下であること
が要求される。もし、TFTのうち、OFF電流が10
00pAもあるものは十分な電荷が保持できず、映像信
号を瞬時に失ってしまう。
【0013】このような不良TFTが全画素中数個であ
れば、問題とは言えないが、数%にも及ぶ場合には非常
に表示が見づらくなる。特に、前記したような触媒元素
を用いて得られた結晶性シリコンを用いたTFTでは表
示不良が顕著であった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
問題を鑑みてなされたものである。すなわち、本発明
は、アクティブマトリクス回路に関し、1個の画素電極
に対して少なくとも3個のTFTを直列に接続し、前記
直列接続したTFTの両端を除く少なくとも1個のTF
Tを行選択信号線とは独立の信号を供給する信号線(以
下、これをゲート信号線という)によって制御する一
方、他のTFTを行選択信号線によって制御することを
特徴とする回路をスイッチング素子として用いる。
【0015】ここで、ゲート信号線の信号が行選択信号
線の信号と独立であるとは、行選択信号線の信号と同一
でないということであり、行選択信号線の信号と何らか
の同期を取った信号は構わない。一般的には行選択信号
線の信号を供給する回路(行選択信号回路)とは別の回
路から供給される信号であればよく、該回路は行選択信
号回路から発せられる信号もしくは、行選択信号回路に
入力される信号を加工したものであってもよい。
【0016】以上に加えて、本発明においては、TFT
の活性層は結晶性シリコンによって構成され、1×10
15〜1×1019原子/cm3 のシリコンの結晶化を促進
する触媒元素が含有されていること、もしくは、TFT
の活性層は触媒元素を用いて結晶化されたことを特徴と
する。
【0017】ここで、直列接続されたTFTのうち、一
端は画像信号線に接続し、もう一端は画素電極に接続し
てもよい。さらに、上記のTFTのうち画素電極に接続
されるTFTのチャネルの両端にLDD領域やオフセッ
ト領域を設けてもよい。本発明の基本的な思想は、TF
Tを3つ、もしくはそれ以上接続し、うち、中央のTF
Tの少なくとも1つは、そのゲート電極を行選択信号線
とは別のゲート信号線に接続し、該信号線の信号によっ
て駆動することを特徴とする。
【0018】図1(A)の例では、直列に接続されたT
FT(103)、(104)、(105)のうち、TF
T(103)はソースを画像信号線(101)に接続
し、また、TFT(104)のドレインを画素電極(1
06)に接続する。TFT(103)、(104)のゲ
ート電極は行選択信号線(102)で制御する。そし
て、中央のTFT(105)のゲート電極はゲート信号
線(107)に接続し、行選択信号線(102)と接続
されたTFT(103)、(104)とは別に駆動す
る。なお、画素セル(106)と並列に補助容量(10
8)を付加してもよい。
【0019】図1(A)に示す回路図で示される実際の
回路の例を図1(D)に示す。この回路の作製方法に関
しては、図4を用いて実施例で説明されるので、ここで
は、概略だけを述べる。回路は1つのシリコン半導体被
膜(活性層)上に3つのTFT(103)、(10
4)、(105)(それぞれ、点線で概念的な領域を示
す)が形成されており、個々のTFTのゲート電極(4
05)、(407)、(406)がそれを横断して設け
られる。そして、半導体領域のうち、左端の領域(41
1)(=TFT(103)のソース)には画像信号線
が、また、右端の領域(414)(=TFT(104)
のドレイン)には画素電極が、それぞれ接続される。
【0020】また、図1(A)の回路図で示される回路
は、図1(D)に示すような構成でもよいが、図3に示
すような構成とすると、専有面積を低減できる。以下、
図3の説明をする。まず、概略U字型もしくはコの字型
もしくは馬蹄型をした結晶性シリコン半導体被膜(30
1)を形成する。該半導体被膜は触媒元素を用いて結晶
化せしめ、典型的には、1×1015〜1×1019原子/
cm3 の触媒元素を含有している。(図3(A))
【0021】この半導体被膜に対して行選択信号線(3
02)およびゲート信号線(303)を図3(B)のよ
うに配置させる。すなわち、半導体被膜(301)は行
選択信号線(302)と2か所の交点と、ゲート信号線
(303)と1か所の交点を有する。ゲート信号線(3
03)は行選択信号線(302)と平行に形成される。
【0022】一方、図1(A)のTFT(103)、
(104)に該当するのは、行選択信号線(302)と
半導体被膜(301)によって形成された2か所の交点
部分である。行選択信号線(302)とゲート信号線
(303)をマスクとして半導体被膜(301)にN型
(もしくはP型)のドーピングをおこなえば、TFT
(103)のソースに相当する領域(304)とTFT
(104)のドレインに相当する領域(307)が形成
され、これらは、それぞれ、画像信号線と画素電極に接
続される。
【0023】また、TFT(103)のドレインに相当
する領域(305)とTFT(104)のソースに相当
する領域(306)も形成される。すなわち、半導体領
域には、画像信号線とコンタクトを有する領域と、画素
電極とコンタクトを有する領域と、行選択信号線とゲー
ト信号線とによって分離された2つのN型(もしくはP
型)導電型を示す領域とが形成される。なお、図3
(C)に示すようにゲート信号線(303)と半導体被
膜(301)とが完全に重ならず、一部半導体被膜のは
みだした領域(308)が形成されても何ら問題はな
い。必要なことは領域(305)と(306)がゲート
信号線(303)と行選択信号線(302)によって完
全に分離されていることである。
【0024】以上のように主として半導体被膜(活性
層)の形状を工夫することにより、回路の集積度を向上
させることができる。もし、図1(C)に示すような5
つのTFTを有するスイッチング素子を形成するなら
ば、半導体被膜を概略N字型もしくはS字型として、こ
れに行選択信号線やゲート信号線を重ねればよい。
【0025】
【作用】具体的な動作について図2を用いて説明する。
図2(A)は図7(A)と同様に、本発明を用いたアク
ティブマトリクス回路の全体を示し、符号は図1と同じ
である。行選択信号線は従来の回路(図7)と同様にシ
フトレジスタYによって信号が供給されるが、本発明に
よって付加したゲート信号線は別のシフトレジスタZ
(もしくは同等な回路)によって、信号が供給される。
【0026】各信号線に印加される信号は図2(B)に
示される。すなわち、従来の場合と同様に第N行、第
(N+1)行、第(N+2)行の各行選択信号線にはパ
ルスが時期をずらして入力される。一方、第N行、第
(N+1)行、第(N+2)行の各ゲート信号線にも、
信号が印加されるが、これらのパルスはある程度の重な
りを有したり、また、各行の行選択信号線のパルスと同
期したものとすると都合がよい。ただし、TFT(10
3)、(104)に比較して、TFT(105)のゲー
ト容量が大きな場合には、図2(B)に示すように、パ
ルス幅を行選択信号線のパルスよりも大きくするとよ
い。
【0027】図2(B)を用いて動作例を説明する。も
ちろん、これ以外の動作も可能である。第(N+2)行
に注目すると、最初にゲート信号線(107)にパルス
が印加され、中央のTFT(105)はON状態とな
る。このとき、画像信号線101には他行の映像データ
が印加されている。しかしながら、行選択信号線は負電
位に保たれており、TFT(105)の両隣のTFT
(103)、(104)はOFF状態であり、このとき
のデータは画素セル(106)には取り込まれない。
(図2(B)、aの期間)
【0028】この状態がしばらく続いた後、第(N+
2)行の行選択信号線の電位が正に転換し、このとき初
めて、画素セル(106)の放電と画像信号線(10
1)のデータの充電がおこなわれる。ここでは、正の電
圧に充電される。このときには、TFT(103)〜
(104)の全てがON状態となっている。(図2
(B)、bの期間)
【0029】続いて、行選択信号線の電位が負に転換
し、TFT(103)、(104)はOFFとなる。た
だし、ゲート信号線(107)の電位は依然として正で
あるので、TFT(105)はON状態である。そし
て、このときのTFTは主として静電容量として機能す
るため、TFT(105)のソース/ドレインの電位は
画素セル(106)の電位とほぼ同じである。(図2
(B)、cの期間)
【0030】次に、ゲート信号線(107)の電位が負
に転換すると、TFT(105)に形成されていた静電
容量が急激に小さくなる。すると、TFT(105)に
蓄積されていた電荷(これはTFT(103)、(10
4)がOFF状態であるので、他へ流出することは難し
い)を保持するために、TFT(105)のソース/ド
レインの電圧が高くなる(絶対値が大きくなる)。すな
わち、TFT(105)を中心として非常に電圧の高い
領域が形成され、この領域が存在するために画像信号線
の電位が負になったとしても、TFT(105)の電位
が低下することが優先され、画素セル(106)から電
荷が流出して、電位が降下することは抑制される。
【0031】逆に、電位差の関係からTFT(105)
から画素セル(106)に向かって電流が流れる。もっ
とも、TFT(105)に蓄積されている電荷と画素セ
ルの静電容量の比率から、TFT(105)に蓄積され
ている電荷の全てが画素セルに流入したとしても画素セ
ルの電位変動はほとんど生じない。以上の作用により、
OFF電流を低減できる。(図2(B)、dおよびeの
期間) 以下、同様な動作が繰り返される。
【0032】このように本発明はOFF電流を平均的に
低減できる効果も有するものであるが、加えて、OFF
電流の大きなスイッチング素子(不良スイッチング素
子)の発生確率を激減させることもできる。例えば、図
1(A)において、TFT(103)もしくは(10
4)のいずれか一方が非常にOFF電流の大きなもので
あったとしても、他方が正常なものであることにより、
全体として、OFF電流抑制の効果を示すためである。
すなわち、TFT(103)と(104)が2つともO
FF電流の大きな不良である確率は非常に小さい。この
結果、スイッチング素子のOFF電流はTFTの99%
を1pA以下、99.99%を10pA以下とすること
ができ、画像に障害を生じる100pA以上のスイッチ
ング素子の発生確率は1ppm以下とすることができ
た。
【0033】なお、TFT(103)、(104)のチ
ャネルにLDD領域またはオフセット領域を入れると、
それらの領域はドレイン抵抗・ソース抵抗となるため、
ドレイン接合の電界強度を緩和させ、さらにOFF電流
を減少させることができることは言うまでもない。特に
画素電極側のTFTのチャネルの両端にLDD(低濃度
不純物)領域やオフセット領域を形成すると有効であ
る。
【0034】図1(A)の例では、中央のTFTはその
両端のTFTと同じ導電型(この場合はNチャネル型)
であったが、図1(B)のように、逆導電型(すなわ
ち、Pチャネル型)としてもよい。ただし、その場合に
は中央のTFT(115)のゲート電極に印加する信号
は、図1(A)の場合と逆になる。(図1(B))
【0035】また、より多くのTFTを接続して、図1
(C)に示すような回路を構成してもよい。この場合に
はOFF電流低減の効果がさらに大きくなる。もっと
も、図1(C)の場合には全部でTFTを5つ使用して
いるが、TFTを7個、9個と使用してもOFF電流低
減の効果はそれほど増大しない。回路構成等を考慮する
とTFTを5つ以下とすることが好ましい。
【0036】
【実施例】
〔実施例1〕本実施例は図1(A)で示した回路の作製
工程に関するものである。本実施例では、ゲート電極を
陽極酸化することにより、オフセットゲートを構成し、
より一層、OFF電流を低減することを特色とする。な
お、ゲート電極を陽極酸化する技術は特開平5−267
667に開示されている。
【0037】図4の(A)〜(D)に本実施例の工程を
示す。まず、基板(401)(コーニング7059、1
00mm×100mm)上に、下地膜として酸化珪素膜
(402)を1000〜5000Å、例えば、3000
Åに成膜した。この酸化珪素膜の成膜には、TEOSを
プラズマCVD法によって分解・堆積して成膜した。こ
の工程はスパッタ法によっておこなってもよい。
【0038】その後、プラズマCVD法やLPCVD法
によってアモルファスシリコン膜を300〜1500
Å、例えば、500Å堆積し、熱アニール法により結晶
化せしめた。その際には、特開平6−144204に開
示された技術にしたがって、触媒元素としてニッケルを
微量添加して結晶化をおこなった。ニッケルの添加方法
としては、薄い酸化珪素膜を形成したアモルファスシリ
コン膜上に1ppmの酢酸ニッケル水溶液を塗布・乾燥
させた。その後、これを550℃の雰囲気に4時間放置
した。
【0039】なお、上記の熱アニール工程後に、レーザ
ー照射等の光アニールを追加して、さらに結晶性を向上
させてもよい。そして、このように結晶化させたシリコ
ン膜をエッチングして、島状領域(403)を形成し
た。さらに、この上にゲート絶縁膜(404)を形成し
た。ここでは、プラズマCVD法によって厚さ700〜
1500Å、例えば、1200Åの酸化珪素膜を形成し
た。この工程はスパッタ法によっておこなってもよい。
【0040】その後、厚さ1000Å〜3μm、例え
ば、5000Åのアルミニウム(1wt%のSi、もし
くは0.1〜0.3wt%のScを含む)膜をスパッタ
法によって形成して、これをエッチングしてゲート電極
(405)、(406)、(407)を形成した。(図
4(A))
【0041】そして、ゲート電極に電解溶液中で電流を
通じて陽極酸化し、厚さ500〜2500Å、例えば、
2000Åの陽極酸化物を形成した。用いた電解溶液
は、L−酒石酸をエチレングリコールに5%の濃度に希
釈し、アンモニアを用いてpHを7.0±0.2に調整
したものである。その溶液中に基板を浸し、定電流源の
+側を基板上のゲイト電極に接続し、−側には白金の電
極を接続して20mAの定電流状態で電圧を印加し、1
50Vに達するまで酸化を継続した。さらに、150V
の定電圧状態で、電流が0.1mA以下になるまで酸化
を継続した。この結果、厚さ2000Åの酸化アルミニ
ウム被膜(408)、(409)、(410)が得られ
た。
【0042】その後、イオンドーピング法によって、島
状領域(403)に、ゲート電極部(すなわち、ゲート
電極とその周囲の陽極酸化物被膜)をマスクとして自己
整合的に不純物(ここでは燐)を注入し、N型不純物領
域を形成した。ここで、ドーピングガスとしてはフォス
フィン(PH3 )を用いた。この場合のドーズ量は1×
1014〜5×1015原子/cm2 、加速電圧は60〜9
0kV、例えば、ドーズ量を1×1015原子/cm2
加速電圧は80kVとした。この結果、N型不純物領域
(411)〜(414)が形成された。この段階で素子
を上面から見た様子は図1(D)に示される。(図4
(B))
【0043】さらに、KrFエキシマーレーザー(波長
248nm、パルス幅20nsec)を照射して、ドー
ピングされた不純物領域(411)〜(414)の活性
化をおこなった。レーザーのエネルギー密度は200〜
400mJ/cm2 、好ましくは250〜300mJ/
cm2 が適当であった。この工程は熱アニールによって
おこなってもよい。特に触媒元素(ニッケル)を含有し
ており、通常の場合に比較して低温の熱アニールで活性
化できる(特開平6−267989)。このようにして
N型不純物領域が形成されたのであるが、本実施例で
は、陽極酸化物の厚さ分だけ不純物領域がゲート電極か
ら遠い、いわゆるオフセットゲートとなっていることが
わかる。
【0044】次に、層間絶縁膜として、プラズマCVD
法によって酸化珪素膜(415)を厚さ5000Åに成
膜した。このとき、原料ガスにTEOSと酸素を用い
た。そして、層間絶縁膜(415)、ゲート絶縁膜(4
04)のエッチングをおこない、N型不純物領域(41
1)にコンタクトホールを形成した。その後、アルミニ
ウム膜をスパッタ法によって形成し、エッチングしてソ
ース電極・配線(416)を形成した。これは画像信号
線の延長である。(図4(C))
【0045】その後、パッシベーション膜(417)を
形成した。ここでは、NH3 /SiH4 /H2 混合ガス
を用いたプラズマCVD法によって窒化珪素膜を200
0〜8000Å、例えば、4000Åの膜厚に成膜し
て、パッシベーション膜とした。そして、パッシベーシ
ョン膜(417)、層間絶縁膜(415)、ゲート絶縁
膜(404)のエッチングをおこない、N型不純物領域
(414)に画素電極のコンタクトホールを形成した。
そして、インディウム錫酸化物(ITO)被膜をスパッ
タ法によって成膜し、これをエッチングして画素電極
(418)を形成した。
【0046】このようにして、3つの直列したTFT
(421)、(420)、(422)が形成できた。こ
のうち、ゲート電極(406)は、ゲート信号線より信
号を供給し、また、ゲート電極(405)、(407)
は行選択信号線より信号を供給して用いる。(図4
(D))
【0047】なお、図4(E)のように、パッシベーシ
ョン膜(417)および層間絶縁物(418)、ゲート
絶縁膜(404)をエッチングして、N型不純物領域
(414)に画素電極のコンタクトホールを形成する際
に、同時にゲート電極(406)上にもコンタクトホー
ルを形成してもよい。陽極酸化物(酸化アルミニウム)
は酸化珪素をエッチングするフッ酸系のエッチャントで
はエッチング速度が極めて小さいので、実質的に陽極酸
化物(409)でエッチングは停止する。
【0048】そして、このようにして形成されたホール
を覆って、画素電極(418)を形成すると、画素電極
(418)は陽極酸化物被膜(409)を挟んで、ゲー
ト電極(406)と対向し、容量(419)を形成でき
る。この容量は、図1(A)における補助容量(10
8)に相当するもので、画素電極の不透明部分を増加さ
せることなく(すなわち、開口率を低下させずに)、容
量を付加することができる。(図4(E))
【0049】〔実施例2〕図5に本実施例の工程を示
す。まず、基板(501)上に、下地酸化珪素膜(50
2)(厚さ2000Å)を堆積し、実施例1と同様に触
媒元素としてニッケルを使用して、550℃、4時間の
熱アニールによって結晶化させた結晶性シリコン膜によ
って島状領域(503)を形成した。さらに、この上に
ゲート絶縁膜(504)を形成した。
【0050】その後、厚さ、5000Åのアルミニウム
膜をスパッタ法によって形成した。さらに、後の多孔質
陽極酸化物被膜形成工程におけるフォトレジストとの密
着性の改善のために、アルミニウム膜表面に厚さ100
〜400Åの薄い陽極酸化膜を形成してもよい。その
後、スピンコーティング法によって厚さ1μm程度のフ
ォトレジストを形成した。そして、公知のフォトリソグ
ラフィー法によって、ゲート電極(505)、(50
6)、(507)をエッチングにより形成した。ゲート
電極上には、フォトレジストのマスク(508)、(5
09)、(510)を残存させた。(図5(A))
【0051】次に、基板を10%シュウ酸水溶液に浸
し、定電流源の+側を基板上のゲイト電極(505)、
(507)に接続し、−側には白金の電極を接続して陽
極酸化をおこなった。この技術は特開平6−33861
2に開示されている。すなわち、5〜50V、例えば、
8Vの定電圧で、10〜500分、例えば、200分陽
極酸化をおこなうことによって、厚さ5000Åの多孔
質の陽極酸化物(511)、(512)をゲート電極
(505)、(507)の側面に形成した。得られた陽
極酸化物は多孔質であった。ゲート電極の上面には、マ
スク材(508)、(510)が存在するために陽極酸
化はほとんど進行しなかった。また、ゲート電極(50
6)には電流を通じなかったので、陽極酸化物は形成さ
れなかった。(図5(B))
【0052】その後、マスク材を除去してゲイト電極上
面を露出させた。そして、実施例1と同様にL−酒石酸
をエチレングリコールに5%の濃度に希釈し、アンモニ
アを用いてpHを7.0±0.2に調整した電解溶液中
でゲート電極(505)、(506)、(507)に電
流を通じて陽極酸化し、厚さ500〜2500Å、例え
ば、2000Åの陽極酸化物を形成した。この結果、厚
さ2000Åの緻密な酸化アルミニウム被膜(51
3)、(514)、(515)が得られた。
【0053】その後、イオンドーピング法によって、島
状シリコン領域(503)に、ゲイト電極部をマスクと
して自己整合的に不純物(ここでは硼素)を注入し、P
型不純物領域を形成した。ここで、ドーピングガスとし
てはジボラン(B2 6 )を用いた。この場合のドーズ
量は1×1014〜5×1015原子/cm2 、加速電圧は
40〜90kV、例えば、ドーズ量を1×1015
-2、加速電圧は65kVとした。この結果、P型不純
物領域(516)〜(519)が形成された。(図5
(C))
【0054】さらに、KrFエキシマーレーザー(波長
248nm、パルス幅20nsec)を照射して、ドー
ピングされた不純物領域(516)〜(519)の活性
化をおこなった。実施例1においても記述したが、この
工程は熱アニールによるものでもよい。次に、層間絶縁
膜として、プラズマCVD法によって酸化珪素膜(52
0)を厚さ3000Åに成膜した。さらに、層間絶縁膜
(520)、ゲイト絶縁膜(504)のエッチングをお
こない、P型不純物領域(516)にコンタクトホール
を形成した。その後、アルミニウム膜をスパッタ法によ
って形成し、エッチングして画像信号線(521)を形
成した。(図5(D))
【0055】その後、パッシベーション膜(522)を
形成し、パッシベション膜(522)、層間絶縁膜(5
20)、ゲイト絶縁膜(504)のエッチングをおこな
い、陽極酸化物被膜(514)上に開孔部を、また、P
型不純物領域(519)に画素電極のコンタクトホール
を形成した。そして、スパッタ法によってITOを成膜
したのち、これをエッチングして画素電極(523)を
形成した。画素電極(523)は、図4(E)と同様に
陽極酸化物被膜(514)を誘電体としてゲート電極
(506)と対向し、補助容量(524)を形成してい
る。(図5(E))
【0056】以上のような工程により、Pチャネル型薄
膜トランジスタ(526)、(527)、(525)お
よび補助容量(524)を有するアクティブマトリクス
回路のスイッチング素子が形成された。本実施例では、
トランジスタの導電型は逆であるが、図1(A)に示さ
れる回路と同じである。本実施例ではOFF電流を抑制
する必要のある薄膜トランジスタ(526)、(52
7)に関しては、実施例2の場合によりもオフセット幅
を広くした。一方、MOS容量ではオフセットの存在は
不要であるので、オフセットを小さくした。
【0057】〔実施例3〕 図6には、本発明を用いて
回路を形成する様子を示した。具体的なプロセスについ
ては、公知技術(もしくは実施例1、2に示される技
術)を用いればよいので、ここでは詳述しない。まず、
実施例1に示される手段によって、触媒元素を用いてア
モルファスシリコン膜を結晶化せしめ、これをエッチン
グして、概略U字型(もしくはコの字型あるいは馬蹄
型)の半導体領域(活性層)(601)〜(604)を
形成した。ここで、活性層(601)を基準とした場
合、活性層(602)は当列次行、活性層(603)は
次列当行、活性層(604)は次列次行を意味する。
(図6(A))
【0058】その後、ゲート絶縁膜(図示せず)を形成
し、さらに、同一被膜をエッチングすることにより、行
選択信号線(605)、(606)および、ゲート信号
線(607)、(608)を形成した。ここで、行選択
信号線およびゲート信号線と活性層の位置関係について
は図3と同様とした。(図6(B)) そして、活性層にドーピングをおこなった後、各活性層
の左端にコンタクトホール(例えば、(611)に示さ
れる)を形成し、さらに、画像信号線(609)、(6
10)を形成した。(図6(C))
【0059】その後、行選択信号線と画像択信号線によ
って囲まれた領域に画素電極(612)、(613)を
形成した。このようにして、ゲート信号線(607)と
活性層(601)においてTFT(614)が形成され
たのであるが、このとき、ゲート信号線(607)は当
該行の画素電極(613)とは重ならず、1行上の画素
電極(612)と重なるように配置した。すなわち、画
素電極(613)にしてみれば、1行下のゲート信号線
(608)が画素電極(613)と重なって、容量(6
15)を形成した。ゲート信号線(607)、(60
8)には行選択信号線と同期したパルス信号が供給され
るが、ほとんどの時間は一定の電圧に保持される(図2
(B)参照)ので、ゲート信号線と画素電極の間には静
電容量が形成される。(図6(D))
【0060】このように、ゲート信号線を当該行の1行
上(もしくは下)の画素電極と重ねる配置を取ることに
よって、図6(E)に示すような回路が構成されたが、
容量(615)は図1(A)の容量(108)に相当す
るものであり、実質的に開口率を低下させずに、容量を
付加することができ、回路の集積度を向上させる上で有
効であった。ちなみに、図6(F)には、同じ間隔で行
選択信号線、画像信号線で囲まれた領域に形成された従
来の単位画素(図7(A)参照)を示したが、補助容量
(205)によって、遮られる領域は本実施例(図6
(D))と同じであり、本実施例では、半導体領域(6
01)が、ほとんど行選択信号線(605)、(60
7)で覆われた構造となっているため、開口率を減少さ
せることはない。逆に従来のもの(図6(F))では、
行選択信号線から分かれたゲート電極によって、開口率
の低下が認められる。
【0061】
【発明の効果】以上、本発明に示したように、複数のT
FTを適切に接続することにより、液晶セルの電圧降下
を抑制することができた。本発明は、より高度な画像表
示が要求される用途において効果的である。すなわち、
256階調以上の極めて微妙な濃淡を表現する場合には
液晶セルの放電は1フレームの間に1%以下に抑えられ
ることが必要である。従来の方式はいずれもこの目的に
は適したものではなかった。
【0062】なお、以上の説明では、液晶ディスプレー
を中心に説明したが、本発明のアクティブマトリクス回
路は、何も液晶ディスプレーに限定されることはなく、
エレクトロルミネッセンス(EL)を利用したディスプ
レーやプラズマ発光を利用したディスプレー(プラズマ
ディスプレー=PDP)においても、電圧の保持が必要
とされるので、これらにも利用できることは明白であ
る。このように本発明は工業上有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるアクティブマトリクス回路のス
イッチング素子の例を示す。
【図2】 本発明のアクティブマトリクス回路のスイッ
チング素子の回路図・動作例を示す。
【図3】 本発明のアクティブマトリクス回路のスイッ
チング素子の半導体領域およびゲートの配置例を示す。
【図4】 実施例1におけるアクティブマトリクス回路
のスイッチング素子の製造工程を示す。
【図5】 実施例2におけるアクティブマトリクス回路
のスイッチング素子の製造工程を示す。
【図6】 実施例3におけるアクティブマトリクス回路
のスイッチング素子の製造工程を示す。
【図7】 従来のアクティブマトリクス回路のスイッチ
ング素子の回路図・動作例を示す。
【符号の説明】
101 ・・・・画像信号線 102 ・・・・行選択信号線 103〜105・・・・薄膜トランジスタ(Nチャネル
型) 106 ・・・・画素セル 107 ・・・・ゲート信号線 108 ・・・・補助容量 111 ・・・・画像信号線 112 ・・・・行選択信号線 113、114・・・・薄膜トランジスタ(Nチャネル
型) 115 ・・・・薄膜トランジスタ(Pチャネル
型) 116 ・・・・画素セル 117 ・・・・ゲート信号線 118 ・・・・補助容量 121 ・・・・画像信号線 122 ・・・・行選択信号線 123〜127・・・・薄膜トランジスタ(Nチャネル
型) 128 ・・・・画素セル 129 ・・・・ゲート信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−216386(JP,A) 特開 平2−223913(JP,A) 特開 昭63−151083(JP,A) 特開 昭59−119322(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/786 H01L 21/336 G02F 1/133 G02F 1/1368 G09F 9/30 H01L 27/12

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画素電極と画像信号線と行選択信号線とを
    有するアクティブマトリクス表示装置において、 1個の前記画素電極に対して少なくとも3個の薄膜トラ
    ンジスタが直列に接続され、前記直列接続された薄膜トランジスタのうち両端の一方
    は前記画素電極に、他方は前記画像信号線に接続され、
    前記画像信号線および前記画素電極に接続された少なく
    とも2個の薄膜トランジスタが、前記行選択信号線によ
    って制御され、 前記直列接続された薄膜トランジスタのうち前記画像信
    号線および前記画素電極に接続されたものを除く少なく
    とも1個の薄膜トランジスタが、前記行選択信号線とは
    独立な信号を供給するゲート信号線によって制御され、 前記ゲート信号線により制御される薄膜トランジスタを
    ONした後、前記行選択信号線により制御される薄膜ト
    ランジスタをONし、かつ前記行選択信号線により制御
    される薄膜トランジスタをOFFした後、前記ゲート信
    号線により制御される薄膜トランジスタをOFFするこ
    とを特徴とするアクティブマトリクス表示装置。
  2. 【請求項2】請求項において、前記画素電極に接続さ
    れた薄膜トランジスタのチャネル部分の両端には、LD
    D領域が設けられていることを特徴とするアクティブマ
    トリクス表示装置。
  3. 【請求項3】請求項において、前記画素電極に接続さ
    れた薄膜トランジスタのチャネル部分の両端には、オフ
    セット領域が設けられていることを特徴とするアクティ
    ブマトリクス表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至のいずれか一において、前
    記薄膜トランジスタの活性層は結晶化を促進する元素に
    よって結晶化され、前記元素を1×1015〜1×1019
    原子/cm3の濃度で含有していることを特徴とするア
    クティブマトリクス表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至のいずれか一において、
    記少なくとも3個の薄膜トランジスタの活性層は1つの
    半導体被膜でなり、前記半導体被膜の形状はU字型、コ
    の字型または馬蹄型であり、前記半導体被膜は前記行選
    択信号線と少なくとも2か所で重なるとともに、前記ゲ
    ート信号線と少なくとも1か所で重なることを特徴とす
    るアクティブマトリクス表示装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至のいずれか一において、前
    記ゲート信号線は前記行選択信号線と平行に、かつ前記
    行選択信号線の間に配置されていることを特徴とするア
    クティブマトリクス表示装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至のいずれか一において、前
    記ゲート信号線は当該行の画素電極とは重ならず、当該
    行に隣接する行の画素電極と重なることを特徴とするア
    クティブマトリクス表示装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至のいずれか一において、前
    記行選択信号線はアルミニウムを主成分とする材料でな
    り、前記行選択信号線の側面および上面が陽極酸化物で
    被覆されていることを特徴とするアクティブマトリクス
    表示装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれか一に記載のアク
    ティブマトリクス表示装置は、液晶表示装置であること
    を特徴とするアクティブマトリクス表示装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至8のいずれか一に記載のア
    クティブマトリクス表示装置は、エレクトロルミネッセ
    ンス表示装置であることを特徴とするアクティブマトリ
    クス表示装置。
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