JP3485617B2 - クレーンブームセグメントおよびクレーンブームセグメントの重ね合わせ方法 - Google Patents

クレーンブームセグメントおよびクレーンブームセグメントの重ね合わせ方法

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JP3485617B2 JP01286794A JP1286794A JP3485617B2 JP 3485617 B2 JP3485617 B2 JP 3485617B2 JP 01286794 A JP01286794 A JP 01286794A JP 1286794 A JP1286794 A JP 1286794A JP 3485617 B2 JP3485617 B2 JP 3485617B2
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マニタウォック クレイン カンパニーズ インコーポレイテッド
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/62Constructional features or details
    • B66C23/64Jibs
    • B66C23/70Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広くは荷重持上げクレ
ーンの分野に関し、より詳しくは、このようなクレーン
のクレーンブームセグメントに関する。
【0002】
【従来の技術】クレーンブームの長さおよびポスト強度
(column strength)は、リフト条件に基づいて変えられ
る。例えば、クレーンブームの長さは、クレーンと持ち
上げるべき物体との間の距離、および、物体と該物体を
移動させるべき高さすなわち位置との間の距離に基づい
て定められる。また、クレーンブームに要求されるポス
ト強度は、持ち上げるべき荷重に比例して増大する。ブ
ームのポスト強度は、弦材に使用される材料の断面積
と、該材料の強度と、ポストの中心線からのこれらの弦
材の距離との良く知られた関数である。弦材に使用され
る材料の量(従って、ブームの重量)を増大させること
なくブームのポスト強度を増大させる1つの方法は、ブ
ームの中心線からの弦材の間隔を拡大することである。
しかしながら、これは、ブームセクションの全幅および
/または全高を増大させる。寸法の大きなクレーンブー
ムセクションには輸送可能性の問題が生じる。いずれか
の寸法が大きすぎると、サイズ的制限のため、道路およ
び鉄道等に沿ってクレーンブームセグメントを輸送する
ことはできず、海上を行く船舶でも効率的に輸送するこ
とはできない。かくして、寸法の大きなクレーンブーム
を作業現場まで移動させる場合に困難が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決するた
めに3つのアプローチがなされているけれども、いずれ
のアプローチにも明らかな欠点がある。Neil F. Lampso
n, Inc. により実施されている第1のアプローチは、各
クレーンブームセグメントの個々の部品を特定の作業現
場に輸送して、クレーンブームセグメントを現場で組み
立てることからなる。より詳しくは、Lampson 社の方法
は、クレーンブームセグメントの弦材を現場で位置決め
し、次に、各クレーンブームセグメントのレーシング部
材をこれらの弦材にボルト止めする。クレーンブームセ
グメントが組み立てられたならば、これらの端と端とを
連結してクレーンブームを形成する。このアプローチ
は、時間を要し且つ労働集約的な組立て作業を必要とす
る。Mannesmann Demag Baumaschinen 社により使用され
ていると考えられる第2のアプローチは、輸送可能な充
分に小さな寸法をもつクレーンブームセグメントを用い
るものであるが、非常に厚い壁をもつ弦材が形成され
る。全体的に小さな寸法であればクレーンブームセグメ
ントを容易に輸送できるけれども、重量が増大するとク
レーンブームが重くなり、したがって、効率の悪いポス
ト部材になってしまう。
【0004】最後のアプローチは、充分な個数のクレー
ンブームセグメントを作業現場に輸送して、2つ以上の
クレーンブームを形成するものである。次に、別々のク
レーンブームを互いに関連させて並べ、必要な仕事を完
了する。このアプローチは、多数のクレーンブームを組
み立てる必要があり、さらに、クレーンブームを別々の
ユニットではなく1ユニットとして使用できるように適
合させる必要があるという欠点を有する。本発明は、ク
レーンブームセグメントの輸送に必要な荷重の個数を増
大させ且つ作業現場での個々のクレーンブームセグメン
ト又はクレーンブームの困難且つ時間を要する組立て作
業が必要な、大きく重い弦材の好ましくない使用をする
ことなく、寸法の大きなクレーンブームセグメントの輸
送可能性の問題を解決する。
【0005】
【発明の構成および作用】本発明の第1の態様は、輸送
のために一体に重ね合わせられる少なくとも第1および
第2セクションに長手方向に分割可能なクレーンブーム
セグメントであって、各セクションが、少なくとも1つ
の弦材と、前記セクションに取り付けられた少なくとも
1つのブラケットと、複数の部分レーシングエレメント
とを備え、各部分レーシングエレメントが、前記少なく
とも1つの弦材に永久的に取り付けられた第1端部およ
び第2端部を有し、第1セクションの複数の部分レーシ
ングエレメントの少なくとも1つの第2端部が、第2セ
クションに取り付けられたブラケットに連結可能であ
り、重ね合わせた形態で両セクションを保持できるクレ
ーンブームセグメントである。本発明の第2の態様は、
輸送のために一体に重ね合わせられる2つのセクション
に長手方向に分割可能なクレーンブームセグメントであ
って、各セクションが、少なくとも2つの弦材と、該少
なくとも2つの弦材の各々に取り付けられた少なくとも
2つのブラケットと、複数の部分レーシングエレメント
とを備え、各部分レーシングエレメントが、前記少なく
とも2つの弦材に永久的に取り付けられた第1端部と、
他方のセクションの弦材に取り付けられた少なくとも1
つのブラケットに連結可能な第2端部とを有するクレー
ンブームセグメントである。
【0006】本発明の第3の態様は、輸送のために長手
方向に分割可能なクレーンブームセグメントのセクショ
ンを重ね合わせる方法であって、少なくとも2つのセク
ションに長手方向に分割可能なクレーンブームセグメン
トを設けるステップを備え、各セクションが少なくとも
1つの弦材および複数の部分レーシングエレメントを備
え、各部分レーシングエレメントが、少なくとも1つの
弦材に永久的に取り付けられた第1端部および第2端部
を有し、さらに、少なくとも2つのセクションを重ね合
わせた形態に配置し、少なくとも2つのセクションを連
結するステップを備えたクレーンブームセグメントの重
ね合わせ方法である。本発明の第4の態様は、輸送のた
めに長手方向に分割可能なクレーンブームセグメントの
セクションを重ね合わせる方法であって、少なくとも2
つのセクションに長手方向に分割可能なクレーンブーム
セグメントを設けるステップを備え、各セクションが少
なくとも1つの弦材と、少なくとも1つの弦材に取り付
けられた少なくとも1つのブラケットと、複数の部分レ
ーシングエレメントとを備えており、各部分レーシング
エレメントが、少なくとも1つの弦材に永久的に取り付
けられた第1端部と、少なくとも2つのセクションのう
ちの他方のセクションの弦材に取り付けられた複数の部
分レーシングエレメントの1つ以上の対応する端部に連
結された第2端部とを有し、さらに、複数の部分レーシ
ングエレメントの各々の第2端部を、少なくとも2つの
セクションのうちの他方のセクションの複数の部分レー
シングエレメントの1つ以上の対応する端部から分離
し、少なくとも2つのセクションの各々の複数の部分レ
ーシングエレメントの各々の第2端部が移動されて、少
なくとも2つのセクションのうちの他方のセクションの
各々の少なくとも1つの弦材に取り付けられた少なくと
も1つのブラケットと接触するまで、少なくとも2つの
セクションのうちの一方のセクションを他方のセクショ
ンに対して並進させ、少なくとも2つのセクションの各
々の複数の部分レーシングエレメントの第2端部が、少
なくとも2つのセクションのうちの他方のセクションの
少なくとも1つの弦材に取り付けられた少なくとも1つ
のブラケットと接触するまで、少なくとも2つのセクシ
ョンのうちの一方のセクションを他方のセクションに向
かって移動させ、少なくとも2つのセクションの各々の
複数の部分レーシングエレメントの第2端部を、少なく
とも2つのセクションのうちの他方の少なくとも1つの
ブラケットに連結するステップを備えたクレーンブーム
セグメントの重ね合わせ方法である。
【0007】本発明のクレーンブームセグメントは、多
数のセクションに容易に分解できるという長所を有す
る。ブームセグメントのセクションは、容易に重ね合わ
せられ且つ連結されて、作業現場から作業現場へと道
路、鉄道、海上を行く船舶等で輸送できる。ブームセグ
メントセクションの重ね合わせができるため、クレーン
ブームセグメントの幅および体積の両方を大幅に減少で
き、これにより、たとえば、クレーンブームセグメント
の輸送に要する輸送トレーラの積荷数およびクレーンブ
ームセグメントの輸送に要するスペースの大きさを減少
することが可能となる。本発明自体および本発明の他の
長所は、添付図面に関連して述べる以下の詳細な説明を
参照することにより理解されるであろう。
【0008】
【実施例】図1に示すように、クレーン10は、マスト
14と、ブーム18と、ジブ22と、ストラット26と
を有している。マスト14、ブーム18、ジブ22およ
びストラット26の各々は、それぞれのクレーン部材を
形成すべく端と端とが連結される個々のセグメントから
なる。本発明のクレーンブームセグメント30、31、
32、33などはクレーンブーム18に関連して全体的
に説明するけれども、本発明は、図1に示すマスト1
4、ジブ22およびストラット26を含む他の同形式の
クレーン部材にも適用されることを理解すべきである。
図2ないし図4に最も良く示すように、クレーンブーム
セグメント30は好ましくは弦材34と、端コネクタ3
5と、永久レーシングエレメント36と、部分レーシン
グエレメント38とを有し、該部分レーシングエレメン
ト38の幾つかは傾斜部分レーシングエレメント37で
ある。弦材34は、クレーンブーム18の主要な荷重支
持部材であり、その一方、レーシングエレメント36お
よび部分レーシングエレメント37、38は、クレーン
ブーム18に構造的剛性を付加し且つ弦材34をこれら
の正しい間隔関係に維持すべく機能する。端コネクタ3
5は、ここに援用する米国特許出願第07/736,029号に開
示されているように、ブームセグメント30、31、3
2などを迅速に連結できる形状を有するのが好ましい。
【0009】図4に最も良く示すように、弦材34は、
矩形断面をもつクレーンブームセグメント30のコーナ
に配置されている。レーシングエレメント36は、その
両端が弦材34に固定されている。部分レーシングエレ
メント37、38は、その一端が1つの弦材34に連結
され、その他端が結合コネクタ46を介して他方の部分
レーシングエレメント37、38に連結されている。図
2および図3では、部分レーシングエレメント37が切
断して示されている。これは、部分レーシングエレメン
ト37が傾斜しており、これらの図面に示すレーシング
エレメント36および部分レーシングエレメント38の
平面内にはないからである。クレーンブームセグメント
30の高さおよび幅が、クレーンブームセグメント30
を1ユニットとして輸送できないサイズである場合に
は、本発明によれば、クレーンブームセグメント30を
複数のブームセグメントセクションに容易に分解して作
業現場に輸送し、ここで再び組み立てることができる。
本発明の好ましい実施例では、図2および図4に最も良
く示すように、クレーンブームセグメント30は、破線
43に沿って長手方向に2つのブームセグメントセクシ
ョン42、44に分割される。しかしながら、本発明
は、クレーンブームセグメント30を長手方向に分割し
て任意の適当な個数のブームセグメントセクションにす
るのに用いることができる。
【0010】好ましい実施例では、結合コネクタ46
は、以下に詳述するように、2つの結合エレメントで作
られたテーパ付き鳩尾状コネクタ50を備えている。し
かしながら、別の構成として、結合コネクタ46を普通
(非テーパ状)の鳩尾状コネクタ、又はボルト止めフラ
ンジ(図示せず)を含む任意の他の適当な形式のコネク
タで形成することができる。以下の段落では2つの鳩尾
状コネクタ50のみを説明する。しかしながら、図2お
よび図4に示すように、本発明のクレーンブームセグメ
ント30は、上下の平行平面に沿って配置された複数の
鳩尾状コネクタ50を有していることを理解すべきであ
る。より詳しくは、図2は、ブームセグメント30の水
平頂平面に沿う3つの鳩尾状コネクタ50を示し、図2
のブームセグメント30の端面図である図4は、上下の
鳩尾状コネクタ50を示している。かくして、25フィ
ート(約7.6 m)のクレーンブームセグメント30の好ま
しい実施例は、全部で6つの鳩尾状コネクタ50を有し
ている。クレーンブームセグメント30の長さがより長
い場合或いはより短い場合には、より多くの或いはより
少ない鳩尾状コネクタ50が必要であることは明らかで
ある。
【0011】好ましい実施例の鳩尾状コネクタ50は、
部分レーシングエレメント37、38の端部に配置され
る。両ブームセグメントセクション42、44の部分レ
ーシングエレメント37、38は、クレーンブームセグ
メント30を形成すべく連結される。図2に示すよう
に、好ましい実施例では2つの形式の連結パターン、す
なわち、Kパターン連結部54およびXパターン連結部
58が形成される。レーシングエレメント38の幾何学
的形状は各連結パターン形式で異なっているけれども、
鳩尾状コネクタ50は同一である。本発明の別の実施例
では、Kパターン連結部54およびXパターン連結部5
8以外の連結パターンを使用できる。図5は、Kパター
ン連結部54の拡大図である。Kパターン連結部54
は、2つの結合エレメント、すなわち、雄形部材62お
よび雌形部材66を備えた鳩尾状コネクタ50を有して
いる。また、コネクタ50は、雄形部材62および雌形
部材66の背部に連結されたプレート部材70を有して
いる。部分レーシングエレメント38はプレート部材7
0に取り付けられる。好ましくは、プレート部材70は
鳩尾状コネクタ50の雄形部材62および雌形部材66
に溶接され、部分レーシングエレメント38はプレート
部材70に溶接される。しかしながら、別の構成とし
て、レーシングエレメント38を任意の適当な方法で鳩
尾状コネクタ50に連結できる。プレート部材70は、
鳩尾状コネクタ50を機械加工する前に、鳩尾状コネク
タ50の雄形部材62および雌形部材66に溶接するの
が好ましい。これにより、先ず雄形部材62および雌形
部材66を機械加工し、その後にプレート部材70に溶
接する場合に生じるであろう雄形部材62および雌形部
材66の歪みを回避できる。
【0012】図7は、Xパターン連結部58の拡大図で
ある。Xパターン連結部58は、プレート部材70に沿
うレーシングエレメント38の位置が異なっている点を
除き、上記Kパターン連結部54と同じである。図6
は、Kパターン連結部54の側面図である。この図は、
図4の頂部で示した鳩尾状コネクタ50の側面図に対応
している。図4のクレーンブームセグメント30の端面
図に示すように、両セグメントセクション42、44
は、これらの両セクション42、44の間の境界部に配
置された垂直レーシングエレメント74を有している。
垂直レーシングエレメント74は、ブームセグメント3
0の上下の鳩尾状コネクタ50の間で全体に亘ってほぼ
延びている。好ましい実施例では、垂直レーシングエレ
メント74は、上方の鳩尾状コネクタ50に直接連結さ
れているけれども、下方の鳩尾状コネクタ50自体には
直接連結されてはおらず、傾斜レーシングエレメント3
7に連結されている(図4および図9参照)。本発明の
好ましい実施例では、図4に示すように、隣接する2つ
の垂直レーシングエレメント74のうちの一方は長さ調
節可能部材86である。かくして、図4には、長さ調節
可能な間隔部材86および剛体レーシングエレメント9
0が示されている。剛体レーシングエレメント90は、
図4の右側セグメントセクション42の構造の剛性を高
め、これによりセクション42のレーシングエレメント
38が移動することを防止する。左側のセグメントセク
ション44は長さ調節可能な間隔部材86を有してお
り、該部材86は、セクション44の両側のレーシング
エレメント38が互いに移動できるようにする。この移
動を要する理由は、鳩尾状コネクタ50がいつでも互い
に一列に整列するように、非常に小さな公差で大きなセ
クション42、44を組み立てることが困難なことにあ
る。長さ調節可能な間隔部材86は、左側セクション4
4と右側セクション44とを連結してクレーンブームセ
グメント30を形成するときに、左側セクション44の
レーシングエレメント38と右側セクション42のレー
シングエレメント38とが整合できるようにする。好ま
しくは、図10および図11に最も良く示すように、長
さ調節可能な間隔部材86はターンバックル組立体10
2により調節され、この点については以下に詳述する。
しかしながら、長さ調節可能な間隔部材86には、任意
の適当な調節手段を設けることができる。
【0013】各クレーンブームセグメント30のセクシ
ョン42、44を互いに専用的に使用すること、すなわ
ち、別のブームセグメント30のセクション42(又は
44)との互換性がないものを考えることができる。こ
のように構成した場合には、互いに結合されるセクショ
ン42、44のレーシングエレメント38を整合させる
のに、長さ調節可能な間隔部材86は1回だけ調節すれ
ばよい。1回調節した後に、結合セクション42のレー
シングエレメント38は、クレーンブームセグメント3
0の多数回の組立ておよび分解を行っても、セクション
44のレーシングエレメント38と整合した状態に維持
されるであろう。しかしながら、いかなる理由にせよ、
セグメントセクション42或いは44が互換或いは置換
される場合には、長さ調節可能な間隔部材86によって
結合セクション42、44のレーシングエレメント38
が容易且つ迅速に整合される。結合セクション42或い
は44のうちの一方のみに長さ調節可能な間隔部材86
を設けるのが好ましいけれども、別の実施例では、両方
の結合セクション42、44に長さ調節可能な間隔部材
86を設けることができ、或いはセクション42、44
の組立てに際し、レーシングエレメントとして他の長さ
調節可能部材を使用できる。レーシングエレメント38
間の距離は、長さ調節可能な間隔部材86によって任意
の適当な距離だけ調節できるけれども、この調節は、小
さな公差距離(すなわち±0.25インチ(±約6.4 mm))
に制限するのが好ましい。
【0014】図6に最も良く示すように、長さ調節可能
な間隔部材86の上端部は、上方の鳩尾状コネクタ50
に枢着されている。この枢着により、もしも長さ調節可
能な間隔部材86を上方の鳩尾状コネクタ50に溶接又
は同様な方法により固定したならば生じるであろう機械
的応力を発生させることなく、上方のレーシングエレメ
ント38を角度的に変位させることができる。図8およ
び図9は、図4の下方の鳩尾状コネクタ50の、それぞ
れ平面図および側面図である。図9に最も良く示すよう
に、長さ調節可能な間隔部材86は、傾斜レーシングエ
レメント37に取り付けられたフランジ110に枢着さ
れている。剛体レーシングエレメント90は、第2傾斜
レーシングエレメント37および上方の鳩尾状コネクタ
50(図4)に取り付けられている。剛体レーシングエ
レメント90は、任意の適当な方法で取り付けることが
できる。しかしながら、剛体レーシングエレメント90
は、第2傾斜レーシングエレメント37および上方の鳩
尾状コネクタ50の両方に溶接するのが好ましい。長さ
調節可能な間隔部材86およびこのためのターンバック
ル組立体102が図10および図11に示されている。
ターンバックル組立体102は、左/右ねじロッド12
2と、ターンバックル126と、ターンバックルスリー
ブ130と、ピン134とを有している。ロッド122
は、間隔部材86の内部に溶接されたねじプラグ128
を介して間隔部材86に取り付けられている。ターンバ
ックルスリーブ130および長さ調節可能部材86の下
端部139には、ピン134を受け入れるための貫通孔
138が設けられている。好ましくは、スリーブ130
に互いに垂直な2つの孔138を設け、ターンバックル
組立体102を90°増分毎に調節し且つピン止めでき
るようにする。別の構成として、ターンバックル組立体
102に更に多くの孔138を設け、より正確な調節が
行えるようにすることもできる。
【0015】部材86の長さを調節するには、ピン13
4を取り外す。これにより、スリーブ130を下端部1
39の正方形断面部分からずらして、ターンバックル1
26を回転できるようになる。ターンバックル126を
回転させると、ねじロッド122が、長さ調節可能な間
隔部材86の両端部を互いに引き寄せる(或いは引き離
す)。所望の長さが得られたならば、スリーブ130を
下端部139の正方形断面部分上に戻し、ピン止めす
る。スリーブ130の内部もターンバックル126と係
合できるように正方形断面を有し、これにより、スリー
ブ130をひとたびピン止めしたならば、ターンバック
ル126の回転を防止できる。ピン134は、クレーン
の使用中にスリーブ130が摺動することを防止する。
図12および図13は、Xパターン連結部58の斜視図
である。前述のように、Xパターン連結部58およびK
パターン連結部54の両者に用いる鳩尾状コネクタ50
は同一エレメントであり、連結するレーシングエレメン
ト38の幾何学的形状が異なるのみである。鳩尾状コネ
クタ50は、雄形鳩尾状部材62と、雌形鳩尾状部材6
6と、雄形部材62および雌形部材66の各々の背部に
取り付けられたプレート部材70と、ロックプレート1
40と、ロックボルト152と、キーパプレート144
と、2つのキーパボルト孔146(図13参照)と、2
つのキーパボルト148と、2つのタップ付きジャッキ
孔160とを有している。
【0016】鳩尾状コネクタ50は、雌形鳩尾状部材6
6の下に雄形鳩尾状部材62を位置決めし、次に、両部
材62、66が鳩尾状テーパ156に沿って嵌合するよ
うに雄形部材62を上方に移動させることにより連結さ
れる。雄形部材62をロックプレート140の底部より
僅かに下の位置まで移動させた後、ロックボルト152
を挿入し且つ回転して、両鳩尾状部材62、66を一体
に引き寄せる。好ましくは、雄形鳩尾状部材62の頂部
とロックプレート140との間にテーパ状の小さなギャ
ップ157が形成されるようにし、これにより、経年使
用による鳩尾状部材の磨耗のためにロックボルト152
を締め付けても鳩尾状部材62、66がきつく一体に引
き寄せられなくなることを防止する。次に、キーパボル
ト148により、キーパプレート144を鳩尾状コネク
タ50にボルト止めする。キーパプレート144(図1
4)は、ロックボルト152の六角形頭部の1つの角部
の周囲に嵌合するV形凹部166を有している。キーパ
プレート144の凹部166は、ロックボルト152が
緩むこと、従って鳩尾状コネクタ50が緩むことを防止
する機能を有する。別の構成として、キーパプレート1
44の後縁部158がロックボルト152の頭部に対面
するようにキーパプレート144を反転させた場合に、
後縁部158がロックボルト152の頭部の平坦面と接
触するようにキーパボルト148用の孔の間隔をあけて
設けることができる。このようにすれば、ロックボルト
152を、30°の回転増分毎に固定できる。
【0017】結合セグメントセクション42、44を容
易に連結できるようにするには、一方のセクション42
の全ての鳩尾状部材を同一方向にテーパさせ、且つ相手
セクション44の全ての鳩尾状部材を反対方向にテーパ
させるべきである。鳩尾状コネクタ50を分離させると
き、ジャッキ孔160を用いれば両鳩尾状部材62、6
6を迅速に分離できる。ジャッキボルト(図示せず)又
はロックボルト152を一方(又は両方)のジャッキ孔
160に挿入し、両鳩尾状部材62、66が強制的に引
き離されるまで回転させる。上記したように、本発明を
実施するのに他の適当な形式のコネクタを使用できるけ
れども、好ましい形式のコネクタはテーパ付き状鳩尾状
コネクタ50である。これは、加えられる剪断力、引張
り力および圧縮力に対して鳩尾状継手が優れた抵抗を有
することによる。例えば、好ましい実施例の鳩尾状継手
は、約100,000 lbs (約45t)の引張り力および圧縮
力ならびに約60,000 lbs(約27t)の剪断力に耐え得
るように設計されている。「力耐性(force resistan
t)」なる用語を用いることにより、出願人は、テーパ付
き鳩尾状継手が、雄形鳩尾状部材62および雌形鳩尾状
部材66の面180に沿う圧縮力と、鳩尾状テーパ15
6(図12の矢印A)のオーバーラップ部分に沿う引張
り力と、鳩尾状テーパ156(図12の矢印B)に沿う
剪断力とを支持することを述べる。また、鳩尾状コネク
タ50には、鳩尾状テーパ156の任意の適当な角度を
使用でき、鳩尾状テーパ156は、約15°の面対面テ
ーパA(図13)と、約45°の前後角度Bとを有す
る。15°の鳩尾状テーパ156が好ましい理由は、こ
の角度によれば鳩尾状コネクタ50の自由な分離が可能
なことが分かっているからである。
【0018】本発明のクレーンブームセグメント30
は、ブームセグメントセクション42、44の結合端部
を互いに隣接して位置決めし、次に、(両セクション4
2、44がこれまでに一体化されたことがない場合に
は)各鳩尾状コネクタ50の長さ調節可能な間隔部材8
6を調節して、上下のコネクタの雌形鳩尾状部材66間
の間隔が雄形鳩尾状部材62間の間隔より僅かに小さく
なるようにし、雌形鳩尾状部材66を備えたセグメント
セクション44を相手のセグメントセクション42の雄
形鳩尾状部材62より上方の位置まで持ち上げ、これら
が鳩尾状テーパ156に沿って互いに係合するように雌
形鳩尾状部材66を雄形鳩尾状部材62上に降下させる
ことにより組み立てられる。次に、長さ調節可能な間隔
部材86を調節して上下の両コネクタ50を整合させ、
これにより両セクション42、44のレーシングエレメ
ント38を整合させる。この時点で、ブームセグメント
30の各鳩尾状コネクタ50内にロックボルト152を
挿入して、各鳩尾状コネクタ50の鳩尾状部材62、6
6を所定の位置にロックする。別の方法として、鳩尾状
部材62、66を連結するとき、雄形部材62を雌形部
材66の位置より下方の位置まで降下させ、次に上方に
移動して雌形鳩尾状部材66内に挿入して鳩尾状コネク
タ50を形成することもできる。
【0019】クレーンブームセグメント30は、上述し
た組立て方法の順序を逆に行うことにより、セグメント
セクション42、44に分解できる。もちろん、前に一
体結合されたことがないセクション42、44でなけれ
ば、長さ調節可能な間隔部材86に対する調節は変える
必要がない。図15に示すように、本発明の1つの態様
の別の実施例では、少なくとも3つの弦材34と該弦材
34に連結されたレーシング構造体38とを備えてお
り、各々が自立ポストを構成している個々のクレーンブ
ームセクション30は、一体連結されてより大きなクレ
ーンブームセグメント30を形成することができる。こ
の実施例では、鳩尾状コネクタ50の結合部材62、6
6を、個々のクレーンブームセクション30が連結され
るときに互いに隣接する各ブームセグメント30の結合
面に沿って配置する。前述したように、ブームセクショ
ンを図15に矢印で示す方向に整合し、鳩尾状コネクタ
50の結合部材62、66を連結することができる。ま
た、本発明の鳩尾状コネクタ50は、クレーンブーム1
8の任意の適当な構造エレメントのコネクタとして使用
できる。例えば、鳩尾状コネクタ50は弦材対弦材コネ
クタ(chord-to-chord connector)として使用できる
し、又はレーシング部材を弦材に連結するのにも使用で
きる。
【0020】更に、本発明の好ましい実施例のクレーン
ブームセグメント30は長手方向に半分に分割できるけ
れども、任意の長手方向平面に沿って分割することを考
えることもできる。例えば、クレーンブームセグメント
30は、垂直平面および水平平面に沿って分割すること
もできる。クレーンブームセグメントセクション42、
44は、最初にコネクタを作って該コネクタにレーシン
グエレメント37、38を取り付け、次に、正しい位置
に保持されている弦材34上にレーシングエレメントを
溶接することにより結合対に組み立てるのが好ましい。
図2に示すXパターンのレーシング形態は、レーシング
エレメントの幾何学的形状から、Xパターン連結部58
に作用する荷重のみが剪断荷重になるという長所を有す
る。好ましい実施例では、長さ255フィート(約78
m)、幅18フィート10インチ(約 5.7m)、高さ12フ
ィート11インチ(約 3.9m)のクレーンブーム18が構
成される。この大きな断面形状により非常に効率的なポ
スト強度が得られ、800メートル・トンまでの荷重を
持ち上げることができるけれども、道路の輸送制限をか
なり超えてしまう。ブームのセグメントは、幅9フィー
ト5インチ(約 2.9m)、高さ12フィート11インチ
(約 3.9m)の各セクションに分割でき、これらのセクシ
ョンを道路上で輸送できるようになる。
【0021】前述したように、クレーンブームセグメン
ト30を別の作業現場に輸送したい場合には、クレーン
ブームセグメント30を構成セクション42、44に分
解して、各セクション42、44を個々に輸送すること
ができる。しかしながら、個々のブームセグメントセク
ション42、44は、積み重ね且つ一体連結して輸送で
きるように設計するのが好ましい。本発明の別の実施例
を示す図16および図18に最も良く示すように、好ま
しくは各セクション242、244は、例えば溶接によ
りセクション242、244の各弦材234に取り付け
られた2つのブラケット370を有している。しかしな
がら、任意の適当な個数のブラケット370を各セクシ
ョン242、244の1つ以上の弦材234に取り付け
ることができる。上方のセクション242に取り付けら
れたブラケット370は、下方のセクション244の鳩
尾状コネクタ部材262、266に連結でき、この逆も
同様である。図16に最も良く示すように、ブラケット
370は、傾斜部分レーシングエレメント238の端部
が互いに合致し且つそれぞれの弦材234と合致する位
置において弦材234に取り付けられるのが好ましい。
この設計により、図17に示すように、上方のセクショ
ン242を、下方のセクション244に対して、隣接鳩
尾状コネクタ250間の距離の半分(1/2)だけ並進
させ、傾斜部分レーシングエレメント238同士が互い
に直接隣接して重なり合うようにして重ね合わせること
ができる。しかしながら、別の構成として、ブラケット
370を任意の適当な位置においてセクション242、
244に取り付けることができる。
【0022】一方のセクションの鳩尾状コネクタ部材2
62、266が好ましくは雄形部材262であり且つ他
方のセクションの鳩尾状コネクタ部材262、266が
雌形部材266であるので、各セクション242、24
4に取り付けられたブラケット370は、他方のセクシ
ョンに用いられた鳩尾状コネクタ部材262、266の
特定形式と組み合わされるように設計するのが好まし
い。好ましいブラケットの設計が、図18、図19およ
び図20に最も良く示されている。図18および図19
に示すように、上方の右側ブラケット374はフランジ
378を有しており、該フランジ378はこれから上方
に延びたねじピン382を有している。ブラケット37
4は、雌形鳩尾状コネクタ部材266のロックプレート
340の下に嵌合するように設計されている。ねじピン
382は、対応する雌形部材266のボルト孔386
(図13のエレメント186参照)内に嵌合されるサイ
ズを有している。一方のブラケット374にねじピン3
82を使用すると、他方の鳩尾状コネクタ部材262、
266およびブラケット370が整合され且つ一体連結
されて両セクション242、244を固定するまで、両
セクション242、244を正しい位置に容易に重ね合
わせることができる。
【0023】図18および図19に示すように、下方の
右側ブラケット398は、雌形部材266のロックプレ
ート340の下に嵌合するフランジ378を有する設計
である。左側ブラケット390と同様に、このブラケッ
ト398は、雌形部材266のボルト孔386(図13
のエレメント186参照)と整合されるねじ孔394を
有している。ブラケット398および雌形部材266
は、ねじ395により一体連結されている。好ましいブ
ラケット設計374、390、398は上記の通りであ
るが、ブラケットの任意の適当な設計を用いることを考
えることができる。図19から理解されようが、下方の
右側ブラケット398は、単にねじ孔394からねじピ
ン382を取り外すことにより、上方の右側ブラケット
374から形成される。図18および図20に示すよう
に、上下の左側ブラケット390は、相手セクション2
42の雄形鳩尾状部材262を収容する突出フランジ3
92と同様に設計されている。突出フランジ392はボ
ルト孔396(図13のエレメント196参照)と整合
したねじ孔394を有しており、該ねじ孔394は、そ
れぞれの鳩尾状部材262、266とブラケット390
とを一体連結するねじ395を受け入れるのが好まし
い。
【0024】図18、図19および図20から分かるよ
うに、各ブラケット370は側方フランジ400、底部
フランジ402および内部フランジ404を有してお
り、これらのフランジは、それぞれの突出フランジ37
8、392およびそれぞれの弦材234に相互連結され
ている。これらの付加フランジ400、402、404
は、ブラケット370を支持し且つ補強する。本発明に
よる重ね合わせて輸送する設計(重ね合わせ形輸送設
計)は、25フィート(約 7.6m)のクレーンブームセグ
メントの場合、全幅を約25%ないし75%減少できる
ことが好ましい。最も好ましくは、幅の減少は、226
インチ(約574cm)から134.5 インチ(約 341.6c
m)、すなわち42%である。また、25フィート(約
7.6m)のクレーンブームセグメントの場合、全体積は、
約15%ないし50%減少される。最も好ましくは、体
積減少は、6378ft3 (約181m3)から4518ft
3 (約128m3)、すなわち29%である。また、50
フィート(約15m)のブームセグメントの全体積は、約
15%ないし50%減少される。最も好ましくは、体積
減少は、12,511ft3 (約354m3)から8086
ft3 (約229m3)、すなわち35%である。
【0025】次に、クレーンブームセグメント230の
セクション242、244を重ね合わせる方法について
説明する。通常、クレーンブームセグメント230は、
作業現場では組立てられた状態にあるので、先ず、相手
の部分レーシングエレメント238の鳩尾状コネクタ2
50を分離する必要がある。この段階が完了したなら
ば、次に、クレーンブームセグメントの両セクション2
42、244の部分レーシングエレメント238が移動
して他方のセクションのブラケット370と接触できる
位置を占めるまで、クレーンブームセグメントの一方の
セクションを他方のセクションに対して並進させなけれ
ばならない。次に、それぞれのセクションの鳩尾状コネ
クタ部材262、266とブラケット370とが互いに
接触するまで、両セクション242、244を互いに近
付き合う方向に移動させる。この時点で、ねじ、ボルト
又は他の任意の適当な形式のコネクタにより、コネクタ
部材262、266とブラケット370とを連結する。
図18の好ましいブラケット設計を用いるとき、両セク
ション242、244は、最初に、一方のセクション2
44の上方の雌形コネクタ部材266のロックプレート
340をフック掛けすることにより、他方のセクション
242の上方のブラケット374のねじピン382上に
重ね合わされる(図18の上方の右側ブラケットの連結
を参照)。この作業により、両セクション242、24
4のコネクタ部材262、266とブラケット370と
を整合させてこれらを連結し、両セクションが充分に連
結される。ひとたび、両セクション242、244、お
よび全てのコネクタ部材262、266およびブラケッ
ト370が整合されたならば、残余のブラケット、すな
わち、ねじピン382を有していないブラケット39
0、398が、鳩尾状コネクタ部材およびブラケットの
突出フランジの結合孔内に螺入されるねじ395により
鳩尾状コネクタ部材262、266に連結される。もち
ろん、重ね合わせられたセクション242、244は、
輸送後に、上記重ね合わせ手順とは逆の順序で分解でき
る。
【0026】本発明の好ましい実施例は、道路輸送、鉄
道輸送および海上輸送が可能なことに加え、幾つかの他
の長所も有している。クレーンブームセグメントセクシ
ョンを重ね合わせ且つ連結するのに要する連結部が非常
に少ないため、リフト現場で作業者がクレーンブームの
組立ておよび分解に要する肉体的労苦を最小にできる。
移動の間に緩んで喪失する部品は殆どない。持上げ可能
な荷重の大きさに比べ、装置全体は、製造が容易で軽量
である。鳩尾状連結部は傾斜部材および垂直部材により
支持され、これらの傾斜部材および垂直部材は、捩り剛
性を付与し且つ両セクション42、44が輸送のために
分離されるときに鳩尾状継手の支持体を形成する。本発
明のクレーンブームセグメントセクション42、44
は、用途に適した形状にできることに留意すべきであ
る。上記実施例は、あらゆる点において単に例示的なも
ので、限定的なものではないと考えるべきである。本発
明の範囲は上記説明ではなく特許請求の範囲の記載によ
り定められ、特許請求の範囲と均等な意味および範囲内
のあらゆる変更は特許請求の範囲内に包含されるべきも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 主クレーンブームおよび該ブームに連結され
たジブを示すクレーンの略側面図である。
【図2】 図1のクレーンブームのセグメントの2−2
線方向から見た略平面図である。
【図3】 図2の3−3線方向から見た略側面図であ
る。
【図4】 図3の4−4線方向から見た略端面図であ
る。
【図5】 図4の5−5線方向から見たKパターンレー
シング連結部を示す拡大部分略平面図である。
【図6】 図5の6−6線方向から見た略側面図であ
る。
【図7】 図2の中央部に示すXパターンレーシング連
結部の拡大部分略平面図である。
【図8】 図4の8−8線方向から見たKパターンレー
シング連結部の拡大略断面図である。
【図9】 図8の9−9線方向から見たKパターンレー
シング連結部の略側面図である。
【図10】 図4に示す長さ調節可能な間隔部材の拡大
部分略側面図である。
【図11】 図10の11−11線方向から見た長さ調
節可能な間隔部材の部分略断面図である。
【図12】 図2および図7に示すXパターンレーシン
グ連結部の斜視図である。
【図13】 鳩尾状連結部の特徴を示す図12のXパタ
ーンレーシング連結部の分解図である。
【図14】 図12に示すキーパプレートの略平面図で
ある。
【図15】 結合コネクタを用いて個々の自立形ポスト
を一体連結し、クレーンブームセグメントを形成する本
発明の一形態を示す別の実施例の略側面図である。
【図16】 クレーンブームセグメントの重ね合わせら
れたセクションを連結するのに使用されるブラケットを
示す、図1の2−2線方向から見た本発明の別の実施例
を示す略平面図である。
【図17】 クレーンブームセグメントの下方のセクシ
ョンに対して並進され且つ該下方のセクション内に重ね
合わせられた上方のセクションを示す図16と同様な略
平面図である。
【図18】 ブラケットに連結された鳩尾状コネクタを
示す図17の18−18線方向から見た略端面図であ
る。
【図19】 図18に示す右側ブラケットの、ねじピン
を取り外した状態を示す斜視図である。
【図20】 図18に示す左側ブラケットの斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 クレーン 14 マスト 18 ブーム 22 ジブ 26 ストラット 30,31,32,33 クレーンブームセグメント 34 弦材 35 端コネクタ 36 永久レーシングエレメント 37 傾斜部分レーシングエレメント 38 部分レーシングエレメント 42,44 ブームセグメントセクション 46 結合コネクタ 50 テーパ付き鳩尾状コネクタ 62 雄形部材(雄形鳩尾状部材) 66 雌形部材(雌形鳩尾状部材) 70 プレート部材 74 垂直レーシングエレメント 90 剛体レーシングエレメント 102 ターンバックル組立体 110 フランジ 134 ピン 140 ロックプレート 144 キーパプレート 146 キーパボルト孔 148 キーパボルト 152 ロックボルト 156 鳩尾状テーパ 160 タップ付きジャッキ孔 166 V形凹部 234 弦材 238 傾斜部分レーシングエレメント 242 上方のセクション 244 下方のセクション 262 鳩尾状コネクタ部材 266 鳩尾状コネクタ部材 374 上方の右側ブラケット 378 フランジ 382 ねじピン 390 左側ブラケット 392 突出フランジ 398 下方の右側ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート ジェイ ウォーカー アメリカ合衆国 ウイスコンシン州 54220 マニタウォック リッチモンド アベニュー 2111 (72)発明者 マイケル ジェイ ウォーネック アメリカ合衆国 ウイスコンシン州 54241 トゥー リヴァース ハイウェ イ オー6311 (56)参考文献 実開 昭49−138558(JP,U) 米国特許4253579(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/64

Claims (29)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸送のために一体に重ね合わせられる少
    なくとも第1および第2セクションに長手方向に分割可
    能なクレーンブームセグメントであって、 前記各セクションが、 少なくとも一つの弦材と、 前記セクションに取り付けられた少なくとも一つのブラ
    ケットと、 複数の部分レーシングエレメントとを備え、各部分レー
    シングエレメントが、前記少なくとも一つの弦材に永久
    的に取り付けられた第1端部および第2端部を有し、 第1セクションの複数の部分レーシングエレメントの少
    なくとも一つの第2端部が、第2セクションに取り付け
    られたブラケットに連結され、両セクションを重ね合わ
    せた形態で保持できることを特徴とするクレーンブーム
    セグメント。
  2. 【請求項2】 クレーンブームセグメントを形成すべく
    前記セクションが連結されるときに、前記第1セクショ
    ンの各部分レーシングエレメントの第2端部が、第2セ
    クションの部分レーシングエレメントの一つ以上の対応
    する第2端部に連結できることを特徴とする請求項1に
    記載のクレーンブームセグメント。
  3. 【請求項3】 各セクションが二つの弦材を有し、二つ
    の弦材の各々が、該弦材に取り付けられた複数のブラケ
    ットを有していることを特徴とする請求項1に記載のク
    レーンブームセグメント。
  4. 【請求項4】 さらに、前記二つの弦材に永久的に取り
    付けられ且つこれらの二つの弦材の間隔を隔てる少なく
    とも一つのレーシングエレメントを備えていることを特
    徴とする請求項3に記載のクレーンブームセグメント。
  5. 【請求項5】 複数の部分レーシングエレメントの少な
    くとも一つの第1端部が弦材に取り付けられている位置
    とほぼ同じ位置で、少なくとも一つのブラケットが少な
    くとも一つの弦材に取り付けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のクレーンブームセグメント。
  6. 【請求項6】 複数の部分レーシングエレメントの各々
    が、該エレメントの第2端部に取り付けられた鳩尾状コ
    ネクタ部材を有していることを特徴とする請求項1に記
    載のクレーンブームセグメント。
  7. 【請求項7】 少なくとも一つのブラケットがねじ孔を
    有する突出フランジを有し、前記鳩尾状コネクタ部材に
    は孔が設けられており、第1セクションの鳩尾状コネク
    タ部材が、該鳩尾状コネクタ部材の孔および第2セクシ
    ョンのブラケットの孔に挿通されるねじにより連結され
    ることを特徴とする請求項6に記載のクレーンブームセ
    グメント。
  8. 【請求項8】 少なくとも一つのブラケットが、上方に
    延びたピンを有する突出フランジを有し、鳩尾状コネク
    タ部材には、ピンを受け入れることができるサイズの孔
    が設けられており、第1セクションの鳩尾状コネクタ部
    材が、第2セクションに取り付けられたブラケットのピ
    ンを鳩尾状コネクタ部材の孔内に挿入することにより連
    結されることを特徴とする請求項6に記載のクレーンブ
    ームセグメント。
  9. 【請求項9】 前記セグメントが二つのセクションから
    構成されることを特徴とする請求項1に記載のクレーン
    ブームセグメント。
  10. 【請求項10】 重ね合わせられた形態の第1および第
    2セクションの全幅が、クレーンブームセグメントを形
    成すべく前記第1および第2セクションを作動関係に連
    結したときのクレーンブームセグメントの幅より約25
    〜75%小さいことを特徴とする請求項1に記載のクレ
    ーンブームセグメント。
  11. 【請求項11】 重ね合わせられた形態の第1および第
    2セクションの体積が、クレーンブームセグメントを形
    成すべく前記第1および第2セクションを作動関係に連
    結した場合のクレーンブームセグメントの体積より約1
    5%ないし50%小さいことを特徴とする請求項1に記
    載のクレーンブームセグメント。
  12. 【請求項12】 少なくとも一つのブラケットが少なく
    とも一つの弦材に取り付けられていることを特徴とする
    請求項1に記載のクレーンブームセグメント。
  13. 【請求項13】 複数の部分レーシングエレメントの各
    々の第2端部が、重ね合わせられた形態にセクションを
    保持すべく第2セクションのブラケットに連結されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のクレーンブームセグメ
    ント。
  14. 【請求項14】 輸送のために一体に重ね合わせられる
    二つのセクションに長手方向に分割可能なクレーンブー
    ムセグメントであって、 前記各セクションが、 a)少なくとも二つの弦材と、 b)該少なくとも二つの弦材の各々に取り付けられた少
    なくとも二つのブラケットと、 c)複数の部分レーシングエレメントとを備え、各部分
    レーシングエレメントが、前記少なくとも二つの弦材に
    永久的に取り付けられた第1端部と、他方のセクション
    の弦材に取り付けられた少なくとも一つのブラケットに
    連結できる第2端部とを有することを特徴とするクレー
    ンブームセグメント。
  15. 【請求項15】 複数の部分レーシングエレメントのう
    ちの二つの部分レーシングエレメントの第1端部とほぼ
    同じ位置で、少なくとも二つのブラケットが少なくとも
    二つの弦材の各々に取り付けられていることを特徴とす
    る請求項14に記載のクレーンブームセグメント。
  16. 【請求項16】 輸送のために長手方向に分割可能なク
    レーンブームセグメントのセクションを重ね合わせる方
    法であって、 a)少なくとも第1および第2のセクションに長手方向
    に分割可能なクレーンブームセグメントを設け、セクシ
    ョンの各々が少なくとも一つの弦材および複数の部分レ
    ーシングエレメントを備え、該部分レーシングエレメン
    トが、少なくとも一つの弦材に永久的に取り付けられた
    第1端部と、前記セクションの他方の部分レーシングエ
    レメントに取り付けられた第2端部を有し、少なくとも
    第1のセクションが少なくとも一つのブラケットを有
    し、 b)前記第1のセクションの複数の部分レーシングエレ
    メントの第2端部を、前記第2のセクションの部分レー
    シングエレメントから外し、 c)一方のセクションを他方のセクションに対して、長
    手方向に並進させ、 d)少なくとも二つのセクションを重ね合わせた形態に
    配置し、 e)前記第2のセクションの少なくとも一つの部分レー
    シングエレメントを、前記第1のセクションの少なくと
    も一つのブラケットに連結することによって、前記第1
    および第2のセクションを一緒に連結する、ことを特徴
    とするクレーンブームセグメントの重ね合わせ方法。
  17. 【請求項17】 前記ステップa)で設けられる各セク
    ションが、該セクションに取り付けられた少なくとも一
    つのブラケットを有し、 少なくとも二つのセクションを連結するステップが、前
    記第1のセクションの複数の部分レーシングエレメント
    のうちの少なくとも一つの第2端部を、前記第2のセク
    ションに取り付けられたブラケットに連結し、両セクシ
    ョンを重ね合わせた形態に保持するステップを備えてい
    る、ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記ステップa)で設けられる複数の
    部分レーシングエレメントが、該エレメントの第2端部
    に取り付けられた鳩尾状コネクタ部材を有することを特
    徴とする請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 少なくとも一つのブラケットが、ねじ
    孔を有する突出フランジを有し、 前記鳩尾状コネクタ部材には孔が設けられており、 前記一方のセクションの鳩尾状コネクタ部材をもう一つ
    のセクションの少なくとも一つのブラケットに連結する
    ステップが、該鳩尾状コネクタ部材の孔および他方のセ
    クションのブラケットの孔にネジを挿通するステップを
    備えている、ことを特徴とする請求項18に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 少なくとも一つのブラケットが、上方
    に延びたピンを有する突出フランジを有し、 鳩尾状コネクタ部材には、ピンを受け入れることができ
    るサイズの孔が設けられており、 一方のセクションの鳩尾状コネクタ部材を、もう一つの
    セクションの少なくとも一つのブラケットに連結するス
    テップが、他方のセクションに取り付けられたブラケッ
    トのピンを鳩尾状コネクタ部材の孔内に挿入するステッ
    プを備えている、ことを特徴とする請求項18に記載の
    方法。
  21. 【請求項21】 少なくとも一つのブラケットが少なく
    とも一つの弦材に取り付けられていることを特徴とする
    請求項16に記載の方法。
  22. 【請求項22】 輸送のために長手方向に分割可能なク
    レーンブームセグメントのセクションを重ね合わせる方
    法であって、 a)少なくとも二つのセクションに長手方向に分割可能
    なクレーンブームセグメントを設け、各セクションが少
    なくとも一つの弦材と、少なくとも一つの弦材に取り付
    けられた少なくとも一つのブラケットと、複数の部分レ
    ーシングエレメントとを備え、各部分レーシングエレメ
    ントが、少なくとも一つの弦材に永久的に取り付けられ
    た第1端部と、少なくとも二つのセクションのうちの他
    方のセクションの弦材に取り付けられた複数の部分レー
    シングエレメントの一つ以上の対応する端部に連結され
    た第2端部とを有し、 b)複数の部分レーシングエレメントの各々の第2端部
    を、少なくとも二つのセクションのうちの他方のセクシ
    ョンの複数の部分レーシングエレメントの一つ以上の対
    応する端部から外し、 c)少なくとも二つのセクションの各々の複数の部分レ
    ーシングエレメントの各々の第2端部が動かされて、少
    なくとも二つのセクションのうちの他方のセクションの
    各々の少なくとも一つの弦材に取り付けられた少なくと
    も一つのブラケットと接触するまで、少なくとも二つの
    セクションのうちの一方のセクションを他方のセクショ
    ンに対して並進させ、 d)少なくとも二つのセクションの各々の複数の部分レ
    ーシングエレメントの各々の第2端部が、少なくとも二
    つのセクションのうちの他方のセクションの少なくとも
    一つの弦材に取り付けられた少なくとも一つのブラケッ
    トと接触するまで、少なくとも二つのセクションのうち
    の一方のセクションを他方のセクションに向かって移動
    させ、 e)少なくとも二つのセクションの各々の複数の部分レ
    ーシングエレメントの第2端部を、少なくとも二つのセ
    クションのうちの他方の少なくとも一つのブラケットに
    連結するステップを備えていることを特徴とするクレー
    ンブームセグメントの重ね合わせ方法。
  23. 【請求項23】 前記ステップa)で設けられるクレー
    ンブームセグメントが二つのセクションに長手方向に分
    割可能であり、二つのセクションの各々が二つの弦材を
    有することを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記ステップe)において少なくとも
    二つのセクションを重ね合わせるべく少なくとも二つの
    セクションが連結されると、前記ステップa)で設けら
    れるクレーンブームセグメントの幅が少なくとも25%
    ないし75%だけ減少されることを特徴とする請求項2
    2に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記ステップe)において少なくとも
    二つのセクションを重ね合わせるべく少なくとも二つの
    セクションが連結されると、前記ステップa)で設けら
    れるクレーンブームセグメントの体積が少なくとも15
    %ないし50%だけ減少されることを特徴とする請求項
    22に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記ステップa)で設けられる複数の
    部分レーシングエレメントが、該エレメントの第2端部
    に取り付けられた鳩尾状コネクタ部材を有することを特
    徴とする請求項22に記載の方法。
  27. 【請求項27】 少なくとも一つのブラケットが、ねじ
    孔を有する突出フランジを有し、 前記鳩尾状コネクタ部材には孔が設けられており、 前記一方のセクションの鳩尾状コネクタ部材をもう一つ
    のセクションの少なくとも一つのブラケットに連結する
    ステップが、該鳩尾状コネクタ部材の孔および他方のセ
    クションのブラケットの孔にネジを挿通するステップを
    備えている、ことを特徴とする請求項26に記載の方
    法。
  28. 【請求項28】 少なくとも一つのブラケットが、上方
    に延びたピンを有する突出フランジを有し、 鳩尾状コネクタ部材には、ピンを受け入れることができ
    るサイズの孔が設けられており、 一方のセクションの鳩尾状コネクタ部材を、もう一つの
    セクションの少なくとも一つのブラケットに連結するス
    テップが、他方のセクションに取り付けられたブラケッ
    トのピンを鳩尾状コネクタ部材の孔内に挿入するステッ
    プを備えている、ことを特徴とする請求項16に記載の
    方法。
  29. 【請求項29】 輸送のために長手方向に分割可能なク
    レーンブームセグメントのセクションを重ね合わせる方
    法であって、 a)少なくとも二つのセクションに長手方向に分割可能
    なクレーンブームセグメントを設け、各セクションが少
    なくとも二つの弦材と、前記少なくとも二つの弦材の少
    なくとも一方に取り付けられた少なくとも一つのブラケ
    ットと、複数の部分レーシングエレメントとを備え、各
    部分レーシングエレメントが、少なくとも二つの弦材の
    少なくとも一方に永久的に取り付けられた第1端部と、
    前記少なくとも二つのセクションのうちのもう一つのセ
    クションの少なくとも二つの弦材の少なくとも一つに取
    り付けられた複数の部分レーシングエレメントの一つ以
    上の対応する端部に連結された第2端部とを有し、 b)複数の部分レーシングエレメントの各々の第2端部
    を、少なくとも二つのセクションのうちのもう一つのセ
    クションの複数の部分レーシングエレメントの一つ以上
    の対応する端部から外し、 c)少なくとも二つのセクションの各々の複数の部分レ
    ーシングエレメントの各々の第2端部が動かされて、少
    なくとも二つのセクションのうちの他方の各々の少なく
    とも一つの弦材に取り付けられた少なくとも一つのブラ
    ケットと接触するまで、少なくとも二つのセクションの
    うちの一方を、前記少なくとも二つのセクションのもう
    一つのセクションに対して並進させ、 d)少なくとも二つのセクションの各々の複数の部分レ
    ーシングエレメントの各々の第2端部が、少なくとも二
    つのセクションのうちの他方のセクションの少なくとも
    一つの弦材に取り付けられた少なくとも一つのブラケッ
    トと接触するまで、少なくとも二つのセクションの一方
    を他のセクションに向かって動かし、 e)少なくとも二つのセクションの各々の複数の部分レ
    ーシングエレメントの第2端部を、少なくとも二つのセ
    クションの他方のセクションの少なくとも一つのブラケ
    ットに連結するステップを備えていることを特徴とする
    クレーンブームセグメントの重ね合わせ方法。
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