JP3485545B2 - 薄畳の芯材 - Google Patents
薄畳の芯材Info
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Landscapes
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Floor Finish (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は薄畳用の芯材に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】 最近、取扱い易く部屋の空間効率を高
める軽量な薄畳が多用されている。図5に従来の薄畳(3
6)の構成を示す。図において該薄畳(36)の芯材(21)は軟
質繊維板(22)と該軟質繊維板(22)の両面に補強材として
積層される一対の硬質繊維板(23,24) とからなるが、上
記繊維板(22,23,24)は木質パルプを澱粉、変性澱粉、ポ
リビニルアルコール、フェノール樹脂等の結着剤で結着
したものであって、これら繊維板(22,23,24)は通常抄造
法によって製造され、一般に軟質繊維板(22)は密度が
0.15〜0.35 g/cm3 、硬質繊維板(23,24) は密
度が0.8〜1.1 g/cm3 にされている。 該硬質繊維板(23,24) は芯材(21)の補強として使用さ
れ、剛性を高めるものであるが、湿度変化や温度変化に
よって反りを生じ易い。特に薄畳(36)にあっては、全厚
みが15mm以下であり、この反りは薄畳全体に影響し易
い。そこで従来は該硬質繊維板(23,24) の両面に反り防
止のために非透湿性シート(25A,26A) を接着する。 上記構成の芯材(21)の表裏面には厚紙(30,32) が積層さ
れ、更に表面にはい草あるいは繊維織編物等の畳表(31)
が積層され、裏面には防水紙(33)が積層される。そして
周縁には縁取り材(34)が縫着(35)されて薄畳(36)全体を
固定している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 上記従来の薄畳(36)
の芯材(21)にあっては、前 記したように反り防止の
ために硬質繊維板(23,24) の両面に非透湿性シート(25
A,26A ) が接着されるが、両面に非透湿性シート(25
A,26A) を接着するためには、接着ロー ルの圧力が
有効に接着面に及ぼされるようにするために、硬質繊維
板(23,24) の厚み を2.0mm以上にする必要があ
り、そのために薄畳(36)の厚みが制限される。また該
非透湿性シート(25A,26A) は該硬質繊維板(23,24) の
両面に接着されるので、該接着 に使用する水性接着
剤からの吸湿によって硬質繊維板(23,24) に反りを生じ
たり、あ るいはその時の作業環境によって硬質繊維
板(23,24) が吸湿して反りを生じたりする 問題点が
あった。更に非透湿性シート(25A,26A) を両面に使用す
るために材料コスト がアップし、かつ非透湿性シー
ト(25A,26A) の貼り付け工程も必要であり、生産コス
トもアップする。更に芯材(21)の厚み、即ち薄畳(36)
の厚みが該非透湿性シート(25A,26A) の厚み分厚くなる
と云う問題点もあった。 【0004】 【課題を解決するための手段】 本発明は上記従来の課
題を解決するための手段と して、軟質繊維板(2) の
両側に重合面(3A,4A) を粗面処理した一対の硬質繊維板
(3,4 ) を重合した薄畳(16)の芯材(1) であって、該
一対の硬質繊維板 (3,4) は、木質パル プを主体とす
る原料マットを二枚重合してプレスして二層繊維板を成
形し、該二層繊 維板の両面に非透湿性シート (5,6)
を接着し、その後該二層繊維板を重合面 (3A,4A) か
ら剥離し、剥離面を粗面化することによって製造されて
いる薄畳の芯材を提供する ものである。 【0005】 【作用】 本発明の薄畳(16)の芯材(1) において、軟質
繊維板(2) の両面に重合されている硬質繊維板(3,4) の
重合面(3A,4A) は粗面とされているので、該粗面が該軟
質繊維板(2) の表面に食い込んで、その結果該軟質繊維
板(2) と該硬質繊維板(3,4) との密着性が大巾に向上
し、重合面でのずれ等が阻止される。したがって硬質繊
維板(3,4) の両面に非透湿性シートを接着する必要がな
い。 【0006】 【発明の実施の形態】 本発明を図1〜4に示す一実施
例によって説明すれば、芯 材(1) は図5に示す従来
の薄畳と同様に軟質繊維板(2) と、該軟質繊維板(2) の
両面 に重合される硬質繊維板(3,4) とからなり、該
硬質繊維板(3,4) の重合面(3A,4A) は 粗面とされて
いる。上記硬質繊維板(3,4) を製造する望ましい方法と
しては、木質パルプを含む原料を型板上に散布してマッ
トをフォーミングする乾式法、上記原料のスラリーを抄
造してマットをフォーミングする湿式法によって、厚さ
の等しい二枚のマットをフォーミングし、この二枚のマ
ットを重ねてプレスする。この場合、重ねるマット相互
の繊維方向は平行にしても直交させてもよいが、平行に
することが望ましい。このようにして製造された二層繊
維板の厚みは例えば3.5mmであり、両面をサンダー処
理して3.0mm厚に調整し、非透湿性シート(5,6) を両
面に接着する。該二層繊維板は3.0mm(>2.0mm)
であるからロール圧は有効に及ぼされる。また剥離され
た硬質繊維板(3,4) の厚みは非透湿性シート(5,6) の接
着可能な厚み以下の厚み例えば3÷2=1.5mmにする
ことが出来る。このようにして製造された二層繊維板を
剥離して芯材(1) の表面側の硬質繊維板(3) と裏面側の
硬質繊維板(4) にする。 【0007】 該二層繊維板を剥離するには、例えば該
二層繊維板をベンディングローラーに通して弯曲させ、
該二層繊維板の重合面に剪断力を及ぼして剥離する方
法、マットの重合面に離型剤を塗布したり離型シートを
介在させたりする方法がある。このような方法によれ
ば、厚い硬質繊維板と薄い硬質繊維板の両方を一度のプ
レスで製造することが出来る。 【0008】 本発明では硬質繊維板(3) と硬質繊維板
(4) の厚みを変えてもよい。この場合には畳表側の硬質
繊維板(3) を薄くし(例えばフォーミングマットの厚み
を10mmに設定する)、裏側の硬質繊維板(4) を厚くす
る(例えばフォーミングマットの厚みを20mmに設定す
る)。このようにすると硬質繊維板(3,4) が吸湿等によ
って伸びる時、薄い方の硬質繊維板(3) の方が厚い方の
硬質繊維板(4) よりも伸び率が大きいので、得られる薄
畳(16)は表側に凸に反り気味となり、薄畳(16)の両端縁
が床基板から浮上ることがなくなる。このような厚さの
異なる一対の硬質繊維板(3,4) を製造するには、重合す
るマットの厚みを異ならしめる。その他同一厚みのマッ
トを三層以上重合しプレスして三層以上の繊維板を成形
し、所定の重合面から層数の異なる二枚の繊維板に剥離
してもよい。 【0009】 上記硬質繊維板(3) の上面には非透湿性
シート(5) が接着され、また上記硬質繊維板(4) の下面
には非透湿性シート(6) が接着される。この非透湿性シ
ート(5,6) は図2に示すように例えばアルミニウム箔
(7) (7μm)、ポリエチレンシート(8) (15μ
m)、強化紙(9) (30 g/m2, 30μm)の三層構
造、あるいは強化紙、ポリエチレンシート、強化紙の三
層構造等からなり、この場合全厚みは略0.1mmにな
る。また、該非透湿性シートの性能は50 g/m2・24
hr以下、好ましくは10 g/m2・24hr以下が望まし
い。 【0010】 上記硬質繊維板(3,4) を重合面(3A,4A)
から剥離をした場合、その重合面(3A,4A) には0.02
〜0.1mm程度の微細なケバ立ちや凹凸があり、ある程
度粗面となっているが、本発明では該面をサンダーやグ
ラインダーで擦るか、鋸歯を有するコテ等で擦るか、あ
るいはグラインダーで溝切りするかして更に粗さを大き
くする。このような粗面化は全面的でなく部分的に行わ
れてもよい。 【0011】 上記芯材(1) の表裏側には厚紙(10,12)
が重合され、裏側には厚紙(12)を介して防水シート(13)
が重合され、そして全体的に例えば50mm間隔で縫着さ
れ、この縫着部(15A) によって芯材(1) の軟質繊維板
(2) 、硬質繊維板(3,4) 、厚紙(10,12) 、防水シート(1
3)が固定される。更に表側には畳表(11)が被着され、周
縁には縁取り材(14)が縫着され、この縫着部(15B) によ
って畳表(11)と縁取り材(14)とが固定される。 【0012】 上記薄畳(16)にあっては硬質繊維板(3,
4) の重合面(3A,4A) が粗面となっているから図3
(イ)に示すように例えばサンダーやグラインダーによ
って粗面化した場合には、該粗面化によって生じた粗大
なケバFが該軟質繊維板(2) の表面のケバと絡み合い、
(ロ)に示すように例えば鋸歯を有するコテ等で擦った
場合には、該粗面化によって生じた多数条の山形うねR
が該軟質繊維板(2) の表面に食い込み、更に(ハ)に示
すように溝切りdを行った場合には、該軟質繊維板(2)
が該溝d内に食い込んで密着し、重合面(3A,4A) 相互の
すべりを阻止する。その結果、該硬質繊維板(3,4) には
重合面(3A,4A) の反対側の面に非透湿性シート(5,6) を
接着すれば良く、両面に非透湿性シートを接着する必要
がなく、その分薄畳(16)の厚みを減少することが出来
る。そして畳の厚みが減少すれば、縫着作業も容易にな
る。しかし該軟質繊維板(2) と該硬質繊維板(3,4) とは
接着剤で接着相互固定されていないので、湿度変化によ
る該軟質繊維板(2) と該硬質繊維板(3,4) の伸縮の違い
により発生する応力は、ケバ同志の可動的な接触によっ
て吸収される。 図5に示す従来の薄畳(36)と本実施例の薄畳(16)との厚
みの実寸対比を表1に示す。 【0013】 【表1】 表1をみれば、本実施品の薄畳(16)は従来の硬質繊維板
の厚み2.1mm(2枚で4.2mm)が1.5mmに縮小さ
れ(2枚で3mm)、かつ非透湿性シート2枚分0.2mm
が縮小され、従来品に比べると計1.4mm厚みが縮小さ
れることになる。また上記本実施例の薄畳(16)と図5に
示す従来の薄畳(36)との性能の比較を表2に示す。 【0014】 【表2】表2をみると、本実施例の薄畳(16)は従来の薄畳(36)よ
りも厚みが縮小されているにも関わらず、また硬質繊維
板の片面にしか非透湿性シートが接着されていないにも
関わらず、寸法安定性は従来の薄畳(36)と同等であるこ
とが理解される。 【0015】 【発明の効果】 本発明の芯材を使用すれば、薄畳は厚
みが従来のものよりも縮小することが可能であり、その
分縫着作業も容易になり、かつ寸法安定性は従来のもの
と同等なものとなる。
するものである。 【0002】 【従来の技術】 最近、取扱い易く部屋の空間効率を高
める軽量な薄畳が多用されている。図5に従来の薄畳(3
6)の構成を示す。図において該薄畳(36)の芯材(21)は軟
質繊維板(22)と該軟質繊維板(22)の両面に補強材として
積層される一対の硬質繊維板(23,24) とからなるが、上
記繊維板(22,23,24)は木質パルプを澱粉、変性澱粉、ポ
リビニルアルコール、フェノール樹脂等の結着剤で結着
したものであって、これら繊維板(22,23,24)は通常抄造
法によって製造され、一般に軟質繊維板(22)は密度が
0.15〜0.35 g/cm3 、硬質繊維板(23,24) は密
度が0.8〜1.1 g/cm3 にされている。 該硬質繊維板(23,24) は芯材(21)の補強として使用さ
れ、剛性を高めるものであるが、湿度変化や温度変化に
よって反りを生じ易い。特に薄畳(36)にあっては、全厚
みが15mm以下であり、この反りは薄畳全体に影響し易
い。そこで従来は該硬質繊維板(23,24) の両面に反り防
止のために非透湿性シート(25A,26A) を接着する。 上記構成の芯材(21)の表裏面には厚紙(30,32) が積層さ
れ、更に表面にはい草あるいは繊維織編物等の畳表(31)
が積層され、裏面には防水紙(33)が積層される。そして
周縁には縁取り材(34)が縫着(35)されて薄畳(36)全体を
固定している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 上記従来の薄畳(36)
の芯材(21)にあっては、前 記したように反り防止の
ために硬質繊維板(23,24) の両面に非透湿性シート(25
A,26A ) が接着されるが、両面に非透湿性シート(25
A,26A) を接着するためには、接着ロー ルの圧力が
有効に接着面に及ぼされるようにするために、硬質繊維
板(23,24) の厚み を2.0mm以上にする必要があ
り、そのために薄畳(36)の厚みが制限される。また該
非透湿性シート(25A,26A) は該硬質繊維板(23,24) の
両面に接着されるので、該接着 に使用する水性接着
剤からの吸湿によって硬質繊維板(23,24) に反りを生じ
たり、あ るいはその時の作業環境によって硬質繊維
板(23,24) が吸湿して反りを生じたりする 問題点が
あった。更に非透湿性シート(25A,26A) を両面に使用す
るために材料コスト がアップし、かつ非透湿性シー
ト(25A,26A) の貼り付け工程も必要であり、生産コス
トもアップする。更に芯材(21)の厚み、即ち薄畳(36)
の厚みが該非透湿性シート(25A,26A) の厚み分厚くなる
と云う問題点もあった。 【0004】 【課題を解決するための手段】 本発明は上記従来の課
題を解決するための手段と して、軟質繊維板(2) の
両側に重合面(3A,4A) を粗面処理した一対の硬質繊維板
(3,4 ) を重合した薄畳(16)の芯材(1) であって、該
一対の硬質繊維板 (3,4) は、木質パル プを主体とす
る原料マットを二枚重合してプレスして二層繊維板を成
形し、該二層繊 維板の両面に非透湿性シート (5,6)
を接着し、その後該二層繊維板を重合面 (3A,4A) か
ら剥離し、剥離面を粗面化することによって製造されて
いる薄畳の芯材を提供する ものである。 【0005】 【作用】 本発明の薄畳(16)の芯材(1) において、軟質
繊維板(2) の両面に重合されている硬質繊維板(3,4) の
重合面(3A,4A) は粗面とされているので、該粗面が該軟
質繊維板(2) の表面に食い込んで、その結果該軟質繊維
板(2) と該硬質繊維板(3,4) との密着性が大巾に向上
し、重合面でのずれ等が阻止される。したがって硬質繊
維板(3,4) の両面に非透湿性シートを接着する必要がな
い。 【0006】 【発明の実施の形態】 本発明を図1〜4に示す一実施
例によって説明すれば、芯 材(1) は図5に示す従来
の薄畳と同様に軟質繊維板(2) と、該軟質繊維板(2) の
両面 に重合される硬質繊維板(3,4) とからなり、該
硬質繊維板(3,4) の重合面(3A,4A) は 粗面とされて
いる。上記硬質繊維板(3,4) を製造する望ましい方法と
しては、木質パルプを含む原料を型板上に散布してマッ
トをフォーミングする乾式法、上記原料のスラリーを抄
造してマットをフォーミングする湿式法によって、厚さ
の等しい二枚のマットをフォーミングし、この二枚のマ
ットを重ねてプレスする。この場合、重ねるマット相互
の繊維方向は平行にしても直交させてもよいが、平行に
することが望ましい。このようにして製造された二層繊
維板の厚みは例えば3.5mmであり、両面をサンダー処
理して3.0mm厚に調整し、非透湿性シート(5,6) を両
面に接着する。該二層繊維板は3.0mm(>2.0mm)
であるからロール圧は有効に及ぼされる。また剥離され
た硬質繊維板(3,4) の厚みは非透湿性シート(5,6) の接
着可能な厚み以下の厚み例えば3÷2=1.5mmにする
ことが出来る。このようにして製造された二層繊維板を
剥離して芯材(1) の表面側の硬質繊維板(3) と裏面側の
硬質繊維板(4) にする。 【0007】 該二層繊維板を剥離するには、例えば該
二層繊維板をベンディングローラーに通して弯曲させ、
該二層繊維板の重合面に剪断力を及ぼして剥離する方
法、マットの重合面に離型剤を塗布したり離型シートを
介在させたりする方法がある。このような方法によれ
ば、厚い硬質繊維板と薄い硬質繊維板の両方を一度のプ
レスで製造することが出来る。 【0008】 本発明では硬質繊維板(3) と硬質繊維板
(4) の厚みを変えてもよい。この場合には畳表側の硬質
繊維板(3) を薄くし(例えばフォーミングマットの厚み
を10mmに設定する)、裏側の硬質繊維板(4) を厚くす
る(例えばフォーミングマットの厚みを20mmに設定す
る)。このようにすると硬質繊維板(3,4) が吸湿等によ
って伸びる時、薄い方の硬質繊維板(3) の方が厚い方の
硬質繊維板(4) よりも伸び率が大きいので、得られる薄
畳(16)は表側に凸に反り気味となり、薄畳(16)の両端縁
が床基板から浮上ることがなくなる。このような厚さの
異なる一対の硬質繊維板(3,4) を製造するには、重合す
るマットの厚みを異ならしめる。その他同一厚みのマッ
トを三層以上重合しプレスして三層以上の繊維板を成形
し、所定の重合面から層数の異なる二枚の繊維板に剥離
してもよい。 【0009】 上記硬質繊維板(3) の上面には非透湿性
シート(5) が接着され、また上記硬質繊維板(4) の下面
には非透湿性シート(6) が接着される。この非透湿性シ
ート(5,6) は図2に示すように例えばアルミニウム箔
(7) (7μm)、ポリエチレンシート(8) (15μ
m)、強化紙(9) (30 g/m2, 30μm)の三層構
造、あるいは強化紙、ポリエチレンシート、強化紙の三
層構造等からなり、この場合全厚みは略0.1mmにな
る。また、該非透湿性シートの性能は50 g/m2・24
hr以下、好ましくは10 g/m2・24hr以下が望まし
い。 【0010】 上記硬質繊維板(3,4) を重合面(3A,4A)
から剥離をした場合、その重合面(3A,4A) には0.02
〜0.1mm程度の微細なケバ立ちや凹凸があり、ある程
度粗面となっているが、本発明では該面をサンダーやグ
ラインダーで擦るか、鋸歯を有するコテ等で擦るか、あ
るいはグラインダーで溝切りするかして更に粗さを大き
くする。このような粗面化は全面的でなく部分的に行わ
れてもよい。 【0011】 上記芯材(1) の表裏側には厚紙(10,12)
が重合され、裏側には厚紙(12)を介して防水シート(13)
が重合され、そして全体的に例えば50mm間隔で縫着さ
れ、この縫着部(15A) によって芯材(1) の軟質繊維板
(2) 、硬質繊維板(3,4) 、厚紙(10,12) 、防水シート(1
3)が固定される。更に表側には畳表(11)が被着され、周
縁には縁取り材(14)が縫着され、この縫着部(15B) によ
って畳表(11)と縁取り材(14)とが固定される。 【0012】 上記薄畳(16)にあっては硬質繊維板(3,
4) の重合面(3A,4A) が粗面となっているから図3
(イ)に示すように例えばサンダーやグラインダーによ
って粗面化した場合には、該粗面化によって生じた粗大
なケバFが該軟質繊維板(2) の表面のケバと絡み合い、
(ロ)に示すように例えば鋸歯を有するコテ等で擦った
場合には、該粗面化によって生じた多数条の山形うねR
が該軟質繊維板(2) の表面に食い込み、更に(ハ)に示
すように溝切りdを行った場合には、該軟質繊維板(2)
が該溝d内に食い込んで密着し、重合面(3A,4A) 相互の
すべりを阻止する。その結果、該硬質繊維板(3,4) には
重合面(3A,4A) の反対側の面に非透湿性シート(5,6) を
接着すれば良く、両面に非透湿性シートを接着する必要
がなく、その分薄畳(16)の厚みを減少することが出来
る。そして畳の厚みが減少すれば、縫着作業も容易にな
る。しかし該軟質繊維板(2) と該硬質繊維板(3,4) とは
接着剤で接着相互固定されていないので、湿度変化によ
る該軟質繊維板(2) と該硬質繊維板(3,4) の伸縮の違い
により発生する応力は、ケバ同志の可動的な接触によっ
て吸収される。 図5に示す従来の薄畳(36)と本実施例の薄畳(16)との厚
みの実寸対比を表1に示す。 【0013】 【表1】 表1をみれば、本実施品の薄畳(16)は従来の硬質繊維板
の厚み2.1mm(2枚で4.2mm)が1.5mmに縮小さ
れ(2枚で3mm)、かつ非透湿性シート2枚分0.2mm
が縮小され、従来品に比べると計1.4mm厚みが縮小さ
れることになる。また上記本実施例の薄畳(16)と図5に
示す従来の薄畳(36)との性能の比較を表2に示す。 【0014】 【表2】表2をみると、本実施例の薄畳(16)は従来の薄畳(36)よ
りも厚みが縮小されているにも関わらず、また硬質繊維
板の片面にしか非透湿性シートが接着されていないにも
関わらず、寸法安定性は従来の薄畳(36)と同等であるこ
とが理解される。 【0015】 【発明の効果】 本発明の芯材を使用すれば、薄畳は厚
みが従来のものよりも縮小することが可能であり、その
分縫着作業も容易になり、かつ寸法安定性は従来のもの
と同等なものとなる。
【図面の簡単な説明】
図1〜図4は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】 薄畳部分側断面図
【図2】 非透湿性シート部分側断面図
【図3】 軟質繊維板と硬質繊維板イ、ロ、ハとの重合
面の説明図 【図4】 縫着部分の下半部説明図 【図5】 従来の薄畳側断面図 【符号の説明】 1 芯材 2 軟質繊維板 3,4 硬質繊維板 3A,4A 重合面 5,6 非透湿性シート 16 薄畳
面の説明図 【図4】 縫着部分の下半部説明図 【図5】 従来の薄畳側断面図 【符号の説明】 1 芯材 2 軟質繊維板 3,4 硬質繊維板 3A,4A 重合面 5,6 非透湿性シート 16 薄畳
─────────────────────────────────────────────────────
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(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E04F 15/02 102
B27N 3/04
B27N 3/06
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】軟質繊維板の両側に重合面を粗面処理した
一対の硬質繊維板を重合した薄畳の芯材であって、該一
対の硬質繊維板は、木質パルプを主体とする原料マット
を二枚重合してプレスして二層繊維板を成形し、該二層
繊維板の両面に非透湿性シートを接着し、その後該二層
繊維板を重合面から剥離し、剥離面を粗面化することに
よって製造されていることを特徴とした薄畳の芯材
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001073262A JP3485545B2 (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | 薄畳の芯材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001073262A JP3485545B2 (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | 薄畳の芯材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002276136A JP2002276136A (ja) | 2002-09-25 |
| JP3485545B2 true JP3485545B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=18930716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001073262A Expired - Fee Related JP3485545B2 (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | 薄畳の芯材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3485545B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6076067B2 (ja) * | 2012-12-14 | 2017-02-08 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 畳 |
-
2001
- 2001-03-15 JP JP2001073262A patent/JP3485545B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002276136A (ja) | 2002-09-25 |
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