JP3485006B2 - 可燃性冷媒を用いた冷凍空調装置 - Google Patents
可燃性冷媒を用いた冷凍空調装置Info
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- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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- F25B2400/052—Compression system with heat exchange between particular parts of the system between the capillary tube and another part of the refrigeration cycle
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
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Description
地球温暖化などの地球環境に悪影響を与えることの少な
い可燃性冷媒を用いた冷凍空調装置に関するものであ
る。
調装置の冷媒には、フロン系の冷媒が用いられている。
フロン系冷媒のなかでもCFC系およびHCFC系冷媒
は、オゾン層を破壊するため、HFC系フロン冷媒への
移行が進められている。家庭用冷凍冷蔵庫では、HFC
系冷媒であるR134aが広く用いられている。
図であり、図において1は圧縮機、2は凝縮器、3は絞
り装置である毛細管、4は蒸発器である。また毛細管3
と圧縮機1の吸入配管は半田付けされており、熱回収熱
交換器10を構成している。さらに蒸発器4の出口側配
管には、負荷変化時などに発生する余剰冷媒を溜めるヘ
ッダー11が設けられている。
庭用冷凍冷蔵庫の動作について、図8に示した圧力ーエ
ンタルピー線図を用いて説明する。圧縮機1を出た高温
高圧の冷媒蒸気は(図中A点)、凝縮器2に流入し、外
気などで冷却され気液二相状態まで凝縮する(図中B
点)。凝縮器2を出た気液二相冷媒は、毛細管3に流入
し減圧され、低圧の気液二相冷媒となる。毛細管3は圧
縮機1の吸入配管と熱回収熱交換器10を構成している
ので、毛細管3を通る冷媒は、圧縮機1の吸入配管によ
って冷却される(図中C点)。この低圧の気液二相冷媒は
蒸発器4に流入し、冷蔵庫庫内を冷却して、低圧の飽和
蒸気状態となって蒸発器4を流出する(図中D点)。こ
の低圧の蒸気冷媒は、ヘッダー11を経て熱回収熱交換
器10に流入し、毛細管3を通る冷媒によって加熱さ
れ、低圧の過熱蒸気となって、再び圧縮機1に吸入され
る(図中E点)。
り、この潤滑油は冷媒とともに冷凍サイクル内を循環し
ている。さらに、冷蔵庫が設置される周囲温度の変化等
によって発生する余剰冷媒は、ヘッダー11に溜まる。
促進する物質であり、地球環境を悪化させない炭化水素
冷媒やアンモニアなどの自然冷媒を冷凍空調装置の冷媒
として用いることが検討されている。これら自然冷媒は
可燃性冷媒であり、これらを用いた冷凍冷蔵庫として
は、例えば特開平8ー178481号公報に示されたも
のがある。この冷凍冷蔵庫の冷媒としては、地球温暖化
に対する影響は非常に小さいが、可燃性を示すプロパン
やブタン等の炭化水素系冷媒が用いられている。またこ
の冷凍冷蔵庫の冷媒配管接続部の近傍には、可燃性冷媒
検知センサが設置されている。
性冷媒が漏洩した場合には、可燃性冷媒検知センサがこ
れを検知し、圧縮機1に停止信号を送信するように制御
されており、万一可燃性冷媒が漏洩しても爆発につなが
ることが無いように制御されている。
凍空調装置では、地球温暖化を抑制するために地球温暖
化に対する影響の非常に小さい炭化水素系冷媒を冷凍空
調装置の冷媒として用いている。しかし地球温暖化を抑
制するためには、冷媒自身の地球温暖化だけではなく、
冷凍空調機器の電力使用による地球温暖化を抑制するこ
とも重要である。すなわち冷凍空調機器のエネルギー効
率を向上させることも重要な課題となる。
く、圧縮機内の潤滑油には多量の冷媒が溶解し粘度が低
下するため、圧縮機からの油流出量が増加し、冷凍サイ
クルの圧力損失が増大したり、熱交換器の伝熱性能が低
下したりして、冷凍サイクルの効率が低下する場合があ
る。
置に充填される冷媒量を削減したり、機器からの冷媒漏
洩を抑制したり、あるいは万一の冷媒漏洩が生じた際に
は、早期に漏洩個所を発見し、修理することが重要であ
る。
るためになされたもので、地球環境に対する悪影響の非
常に小さい可燃性冷媒を用いた冷凍空調装置において、
機器のエネルギー効率を向上させ、冷媒の漏洩を抑制し
たり漏洩時の影響を低減できる冷凍空調装置を得ること
を目的とする。
装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を、冷媒と
して可燃性冷媒を用いて流通させる冷媒配管により順次
連結してなる冷凍サイクルにおいて、前記凝縮器と前記
絞り装置の間の配管及び前記蒸発器と前記圧縮機との間
の配管に、温調制御による前記圧縮機の断続運転中の停
止時に冷媒の流れを閉止する開閉弁を設けたものであ
る。
用い、圧縮機出口から凝縮器の間の配管に油分離器を設
けたものである。
のである。
から圧縮機入口までの配管と毛細管とで二重管熱交換器
を構成したものである。
ものである。
ものである。
蔵庫の冷媒回路図で、従来装置と同様の部分は同一符号
で示している。図において、1は圧縮機、2は凝縮器、
3は絞り装置である第1毛細管、4は蒸発器である。ま
た圧縮機1と凝縮器2の間の配管には、油分離器20が
設けられており、油分離器で分離された潤滑油は、第1
電磁弁21および第2毛細管22を介して、圧縮機1の
吸入配管に接続されている。また圧縮機1は圧縮機容器
内が低圧となる低圧シェル圧縮機を用いている。さらに
この冷凍冷蔵庫の冷媒としては、可燃性を示すものの、
地球温暖化への悪影響が非常に小さい炭化水素系冷媒R
600a(イソブタン)を用いている。また圧縮機1内
には、圧縮機摺動部の潤滑のために、鉱油を潤滑油とし
て封入している。また圧縮機1は、圧縮機内部が低圧状
態となる低圧シェル圧縮機を用いている。
蔵庫は、基本的には圧縮機の断続運転によって、冷蔵庫
庫内の温度を一定に制御している。そこでここではまず
圧縮機が運転中の動作について説明する。圧縮機運転時
は、第1電磁弁21を開状態としている。圧縮機1を出
た高温高圧の冷媒蒸気は、油分離器20に流入し、ここ
で冷媒蒸気と潤滑油に分離される。この油分離器30で
分離された潤滑油は、重力によって油分離器30内の下
部に滞留し、第1電磁弁21および第2毛細管22を経
て、圧縮機1の吸入配管に戻される。油分離器30で分
離された冷媒蒸気は、凝縮器2に流入し、外気などで冷
却され気液二相状態まで凝縮する。
に流入し減圧され、低圧の気液二相冷媒となる。毛細管
3は圧縮機1の吸入配管と熱回収熱交換器10を構成し
ているので、毛細管3を通る冷媒は、圧縮機1の吸入配
管によって冷却される。この低圧の気液二相冷媒は蒸発
器4に流入し、冷蔵庫庫内を冷却して、低圧の飽和蒸気
状態となって蒸発器4を流出する。この低圧の蒸気冷媒
は、熱回収熱交換器10に流入し、毛細管3を通る冷媒
によって加熱され、低圧の過熱蒸気となって、再び圧縮
機1に吸入される。一方、圧縮機停止中は、第1電磁弁
30を閉状態としている。
用いることにより、可燃性冷媒であるR600aの冷凍
サイクル内の冷媒充填量を高圧シェル圧縮機に比べて大
幅に削減し、冷媒漏洩時の漏洩量やその影響を低減させ
ている。一般に、炭化水素系冷媒は、鉱油との相互溶解
性がフロン系冷媒よりも大きい。図2は炭化水素系冷媒
であるR600aと鉱油との溶解度を示したものであ
り、横軸が圧力、縦軸が溶解度、図中の曲線パラメータ
が温度を示している。
解度は、圧力、温度によって決定され、図2に示すよう
に圧力が高く、温度が低いほど溶解度は大きくなる。一
般的なR600aを用いた冷蔵庫の高圧は、4.3kg
/cm2abs.、低圧は0.45kg/cm2abs.
程度であり、高圧シェル圧縮機の場合の潤滑油が封入さ
れた圧縮機容器内の圧力は、4.3kg/cm2ab
s.、低圧シェル圧縮機の圧縮機容器内の圧力は0.4
5kg/cm2abs.となる。
図2より高圧シェル圧縮機の溶解度は約21%(図2中
a点)、低圧シェル圧縮機の溶解度は約3%(図2中b
点)となり、低圧シェルの圧縮機を用いることにより圧
縮機内部の溶解度を大幅に削減することができる。圧縮
機内部の溶解度を大幅に削減できれば、圧縮機内部の潤
滑油内に溶解して存在する冷媒の量を大幅に削減でき、
結果として、冷凍サイクルに充填する可燃性冷媒の量を
削減する事ができ、冷媒漏洩時の漏洩量やその影響を低
減させることができる。
管に油分離器20を設け、冷凍サイクル内を循環する潤
滑油の量を大幅に削減している。冷凍サイクル内を循環
する潤滑油は、冷媒配管内部に付着し、冷媒圧力損失の
増加や、熱交換器の伝熱特性の低下を招き、結果として
冷凍サイクルのエネルギー効率を低下させる。一般に、
低圧シェル圧縮機は、圧縮機内部の圧縮室から冷媒を直
接吐出配管に吐き出すため、油吐出量は高圧シェル圧縮
機よりも多くなる。
に、圧縮機内部の溶解度を大幅に低下させ冷媒充填量を
低減させた低圧シェル圧縮機を採用した冷凍サイクルに
おいて、油分離器20を圧縮機吐出配管に設け、冷凍サ
イクル内を循環する潤滑油の量を大幅に低減し、圧力損
失の増大や伝熱特性の低下によるエネルギー効率の低下
を防止している。
の潤滑油循環量を削減することにより、冷凍サイクルに
存在する潤滑油の量も削減でき、結果として圧縮機内部
に封入する潤滑油の量も削減することができる。この圧
縮機内部の潤滑油油量の削減により、潤滑油に溶解して
存在する冷媒も少なくなるため、冷凍サイクルへの冷媒
充填量もさらに削減でき、冷媒漏洩時の安全性もより一
層向上する。また潤滑油の初期封入量が少なくて済むた
め、潤滑油のコストが低減でき、安価なシステムが提供
できる。
油戻し配管に設けた第1電磁弁21を圧縮機運転中には
開状態にし、圧縮機運転中に油分離器20で分離した油
を連続的に圧縮機1の吸入配管に戻すようにしている
が、圧縮機運転中に第1電磁弁21を閉状態とし、圧縮
機運転中に分離した油を油分離器20内に貯留するよう
にしてもよい。このとき油分離器20に貯留された油
は、圧縮機停止時の一定時間に第1電磁弁21を開状態
とし、圧縮機吸入配管に戻すようにすればよい。
を有する炭化水素冷媒イソブタン(R600a)を用い
た場合について説明したがこれに限ることは無く、ブタ
ン(R600)やプロパン(R290)などの炭化水素
冷媒やアンモニアなどの自然冷媒、あるいはこれらの混
合冷媒であってもよい。またR32やR152aなど、
地球温暖化係数の小さなHFC系フロン冷媒、あるいは
その混合冷媒であってもよい。
を用いた場合について説明したがこれに限ることは無
く、アルキルベンゼン、エステル油、エーテル油、PA
G油などの合成油であっても良い。
置の冷媒回路図で、凝縮器2と第1毛細管3の間の配管
には、第2電磁弁30が設けられており、また蒸発器4
と圧縮機1の間の配管には、圧縮機1から蒸発器4への
冷媒の流れを閉止する逆止弁31が設けられている。こ
の冷凍冷蔵庫の冷媒としては、可燃性を示すものの、地
球温暖化への悪影響が非常に小さい炭化水素系冷媒R6
00a(イソブタン)を用いている。なお、図1に示し
たものと同一の構成部品には同一符号を付して、その重
複する説明を省略する。
電磁弁30を開状態とし、実施の形態1と同様の冷媒の
流れで運転される。圧縮機停止時は、第2電磁弁30を
閉状態とし、高圧部から第1毛細管3を通って低圧部に
冷媒が移動することを防止している。また逆止弁31
は、圧縮機停止時の高圧部から圧縮機を通って低圧部に
冷媒が移動することを防止している。
定の温度に制御している家庭用冷凍冷蔵庫では、圧縮機
停止時に高圧部から低圧部に冷媒が移動すると、冷蔵庫
のエネルギー効率が低下する。これは圧縮機停止時の冷
媒移動により、蒸発器が暖められたり、高圧部の冷媒量
が少なくなり、圧縮機再起動時に冷媒不足状態となって
効率の悪い運転状態がしばらく続くためである。
ズルなどの流動抵抗の大きな部分を通る流量は増加する
傾向を示す。したがって従来のフロン系冷媒を用いた冷
蔵庫では、第1毛細管や圧縮機1の流動抵抗が高圧部と
低圧部の冷媒移動を抑制していたが、炭化水素系冷媒を
用いた場合では、毛細管や圧縮機の流動抵抗では十分で
はなく、高圧部から低圧部の冷媒移動量は、フロン系冷
媒よりも増加する。
{κ/(κ+1)}*(P/v)〕0.5 で求められる。ここでFはノズル断面積、κは比熱比、
Pは高圧、vは比容積である。この式を用いて、炭化水
素系冷媒R600aとフロン系冷媒R134aの高圧部
から低圧部の移動冷媒流量を計算する。
℃、蒸発温度を−30℃とすると、R600aの物性値
は、κ=1.138、P=404kPa、v=0.09
561m3/kgであり、R134aの物性値は、κ=
1.198、P=770kPa、v=0.02667m
3/kgとなる。これらの物性値を上式を代入し、R6
00aとR134aの同一ノズル断面積での移動冷媒流
量を求めると、 G600a/G134a=1.22 となる。すなわちR600aの高圧部から低圧部への移
動冷媒流量は、R134aよりも22%大きくなり、こ
の分R600aを用いた冷蔵庫のエネルギー効率はR1
34aよりも低下する。
を用いた冷蔵庫の圧縮機停止時の高圧部から低圧部への
冷媒移動を防止するために、第2電磁弁30と逆止弁3
1を設けている。この結果、圧縮機停止時の高圧部から
低圧部への冷媒移動による冷蔵庫のエネルギー効率の低
下は防止され、エネルギー効率の高い可燃性冷媒を用い
た冷凍冷蔵庫を提供することができる。
細管3の間の配管に電磁弁を、蒸発器4と圧縮機1の間
の配管に逆止弁を設けたが、これに限るものではなく、
圧縮機停止時に高圧部から低圧部への冷媒移動を防止で
きるものならばどのような構成でもよい。例えば、逆止
弁31を電磁弁としてもよい。また第2電磁弁30を弁
前後の差圧が大きいときに開状態となり、弁前後の差圧
が小さいときに閉状態となる差圧弁を用いてもよい。さ
らに第2電磁弁30および逆止弁31のどちらか一方の
みを用いてもよい。
置の冷媒回路図で、熱回収熱交換器10は、内管を第1
毛細管、環状部を圧縮機1の吸入配管とする二重管熱交
換器で構成されている。なお、図1に示したものと同一
の構成部品には同一符号を付して、その重複する説明を
省略する。
二重管熱交換器で構成することにより、従来の半田接触
式熱交換器に比べて熱交換性能を向上させることができ
るため、熱回収熱交換器がコンパクトとなる。この熱回
収熱交換器のコンパクト化により、熱回収熱交換器の内
容積も小さくなり、冷媒量を削減し、冷媒漏洩時の安全
性を一層向上させることができる。また半田による接触
を行わずに熱回収熱交換器を製作できるので、リサイク
ル性も向上する。
管、環状部を圧縮機1の吸入配管とする二重管熱交換器
で熱回収熱交換器10を構成していので、第1毛細管を
通る低温の冷媒の熱は、確実に環状部を流れる冷媒に伝
わり、熱交換器ロスが発生することはなく、冷蔵庫のエ
ネルギー効率をより一層向上させることができる。また
内管と毛細管を兼用することにより、コンパクトな二重
管熱交換器を実現することができる。
置の冷媒回路図で、蒸発器4の出口側配管には、従来装
置にあるヘッダーを設けず、蒸発器4の出口配管を溶接
などの接続部のない1本の配管で構成している。なお、
図1に示したものと同一の構成部品には同一符号を付し
て、その重複する説明を省略する。
ッダーを廃止し、蒸発器4の出口配管を溶接などの接続
部のない1本の配管で構成しているので、溶接不良など
配管接続部の不良による冷媒漏洩の発生を低減でき、信
頼性の高い冷凍空調装置を実現できる。
ている周囲温度変化などの負荷変化時などに発生する余
剰冷媒を溜めることはできないが、R134aに比べて
R600aは冷媒密度が小さく、R600aの冷媒充填
量はR134aより小さいため、負荷変化時に発生する
余剰冷媒量も小さい。また熱回収熱交換器10を熱交換
性能の高い二重管熱交換器としているので、負荷変化に
より余剰冷媒が多少発生しても、圧縮機への液バックに
よる信頼性低下や圧縮機吸入配管の露付きなどの問題が
生じることはない。
置の冷媒回路図で、図1に示したものと同一の構成部品
には同一符号を付して、その重複する説明を省略する。
本実施の形態では、圧縮機の摺動部の潤滑のために封入
された潤滑油に付臭剤を添加している。このため、万一
可燃性を示す冷媒が冷凍サイクルから漏洩した場合に
は、潤滑油も冷媒と共に漏洩するため、その匂いで冷媒
漏洩および潤滑油漏洩を容易に知ることができ、使用者
は適切な対策を施すことができる。また漏洩の発生した
冷蔵庫の修理を行なう際にも、漏洩部位が容易に特定で
きるので、適切な処理を迅速に行なうことができる。
添加する例について示したが、潤滑油に付着剤を添加
し、冷媒漏洩を、冷媒とともに漏洩する油の色で検知で
きるようにしても同様の効果を発揮する。付着剤として
は例えば赤色着色剤が用いられ、その成分としては以下
のものが代表的である。 化 学 名:アゾ、ジアゾ系化合物(下記の混合物)(染料) 化学物質審査規制法による既存化学物質の整理番号 第5類3087番(ソルベントレッド23) 第5類5049番(ソルベントオレンジ73) 成分及び含有量:染料成分60〜70% キシレン(溶剤)30〜40% これらアゾ、ジアゾ系染料の化学構造の特徴としては、
分子内に芳香族環および−N=N−結合を持っている。
空調装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を、冷
媒として可燃性冷媒を用いて流通させる冷媒配管により
順次連結してなる冷凍サイクルにおいて、前記凝縮器と
前記絞り装置の間の配管及び前記蒸発器と前記圧縮機と
の間の配管に、温調制御による前記圧縮機の断続運転中
の停止時に冷媒の流れを閉止する開閉弁を設けたもので
あるので、圧縮機停止時の高圧部から低圧部への冷媒移
動が防止され、エネルギー効率の高い冷凍空調装置を提
供できる。
用い、圧縮機出口から凝縮器の間の配管に油分離器を設
けたので、圧力損失の増大や伝熱性能の低下によるエネ
ルギー効率の低下を抑制でき、効率の高い冷凍空調装置
を提供できる。また冷媒充填量の削減による漏洩時の影
響を低減できるとともに、安価なシステムを提供するこ
とができる。
のであるので、冷凍空調装置への冷媒充填量を大幅に削
減でき、万一の冷媒漏洩時の影響を低減させることがで
きる。
から圧縮機入口までの配管と毛細管とで二重管熱交換器
を構成したので、冷媒充填量の削減による漏洩時の影響
を低減できるとともに、リサイクル性も向上させること
ができる。また、エネルギー効率をより一層向上させる
ことができるとともに、コンパクトな二重管熱交換器を
実現することができる。
ので、冷媒漏洩を匂いで容易に知る ことができ、使用者
は冷媒の漏洩を的確に知ることができる。また漏洩の発
生した冷蔵庫の修理を行なう際にも、漏洩部位が容易に
特定できるので、適切な処理を迅速に行なうことができ
る。
ので、冷媒漏洩を色で容易に知ることができ、使用者は
冷媒の漏洩を的確に知ることができる。また漏洩の発生
した冷蔵庫の修理を行なう際にも、漏洩部位が容易に特
定できるので、適切な処理を迅速に行なうことができ
る。
の冷媒回路図。
冷媒回路図。
の冷媒回路図。
の冷媒回路図。
の冷媒回路図。
蒸発器、 10 熱回収熱交換器、 20 油分離
器。
Claims (6)
- 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を、
冷媒として可燃性冷媒を用いて流通させる冷媒配管によ
り順次連結してなる冷凍サイクルにおいて、前記凝縮器
と前記絞り装置の間の配管及び前記蒸発器と前記圧縮機
との間の配管に、温調制御による前記圧縮機の断続運転
中の停止時に冷媒の流れを閉止する開閉弁を設けたこと
を特徴とする可燃性冷媒を用いた冷凍空調装置。 - 【請求項2】 可燃性冷媒として炭化水素系冷媒を用
い、前記圧縮機出口から前記凝縮器の間の配管に油分離
器を設けたことを特徴とする請求項1記載の可燃性冷媒
を用いた冷凍空調装置。 - 【請求項3】 圧縮機は低圧シェルタイプとしたことを
特徴とする請求項2記載の可燃性冷媒を用いた冷凍空調
装置。 - 【請求項4】 前記絞り装置を毛細管とし、前記蒸発器
出口から前記圧縮機入口までの配管と前記毛細管とで二
重管熱交換器を構成したことを特徴とする請求項1記載
の可燃性冷媒を用いた冷凍空調装置。 - 【請求項5】 前記圧縮機の潤滑油に付臭剤を添加した
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載
の可燃性冷媒を用いた冷凍空調装置。 - 【請求項6】 前記圧縮機の潤滑油に着色剤を添加した
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載
の可燃性冷媒を用いた冷凍空調装置。
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