JPH10325622A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

冷凍サイクル装置

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Publication number
JPH10325622A
JPH10325622A JP7733898A JP7733898A JPH10325622A JP H10325622 A JPH10325622 A JP H10325622A JP 7733898 A JP7733898 A JP 7733898A JP 7733898 A JP7733898 A JP 7733898A JP H10325622 A JPH10325622 A JP H10325622A
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JP
Japan
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injection
gas
liquid separator
compressor
refrigeration cycle
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JP7733898A
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English (en)
Inventor
Masahiro Nakayama
雅弘 中山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/13Economisers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/23Separators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/25Control of valves
    • F25B2600/2509Economiser valves

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の冷凍サイクルでは、R22代替冷媒で
あるR410Aを用いた場合、CO2排出量増加などに
より地球温暖化の原因となり、かつ地球環境保護の観点
からR22冷媒を代替化した目的からはずれるという問
題点があった。 【解決手段】 この発明はインジェクションポート付き
圧縮機1、室外側で凝縮あるいは蒸発作用をする第1熱
交換器2、第1減圧装置3、気液分離器4、第2減圧装
置5、室内側で凝縮あるいは蒸発作用をする第2熱交換
器6を順次接続した構造を有し、かつ気液分離器4から
分離した気体を圧縮機インジェクションポート9に注入
する配管7を持ちこの配管中に流量制御装置8を有する
構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調機や冷凍装
置などに用いられる冷凍サイクル装置の能力増加や効率
改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、公知の技術として
図13に示す空調機や冷凍装置などに用いられる冷凍サ
イクル装置がある。図13に示す冷凍サイクル装置に
は、従来主として空調機用などにはR22(HCFC2
2)冷媒が使われてきた。この冷媒はその分子構造中に
塩素原子を含みオゾン層を破壊する特徴を有するため、
地球環境保護の観点から現在代替化が進められており、
現在のところR22冷媒の代替候補としては、R410
A冷媒が注目されている。この冷媒はHFC32とHF
C125を重量比で50%、50%で混合したものであ
るが、その分子構造に塩素原子を含まないためオゾン層
を破壊する心配がない。
【0003】また、このような従来の技術として、冷媒
としてR13B1/R22やR13B1/R12の如き
非共沸混合冷媒を用い、絞りによって中間圧まで減圧さ
れたときの低外気温時の暖房能力を従来以上に増大させ
ると共に、主サイクル内部に滞留する冷媒量を減少せし
めて成績係数の低下を防ぐ技術が、特開昭60−251
359号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示す従来の冷凍サイクル装置では、R410A冷媒の
成績係数は、R22冷媒より低いためエネルギー消費量
が増加すると共に、最終的にはCO2の排出量増加など
により地球温暖化の原因となり、かつ地球環境保護の観
点からR22冷媒を代替化した目的からはずれるという
問題点がある。
【0005】この発明はこうした点を鑑み、冷媒として
R410Aを用いる場合に、冷凍サイクルの能力増加や
成績係数を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の冷凍サイクル
装置は、冷媒としてR410Aを用い、インジェクショ
ンポートを設けた圧縮機、第1熱交換器、第1減圧装
置、気液分離器、第2減圧装置、第2熱交換器を順次接
続した冷媒回路を備え、インジェクションポートを設け
た圧縮機と気液分離器とを接続し、気液分離器から分離
した気体を圧縮機に注入するインジェクション注入配管
を設け、かつこのインジェクション注入配管途中に流量
制御装置を設けたものである。
【0007】また、この発明の冷凍サイクル装置は、冷
媒としてR410Aを用い、インジェクションポートを
設けた圧縮機、四方弁、第1減圧装置、気液分離器、第
2減圧装置、を順次接続した冷媒回路を備え、インジェ
クションポートを設けた圧縮機と気液分離器とを接続
し、気液分離器から分離した気体を圧縮機に注入するイ
ンジェクション注入配管を設け、かつこのインジェクシ
ョン注入配管途中に流量制御装置を設けたものである。
【0008】また、この発明の冷凍サイクル装置は、冷
媒としてR410Aを用い、インジェクションポートを
設けた圧縮機、四方弁、第1減圧装置、気液分離器、第
2減圧装置、第2熱交換器を順次接続した冷媒回路を備
え、インジェクションポートを設けた圧縮機と気液分離
器とを接続し、気液分離器から分離した気体を圧縮機に
注入するインジェクション注入配管を設けると共に、こ
のインジェクション注入配管途中に流量制御装置を設
け、かつ第1減圧装置および第2減圧装置と気液分離器
を接続する第1接続管と第2接続管との一端を気液分離
器下方に接続しているものである。
【0009】また、この発明の冷凍サイクル装置は、冷
媒としてR410Aを用い、インジェクションポートを
設けた圧縮機、第1熱交換器、第1減圧装置、第3接続
管、第2減圧装置、第2熱交換器を順次接続した冷媒回
路を備え、第3接続管と圧縮機のインジェクションポー
トとを接続し流量制御装置を配管途中に備えたインジェ
クション注入配管を設けたものである。
【0010】また、この発明の冷凍サイクル装置は、冷
媒としてHFC32またはR410Bを用い、インジェ
クションポートを設けた圧縮機、第1熱交換器、第1減
圧装置、気液分離器、第2減圧装置、第2熱交換器を順
次接続した冷媒回路を備え、インジェクションポートを
設けた圧縮機と気液分離器とを接続し、気液分離器から
分離した気体を圧縮機に注入するインジェクション注入
配管を設け、かつこのインジェクション注入配管途中に
流量制御装置を設けたものである。
【0011】また、この発明の冷凍サイクル装置は、冷
媒としてHFC32またはR410Bを用い、インジェ
クションポートを設けた圧縮機、四方弁、第1熱交換
器、第1減圧装置、気液分離器、第2減圧装置、第2熱
交換器を順次接続した冷媒回路を備え、インジェクショ
ンポートを設けた圧縮機と気液分離器とを接続し、気液
分離器から分離した気体を圧縮機に注入するインジェク
ション注入配管を設け、かつこのインジェクション注入
配管途中に流量制御装置を設けものである。
【0012】また、この発明の冷凍サイクル装置は、冷
媒としてHFC32またはR410Bを用い、インジェ
クションポートを設けた圧縮機、四方弁、第1熱交換
器、第1減圧装置、気液分離器、第2減圧装置、第2熱
交換器を順次接続した冷媒回路を備え、インジェクショ
ンポートを設けた圧縮機と気液分離器とを接続し、気液
分離器から分離した気体を圧縮機に注入するインジェク
ション注入配管を設けると共に、このインジェクション
注入配管途中に流量制御装置を設け、かつ第1減圧装置
および第2減圧装置と気液分離器を接続する第1接続管
と第2接続管との一端を気液分離器下方に接続している
ものである。
【0013】また、この発明の冷凍サイクル装置は、冷
媒としてHFC32またはR410Bを用い、インジェ
クションポートを設けた圧縮機、第1熱交換器、第1減
圧装置、第3接続管、第2減圧装置、第2熱交換器を順
次接続した冷媒回路を備え、第3接続管と圧縮機のイン
ジェクションポートとを接続し流量制御装置を配管途中
に備えたインジェクション注入配管を設けたものであ
る。
【0014】また、この発明の冷凍サイクル装置は、能
力検知装置を備えるとともに、必要となる能力に応じて
第1減圧装置と第2減圧装置の少なくとも一方の減圧装
置の減圧度を調整することにより、インジェクションす
る中間圧力を調整してインジェクション流量を制御する
ものである。
【0015】また、この発明の冷凍サイクル装置は、能
力検知装置を備えるとともに、必要となる能力に応じて
インジェクション注入配管途中の流量制御装置によりイ
ンジェクション流量を制御するものである。
【0016】また、この発明の冷凍サイクル装置は、能
力検知装置を備えるとともに、回転数可変型圧縮機を用
い、必要となる能力に応じて圧縮機回転数を制御するも
のである。
【0017】また、この発明の冷凍サイクル装置は、能
力検知装置を備えるとともに、ある能力以下ではインジ
ェクション注入配管途中の流量制御装置を閉じるもので
ある。
【0018】また、この発明の冷凍サイクル装置は、イ
ンジェクションする中間圧力もしくは中間圧力に相当す
る値を検知する手段を備え、検知値がある設定値となる
よう、第1減圧装置と第2減圧装置の少なくとも一方の
減圧装置の減圧度を制御するものである。
【0019】また、この発明の冷凍サイクル装置は、気
液分離器内の液冷媒量を検知する手段を備え、検知値が
ある設定となるよう、第1減圧装置と第2減圧装置の少
なくとも一方の減圧装置の減圧度を制御するものであ
る。
【0020】また、凝縮圧力もしくは凝縮圧力に相当す
る値を検知する装置と、蒸発圧力もしくは蒸発圧力に相
当する値を検知する装置を備え、検知値の少なくとも一
方の値をもとにインジェクションする中間圧力を設定す
るものである。
【0021】また、この発明の冷凍サイクル装置は、凝
縮器となる熱交換器の出口過冷却度を検知する手段を備
え、検知値により第1減圧装置または第2減圧装置のう
ち上流側となる減圧装置の減圧度を制御するものであ
る。
【0022】また、この発明の冷凍サイクル装置は、蒸
発器となる熱交換器の出口過熱度、もしくは圧縮機吸入
過熱度を検知する手段を備え、前記検知値により第1減
圧装置または第2減圧装置のうち下流側となる減圧装置
の減圧度を制御するものである。
【0023】また、この発明の冷凍サイクル装置は、第
1減圧装置および第2減圧装置と気液分離器を接続する
第1接続管と第2接続管における気液分離器への冷媒流
れ位置が気液分離器下方にあり、気液分離器から分離し
た気体を圧縮機に注入する配管の冷媒流れ位置が気液分
離器上方にあるものである。
【0024】また、この発明の冷凍サイクル装置は、気
液分離器に接続された第1接続管と第2接続管の間に遮
蔽板を設けたものである。
【0025】また、この発明の冷凍サイクル装置は、冷
凍機油としてアルキルベンゼンを用いたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図を用
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1を示す冷
凍サイクル装置の構成図である。図1では、冷媒として
R410Aを用い、1は圧縮機、2は室外側に配置され
凝縮器となる第1熱交換器、3は第1減圧装置、4は気
液分離器、5は第2減圧装置、6は室内側に配置され蒸
発器となる第2熱交換器で、これらを順次接続して冷媒
回路を構成している。7は一端を上記気液分離器4に接
続したインジェクション注入配管で、配管途中に流量制
御弁8を備えている。9は上記圧縮機1に設けたインジ
ェクションポートで、インジェクション注入配管7の一
端を接続し、気液分離器4から分離した気体を圧縮機1
に注入するように冷凍サイクル装置を構成している。こ
の装置の作用を図2に示すR410Aの圧力P−エンタ
ルピH線図を用いて説明する。
【0027】図13の従来の冷凍サイクル装置では、圧
縮機1で図2中のa点(H3、P3)から冷媒が流量G
で吸入されb点(H7、P1)で吐出され室外側に配置
され凝縮器となる第1熱交換器2へ入り、c点(H2、
P1)から減圧装置10を通ってd点(H2、P3)か
ら室内側に配置され蒸発器となる第2熱交換器6に入り
圧縮機1に戻るサイクルを形成している。
【0028】これに対してこの発明の図1の冷凍サイク
ル装置では、圧縮機1から室外側に配置され凝縮器とな
る第1熱交換器2へ入った冷媒は図2中のc点(H2、
P1)から第1減圧装置3を通ってe点(H2、P2)
の中間圧まで減圧され、気液分離器4でf点(H1、P
2)の飽和液とg点(H3、P2)の飽和ガスに分離さ
れる。f点(H1、P2)の冷媒は第2減圧装置5で減
圧されh点(H1、P3)から室内側に配置され蒸発器
となる第2熱交換器6に入り圧縮機1のa点(H3、P
3)に戻る。一方g点(H3、P2)の飽和ガスはイン
ジェクション注入配管7と流量制御弁8を通ってインジ
ェクションポート9から圧縮機1に注入される。このと
き圧縮室内の冷媒状態は圧力P3からP2まで圧縮され
i点(H5、P2)となり、g点とi点の冷媒が混合さ
れj点(H4、P2)となってさらに冷媒は圧力P1ま
で圧縮されk点(H6、P1)で吐出される。
【0029】これによりこの発明では、図13の従来の
冷凍サイクル装置よりエンタルピ差増加により蒸発能力
は増加し、またインジェクション流量Gi分凝縮能力も
増加する。圧縮機入力もインジェクション流量Gi分増
加するが、それ以上に蒸発能力や凝縮能力の増加が大き
いので、成績係数は従来例より向上する。
【0030】また、この発明で用いるR410A冷媒
は、従来冷媒R22より動作圧力が高く、かつ潜熱が大
きい熱物性的特徴を持つ。例えば凝縮温度が52℃で蒸
発温度が5℃でインジェクションする中間圧力の飽和温
度が26℃のとき、R410AはR22より図2におけ
る吐出・吸入圧力差(P1ーP3)が796kPa大き
いため、インジェクション差圧(P2ーP3)も273
kPa大きくなり、また潜熱(H3ーH1)がR22よ
り11.3kJ/kg(R22比+6%)大きい。よっ
てR410Aでは蒸発側でのエンタルピ差やインジェク
ション流量GiがR22より大きくなるので、インジェ
クションによる能力増加効果はR22より4%大きくな
り、成績係数の増加効果はR22より2%大きくなる。
【0031】従ってこの発明では、冷媒としてR410
Aを用いた図13の従来の冷凍サイクル装置より能力増
加や成績係数増加が図られ、従来冷媒R22を用いた図
7の従来の冷凍サイクル装置以上の能力増加効果や成績
係数増加効果が得られる。なお以上に述べた効果は他の
R22代替の候補冷媒であるR407CやR404A、
R507でも期待できる。
【0032】また能力増加効果等を要求しないときは、
流量制御弁8を閉じる等の手段によりインジェクション
注入配管7に冷媒が流れないようにしてやればよい。ま
たこの流量制御装置8は毛細管または毛細管と開閉弁の
組み合わせでもその効果を実現できる。
【0033】ここでインジェクションポート付き圧縮機
1の構造について説明する。図3はインジェクションポ
ート付きロータリー圧縮機の圧縮室構成図である。冷媒
18は吸入管19より吸入室16に吸入されローター1
5の回転により圧縮される。ローター15が回転して吸
入室16とインジェクションポート9が連通したとき、
圧縮室内にインジェクション冷媒が流れ込む。R410
Aでは図2におけるインジェクション差圧(P2−P
3)がR22より大きくなるため、この発明におけるイ
ンジェクションポート9の位置指標角度20は、R22
用圧縮機より大きくなる。もし構造上の制約で角度20
が従来冷媒R22と同値となったとしても、R22なみ
のガスインジェクションの効果が得られ、この発明にお
けるインジェクションポート9の位置指標角度20は従
来冷媒でのインジェクションポート付き圧縮機より設置
自由度が増すという効果がある。またR410Aは高圧
冷媒のため管内冷媒圧力損失が小さく、インジェクショ
ンポート9の大きさを小さくすることができ、圧縮室内
デッドボリュームを減らすことができ、能力や効率がよ
り向上する効果がある。
【0034】なお、以上に述べた内容は、スクロール圧
縮機やレシプロ圧縮機といった他の構造の圧縮機でも同
様の効果が期待できる。
【0035】さらになお、R410A冷媒用冷凍機油と
してハードアルキルベンゼン系などの冷媒との溶解度が
低い油が検討されている。これら油の溶解度が1%程度
であれば圧縮機からの吐出冷凍機油循環率も1%程度な
ので、溶け合い、気液分離器4内での冷凍機油溜まり込
みの心配はない。
【0036】実施の形態2.この発明の実施形態2を図
を用いて以下に説明する。図4はこの発明の実施形態2
を示す冷凍サイクル装置の構成図である。図4の冷凍サ
イクル装置では冷房と暖房を行うヒートポンプ装置を想
定し、冷媒としてR410Aを用い、圧縮機1と四方弁
11を接続し、室外側に配置され上記四方弁の切替えに
より凝縮動作または、蒸発動作する第1熱交換器2、第
1減圧装置3、気液分離器4、第2減圧装置5、室内側
に配置され上記四方弁の切替えにより凝縮動作または、
蒸発動作する第2熱交換器6から構成され、かつ気液分
離器4から分離した気体を圧縮機1のインジェクション
ポート9に注入するインジェクション注入配管7を持ち
この配管中に流量制御弁8を有することを特徴としてい
る。
【0037】次に、動作を説明する。実線の矢印は冷房
時の冷媒流れ、点線は暖房時のそれを示す。図4におい
て室外側熱交換器となる第1熱交換器2を凝縮器とすれ
ば、冷房でインジェクションを行うことになる。暖房時
は四方弁11の方向を変更し、流量制御弁8を閉じる等
の手段によりインジェクション注入配管7に冷媒が流れ
ないようにして、従来の通常冷凍サイクルとして作用さ
せる。なお冷房時能力増加効果等を要求しないときは、
流量制御弁8を閉じる等の手段によりインジェクション
注入配管7に冷媒が流れないようにしてやればよい。冷
房時この装置の作用は実施の形態1の図2と同様であ
り、冷房時に能力増加や成績係数の向上が得られる。ま
た室外側熱交換器となる第1熱交換器2を蒸発器とし冷
房時流量制御弁8を閉じる等の手段によりインジェクシ
ョン注入配管7に冷媒が流れないようにしてやれば、暖
房でインジェクションを行うサイクルとなり、暖房時能
力増加や成績係数の向上が得られる。
【0038】実施の形態3.この発明の実施形態3を図
を用いて以下に説明する。図5はこの発明の実施の形態
3を示す冷凍サイクル装置の構成図である。図5の冷凍
サイクル装置では冷房、暖房の両方でインジェクション
を行うヒートポンプ装置を想定し、冷媒としてR410
Aを用い、圧縮機1と四方弁11を接続し、室外側に配
置され上記四方弁の切替えにより凝縮動作または、蒸発
動作する第1熱交換器2、第1減圧装置3、気液分離器
4、第2減圧装置5、室内側に配置され上記四方弁の切
替えにより凝縮動作または、蒸発動作する第2熱交換器
6から構成され、かつ気液分離器4から分離した気体を
圧縮機インジェクションポート9に注入するインジェク
ション注入配管7を持ち、この配管中に流量制御弁8を
有することを特徴としている。加えて第1減圧装置3お
よび第2減圧装置5と気液分離器4をつなぐそれぞれに
第1接続管12,第2接続管13が気液分離器4下方に
接続され、インジェクション注入配管7が気液分離器4
上方に接続されていることを特徴とする。
【0039】次に、動作を説明する。図5において第1
熱交換器2を凝縮器とし第2熱交換器6を蒸発器とし、
第1熱交換器2を蒸発器としたり、第2熱交換器6を凝
縮器としたりして、冷房、暖房の両方でインジェクショ
ンを行う。すなわち気液分離器4に流入する第1接続管
12,第2接続管13の方向を図5に示す方向としたの
で、冷房、暖房で気液分離器4に流入する冷媒の方向が
変化しても確実に気液分離を行うことができる。冷房時
および暖房時のこの装置の作用は実施の形態1の図2と
同様であり、この発明の実施形態3の冷房、暖房ともに
能力増加や成績係数の向上が得られる。なお能力増加効
果等を要求しないときは、流量制御弁8を閉じる等の手
段によりインジェクション注入配管7に冷媒が流れない
ようにしてやればよい。
【0040】実施の形態4.この発明の実施形態4を図
を用いて説明する。図6はこの発明の実施形態4を示す
冷凍サイクル装置の構成図である。図6では、冷媒とし
てR410Aを用い、圧縮機1、凝縮器となる第1熱交
換器2、第1減圧装置3、第2減圧装置5、蒸発器とな
る第2熱交換器6を順次接続した構造を有し、かつ第1
減圧装置3と第2減圧装置5の間から中間圧の冷媒を圧
縮機インジェクションポート9に注入するインジェクシ
ョン注入配管7を持つように冷凍サイクル装置を構成し
ている。この実施形態においても能力増加や成績係数の
向上が得られる。
【0041】実施の形態5.この発明の実施形態5を図
を用いて以下に説明する。図7はこの発明の実施の形態
5を示す冷凍サイクル装置の構成図で、図5と同一記号
は同一部分を示す。図7において、冷媒はHFC32、
またはHFC32とHFC125を重量比でそれぞれ4
5%、55%で混合したR410B冷媒を用いている。
HFC32とHFC125は、動作圧がほぼ同等であ
り、潜熱はHFC32の方が大きい。従ってHFC32
冷媒を単独で用いた図7の実施の形態5では、HFC3
2とHFC125を重量比でそれぞれ50%、50%で
混合したR410A冷媒を用いた実施の形態1から4と
比較して、冷媒潜熱がさらに大きくなり、インジェクシ
ョンの効果はさらに大きくなる。
【0042】一方R410Bは、可燃性に対する危険度
を低下させるためR410Aに対してHFC125の混
合割合が高められている。しかし熱物性的特徴はR41
0Aとほぼ同様で冷媒潜熱もほぼ等しく、実施の形態1
から4で述べた効果と同様のインジェクションの効果が
得られる。
【0043】実施の形態6.この発明の実施形態6を図
を用いて以下に説明する。図8はこの発明の実施の形態
6を示す冷凍サイクル装置の構成図で、図5と同一記号
は同一部分を示す。21は空調能力検知装置の一例であ
り、室内側に配置された空冷式の第2熱交換器6の吸込
空気温度と室内空気温度との偏差で冷凍サイクル装置の
空調能力を検知する。また例えば空冷式の第1熱交換器
2が室外側に設置され、外気温検知装置22により所要
空調能力を検知する。以下、この装置の動作を説明す
る。
【0044】例えば暖房時外気温が低い時や、冷房時外
気温が高い時、第2熱交換器6の吸込空気温度と室内空
気温度との偏差が大きい場合など、空調能力を増大させ
る必要があると判断した場合は、第1減圧装置3と第2
減圧装置5の少なくとも一つの減圧装置の減圧度を調整
することにより、図2に示すインジェクションする中間
圧力P2を低下させる。そうすると図2に示すe点での
乾き度が増加して飽和ガスが増大し、注入配管7を通る
インジェクション流量Giも増加し、冷凍サイクル装置
の能力が増える。また暖房時外気温が高い時や、冷房時
外気温が低い時、第2熱交換器6の吸込空気温度と室内
空気温度との偏差が小さい場合など、空調能力が十分で
あると判断した場合は、第1減圧装置3と第2減圧装置
5の少なくとも一つの減圧装置の減圧度を調整すること
により、インジェクションする中間圧力P2を上昇させ
インジェクション流量Giを低下させ、冷凍サイクル装
置の能力を低下させる。
【0045】また、例えば暖房時外気温が低い時や、冷
房時外気温が高い時、第2熱交換器6の吸込空気温度と
室内空気温度との偏差が大きい場合など、空調能力を増
大させる必要があると判断した場合は、インジェクショ
ン注入配管7途中の流量制御装置8によりインジェクシ
ョン流量Giを増大させ、冷凍サイクル装置の能力を増
大させる。また暖房時外気温が高い時や、冷房時外気温
が低い時、第2熱交換器6の吸込空気温度と室内空気温
度との偏差が小さい場合など、空調能力が十分であると
判断した場合は、インジェクション注入配管7途中の流
量制御装置8によりインジェクション流量Giを低下さ
せ、冷凍サイクル装置の能力を低下させる。
【0046】また、圧縮機1に回転数可変型圧縮機を用
いた場合に、暖房時外気温が低い時や、冷房時外気温が
高い時、第2熱交換器6の吸込空気温度と室内空気温度
との偏差が大きい場合など、空調能力を増大させる必要
があると判断した場合は、圧縮機1の回転数を増大さ
せ、インジェクション注入配管7途中の流量制御装置8
によりインジェクション流量Giを増大させ、冷凍サイ
クル装置の能力を増大させる。また暖房時外気温が高い
時や、冷房時外気温が低い時、第2熱交換器6の吸込空
気温度と室内空気温度との偏差が小さい場合など、空調
能力が十分であると判断した場合は、圧縮機1の回転数
を低下させ、インジェクション注入配管7途中の流量制
御装置8によりインジェクション流量Giを低下させ、
冷凍サイクル装置の能力を低下させる。
【0047】また空調能力の低下に伴い、図2に示す吐
出圧力P1が低下し、吸入圧力P3が上昇してインジェ
クション差圧(P2−P3)も小さくなり、インジェク
ションの効果も小さくなる。このような場合には、イン
ジェクション注入配管7途中の流量制御装置8を閉じ、
圧縮機1の回転数を上昇させて圧縮機効率の高いポイン
トで運転する通常の冷凍サイクル装置としてやればよ
い。
【0048】以上により、図8に示す実施の形態6の構
成とすることにより、能力を変化させた状態でも、冷凍
サイクル装置を効率よく運転することができる。
【0049】実施の形態7.この発明の実施の形態7を
図を用いて以下に説明する。図9はこの発明の実施の形
態7を示す冷凍サイクル装置の構成図で、図5と同一記
号は同一部分を示す。図9で冷房運転する場合、第1熱
交換器2が凝縮器、第2熱交換器6が蒸発器として動作
し、気液分離器4にインジェクションする中間圧力P2
を検知する装置31を備え、第1熱交換器2に凝縮圧力
を、第2熱交換器6に蒸発圧力をそれぞれ検知する装置
32、33を備えている。また気液分離器4内の液冷媒
量を検知する手段34を備えてる。以下、この装置の動
作を説明する。
【0050】図9において、検知装置31からの値があ
る設定値となるよう、第1減圧装置と第2減圧装置の少
なくとも一方の減圧装置の減圧度を制御する。これによ
りインジェクションする中間圧力P2を所定の値とし、
インジェクション流量Giを変化させることができるの
で、冷凍サイクル装置の能力を調整することができ、ま
た冷凍サイクル装置を効率よく運転することができる。
【0051】また、図9において、検知装置34からの
値がある設定値となるよう、第1減圧装置と第2減圧装
置の少なくとも一方の減圧装置の減圧度を制御し、気液
分離器4内の液冷媒量を調整する。これにより図2に示
すe点である気液分離器4での乾き度を所定の値とし、
インジェクション流量Giを変化させることができるの
で、冷凍サイクル装置の能力を調整することができ、ま
た冷凍サイクル装置を効率よく運転することができる。
【0052】また、図9において、検知装置32または
33からの値よりインジェクションの効果が最大となる
ような、インジェクションする中間圧力P2を算出す
る。そして第1減圧装置と第2減圧装置の少なくとも一
方の減圧装置の減圧度を制御する等の方法により、イン
ジェクションする中間圧力P2を設定する。こうするこ
とにより、インジェクションの効果を最大限に引き出し
た状態で冷凍サイクル装置を運転することができるの
で、効率よく運転することができる。
【0053】なお前述した各圧力は、飽和温度を検知し
て圧力に換算しても良い。また凝縮圧力と蒸発圧力の代
わりに、それぞれ吐出圧力P1と吸入圧力P2を用いて
も良い。
【0054】実施の形態8.この発明の実施の形態8を
図を用いて以下に説明する。図10はこの発明の実施の
形態8を示す冷凍サイクル装置の構成図で、図5と同一
記号は同一部分を示す。図10で冷房運転する場合、第
1熱交換器2が凝縮器、第2熱交換器6が蒸発器として
動作し、第1熱交換器2に出口過冷却度検知装置35
を、第2熱交換器6に出口過熱度検知装置36を、圧縮
機1の吸入過熱度検知装置37をそれぞれ備えている。
以下、この装置の動作を説明する。
【0055】図10において、冷凍サイクルの上流側で
ある出口過冷却度検知装置35からの値により第1減圧
装置の減圧装置の減圧度を制御し、図2に示すc点を調
整する。これにより、インジェクションする中間圧力P
2やe点での乾き度を制御し、インジェクション流量G
iを変化させることができるので、冷凍サイクル装置の
能力を調整することができ、かつインジェクションの効
果を最大限に引き出した状態で冷凍サイクル装置を効率
よく運転することができる。
【0056】また、図10において、冷凍サイクルの下
流側である出口過熱度検知装置36からの値により第2
減圧装置の減圧装置の減圧度を制御し、図2に示すイン
ジェクションする中間圧力P2を調整する。これにより
インジェクション流量Giを変化させることができるの
で、冷凍サイクル装置の能力を調整することができ、か
つインジェクションの効果を最大限に引き出した状態で
冷凍サイクル装置を効率よく運転することができる。な
お、第2熱交換器6の出口過熱度検知装置36の代わり
に、圧縮機1の吸入過熱度検知装置37を用いても、同
様の効果が得られる。
【0057】実施の形態9.この発明の実施の形態9を
図を用いて以下に説明する。図11はこの発明の実施の
形態9を示す冷凍サイクル装置の構成図で、図5と同一
記号は同一部分を示す。図11では、第1減圧装置3お
よび上記第2減圧装置5と気液分離器4を接続する第1
接続管12と第2接続管13における気液分離器4への
冷媒流れ位置が、気液分離器4の下方となるように、ま
た気液分離器4から分離した気体を圧縮機に注入する配
管7の冷媒流れ位置が気液分離器4の上方となるように
構成されている。以下、この装置の動作を説明する。
【0058】図11において、実線の矢印は冷房時の冷
媒流れを示している。第1熱交換器2は凝縮器、第2熱
交換器6は蒸発器として動作する。第1接続管12より
気液分離器4下方に冷媒が流入し、第2接続管13より
気液分離器4下方から液冷媒が流出する。また配管7か
らガス冷媒が流出する。暖房時は点線の冷媒流れ方向と
なり、第1熱交換器2は蒸発器、第2熱交換器6は凝縮
器として動作する。第2接続管13より気液分離器4下
方に冷媒が流入し、第1接続管12より気液分離器4下
方から液冷媒が流出する。また配管7からガス冷媒が流
出する。配管7、12、13の冷媒流れ位置を図11に
示すように構成したので、冷房、暖房の両方でインジェ
クションを行う場合、気液分離器4に流入する冷媒の方
向が変化しても、気液分離を確実に行い、蒸発器となる
熱交換器側へ確実に液冷媒を流すことができる。また、
気液分離器4への配管7、12、13の冷媒流れ位置
は、図12のようにしても同様の効果が得られ、また気
液分離器4内の配管12と配管13の間に遮蔽板41を
設けることにより、冷媒流れによる気液分離器4内の液
面の乱れを防止することができ、気液分離を確実に行
い、蒸発器となる熱交換器側へ確実に液冷媒を流すこと
ができる。
【0059】実施の形態10.この発明の実施の形態1
0について以下に説明する。実施の形態10は、実施の
形態1から9に対して、冷凍機油としてアルキルベンゼ
ンを用いている。実施の形態1から9に述べたインジェ
クションポートを設けた圧縮機1は、圧縮過程途中にお
いて飽和ガス冷媒を吸入するため、インジェクションポ
ートがない通常の圧縮機に対して、摺動状態が厳しくな
る。現在開発されているHFC系冷媒の冷凍機油として
は、エステル系とエーテル系やアルキルベンゼン系があ
げられる。エステル系とエーテル系は冷媒と相互溶解す
るものの、加水分解しやすく対摩耗性に問題点があるの
で、スラッジ等が発生しやすく、第1減圧装置3や第2
減圧装置5、流量制御装置8の詰まり等の原因となり、
冷凍サイクル装置の信頼性確保が困難となる。一方アル
キルベンゼン系は、加水分解しにくく潤滑性能に優れて
いるので、インジェクションポートを設けた圧縮機1に
アルキルベンゼン系の冷凍機油を用いることにより、エ
ステル系やエーテル系を用いた場合と比較して信頼性の
高い冷凍サイクル装置を得ることができる。なおアルキ
ルベンゼン系は冷媒に溶解しにくいが、その溶解度が1
%程度であれば、圧縮機1からの吐出冷凍機油循環率も
1%程度なので、溶け合い、気液分離器4等での冷凍機
油の溜まりの心配はなく、冷凍サイクル装置の信頼性は
確保できる。
【0060】なお以上実施の形態6から10に述べた効
果は冷房運転の例を説明したが、四方弁11の切り換え
により、第1熱交換器2と第2熱交換器6の凝縮器と蒸
発器としての作用を逆にすると、暖房運転でも、その効
果が得られる。
【0061】また以上実施の形態1から10において、
気液分離器4にてガス冷媒を分離してインジェクション
注入配管7を通して圧縮機1にインジェクションするた
め、蒸発器へ流れる冷媒流量は、インジェクション流量
Gi分減少する。従って蒸発器や吸入配管での冷媒圧力
損失が減少し、吸入圧力が上昇して、能力増加や成績係
数の向上効果がさらに増加する。
【0062】以上、R22代替冷媒の例をいくつか挙げ
ているが、HFC32(R32)を主成分とするR22
代替冷媒を用いると効果が高い。例えば、この冷媒に
は、R32やR410AやR410Bが挙げられ、R3
2の含有率はそれぞれ100%、50%、45%であ
り、これらはR32を主成分とするものである。また、
R32以外の成分であるHFC125やHFC134a
やHFC143aを含むものでも良い。
【0063】
【発明の効果】以上、この第1の発明の冷凍サイクル装
置によれば、冷媒としてR410Aを用い、インジェク
ションポートを設けた圧縮機、第1熱交換器、第1減圧
装置、気液分離器、第2減圧装置、第2熱交換器を順次
接続した冷媒回路を備え、上記インジェクションポート
を設けた圧縮機と上記気液分離器とを接続し、気液分離
器から分離した気体を圧縮機に注入するインジェクショ
ン注入配管を設け、かつこのインジェクション注入配管
途中に流量制御装置を設けた構造としたので、従来の冷
凍サイクル装置より能力の増加や成績係数の向上が得ら
れる効果がある。
【0064】また、この第2の発明の冷凍サイクル装置
によれば、冷媒としてR410Aを用い、インジェクシ
ョンポートを設けた圧縮機、四方弁、第1熱交換器、第
1減圧装置、気液分離器、第2減圧装置、第2熱交換器
を順次接続した冷媒回路を備え、上記インジェクション
ポートを設けた圧縮機と上記気液分離器とを接続し、気
液分離器から分離した気体を圧縮機に注入するインジェ
クション注入配管を設け、かつこのインジェクション注
入配管途中に流量制御装置を設けた構造としたので、冷
房または暖房のどちらかでインジェクションを行うサイ
クルとなり、従来の冷凍サイクル装置より冷房または暖
房のどちらでも能力の増加や成績係数の向上が得られる
効果がある。
【0065】また、この第3の発明の冷凍サイクル装置
によれば、冷媒としてR410Aを用い、インジェクシ
ョンポートを設けた圧縮機、四方弁、第1熱交換器、第
1減圧装置、気液分離器、第2減圧装置、第2熱交換器
を順次接続した冷媒回路を備え、上記インジェクション
ポートを設けた圧縮機と上記気液分離器とを接続し、気
液分離器から分離した気体を圧縮機に注入するインジェ
クション注入配管を設けると共に、このインジェクショ
ン注入配管途中に流量制御装置を設け、かつ上記第1減
圧装置および上記第2減圧装置と上記気液分離器を接続
する第1接続管と第2接続管との一端を上記気液分離器
下方に接続している構造としたので、冷房および暖房の
どちらでもインジェクションを行うことができるサイク
ルとなり、従来の冷凍サイクル装置より冷房、暖房能力
の増加や冷房、暖房の成績係数の向上が得られる。
【0066】また、この第4の発明の冷凍サイクル装置
によれば、冷媒としてR410Aを用い、インジェクシ
ョンポートを設けた圧縮機、第1熱交換器、第1減圧装
置、第3接続管、第2減圧装置、第2熱交換器を順次接
続した冷媒回路を備え、上記第3接続管と上記圧縮機の
インジェクションポートとを接続し流量制御装置を配管
途中に備えたインジェクション注入配管を設けた構造と
したので、従来の冷凍サイクル装置より能力の増加や成
績係数の向上が得られる。
【0067】また、この第5の発明の冷凍サイクル装置
によれば、冷媒としてHFC32またはR410Bを用
い、インジェクションポートを設けた圧縮機、第1熱交
換器、第1減圧装置、気液分離器、第2減圧装置、第2
熱交換器を順次接続した冷媒回路を備え、上記インジェ
クションポートを設けた圧縮機と上記気液分離器とを接
続し、気液分離器から分離した気体を圧縮機に注入する
インジェクション注入配管を設け、かつこのインジェク
ション注入配管途中に流量制御装置を設けた構造とした
ので、従来の冷凍サイクル装置より能力の増加や成績係
数の向上が得られる効果がある。
【0068】また、この第6の発明の冷凍サイクル装置
によれば、冷媒としてHFC32またはR410Bを用
い、インジェクションポートを設けた圧縮機、四方弁、
第1熱交換器、第1減圧装置、気液分離器、第2減圧装
置、第2熱交換器を順次接続した冷媒回路を備え、上記
インジェクションポートを設けた圧縮機と上記気液分離
器とを接続し、気液分離器から分離した気体を圧縮機に
注入するインジェクション注入配管を設け、かつこのイ
ンジェクション注入配管途中に流量制御装置を設けた構
造としたので、冷房または暖房のどちらかでインジェク
ションを行うサイクルとなり、従来の冷凍サイクル装置
より冷房または暖房のどちらでも能力の増加や成績係数
の向上が得られる効果がある。
【0069】また、この第7の発明の冷凍サイクル装置
によれば、冷媒としてHFC32またはR410Bを用
い、インジェクションポートを設けた圧縮機、四方弁、
第1熱交換器、第1減圧装置、気液分離器、第2減圧装
置、第2熱交換器を順次接続した冷媒回路を備え、上記
インジェクションポートを設けた圧縮機と上記気液分離
器とを接続し、気液分離器から分離した気体を圧縮機に
注入するインジェクション注入配管を設けると共に、こ
のインジェクション注入配管途中に流量制御装置を設
け、かつ上記第1減圧装置および上記第2減圧装置と上
記気液分離器を接続する第1接続管と第2接続管との一
端を上記気液分離器下方に接続している構造としたの
で、冷房および暖房のどちらでも気液分離が確実に行
え、インジェクションを行うことができるサイクルとな
り、従来の冷凍サイクル装置より冷房、暖房能力の増加
や冷房、暖房の成績係数の向上が得られる。
【0070】また、この第8の発明の冷凍サイクル装置
によれば、冷媒としてHFC32またはR410Bを用
い、インジェクションポートを設けた圧縮機、第1熱交
換器、第1減圧装置、第3接続管、第2減圧装置、第2
熱交換器を順次接続した冷媒回路を備え、上記第3接続
管と上記圧縮機のインジェクションポートとを接続し流
量制御装置を配管途中に備えたインジェクション注入配
管を設けた構造としたので、従来の冷凍サイクル装置よ
り能力の増加や成績係数の向上が得られる。
【0071】以上、この第9の発明の冷凍サイクル装置
によれば、第1から第8の発明の冷凍サイクル装置に加
えて、能力検知装置を備えるとともに、必要となる能力
に応じて第1減圧装置と第2減圧装置の少なくとも一方
の減圧装置の減圧度を調整することにより、インジェク
ションする中間圧力を調整してインジェクション流量を
制御するので、能力が変化した場合でも確実にインジェ
クションが行え、従来の冷凍サイクル装置より能力の増
加や成績係数の向上が得られる効果がある。
【0072】また、この第10の発明の冷凍サイクル装
置によれば、第1から第9の発明の冷凍サイクル装置に
加えて、能力検知装置を備えるとともに、必要となる能
力に応じてインジェクション注入配管途中の流量制御装
置によりインジェクション流量を制御するので、能力が
変化した場合でも確実にインジェクションが行え、従来
の冷凍サイクル装置より能力の増加や成績係数の向上が
得られる効果がある。
【0073】また、この第11の発明の冷凍サイクル装
置によれば、第1から第10の発明の冷凍サイクル装置
に加えて、能力検知装置を備えるとともに、回転数可変
型圧縮機を用い、必要となる能力に応じて圧縮機回転数
を制御するので、能力が変化した場合でも確実にインジ
ェクションが行え、従来の冷凍サイクル装置より能力の
増加や成績係数の向上が得られる効果がある。
【0074】また、この第12の発明の冷凍サイクル装
置によれば、第1から第11の発明の冷凍サイクル装置
に加えて、能力検知装置を備えるとともに、ある能力以
下ではインジェクション注入配管途中の流量制御装置を
閉じるので、能力が変化した場合でも確実にインジェク
ションが行え、従来の冷凍サイクル装置より能力の増加
や成績係数の向上が得られる効果がある。
【0075】また、この第13の発明の冷凍サイクル装
置によれば、第1から第12の発明の冷凍サイクル装置
に加えて、インジェクションする中間圧力もしくは前記
中間圧力に相当する値を検知する手段を備え、前記検知
値がある設定値となるよう、第1減圧装置と第2減圧装
置の少なくとも一方の減圧装置の減圧度を制御するの
で、能力が変化した場合でも確実にインジェクションが
行え、従来の冷凍サイクル装置より能力の増加や成績係
数の向上が得られる効果がある。
【0076】また、この第14の発明の冷凍サイクル装
置によれば、第1から第14の発明の冷凍サイクル装置
に加えて、気液分離器内の液冷媒量を検知する手段を備
え、前記検知値がある設定値となるよう、第1減圧装置
と第2減圧装置の少なくとも一方の減圧装置の減圧度を
制御するので、能力が変化した場合でも確実にインジェ
クションが行え、従来の冷凍サイクル装置より能力の増
加や成績係数の向上が得られる効果がある。
【0077】また、この第15の発明の冷凍サイクル装
置によれば、第1から第14の発明の冷凍サイクル装置
に加えて、凝縮圧力もしくは凝縮圧力に相当する値を検
知する装置と、蒸発圧力もしくは蒸発圧力に相当する値
を検知する装置を備え、前記検知値の少なくとも一方の
値をもとにインジェクションする中間圧力を設定するの
で、能力が変化した場合でも確実にインジェクションが
行え、従来の冷凍サイクル装置より能力の増加や成績係
数の向上が得られる効果がある。
【0078】また、この第16の発明の冷凍サイクル装
置によれば、第1から第15の発明の冷凍サイクル装置
に加えて、凝縮器となる熱交換器の出口過冷却度を検知
する手段を備え、前記検知値により第1減圧装置または
第2減圧装置のうち上流側となる減圧装置の減圧度を制
御するので、能力が変化した場合でも確実にインジェク
ションが行え、従来の冷凍サイクル装置より能力の増加
や成績係数の向上が得られる効果がある。
【0079】また、この第17の発明の冷凍サイクル装
置によれば、第1から第16の発明の冷凍サイクル装置
に加えて、蒸発器となる熱交換器の出口過熱度度、もし
くは圧縮機吸入過熱度を検知する手段を備え、前記検知
値により第1減圧装置または第2減圧装置のうち下流側
となる減圧装置の減圧度を制御するので、能力が変化し
た場合でも確実にインジェクションが行え、従来の冷凍
サイクル装置より能力の増加や成績係数の向上が得られ
る効果がある。
【0080】また、この第18の発明の冷凍サイクル装
置によれば、第1から第17の発明の冷凍サイクル装置
に加えて、第1減圧装置および上記第2減圧装置と気液
分離器を接続する第1接続管と第2接続管における気液
分離器への冷媒流れ位置が気液分離器下方にあり、前記
気液分離器から分離した気体を圧縮機に注入する配管の
冷媒流れ位置が気液分離器上方にあるので、冷房および
暖房のどちらでも気液分離が確実に行え、インジェクシ
ョンを行うことができるサイクルとなり、従来の冷凍サ
イクル装置より冷房、暖房能力の増加や冷房、暖房の成
績係数の向上が得られる効果がある。
【0081】また、この第19の発明の冷凍サイクル装
置によれば、第18の発明の冷凍サイクル装置に加え
て、気液分離器に接続された第1接続管と第2接続管の
間に遮蔽板を設けた構造としたので、冷房および暖房の
どちらでも気液分離がより確実に行え、インジェクショ
ンを行うことができるサイクルとなり、従来の冷凍サイ
クル装置より冷房、暖房能力の増加や冷房、暖房の成績
係数の向上が得られる効果がある。
【0082】また、この第20の発明の冷凍サイクル装
置によれば、第1から第19の発明の冷凍サイクル装置
に加えて、冷凍機油としてアルキルベンゼンを用いたの
で、従来の冷凍サイクル装置より能力の増加や成績係数
の向上が得られ、かつ装置の信頼性も高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の冷凍サイクル装置
を示す冷媒回路図である。
【図2】 図1の冷凍サイクル装置の作用を示す圧力−
エンタルピ線図である。
【図3】 この発明のインジェクションポートを設けた
ロータリー圧縮機の圧縮室構造図である。
【図4】 この発明の実施の形態2の冷凍サイクル装置
を示す冷媒回路図である。
【図5】 この発明の実施の形態3の冷凍サイクル装置
を示す冷媒回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態4の冷凍サイクル装置
を示す冷媒回路図である。
【図7】 この発明の実施の形態5の冷凍サイクル装置
を示す冷媒回路図である。
【図8】 この発明の実施の形態6の冷凍サイクル装置
を示す冷媒回路図である。
【図9】 この発明の実施の形態7の冷凍サイクル装置
を示す冷媒回路図である。
【図10】 この発明の実施の形態8の冷凍サイクル装
置を示す冷媒回路図である。
【図11】 この発明の実施の形態9の冷凍サイクル装
置を示す冷媒回路図である。
【図12】 この発明の実施の形態9の他の冷凍サイク
ル装置を示す冷媒回路図である。
【図13】 従来の冷凍サイクル装置を示す冷媒回路図
である。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 第1熱交換器、3 第1減圧装置、4
気液分離器、5 第2減圧装置、6 第2熱交換器、
7 インジェクション注入配管、8 流量制御装置、9
インジェクションポート、10 減圧装置、11 四
方弁、12 第1接続管、13 第2接続管、14 第
3接続管、15 ローター、16 吸入室、17 ベー
ン、18 吸入冷媒流れ、19 吸入管、20 位置指
標角度、21 空調能力検知装置、22 外気温検知装
置、31 インジェクションする中間圧力検知装置、3
2 凝縮圧力検知装置、33 蒸発圧力検知装置、34
液冷媒量検知装置、35 凝縮器出口過冷却度検知装
置、36 蒸発器出口過熱度検知装置、37 圧縮機吸
入過熱度検知装置、41 遮蔽板。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒としてR410Aを用い、インジェ
    クションポートを設けた圧縮機、第1熱交換器、第1減
    圧装置、気液分離器、第2減圧装置、第2熱交換器を順
    次接続した冷媒回路を備え、上記インジェクションポー
    トを設けた圧縮機と上記気液分離器とを接続し、気液分
    離器から分離した気体を圧縮機に注入するインジェクシ
    ョン注入配管を設け、かつこのインジェクション注入配
    管途中に流量制御装置を設けたことを特徴とする冷凍サ
    イクル装置。
  2. 【請求項2】 冷媒としてR410Aを用い、インジェ
    クシェンポートを設けた圧縮機、四方弁、第1熱交換
    器、第1減圧装置、気液分離器、第2減圧装置、第2熱
    交換器を順次接続した冷媒回路を備え、上記インジェク
    シェンポートを設けた圧縮機と上記気液分離器とを接続
    し、気液分離器から分離した気体を圧縮機に注入するイ
    ンジェクシェン注入配管を設け、かつこのインジェクシ
    ョン注入配管途中に流量制御装置を設けたことを特徴と
    する冷凍サイクル装置。
  3. 【請求項3】 冷媒としてR410Aを用い、インジェ
    クションポートを設けた圧縮機、四方弁、第1熱交換
    器、第1減圧装置、気液分離器、第2減圧装置、第2熱
    交換器を順次接続した冷媒回路を備え、上記インジェク
    ションポートを設けた圧縮機と上記気液分離器とを接続
    し、気液分離器から分離した気体を圧縮機に注入するイ
    ンジェクション注入配管を設けると共に、このインジェ
    クション注入配管途中に流量制御装置を設け、かつ上記
    第1減圧装置および上記第2減圧装置と上記気液分離器
    を接続する第1接続管と第2接続管との一端を上記気液
    分離器下方に接続していることを特徴とする冷凍サイク
    ル装置。
  4. 【請求項4】 冷媒としてR410Aを用い、インジェ
    クションポートを設けた圧縮機、第1熱交換器、第1減
    圧装置、第3接続管、第2減圧装置、第2熱交換器を順
    次接続した冷媒回路を備え、上記第3接続管と上記圧縮
    機のインジェクションポートとを接続し流量制御装置を
    配管途中に備えたインジェクション注入配管を設けたこ
    とを特徴とする冷凍サイクル装置。
  5. 【請求項5】 冷媒としてHFC32またはR410B
    を用い、インジェクションポートを設けた圧縮機、第1
    熱交換器、第1減圧装置、気液分離器、第2減圧装置、
    第2熱交換器を順次接続した冷媒回路を備え、上記イン
    ジェクションポートを設けた圧縮機と上記気液分離器と
    を接続し、気液分離器から分離した気体を圧縮機に注入
    するインジェクション注入配管を設け、かつこのインジ
    ェクション注入配管途中に流量制御装置を設けたことを
    特徴とする冷凍サイクル装置。
  6. 【請求項6】 冷媒としてHFC32またはR410B
    を用い、インジェクションポートを設けた圧縮機、四方
    弁、第1熱交換器、第1減圧装置、気液分離器、第2減
    圧装置、第2熱交換器を順次接続した冷媒回路を備え、
    上記インジェクションポートを設けた圧縮機と上記気液
    分離器とを接続し、気液分離器から分離した気体を圧縮
    機に注入するインジェクション注入配管を設け、かつこ
    のインジェクション注入配管途中に流量制御装置を設け
    たことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  7. 【請求項7】 冷媒としてHFC32またはR410B
    を用い、インジェクションポートを設けた圧縮機、四方
    弁、第1熱交換器、第1減圧装置、気液分離器、第2減
    圧装置、第2熱交換器を順次接続した冷媒回路を備え、
    上記インジェクションポートを設けた圧縮機と上記気液
    分離器とを接続し、気液分離器から分離した気体を圧縮
    機に注入するインジェクション注入配管を設けると共
    に、このインジェクション注入配管途中に流量制御装置
    を設け、かつ上記第1減圧装置および上記第2減圧装置
    と上記気液分離器を接続する第1接続管と第2接続管と
    の一端を上記気液分離器下方に接続していることを特徴
    とする冷凍サイクル装置。
  8. 【請求項8】 冷媒としてHFC32またはR410B
    を用い、インジェクションポートを設けた圧縮機、第1
    熱交換器、第1減圧装置、第3接続管、第2減圧装置、
    第2熱交換器を順次接続した冷媒回路を備え、上記第3
    接続管と上記圧縮機のインジェクションポートとを接続
    し流量制御装置を配管途中に備えたインジェクション注
    入配管を設けたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  9. 【請求項9】 能力検知装置を備えるとともに、必要と
    なる能力に応じて第1減圧装置と第2減圧装置の少なく
    とも一方の減圧装置の減圧度を調整することにより、イ
    ンジェクションする中間圧力を調整してインジェクショ
    ン流量を制御することを特徴とする請求項1から8のい
    ずれかに記載の冷凍サイクル装置。
  10. 【請求項10】 能力検知装置を備えるとともに、必要
    となる能力に応じてインジェクション注入配管途中の流
    量制御装置によりインジェクション流量を制御すること
    を特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の冷凍サ
    イクル装置。
  11. 【請求項11】 能力検知装置を備えるとともに、回転
    数可変型圧縮機を用い、必要となる能力に応じて圧縮機
    回転数を制御することを特徴とする請求項1から10の
    いずれかに記載の冷凍サイクル装置。
  12. 【請求項12】 能力検知装置を備えるとともに、ある
    能力以下ではインジェクション注入配管途中の流量制御
    装置を閉じることを特徴とする請求項1から11のいず
    れかに記載の冷凍サイクル装置。
  13. 【請求項13】 インジェクションする中間圧力もしく
    は前記中間圧力に相当する値を検知する手段を備え、前
    記検知値がある設定値なるよう、第1減圧装置と第2減
    圧装置の少なくとも一方の減圧装置の減圧度を制御する
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の
    冷凍サイクル装置。
  14. 【請求項14】 気液分離器内の液冷媒量を検知する手
    段を備え、前記検知値がある設定値となるよう、第1減
    圧装置と第2減圧装置の少なくとも一方の減圧装置の減
    圧度を制御することを特徴とする請求項1から13のい
    ずれかに記載の冷凍サイクル装置。
  15. 【請求項15】 凝縮圧力もしくは凝縮圧力に相当する
    値を検知する装置と、蒸発圧力もしくは蒸発圧力に相当
    する値を検知する装置を備え、前記検知値の少なくとも
    一方の値をもとにインジェクションする中間圧力を設定
    することを特徴とする請求項1から14のいずれかに記
    載の冷凍サイクル装置。
  16. 【請求項16】 凝縮器となる熱交換器の出口過冷却度
    を検知する手段を備え、前記検知値により第1減圧装置
    または第2減圧装置のうち上流側となる減圧装置の減圧
    度を制御することを特徴とする請求項1から15のいず
    れかに記載の冷凍サイクル装置。
  17. 【請求項17】 蒸発器となる熱交換器の出口過熱度、
    もしくは圧縮機吸入過熱度を検知する手段を備え、前記
    検知値により第1減圧装置または第2減圧装置のうち下
    流側となる減圧装置の減圧度を制御することを特徴とす
    る請求項1から16のいずれかに記載の冷凍サイクル装
    置。
  18. 【請求項18】 第1減圧装置および上記第2減圧装置
    と気液分離器を接続する第1接続管と第2接続管におけ
    る気液分離器への冷媒流れ位置が気液分離器下方にあ
    り、前記気液分離器から分離した気体を圧縮機に注入す
    る配管の冷媒流れ位置が気液分離器上方にあることを特
    徴とする請求項1から17のいずれかに記載の冷凍サイ
    クル装置。
  19. 【請求項19】 気液分離器に接続された第1接続管と
    第2接続管の間に遮蔽板を設けたことを特徴とする請求
    項1から18のいずれかに記載の範囲の冷凍サイクル装
    置。
  20. 【請求項20】 冷凍機油としてアルキルベンゼンを用
    いたことを特徴とする請求項1から19のいずれかに記
    載の冷凍サイクル装置。
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