JP3484128B2 - 成膜方法及び半導体装置 - Google Patents

成膜方法及び半導体装置

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JP3484128B2 JP2000029386A JP2000029386A JP3484128B2 JP 3484128 B2 JP3484128 B2 JP 3484128B2 JP 2000029386 A JP2000029386 A JP 2000029386A JP 2000029386 A JP2000029386 A JP 2000029386A JP 3484128 B2 JP3484128 B2 JP 3484128B2
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キヤノン販売株式会社
株式会社半導体プロセス研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコン含有絶縁
膜の成膜方法及び半導体装置に関し、より詳細には、低
誘電率のシリコン含有絶縁膜を成膜するのに有用な技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI等の半導体装置の微細化が
進み、それに伴い該半導体装置内の配線間隔も年々狭く
なっている。配線間隔がこのように狭くなると、配線の
寄生容量が増大して半導体装置の動作速度が遅くなり、
半導体装置の高速化が妨げられる可能性がある。
【0003】このような配線の寄生容量の増大を防ぐ解
決策の一つとして、誘電率の低い絶縁膜を半導体装置の
層間絶縁膜に用いるというのがある。従来広く用いられ
ている層間絶縁膜にSiO2 膜があるが、上のように配
線容量を減らすにはこのSiO2 膜よりも低い誘電率を
有する絶縁膜を用いる必要がある。SiO2 膜の誘電率
は4.1であり、これより低い誘電率を有するシリコン
含有絶縁膜として従来知られているものにFSG(fl
uorinated silicon oxide)膜
がある。なお、このFSG膜は、SiOF膜と称される
場合もある。
【0004】FSG膜(SiOF膜)はF(フッ素)を
含む反応ガスを用いて成膜され、その膜中においてはS
i−F結合が形成される。そして、その誘電率は、膜中
のFの濃度が増加するにつれて単調に減少する。このよ
うな従来例に係るFSG膜(SiOF膜)の成膜方法を
開示している文献として、月刊Semicondoct
or World 1996年2月号、p82がある。
この文献によると、SiH4 、O2 、Ar、SiF4
ら成る反応ガスを用い、高密度プラズマCVD法(高密
度化学的気相成長法)によりFSG膜(SiOF膜)を
成膜することが開示されている。そして、これにより成
膜されたFSG膜(SiOF膜)の誘電率が3.1〜
4.0となることが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したF
SG膜(SiOF膜)は、一般に耐吸湿性が悪いことが
知られている。この点については、上記した文献のp8
7に開示されている。しかしながら、このように耐吸湿
性が悪いと、膜が水分を吸収して膜の誘電率が上昇して
しまい、配線間の寄生容量が増大してしまう。更に、膜
中に吸収された水分が下地の配線層に拡散し、該配線層
を腐食してしまう。
【0006】本発明は、係る従来例の問題点に鑑みて創
作されたものであり、誘電率が低く、耐吸湿性の良いシ
リコン含有絶縁膜の成膜方法及び半導体装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、第1の
発明である、Si(OR)nm化合物(但し、Rはアルキ
ル基であり、n+m=4、かつSi(OC25) 4を除
く)と、B(OSi(CH3)3)3と、N2O、O2、H2O、
又はCO2のうち何れか一からなる酸化性ガスとを含む
反応ガスを平行平板型の対の電極の間に導入し、高周波
電力を印加してプラズマ化し、該プラズマ化した反応ガ
スを反応させて被堆積基板上にシリコン含有絶縁膜を成
膜することを特徴とする成膜方法によって解決する。
【0008】又は、第2の発明である、前記Si(OR)
nm化合物は、Si(OCH3)3H、Si(OC25)
3H、Si(OCH3)4のうちの何れか一であることを特
徴とする第1の発明に記載の成膜方法によって解決す
る。又は、第3の発明である、Si(R)rs化合物(但
し、Rはアルキル基であり、r+s=4)と、B(OS
i(CH3)3)3と、N2O、O2、H2O、又はCO2のうち
の何れか一からなる酸化性ガスとを含む反応ガスをプラ
ズマ化して反応させ、被堆積基板上にシリコン含有絶縁
膜を成膜することを特徴とする成膜方法によって解決す
る。
【0009】又は、第4の発明である、前記Si(R)r
s化合物は、Si(CH3) 3H、又はSi(C25)3
であることを特徴とする第3の発明に記載の成膜方法に
よって解決する。又は、第5の発明である、Si(OC2
5) 4(TEOS)と、B(OSi(CH3)3)3と、N
2O、O2、H2O、又はCO2のうち何れか一からなる酸
化性ガスとを含む反応ガスを平行平板型の対の電極の間
に導入し、高周波電力を印加してプラズマ化し、該プラ
ズマ化した反応ガスを反応させて被堆積基板上にシリコ
ン含有絶縁膜を成膜することを特徴とする成膜方法によ
って解決する。
【0010】又は、第6の発明である、前記反応ガスに
さらにCpHqガスが添加されることを特徴とする第1乃
至第5の発明の何れか一に記載の成膜方法。又は、第7
の発明である、前記CpHqガスは、CH4、C24、又
はC26の何れか一であることを特徴とする第6の発明
に記載の成膜方法によって解決する。
【0011】又は、第8の発明である、前記反応ガスに
不活性ガスが添加されることを特徴とする第1乃至第7
の発明の何れか一に記載の成膜方法によって解決する。
又は、第9の発明である、前記シリコン含有絶縁膜を成
膜後、O2、N2O、又はNH3のうち少なくとも何れか
一以上を含む処理ガスをプラズマ化し、前記シリコン含
有絶縁膜の表面を前記プラズマ化した処理ガスに曝すこ
とを特徴とする第1乃至第8の発明の何れか一に記載の
成膜方法によって解決する。
【0012】又は、第10の発明である、前記被堆積基
板上に下地絶縁膜を成膜し、該下地絶縁膜上に前記シリ
コン含有絶縁膜を成膜することを特徴とする第1乃至第
9の発明の何れか一に記載の成膜方法によって解決す
る。又は、第11の発明である、前記シリコン含有絶縁
膜を成膜後、該シリコン含有絶縁膜上にカバー絶縁膜を
成膜することを特徴とする第1乃至第10の発明の何れ
か一に記載の成膜方法によって解決する。
【0013】又は、第12の発明である、第1乃至第1
1の発明の何れか一に記載の成膜方法を用いて成膜され
たシリコン含有絶縁膜を備えたことを特徴とする半導体
装置によって解決する。
【0014】次に、本発明の作用について説明する。本
発明の成膜方法によれば、Si(OR)nm化合物(但
し、Rはアルキル基であり、n+m=4)と、B(OS
i(CH3)3)3と、N2O、O2、H2O、又はCO2のうち
何れか一からなる酸化性ガスとを含む反応ガスを平行平
板型の対の電極の間に導入し、高周波電力を印加してプ
ラズマ化し、該プラズマ化した反応ガスを反応させて被
堆積基板上にシリコン含有絶縁膜を成膜する。
【0015】ここで、Si(OR)n m 化合物中のR
(アルキル基)や、B(OSi(CH3 3 3 中のC
3 (メチル基)により、上で成膜するシリコン含有絶
縁膜の膜中にはCH3 (メチル基)等のR(アルキル
基)が含まれる。そして、このシリコン含有絶縁膜にお
いてR(アルキル基)が含まれる部分ではSi−O結合
が切られるため、他の部分に比べて誘電率が低くなる。
そのため、このシリコン含有絶縁膜全体の誘電率は、従
来例に係るSiO2 膜のそれと比べて低くなる。
【0016】更に、反応ガス中のB(OSi(CH3
3 3 により、このシリコン含有絶縁膜の膜中にはB
(ホウ素)が含まれ、膜中においてB−O結合が形成さ
れる。このB−O結合は、従来例に係るFSG膜の膜中
に形成されているSi−F結合に比べてその結合エネル
ギが大きい。従って、本発明に係る成膜方法で成膜され
たシリコン含有絶縁膜は、従来例に係るFSG膜に比べ
て膜が化学的に安定し、膜にOH基等が結合するのが抑
えられる。換言すると、本発明に係る成膜方法で成膜さ
れたシリコン含有絶縁膜は、従来例に係るFSG膜に比
べて膜の耐吸湿性が向上する。
【0017】また、本発明に係る別の成膜方法によれ
ば、Si(R)rs化合物(但し、Rはアルキル基であ
り、r+s=4)と、B(OSi(CH3)3)3と、N2O、
2、H2O、又はCO2のうちの何れか一からなる酸化
性ガスとを含む反応ガスをプラズマ化して反応させ、被
堆積基板上にシリコン含有絶縁膜を成膜する。この成膜
方法も上で説明したのと同様の作用を奏し、この成膜方
法によっても誘電率が低く、耐吸湿性の良いシリコン含
有絶縁膜を成膜することができる。
【0018】更に、本発明に係る他の成膜方法のよう
に、上の反応ガスに更にCp q ガスを添加しても良
い。このようにCp q ガスを添加すると、それにより
成膜されるシリコン含有絶縁膜の膜中に更に多くのR
(アルキル基)を含ませることができる。そのため、シ
リコン含有絶縁膜の誘電率を更に低くすることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】(1)本発明に係るシリコン含有
絶縁膜を成膜するために用いるプラズマCVD装置につ
いての説明 図1は、本発明の実施の形態に係るシリコン含有絶縁膜
を成膜するために用いるプラズマCVD(プラズマ化学
的気相成長)装置の断面図である。
【0020】図1において、101は成膜を行うための
チャンバであり、その内部には対向する2つの電極、す
なわち下部電極102と上部電極104とが備えられて
いる。ここで、下部電極102は、被堆積基板103を
載置する載置台を兼ねている。そしてこの下部電極10
2には、被堆積基板103を所望の温度に加熱するため
のヒータ(図示せず)が内臓されている。図中、105
は、このヒータに電力を供給するための電力供給配線で
ある。
【0021】更に、上部電極104は、チャンバ101
内にガスを供給するためのシャワーヘッドを兼ねてい
る。これら2つの電極(104、102)には、それぞ
れ第1の高周波電源107と第2の高周波電源109と
が接続されている。そして、これらの高周波電源(10
7、109)のいずれか一、又は両方を用いてチャンバ
101内のガスに高周波電力を供給することにより、該
ガスをプラズマ化することができる。
【0022】なお、上部電極104にはガス導入口10
8が備えられており、そこからチャンバ101へガスが
導入される。そして、チャンバ101には排気口106
が設けられており、チャンバ101内に導入されたガス
は該排気口106から排出され、チャンバ101内が減
圧される。 (2)本発明に係るシリコン含有絶縁膜の成膜方法につ
いての説明 (i)概略的説明 本願発明者は、本発明をするに際して次のような考察を
行った。
【0023】まず第1に、従来例に係るFSG膜(Si
OF膜)の耐吸湿性が悪い理由としては、膜中のSi−
F結合が不安定であることが考えられる。そこで、耐吸
湿性の良いシリコン含有絶縁膜を成膜するには、F(フ
ッ素)に代えてB(ホウ素)を膜中に添加すれば良いの
ではないかと考察した。第2に、膜の誘電率を低くする
には、C(炭素)とH(水素)とを含む基を膜に含有さ
せ、膜の密度を小さくすれば良いのではないかと考察し
た。これによると、膜中でこのような基がある部分では
Si−O結合が切られ、該部分の誘電率が低くなる。そ
のため、膜全体の誘電率が低くなり、従来用いられてい
るSiO 2 膜よりも誘電率の低いシリコン含有絶縁膜を
成膜できるこのが期待される。
【0024】そして本願発明者は、上のようにC(炭
素)とH(水素)とを含む基、及びB(ホウ素)を膜に
含有させる反応ガスとして、次の反応ガスに着目した。 B(OSi(CH3 3 3 、Si(OR)n m
合物、及び酸化性ガスを含む反応ガス B(OSi(CH3 3 3 、Si(R)r s 化合
物、及び酸化性ガスを含む反応ガス ここで、におけるSi(OR)n m 化合物、及び
におけるSi(R)rs 化合物には既にR(アルキル
基)が含まれている。そのため、これらの化合物を用い
てシリコン含有絶縁膜を成膜すると、その膜中にはアル
キル基が含まれることになる。換言すると、これらの化
合物を含む反応ガスを用いると、C(炭素)とH(水
素)とを含む基が含有されたシリコン含有絶縁膜を形成
することができる。
【0025】また、これら及びの反応ガス中に含ま
れるB(OSi(CH3 3 3 は、膜中にB(ホウ
素)を添加するために用いられるものである。このB
(OSi(CH3 3 3 中にもCH3 (メチル基)が
含まれている。そのため、B添加用の化合物としてR
(アルキル基)を有さない化合物(B2 6 等)を用い
る場合に比べ、更に多くのR(アルキル基)を膜中に含
ませることができる。なお、このB(OSi(CH3
3 3 は、室温(20℃)で液体である。
【0026】次に、におけるSi(OR)n m 化合
物、及びにおけるSi(R)r s 化合物の具体例を
列挙する。 Si(OR)n m 化合物 ・Si(OCH3 3 H ・Si(OC 25 3H ・Si(OCH3 4 ・Si(OC 25 4 なお、これらの化合物は、室温(20℃)で液体であ
る。
【0027】Si(R)r s 化合物 ・Si(CH3 3 H ・Si(C 25 3 H なお、室温(20℃)においては、Si(CH3 3
は気体であり、Si(C 25 3 Hは液体である。
【0028】(ii)成膜条件についての説明 次に、上で説明した化合物を用いて、シリコン含有絶縁
膜を形成する場合の成膜条件について、図2(a)〜
(b)を参照しながら説明する。図2(a)〜(b)
は、本発明の実施の形態に係るシリコン含有絶縁膜の成
膜方法について示す断面図である。
【0029】まず最初に、図2(a)に示すように、表
面にBPSG(borophospho silica
te glass)膜202が形成されたシリコン基板
201を用意する。そして、BPSG膜202の上にア
ルミニウム膜を形成し、該アルミニウム膜をパターニン
グしてアルミニウム配線203を形成する。これらシリ
コン基板201、BPSG膜202、及びアルミニウム
配線203で被堆積基板103が構成される。
【0030】次いで、図2(b)に示すように、被堆積
基板103の上にシリコン含有絶縁膜204を形成す
る。これは、チャンバ101内の下部電極102(図1
参照)に被堆積基板103を載置した状態で反応ガスを
ガス導入口108から導入し、下部電極を所定の温度に
加熱し、そして第1および第2の高周波電源107、1
08により反応ガスに高周波電力を印加して行われる。
また、これと同時に、反応ガスを排気口106から排出
し、チャンバ101内を所定の圧力にする。
【0031】そして、このとき用いる反応ガスとして
は、B(ホウ素)添加用のB(OSi(CH3 3 3
と共に、上記したSi(OR)n m 化合物を用いる
場合と、Si(R)r s 化合物を用いる場合とがあ
る。それぞれの場合について、以下で順に説明する。 Si(OR)n m 化合物を用いる場合 この場合の成膜条件は表1の通りである。
【0032】
【表1】
【0033】ここで、表1におけるSi(OR)n m
化合物としては、先に挙げたSi(OCH3 3 H、S
i(OC 25 3H、Si(OCH3 4 、及びSi
(OC 25 4 があり、これらのうちのいずれか一が
反応ガスに含まれる。そして、室温で液体であるこれら
の化合物は、液体の状態で液体マスフローメータ(図示
せず)に導入されてその流量が調整される。その後、こ
れらの化合物は気化器(図示せず)に導入されて加熱・
気化され、気化した状態でチャンバ101に供給され
る。表1におけるSi(OR)n m 化合物の流量は、
このようにして気化された状態での流量である。
【0034】一方、表1の第2行目に記載のB(ホウ
素)添加用のB(OSi(CH3 33 は、ArやH
e等の不活性ガスのバブリングにより気化され、気体マ
スフローメータ(図示せず)によりその流量が調節され
てチャンバ101に供給される。更に、表1の第3行目
に記載の酸化性ガスとしてはN2 O、O2 、H2 O、C
2 があり、これらのうちの少なくとも一つが反応ガス
中に含まれれば良い。そして、これらの酸化性ガスのい
ずれか一を単体で、すなわち他の酸化性ガスと組み合わ
せないで反応ガス中に添加する場合、それぞれの酸化性
ガスの流量は表2の通りである。
【0035】
【表2】
【0036】なお、表2の第4行目に記載のH2 Oの流
量は、気化された状態での流量である。そして、上の条
件に従って成膜したシリコン含有絶縁膜204の誘電率
は3.7となった。この値は、従来用いられているSi
2 膜の誘電率4.0〜4.1よりも小さい値である。
【0037】なお、B添加用のB(OSi(C
3 3 3 により、シリコン含有絶縁膜204の膜中
にはBが含有されている。 Si(R)r s 化合物を用いる場合 この場合の成膜条件は表3の通りである。
【0038】
【表3】
【0039】ここで、表3におけるSi(R)r s
合物としては、先に挙げたSi(CH3 3 HとSi
(C 25 3 Hとがある。そして、これらの化合物の
うち、室温(20℃)において液体であるSi(C2
5 3 Hは、液体の状態で液体マスフローメータ(図示
せず)に導入されてその流量が調整される。その後、こ
のSi(C 25 3 Hは、気化器(図示せず)に導入
されて加熱・気化され、気化した状態でチャンバ101
に供給される。表3におけるSi(C 25 3 Hの流
量は、このようにして気化された状態での流量である。
【0040】そして、Si(OR)n m 化合物を用い
る場合と同様に、B(ホウ素)添加用のB(OSi(C
3 3 3 は、ArやHe等の不活性ガスのバブリン
グにより気化され、気体マスフローメータ(図示せず)
によりその流量が調節されてチャンバ101に供給され
る。そして、表3の3行目に記載の酸化性ガスとしては
2 O、O2 、H2 O、CO2 があり、これらのうちの
少なくとも一つが反応ガス中に含まれれば良い。そし
て、これらの酸化性ガスのいずれか一を単体で、すなわ
ち他の酸化性ガスと組み合わせないで反応ガス中に添加
する場合、それぞれの酸化性ガスの流量は上記した表2
の通りである。
【0041】そして、上の条件に従って成膜したシリコ
ン含有絶縁膜204の誘電率は3.7となった。この値
は、従来用いられているSiO2 膜の誘電率4.0〜
4.1よりも小さい値である。なお、B添加用のB(O
Si(CH3 3 3 により、シリコン含有絶縁膜20
4の膜中にはBが含有されている。
【0042】上で説明したSi(OR)n m 化合物
を用いる場合、及びSi(R)rs 化合物を用いる
場合のいずれにおいても、従来例に係るSiO2 膜の誘
電率よりも低い誘電率を有するシリコン含有絶縁膜20
4が成膜できた。この理由は次のように考えられる。す
なわち、Si(OR)n m 化合物やSi(R)r s
化合物はR(アルキル基)を含み、またB(OSi(C
3 3 3 はCH3 (メチル基)を含んでいる。その
ため、シリコン含有絶縁膜204の膜中には、このメチ
ル基等のR(アルキル基)が含まれる。
【0043】そして、膜中においてこのR(アルキル
基)が含まれる部分ではSi−O結合が切られるため、
その部分の誘電率は他の部分に比べて低くなる。従っ
て、膜全体の誘電率が低くなり、その値はSiO2 膜の
それと比べて低くなる。なお、上の、いずれの場合
においても、B(ホウ素)添加用の化合物としてB(O
Si(CH3 3 3 の代わりにB2 6 を用いても良
い。しかし、膜中にR(アルキル基)を多く含ませて膜
の誘電率を下げるためには、上のようにB(OSi(C
3 3 3 を用いるのが良い。これは、B(OSi
(CH3 3 3 と異なり、B2 6 にはアルキル基が
含まれていないためである。
【0044】また、上の、いずれの場合において
も、シリコン含有絶縁膜204の膜中にはF(フッ素)
が含まれておらず、そのためSi−F結合も形成されて
いない。その代わりに、シリコン含有絶縁膜204の膜
中にはB(ホウ素)が含まれている。そして、このB
(ホウ素)により、Si−F結合よりも結合エネルギの
大きいB−O結合がシリコン含有絶縁膜204の膜中に
含まれる。これにより、シリコン含有絶縁膜204は、
従来例に係るFSG膜と比較して膜が化学的に安定し、
膜にOH基等が結合するのが抑えられるため、膜の耐吸
湿性が向上する。
【0045】更に、本願発明者は、上のSi(OR)
n m 化合物を用いる場合では、Si(R)r s
合物を用いる場合には見られない次のような効果を見出
した。すなわち、の場合で成膜されたシリコン含有絶
縁膜204は、の場合で成膜されたものと比較して膜
のリーク電流が低減することを見出した。この理由は次
のように考えられる。
【0046】すなわち、のSi(OR)n m 化合物
においては、R(アルキル基)はSi原子と直接結合し
ているのではなくOを介して結合しているため、この化
合物中にはSi−C結合が形成されていない。そのた
め、Si(OR)n m 化合物を用いてシリコン含有絶
縁膜204を成膜すると、Si−C結合が連続して存在
する部分が膜中に形成され難い。
【0047】一方、Si(R)r s 化合物を用いる
場合では、Si(R)r s 化合物においてSiとRと
が直接結合している。そのため、これにより成膜された
シリコン含有絶縁膜204は、の場合におけるような
特徴を備えていない。一般に、Si−C結合が膜中に存
在すると、該膜のリーク電流が増大することが知られて
いる。特に、Si−C結合が連続して存在する部分が膜
中に形成されていると、その部分でリーク電流が甚だし
く増大することが知られている。
【0048】以上のことから、の場合で成膜したシリ
コン含有絶縁膜204と比較して、の場合で成膜した
シリコン含有絶縁膜204のリーク電流が低減されるも
のと考えられる。ところで、上記した及びそれぞれ
の場合において、反応ガス中に更にCpq ガスを添加
しても良い。このようにCp q ガスを添加すると、膜
中にメチル基やエチル基等が含まれることになり、膜中
のSi−O結合を更に減らすことができるので、膜の誘
電率を更に低くできることが期待される。
【0049】そして、本願発明者が実験で実際に使用し
たCp q ガスには、CH4 、C 24 、及びC2 6
がある。これらのガスのうち少なくとも一つが反応ガス
に添加されれば良い。そして、これらのガスのうちのい
ずれか一を単体で、すなわち他のガスと組み合わせない
で反応ガスに添加する場合、これらのガスの流量はいず
れも50sccmである。
【0050】また、上記したSi(OR)n m 化合
物を用いる場合、及びSi(R) r s 化合物を用い
る場合のいずれの場合もダマシンプロセスに適用するこ
とができる。ダマシンプロセスでは、電気抵抗の小さい
Cu(銅)から成る銅配線を形成することができる。そ
のため、ダマシンプロセスで形成された銅配線と上記
又はで成膜したシリコン含有絶縁膜とを組み合わせる
ことにより配線の寄生容量が小さくなり、動作速度の速
い半導体装置を提供することができる。
【0051】(iii)シリコン含有絶縁膜の耐吸湿性向上
のために行われるプラズマ処理についての説明 ところで、上により成膜されたシリコン含有絶縁膜20
4の耐吸湿性を更に向上させるために、該膜に対してプ
ラズマ処理を行っても良い。このプラズマ処理の条件を
表4に示す。
【0052】
【表4】
【0053】なお、このプラズマ処理においては、第1
の高周波電源107が印加する高周波電力の周波数は1
3.56MHzであり、第2の高周波電源109のそれ
は400kHzである。また、このプラズマ処理を行う
際に用いるガスとしては、O 2 、N2 O、NH3 があ
り、これらのうち少なくとも一つを用いれば良い。更
に、これらのガスにAr(アルゴン)を添加しても良
い。Arを添加する場合の該Arの流量は100scc
mである。
【0054】このようにプラズマ処理を行うと、シリコ
ン含有絶縁膜204の膜中に含まれるH2 OやCが酸化
されて膜外に放出される。また、これと共に、膜中のS
iの未結合手がO、N、H等で終端されるため、Siの
未結合手にOH基等が結合するのを防ぐことができ、膜
の耐吸湿性を向上させることができる。 (iv) シリコン含有絶縁膜の耐吸湿性向上のために形成
される下地絶縁膜、及びカバー絶縁膜についての説明 本発明に係るシリコン含有絶縁膜の耐吸湿性を向上させ
るために、上記したプラズマ処理に加えて、該シリコン
含有絶縁膜の上下に下地絶縁膜やカバー絶縁膜を形成し
ても良い。これについて図3を参照して説明する。な
お、図3においては、図2に示されるのと同様の構成部
材には図2で用いた参照符号と同様の参照を付し、以下
ではその説明を省略する。
【0055】図3において、205はSiO2 膜等の下
地絶縁膜である。そして、206は、SiO2 膜等のカ
バー絶縁膜である。下地絶縁膜205及びカバー絶縁膜
206としてこのようにSiO2 膜を用いる場合、該S
iO2 膜の成膜条件は表5の通りである。
【0056】
【表5】
【0057】このように下地絶縁膜205を形成する
と、被堆積基板103の上面(下地絶縁膜205と接す
る面)からその内部に向かって水分が浸入するのを防ぐ
ことができるため、アルミニウム配線203が水分によ
って腐食されてしまうのを防ぐことができる。また、カ
バー絶縁膜206を形成すると、シリコン含有絶縁膜2
04の上面(カバー絶縁膜206と接する面)からその
内部に向かって水分が浸入するのを防ぐことができ、シ
リコン含有絶縁膜204が水分によって劣化してしまう
のを防ぐことができる。
【0058】このように下地絶縁膜205やカバー絶縁
膜206を形成することにより、シリコン含有絶縁膜2
04の耐吸湿性を更に向上させることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る成膜
方法によれば、Si(OR)nm化合物(但し、Rはアル
キル基であり、n+m=4)と、B(OSi(CH3)3)3
と、N2O、O2、H2O、又はCO2のうち何れか一から
なる酸化性ガスとを含む反応ガスを平行平板型の対の電
極の間に導入し、高周波電力を印加してプラズマ化し、
該プラズマ化した反応ガスを反応させて被堆積基板上に
シリコン含有絶縁膜を成膜する。または、Si(R)rs
化合物(但し、Rはアルキル基であり、r+s=4)
と、B(OSi(CH3)3)3と、N2O、O2、H2O、又は
CO2のうち何れか一からなる酸化性ガスとを含む反応
ガスをプラズマ化して反応させ、被堆積基板上にシリコ
ン含有絶縁膜を成膜する。
【0060】これによると、B(OSi(CH3 3
3 、Si(OR)n m 化合物、及びSi(R)r s
化合物それぞれに含まれるアルキル基がシリコン含有絶
縁膜の膜中に含まれる。そして、このアルキル基が含ま
れる部分の誘電率は他の部分のそれよりも低くなり、シ
リコン含有絶縁膜全体の誘電率が低くなる。また、B
(OSi(CH3 3 3 により、このシリコン含有絶
縁膜の膜中にはB−O結合が形成される。このB−O結
合はSi−F結合よりも結合エネルギが大きいため、従
来例に係るFSG膜と比較して、上で成膜されるシリコ
ン含有絶縁膜の耐吸湿性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシリコン含有絶縁膜を成膜するた
めに用いるプラズマCVD(プラズマ化学的気相成長)
装置の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るシリコン含有絶縁膜
の成膜方法について示す断面図である。
【図3】下地絶縁膜及びカバー絶縁膜を形成する場合の
本発明の実施の形態に係るシリコン含有絶縁膜の成膜方
法について示す断面図である。
【符号の説明】
101・・・・・チャンバ、 102・・・・・下部電極、 103・・・・・被堆積基板、 104・・・・・上部電極、 105・・・・・ヒータへの電力供給配線、 106・・・・・排気口、 107・・・・・第1の高周波電源、 108・・・・・ガス導入口、 109・・・・・第2の高周波電源、 201・・・・・シリコン基板、 202・・・・・BPSG膜、 203・・・・・アルミニウム配線、 204・・・・・シリコン含有絶縁膜、 205・・・・・下地絶縁膜、 206・・・・・カバー絶縁膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 和夫 東京都港区港南2−13−29株式会社半導 体プロセス研究所内 (72)発明者 塩谷 喜美 東京都港区港南2−13−29株式会社半導 体プロセス研究所内 (72)発明者 大平 浩一 東京都港区港南2−13−29株式会社半導 体プロセス研究所内 (56)参考文献 特開 平9−275103(JP,A) 特開2001−196365(JP,A) 特開 平7−135205(JP,A) 特許3084367(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/316 H01L 21/768

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si(OR)nm化合物(但し、Rはアル
    キル基であり、n+m=4、かつSi(OC25) 4を除
    く)と、B(OSi(CH3)3)3と、N2O、O2、H2O、
    又はCO2のうち何れか一からなる酸化性ガスとを含む
    反応ガスを平行平板型の対の電極の間に導入し、高周波
    電力を印加してプラズマ化し、該プラズマ化した反応ガ
    スを反応させて被堆積基板上にシリコン含有絶縁膜を成
    膜することを特徴とする成膜方法。
  2. 【請求項2】 前記Si(OR)nm化合物は、Si(O
    CH3) 3H、Si(OC25)3H、Si(OCH3) 4のう
    ち何れか一であることを特徴とする請求項1記載の成膜
    方法。
  3. 【請求項3】 Si(R)rs化合物(但し、Rはアルキ
    ル基であり、r+s=4)と、B(OSi(CH3)3)
    3と、N2O、O2、H2O、又はCO2のうち何れか一か
    らなる酸化性ガスとを含む反応ガスをプラズマ化して反
    応させ、被堆積基板上にシリコン含有絶縁膜を成膜する
    ことを特徴とする成膜方法。
  4. 【請求項4】 前記Si(R)rs化合物は、Si(C
    3) 3H、又はSi(C25)3Hであることを特徴とす
    る請求項3記載の成膜方法。
  5. 【請求項5】 Si(OC25) 4(TEOS)と、B
    (OSi(CH3)3)3と、N2O、O2、H2O、又はCO2
    のうち何れか一からなる酸化性ガスとを含む反応ガスを
    平行平板型の対の電極の間に導入し、高周波電力を印加
    してプラズマ化し、該プラズマ化した反応ガスを反応さ
    せて被堆積基板上にシリコン含有絶縁膜を成膜すること
    を特徴とする成膜方法。
  6. 【請求項6】 前記反応ガスにさらにCpHqガスが添加
    されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一に記
    載の成膜方法。
  7. 【請求項7】 前記CpHqガスは、CH4、C24、又
    はC26の何れか一であることを特徴とする請求項6記
    載の成膜方法。
  8. 【請求項8】 前記反応ガスに不活性ガスが添加される
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一に記載の成
    膜方法。
  9. 【請求項9】 前記シリコン含有絶縁膜を成膜後、
    2、N2O、又はNH3のうち少なくとも何れか一以上
    を含む処理ガスをプラズマ化し、前記シリコン含有絶縁
    膜の表面を前記プラズマ化した処理ガスに曝すことを特
    徴とする請求項1乃至8の何れか一に記載の成膜方法。
  10. 【請求項10】 前記被堆積基板上に下地絶縁膜を成膜
    し、該下地絶縁膜上に前記シリコン含有絶縁膜を成膜す
    ることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一に記載の
    成膜方法。
  11. 【請求項11】 前記シリコン含有絶縁膜を成膜後、該
    シリコン含有絶縁膜上にカバー絶縁膜を成膜することを
    特徴とする請求項1乃至10の何れか一に記載の成膜方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11の何れか一に記載の
    成膜方法を用いて成膜されたシリコン含有絶縁膜を備え
    たことを特徴とする半導体装置。
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