JP3483821B2 - ディスク成形用金型のスタンパ交換方法 - Google Patents

ディスク成形用金型のスタンパ交換方法

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聡 宮内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク成形用
金型のスタンパ交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図1に示すようなディスク成形
用の射出成形金型Mにおいて、スタンパSはディスク成
形品キャビティCの一面側のミラーブロック(この例で
は可動型側のミラーブロック21)に取り付けられる。
このスタンパSは、通常、内周押え装置22によってそ
の内周部が保持されるとともに、外周ホルダ30のスタ
ンパ押え部32によりその外周部が保持される。さら
に、実施例のように、エア吸着部26によって外周部裏
面を吸着保持されることもある。図において、符号10
は固定側金型、11は固定側のミラーブロック、12は
取付板、16はメスカッタ、17はスプルブッシュ、2
0は可動側金型、23はオスカッタ、24は固定スリー
ブ、25はエジェクタ、29は取付板である。
【0003】前記のように保持されたスタンパSを交換
する際には、図3のフローチャートに示すように、まず
成形型10を一旦型閉めし、図示しない枠部材と係合部
材を操作して、可動型20側でスタンパSの外周部を保
持している前記外周ホルダ30を反対側の固定型10側
に移動させる。そして、その後に可動側金型20を後退
させて型開きをし、この型開き状態で可動型20側に残
ったスタンパSの内周押え装置22を取り外して交換を
行う。なお、このスタンパ交換方法及び装置は、本出願
人による特公平5−28648号公報に詳細に説明され
ている。
【0004】しかるに、前記したようなスタンパSの交
換時においては、型開きの瞬間に、キャビティC内が負
圧となることがあり、それによって外周ホルダ30によ
る保持が解除されたスタンパSの外周部がミラーブロッ
ク21よりめくれて変形若しくは破損する恐れがあっ
た。この不具合は、特にスタンパ交換時にそのスプル部
が閉鎖状態となる金型構造の場合、例えばいわゆるホッ
トランナ式金型構造やスプルレス金型構造あるいはノズ
ルタッチ成形を行う場合において、顕著である。これら
の場合には、スプル部が気密状態となっており、型開き
の瞬間にはキャビティC内が負圧となっているからであ
る。なお、一度変形したスタンパSは再使用が不能とな
るので無駄なコストが嵩むことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の点に
鑑みなされたもので、何ら特別な器具装置を用いること
なく簡単かつ容易に、しかも確実にスタンパを変形若し
くは破損させることなくスタンパの交換を行うことがで
きるディスク成形用金型のスタンパ交換方法を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、ディスク成形品のキャビティの一面側のミラーブ
ロックに取り付けられたスタンパを型開きして交換する
に際して、スタンパ交換時の型開き前に予め前記成形品
キャビティ内にエアを圧出して、前記スタンパを該スタ
ンパが取り付けられているミラーブロック表面に圧着し
た状態となし、その後型開きをし、スタンパの交換を行
うことを特徴としたディスク成形用金型のスタンパ交換
方法に係る。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記ディスク成形用金型がスタンパ交換時にそのス
プル部が閉鎖状態となる構造のものであるディスク成形
用金型のスタンパ交換方法に係る。
【0008】さらに、請求項3の発明は、請求項1にお
いて、前記エアが成形品離型用のエア吹き出し部から吹
き出されるように構成されたディスク成形用金型のスタ
ンパ交換方法に係る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る射
出成形用金型の要部を示す断面図、図2はエア吹き出し
のフローチャートである。
【0010】この発明のディスク成形用金型のスタンパ
交換方法は、実施例において、図1に示すような公知の
射出成形用金型装置Mによって好適に実施することがで
きる。スタンパSは、従来技術の項でも説明したよう
に、その内周部をスタンパ内周押え装置22により保持
され、外周ホルダ30によって外周部を保持され、さら
にはエア吸着部26においてエア吸着により保持されて
いる。外周ホルダ30は、成形品キャビティCの外周端
部を規定する内輪部31と、該内輪部31の先端のスタ
ンパS表面外周部を押圧するスタンパ押さえ部32を備
えている。なお、スタンパSが固定側金型10に取り付
けられる場合には、この外周ホルダ30が該固定側金型
10に設けられることは言うまでもない。
【0011】この発明のスタンパ交換方法は、スタンパ
S交換の際の型開き前に予め成形品キャビティC内にエ
アを圧出して、前記スタンパSを該スタンパSが取り付
けられているミラーブロック21表面に圧着した状態と
なし、その後型開きをし、スタンパSの交換を行うもの
である。
【0012】すなわち、スタンパS交換時の型開時に予
め前記成形品キャビティC内にエアを圧出してスタンパ
Sをミラーブロック21表面に圧着し、これによって型
開きの瞬間にキャビティC内が負圧となってスタンパS
の外周部がミラーブロック21表面より剥がれて破損す
ることを防止するのである。このとき実施例のようなエ
ア吸着部26を有するものにあっては、スタンパSの外
周部をミラーブロック21表面に吸引してより効果的に
圧着した状態を保つことができる。
【0013】特に、請求項2にも規定したように、成形
用金型がスタンパS交換時にそのスプル部が閉鎖状態と
なる構造のものである場合、例えば前記したようないわ
ゆるホットランナ式金型構造やスプルレス金型構造ある
いはノズルタッチ成形を行う場合には、常にスプル部が
気密状態となっているので、この発明方法は効果的であ
る。
【0014】また、成形品キャビティC内に圧出するエ
アは、請求項3にも規定したように、成形品離型用のエ
ア吹き出し部から吹き出されるいわゆる離型エアを用い
るのが好ましい。この種ディスク成形用金型の内部構造
の変更は非常に困難なものであり、且つコストが嵩むも
のであるため、構造変更を要しないものとすることが好
ましい。
【0015】この種離型エアは、図示の実施例では、例
えば、スタンパ外周ホルダ30のエア吹き出し部35か
ら吹き出される。符号36,36Aはその吹出エアのエ
ア流路である。このエア吹出部35から吹き出された離
型エアは、該ホルダ30のスタンパ押え部32とスタン
パS表面との間に形成された5ないし20ミクロンほど
の僅かな隙間(図においては説明の便宜のため大きく表
す)から、キャビティC内に流入する。この離型エアを
スタンパSの圧着用のエアとすることができる。
【0016】また、このほかに、固定側金型10及び可
動側金型20の内周側から吹き出される離型エアを利用
してもよい。これらの離型エアは、固定側金型10のミ
ラーブロック11とメスカッタ16との間隙のエア吹出
部18や、可動側金型20のスタンパ内周押え装置22
と固定スリーブ24との間隙のエア吹出部28からキャ
ビティC内に吹き出される。これら離型エアのすべて若
しくはいずれかを適宜選択してスタンパSの圧着用のエ
アとして使用すればよい。図において、符号18A,1
8B,28A,28Bは吹出エアのエア流路である。図
の上部の符号41,42は、エア供給源45からのエア
を制御装置40によって切り替える切替弁を表す。
【0017】図2はスタンパ圧着用のエア吹き出しのフ
ローチャートである。図から解るように、型開き指令が
ONされると、スタンパ交換モードであるかどうかの確
認がなされる。スタンパSの交換モードを確認される
と、一旦型閉じがなされ、必要ならば前記したようにス
タンパSの外周ホルダ30の移動がなされる。そして、
型閉じ完了の信号によって、キャビティC内にエアが吹
き出され、キャビティC内のエア圧が高くなってスタン
パSはミラーブロック21に圧着される。
【0018】前記エアの吹き出しより所定時間(ここで
は1秒)経過後に成形型を開き、型開き完了の信号によ
ってエア吹き出しを停止する。このあと、公知の手法
で、スタンパ内周保持装置22を外してスタンパSを交
換する。
【0019】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
ディスク成形用金型のスタンパ交換方法によれば、スタ
ンパ交換時の型開き前に予め前記成形品キャビティ内に
エアを圧出して、前記スタンパを該スタンパが取り付け
られているミラーブロック表面に圧着した状態となし、
その後型開きをし、スタンパの交換を行うものであるた
め、スタンパ交換時においてスタンパを確実にミラーブ
ロック表面に圧着させることができる。これによって、
型開きによって、該スタンパがミラーブロックからめく
れて破損したりすることなく容易に交換作業を行うこと
ができる。
【0020】また、請求項2の発明によれば、ディスク
成形用金型がスタンパ交換時にそのスプル部が閉鎖状態
となる構造のものであるものにおいて、より効果的であ
る。
【0021】さらに、請求項3の発明によれば、前記エ
アがディスク成形品離型用のエア吹き出し部から吹き出
されるものであるため、構造変更を一切必要とせず、従
来公知のディスク成形用金型に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る射出成形用金型の要
部を示す断面図である。
【図2】エア吹き出しのフローチャートである。
【図3】従来のスタンパ交換方法を表すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 固定側金型 11 固定側ミラーブロック 20 可動側金型 18 エア吹出部 21 固定側ミラーブロック 26 エア吸着部 28 エア吹出部 30 外周リング 35 エア吹出部 M ディスク成形装置 C キャビティ S スタンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−104041(JP,A) 特開 平6−106576(JP,A) 特開 平6−218774(JP,A) 特開 平7−171902(JP,A) 特開 平5−28648(JP,A) 特開2000−6157(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/26 B29C 33/30 G11B 7/26 511

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク成形品のキャビティの一面側の
    ミラーブロックに取り付けられたスタンパを型開きして
    交換するに際して、 スタンパ交換時の型開き前に予め前記成形品キャビティ
    内にエアを圧出して、前記スタンパを該スタンパが取り
    付けられているミラーブロック表面に圧着した状態とな
    し、その後型開きをし、スタンパの交換を行うことを特
    徴としたディスク成形用金型のスタンパ交換方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ディスク成形用
    金型がスタンパ交換時にそのスプル部が閉鎖状態となる
    構造のものであるディスク成形用金型のスタンパ交換方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記エアが成形品離
    型用のエア吹き出し部から吹き出されるように構成され
    たディスク成形用金型のスタンパ交換方法。
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