JPH1186358A - ディスク成形方法 - Google Patents

ディスク成形方法

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JPH1186358A
JPH1186358A JP9246647A JP24664797A JPH1186358A JP H1186358 A JPH1186358 A JP H1186358A JP 9246647 A JP9246647 A JP 9246647A JP 24664797 A JP24664797 A JP 24664797A JP H1186358 A JPH1186358 A JP H1186358A
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    • B29C45/43Removing or ejecting moulded articles using fluid under pressure

Abstract

(57)【要約】 【課題】 型開き以前にエアブローを開始させるととも
に、離型エアによる製品の落下防止を可能にしたディス
ク成形方法を提供すること。 【解決手段】キャビティ3に対向してスタンパ16が配置
されているディスク成形用金型を用いてキャビティ3内
に溶融樹脂を充填し、所定の保圧冷却工程中のゲートカ
ット時に、ディスクの内径部を切断するオスカッタ14が
メスカッタ7と交差する位置よりも手前の距離までオス
カッタ14を前進させて、ディスクの内径部に所定のカッ
ト厚さを残し、型開き以前に、ディスク表面に離型エア
を吹付けて、ディスク表面とこれに接触した金型当接面
とを剥離し、ディスクとスプルーが一体の状態で型開き
動作を完了し、製品取り出し動作時にディスクの内径部
を突き出す手段29を作動させてディスクとスプルーを分
離させた後、エジェクタ装置13を前進させて金型からデ
ィスクを離型する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスク
(CD)やデジタルビデオディスク(DVD)のような
光学式記録媒体用ディスクの成形方法に係り、特に、金
型からのディスク取り出し時の離型動作を改善したディ
スク成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CD、DVD光学ディスクを製作する金
型は、可動金型と固定金型の間にキャビティを形成し、
このキャビティに対面する鏡面板の少なくとも一方にス
タンパを固定した構造を有している。そして、キャビテ
ィ内に溶融樹脂を充填すると、スタンパの表面に同心円
状に凹凸を形成したビットが成形品に転写されて記録情
報データを有するディスクが成形できるようになってい
る。
【0003】この成形方法は、一般の射出成形方法と同
様の工程を有しており、以下のような手順で行われる。
即ち、金型が成形機に固定され、この金型の取付け調整
が行われた後、固定金型と可動金型を衝合させる型閉工
程、衝合した金型を増圧して型締保持圧を維持する型締
工程、金型内に溶融樹脂を充填する射出充填工程、射出
保持圧を制御するとともに金型を冷却する保圧冷却工
程、可動金型を後退させて金型を開く型開工程、及び製
品の取り出し工程を経て、一連の成形サイクルが完了す
る。このようなディスク成形に用いられる金型として、
例えば、特開平3−90324号に示す金型構造があ
る。
【0004】ディスク成形において、特に問題となるの
は、型開工程と取り出し工程における成形品の離型動作
である。
【0005】従来の方法では、固定金型の空気孔からキ
ャビティ底面側に吹き出されるエアと、可動金型の空気
孔からスタンパ側に吹き出されるエアとを用いて、ディ
スクは、キャビティ内のディスク表面が接触しているキ
ャビティ底面の鏡面及びスタンパ面から離型する。
【0006】しかし、可動側空気孔からのエアブロー
は、スタンパの凹凸状の形状が抵抗となってディスクが
内側から外側へ剥離していく途中、すなわち可動側空気
孔からのエアが最外周まで回り切らない時点で強制的に
エジェクタで突き出される。
【0007】そのため、CDでは、型開と同時に剥離し
た所と、しなかった所(即ち、型開中もしくは型開完了
後に剥離する所)の境界が線状となって現れ、ムラのよ
うに見え、また、DVDでは、遅く剥離する部分が引っ
張られたようになり、その部分で変形を生じていた。
【0008】このような問題点を解消するために、実公
平7−42682号公報では、従来の固定側空気孔と可
動側空気孔との他に、第2の可動側空気孔を設け、この
空気孔が、スタンパを押える外周リングの内部を通り、
ディスクの外周縁に内方に向けて開口しており、さら
に、環状のバキューム溝孔を設けてスタンパ裏面の外周
部に開口し、これらの2つの開口する孔を対向させて可
動金型の鏡面とスタンパを常時密着させる構成とした金
型構造を開示している。
【0009】この金型構造によって、ディスクのスタン
パからの均等で完全かつ瞬時の剥離と、スタンパの可動
金型の鏡面への吸着とが同時に得られるため、スタンパ
が鏡面から不規則に浮き上がるのを防いで、ディスク表
面のムラ不良をなくすことが可能となった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に、
DVD成形において、離型エアブローのタイミングは、
金型から離型する際の成形品のチルトに関して非常に重
要な影響を及ぼす。基本的に型開き以前に固定側及び可
動側の離型エアブローを開始しなければチルトが悪化す
るが、使用するスタンパー、ブローの量、タイミングに
より型開き途中において製品が離型して落下してしまう
ことが多い。
【0011】即ち、従来のディスク成形方法では、図6
に示すように、ディスクがゲートカット前の状態(a) か
らゲートカット時の状態(b) に至って、ディスクの内径
が切断され、ディスクとスプルーとが分離し、さらに、
型開動作時またはそれ以前に、離型エアブローが実行さ
れるので、エジェクタ動作前の型開途中において、製品
が落下する状態(c) を生じてしまう。
【0012】この場合、可動側の離型エアを型開き後に
ブローすれば、落下の問題は解消されるが、この時は製
品がまだスタンパに密着しており、その状態で強制的に
エジェクタで突き出すと、チルトの値が悪化してしま
う。
【0013】そこで、型開き以前に離型エアブローを開
始してもまたどのようなスタンパを使用しても製品が落
下しない方法を講じる必要がある。
【0014】このような事情に鑑みて、本発明の目的
は、型開き以前にエアブローを開始させるとともに、離
型エアによる製品の落下防止を可能にしたディスク成形
方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のディスク成形方法は、キ
ャビティに対向してスタンパが配置されているディスク
成形用金型を用いて前記キャビティ内に溶融樹脂を充填
する工程と、所定の保圧冷却工程中のゲートカット時
に、ディスクの内径部を切断するオスカッタがメスカッ
タと交差する位置よりも手前の距離まで前記オスカッタ
を前進させて、前記内径部に所定のカット厚さを残す工
程と、型開き以前に、ディスク表面に離型エアを吹付け
て、ディスク表面とこれに接触した金型当接面とを剥離
する工程と、ディスクとスプルーが一体の状態で型開き
動作を完了する工程と、製品取り出し動作時にディスク
の内径部を突き出す手段を作動させてディスクとスプル
ーを分離させた後、エジェクタ装置を前進させて金型か
らディスクを離型する工程とを含むことを特徴としてい
る。
【0016】また、請求項2の構成では、ディスクの内
径部における所定のカット厚さ(E)は、0.03mm
〜0.15mmの範囲にあることを特徴としている。
【0017】また、請求項3の構成では、オスカッタの
前進ストロークは、ゲートカット圧力により調整され、
オスカッタがメスカッタに交差しないように制御される
ようになっている。
【0018】このような構成により、本発明は、オスカ
ッタがメスカッタに交差しないので、型開き時には、デ
ィスクとスプルーは一体になっていて、スプルーの中心
部は可動側のアンダーカット部に嵌り込んで食付いてい
る。それゆえ、本発明は、離型エアブローを型開き以前
にブローすることができ、ディスクとスプルーが一体の
ために型開き動作時に製品落下がないことから成形サイ
クルにおける連続成形性が安定する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。先ず、本発明のディスク成形方法に用い
る金型の構造を図1及びその要部を拡大した図2によっ
て説明する。
【0020】図1において、1は固定金型、2は可動金
型である。固定金型1と可動金型2との間にキャビティ
3が形成される。固定金型1は、固定盤4に取付られて
いる。取付手段は図示を省略する。固定金型1の中心に
は貫通孔5が設けられており、この貫通孔5の中にスプ
ルブッシュ6を担持したメスカッタ7が取付られてい
る。固定盤4にはテーパ部を有する開口8が形成されて
おり、ノズル9は、この開口8を通じてスプルブッシュ
6に接近離間するように設けられている。
【0021】可動金型2は、可動盤10に取付られ、固
定金型1に対して進退自在となっている。これらの取付
手段も図示を省略する。可動金型2の中央部には、貫通
孔20が設けられており、この貫通孔20の中には、外
側からスタンパホルダ11、このホルダを支持する固定
スリーブ12、エジェクタスリーブ(エジェクタ装置)
13、及びオスカッタ14、センターピン29とが同心
状に配置されている。ここで、エジェクタ装置の構造
は、従来技術で例示した特開平3−90324号に示す
金型構造が利用されている。
【0022】図1,図2に示すように、可動金型2の鏡
面板15上には、スタンパ16を位置させ、その内周縁
をスタンパホルダ11の先端爪部11aによって保持
し、スタンパ16の外周縁は、可動金型2の外周部に沿
って配置された環状の外周リング17によって微小な間
隙22を置いて保持する。
【0023】エジェクタスリーブ13は、後部が大径部
13aとなっており、この大径部13aは金型構成部品
18中に設けた案内室19の中に摺動自在に配置され、
案内室19の前壁と大径部13aの前面との間には圧縮
ばね23が収納されており、両者を互いに引き離す方向
に付勢している。大径部13aの後面には一対のピン2
1,21が位置しており、これらのピンは、突出部材4
0の段部に当接して駆動される。この突出部材40は、
圧力と流量の調整可能な油圧装置等によりなる駆動手段
と制御手段(これらの手段は図示省略)によって進退動
作を行う。
【0024】エジェクタスリーブ13の中心を通るオス
カッタ14は、その先端部の外周面がディスクの内径寸
法を決める口径となり、中心部に後述するセンターピン
29が嵌挿される貫通孔を有し、この貫通孔の内周面の
先端部分にアンダーカット部Uが形成されている。ま
た、オスカッタ14の後端部は、大径部14aとなり、
この大径部14aは案内室19に前後方向に摺動自在に
配置されている。オスカッタの大径部14aと金型構成
部品18との間には圧縮ばね24が収納されており、オ
スカッタ14を後端位置に付勢している。大径部14a
の後面には別の突出部材41が位置しており、この部材
も圧力と流量の調整可能な油圧装置等によりなる駆動手
段と制御手段(これらの手段は図示省略)によって進退
動作を行う。
【0025】オスカッタ14の中心に挿通したセンター
ピン29は、突出部材40の先端凸部によって駆動さ
れ、かつ大径部14aと係合するように構成されてい
る。これによって、オスカッタ14の前進時はセンター
ピン29も同時に前進する。さらに、突出部材40の駆
動により、先ずセンターピン29が前進し、突出部材4
0の凸部と段部の段差のストローク後に、エジェクタス
リーブ13が前進することになる。
【0026】スタンパ押えとしての外周リング17と固
定金型1側の部材との間には、エア抜き路27が形成さ
れ、キャビティ3内に溶融樹脂が射出されるとき、キャ
ビティ内の空気を金型外に排出するようになっている。
【0027】そして、固定側空気孔Pが、固定金型1の
鏡面板28の中心貫通孔28aとメスカッタ外周との境
界に形成された環状の間隙30に連通し、キャビティ底
部側からエアを吹き出すようになっている。また、第1
の可動側空気孔Qが、スタンパホルダ11の中心孔の壁
面に沿ってキャビティ内に開口する通路31に連通して
いる。
【0028】さらに、第2の可動側空気孔Rが、外周リ
ング17の内部を通り、スタンパの外周縁に内方に向け
て環状に開口する通路32に連通している。一方、環状
のバキューム溝孔Sが、スタンパの外周部裏面に、第2
の可動側空気孔Rに連通する通路32と対向するように
開口し、可動金型2の鏡面板15の表面とスタンパ16
を常時密着させる。
【0029】次に、上記構成の金型を用いて本発明のデ
ィスク成形方法をその作動とともに説明する。
【0030】始めに、上記構成の金型を射出成形機に取
付け、金型の開閉ストローク等の調整及び、成形条件の
設定等の準備段階を行う。この準備段階を経て、所定の
成形サイクルによる成形作業が開始される。先ず、固定
金型1に可動金型2を衝合させて金型を閉じて所定の圧
力で型締めを完了させる。
【0031】そして、ノズル9からスプルブッシュ6を
介して溶融樹脂を射出させ、キャビティ3への溶融樹脂
の充填が行われる。このときのキャビティ内のディスク
は、図3(a) に示すゲートカット前の状態である。
【0032】さらに、所定の保圧冷却工程における通常
のゲートカット時点において、オスカッタ14は、メス
カッタ7と交差する位置よりも手前の距離まで前進し、
そのストロークがディスクの内径部に所定のカット厚さ
(好ましくは0.03mm〜0.15mm)だけ残る位
置で停止する。これにより、ディスクはスプルー26と
切り離されない状態が維持される(図3(b) のゲートカ
ット前進の状態)。
【0033】また、この動作と同時もしくはその前後に
おいて、型を開く以前に、ディスク表面に離型エアを吹
付けて、ディスク表面とこれに接触した金型当接面とを
剥離する。
【0034】このための動作は、型開動作以前に、固定
側空気孔Pにエアが吹き込まれて、固定側の鏡面板28
の中心孔とメスカッタ7の外壁との間に形成された環状
の間隙30から、また、可動側空気孔Qにエアが吹き込
まれてスタンパホルダ11の中心孔に沿ってディスク面
に向けて、それぞれディスク中央部の両面にエアが吹き
付けられることにより実行される。同時に、第2の空気
孔Rからディスクの外周縁にエアが吹き付けられる。
【0035】このようにして、ディスクは、その中心部
から外周縁に向けて固定側鏡面板28とスタンパ16と
から剥離すると同時に、外周縁からも中心部に向かって
剥離し、瞬時にディスク面にエアが回る。また、スタン
パ16の外周縁は、第2の可動側空気孔Rにエアが吹き
込まれるため、可動金型の鏡面板15に押しつけられ、
しかもこれに対向したバキューム溝孔Sによって鏡面板
15に吸着するので、スタンパ16は確実に鏡面板15
に密着し、第2の可動側空気孔Rの供給されたエアがス
タンパ16と可動側の鏡面板15の間に入り込むことが
ない。それゆえ、スタンパの鏡面板からの浮き上がりを
防止し、ディスクがスタンパ16から完全にかつ瞬時に
剥離される。
【0036】次に、スタンパ16と固定側の鏡面板28
から剥離したディスクは、図3(c)の型開時の状態、即
ち、スプルー26と一体の状態で型開き動作が行われ
る。このとき、スプルー26は、オスカッタ14の中心
孔内のセンターピン(突き出し手段)29先端のアンダ
ーカット部Bにより引っ張られているためにディスクと
分離せず可動金型2側に移送される。
【0037】さらに、図4(a) の製品取り出し動作の開
始時は、取出し機の吸着パッド34がディスクに吸着固
定し、また、取出し機のスプルーチャック35がスプル
ーを保持する。そして、図4(b) の製品取り出し動作
(内径部のカット)時に、オスカッタの中心孔内で摺動
可能なセンターピン29が前進してスプルー26を突き
出すので、ディスクの内径部が打ち抜かれ、スプルー2
6をディスクから分離する。その後、オスカッタ14の
外側にあるエジェクタ装置13を前進させて、図4(c)
に示す製品離型時の状態となり、金型からディスクが離
型する。
【0038】このような工程により、本発明のディスク
成形方法は、離型エアブローを型開き以前にブローする
ことができ、オスカッターとメスカッターのかじりを防
止するとともに、型開き時は、ディスクとスプルーが一
体に連結状態のままであり、スプルーは可動側のセンタ
ピンのアンダーカット部Uに食いついているので、製品
を落下させることなく型開き動作が実行されることか
ら、ディスクの連続成形を安定した状態で行うことが可
能となる。
【0039】また、DVDの場合、ゲートの厚みはわず
か0.2mm〜0.5mmであるが、オスカッタ前進時
にそれよりも多少前進しているので、実際のゲートの厚
みはかなり薄くなっており、エジェクタピンが前進する
突き出し動作だけでディスクの内径部を打ち抜くことが
でき、しかも打ち抜き部分にバリも発生しないのであ
る。
【0040】さらに、オスカッタのストロークはゲート
カット圧力によって調整することができるので、メスカ
ッタと交差する位置よりも手前の位置でオスカッタを停
止させる動作の制御も容易である。なお、上記説明で
は、スタンパは可動スタンパとしたが、固定スタンパで
も使用可能である。
【0041】以上、本発明のディスク成形方法の作動及
びその作用効果を説明したが、最後に、ゲートカット時
の型開き量とオスカッタ前進の実測値を測定することに
よりオスカッタとメスカッタのゲート厚さの実測値、ま
たどれくらいのストロークで製品が落下もしくは内径カ
ット不可能かの実験データの結果を付記する。
【0042】
【実施例】使用金型 DVD用固定側スタンパ、 A(ゲート厚さ 0.3mm) カッタストローク最大 1.0mm
【0043】実験結果
【表1】 各数値のパラメータA、C、D、Eの関係は図5に示さ
れている。なお、ゲート厚さAは、固定金型1と可動金
型2が密着し、エジェクタスリーブ13が後退限度にあ
るときの金型設計上の寸法である。型開き量Dは、キャ
ビティ3に溶融樹脂が充填され、その後、圧縮された結
果であるゲートカット時の可動金型2が固定金型1から
離隔した距離である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明のディスク成形方法によれば、型開き以前にエア
ブローを開始させるとともに、離型エアによる製品の落
下防止を可能にしたことにより、不良品の発生を解消し
て製品精度の高いディスクを安定して連続成形すること
ができる。
【0045】また、オスカッタの前進ストロークは、ゲ
ートカット圧により簡単に調整でき、オスカッタ内のセ
ンターピンによってスプルーを分離することができるた
めに特別に金型構造に変更を強いることなく、成形機の
成形条件の設定によって所定のカット厚さを残すことが
できる。さらに、型内でオスカッターとメスカッターは
交差しないために、両カッタ間にかじりの発生がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク成形方法において使用す
る金型構造を示す断面図である。
【図2】図1の要部を示す拡大断面図である。
【図3】本発明に係るディスク成形方法における離型及
びゲートカットの状態を説明するために第1手順の概略
図である。
【図4】図3に続いて行われる本発明に係る成形方法に
おける第2手順の概略図である。
【図5】本発明に係るディスク成形でのゲートカット時
におけるオスカッタの最適カッタストロークを定めるパ
ラメータの関係を示す図である。
【図6】従来例におけるディスク成形にゲートカットの
状態を示す概略図である。
【符号の説明】 1 固定金型 2 可動金型 3 キャビティ 7 メスカッタ 13 エジェクタスリーブ(エジェクタ装置) 14 オスカッタ 16 スタンパ 26 スプルー 29 センターピン(突き出し手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビティに対向してスタンパが配置され
    ているディスク成形用金型を用いて前記キャビティ内に
    溶融樹脂を充填する工程と、 所定の保圧冷却工程中のゲートカット時に、ディスクの
    内径部を切断するオスカッタがメスカッタと交差する位
    置よりも手前の距離まで前記オスカッタを前進させて、
    前記内径部に所定のカット厚さを残す工程と、 型開き以前に、ディスク表面に離型エアを吹付けて、デ
    ィスク表面とこれに接触した金型当接面とを剥離する工
    程と、 ディスクとスプルーが一体の状態で型開き動作を完了す
    る工程と、 製品取り出し動作時にディスクの内径部を突き出す手段
    を作動させてディスクとスプルーを分離させた後、エジ
    ェクタ装置を前進させて金型からディスクを離型する工
    程と、を含むことを特徴とするディスク成形方法。
  2. 【請求項2】ディスクの内径部における所定のカット厚
    さ(E)は、次式 E=A+D−C ここで、 Aは、ゲート厚さ Cは、オスカッタの前進ストローク Dは、型開き量 によって定まり、その数値は、0.03mm〜0.15
    mmの範囲にあることを特徴する請求項1記載のディス
    ク成形方法。
  3. 【請求項3】オスカッタの前進ストロークは、ゲートカ
    ット圧力により調整され、オスカッタがメスカッタに交
    差しないように制御されることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のディスク成形方法。
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