JP3483278B2 - 液晶表示パネル - Google Patents

液晶表示パネル

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JP3483278B2
JP3483278B2 JP26555793A JP26555793A JP3483278B2 JP 3483278 B2 JP3483278 B2 JP 3483278B2 JP 26555793 A JP26555793 A JP 26555793A JP 26555793 A JP26555793 A JP 26555793A JP 3483278 B2 JP3483278 B2 JP 3483278B2
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    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示パネルの基板
の構造に関し、さらに具体的には導電性を有する遮光膜
を設けた基板の構造に関するものである。個々にはモノ
クローム、カラー、アクティブ型、パッシブ型、あるい
はTN型、STN型、強誘電型、反強誘電型その他のモ
ードなどの違いにより構造が異なる場合があるが、本発
明はいずれのモードにも対応可能である。以下の説明は
STN、パッシブ型、カラー液晶表示パネルを代表とし
て説明する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルは、基本的には、複数の
透明電極を形成した2枚の基板を透明電極を形成した面
を対向させ、シール材により封止し、この2枚の基板間
に液晶材料を注入して構成する。
【0003】以下図面に基づいて従来技術を説明する。
図4(a)は従来のSTNカラー液晶表示パネルの構造
を示す平面図である。図4(b)は図4(a)のD−D
線における断面を示す断面図である。なお図4(a)に
おいては、第1の基板に設けたカラーフィルター10
3、および第2の基板に設けた透明電極202は図面を
見やすくするために省略してある。
【0004】図4(b)に示すように、第1の基板10
1上には遮光膜102が設けられ、遮光膜102上には
カラーフィルター103が設けられ、このカラーフィル
ター103上には保護膜104が設けられ、保護膜10
4上には透明電極105が設けられている。
【0005】そして第1の基板101に対向する第2の
基板201上には、透明電極202が設けられている。
なお透明電極105と透明電極202上には、実際には
配向膜が設けられているが図示を省略してある。
【0006】これらの第1の基板101と第2の基板2
01とは、周辺をシール材301にて封止されている。
このシール材301の配置される領域を、これ以降シー
ル部と呼ぶ。
【0007】なお、第1の基板101と第2の基板20
2との間隙を均一にするために、シール部の内側に内部
スペーサー303を設け、シール材内にはシール内スペ
ーサー302を混入してある。これらの内部スペーサー
303とシール内スペーサー302のスペーサーとして
は、球形のシリカビーズや、球形のプラスチックビーズ
や、円柱状のグラスファイバーなどが使用されている。
【0008】シール部の内側の部分に設ける内部スペー
サー303としては、球形のシリカビーズや、球形のプ
ラスチックビーズを使用し、シール材301のシール内
スペーサー302内には、硬いシリカビーズや、グラス
ファイバーが一般的に使用されている。
【0009】また2枚の基板の間隙を均一にするため
に、シール部の基板構造はできるだけ均一にし、第1の
基板101と第2の基板201との表面は、平坦にする
配慮がなされている。
【0010】ここで遮光膜102について説明する。透
明電極105と透明電極202とはたがいにマトリック
ス状に配置され、その対向する部分が表示に関与する画
素部分であり、その他の部分は表示に関与しない非画素
部分である。非画素部分は表示全体のコントラストを低
下させないためには、光透過率が零であることが望まし
い。
【0011】しかし実際には種々の理由により光が漏れ
るため、表示品質を著しく下げてしまう。そこで非画素
部分からの光漏れを防止する工夫が試みられている。
【0012】第1の従来例として隣合うカラーフィルタ
ーを非画素部でオーバーラップさせ遮光効果を得ようと
するものがある。しかしカラーフィルターをオーバーラ
ップした部分においても多少の光漏れが生じ、完全な遮
光効果は得られない。
【0013】しかしながらこの手段では、カラーフィル
ターに平行な非画素部に対してしか遮光効果が得られ
ず、カラーフィルターに直交する非画素部は遮光するこ
とができない。
【0014】第2の従来例を図4(a)および図4
(b)を使用して説明する。図4(a)および図4
(b)に示す構造においては、カラーフィルター103
とは独立して遮光膜102を設けてある。
【0015】遮光膜102の形状を井桁状に構成するこ
とにより、カラーフィルター103に平行な非画素部分
に対しても遮光効果が得られ、そしてさらにカラーフィ
ルター103に直交する非画素部分に対しても遮光効果
を得ることができる。
【0016】また遮光膜102をカラーフィルター10
3と独立して設けるため、表示に関与する画素部、およ
びその画素間の非画素部(以降、有効画素部401と呼
ぶ)における非画素部の遮光効果だけでなく、有効画素
部401の周辺領域の見切り部402にも遮光膜を同時
に設けることができる。
【0017】見切り部402においては、透明電極で画
素部と外部の液晶表示パネルを駆動するための駆動半導
体集積回路装置とをつなぐ引き回し配線をおこなってい
る。
【0018】この見切り部402も、有効画素部401
における非画素部分と同様に光漏れを起こし、液晶表示
パネルの表示品質を下げている。
【0019】液晶表示パネルを使用した製品を作る場
合、この見切り部402の光漏れを防ぐために遮光シー
トを別に設置したり、風防ガラス上に遮光膜を印刷した
りしているが、位置精度の問題があり満足できるもので
はない。
【0020】このように光漏れを防ぐための部材を、液
晶表示パネルと別の部材で作り別置きすると、第1の基
板101または第2の基板201の厚さによって、斜め
から見た場合には光漏れを起こしてしまう。
【0021】第2の従来例に示す構造の場合、液晶表示
パネルの内部に精度良く設けることができ、また液晶表
示パネルの内部に設けるために斜めから見た場合でも光
漏れを起こすことがない。
【0022】遮光膜102の形成方法としては、絶縁材
料である黒色顔料や黒色染料を分散した黒色樹脂を印刷
法やフォトエッチング法で形成する方法がある。しかし
ながら、この黒色樹脂材料の吸光度は低く、膜厚が薄い
場合は充分な遮光特性が得られない。
【0023】この黒色樹脂で充分な遮光特性を得るに
は、樹脂の膜厚を充分に厚くすることが必要になる。し
かしながらこのように黒色樹脂の膜厚を厚くした場合に
は、遮光膜102の部分と画素部の部分とで大きな表面
段差が生じ、この表面段差を保護膜104で平坦化する
ことは困難である。
【0024】このように平坦性の不足した基板構造を持
つ液晶表示パネルは、液晶の配向不均一を起こし、表示
品質の悪いものとなってしまう。この問題を解決するた
めに遮光膜102の材料として充分な遮光特性を持つ金
属薄膜が用いられる。
【0025】遮光膜102に金属薄膜を用いた場合の図
4(a)、図4(b)に示した従来の構造の製造工程を
簡単に説明する。
【0026】第1の基板101上の全面にスパッタリン
グ法、あるいは真空蒸着法などによって、クロムなどの
不透明な金属薄膜を形成した後、フォトエッチング法で
所定のパターンを形成し、遮光膜102とする。
【0027】その遮光膜102上に印刷法、染色法、顔
料分散法などを用いてカラーフィルター103を設け
る。
【0028】さらにそのカラーフィルター103上にポ
リイミド、アクリルなどの透明樹脂を印刷法、スピンコ
ート法を用いて保護膜104を設ける。
【0029】その後、保護膜104上にスパッタリング
法、真空蒸着法などを用いて透明電極105となる酸化
インジュウム錫膜を形成する。この酸化インジュウム錫
膜をフォトエッチング法で所定のパターン形状に加工し
て透明電極105とする。
【0030】遮光膜102を金属薄膜とした場合、保護
膜104は前述のように平坦化作用に加え、遮光膜10
2と透明電極105との間の絶縁膜としての作用も有す
ることになる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように遮光
膜102として金属薄膜を使用することが、充分な遮光
特性を持たせ、しかも透明電極105の表面の平坦性を
確保できる現実的な方法である。この金属薄膜はフォト
エッチング法で微細なパターン加工ができることも長所
である。
【0032】また遮光膜102は、カラーフィルター1
03と独立して設けるため、有効画素部401における
非画素部の遮光効果だけでなく、有効画素部周辺の見切
り部402にも遮光膜102を同時に設けることができ
る。
【0033】しかし金属薄膜を遮光膜102として使用
した場合、しばしば遮光膜102と透明電極105との
間で電気的ショートが起こり、この電気的なショートの
起こった透明電極105に対応する画素の明るさが変わ
ってしまい、液晶表示パネルが不良となり、歩留まりを
大きく低下させてしまうという問題点が発生する。
【0034】本来、保護膜104で遮光膜102と透明
電極105との間は電気的に絶縁されているはずであ
る。上記の電気的ショートの発生場所を特定してゆく
と、その多くは第1の基板101と第2の基板201と
を封止するシール部406で発生している。
【0035】この原因については現在のところさだかで
はないが以下のように考えている。液晶表示パネルは第
1の基板101と第2の基板201との間隙を均一にす
るために、シール部406のシール材301の中にシー
ル内スペーサー302を混入し、かつ液晶表示パネルの
シール材301で囲まれる内側には、内部スペーサー3
03を配置する。
【0036】その後、第1の基板101と第2の基板2
01を互いに押しつけるように加圧しながら、シール材
301を硬化する。
【0037】この加圧しながら硬化する際に、重なりあ
ったり、凝集していたシール内スペーサー302に力が
集中し、第1の基板101上の透明電極105を介し保
護膜104を突き破り、遮光膜102と透明電極105
が接して電気的ショートを発生させる。
【0038】本発明の目的とするところは、前述の遮光
膜と透明電極との電気的なショートからくる問題点を防
ぎ、表示品質の高い液晶表示パネルを安定して供給する
ことにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願発明の第1の手段は、表示に関与する画素部及び
画素間の非画素部よりなる有効画素部とその外側の周辺
に見切り部とを有しこの見切り部と前記有効画素部にす
くなくとも遮光膜と絶縁膜と複数の透明電極とが積層さ
れてなる第1の基板と、少なくとも電極を有する第2の
基板との間に、前記見切り部に配設されるところのスペ
ーサを混入したシール材で液晶を封止した液晶表示パネ
ルにおいて、前記有効画素部と前記シール材が配設され
るシール部との間の導電性を有する前記遮光膜に、前記
有効画素の周辺に沿った空間部を設けることにより、前
記有効画素部と前記シール部との間で前記遮光膜が電気
的に分離されていることを特徴とする。上記課題を解決
するために本願発明の第2の手段は、本願発明の第1の
手段において前記見切り部の前記遮光膜には、スリット
が前記シール部の全周に渡って配設されていることを特
徴とする。上記課題を解決するために本願発明の第3の
手段は、本願発明の第2の手段において前記スリット
は、同一の開口率を有することを特徴とする。
【0040】
【作用】上記手段を用いて構成した液晶表示パネルは、
たとえシール部で透明電極と遮光膜との電気的ショート
が発生しても遮光膜が有効画素部と分離されているため
に表示には影響がでない。
【0041】この結果、歩留まりを低下させることな
く、平坦性にすぐれ、かつ充分な遮光特性を持ち、高い
表示品質を有する液晶表示パネルを提供することができ
る。
【0042】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって説明す
る。なお以下の図面は構造のみを示すものであって、寸
法などについて示すものではない。
【0043】
【実施例1】図1(a)は本発明の第1の実施例におけ
る液晶表示パネルを示す平面図である。図1(b)は、
図1(a)におけるA−A線における断面を示す断面図
である。なお図1(a)においてカラーフィルター10
3と第2の基板201上の透明電極202とは、図面を
見やすくするために図示は省略してある。
【0044】図1(b)に示すように、第1の基板10
1上の全面に、まずスパッタリング法、あるいは真空蒸
着法を用いてクロム薄膜を形成する。このクロム薄膜を
フォトエッチング法を用いて所定のパターンに形成し、
遮光膜102を設ける。
【0045】この遮光膜102の平面パターン形状は、
図1(a)に示すように、見切り部402に空間部40
3を設けてある。
【0046】そして第1の基板101と第2の基板20
1とを封止するシール部406は、空間部403の有効
画素部401に対し外側に設ける。
【0047】この空間部403により有効画素部401
とシール部406の遮光膜は、電気的に分離される。
【0048】このように透明電極105と遮光膜102
の電気的ショートの多発するシール部は電気的に分離さ
れているため、たとえ透明電極105と遮光膜102と
の電気的ショートが発生してもその影響は有効画素部4
01には伝わらない。
【0049】この空間部403の幅寸法は、電気的分離
が行えれば良いため、狭いほうが良い。そして空間部4
03の幅寸法は、逆にあまり広すぎると、この空間部4
03からの光漏れが多くなるため、見切り部としての効
果が少なくなる。
【0050】その後、遮光膜102上に染色法を用いて
直接カラーフィルター103を形成する。さらにその後
カラーフィルター103上にスピンコート法を用い透明
なアクリル樹脂を塗布し、保護膜104を形成する。
【0051】さらに保護膜104上にスパッタリング法
により、酸化インジュウム錫薄膜を形成したあと、フォ
トエッチング法で所定のパターンを形成し、透明電極1
05を設ける。
【0052】このようにしてできた第1の基板101
と、透明電極202を設けた第2の基板201とを、シ
ール内スペーサー302を混入したシール材301で加
圧封止して液晶表示パネルをつくる。
【0053】本発明の第1の実施例にもとづき遮光膜1
02の空間部403の幅寸法として5ミクロンにした液
晶表示パネルを作成した。その結果、透明電極105と
遮光膜102との電気的ショートによる明るさの変わっ
た画素の発生は無く、表示品質の高いものができた。
【0054】また見切り部402の遮光膜102に設け
た空間部403からの光漏れは極わずかであり、違和感
が無い見切りとして使用することができた。
【0055】すなわち図1(a)、図1(b)に示す第
1の実施例は、第1の基板101上に設ける導電性を有
する遮光膜102の見切り部402に空間部403を設
け、有効画素部401に対し、空間部403の外側のシ
ール部406でシール封止する構造を持つ。
【0056】この図1(a)、図1(b)に示す構造を
採用すれば、遮光膜102として導電性はあるが遮光特
性の充分な金属薄膜を使用しても、見切り部402に設
けた空間部403によりシール部と画素部が電気的に分
離されている。このために、シール部406で透明電極
105と遮光膜102との電気的ショートが発生して
も、画素部への影響を防ぐことができる。
【0057】
【実施例2】図2(a)は本発明の第2の実施例におけ
る液晶表示パネルを示す平面図である。図2(b)は、
図2(a)におけるB−B線における断面を示す断面図
である。なお図2(a)において、カラーフィルター1
03および第2の基板201にもうけた透明電極202
は、図面を見やすくするために図示は省略してある。
【0058】図2(b)に示すように、第1の基板10
1上の全面に、まずスパッタリング法、あるいは真空蒸
着法を用いてクロム薄膜を形成する。このクロム薄膜を
フォトエッチング法を用いて所定のパターンに形成し遮
光膜102を設ける。
【0059】この遮光膜102の平面パターン形状は、
図2(a)に示すように、見切り部402に空間部40
3を設けてある。またさらに空間部403の外側の見切
り部402にスリット404を設けてある。
【0060】このスリット404は、第1の基板101
上に設ける透明電極105に対応して空間部403の外
側の遮光膜102を分離する形で設ける。
【0061】第1の基板101と第2の基板201とを
封止するシール部406は、空間部403の有効画素部
401に対し外側に設ける。
【0062】この空間部403により、有効画素部40
1とシール部406の下の見切り部402の遮光膜10
2は電気的に分離される。
【0063】このように透明電極105と遮光膜102
の電気的ショートの多発するシール部は電気的に分離さ
れているため、たとえ透明電極105と遮光膜102と
の電気的ショートが発生してもその影響は有効画素部4
01には伝わらない。
【0064】また透明電極105に対応して設けたスリ
ット404により、たとえ複数の透明電極105で遮光
膜102との電気的ショートが発生しても、透明電極1
05同志の遮光膜102を介しての電気的ショートの発
生も防ぐことができる。
【0065】この空間部403およびスリット404の
幅寸法は、電気的分離が行えれば良いため狭いほうが良
い。そして空間部403とスリット404の幅寸法は、
逆にあまり広すぎると、空間部403およびスリット4
04からの光漏れが多くなるため見切り部としての効果
が少なくなる。
【0066】その後、遮光膜102上に染色法を用いて
直接カラーフィルター103を形成する。さらにその後
カラーフィルター103上にスピンコート法を用い透明
なアクリル樹脂を塗布し、保護膜104を形成する。
【0067】さらに保護膜104上にスパッタリング法
により、酸化インジュウム錫薄膜を形成したあと、フォ
トエッチング法で所定のパターンを形成し透明電極10
5を設ける。
【0068】このようにしてできた第1の基板101
と、透明電極202を設けた第2の基板201とを、シ
ール内スペーサー302を混入したシール材301で加
圧封止して液晶表示パネルをつくる。
【0069】本発明の第2の実施例にもとづき遮光膜1
02の空間部403およびスリット404の幅寸法を5
ミクロンにした液晶表示パネルを作成した。その結果、
透明電極105と遮光膜102との電気的ショートによ
る明るさの変わった画素の発生も無く、また遮光膜10
2を介しての透明電極105同志の電気的ショートの無
い表示品質の高いものができた。
【0070】またさらに見切り部402の遮光膜102
に設けた空間部403、およびスリット404からの光
漏れは極わずかであり、違和感が無い見切りとして使用
することができた。
【0071】すなわち図2(a)、図2(b)に示す第
2の実施例は、第1の基板101上に設ける導電性を有
する遮光膜102の見切り部402に空間部403を設
け、また空間部403の外側の見切り部402の遮光膜
102にスリット404を設けてある。
【0072】このスリット404は第1の基板101上
に設ける透明電極105に対応して空間部403の外側
の見切り部402で、遮光膜102を分離する形で設け
る。そして第1の基板101と第2の基板201と有効
画素部401に対し、空間部403の外側のシール部4
06でシール封止する構造を持つ。
【0073】この図2(a)、図2(b)に示す構造を
採用すれば、遮光膜102として導電性はあるが遮光特
性の充分な金属薄膜を使用しても、見切り部402に設
けた空間部403によりシール部と画素部が電気的に分
離されている。このために、シール部で透明電極105
と遮光膜102との電気的ショートが発生しても画素部
への影響を防ぐことができる。
【0074】また透明電極105に対応して設けたスリ
ット404により、たとえ複数の透明電極105で遮光
膜102との電気的ショートが発生しても、透明電極1
05同志の遮光膜102を介しての電気的ショートの発
生も防ぐことができる。
【0075】
【実施例3】図3(a)は本発明の第3の実施例におけ
る液晶表示パネルを示す平面図である。図3(b)は、
図3(a)におけるC−C線における断面を示す断面図
である。なお図3(a)においてカラーフィルター10
3および第2の基板201にもうけた透明電極202
は、図面を見やすくするために図示は省略してある。
【0076】図3(b)に示すように、第1の基板10
1上の全面に、まずスパッタリング法、あるいは真空蒸
着法を用いてクロム薄膜を形成する。このクロム薄膜を
フォトエッチング法を用いて所定のパターンに形成し遮
光膜102を設ける。
【0077】この遮光膜102の平面パターン形状は、
図3(a)に示すように、見切り部402に空間部40
3を設けてある。
【0078】またさらに空間部403の外側の見切り部
402にスリット404を設けてある。このスリット4
04は、第1の基板101上に設ける透明電極105に
対応して、空間部403の外側の見切り部を分離する形
で設ける。
【0079】さらに透明電極105に対応して設けたス
リット404と同一の開口率で液晶表示パネルのシール
部406全周に渡ってスリット405を設ける。すなわ
ちスリット404とスリット405との面積比を同じに
する。
【0080】第1の基板101と第2の基板201とを
封止するシール部406は、空間部403の有効画素部
401に対し外側に設ける
【0081】その後、遮光膜102上に染色法を用いて
直接カラーフィルター103を形成する。さらにその後
カラーフィルター103上にスピンコート法を用い透明
なアクリル樹脂を塗布し、保護膜104を形成する。
【0082】さらに保護膜104上にスパッタリング法
により酸化インジュウム錫薄膜を形成したあと、フォト
エッチング法で所定のパターンを形成し、透明電極10
5を設ける。
【0083】このようにしてできた第1の基板101
と、透明電極202を設けた第2の基板201とをシー
ル内スペーサー302を混入したシール材301で加圧
封止して、液晶表示パネルをつくる。
【0084】本発明の第3の実施例にもとづき遮光膜1
02の空間部403およびスリット404、405の幅
寸法を5ミクロンにした液晶表示パネルを作成した。そ
の結果、透明電極105と遮光膜102との電気的ショ
ートによる明るさの変わった画素の発生も無く、また遮
光膜102を介しての透明電極105同志の電気的ショ
ートの無い表示品質の高いものができた。
【0085】また液晶表示パネルのシール部406全周
に渡って設けられたスリット405よりシール部406
からの光漏れは全周に渡り均一であり、またシール部4
06近傍の2枚の第1の基板101と第2の基板201
の間隙の均一性も向上した。
【0086】見切り部402の遮光膜102に設けた空
間部403およびスリット404、405からの光漏れ
は極わずかであり、違和感が無い見切りとして使用する
ことができた。
【0087】すなわち図3(a)、図3(b)に示す第
3の実施例は、第1の基板101上に設ける導電性を有
する遮光膜102の見切り部402に空間部403を設
け、かつ有効画素401に対して空間部403の外側の
シール部においては、遮光膜102に透明電極105に
対応してスリット404を設け、さらに液晶表示パネル
のシール部全周に前記のスリット404と同じ開口率の
スリット405を設けた構造を持つ。
【0088】図3(a)、図3(b)に示す構造を持つ
本発明の第3の実施例によれば、遮光膜102として導
電性はあるが、遮光特性の充分な金属薄膜を使用して
も、見切り部402の遮光膜102に設けた空間部40
3により有効画素部401がシール部406と電気的に
分離されている。このために、シール部406で透明電
極105と遮光膜102の電気的ショートが発生して
も、有効画素部401への影響を防ぐことができる。
【0089】また遮光膜102は、スリット404によ
りそれぞれの透明電極105に対応して分離されてい
る。このため、たとえ複数の透明電極105と遮光膜1
02との電気的ショートが発生しても、透明電極105
同志の遮光膜102を介しての電気的ショートも防ぐこ
とができる。
【0090】また見切り部402の遮光膜102には、
スリット404と同一の開口率で液晶表示パネルのシー
ル部の全周に渡ってスリット405を設けて有るため
に、2枚の基板の間隙の制御性がよい。
【0091】さらに見切り部402からの光漏れの量の
調整もされているために、表示品質の良い液晶表示パネ
ルを提供することができる。このように、本発明は導電
性と遮光性とを有し、有効画素部周辺に空間部を設けた
遮光膜を有し、空間部の外側の見切り部でシールするこ
とを特徴とする液晶表示パネルである。また、本発明は
導電性と遮光性とを有し、有効画素部周辺に空間部と空
間部の外側の見切り部にスリットとを設けた遮光膜を有
し、空間部の外側の見切り部でシールすることを特徴と
する液晶表示パネルである。また、本発明は導電性と遮
光性とを有し、有効画素部周辺に空間部と空間部の外側
の見切り部にスリットと空間部の外の見切り部の全周に
わたって設けるスリットとを設けた遮光膜を有し、空間
部の外側の見切り部でシールすることを特徴とする液晶
表示パネルである。このように、本発明は、有効画素部
周辺に設けた見切り部の遮光膜に空間部を設け、空間部
の外側の見切り部でシールすることであり、さらに空間
部の外側の見切り部の遮光膜にスリットを設けることで
ある。
【0092】
【発明の効果】以上の説明で明かなように、本発明は導
電性のある遮光膜を有する液晶表示パネルにおいて、遮
光膜と透明電極の電気的ショートの多発するシール部
を、遮光膜に設けた空間部、およびスリットで電気的に
画素部と分離する構造を持つ。これにより、たとえシー
ル部において遮光膜と透明電極の電気的なショートが発
生しても、その影響を有効画素部から分離することがで
きる。
【0093】このため遮光特性の不充分な絶縁体を遮光
膜として使用する必要がなく、遮光特性に優れた、また
平坦性に優れた表示品質の高い液晶表示パネルを生産す
ることができる。そのうえ液晶表示パネルの内部に遮光
膜と同時に見切り部も設けることができるため、液晶表
示パネルを使用した製品において新たに見切り部をもう
ける必要も無くまた斜めから見たときの光漏れもおさえ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における液晶表示パネル
を示す図面である。
【図2】本発明の第2の実施例における液晶表示パネル
を示す図面である。
【図3】本発明の第3の実施例における液晶表示パネル
を示す図面である。
【図4】従来の液晶表示パネルを示す図面である。
【符号の説明】
102 遮光膜 103 カラーフィルター 104 保護膜 105 透明電極 301 シール材 401 有効画素部 402 見切り部 403 空間部 404 スリット 405 スリット 406 シール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−337308(JP,A) 特開 平4−56921(JP,A) 特開 平2−296223(JP,A) 特開 平3−15822(JP,A) 特開 平2−234122(JP,A) 特開 平3−89212(JP,A) 特開 平5−72540(JP,A) 実開 平7−8836(JP,U) 実開 平5−45648(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13 - 1/141

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示に関与する画素部及び画素間の非画
    素部よりなる有効画素部とその外側の周辺に見切り部と
    を有しこの見切り部と前記有効画素部にすくなくとも遮
    光膜と絶縁膜と複数の透明電極とが積層されてなる第1
    の基板と、少なくとも電極を有する第2の基板との間
    に、前記見切り部に配設されるところのスペーサを混入
    したシール材で液晶を封止した液晶表示パネルにおい
    て、前記有効画素部と前記シール材が配設されるシール
    部との間の導電性を有する前記遮光膜に、前記有効画素
    の周辺に沿った空間部を設けることにより、前記有効画
    素部と前記シール部との間で前記遮光膜が電気的に分離
    されていることを特徴とする液晶表示パネル。
  2. 【請求項2】 前記見切り部の前記遮光膜には、スリッ
    トが前記シール部の全周に渡って配設されていることを
    特徴とする請求項1に記載の液晶表示パネル。
  3. 【請求項3】 前記スリットは、同一の開口率を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の液晶表示パネル
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