JP3483268B2 - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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JP3483268B2
JP3483268B2 JP04431893A JP4431893A JP3483268B2 JP 3483268 B2 JP3483268 B2 JP 3483268B2 JP 04431893 A JP04431893 A JP 04431893A JP 4431893 A JP4431893 A JP 4431893A JP 3483268 B2 JP3483268 B2 JP 3483268B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録媒体に対し
て、その一方の面に磁気ヘッドを対応させ、前記磁気ヘ
ッドによって印加された磁界領域で、その他方の面に光
学ヘッドを対応させて、レーザ光を照射し、光磁気的に
情報を記録するようにした光磁気ディスク装置に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】この種の光磁気ディスク装置では、従来
から、図11および図12に示すように、その磁気ヘッ
ド1が組み立てられている。すなわち、ここでは、磁気
ヘッド1は、ディスク状の光磁気記録媒体(図示せず)
の回転で発生する空気流で浮上する浮上型スライダー2
と、電流制御により所定の磁界を前記記録媒体に印加す
るためのコア3と、コア3に捲回したコイル4と、浮上
型スライダー2を支持するためのロードビーム(板ば
ね)5と、浮上型スライダー2およびロードビーム5の
間にあって浮上型スライダーに接着されると共にロード
ビーム5にスポット溶接などの手段で固着されたジンバ
ル(板ばね)6と、ロードビーム5にスポット溶接など
の手段で固着されると共に基台(図示せず)に固定され
るスペーサ7との組立体である。 【0003】そして、浮上型スライダー2は、前記記録
媒体上を微小間隙で浮動し、前記記録媒体の記録・再生
面との距離を、ほぼ一定に保っている。また、コア3お
よびコイル4は、浮上型スライダー2に固着されてい
る。ジンバル(板ばね)6は、前記情報記録媒体の記録
・再生面に対して浮上型スライダー2を一定の姿勢に保
つ役目をする。また、スペーサ7は、ねじなどの手段で
前記基台に位置決め、固定するために、穴部8、9、1
0を備えている。これらの材質としては、浮上型スライ
ダー2をセラミクスで、コア3をフェライトで、コイル
4を銅線で、ロードビーム(板ばね)5およびジンバル
(板ばね)6をステンレスで、更に、スペーサ7をアル
ミニウムで構成することが一般的である。 【0004】また、光磁気ディスク装置では、従来か
ら、図13に示すように、その光学ヘッドが構成されて
いる。すなわち、ここでは、対物レンズ101がレンズ
ホルダー102により保持されている。そして、レンズ
ホルダー102の外周部には、フォーカス駆動用コイル
103が捲回されており、その外周部にトラッキング駆
動用コイル104が複数個、固着されている。レンズホ
ルダー102は、弾性部材としての板ばね105と、こ
れを抑える抑え部材106とによって、上下および左右
の方向、すなわち、フォーカス方向とトラッキング方向
とに移動できるように支持されている。また、板ばね1
05の一端は、板ばね取り付け部材107に固着されて
いる。 【0005】光学ヘッドにおける磁気回路は、磁気ヨー
ク108とマグネット109とよりなり、磁気ヨーク1
08は、マグネット109を固着した外ヨーク110と
内ヨーク111とで構成されている。そして、マグネッ
ト109と内ヨーク111との間の空隙に発生する磁界
内で、コイルに対する電流の制御がなされることによ
り、対物レンズ101はフォーカス方向とトラッキング
方向とに駆動される。 【0006】この場合、板ばね取り付け部材107は、
外ヨーク110に固着されており、また、磁気ヨーク1
08には、少なくともトラッキング方向についての対物
レンズの位置を検出するためのフォトインタラプタ11
2が、ねじ113、114と支持部材115トにより固
着されされている。従って、対物レンズ101が移動す
ると、板ばね105に設けたセンサ板116がフォトイ
ンタラプタ112の光路(図示せず)を横切ることで、
位置信号が出力される。また、基台に磁気ヨーク108
を固定するためには、穴117およびねじ穴118を備
えている。また、対物レンズ101は、レンズホルダー
102の鏡筒部119の上面に対して、所定の力で押付
けられ、位置決めされ、仮固定された後、接着剤などに
より、完全に固着されていた。 【0007】また、この光学ヘッドを経由して、半導体
レーザからレーザ光を光磁気記録媒体に供給するための
レーザ光源装置は、その光学的な組立てに際して、光学
的に要求される精度を確保するために、レンズにより半
導体レーザからの発散光を平行光束に変換するピント調
整とレンズの光軸上に半導体レーザの発光点を位置させ
る位置調整とが必要となる。更に、レーザ光源から出射
されるレーザの光軸、すなわち、出射光束の強度が最大
となる軸は、レンズ光軸に対して、わずかにずれている
ことから、光学ヘッド側の光軸に対して、前記レーザの
光軸を一致させるため、光源装置全体を、光学ヘッドに
対して位置調整する必要があった。 【0008】すなわち、従来の半導体レーザ光源装置
は、図14ないし図16に示すような構成になってい
る。ここで、符号201は光源となる半導体レーザ、2
02は半導体レーザ201の発散光束を平行光束に変換
するコリメータレンズ、203はその取付け部203a
に半導体レーザ201の部分201aが圧入されるよう
に構成した半導体レーザ・ホルダー、204は、その内
壁円筒部204aにコリメータレンズ202を半導体レ
ーザ201に対して焦点調整した状態で、固着すると共
にその外壁部204bに突出部204cを形成している
レンズ鏡筒、205は半導体レーザ201の後方で、半
導体レーザ・ホルダー203に対向し、そして、当接し
た状態で配置された高周波重畳ユニットのシールドケー
ス、206は半導体レーザ201のリード201cが電
気的に接続されている高周波重畳回路基板である。 【0009】また、符号207は、高周波重畳回路基板
206をシールドケース205内に密閉するシールドケ
ース蓋、208はレンズ鏡筒204と半導体レーザ・ホ
ルダー203とを固定する調整ネジである。そして、調
整ネジ208は、レンズ鏡筒204に固着されたコリメ
ータレンズ202の光軸202aに対して半導体レーザ
201の発光点201eの位置合わせを行った後、締め
付けられ、半導体レーザ201を固定するのである。な
お、符号209は、光学ヘッドの枠体の一部であり、2
09bは光学ヘッドの光学系の光軸である。 【0010】図15に示すように、レンズ鏡筒204と
半導体レーザ・ホルダー203とを調整した状態では、
半導体レーザ201から出射される光束の強度分布の中
心(光軸201d)は、製造上、半導体レーザ201の
基準面201bに対して完全に垂直とはならず、角度θ
ほど傾く製作誤差を持っており、また、圧入時の取付け
誤差により、コリメータレンズ202の光軸202aに
対して傾き、平行光束に変換された後では Lの位置ず
れを生じるおそれがある。したがって、この後、光学ヘ
ッドの光軸209bに対し、半導体レーザ201の光軸
201dを位置合わせした後、固定ネジ210により、
レーザ光源装置を枠体209に固定する必要がある。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学ヘ
ッドについては、レンズホルダー102の鏡筒部119
の上面に対物レンズ101を置き、次に、対物レンズ1
01を鏡筒部119の所定の位置に対して精密に位置決
めし、さらに、所定の力をかけて置いて、仮固定し、そ
の後に、接着剤などの手段により固着するという、4段
階の工程が不可欠であったから、そのために、組み立て
時間が長くかかり、高い組み立て精度も必要で、どうし
ても、コスト高の原因となった。 【0012】また、接着剤が多量すぎると、接着剤が固
まる際の引けで、レンズに歪みを生じ、光学性能を低下
させていた。逆に、接着剤が少なすぎると、レンズとレ
ンズホルダーとの間の固着強度が低下し、フォーカス動
作やトラッキング動作をした場合の振動時に共振を起こ
す場合があり、フォーカス制御やトラッキング制御、シ
ーク制御に悪影響を及ぼしていた。 【0013】 【0014】 【発明の目的】本発明は、上記事情に基いてなされたも
ので、各部品の簡素化、小型化、組立の際の省力化など
によって、低コストで構成することができる光磁気ディ
スク装置を提供しようとするものである。 【0015】 【課題を解決するための手段】このため、本発明は、光
磁気記録媒体に対して、その一方の面に磁気ヘッドを対
応させ、前記磁気ヘッドによって印加された磁界領域
で、その他方の面に光学ヘッドを対応させて、レーザ光
を照射し、光磁気的に情報を記録するようにした光磁気
ディスク装置において、前記光学ヘッドは、少なくと
も、レーザ光を前記光磁気記録媒体の記録・再生面に集
光させる円形状の対物レンズを有し、前記レーザ光と平
行で前記記録・再生面に垂直なフォーカス方向および同
方向に垂直なトラッキング方向に対して前記対物レンズ
を可動に支持し、駆動するアクチュエータを具備して
り、前記アクチュエータは、前記対物レンズをレンズホ
ルダーのレンズ支持部に保持し、前記対物レンズを駆動
する手段として、フォーカス用コイルおよび/あるいは
トラッキング用コイルを備え、基台側に設けた磁気回路
でシーク動作されるように配置されており、前記レンズ
ホルダーは、そのレンズ鏡筒部に、複数個のアーム部を
設け、前記アーム部の上部に傾斜部を設けて前記対物レ
ンズの挿入時の案内を行なう構造とすると共に、前記レ
ンズ鏡筒部内周面において、前記アーム部に、上面抑え
部、撓み部、および、径方向の位置決め部を設けてお
り、前記レンズ鏡筒のレンズ受け部に位置して、前記上
面抑え部、撓み部、径方向の位置決め部が、前記対物レ
ンズの上下面および径方向の少なくとも3点を支持・固
定するように構成したことを特徴とする。 【0016】 【実施例】本発明の実施例における磁気ヘッドについ
、図1および図2を参照して、具体的に説明する。図
において、符号11は、本発明の光磁気ディスク装置に
採用する磁気ヘッドである。この磁気ヘッドは合成樹脂
製で、以下の部分より構成される。これは、既に従来例
においても説明したが、光磁気記録媒体(図示せず)上
を微小間隙を介して浮上することで前記記録媒体の記録
・再生面との距離を、ほぼ一定に保っている浮上型スラ
イダー12を構成する部分、浮上型スライダー部12を
支持するロードビーム13を構成する部分、浮上型スラ
イダー12とロードビーム13との間に位置して前記記
録媒体の記録・再生面に対して浮上型スライダー12を
一定の姿勢に保つ役目をするジンバル14の部分、基台
(図示せず)にねじなどの手段で固定するための穴部1
5、16、17が設けられているスペーサ18を構成す
る部分などである。 【0017】浮上型スライダー12の部分には、接着ま
たはインサートモールド法などにより、コア19が固着
または溶着されており、また、コア19には、コイル2
0が捲回されていて、電流制御により所定の磁界を前記
記録媒体に印加するようになっている。 【0018】なお、本発明で採用した前記磁気ヘッドの
合成樹脂の種類は、特に限定されるものではない。すな
わち、例えば、PPS 、LCP 、PC、ABS 、PEEK、ナイロン、エホ
゜キシ、ホ゜リエステル、フッソ 樹脂、また、炭素繊維などによる強
化複合樹脂などが上げられる。また、図1の構成のよう
に、どうしても、全部分を一体に成形し難い場合などに
は、前記の各部分(浮上型スライダーの部分、ロードビ
ームの部分、ジンバルの部分、スペーサの部分)の内、
少なくとも2部品を合成樹脂で一体的に成形してもよ
い。また、浮上型スライダー12の部分の、前記記録媒
体に面したスライダー面には、耐磨耗の目的のために、
セラミクス・コーティングなどの各種の表面処理を施し
てもよい。 【0019】次に、本発明の実施例の光学ヘッドについ
て、図3ないし図6を参照して、具体的に説明する。図
において、符号101は、本発明の光磁気ディスク装置
に採用する光学ヘッドに設けた対物レンズである。特
に、本発明に係る要部は、図4ないし図6に示されてお
り、ここでは、レンズホルダー102の鏡筒部121
と、前記の対物レンズ101のみが示されている。図3
において、レンズホルダー102の外周部にはフォーカ
ス駆動用コイル103が捲回されており、その外周部に
トラッキング駆動用コイル104が複数個(この実施例
では4個使用)、固着されている。レンズホルダー10
2は、弾性部材としての板ばね105と、これを抑える
ための抑え部材106とによって構成され、上下および
左右の方向、すなわち、フォーカス方向とトラッキング
方向とに移動できるように、支持されている。この板ば
ね105は、その一端を板ばね取り付け部材107に固
着している。 【0020】磁気回路は、磁気ヨーク108とマグネッ
ト109とを具備し、また、磁気ヨーク108には、マ
グネット109を固着した外ヨーク110と内ヨーク1
11とが設けられ、マグネット109と内ヨーク111
との間の空隙に発生する磁界内で、コイルに対する電流
の制御がなされることにより、対物レンズ101は、フ
ォーカス方向とトラッキング方向とに駆動される。ここ
では、板ばね取り付け部材107が外ヨーク110に固
着されている。磁気ヨーク108は、キャリッジ(一般
には、レーザ光源などの光学部品を収納している場合を
一体型ヘッド、これを収納していない場合を分離型ヘッ
ドのキャリッジと称す)に対して、固定用穴17、18
を用いて、ねじ止めされ、固定される。 【0021】また、磁気ヨーク108には、対物レンズ
101の、少なくともトラッキング方向の位置を検出す
るためのフォトインタラプタ112が、ねじ113、1
14と支持部材115とにより、固着されている。対物
レンズ101が移動すると、板ばね105に設けたセン
サ板116がフォトインタラプタ112の光路(図示せ
ず)を横切ることで、位置信号が出力される。 【0022】対物レンズ101は、レンズホルダー10
2により保持されている。これを更に正確に言えば、対
物レンズ101はレンズホルダー102のレンズ鏡筒部
121によって、そのレンズ下面を支持されている。さ
らに、対物レンズ101は、レンズ支持固定部材12
2、123、124により、同レンズ101の半径方向
(符号125で示す)と上下方向(符号126で示す)
を位置決めし、支持し、かつ、固定される。 【0023】さらに、図4ないし図6を参照して、本発
明に係る光学ヘッドの構成を詳細に説明する。但し、図
4に表示する断面は、図3のA−O−Aに沿うものなの
で、ここでの説明は、レンズ支持固定部材122および
124に関して行なうこととする。まず、レンズ支持固
定部材122、124に対して、対物レンズ101をレ
ンズホルダー2の上方から降ろしてくる。やがて、対物
レンズ101の下面が、レンズ支持固定部材122、1
24の上部に設けた傾斜部128、129に当接する。
対物レンズ101は、この部分を滑り、乗り越えようと
し、この時に、レンズ支持固定部材122、124のア
ーム部130、131が外側に向けて撓むことになる。
対物レンズ101が傾斜部128、129を、完全に乗
り越えると、対物レンズ101の下面は、レンズホルダ
ー102の鏡筒部121の上面132に当たり、上下方
向(126)が決まる。 【0024】さらに、この時、対物レンズ101の外周
側面が、アーム部130、131の内周側面に設けた径
方向の位置決め部133、134に当たるので、同レン
ズ101の半径方向(125)が位置決めされ、支持さ
れ、かつ、固定される。また同時に、対物レンズ101
の上面は、アーム部130、131の傾斜部128、1
29の下部に設けた上面抑え部135、136により、
先に説明した、鏡筒部121の上面132と共同して、
上下方向(126)が位置決めされ、支持され、かつ、
固定される。 【0025】なお、図3のレンズホルダーが、合成樹脂
などの、成形が容易な材質のもので成形される場合はよ
いが、どうしても、成形が難しい材料を使用しなければ
ならない場合などには、前記のレンズ支持固定部材を別
部材で構成することが考えられる。図5に、この場合の
他の実施例を示す。これは、別部材で構成したレンズ支
持固定部材137であり、レンズ鏡筒138に対して嵌
合または接着すればよい。また、このレンズ支持固定部
材は、すべてのアーム部が弾性を持ち、撓む必要はな
く、複数か所で、前記部材が撓む構造になっていてもよ
い。図6に示す構造が、この場合で(図4と同様、A−
O−A断面図)、ここでは、三個所に設けられたレンズ
支持固定部材139,140(図示せず),141の
内、その固定部材139と140とは、本発明の実施例
である、図3で説明したものと同様である。レンズ支持
固定部材141は、撓むことのないアーム部142と、
その内周側面に設けた径方向の位置決め部143と、上
面抑え部144を備えており、対物レンズ101が、矢
印(符号145で示す)のように挿入されることで、位
置決めされ、固定されるものである。 【0026】なお、本実施例では、レンズ固定支持部材
のみで対物レンズを位置決め固定しているが、これに限
定されるものではなく、接着剤を併用してもよい。ま
た、本実施例では、対物レンズの部分を、板ばねで支持
する方式をとっているが、これに限定されるものではな
く、回動軸などのベアリング手段を用いたものや、ワイ
ヤ支持方式、ヒンジ曲げによる方式などの支持方式を採
用できることは勿論である。更に、本実施例では、対物
レンズをレンズホルダーに位置決めし、固定する用途の
場合を挙げているが、これに限定されることはない。例
えば、プリズムやミラー、ハーフミラー、ビームスプリ
ッタ、コリメータレンズ、などの各種光学部品や、各種
センサー部品、レーザ部品の位置決め固定のためにも、
本発明の前記位置決め、固定構造を適用できるのであ
る。また、本実施例の基台は、レーザ素子や各種光学部
品を内蔵してレーザ光を発受する光学ヘッドに相当して
いるが、所謂、一般に言われる「全一体型光学ヘッド」
でも、光学部品を固定側と駆動側とに分けた「分離型光
学ヘッド」でも、また、その他の方式でも、適用できる
ことは勿論である。 【0027】また、本発明における光磁気ディスク装置
は、図7ないし図10に示すような半導体レーザ光源装
置を具備する。ここでは、従来例と同一機能を有する要
素は同一番号を付して、その説明を省略する。そして、
特に、半導体レーザ201が半導体レーザ・ホルダー2
11の円筒部211aに圧入され、固定される際に、コ
リメータレンズ202の光軸202aに対して、半導体
レーザ201の光軸201dの傾きが調整される。例え
ば、図8において、半導体レーザ201の光軸201d
が、その基準面201bに対する仮想垂直軸201fに
ついて角度θだけ傾いているとすると、図示のように、
半導体レーザ201全体が、その傾斜角θだけ、傾いた
状態で圧入されることになる。 【0028】そして、従来例の構成順序と同様に、コリ
メータレンズ202の光軸202a上に半導体レーザ2
01の発光点201eが位置するように、半導体レーザ
・ホルダー211が調整され、レンズ鏡筒204と半導
体レーザ・ホルダー211とが、調整ネジ208によ
り、互いに連結・固定される。この時、コリメータレン
ズ202の光軸202aと半導体レーザ201の光軸2
01dとは、互いに一致することになる。 【0029】図9は、前記半導体レーザ光源装置を組立
て、調整する冶具の一例を示したもので、ここで、符号
221は、適当なネジなどを用いて、半導体レーザ・ホ
ルダー211を保持・固定する取付台、222は取付台
221に配置された調整用のコリメータレンズである。
そして、コリメータレンズの光軸に、半導体レーザ・ホ
ルダー211に圧入された半導体レーザ201の仮想光
軸を一致させて、取付台221に半導体レーザ・ホルダ
ー211を固定する。この場合、コリメータレンズ22
2は、光源装置に使用されるコリメータレンズ202
が、前記調整完了時に位置する焦点調整位置にほぼ等し
い、半導体レーザ・ホルダー211の取付面からの距離
に配置されている。 【0030】また、符号223はコリメータレンズ22
2によりほぼ平行光束となった半導体レーザ201から
の光束を、再度、集光する集光レンズであり、224は
集光レンズ223の焦点位置に配置されたターゲットで
あり、225はターゲット後方に配置されてターゲット
224上に形成される半導体レーザ201のスポットを
観察するテレビカメラである。 【0031】そして、コリメータレンズ222に対する
半導体レーザ201の焦点位置ずれが、ターゲット22
4上に形成されるスポットの大きさにより検出でき、ま
た、コリメータレンズ222の光軸に対する半導体レー
ザ201の発光点のずれが、ターゲット224上の内面
方向のスポットの位置ずれとして検出することができ
る。なお、符号226は、コリメータレンズ222と集
光レンズ223との間に配置された、半透過の45゜反
射面を有するプリズムで、半導体レーザ201からの平
行光束の一部を、光軸と直交する方向に分離するもので
ある。 【0032】また、符号227は、プリズム226によ
り分離された平行光束を観察するテレビカメラで、平行
光束の強度分布を測定するものである。そして、この
際、前記ターゲットの光軸を基準として、半導体レーザ
の発光点のずれおよびその光軸の傾きを、同時に検査す
ることができる。また、228は半導体レーザ201の
基準面を、半導体レーザ・ホルダーに半導体レーザ20
1を圧入した時、支持する受け台であり、図10のよう
に、円周方向に関して複数に分割され、各分割部分が、
独立して光軸方向に移動可能になっており、支持面22
8aを傾斜させることができる。符号229は、受け台
228の後方の、取付台221との間に配置された圧電
素子であり、分割された、それぞれの受け台228の分
割部分に1個づつ配置されており、適当な駆動装置によ
り、伸縮され、支持面228aを移動させることができ
る。 【0033】符号230は、半導体レーザ201をホル
ダー211に圧入する圧入軸であって、受け台228に
より形成される支持面228aに、半導体レーザ201
の基準面201bが突き当たるようにする。圧入軸23
0は、その先端部230aが半導体レーザ201のステ
ム201gに当接して圧入を行う際、弾性部材230b
を介して支持されているので、受け台228により形成
される、わずかに傾斜する支持面28aに倣うように、
半導体レーザ201のステム201gを押圧する。 【0034】このため、半導体レーザ201の圧入位置
を規制する受け台228の支持面228aは、圧電素子
229により、初めに、冶具光学系の光軸に垂直な面を
形成する。次いで、半導体レーザ201がホルダー21
1に仮圧入される。この状態で、半導体レーザ201を
点燈すると、テレビカメラ225からは、ターゲット2
24上の半導体レーザ201の発光点のずれが、また、
テレビカメラ227からは、半導体レーザ201の平行
光束の強度分布が測定される。この両者より、半導体レ
ーザ201の光軸傾きが演算される。この値を基に、圧
電素子229を駆動装置(図示せず)により駆動し、演
算された半導体レーザ201の光軸傾きをが補正し、調
整冶具の光軸と一致するように、受け台228の支持面
228aを傾斜させる。そして、再度、圧入軸230に
より圧入されることで、半導体レーザ201は、その位
置を補正し、その光軸と冶具の光軸とが一致するように
するのである。 【0035】なお、上記光源装置においては、コリメー
タレンズ202の光軸202aは、半導体レーザ201
の光軸201d、すなわち、コリメータレンズ202に
より平行光束となる光の強度分布の中心軸と一致するこ
とになる。このため、光学ヘッドの枠体209に、光学
ヘッドの光学系の光軸209dを中心とする取付穴20
9cを形成し、レンズ鏡筒204の外周204bを嵌合
させて、固定ネジ210により、固定すれば、光軸20
9bに対する光源装置の位置調整が不要となり、また、
調整代を確保するため、レンズ鏡筒204の外周204
bより大きな調整穴を形成する必要もなくなる。 【0036】 【発明の効果】本発明では、対物レンズをレンズホルダ
ーに対して精度よく位置決めし、支持・固定するため
に、レンズホルダーのレンズ鏡筒部に、複数個のアーム
部を設け、このアーム部の上部に傾斜部を設けて、対物
レンズの挿入時、これを容易に案内できるようにし、ア
ーム部のレンズ鏡筒部の内周面側に上面抑え部、撓み
部、径方向の位置決め部を設けて、レンズ鏡筒のレンズ
受け部と共に、前記傾斜部を除く、前記各部が、対物レ
ンズの上面、側面、下面に対して、良好に位置決めし、
支持・固定している。 【0037】従って、従来では、少なくとも4段階の工
程が必要であったものを、組立て精度を十分に保持した
状態で、簡単に、短時間で、しかも、低コストで実現で
きる。また、従来では、接着剤が多量に過ぎて、接着剤
が固まる際の引けで、レンズに歪みを生じ、光学性能を
低下させたり、逆に、接着剤が少なすぎて、レンズとレ
ンズホルダーの間の固着強度が低下する場合があった
が、そのような欠点がなく、フォーカス動作やトラッキ
ング動作をした場合の振動時に共振を起こすおそれがな
く、フォーカス制御やトラッキング制御、シーク制御に
悪影響を及ぼさない。 【0038】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の磁気ヘッドの一実施例を示す斜視図で
ある。 【図2】図1のA−Aに沿う断面図である。 【図3】本発明の光学ヘッドの一実施例を示す斜視図で
ある。 【図4】図3のA−O−Aに沿う部分断面図である。 【図5】図3のA−O−Aに沿う他の実施例の部分断面
図である。 【図6】図3のA−O−Aに沿う更に他の実施例の部分
断面図である。 【図7】本発明における光源装置の一実施例を示す縦断
面図である。 【図8】同じく、横断平面図である。 【図9】前記光源装置を組立、調整する冶具の一例を示
した縦断面図である。 【図10】前記冶具の一部を示した平面図である。 【図11】磁気ヘッドの従来例の斜視図である。 【図12】前記従来例の分解斜視図である。 【図13】光学ヘッドの従来例の斜視図である。 【図14】光源装置の従来例を示す縦断面図である。 【図15】同じく、横断面図である。 【図16】同じく、後面図である。 【符号の説明】 11 磁気ヘッド 12 浮上スライダー 13 ロードビーム 14 ジンバル部 15、16、17 穴部 18 スペーサ 19 コア 20 コイル 101 対物レンズ 102 レンズホルダ 103 フォーカス駆動用コイル 104 トラッキング駆動用コイル 105 板ばね 106 抑え部材 107 板ばね取り付け部材 108 磁気ヨーク 109 マグネット 110 外ヨーク 111 内ヨーク 112 フォトインタラプタ 113、114 ねじ 115 支持部材 116 センサ板 121 レンズ鏡筒部 122、123、124 レンズ支持固定部材 128、129 傾斜部 130、131 アーム部 133、134 径方向の位置決め部 135、136 上面抑え部 201 半導体レーザ 202 コリメータレンズ 204 レンズ鏡筒 205 シールドケース 206 高周波重畳回路基板 207 シールドケース蓋 209 ヘッド枠体の一部 211 ホルダー 221 取付台 222 調整用コリメータレンズ 223 集光レンズ 224 ターゲット 225 テレビカメラ 226 プリズム 227 テレビカメラ 228 受け台 229 圧電素子 230 圧入軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−319535(JP,A) 特開 平5−2754(JP,A) 特開 平6−203354(JP,A) 特開 平3−288383(JP,A) 実開 平4−53208(JP,U) 実開 昭63−68164(JP,U) 実開 昭62−129124(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 11/10 - 11/105 G11B 5/02 G11B 7/12 - 7/22

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光磁気記録媒体に対して、その一方の面
    に磁気ヘッドを対応させ、前記磁気ヘッドによって印加
    された磁界領域で、その他方の面に光学ヘッドを対応さ
    せて、レーザ光を照射し、光磁気的に情報を記録するよ
    うにした光磁気ディスク装置において、 前記光学ヘッドは、少なくとも、レーザ光を前記光磁気
    記録媒体の記録・再生面に集光させる円形状の対物レン
    ズを有し、前記レーザ光と平行で前記記録・再生面に垂
    直なフォーカス方向および同方向に垂直なトラッキング
    方向に対して前記対物レンズを可動に支持し、駆動する
    アクチュエータを具備しており、 前記アクチュエータは、前記対物レンズをレンズホルダ
    ーのレンズ支持部に保持し、前記対物レンズを駆動する
    手段として、フォーカス用コイルおよび/あるいはトラ
    ッキング用コイルを備え、基台側に設けた磁気回路でシ
    ーク動作されるように配置されており、 前記レンズホルダーは、そのレンズ鏡筒部に、複数個の
    アーム部を設け、前記アーム部の上部に傾斜部を設けて
    前記対物レンズの挿入時の案内を行なう構造とすると共
    に、前記レンズ鏡筒部内周面において、前記アーム部
    に、上面抑え部、撓み部、および、径方向の位置決め部
    を設けており、前記レンズ鏡筒のレンズ受け部に位置し
    て、前記上面抑え部、撓み部、径方向の位置決め部が、
    前記対物レンズの上下面および径方向の少なくとも3点
    支持・固定するように構成したことを特徴とする光磁
    気ディスク装置。
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