JP3482008B2 - インダクタ素子および半導体装置 - Google Patents

インダクタ素子および半導体装置

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JP3482008B2
JP3482008B2 JP19212494A JP19212494A JP3482008B2 JP 3482008 B2 JP3482008 B2 JP 3482008B2 JP 19212494 A JP19212494 A JP 19212494A JP 19212494 A JP19212494 A JP 19212494A JP 3482008 B2 JP3482008 B2 JP 3482008B2
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gate electrode
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毅 池田
努 中西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板上に形成さ
れて所定のインダクタンスを有するインダクタ素子およ
び半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近年
の電子技術の発達に伴い、電子回路は各種分野において
幅広く用いられており、特に最近では小型化および低消
費電力化等の要求に応じてIC化あるいはさらに進んで
LSI化される場合が多い。
【0003】ところで、従来は、電子回路をIC化ある
いはLSI化する場合、集積化に適さないインダクタを
除いた部分を集積化し、インダクタのみは例えば外付け
コイルの形で接続していた。
【0004】したがって、集積化の効果が薄れ、部品の
配線等の手間がかかるとともに、外付けしたコイルを含
めると回路全体の小型化にも限界があった。
【0005】そこで、本発明はこのような点に鑑みて創
作されたものであり、その目的は、集積化が可能であっ
て配線等の手間を省くことができ、しかも回路全体の小
型化が可能なインダクタ素子および半導体装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)上述した課題を解
決するために、本発明のインダクタ素子は、半導体基板
上に形成され、所定形状を有するゲート電極と、前記ゲ
ート電極と前記半導体基板との間に形成された絶縁層
と、前記ゲート電極に対応して形成され、所定のインダ
クタンスを有するチャネルと、前記半導体基板内にあっ
て、前記チャネルの一端付近に形成された第1の拡散領
域と、前記半導体基板内にあって、前記チャネルの他端
付近に形成された第2の拡散領域と、前記第1の拡散領
域に電気的に接続された第1の入出力電極と、前記第2
の拡散領域に電気的に接続された第2の入出力電極と、
を備え、前記第1および第2の拡散領域間に形成された
前記チャネルをインダクタ導体として使用することを特
徴とする。
【0007】(2)また、本発明のインダクタ素子は、
(1)のインダクタ素子において、前記ゲート電極が渦
巻き形状であることを特徴とする。
【0008】(3)また、本発明のインダクタ素子は、
(1)のインダクタ素子において、前記ゲート電極が蛇
行形状であることを特徴とする。
【0009】(4)また、本発明のインダクタ素子は、
(1)のインダクタ素子において、前記ゲート電極が直
線形状あるいは曲線形状であることを特徴とする。
【0010】(5)また、本発明のインダクタ素子は、
(1)〜(4)のいずれかのインダクタ素子において、
前記半導体基板表面近傍であって前記ゲート電極に対応
して前記チャネルが形成される位置の少なくとも一部
に、予めキャリアを注入することを特徴とする。
【0011】(6)また、本発明のインダクタ素子は、
(1)〜(5)のいずれかのインダクタ素子において、
前記ゲート電極に対して印加するゲート電圧を可変に設
定することにより、前記チャネルの抵抗値を可変に制御
することを特徴とする。
【0012】(7)また、本発明のインダクタ素子は、
(1)〜(6)のいずれかのインダクタ素子において、
前記ゲート電極に、過電圧を動作電源ライン側あるいは
アース側にバイパスさせる保護回路を設けたことを特徴
とする。
【0013】(8)また、本発明の半導体装置は、
(1)〜(6)のいずれかのインダクタ素子を基板の一
部として形成し、前記第1および第2の入出力電極間に
形成された前記チャネルを信号ラインあるいは電源ライ
ンに挿入して一体形成したことを特徴とする。
【0014】
【作用】(1)の発明によれば、半導体基板上に絶縁層
を挟んで所定形状のゲート電極が形成されており、この
ゲート電極に所定の電圧を印加することにより、ゲート
電極に対応する半導体基板表面近傍にこのゲート電極と
ほぼ同一形状を有するチャネルが形成される。このチャ
ネルは導電体でありその形状に応じた所定のインダクタ
ンスを有しており、その両端に設けられた第1および第
2の拡散領域に第1および第2の入出力電極を設けるこ
とにより、チャネル部分がインダクタ導体となるインダ
クタ素子として使用することができる。
【0015】特に、(1)の発明は、半導体基板に第1
および第2の拡散領域を形成し、さらにその表面に絶縁
層と所定形状の電極およびそれぞれの拡散領域に設けら
れた第1および第2の入出力電極を形成することにより
製造することができ、半導体製造技術による集積化が可
能となる。また、ICやLSIの一部として形成するこ
とができることから、他の部品との間の配線等を省くこ
とができるとともに、本発明のインダクタ素子を含む回
路全体の小型化が可能となる。
【0016】また、(2)〜(4)の発明によれば、上
述したゲート電極の形状を渦巻き形状や蛇行形状あるい
は直線形状や曲線形状に形成しており、形状の違いによ
り異なるインダクタンスを有することになる。
【0017】ゲート電極およびこれに対応するチャネル
を渦巻き形状に形成した場合には、このチャネルに大き
なインダクタンスを持たせることができる。チャネルを
蛇行形状に形成した場合には、第1および第2の拡散領
域がともにゲート電極の外周部に位置することになるた
め、第1および第2の入出力電極をゲート電極と交差す
ることなく外部に引き出すことができ、配線や製造の容
易化が可能となる。また、インダクタ素子を含む回路が
高周波帯域の信号を扱う場合には小さなインダクタンス
で充分であり、チャネルを直線形状あるいは曲線形状と
しただけで充分なインダクタンスが確保され、このよう
にチャネル形状、すなわちゲート電極形状を単純な形状
とした場合にはマスク形状も単純となるため製造が容易
となる。
【0018】また、(5)の発明によれば、ゲート電極
に対応する半導体基板表面近傍に予めキャリアが注入さ
れたデプレション型の素子が形成されており、チャネル
をインダクタ導体として機能させるために最適なゲート
電圧をある範囲で変更することができる。
【0019】また、(6)の発明によれば、ゲート電極
に印加する電圧を可変に設定することにより、チャネル
の幅や深さがある範囲で変わり、これに伴ってチャネル
の抵抗値および移動度が変化するため、この抵抗値を含
んで決定されるインダクタ素子全体の特性を必要に応じ
て可変に制御することができる。
【0020】また、(7)の発明によれば、ゲート電極
に保護回路が接続されており、ゲート電極に対して静電
気等による過電圧が印加された場合であってもバイパス
電流が流れて、ゲート電極と半導体基板との間の絶縁破
壊を防止することができる。
【0021】また、(8)の発明によれば、上述したイ
ンダクタ素子が半導体基板の一部として他の回路ととも
に一体形成されるため、インダクタ素子を含む回路全体
の製造が容易になるとともに、後工程における部品の組
み付け作業が不要となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を適用した一実施例のインダク
タ素子について、図面を参照しながら具体的に説明す
る。
【0023】〔第1実施例〕 図1は、本発明を適用した第1実施例のインダクタ素子
の平面図である。また、図2は図1のA−A線拡大断面
図、図3は図1のB−B線拡大断面図、図4は図1のC
−C線拡大断面図である。
【0024】これらの図に示すように、本実施例のイン
ダクタ素子100は、半導体基板であるp型シリコン基
板(p−Si基板)30の表面付近の隔たった位置に形
成されたソース12とドレイン14の間をゲートとして
機能する渦巻き形状のスパイラル電極10に対する電圧
の印加によって形成されるチャネル22によって接続す
ることにより形成されている。なお、本明細書の各実施
例では、断面構造が類似する電界効果トランジスタの2
つの拡散領域に対応させて、インダクタ素子100の2
つの拡散領域の一方を「ソース」、他方を「ドレイン」
と称して説明するが、これら2つの拡散領域は基本的に
等価であり、互いに置き換えるようにしてもよい。
【0025】上述したソース12およびドレイン14
は、p−Si基板30を反転させたn領域の拡散領域
として形成される。例えば、Asイオンを熱拡散ある
いはイオン打ち込みにより注入することにより、不純物
濃度を高めることにより形成される。
【0026】また、ゲートとして機能するスパイラル電
極10は、渦巻き形状の一方の端部がソース12の一部
に、他方の端部がドレイン14の一部にオーバラップす
るように、p−Si基板30の表面に形成された絶縁層
26を挟んで形成されている。スパイラル電極10は、
例えばアルミニウムや銅あるいは金や銀等の薄膜を形成
することによって、あるいは拡散またはイオン注入でP
を多量にドープすることにより形成する。
【0027】また、絶縁層26は、p−Si基板30の
表面において、このp−Si基板30とスパイラル電極
10とを絶縁するためのものであり、ゲート膜の機能を
有する。p−Si基板30の全表面(あるいは少なくと
もスパイラル電極10に対応する部分)がこの絶縁層2
6によって覆われており、さらにこの絶縁層26の表面
に上述したスパイラル電極10が形成される。この絶縁
層26は、例えばPを添加したSiO(P−ガラス)
によって形成されている。
【0028】また、上述したスパイラル電極10,ソー
ス12,ドレイン14のそれぞれには、図1〜図4に示
すように、制御電極16及び入出力電極18,20が接
続されている。スパイラル電極10に対する制御電極1
6の取り付けは、図1に示すように、薄いゲート膜を傷
付けないように能動領域の外側で行われる。また、ソー
ス12への入出力電極18の取り付け、及びドレイン1
4への入出力電極20の取り付けは、図4あるいは図2
に示すように、ソース12及びドレイン14の一部を露
出させた後に、アルミニウムや銅あるいは金や銀等の金
属膜を付けることにより行われる。また、渦巻き形状の
ほぼ中心部分に位置するドレイン14に接続された入出
力電極20は、図3に示すように、スパイラル電極10
の各周回部分と絶縁状態を保つように外周側に引き出さ
れている。
【0029】上述した構造を有する本実施例のインダク
タ素子100は、nチャネルエンハンスメント型の構造
を有しているものとすれば、スパイラル電極10に相対
的に正の電圧(例えば、ソース12およびサブストレー
トに対して相対的に正の電圧)が印加されたときに初め
てn型のチャネル22が形成されることになる。このチ
ャネル22は、スパイラル電極10と同じ渦巻き形状を
有しているため、所定のインダクタンスを有しており、
ソース12およびドレイン14に接続された入出力電極
18,20間に信号を入出力することによりインダクタ
素子として機能させることができる。なお、チャネル2
2は所定の抵抗値を有しているため、インダクタ素子1
00は正確には所定のインダクタンスと抵抗値を有する
複合素子ということもできる。
【0030】図5は、チャネル22が形成される状態を
示す断面図であり、スパイラル電極10の渦巻き方向に
対して垂直方向にとった断面が示されている。スパイラ
ル電極10に対して、すなわちスパイラル電極10に接
続された制御電極16に相対的に正のゲート電圧が印加
されていない状態では、同図(A)に示すようにp−S
i基板30の表面にはチャネル22が現れない。したが
って、この状態では図1に示したソース12とドレイン
14とが絶縁された状態にある。
【0031】ところが、スパイラル電極10に対して相
対的に正のゲート電圧を印加すると、図5(B)に示す
ように、スパイラル電極10に対応するp−Si基板3
0の表面付近にn領域からなる渦巻き形状のチャネル2
2が出現する。
【0032】図6は、本実施例のインダクタ素子100
の断面構造であり、スパイラル電極10の渦巻き方向に
沿った断面が示されている。同図に示すように、スパイ
ラル電極10に平行にチャネル22が形成され、このチ
ャネル22によってソース12とドレイン14とが導通
状態になる。例えば、エンハンスメント型の場合は、ス
パイラル電極10に所定のゲート電圧を印加した状態で
初めてこのチャネル22が形成されてソース12とドレ
イン14とが導通状態となるが、スパイラル電極10に
印加するゲート電圧を変えることによりチャネル22の
幅および深さが変わるため、ソース12とドレイン14
との間の抵抗値を変化させることができる。
【0033】なお、制御電極16を介してスパイラル電
極10に印加するゲート電圧は、実際には図6における
サブストレート24に対する相対的なものである。特
に、本実施例のインダクタ素子100は、渦巻き方向に
沿って長いスパイラル電極10がゲートとして機能し、
このスパイラル電極10の全長にわたって確実にチャネ
ル22を形成する必要がある。例えば、スパイラル電極
10の一方端に設けられた制御電極16とソース12と
の間にゲート電圧に相当する所定の電位差を設定するだ
けでは不充分であり、ドレイン14近傍のチャネル22
が形成されないおそれがある。このため、スパイラル電
極10とこの近傍に位置するサブストレート24との間
に所定のゲート電圧の印加を行う必要がある。また、最
も好ましくは、サブストレート24の全面(図6に示し
たp−Si基板30の下面側)に電極を形成してこの電
極と制御電極16との間に所定の電位差を設定する。
【0034】また、制御電極16を介してゲート電極1
0に印加するゲート電圧Vgを変えることにより、チャ
ネル22の深さが変わるためチャネル22の移動度が変
わって、結果的にチャネル22の抵抗値を任意に変化さ
せることができる。
【0035】なお、上述したインダクタ素子100は、
ソース12とドレイン14の間にnチャネルを形成する
場合を説明したが、この場合は、キャリアとして電子が
使用されるため移動度が大きく、チャネル22の抵抗が
小さくなる。これに対し、n型シリコン(n−Si)基
板上にpチャネルを形成することにより、上述したイン
ダクタ素子100を形成するようにしてもよい。この場
合は、キャリアとしてホールが用いられるため、チャネ
ル22の抵抗が比較的大きくなり、上述したnチャネル
の場合と比較すると異なる特性を有することになる。
【0036】図7は、渦巻き形状のスパイラル電極10
に印加するゲート電圧Vgを変化させてチャネル22の
深さ等を変えた場合のチャネル抵抗Rを説明するための
図である。同図(A)は、実際には渦巻き形状のスパイ
ラル電極10を直線形状と仮定した場合の平面図であ
り、同図(B)は、そのA−A線断面図である。
【0037】同図において、Wはゲート幅であり、Xは
チャネルの深さである。このように、幅Wのスパイラル
電極10によってチャネル22が形成されると、この形
成されたチャネル22のチャネル幅は(W+2X)とな
る。したがって、チャネル22のソース12及びドレイ
ン14間の抵抗Rは、 R=ρL/(W+2X) で計算することができる。ここで、ρは深さXを持つチ
ャネル22の単位面積当たりの抵抗であり、上述した式
はチャネル抵抗Rがチャネルの長さLに比例し、チャネ
ル幅(W+2X)に反比例していることを示す。
【0038】次に、本実施例のインダクタ素子100の
製造工程について説明する。
【0039】図8は、本実施例のインダクタ素子100
の製造工程を示す図であり、一例としてエンハンスメン
ト型のインダクタ素子100の場合が示されている。な
お、同図はスパイラル電極10の渦巻き方向に断面をと
ったものである。
【0040】(1) 酸化膜の形成: まず最初に、p−Si基板30の表面を熱酸化すること
により、二酸化シリコンSiOを形成する(同図
(A))。
【0041】(2) ソース・ドレインの窓開け: 次に、p−Si基板30表面の酸化膜に対してフォトエ
ッチングを行うことにより、ソース12及びドレイン1
4に対応する部分の窓開けを行う(同図(B))。
【0042】(3) ソース・ドレインの形成: 次に、窓開けした部分からn型不純物を注入することに
より拡散領域であるソース12及びドレイン14を形成
する(同図(C))。例えば、n型不純物としてAs
が用いられ、この不純物が熱拡散によって注入される。
また、このn型不純物をイオン打ち込みにより注入する
場合には、上述した (2)における窓開けは不要となる。
【0043】(4) ゲート領域の除去: 次に、スパイラル電極10を形成したい部分の酸化膜を
除去することにより、ゲート領域の開口部を形成する
(同図(D))。本実施例のインダクタ素子100の場
合は、スパイラル電極10を渦巻き形状に形成する必要
があるため、このゲート領域開口部の形成も渦巻き形状
になるように行われる。このようにしてスパイラル電極
10に対応する部分のみp−Si基板30が露出するこ
とになる。
【0044】(5) ゲート酸化膜の形成: 次に、このようにして部分的に露出したp−Si基板3
0に対して新しい酸化膜、すなわち絶縁層26の形成を
行う(同図(E))。
【0045】(6) ゲート及び電極の形成: 次に、例えばアルミニウム等を蒸着することにより、ゲ
ートとして機能するスパイラル電極10を形成するとと
もに、ソース12に接続される入出力電極18及びドレ
イン14に接続される入出力電極20のそれぞれを形成
する(同図(F))。
【0046】このようにしてインダクタ素子100を製
造する工程は、基本的には通常のMOSトランジスタを
製造する工程と類似しており、スパイラル電極10の形
状等が異なるのみであるといえる。したがって、一般の
MOSトランジスタやバイポーラトランジスタと同一基
板上に形成することが可能であり、ICやLSIの一部
として形成することができる。しかも、ICやLSIの
一部として形成した場合には、後工程における部品の組
み付け作業を省略することができる。
【0047】このように、本実施例のインダクタ素子1
00は、スパイラル電極10に対応して形成される渦巻
き形状のチャネル22が所定のインダクタンスを有する
インダクタ導体として機能する。また、上述したように
このインダクタ素子100は、一般のMOSトランジス
タ等の製造技術を応用して製造することができるため、
製造が容易であり小型化等にも適している。また、半導
体基板の一部としてインダクタ素子を製造した場合に
は、他の部品との配線も同時に行うことができ、後工程
における組み付け作業等が不要となる。
【0048】また、本実施例のインダクタ素子100
は、スパイラル電極10に印加するゲート電圧Vgを変
えることによりチャネル22の抵抗値を可変に制御する
ことができ、この抵抗値やインダクタンス等により決定
されるインダクタ素子100全体の特性をある範囲で調
整あるいは変更することができる。
【0049】なお、上述した第1実施例は、スパイラル
電極10に印加する電圧レベルをサブストレート24に
比べて相対的に高くしたときにチャネル22が形成され
るエンハンスメント型のインダクタ素子について説明し
たが、デプレション型とすることもできる。すなわち、
図1等に示したチャネル22の領域に予めキャリア(n
型不純物)を注入することによりnチャネルを形成して
おく。これにより、スパイラル電極10の電位をサブス
トレート24の電位よりも相対的に高くすることなくチ
ャネル22を形成することができ、あるいは印加するゲ
ート電圧とチャネル幅等との関係を変えることができ
る。また、インダクタ素子100の特性が最適となるゲ
ート電圧をある範囲で変更することができる。さらに、
注入するキャリアは電極10に沿った一部の領域のみに
注入してもよい。
【0050】〔第2実施例〕 次に、本発明の第2実施例のインダクタ素子について、
図面を参照しながら具体的に説明する。
【0051】本実施例のインダクタ素子は、スパイラル
電極10によって構成されるゲート電極の形状を渦巻き
形状以外の形状とした点に特徴がある。一般に、導線を
巻き回したり導体を渦巻き形状に形成することによりイ
ンダクタが構成されるが、入出力される信号の周波数帯
域が高周波側に移行するにしたがって、渦巻き形状のタ
ーン数を少なくしたり、あるいは渦巻き形状以外の形状
に形成することが可能となる。
【0052】図9は、第2実施例のインダクタ素子20
0の平面図である。また、図10は図9のA−A線拡大
断面図、図11は図9のB−B線拡大断面図である。
【0053】図9に示すように、本実施例のインダクタ
素子200は、ゲート電極として蛇行形状を有する蛇行
電極110が用いられており、この蛇行電極110に対
応してされるチャネル122も蛇行形状になっている。
おな、それ以外の部分(入出力電極等)については第1
実施例のインダクタ素子100と同じであり、図10お
よび図11に示すようにソース12に対する入出力電極
18の取り付け(ドレイン14に対する入出力電極20
の取り付けも同様)や蛇行電極110に対する制御電極
16の取り付けが行われる。
【0054】図12は、蛇行形状に形成されたチャネル
をインダクタ導体として動作させる場合の原理を示す図
である。同図に示すように、凹凸状に屈曲した蛇行形状
を有するチャネル122に一方向の電流を流した場合に
は、隣接する凹凸部分で向きが反対となるような磁束が
交互に発生し、あたかも1/2ターンのコイルが直列に
接続された状態になる。したがって、蛇行形状に形成さ
れたチャネル122は所定のインダクタンスを有するイ
ンダクタ導体として動作させることができる。
【0055】また、チャネル122を蛇行形状に形成し
た場合には、その両端近傍に設けたソース12およびド
レイン14が周辺部に位置することになるため、入出力
電極18,20の引き出しを蛇行電極110と交差する
ことなく行える。したがって、インダクタ素子200と
他の回路との接続を行う場合に好都合となる。
【0056】これに対して、第1実施例に示したように
渦巻き形状にチャネル22を形成した場合には、チャネ
ル22の両端近傍に設けたソース12あるいはドレイン
14のいずれか一方が渦巻き形状の中心部に位置するこ
とになるため、入出力電極12および14を外部に引き
出す際に、必ず一方がスパイラル電極10と交差するこ
とになり、それらの交差部分での絶縁状態を確保する必
要が生じる。
【0057】図13は、本実施例のインダクタ素子の変
形例を示す図である。同図に示すインダクタ素子は、図
9に示したインダクタ素子200の蛇行電極110の形
状を若干変更したものであり、蛇行数を減らすとともに
ソース・ドレイン間を幅広に形成している。したがっ
て、インダクタ素子200と比べるとインダクタンスが
小さな素子となる。
【0058】図14および図15は、本実施例のインダ
クタ素子の他の変形例を示す図である。図14にはゲー
ト電極を曲線形状に形成した場合が示されており、図1
5にはゲート電極を直線形状に形成した場合が示されて
いる。
【0059】取り扱う信号の周波数帯域が数GHzある
いは数十GHzを越えるような場合には、導体を渦巻き
形状あるいは蛇行形状に形成した場合だけでなく、それ
以外の形状に形成した場合であってもインダクタ導体と
して動作させることができる。すなわち、導体を曲線形
状あるいは直線形状に形成した場合には、それらの導体
が有するインダクタンスが極端に小さくなるが、上述し
たように取り扱う信号が数GHzあるいは数十GHzを
越えるような場合には、極端に小さなインダクタンスで
も充分であり、インダクタ素子として動作させることが
できる。
【0060】図16は、インダクタ素子の他の変形例を
示す図であり、ゲート電極の形状をほぼ1周の周回形状
に形成した場合が示されている。また、図17はさらに
その変形例を示す図であり、ゲート電極の形状をほぼ1
周の周回形状に形成するとともにその端部に若干の折り
返し部分を設けた場合が示されている。
【0061】これらの図に示すように、ゲート電極をほ
ぼ1周の周回形状に形成することにより、すなわちこの
ゲート電極に対応するチャネルを周回形状に形成するこ
とにより、第1実施例のインダクタ素子100に比べて
小さなインダクタンスを有するインダクタ素子を形成す
ることができる。また、図17に示すように、ゲート電
極およびこれに対応するチャネルの一方端(あるいは両
端でもよい)を部分的に折り返すことによりチャネルが
発生する磁束を部分的に打ち消してインダクタンスを減
らすことができるため、この折り返す部分の長さを調整
して入出力電極18,20間のインダクタンスをある範
囲で調整することができる。
【0062】図18および図19は、ゲート電極を蛇行
形状に形成したインダクタ素子の他の変形例を示す図で
ある。図18に示すインダクタ素子は、ソース12とド
レイン14とを隣接するように配置するとともに、図9
に示したインダクタ素子200の蛇行電極110の一方
端(すなわちこの蛇行電極110に対応して形成される
チャネル222も同様)をドレイン114に達するまで
延長している。また、図19に示すインダクタ素子は、
ソース12とドレイン14とを隣接するように配置する
とともに、図9に示したインダクタ素子200の蛇行電
極110の蛇行形状を維持したまま折り返している。
【0063】このように、ゲートとして機能する蛇行電
極の形状を工夫することにより、これに対応して形成さ
れるチャネルの両端近傍に設けられるソース12とドレ
イン14の位置が接近し、2つの入出力電極18,20
および制御電極16のそれぞれをほぼ同一位置に形成す
ることができる。したがって、他の素子との配線が容易
になり、製造工程の簡略化が可能となる。
【0064】〔その他の実施例〕 次に、本発明のその他の実施例に係るインダクタ素子に
ついて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0065】図20および図21は、化学液相法を用い
て端子付けを行う場合の概略を示す図である。図20に
は本実施例において端子付けを行うインダクタ素子の平
面構造が示されており、例えば第1実施例のインダクタ
素子100(他の実施例のインダクタ素子に端子付けを
行う場合も同様である)に化学液相法による端子付けを
行う前の状態が示されている。図20に示したインダク
タ素子は、第1実施例に示したインダクタ素子100と
比較すると、2つの入出力電極18,20を短く設定す
るとともに、制御電極16を削除した点が異なってい
る。また、図21には図20のC−C線拡大断面が端子
付けを行った後の状態で示されている。
【0066】図20に示す断面構造を有する半導体基板
を1個のインダクタ素子ごとに切り離した後に、個別に
切り離されたチップ(素子)の全表面に化学液相法によ
り絶縁膜としてシリコン酸化膜60を形成する。その
後、エッチングにより電極10あるいは入出力電極1
8,20上のシリコン酸化膜60を除去して孔をあけ、
その孔を半田62で表面に盛り上がる程度に封じること
により、突出した半田62をプリント配線基板のランド
と直接接触させることができる。したがって、表面実装
する場合には好都合となる。特に、図21に示した入出
力電極18(入出力電極20も同様)とスパイラル電極
10の高さを同じにすることにより、突出した半田62
もほぼ同一の高さに形成することができ、表面実装に際
してさらに好都合である。
【0067】なお、素子表面の保護膜に合成樹脂等の他
の絶縁材料を使用してもよく、保護膜の穿孔にレーザ光
線を利用してもよい。また、図20に示した平面図にお
いて、スパイラル電極10の一方端に制御電極16を形
成しておき、この一部に半田62を盛るようにしてもよ
い。
【0068】図22は、上述した各実施例のインダクタ
素子を実際のLSI等の一部として形成する場合の説明
図である。同図に示すように、半導体チップ44上の回
路の一部として上述した各実施例のインダクタ素子10
0等を形成する。特に、上述した各実施例のインダクタ
素子は、半導体チップ44上に各種回路を形成する工程
において同時に製造することができるため、後工程にお
ける配線処理等が不要になるといった利点がある。
【0069】図23は、上述した各実施例のインダクタ
素子に入力保護回路を追加した場合の構成の一例を示す
図である。MOS構造を有する各実施例のインダクタ素
子は、スパイラル電極10や蛇行電極110等の一方端
に設けられた制御電極16に静電気によって発生する高
電圧が印加されると、スパイラル電極10等とp−Si
基板30との間に介在する絶縁層26(ゲート膜)が破
壊される。したがって、インダクタ素子100等を単体
の素子として形成する場合には、制御電極16に高電圧
が印加されて絶縁層26が破壊されることを防止するた
めに保護回路が必要となる。
【0070】同図に示す保護回路は、ともに複数のダイ
オードと抵抗とにより構成されており、スパイラル電極
10等に高電圧が印加されると、動作電源ライン側ある
いは筐体アース側に電流がバイパスされるようになって
いる。特に同図(A)の回路では数100V、同図
(B)の回路では1000〜2000Vの静電耐量があ
り、使用環境等に応じて使用する保護回路を適宜選択す
ることができる。
【0071】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。
【0072】例えば、上述した各実施例においては、イ
ンダクタ素子100等をLSI等の一部として形成でき
る点を効果としてあげたが、必ずしもLSI等の一部と
して形成する必要はなく、半導体基板上にインダクタ素
子100等を形成した後に制御電極16及び入出力電極
18,20のそれぞれに端子付けを行って、あるいは図
20および図21に示したような化学液相法を利用して
端子付けを行って、単体の素子として形成するようにし
てもよい。この場合には、同一の半導体基板上に複数個
のインダクタ素子100を同時に形成し、その後半導体
基板を切り離して各インダクタ素子に端子付けを行うよ
うにすれば、容易に大量生産が可能となる。
【0073】また、上述した各実施例においては、スパ
イラル電極10や蛇行電極110の一方の端部に制御電
極16を設けるようにしたが、必ずしも最端部に設ける
必要はなく、制御電極16を外部に引出しやすい位置に
設けることができる。
【0074】また、上述した各実施例のLC素子は、p
−Si基板30を利用して形成したが、同様にn型半導
体基板(n−Si基板)を利用して形成するようにして
もよい。n−Si基板を利用してp型のチャネルをイン
ダクタ導体として使用した場合には、キャリアとしてホ
ールが用いられるため、移動度が小さく高抵抗になり、
上述したnチャネルをインダクタ導体として用いたイン
ダクタ素子100とは異なる特性を有することになる。
【0075】また、半導体基板はゲルマニウム等のシリ
コン以外の材料、あるいは非晶質材料であるアモルファ
スシリコン等を用いるようにしてもよい。
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施例のインダクタ素子
の平面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】図1のC−C線拡大断面図である。
【図5】チャネルが形成される状態を示す図である。
【図6】第1実施例のインダクタ素子のスパイラル電極
に沿った断面構造を示す図である。
【図7】チャネルの抵抗値を説明するための図である。
【図8】第1実施例のインダクタ素子の製造工程を示す
図である。
【図9】第2実施例のインダクタ素子の平面図である。
【図10】図9のA−A線拡大断面図である。
【図11】図9のB−B線拡大断面図である。
【図12】蛇行形状のインダクタの原理を示す図であ
る。
【図13】蛇行形状に形成したインダクタ素子の他の例
を示す図である。
【図14】曲線形状に形成したインダクタ素子を示す図
である。
【図15】直線形状に形成したインダクタ素子を示す図
である。
【図16】周回形状に形成したインダクタ素子を示す図
である。
【図17】折り返し付きの周回形状に形成したインダク
タ素子を示す図である。
【図18】蛇行形状に形成したインダクタ素子の他の例
を示す図である。
【図19】蛇行形状に形成したインダクタ素子の他の例
を示す図である。
【図20】化学液相法を用いて端子付けを行う場合の概
略を示す図である。
【図21】化学液相法を用いて端子付けを行う場合の概
略を示す図である。
【図22】各実施例のインダクタ素子をLSI等の一部
として形成する場合の説明図である。
【図23】各実施例のインダクタ素子に保護回路を接続
した例を示す図である。
【符号の説明】
10 スパイラル電極 12 ソース 14 ドレイン 16 制御電極 18,20 入出力電極 22 チャネル 26 絶縁層 30 p型シリコン(p−Si)基板 100 インダクタ素子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/822 H01F 17/00 H01L 27/04 H03H 7/01

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成され、渦巻き形状、
    蛇行形状、線形状のいずれかの形状を有するゲート電
    極と、 前記ゲート電極と前記半導体基板との間に形成された絶
    縁層と、 前記ゲート電極に対応して形成され、所定のインダクタ
    ンスを有するチャネルと、 前記半導体基板内にあって、前記チャネルの一端付近に
    形成された第1の拡散領域と、 前記半導体基板内にあって、前記チャネルの他端付近に
    形成された第2の拡散領域と、 前記第1の拡散領域に電気的に接続された第1の入出力
    電極と、 前記第2の拡散領域に電気的に接続された第2の入出力
    電極と、 を備え、前記第1および第2の拡散領域間に形成された
    前記チャネルをインダクタ導体として使用することを特
    徴とするインダクタ素子。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に形成され、所定形状を有
    するゲート電極と、 前記ゲート電極と前記半導体基板との間に形成された絶
    縁層と、 前記ゲート電極に対応して形成され、所定のインダクタ
    ンスを有するチャネルと、 前記半導体基板内にあって、前記チャネルの一端付近に
    形成された第1の拡散領域と、 前記半導体基板内にあって、前記チャネルの他端付近に
    形成された第2の拡散領域と、 前記第1の拡散領域に電気的に接続された第1の入出力
    電極と、 前記第2の拡散領域に電気的に接続された第2の入出力
    電極と、 を備え、 前記半導体基板表面近傍であって前記ゲート電極に対応
    して前記チャネルが形成される位置の少なくとも一部
    に、予めキャリアが注入され、 前記第1および第2の拡散領域間に形成された前記チャ
    ネルをインダクタ導体として使用することを特徴とする
    インダクタ素子。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に形成され、所定形状を有
    するゲート電極と、 前記ゲート電極と前記半導体基板との間に形成された絶
    縁層と、 前記ゲート電極に対応して形成され、所定のインダクタ
    ンスを有するチャネルと、 前記半導体基板内にあって、前記チャネルの一端付近に
    形成された第1の拡散領域と、 前記半導体基板内にあって、前記チャネルの他端付近に
    形成された第2の拡散領域と、 前記第1の拡散領域に電気的に接続された第1の入出力
    電極と、 前記第2の拡散領域に電気的に接続された第2の入出力
    電極と、 を備え、 前記ゲート電極に、過電圧を動作電源ライン側あるいは
    アース側にバイパスさせる保護回路を設け、 前記第1および第2の拡散領域間に形成された前記チャ
    ネルをインダクタ導体として使用することを特徴とする
    インダクタ素子。
  4. 【請求項4】 請求項1、3のいずれかにおいて、 前記半導体基板表面近傍であって前記ゲート電極に対応
    して前記チャネルが形成される位置の少なくとも一部
    に、予めキャリアを注入することを特徴とするインダク
    タ素子。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記ゲート電極に対して印加するゲート電圧を可変に設
    定することにより、前記チャネルの抵抗値を可変に制御
    することを特徴とするインダクタ素子。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、請求項1従属する請求
    項4、請求項1、2のいずれかに従属する請求項5のい
    ずれかにおいて、 前記ゲート電極に、過電圧を動作電源ライン側あるいは
    アース側にバイパスさせる保護回路を設けたことを特徴
    とするインダクタ素子。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかのインダクタ素
    子を基板の一部として形成し、前記第1および第2の入
    出力電極間に形成された前記チャネルを信号ラインある
    いは電源ラインに挿入して一体形成したことを特徴とす
    る半導体装置。
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