JP3480918B2 - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置

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JP3480918B2
JP3480918B2 JP2000054545A JP2000054545A JP3480918B2 JP 3480918 B2 JP3480918 B2 JP 3480918B2 JP 2000054545 A JP2000054545 A JP 2000054545A JP 2000054545 A JP2000054545 A JP 2000054545A JP 3480918 B2 JP3480918 B2 JP 3480918B2
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正浩 橋脇
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電源の停電
にかかわらず負荷(機器)への交流電力供給を継続する
無停電電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無停電電源装置の構成を図4に示
す。1は無停電電源装置で、入力端子2,3および出力
端子4を有する。入力端子2,3は商用交流電源30に
接続され、出力端子4には交流負荷40が接続される。
なお、入力端子2,3を共通の商用交流電源30に接続
しているが、電圧が互いに異なる2つの商用交流電源に
別々に接続する場合もある。
【0003】無停電電源装置1において、入力端子2と
出力端子4との間に第1給電回路5が接続されている。
第1給電回路5は、入力端子3への入力電圧を直流電圧
に変換する整流部6、この整流部6の出力端に接続され
た蓄電池7、この蓄電池7の電圧または整流部6の出力
電圧を交流電圧に変換するインバータ部8を有し、さら
にこのインバータ部8と出力端子4への接続間に通電制
御用の交流スイッチ部9を有し、商用交流電源30の非
停電時はもちろん、商用交流電源30が停電した場合
も、交流負荷40への給電を常に行う。
【0004】この給電回路5において、入力端子2と整
流部6との接続間にサーキットブレーカ等の手動開閉器
21、整流部6およびインバータ部8と蓄電池7との接
続間に手動開閉器22、交流スイッチ部9と出力端子4
との接続間に手動開閉器23がそれぞれ設けられてい
る。
【0005】また、入力端子3と出力端子4との間に第
2給電回路10が接続されている。第2給電回路10
は、通電制御用の交流スイッチ部11を有し、第1給電
回路5に異常が生じた場合に商用交流電源30から交流
負荷40への直接的な給電を行う。
【0006】この給電回路10において、入力端子3と
交流スイッチ部11との接続間に手動開閉器24、交流
スイッチ部11と出力端子4との間に手動開閉器25が
それぞれ設けられている。
【0007】さらに、入力端子3と出力端子4との間に
(つまり給電回路5,10と並列に)非常用バイパス回
路12が接続され、この非常用バイパス回路12に手動
開閉器26が設けられている。非常用バイパス回路12
は、商用交流電源30から交流負荷40への直接的な給
電を行うためのもので、給電回路5,10の保守点検時
に手動開閉器26が閉じられることにより投入される。
【0008】通常は(保守点検時以外)、図示のように
手動開閉器21,22,23,24,25が閉じられて
手動開閉器26が開かれ、交流スイッチ部9がオンされ
る。これにより、給電回路5から交流負荷40への給電
が行われる。商用交流電源30が停電しても、蓄電池7
が放電することで、給電回路5による給電が継続する。
【0009】給電回路5に異常(整流部6、蓄電池7、
インバータ8などの異常)が生じた場合は、交流スイッ
チ部11がオンされて給電回路10による給電(交流電
源電圧の供給)が行われる。この給電により、給電回路
5の異常にかかわらず、交流負荷40の運転を継続する
ことができる。
【0010】給電回路5,10の保守点検を行う場合、
保守員の手作業により、交流スイッチ部11をオン、交
流スイッチ部9がオフすることによって交流負荷40へ
の給電が給電回路5から給電回路10への切換が行わ
れ、次に手動開閉器26が閉じられて非常用バイパス回
路12による給電(交流電源電圧の供給)が行われる。
続いて、給電回路5,10における手動開閉器21,2
2,23,24,25が開かれ、給電回路5,10が遮
断される。
【0011】保守点検が終了すると、保守員により、手
動開閉器24,25が規定の順序で閉じられて給電回路
10が投入され、手動開閉器26が開かれて非常用バイ
パス回路12が遮断され、給電回路10での給電へ切換
わる。次に保守員により、手動開閉器21,22,23
が規定の順序で閉じられて給電回路が投入され、最後
に保守員により交流スイッチ部9がオン、交流スイッチ
部11をオフして給電回路5により交流負荷40へ給電
する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】給電状態の切換に際
し、保守員は、手動開閉器21,22,23,24,2
5,26を規定の順序で操作する必要がある。操作の順
序に間違いがあると、給電が途絶えて交流負荷40の運
転が停止するという最悪の事態を招いてしまう。仮に、
操作マニュアルがあっても、手作業の間違いを完全に無
くすことは困難である。
【0013】また、交流負荷40への給電が絶えるのを
確実に防ぐためには、各手動開閉器の操作中に、整流部
6、インバータ部8、交流スイッチ部9,11などが正
常に機能しているかどうかを装置状態表示部などで逐次
に確認する作業も必要となる。この確認作業は、保守員
にとって大きな負担である。
【0014】この発明は上記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、負荷への給電を絶やすことな
く、給電状態を自動的にしかも確実に切り換えることが
でき、これにより安全性および信頼性の向上が図れると
ともに保守員にかかる負担を大幅に軽減し得る無停電電
源装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の無
停電電源装置は、交流電源に接続される入力端子と、負
荷に接続される出力端子と、上記入力端子と上記出力端
子との間に接続され、かつ入力端子への入力電圧を直流
電圧に変換する整流部、この整流部の出力端に接続され
た蓄電池、この蓄電池の電圧または上記整流部の出力電
圧を交流電圧に変換するインバータ部を有するととも
に、このインバータ部と出力端子との接続間に通電制御
用の第1交流スイッチ部を有し、かつ入力端子と整流部
との接続間に第1開閉接点を設け、整流部の出力端と蓄
電池との接続間に第2開閉接点を設け、第1交流スイッ
チ部と出力端子との接続間に第3開閉接点を設け、上記
交流電源の停電にかかわらず上記負荷への給電を行うた
めの第1給電回路と、上記入力端子と上記出力端子との
間に第4開閉接点、通電制御用の第2交流スイッチ部、
および第5開閉接点を介して接続され、上記第1給電回
路が異常の場合に上記交流電源から上記負荷への直接的
な給電を行うための第2給電回路と、上記入力端子と上
記出力端子との間に第6開閉接点を介して接続された非
常用バイパス回路と、上記第1開閉接点と上記整流部と
の間の電圧、上記インバータ部への入力電圧、上記イン
バータ部の出力電圧、上記出力端子の電圧、上記第4開
閉接点と上記第2交流スイッチ部との間の電圧、上記第
2交流スイッチ部と上記第5開閉接点との間の電圧をそ
れぞれ検知する電圧検知器と、上記第1交流スイッチ部
および上記第2交流スイッチ部がそれぞれ正常に動作し
ているか否かを検出する状態検出部と、上記電圧検知器
の検知結果および上記状態検出部の検出結果に応じて、
上記第1給電回路および上記第2給電回路の状態を監視
する監視手段と、保守点検用の操作手段と、上記操作手
段が操作されたとき、上記監視手段の監視結果に基づい
て、上記負荷への給電が絶えないよう、上記第1開閉接
点、上記第2開閉接点、上記第3開閉接点、上記第4開
閉接点、上記第5開閉接点、上記第6開閉接点、上記第
1交流スイッチ部、および上記第2交流スイッチ部を制
御して上記第1,第2給電回路による給電と上記非常用
バイパス回路による給電とを切換える制御手段と、を備
えている。
【0016】請求項2に係る発明の無停電電源装置は、
交流電源に接続される入力端子と、負荷に接続される出
力端子と、上記入力端子と上記出力端子との間に接続さ
れ、入力端子への入力電圧を直流電圧に変換する整流
部、この整流部の出力端に接続された蓄電池、この蓄電
池の電圧または上記整流部の出力電圧を交流電圧に変換
するインバータ部を有し、このインバータ部と出力端子
との接続間に通電制御用の第1交流スイッチ部を有し、
かつ入力端子と整流部との接続間に第1開閉接点を設
け、整流部の出力端と蓄電池との接続間に第2開閉接点
を設け、第1交流スイッチ部と出力端子との接続間に第
3開閉接点を設け、上記交流電源の停電にかかわらず上
記負荷への給電を行うための第1給電回路と、上記入力
端子と上記出力端子との間に第4開閉接点、通電制御用
の第2交流スイッチ部、および第5開閉接点を介して接
続され、上記第1給電回路が異常の場合に上記交流電源
から上記負荷への直接的な給電を行うための第2給電回
路と、上記入力端子と上記出力端子との間に第6開閉接
点を介して接続された非常用バイパス回路と、上記第1
開閉接点と上記整流部との間の電圧、上記インバータ部
への入力電圧、上記インバータ部の出力電圧、上記出力
端子の電圧、上記第4開閉接点と上記第2交流スイッチ
部との間の電圧、上記第2交流スイッチ部と上記第5開
閉接点との間の電圧をそれぞれ検知する電圧検知器と、
上記第1交流スイッチ部および上記第2交流スイッチ部
がそれぞれ正常に動作しているか否かを検出する状態検
出部と、上記電圧検知器の検知結果および上記状態検出
部の検出結果に応じて、上記第1給電回路および上記第
2給電回路の状態を監視する監視手段と、保守点検用の
操作手段と、上記操作手段が操作されたとき、上記監視
手段の監視結果に基づいて、上記負荷への給電が絶えな
いよう、上記第1開閉接点、第2開閉接点、第3開閉接
点、第4開閉接点、第5開閉接点、第6開閉接点、上記
第1交流スイッチ部、第2交流スイッチ部、上記整流
部、および上記インバータ部を制御して、上記第1,第
2給電回路による給電と上記非常用バイパス回路による
給電とを切換える制御手段と、を備えている。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。なお、図面において図4と
同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。図1に示すように、手動開閉器21,22,23,
24,25,26に代えて、開閉接点51,52,5
3,54,55,56が設けられている。これら開閉接
点は、たとえば電磁接触器の接点である。
【0022】第1給電回路において、開閉接点51と
整流部6との間、開閉接点52とインバータ部8との
間、およびインバータ部8と交流スイッチ部9との間
に、電圧検知器61,62,63がそれぞれ接続されて
いる。出力端子4に電圧検知器64が接続されている。
【0023】第2給電回路10において、開閉接点54
と交流スイッチ部11との間、および交流スイッチ部1
1と開閉接点55との間に、電圧検知器65,66がそ
れぞれ接続されている。
【0024】交流スイッチ部9,11は、高速での導通
が可能な(長時間にわたる通電は苦手な)半導体素子た
とえばサイリスタと、長時間にわたる通電が可能な(高
速での導通は苦手な)機械的接点たとえば電磁接触器の
接点とを、互いに並列に接続したもので、瞬断無い給電
と継続的な給電の両方を満足し得る構成となっている。
この交流スイッチ部9,11が正常に動作しているか否
かを検出するために、状態検出部68,69がそれぞれ
設けられている。
【0025】70は制御部で、当該無停電電源装置1の
全体を制御する。この制御部70に、整流部6、インバ
ータ部8、交流スイッチ部9,11、開閉接点51,5
2,…56、電圧検知器61,62,…66、状態検出
部68,69、操作部71、および表示部72が接続さ
れている。操作部71には、保守点検用の操作手段とし
て保守点検スイッチ71aが設けられている。
【0026】制御部70は、主要な機能として次の
[1]〜[4]を有する。
【0027】[1]通常時(保守点検時以外)、図1の
ように、開閉接点51,52,53,54,55を閉
じ、開閉接点56を開く手段。
【0028】[2]電圧検知器61,62,…66の検
知結果および状態検出部68,69の検出結果に応じて
給電回路5,10および非常用バイパス回路12の状態
を監視する監視手段。 [3]この監視手段の監視結果に基づき、給電回路5が
正常な場合は交流スイッチ部9をオンして給電回路5に
よる給電状態を設定し、給電回路5に異常が生じると直
ちに交流スイッチ部11をオンして給電回路10による
給電状態を設定する手段。
【0029】[4]保守点検スイッチ71aが操作され
たとき、上記監視手段の監視結果に基づいて交流負荷4
0への給電が絶えないよう開閉接点51,52,…5
6、交流スイッチ部9,11、整流部6、およびインバ
ータ部8を制御し、給電回路5,10による給電と非常
用バイパス回路12による給電とを切り換える制御手
段。
【0030】つぎに、上記の構成の作用を図2および図
3のフローチャートを参照しながら説明する。
【0031】通常は(保守点検時以外)、図1のように
開閉接点51,52,53,54,55が閉じられて開
閉接点56が開かれ、交流スイッチ部9がオンされる。
これにより、給電回路5から交流負荷40への給電が行
われる。商用交流電源30が停電しても、蓄電池7が放
電することで、給電回路5による給電が継続する。
【0032】給電回路5に異常(整流部6、蓄電池7、
インバータ8などの異常)が生じた場合は、交流スイッ
チ部11がオンされ、続いて交流スイッチ部9がオフさ
れて給電回路10による給電(交流電源電圧の供給)が
行われる。この給電により、給電回路5の異常にかかわ
らず、交流負荷40の運転を継続することができる。
【0033】給電回路5,10の保守点検を行う場合、
保守員により、保守点検スイッチ71aがオン操作され
る(ステップ101のYES)。このオン操作時、給電
状態が判定される(ステップ102)。
【0034】給電回路5または給電回路10による給電
状態が設定されていれば(ステップ102のYES)、
非常用バイパス回路12による給電状態に切り換えてよ
いかどうかを保守員に確認するための案内文が表示部7
2で表示される(ステップ103)。表示を見た保守員
が操作部70で開始操作を行うと(ステップ104のY
ES)、交流スイッチ部11がオン(ステップ10
6)、交流スイッチ部9がオフ(ステップ107)し、
交流負荷40への給電は給電回路5から給電回路10へ
切換わる。次に、非常用バイパス回路12の開閉接点5
6が閉成される(ステップ108)ことにより、商用交
流電源30の電圧が直接的に交流負荷40に供給され
る。なお、表示を見た保守員が操作部70で取り消し操
作を行った場合は(ステップ105のYES)、切換は
なされず、給電回路5,10のどちらかによる給電状態
が継続する。
【0035】上記開閉接点56の閉成後、開閉接点5
3,54,55が開放される(ステップ109)。さら
に、インバータ部8の運転を停止し(ステップ11
0)、開閉接点51,52が開放されるとともに(ステ
ップ111)、整流部6の運転が停止される(ステップ
112)。
【0036】こうして、非常用バイパス回路12による
給電状態への切換が完了し、その旨の案内文が表示部7
2で表示される(ステップ113)。この非常用バイパ
ス回路12による給電状態が設定されることにより、給
電回路5,10の保守点検を行うことができる。
【0037】保守点検が終了すると、保守員により、保
守点検スイッチ71aが再びオン操作される(ステップ
101のYES)。このオン操作時、給電状態が判定さ
れる(ステップ102)。
【0038】この場合、非常用バイパス回路12による
給電状態が設定されているので(ステップ102のN
O)、給電回路5,10による給電状態に切り換えてよ
いかどうかを保守員に確認するための案内文が表示部7
2で表示される(ステップ114)。表示を見た保守員
が操作部70で開始操作を行うと(ステップ115のY
ES)、給電回路5の開閉接点51が閉成される(ステ
ップ117)。なお、表示を見た保守員が操作部70で
取り消し操作を行った場合は(ステップ116のYE
S)、切換はなされず、非常用バイパス回路12による
給電状態が継続する。
【0039】上記開閉接点51の閉成後、電圧検知器6
1の検知結果に基づき、給電回路5への交流電源電圧の
入力の有無が判定される(ステップ118)。
【0040】交流電源電圧の入力が有れば(ステップ1
18のYES)、整流部6が運転され(ステップ11
9)、開閉接点52が閉成される(ステップ120)。
そして、電圧検知器62の検知結果に基づき、インバー
タ部8への直流電圧の入力の有無が判定される(ステッ
プ121)。
【0041】直流電圧の入力が有れば(ステップ121
のYES)、開閉接点54が閉成される(ステップ12
2)。そして、電圧検知器65の検知結果に基づき、給
電回路10への交流電源電圧の入力の有無が判定される
(ステップ123)。
【0042】交流電源電圧の入力が有れば(ステップ1
23のYES)、インバータ部8が運転され(ステップ
124)、そのインバータ部8の出力電圧と電圧検知器
65の検知電圧(交流電源電圧)との同期(周波数およ
び位相の一致)が確認され、同期がずれている場合はそ
のずれを解消する方向にインバータ部8の出力電圧が調
整される(ステップ125)。
【0043】続いて、開閉接点55が閉成され(ステッ
プ126)、交流スイッチ部11がオンされる(ステッ
プ127)。そして、電圧検知器66の検知結果に基づ
き、交流スイッチ部11の出力電圧の有無が判定される
(ステップ128)。
【0044】交流スイッチ部11の出力電圧が有れば
(ステップ128のYES)、非常用バイパス回路12
の開閉接点56が開放される(ステップ129)。そし
て、電圧検知器64の検知結果に基づき、交流負荷40
への給電の有無が判定される(ステップ130)。
【0045】交流負荷40への給電が有れば(ステップ
130のYES)、開閉接点53が閉成され(ステップ
131のYES)、交流スイッチ部9がオンされる(ス
テップ132)。そして、状態検出部68により、交流
スイッチ部9が正常に作動しているか否かが検出される
(ステップ133)。
【0046】交流スイッチ部9が正常に作動していれば
(ステップ133のYES)、交流スイッチ部11がオ
フされる(ステップ134)。そして、状態検出部69
により、交流スイッチ部11が正常に作動しているか否
かが検出される(ステップ135)。
【0047】交流スイッチ部11が正常に作動していれ
ば(ステップ135のYES)、電圧検知器64の検知
結果に基づき、交流負荷40への給電の有無が判定され
る(ステップ136)。
【0048】交流負荷40への給電が有れば(ステップ
136のYES)、給電回路による給電状態への切換
が完了したとの判断の下に、その旨の案内文が表示部7
2で表示される(ステップ137)。ステップ118,
121,123,128,133の判定が否定(NO)
の場合には、切換が中断され(ステップ138)、異常
の旨の案内文が表示部72で表示される(ステップ13
9)。この場合、非常用バイパス回路12の開閉接点5
6が閉じたままなので、交流負荷40への給電が絶える
ことはない。
【0049】ステップ130,135,136の判定が
否定(NO)の場合には、一旦開放された開閉接点56
が直ちに閉成されるとともに(ステップ140)、接点
53,55が開放され(ステップ139−2)、異常の
旨の案内文が表示部72で表示される(ステップ13
9)。この場合、非常用バイパス回路12の開閉接点5
6が閉成されることで、交流負荷40への給電が直ちに
回復される。
【0050】以上のように、給電回路5,10状態を
監視し、その監視結果に基づいて交流負荷40への給電
が絶えないよう各開閉接点を制御することにより、交流
負荷40への給電を絶やすことなく、給電状態を自動的
にしかも確実に切り換えることができ、高い安全性およ
び信頼性を確保することができる。保守員とっては、操
作部71を操作するだけでよく、従来のような手動開閉
器の操作や各部の機能確認が不要となり、負担が大幅に
軽減される。なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可
能である。
【0051】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、保
守員の手作業に頼ることなく、負荷への給電を絶やすこ
となく、給電状態を自動的にしかも確実に切り換えるこ
とができ、これにより安全性および信頼性の向上が図れ
るとともに保守員にかかる負担を大幅に軽減し得る無停
電電源装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態の作用を説明するためのフローチャ
ート。
【図3】図2に続くフローチャート。
【図4】従来装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…無停電電源装置 2,3…入力端子 4…出力端子 5…第1給電回路 6…整流部 7…蓄電池 8…インバータ部 9,11…交流スイッチ部 10…第2給電回路 12…非常用バイパス回路 40…交流負荷 51,52,53,54,55,56…開閉接点 61,62,63,64,65,66…電圧検知器 70…制御部 71…操作部 71a…保守点検スイッチ 72…表示部
フロントページの続き (72)発明者 村上 直樹 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会 社エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 (72)発明者 武田 勉 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会 社エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 (56)参考文献 特開 平3−93435(JP,A) 特許2841758(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 9/06 504 H02J 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続される入力端子と、 負荷に接続される出力端子と、 前記入力端子と前記出力端子との間に接続され、かつ入
    力端子への入力電圧を直流電圧に変換する整流部、この
    整流部の出力端に接続された蓄電池、この蓄電池の電圧
    または前記整流部の出力電圧を交流電圧に変換するイン
    バータ部を有するとともに、このインバータ部と出力端
    子との接続間に通電制御用の第1交流スイッチ部を有
    し、かつ入力端子と整流部との接続間に第1開閉接点を
    設け、整流部の出力端と蓄電池との接続間に第2開閉接
    点を設け、第1交流スイッチ部と出力端子との接続間に
    第3開閉接点を設け、前記交流電源の停電にかかわらず
    前記負荷への給電を行うための第1給電回路と、 前記入力端子と前記出力端子との間に第4開閉接点、通
    電制御用の第2交流スイッチ部、および第5開閉接点を
    介して接続され、前記第1給電回路が異常の場合に前記
    交流電源から前記負荷への直接的な給電を行うための第
    2給電回路と、 前記入力端子と前記出力端子との間に第6開閉接点を介
    して接続された非常用バイパス回路と、 前記第1開閉接点と前記整流部との間の電圧、前記イン
    バータ部への入力電圧、前記インバータ部の出力電圧、
    前記出力端子の電圧、前記第4開閉接点と前記第2交流
    スイッチ部との間の電圧、前記第2交流スイッチ部と前
    記第5開閉接点との間の電圧をそれぞれ検知する電圧検
    知器と、 前記第1交流スイッチ部および前記第2交流スイッチ部
    がそれぞれ正常に動作しているか否かを検出する状態検
    出部と、 前記電圧検知器の検知結果および前記状態検出部の検出
    結果に応じて、前記第1給電回路および前記第2給電回
    路の状態を監視する監視手段と、 保守点検用の操作手段と、 前記操作手段が操作されたとき、前記監視手段の監視結
    果に基づいて、前記負荷への給電が絶えないよう、前記
    第1開閉接点、前記第2開閉接点、前記第3開閉接点、
    前記第4開閉接点、前記第5開閉接点、前記第6開閉接
    点、前記第1交流スイッチ部、および前記第2交流スイ
    ッチ部を制御して前記第1,第2給電回 路による給電と
    前記非常用バイパス回路による給電とを切換える制御手
    段と、 を具備したことを特徴とする無停電電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源に接続される入力端子と、 負荷に接続される出力端子と、 前記入力端子と前記出力端子との間に接続され、入力端
    子への入力電圧を直流電圧に変換する整流部、この整流
    部の出力端に接続された蓄電池、この蓄電池の電圧また
    は前記整流部の出力電圧を交流電圧に変換するインバー
    タ部を有し、このインバータ部と出力端子との接続間に
    通電制御用の第1交流スイッチ部を有し、かつ入力端子
    と整流部との接続間に第1開閉接点を設け、整流部の出
    力端と蓄電池との接続間に第2開閉接点を設け、第1交
    流スイッチ部と出力端子との接続間に第3開閉接点を設
    け、前記交流電源の停電にかかわらず前記負荷への給電
    を行うための第1給電回路と、 前記入力端子と前記出力端子との間に第4開閉接点、通
    電制御用の第2交流スイッチ部、および第5開閉接点を
    介して接続され、前記第1給電回路が異常の場合に前記
    交流電源から前記負荷への直接的な給電を行うための第
    2給電回路と、 前記入力端子と前記出力端子との間に第6開閉接点を介
    して接続された非常用バイパス回路と、 前記第1開閉接点と前記整流部との間の電圧、前記イン
    バータ部への入力電圧、前記インバータ部の出力電圧、
    前記出力端子の電圧、前記第4開閉接点と前記第2交流
    スイッチ部との間の電圧、前記第2交流スイッチ部と前
    記第5開閉接点との間の電圧をそれぞれ検知する電圧検
    知器と、 前記第1交流スイッチ部および前記第2交流スイッチ部
    がそれぞれ正常に動作しているか否かを検出する状態検
    出部と、 前記電圧検知器の検知結果および前記状態検出部の検出
    結果に応じて、前記第1給電回路および前記第2給電回
    路の状態を監視する監視手段と、 保守点検用の操作手段と、 前記操作手段が操作されたとき、前記監視手段の監視結
    果に基づいて、前記負荷への給電が絶えないよう、前記
    第1開閉接点、第2開閉接点、第3開閉接点、第4開閉
    接点、第5開閉接点、第6開閉接点、前記第1交流スイ
    ッチ部、第2交 流スイッチ部、前記整流部、および前記
    インバータ部を制御して前記第1,第2給電回路による
    給電と前記非常用バイパス回路による給電とを切換える
    制御手段と、 を具備したことを特徴とする無停電電源装置。
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