JP3479719B2 - 光線路測定装置 - Google Patents

光線路測定装置

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JP3479719B2 JP2000205216A JP2000205216A JP3479719B2 JP 3479719 B2 JP3479719 B2 JP 3479719B2 JP 2000205216 A JP2000205216 A JP 2000205216A JP 2000205216 A JP2000205216 A JP 2000205216A JP 3479719 B2 JP3479719 B2 JP 3479719B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光線路の一端側に
所定のパターン信号で変調された光パルス列を入射し、
光線路から一端側に戻ってくる光を受光し、その受光信
号とパターン信号との相関演算処理を行って光線路の伝
送特性を求める光線路測定装置において、光線路の伝送
特性をより正確に且つ高速に把握できるようにするため
の技術に関する。 【0002】 【従来の技術】光ファイバによって形成された光線路の
伝送特性を光パルスを用いて測定する光線路測定装置で
は、測定対象の光線路の一端側に所定幅の光パルスを単
発的に入射し、光線路の後方散乱やフレネル反射によっ
て一端側に戻ってくる光(以下、戻り光という)を受光
器で受光し、その受光信号のレベルの時間経過に伴う変
化を、光線路の距離に対する伝送特性として図9のよう
に表示している。 【0003】なお、図9において、符号Aは光線路1の
入射端1aにおけるフレネル反射光成分、符号Bは遠端
1bにおけるフレネル反射光成分であり、その幅は入射
する光パルスの幅に対応している。また、フレネル反射
光成分A、Bの間の傾斜部分Cは後方散乱光成分による
ものであり、その傾きは光線路1の単位長さ当たりの損
失を表している。 【0004】このように光パルスを単発的に入射して光
線路の伝送特性を求める場合、一般的には、ノイズ成分
等を除去するために同一光線路に対して複数回の測定を
行い、その測定データに対する平均化処理を行っている
が、測定対象の光線路が長い場合、光パルスを入射して
から光線路の遠端からの戻り光を受光するまでの時間が
長くなるので、平均化処理のためにこれを複数回行うと
測定結果を得るまでに相当の時間がかかってしまう。 【0005】また、光線路が長い場合、その光線路全体
の損失が大きくなるので、入射する光パルスの幅を広く
しないと、遠端からの戻り光のレベルが非常に低くな
り、遠端位置を把握できなくなる場合がある。 【0006】ところが、光線路に入射する光パルスの幅
を広くすると、光線路の入射端、ファイバ接続点および
遠端で反射されるフレネル反射光の幅も広くなり、その
幅に隠れた障害を見つけることができくなる(これをデ
ッドゾーンという)。 【0007】これらの問題を解決する方法として、複数
ビットで所定パターンの符号列(例えば擬似ランダム符
号列)で変調した光パルス列を測定対象の光線路に入射
し、この入射された光パルス列に対して光線路から一端
側に戻ってくる光を受光し、その受光データと符号列と
の相関演算処理を行なって、光線路の伝送特性を求める
光線路測定装置が実現されている。 【0008】図10は、この光線路測定装置10の構成
を示している。図10において、光パルス列出力部11
は、光源12から所定波長、所定強度で出射される連続
光を光変調器13に入力して、パターン信号列発生部1
4から出力されるNビット(Nは複数で例えば102
3)長で所定パターンのパターン信号列によって変調
し、この変調された光パルス列を方向性結合器15を介
して接続端子16に出力し、接続端子16に接続された
測定対象の光線路1の一端1a(入射端)側に入射す
る。 【0009】なお、このような相関をとる場合、0と1
からなる1種類の符号列を用いる場合と、Golay
(ゴーレイ)符号列に基づいて生成された4種類のパタ
ーン信号列Pa〜Pdを用いる場合があるが、ここでは
Golay符号列に基づいて生成された4種類のパター
ン信号列Pa〜Pdを用いる場合について説明する。 【0010】Golay符号列はバイポーラのNRZの
符号列(1と−1からなる符号列)であり、例えば、N
=4の簡単な例で示すと、 Ga=[1,1,1,−1] Gb=[1,1,−1,1] のように互いに補対称(コンプリメンタリ)な符号列G
a、Gbからなる。 【0011】ただし、光のパルス列では符号−1を表現
できないので、次のようにGa、Gbの符号−1を符号
0に置き換えたパターン信号列Pa、Pcと、これらを
反転させたパターン信号列Pb、Pdとを用いている。 【0012】Pa=[1,1,1,0] Pb=[0,0,0,1] Pc=[1,1,0,1] Pd=[0,0,1,0] 【0013】このように4種類のパターン信号列を生成
した場合、パターン信号列Pa、Pb同士のビット減算
を行うことで符号列Gaが得られ、パターン信号列P
c、Pd同士のビット減算を行うことで符号列Gbが得
られる。 【0014】したがって、パターン信号列Pa、Pbに
ついてそれぞれ得られた受光データ同士の差のデータが
符号列Gaについての受光データを表すことになり、同
様に、パターン信号列Pc、Pdについてそれぞれ得ら
れた受光データ同士の差のデータが符号列Gbについて
の受光データを表すことになる。 【0015】光線路1に入射された光パルス列は遠端1
bへ向かって進むが、その光パルス列に対する後方散乱
光や、入射端1a、遠端1bからのフレネル反射光が入
射端1a側へ戻り、これらの戻り光が接続端子16およ
び方向性結合器15を介して受光器17に入力される。 【0016】受光器17は受光した戻り光の強さに応じ
て大きさが変化する受光信号をA/D変換器18に出力
する。 【0017】A/D変換器18は、光パルス列を変調し
ているパターン信号列のビット周期Tの1/Q(Qは複
数)のサンプリング周期Tsで受光信号をサンプリング
して、各サンプリング値をディジタルの受光データDa
(n)〜Dd(n)に変換してメモリ19に出力する。
ここで、nはサンプリングポイントを示す。 【0018】光パルス列出力部11およびメモリ19
は、測定制御部20によって制御される。即ち、測定制
御部20は測定の開始指示を受けると、光パルス列出力
部11から4種類のパターン信号列Pa〜Pdによって
それぞれ変調された光パルス列を順番に出力させるとと
もに、メモリ19に対する受光データDa(n)〜Dd
(n)の書込アドレスをA/D変換器17のサンプリン
グ周期と同一周期で変更して所定アドレス順に記憶さ
せ、各パターン信号列Pa〜Pdについて所定数の受光
データDa(n)〜Dd(n)がメモリ19に記憶され
ると、演算部21に対して演算開始を指示する。 【0019】演算部21は、差データ演算手段22によ
って、パターン信号列Pa、Pbについて得られた受光
データDa(n)、Db(n)の差のデータE(n)
と、パターン信号列Pc、Pdについて得られた受光デ
ータDc(n)、Dd(n)の差のデータF(n)とを
求め、相関演算手段23によって差データE(n)と符
号列Gaとの相関および差データF(n)と符号列Gb
との相関を求め、加算合成手段24によって両相関結果
Sa(n)、Sb(n)を加算合成して、その演算結果
S(n)を光線路1の距離に対する特性を示す特性デー
タとして出力する。 【0020】ここで、相関演算手段23は、各パターン
信号列Pa〜Pdの基になるNビットの符号列Ga、G
bをA/D変換器18のサンプリング周期Tsと同一周
期でサンプリングしたと仮定した場合に得られるL(=
N・Q)ビットの参照データRa、Rbと差データE
(n)、F(n)との相関演算を、次の式(1)、
(2)にしたがって行う。 【0021】 Sa(n)=k=1ΣE(n+k−1)・Ra(k)……(1) Sb(n)=k=1ΣF(n+k−1)・Rb(k)……(2) 【0022】ただし、記号Σは、k=1〜Lまでの総和
をとるものとし、Ra(k)、Rb(k)は、参照デー
タRa、Rbのサンプリングポイントの任意のk番目の
データとする。 【0023】特性表示手段25は、演算部21によって
算出された特性データS(n)を、例えば対数変換処理
して表示装置26に出力し、表示装置26の横軸を距離
とする座標上に表示させる。 【0024】次に、この光線路測定装置10の動作を説
明する。なお、ここでは説明を簡単にするために光線路
1の中間部にフレネル反射箇所(ファイバ接続点)が無
いものとし、パターン信号列Pa〜Pbを、前記したよ
うに、 Pa=[1,1,1,0] Pb=[0,0,0,1] Pc=[1,1,0,1] Pd=[0,0,1,0] とする。 【0025】測定の開始が指示されて、始めにパターン
信号列Paによって変調された光パルス列が光線路1に
入射された場合、その1ビット目の符号1に対応して出
射された光パルスに対しては、図11の(a)に示すよ
うに光線路1の入射端1aおよび遠端1bからのフレネ
ル反射光とそれらの間の後方散乱光による受光信号成分
が出力される。 【0026】なお、ここで、入射端1aおよび遠端1b
からのフレネル反射光のレベルをそれぞれU、Vとし、
入射端1a近傍および遠端1b近傍の後方散乱光のレベ
ルをそれぞれα、βでほぼ一様とする。 【0027】同様に、2ビット目の符号1に対応する光
パルスに対しては、図11の(b)のように、図11の
(a)の受光信号成分を1ビット分遅らせた受光信号成
分が出力され、3ビット目の符号1に対応する光パルス
に対しては、図11の(c)のように、図11の(a)
の受光信号成分を2ビット分遅らせた受光信号成分が出
力され、4ビット目の符号0については光パルスが出射
されないので、その受光信号成分は図11の(d)に示
すように雑音のみとなる。なお、図11および後述の図
12、図13の特性は、縦軸を対数目盛で示している。 【0028】したがって、パターン信号列Paによって
変調された光パルス列に対して、図12の(a)に示す
ように、前記図11の(a)〜(d)の各受光信号成分
を重畳した受光データDa(n)がメモリ19に記憶さ
れることになる。 【0029】同様に、他のパターン信号列Pb〜Pdに
よって変調された光パルス列に対して、図12の(b)
〜(d)に示す受光データDb(n)〜Dc(n)がそ
れぞれメモリ19に記憶される。 【0030】このようにして各パターン信号列Pa〜P
dについての受光データDa(n)〜Dd(n)が得ら
れると、差データ算出手段22によって、受光データD
a(n)、Db(n)の差データE(n)および受光デ
ータDc(n)、Dd(n)の差データF(n)が、図
13の(a)、(b)に示すようにそれぞれ求められ
る。 【0031】そして、相関演算手段23によって、差デ
ータE(n)と参照データRaとの相関値Sa(n)、
差データF(n)と参照データRbとの相関値Sb
(n)が算出される。 【0032】即ち、差データE(n)と参照データRa
との第1ポイント目(入射端1a)の相関値Sa(1)
は、 Sa(1)=k=1Σ20E(k)・Ra(k)=E
(1)・Ra(1)+E(2)・Ra(2)+…+E
(20)・Ra(20) となる。 【0033】ここで、Ra(1)〜Ra(15)=1、
Ra(16)〜Ra(20)=−1であるから、 Sa(1)=5U+5(U+α)+5(U+2α)−5
(3α−U)=20U となる。 【0034】以下同様の演算を行うことによって、入射
端1a近傍の各ポイントの相関値が次のように得られ
る。 【0035】 Sa(2)=17U+4α、 Sa(3)=14U+8α Sa(4)=11U+12α、 Sa(5)=8U+16α Sa(6)=5U+20α、 Sa(7)=4U+21α Sa(8)=3U+22α、 Sa(9)=2U+23α Sa(10)=U+24α、 Sa(11)=25α Sa(12)=−U+25α、 Sa(13)=−2U+25α Sa(14)=−3U+25α、 Sa(15)=−4U+25α Sa(16)=−5U+25α、 Sa(17)=−4U+24α Sa(18)=−3U+23α、 Sa(19)=−2U+22α Sa(20)=−U+21α、 Sa(21)以降=20α 【0036】また上記同様の演算によって、差データF
(n)についての入射端1a近傍の各ポイントの相関値
が次のように得られる。 【0037】 Sb(1)=20U、 Sb(2)=15U+4α Sb(3)=10U+8α、 Sb(4)=5U+12α Sb(5)=16α、 Sb(6)=−5U+20α Sb(7)=−4U+19α、 Sb(8)=−3U+18α Sb(9)=−2U+17α、 Sb(10)=−U+16α Sb(11)=15α、 Sb(12)=U+15α Sb(13)=2U+15α、 Sb(14)=3U+15α Sb(15)=4U+15α、 Sb(16)=5U+15α Sb(17)=4U+16α、 Sb(18)=3U+17α Sb(19)=2U+18α、 Sb(20)=U+19α Sb(21)以降=20α 【0038】これらの入射端近傍の相関値に対し、加算
合成手段24によって、 S(n)=Sa(n)+Sb(n) の加算処理が行われ、次の特性データS(n)が得られ
る。 【0039】 S(1)=40U、 S(2)=32U+8α S(3)=24U+16α、 S(4)=16U+24α S(5)=8U+32α、 S(6)以降=40α 【0040】上記した入射端近傍における相関値の算
出、その差データの算出および加算処理は、遠端1bの
近傍についても同様に行われる。 【0041】これらの加算合成処理によって図14に示
す特性データS(n)が得られる。この特性データにお
いて、入射端1aの近傍の特性は、ポイントn=1でピ
ーク値40Uとなりn=6まで単調に減少し、以後は後
方散乱光のレベルに依存して単調減少する。 【0042】また、遠端1bの近傍では、遠端に一致す
るポイントn=Mの6ポイント以前では、後方散乱光の
レベルに依存して減少し、ポイントn=M−5から1ポ
イントずつ単調増加してポイントn=Mでピーク値40
Vをとり、ポイントn=M+1からn=M+5まで1ポ
イントずつ単調減少し、それ以降は0となる。 【0043】このようにして得られた特性データS
(n)は、例えば対数変換処理されて図15に示すよう
に横軸を距離軸とする座標上に表示され、この表示から
光線路1の伝送特性を把握することができる。 【0044】この特性データのフレネル反射光成分A、
Bは、入射端1a(n=1)および遠端1b(n=M)
の箇所でそれぞれピークとなっており、その幅は光パル
ス列全体の幅(4ビット幅)より狭くなる。 【0045】また、相関演算によって得られた特性デー
タのレベルは、1ビット幅の光パルスを単発的に入射し
て得られる受光データのレベルに対して全体的に高くな
るので、長い光線路でも遠端まで測定が可能となる。 【0046】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の光線路測定装置10によって得られる特性デー
タS(n)の波形は、図15に示しているように、光線
路1の入射端1aや遠端1bのフレネル反射部分A、B
における立ち上がり、立ち下がりが緩慢になっており、
しかも、遠端におけるフレネル反射光の幅が光パルスの
2ビット分の幅になってしまい、前記図9で示したよう
な光パルスを単発的に入射したときのような特性波形と
ならず、光線路1の伝送特性を正しく把握することがで
きないという問題があった。 【0047】また、前記したように、相関演算処理を行
って光線路の特性を得る光線路測定装置では、線路が長
い場合に相関演算のための時間が非常に長くなってしま
い、測定結果が速やかに得られないという問題もあっ
た。 【0048】これらの問題は、上記のようにGolay
符号列を用いた場合だけでなく、1種類の符号列によっ
て変調された光パルス列を光線路に入射し、その戻り光
の受光データと符号列との相関を取って光線路の特性デ
ータを求める光線路測定装置においても同様に発生する
問題である。 【0049】本発明は、この問題を解決した光線路測定
装置を提供することを目的としている。 【0050】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の光線路測定装置は、Nビット長(Nは複
数)で所定パターンの符号列に基づいてパルス変調され
た光パルス列を出力して、測定対象の光線路(1)の一
端側に入射する光パルス列出力手段(11)と、前記光
パルス列が入射された光線路から前記一端側に戻ってく
る光を受光する受光器(17)と、前記受光器の出力信
号を前記符号列のビット周期の複数分の1のサンプリン
グ周期でサンプリングしてディジタルの受光データに変
換するA/D変換器(18)と、前記光線路に光パルス
列が入射されてから所定時間が経過するまでの間に前記
A/D変換器から出力された受光データまたは該受光デ
ータ同士の差のデータに対する前記符号列の相関演算を
行う演算手段(31、42)とを備えた光線路測定装置
において、前記演算手段は、1サンプリングポイント当
たりの相関値を、前記符号列を構成しているN個のビッ
トデータと、前記受光データまたは差のデータから前記
符号列のビット周期に等しい間隔で抽出したN個のデー
タとの積和演算によって求めるように構成されているこ
とを特徴としている。 【0051】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明を実施した光線路
測定装置30の構成を示している。 【0052】この光線路測定装置30は、図1に示して
いるように、後述する演算部31の相関演算手段32を
除いて、前記した光線路測定装置10と同様に構成され
ている。 【0053】即ち、光パルス列出力部11は、光源12
から所定波長、所定強度で出射される連続光を光変調器
13に入力して、前記Golay符号に基づいて生成さ
れたパターン信号列発生部14からのパターン信号列P
a〜Pdによって順番にパルス変調し、このパルス変調
された光パルス列を、方向性結合器15を介して接続端
子16に出力し、接続端子16に一端側が接続されてい
る測定対象の光線路1に入射する。 【0054】光線路1からの戻り光は、接続端子16お
よび方向性結合器15を介して受光器17に入射され、
受光器17から出力される受光信号は、A/D変換器1
8に入力されて、光パルス列出力部11のパターン信号
列発生部14が出力する4種類のパターン信号列Pa〜
Pdのビット周期Tの1/Qのサンプリング周期Tsで
サンプリングされ、ディジタルの受光データDa(n)
〜Dd(n)に変換されてメモリ19に順次記憶され
る。 【0055】なお、前記したように、パターン信号列P
a、Pbについてそれぞれ得られた受光データDa
(n)、Db(n)同士の差のデータが符号列Gaにつ
いての受光データを表すことになり、同様に、パターン
信号列Pc、Pdについてそれぞれ得られた受光データ
Dc(n)、Dd(n)同士の差のデータが符号列Gb
についての受光データを表すことになる。 【0056】測定制御部20は図示しない操作部等から
測定の開始指示を受けると、光パルス列出力部11から
4種類のパターン信号列Pa〜Pdによってそれぞれ変
調された光パルス列を順番に出力させるとともに、受光
信号に対するサンプリングをサンプリング周期Tsで開
始させ、メモリ19に対する受光データD(n)の書込
アドレスをA/D変換器18のサンプリング周期と同一
周期で変更して、受光データDa(n)〜Dd(n)を
所定アドレス順に記憶させ、各パターン信号列Pa〜P
dについて所定数の受光データDa(n)〜Dd(n)
がメモリ19に記憶されると、演算部31に対して演算
開始を指示する。 【0057】演算部31の差データ算出手段22は、測
定制御部20からの演算開始の指示を受けると、パター
ン信号列Pa、Pbについて得られた受光データDa
(n)、Db(n)の差のデータE(n)と、パターン
信号列Pc、Pdについて得られた受光データDc
(n)、Dd(n)の差のデータF(n)とを求めて相
関演算手段32に出力する。 【0058】相関演算手段32は、差データE(n)と
符号列Gaとの相関値Sa(n)および差データF
(n)と符号列Gbとの相関値Sb(n)を求め、その
演算結果を加算合成手段24に出力する。 【0059】また、加算合成手段24は、相関値Sa
(n)、Sb(n)を加算合成して、その演算結果S
(n)を光線路1の距離に対する特性を示す特性データ
として出力する。 【0060】ここで、相関演算手段32は、各パターン
信号列Pa〜Pdの基になるNビットの符号列Ga、G
bをA/D変換器18のサンプリング周期Tsと同一周
期でサンプリングしたと仮定した場合に得られるL(=
N・Q)ビットの参照データRa、Rbと差データE
(n)、F(n)との相関演算を、次の式(3)、
(4)にしたがって行う。 【0061】 Sa(n)=k=1Σ{E[(k−1)Q+n] ・Ra[(k−1)Q+1]} ……(3) Sb(n)=k=1Σ{F[(k−1)Q+n] ・Rb[(k−1)Q+1]} ……(4) 【0062】ただし、記号Σは、k=1〜Nまでの総和
をとるものとし、Ra[j]、Rb[j]は、参照デー
タRa、Rbのjビット目のデータとする。 【0063】なお、この相関演算に用いる参照データR
a、Rbは、サンプリングポイントnに依存せず、Go
lay符号列Ga、Gbを構成しているN個のビットデ
ータそのものである。 【0064】したがって、Golay符号列Ga、Gb
のmビット目のデータをそれぞれGa(m)、Gb
(m)とすれば、上式(3)、(4)は次式(5)、
(6)のように表すことができる。 【0065】 Sa(n)=m=1ΣE[(m−1)Q+n]・Ga(m)……(5) Sb(n)=m=1ΣF[(m−1)Q+n]・Gb(m)……(6) 【0066】また、この相関演算手段32が演算に用い
る参照データRa、RbあるいはGolay符号列G
a、Gbは、例えば測定制御部20やパターン信号列出
力部14から入力設定される。 【0067】特性表示手段25は、演算部31によって
算出された特性データS(n)を、例えば対数変換処理
して表示装置26に出力し、表示装置26の横軸を距離
とする座標上に表示させる。 【0068】次に、この光線路測定装置30の動作を前
記数値例を用いて説明する。なお、ここでは前記同様に
光線路1の中間部にフレネル反射箇所が無いものとし、
また、パターン信号列Pa〜Pdを、前記したように、 Pa=[1,1,1,0] Pb=[0,0,0,1] Pc=[1,1,0,1] Pd=[0,0,1,0] とする。 【0069】測定の開始が指示されると、前記同様に4
種類のパターン信号列Pa〜Pdによって変調された光
パルス列が光線路1に入射され、前記図12の(a)〜
(d)に示した受光データDb(n)〜Dc(n)がそ
れぞれメモリ19に記憶され、演算部31の差データ算
出手段22によって、受光データDa(n)、Db
(n)の差データE(n)および受光データDc
(n)、Dd(n)の差データF(n)が前記図13の
(a)、(b)に示したようにそれぞれ求められる。 【0070】そして、相関演算手段32によって、差デ
ータE(n)と参照データRa(Golay符号Gaの
N個のビットデータと等価)との相関値Sa(n)、差
データF(n)と参照データRb(Golay符号Gb
のN個のビットデータと等価)との相関値Sb(n)が
算出される。 【0071】即ち、差データE(n)についての第1ポ
イント目(入射端1a)の相関値Sa(1)は、前記式
(3)から、 Sa(1)=k=1Σ{E[5(k−1)+1]・R
a[5(k−1)+1]} の演算によって得られる。 【0072】この第1ポイント目の相関値Sa(1)
は、図2の矢印付き実線で示しているように、差データ
E(n)から第1ポイント目の差データE(1)を先頭
とし、符号列Gaのビット周期、即ち、サンプリング周
期TsのQ倍(この場合5倍)の間隔で抽出したN個
(この場合4個)のデータE(1)、E(6)、E(1
1)、E(16)と、参照データRa(1)、Ra
(6)、Ra(11)、Ra(16)との積和演算であ
る。 【0073】したがって、 Sa(1)=E(1)・Ra(1)+E(6)・Ra
(6)+E(11)・Ra(11)+E(16)・Ra
(16) となる。 【0074】ここで、Ra(1)=Ra(6)=Ra
(11)=1、Ra(16)=−1であるから、 Sa(1)=U+(U+α)+(U+2α)−(3α−
U)=4U となる。 【0075】また、第2ポイント目の相関値Sa(2)
は、図2の矢印付き破線で示しているように、差データ
E(n)から、第2ポイント目の差データE(2)を先
頭としてサンプリング周期TsのQ倍の間隔で抽出した
N個のデータ(2)、E(7)、E(12)、E(1
7)と、参照データデータRa(1)、Ra(6)、R
a(11)、Ra(16)との積和演算である。 【0076】したがって、 Sa(2)=E(2)・Ra(1)+E(7)・Ra
(6)+E(12)・Ra(11)+E(17)・Ra
(16)=U+(U+α)+(U+2α)−(3α−
U)=4U となる。 【0077】以下同様の演算を行うことにより、入射端
1a近傍の各ポイントの相関値Sa(n)が次のように
得られ、その変化の様子を図3の(a)に示す。 【0078】Sa(1)〜Sa(5)=4U Sa(6)〜Sa(10)=(U+α)+(U+2α)
+(3α−U)−2α=U+4α Sa(11)〜Sa(15)=(U+2α)+(3α−
U)=5α Sa(16)〜Sa(20)=(3α−U)+2α=−
U+5α Sa(21)以降=4α 【0079】一方、差データF(n)と参照データRb
との入射端近傍の各ポイントの相関値Sb(n)は、以
下のように求められ、その変化の様子を図3の(b)に
示す。 【0080】Sb(1)〜Sb(5)=U+(U+α)
−(2α−U)+(U+α)=4U Sb(6)〜Sb(10)=(U+α)+(2α−U)
−(U+α)+2α=−U+4α Sb(11)〜Sb(15)=(2α−U)+(U+
α)=3α Sb(16)〜Sb(20)=U+3α Sb(21)以降=4α 【0081】また、差データE(n)の遠端部分の最初
の立ち上がり部分をE(M)とすると、M−20ポイン
ト目の相関値Sa(M−20)は、 Sa(M−20)=E(M−20)・1+E(M−1
5)・1+E(M−10)・1+E(M−5)・(−
1)=2β+2β+2β−2β=4β となる。 【0082】以下同様に、遠端1b近傍の各ポイントの
相関値が次のように得られ、その変化の様子を図4の
(a)に示す。 【0083】Sa(M−19)〜Sa(M−16)=4
β Sa(M−15)〜Sa(M−11)=2β+2β+2
β−V=−V+6β Sa(M−10)〜Sa(M−6)=2β+2β+V−
V=4β Sa(M−5)〜Sa(M−1)=2β+V+V−V=
V+2β Sa(M)〜Sa(M+4)=V+V+V−(−V)=
4V Sa(M+5)〜Sa(M+9)=V+V+(−V)=
V Sa(M+10)〜Sa(M+14)=V+(−V)=
0 Sa(M+15)〜Sa(M+19)=−V Sa(M+20)以降=0 【0084】また、差データF(n)の遠端部分の最初
の立ち上がり部分をF(M)とすると、その遠端近傍の
各ポイントの相関値Sb(n)は次のように求められ、
その変化の様子を図4の(b)に示す。 【0085】Sb(M−20)〜Sb(M−16)=2
β+2β−2β+2β=4β Sb(M−15)〜Sb(M−11)=2β+2β−2
β+V=V+2β Sb(M−10)〜Sb(M−6)=2β+2β−V+
V=4β Sb(M−5)〜Sb(M−1)=2β+V−V+(−
V)=−V+2β Sb(M)〜Sb(M+4)=V+V−(−V)+V=
4V Sb(M+5)〜Sb(M+9)=V+(−V)−V=
−V Sb(M+10)〜Sb(M+14)=−V+V=0 Sb(M+15)〜Sb(M+19)=V Sb(M+20)以降=0 【0086】次に、加算合成手段24によって、各ポイ
ント毎に S(n)=Sa(n)+Sb(n) の加算処理が行われて各ポイント毎の特性データS
(n)が求められる。 【0087】図5は、図3の(a)、(b)の入射端1
a近傍の相関値を加算して得られた特性データを示した
ものであり、ポイントn=1からn=5まで8Uで一定
で、n=6以降は後方散乱光のレベルαに依存してい
る。 【0088】また、図6は、図4の(a)、(b)の遠
端1b近傍の相関値を加算して得られた特性データを示
したものであり、ポイントn=M−20からn=M−1
までは後方散乱光βのレベルに依存し、n=Mで8Vま
で急激に増加してn=M+4まで一定となり、n=M+
5で0まで急激に減少し、それ以降は0となる。 【0089】このようにして得られた各ポイント毎の特
性データS(n)は、例えば対数変換処理されて図7に
示すように横軸を距離軸とする座標上に表示され、この
表示から光線路1の伝送特性を把握することができる。 【0090】図7に示しているように、入射端1a近傍
の特性は、S(1)〜S(5)まで最大レベルで且つ一
定で、S(6)で後方散乱光に依存したレベルまで急激
に減少し、それ以降は後方散乱光のレベルの減少に応じ
た傾きで僅かずつ低下する。このS(1)〜S(5)ま
での部分は入射端1aにおけるフレネル反射部分Aを示
している。 【0091】また、遠端1bの近傍の特性は、S(M−
1)までは後方散乱光のレベルに依存して僅かずつ減少
し、S(M)で最大レベルまで急峻に立ち上がりS(M
+4)まで一定となり、S(M+5)で0まで急峻に下
がりそれ以降は0になっている。このS(M)〜S(M
+4)までの部分は遠端1bにおけるフレネル反射部分
Bを示している。 【0092】このように、実施形態の光線路測定装置3
0は、1サンプリングポイント当たりの相関値を、パタ
ーン信号列の基になるGolay符号列を構成するN個
のビットデータと、受光データ同士の差のデータから符
号列のビット周期に等しい間隔Qで抽出したN個のデー
タとの積和演算によって求めている。 【0093】このため、この相関処理によって得られる
特性データのフレネル反射部分の波形A、Bを、パター
ン信号列の1ビット幅の光パルスを単発的に入射したと
きに得られる幅の狭い且つ立ち上がり立ち下がりが急峻
な波形と同等にすることができ、測定対象の光線路1の
伝送特性をより正確に把握することができる。 【0094】また、一般に相関演算のために必要な時間
は乗算が支配的であるから、この光線路測定装置20の
ように、符号列のビット周期に等しい間隔Qで抽出した
データに対する積和演算によって相関を求めることによ
り、従来のほぼ1/Qの時間で相関値を得ることがで
き、演算処理を従来に比べて格段に高速に行うことがで
き、長い光線路であってもその測定結果を速やかに得る
ことができる。 【0095】また、この光線路測定装置30では、NR
Zの1対のGolay符号列に基づく4種類のパターン
信号列Pa〜Pdによって変調された光パルス列を光線
路1に入射し、その戻り光の受光データ同士の差のデー
タとGolay符号列との相関をとるようにしていた
が、これは本発明を限定するものではなく、1種類の擬
似ランダムな符号列によってパルス変調した光パルス列
を光線路1に入射し、その戻り光の受光データと符号列
との相関演算を行う場合でも本発明を同様に適用でき
る。 【0096】図8は、戻り光の受光データと符号列との
相関演算を行う光線路測定装置40の構成を示したもの
であり、光パルス列出力部11は、測定制御部20から
の指示によって、所定ビットN長で所定パターンの擬似
ランダムな符号列Pをパターン信号列出力部14から変
調器13に入力して、符号列Pによって変調された光パ
ルス列を生成して、方向性結合器15を介して接続端子
16へ出力し、光線路1の一端側に入射する。 【0097】この光パルス列に対する光線路1からの戻
り光の受光データD(n)がメモリ19に記憶される
と、相関演算手段42は、符号列PをA/D変換器18
のサンプリング周期Tsの1/Qに等しい周期でサンプ
リングしたと仮定したときに得られるN・Qビットの参
照データRと受光データD(n)との相関演算を次式
(7)にしたがって行う。 【0098】 S(n)=k=1ΣD[(k−1)Q+n]・R[(k−1)Q+1] ……(7) 【0099】また、前記したように、参照データRのう
ち、演算に用いるデータは、符号列を構成しているN個
のビットデータと等価であるから、符号列Pのmビット
目のデータをP(m)とすれば、上式(7)は、次式
(8)のように表すことができる。 【0100】 S(n)=m=1ΣD[(m−1)Q+n]・P(m) ……(8) 【0101】このように構成した光線路測定装置40の
場合でも、1サンプリングポイント当たりの相関値を、
符号列Pを構成するN個のビットデータと、受光データ
D(n)から符号列Pのビット周期に等しい間隔Qで抽
出したN個のデータとの積和演算によって求めているた
め、前記実施形態と同様に、相関処理によって得られる
特性データのフレネル反射部分の波形を、符号列の1ビ
ット幅の光パルスを単発的に入射したときに得られる幅
の狭い且つ立ち上がり立ち下がりが急峻な波形と同等に
することができ、測定対象の光線路1の伝送特性をより
正確に且つ高速に把握することができる。 【0102】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の光線路測
定装置は、Nビット長(Nは複数)で所定パターンの符
号列に基づいてパルス変調された光パルス列を出力し
て、測定対象の光線路(1)の一端側に入射する光パル
ス列出力手段(11)と、前記光パルス列が入射された
光線路から前記一端側に戻ってくる光を受光する受光器
(17)と、前記受光器の出力信号を前記符号列のビッ
ト周期の複数分の1のサンプリング周期でサンプリング
してディジタルの受光データに変換するA/D変換器
(18)と、前記光線路に光パルス列が入射されてから
所定時間が経過するまでの間に前記A/D変換器から出
力された受光データまたは該受光データ同士の差のデー
タに対する前記符号列の相関演算を行う演算手段(3
1、42)とを備えた光線路測定装置において、前記演
算手段は、1サンプリングポイント当たりの相関値を、
前記符号列を構成しているN個のビットデータと、前記
受光データまたは差のデータから前記符号列のビット周
期に等しい間隔で抽出したN個のデータとの積和演算に
よって求めるように構成されている。 【0103】このため、相関演算処理によって得られる
特性データのフレネル反射部分の波形を、符号列の1ビ
ット幅の光パルスを単発的に入射したときに得られる幅
の狭い且つ立ち上がり立ち下がりが急峻な波形と同等に
することができ、測定対象の光線路の伝送特性をより正
確に把握することができる。 【0104】また、符号列のビット周期に等しい間隔で
抽出したN個のデータとの積和演算によって相関値を求
めているので、相関値を格段に高速に得ることができ、
長い光線路であってもその測定結果を速やかに得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図 【図2】実施の形態の相関演算を説明するための図 【図3】実施の形態によって得られる入射端近傍の相関
値の変化を示す図 【図4】実施の形態によって得られる遠端近傍の相関値
の変化を示す図 【図5】実施の形態によって得られる入射端近傍の特性
データを示す図 【図6】実施の形態によって得られる遠端近傍の特性デ
ータを示す図 【図7】実施の形態によって得られる光線路全体の特性
データを示す図 【図8】本発明の変形列を示すブロック図 【図9】光パルスを単発的に入射したときに得られる特
性データの一例を示す図 【図10】従来装置の構成を示すブロック図 【図11】パルス信号列の各パルスに対する信号成分を
示す図 【図12】各パルス信号列について得られる受光データ
を示す図 【図13】受光データ同士の差のデータの特性を示す図 【図14】従来装置によって得られた特性データを示す
図 【図15】図14の特性データを対数変換した結果を示
す図 【符号の説明】 1 光線路 1a 入射端 1b 遠端 30、40 光線路測定装置 11 光パルス出力部 12 光源 13 光変調器 14 パターン信号列出力部 15 方向性結合器 16 接続端子 17 受光器 18 A/D変換器 19 メモリ 20 測定制御部 22 差データ算出手段 24 加算合成手段 25 特性表示手段 26 表示装置 31 演算部 32、42 相関演算手段

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】Nビット長(Nは複数)で所定パターンの
    符号列に基づいてパルス変調された光パルス列を出力し
    て、測定対象の光線路(1)の一端側に入射する光パル
    ス列出力手段(11)と、 前記光パルス列が入射された光線路から前記一端側に戻
    ってくる光を受光する受光器(17)と、 前記受光器の出力信号を前記符号列のビット周期の複数
    分の1のサンプリング周期でサンプリングしてディジタ
    ルの受光データに変換するA/D変換器(18)と、 前記光線路に光パルス列が入射されてから所定時間が経
    過するまでの間に前記A/D変換器から出力された受光
    データまたは該受光データ同士の差のデータに対する前
    記符号列の相関演算を行う演算手段(31、42)とを
    備えた光線路測定装置において、 前記演算手段は、 1サンプリングポイント当たりの相関値を、前記符号列
    を構成しているN個のビットデータと、前記受光データ
    または差のデータから前記符号列のビット周期に等しい
    間隔で抽出したN個のデータとの積和演算によって求め
    るように構成されていることを特徴とする光線路測定装
    置。
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