JP3478929B2 - 植物の乾燥方法 - Google Patents

植物の乾燥方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、お茶の葉、
柿の葉、銀杏の葉、どくだみなどの植物の葉に限らず、
ひまわり、松の実など草木の種、さらにはバナナ、ミカ
ン、リンゴなどの果肉片、あるいは、バラ、ハーブ、沈
丁花などの香り有るもの、さらにはモロヘイヤ、アスパ
ラガス、コンフリーなど健康に良いとされる植物、ある
いはきのこ等、多種多様なものを乾燥するのに好適な
の乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】食品等の乾燥方法は、単に水分を除去す
れば良いというものではなく、最終乾燥物の特性、品質
に適合した方法を選択しなければならない。
【0003】ところで、一般に古くからお茶が広く愛飲
されている。このようなお茶には適度な水分が含まれて
いるが、お湯等を注ぐことにより、ここに含まれるタン
ニン、テアニンなどが抽出され、しかもお茶特有の風味
を有することから、健康飲料として以前から人気が高
い。
【0004】このようなお茶の葉を飲料用に加工するに
は、先ず、ボイラーで発生させた蒸気を生葉に接触させ
るなどして、酵素活性を失わせるとともに、生葉の青臭
さを除去し、かつ葉の柔軟性を向上させて以後のもみ作
業を容易になるようにしている。そして、上記蒸された
蒸し葉は冷却機で急速に冷やされ、以後、熱風の中で攪
拌、揉圧されることにより、水分が均一に蒸発されると
ともに、含水率が徐々に少なくされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、お茶のよう
に、微妙な香ばしさが要求される食品等を乾燥させる場
合は、乾燥時間、乾燥温度などを制御することが困難
で、多少の違いによっても風味に微妙な違いが生じてし
まい、乾燥処理に関し熟練が要求されている。また、程
よく乾燥させるには、多大な時間が要求されるため、従
来から改善が求められていた。
【0006】本発明は上記実情に鑑み、微妙な香ばしさ
が要求される食品等を乾燥させる場合にも、その独特の
風味を外部に逃がすことなく乾燥させることができ、し
かも乾燥度合いの調整が簡単で、さらには短時間のうち
に乾燥処理することが可能な植物の乾燥方法を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る植物の乾燥
方法は、A)減圧室10と、この減圧室10内に収容された流動
床乾燥装置1とからなり、この流動乾燥装置1は乾燥室
2の内部を水平方向に配置された多孔板3で上下の2つ
の部屋に区分し、上方の部屋を複数枚の縦方向の仕切り
板4を間隔をおいて配置とすると共に、この仕切り板4
の下端と多孔板3との間の間隙を介して下方を連通した
小区画を形成し、 前記減圧室10内に排気する排気ブロ
アー9を接続したサイクロン8を前記乾 燥室2の上部に
接続すると共に、前記乾燥室2の底部と多孔板3との間
の空間に前記減圧室10内の空気を送給する送入ブロア
ー7より空気を加熱器6で加熱して送入して前記小区画
の下方より上方に通過させるようになっており、 前記減
圧室10に外部の空気を吸入して送入する給気ブロアー
20と、内部の空気を外部に排気する排気ブロアー30
とを設け、前記乾燥室2は、前記減圧室10内の空気を
吸入してその内部に収容されている被乾燥物と流動的に
接触させた後に減圧室10内に排気するように構成され
ており、 前記排気ブロアー30の送気能力が前記給気ブ
ロアー20の送気能力よりも遙かに大きく、これら両ブ
ロアー20,30を駆動して前記減圧室10内を大気圧
より低い圧力とに保持すると共に、前記乾燥室2内の温
度を20℃〜60℃の範囲に保持させながら、前記減圧
室10内の減圧された空気を前記乾燥室2内を通過させ
て被乾燥物と流動的に接触させながら乾燥するように構
成したことことを特徴としている。
【0008】B)減圧室10と、この減圧室10内に収
容された流動床乾燥装置11とからなり、前記流動床乾
燥装置11は、縦型の乾燥室の内部に多孔板12を上下
多段で水平に配置し、送入ブロアー13で吸入された減
圧室10内の空気を加熱器17で加熱して前記多孔板1
2の下方より供給すると共に前記乾燥室の頂部に接続し
た排気ブロアー14で乾燥室内の空気を排出して前記乾
燥室内を下方より上方に通過させ、前記多孔板12上の
被乾燥物を流動化させて前記減圧室10内に排気するよ
うになっており、 前記減圧室10には外部の空気を吸入
して送入する給気ブロアー20と、内部の空気を外部に
排出する排気ブロアー30とを接続し、この給気ブロア
ー20の送気能力に比較して排気ブロアー30の送気能
力を遙かに大きく、 前記減圧室10内の空気を前記送入
ブロアー13を介して前記乾燥室内に吸入し、多孔板1
2上に収容されている被乾燥物と接触させて流動化させ
ながら排気ブロアー14を通じて減圧室10内に排気す
るようになっており、 前記給気ブロアー20と排気ブロ
アー30とを駆動して前記減圧室10内を大気圧より低
い圧力に保持すると共に、前記乾燥室内の温度を20℃
〜60℃の範 囲に保持しながら、前記減圧室10内の減
圧された空気を乾燥室内を通過させ、被乾燥物と流動的
に接触させながら乾燥するように構成したことを特徴と
している。
【0009】C.特に本発明においては、一つの部屋を
構成している減圧室10内に流動床乾燥装置1、11を
全体的に収容し、この減圧室10内の空気をこの流動床
乾燥装置1あるいは11内を通過させるように構成して
いる点に特徴がある。
【0010】その結果、流動床乾燥装置1、11は減圧
室10内の空気を吸入し、これを乾燥室内を通過させて
被乾燥物と流動接触させた後、再び減圧室10内に排気
するという独特の手法を採用している。
【0011】前記のように減圧室10に給気すると共
に、これより遙かに大量の排気を行って大気圧より低い
減圧状態を保持する。そして加熱器6あるいは17で減
圧室10内の空気を加熱して乾燥室内に供給するが、そ
の温度を20℃〜60℃の範囲に保持するようにしてい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例について説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施例による被乾燥
体の乾燥方法で使用される乾燥装置を示したものであ
る。
【0014】この乾燥装置1は、内部圧力を減圧状態に
管理できる減圧室10内に収容されている。
【0015】減圧室10には、ブロアー20とブロアー
30とが設置され、一方のブロアー20は給気のために
用いられ、他方のブロアー30は排気のために用いられ
る。
【0016】ここで、排気のためのブロアー30の能力
を100としたとき、給気のためのブロアー20の能力
は50程度の排気量のものを使用して減圧室10内を積
極的に減圧するようにしている。そして減圧室10内の
減圧の度合いは、ブロアー20の給気量を調整すること
により、適宜調整される。
【0017】一方、この減圧室10内に収納される乾燥
装置1では、乾燥室2の下面に多孔板3が具備され、さ
らに、乾燥室2内は縦方向の仕切り板4を間隔をおいて
配置して複数の小区画に区分されている。また、仕切り
板4の下端と多孔板3との間に間隙を設けて複数の小区
画を連通させている。
【0018】そして乾燥室2の下面には、加熱器6を有
する送入ブロアー7が設置され、また、上面にはサイク
ロン8を介して排気ブロアー9が接続されており、減圧
室10内の空気を送入ブロアー7で吸引して加圧し、次
いで加熱器6で加熱して乾燥室2内に送入すると共に、
排気ブロアー9で乾燥室2内の空気を排気してこの乾燥
室2内に被乾燥物を流動させる温風の流れを形成するよ
うになっている。
【0019】なお、この排気ブロアー9は、この乾燥装
置1が収容された減圧室10のブロアー30の近傍に配
置することが好ましく、これにより、湿った空気を減圧
室10内に滞留させることなく、速やかに室外に排出す
ることができる。
【0020】このような乾燥装置1では、温風の供給、
室内空気の排出が、別々のブロアーを介して行われてお
り、各々図示しないレギュレータにより調整されてい
る。
【0021】また、乾燥室2内には、図示しない温度セ
ンサが設置されており、この検知温度に基づいて加熱器
6の出力が調整されている。さらに、このような乾燥装
置1では、排気ブロアー9による排気風量が、送入ブロ
アー7による給気風量に比べて大きく設定されいる関係
で乾燥室2内は常時、所定の減圧下に維持することがで
き、またその減圧の度合いが調整される。
【0022】ここで、このような乾燥装置1を用いて、
例えばお茶の葉を乾燥する場合について、その乾燥方法
について説明する。
【0023】今、密封された空間である減圧室10内は
給気ブロアー20と排気ブロアー30を駆動して大気圧
より30mb〜200mb程度低い圧力に減圧されてい
る。また、乾燥装置1内では、乾燥室2内の多孔板3上
に、蒸気で蒸されたお茶の葉が所定量充填されている。
【0024】さらに、排気ブロアー9、送入ブロアー7
および加熱器6等は、図示しない制御盤で調整されてそ
れぞれ稼働されており、これにより、全体の空調がなさ
れている。
【0025】また、減圧室10内に全体が収容されてい
る乾燥装置1の乾燥室2内も、通常の使用により、大気
圧より減圧されている。また、乾燥装置2内の温度は、
通常の乾燥処理する室の温度に比べて低い温度に設定さ
れている。なお、この室内温度は、被乾燥体の種類によ
って異なるが、例えば常温〜90℃、好ましくは20℃
〜60℃の範囲である。
【0026】このような状態において、上記多孔板3の
下方の空間を通じて温風を仕切り板4で区画されている
小区画内に送風すると、多孔板3の上に充填されたお茶
の葉は次第に流動し始め、ついには安定した流動状態を
示すようになる。すると、葉の一枚一枚が離散して激し
く流動するため、温風との有効接触面積が大きくなり、
水分は効果的に蒸発する。また、ある程度水分で重なっ
た葉であっても、通風後の激しい流動によって分散され
る。
【0027】したがって、このように流動床内でしかも
減圧下でお茶の葉を乾燥させると、短時間のうちに全体
が均一に乾燥され、いずれの葉であっても均一に水分を
乾燥することができる。また、減圧室10内が減圧さ
れ、その中で乾燥装置1が減圧状態で作動するため、従
来の乾燥装置に比較して、低い温度で乾燥することがで
きる。
【0028】なお、実験によれば、乾燥温度を20℃〜
40℃の比較的低い温度に設定した場合には、被乾燥体
の細胞壁が破壊されないことが確認された。したがっ
て、上述したように、この温度範囲内で乾燥させたお茶
の葉は、細胞壁が破壊されておらず、結果として、お茶
の風味が逃がされることがなく、そのお茶が有する最も
良好な風味を楽しむことができた。
【0029】なお、減圧室10内と乾燥室2内の圧力な
どの減圧の度合いを調整したり、室内温度の調整ならび
に乾燥時間を適宜選択することにより、最終乾燥物の特
性、品質に適合した状態にまで乾燥することができ、そ
の調整も簡単である。
【0030】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されず、種々の改変を行
うことができる。例えば、上記実施例では、横置多室連
続流動床により被乾燥体を乾燥する例について説明した
が、図2に示したように多段式の流動床を使用すること
もできる。
【0031】この乾燥装置11も、上記実施例と同じ
く、給気ブロアー20と大量排気の排気ブロアー30
備えた減圧室10内に収容されている。この乾燥装置1
1では、多孔板12が上下に多段に設置され、送入ブロ
アー13が下面に、排気ブロアー14が上面にそれぞれ
連通して配設されており、減圧室10内の空気を送入ブ
ロアー13で吸入して加熱器17で加熱して乾燥室内に
供給して被乾燥体に流動接触させながら排気ブロアー1
4によって減圧室10内に排気されるようになってい
る。
【0032】そして、材料供給口15から供給されたお
茶の葉等の被乾燥体は、各流動層段で流動状態となり、
乾燥された被乾燥体はサイクロン16などを介して外部
に排出することができる。
【0033】このような縦型の乾燥装置11であって
も、全体が減圧室10内に収容されており、更に送入ブ
ロアー13と排気ブロアー14の作用もあって流動床内
は常に減圧下に流動状態で維持され、また、温度センサ
の検出温度に基づいて加熱器17の出力が調整される。
【0034】このように、本発明では、用いる流動床の
形式は何ら限定されない。
【0035】また、上記実施例では、お茶の葉を例にと
って本発明に係る乾燥方法について説明したが、本発明
で乾燥しうる被乾燥体は、お茶の葉に限定されず、例え
ば、柿の葉、銀杏の葉、どくだみなどの食物の葉に限ら
ず、ひまわり、松の実などの草木の種、さらにはバナ
ナ、ミカン、リンゴ、などの果肉片、あるいはアスパラ
ガス、コンフリーなどの食物、きのこなど多種多様な植
物を乾燥することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
植物の乾燥方法によれば、減圧室10内に流動床乾燥
装置1を配置し、この乾燥装置1には減圧室10内の空
気を供給し、そしてこの乾燥装置1を通過した空気を減
圧室10内に排気するので、この乾燥装置1全体を安定
して減圧状態に保持することができる。
【0037】そしてこの減圧室10内を大気圧より低い
減圧状態に管理し、この乾燥装置11を構成する乾燥室
内の下方に多孔板3を水平方向に配置し、更にこの多孔
板3の上方を複数枚の仕切り板4で縦方向に仕切って小
区画を形成しているので、被乾燥体が流動する範囲を画
定している。そして乾燥室内を20℃〜60℃の温度範
囲に保持するように構成している。
【0038】また、前記減圧室10内の空気を送入ブロ
アー7で吸入して多孔板3の下方より乾燥室10内に噴
出させることによって、この多孔板3上に供給された被
乾燥体を流動化させながら乾燥させ、そして排気ブロア
ー9を介して前記減圧室内に 排気して減圧状態を保持す
るように構成している。
【0039】つまり、本発明に係る乾燥装置1は、減圧
室10内に封入された状態、即ち減圧室10の外部とは
隔絶された状態の中で稼働している。従って、この乾燥
装置と1内を通過する加熱空気が如何に大量でも、ある
いは小量であっても、この減圧室10内は一定の減圧状
態を保持することができるのである。
【0040】このように所定の減圧状態に保持された減
圧室10内において流動床乾燥装置1を作動させるの
で、乾燥室内の流動床の状態は安定しており、しかも多
孔板3上に支持された被乾燥体を流動化させながら効率
的に乾燥させることができるのである。
【0041】第2の発明に係る植物の乾燥方法は、縦型
の流動床乾燥装置11を減圧室10内に収容しており、
この装置においても流動床乾燥装置11の減圧状態を安
定して保持することができるので、前記所定の減圧下に
おいて乾燥室内を所定の温度に保持しながら植物を効率
的に流動乾燥することができる。
【0042】本発明は、減圧状態に管理された減圧室内
に乾燥装置を配置することを重要な要件とするものであ
り、このことによって流動床乾燥装置1、11の作動す
る場所の条件を積極的に変更した状態となり、流動床を
安定した減圧下に保持でき、更に流動床内の温度を細胞
壁が破壊されることのない低い温度に設定することがで
き、したがって、植物、特に食品の有する風味を損なわ
ずに、これを乾燥することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例で使用される横置き型
流動床の概念図である。
【図2】図2は本発明の他実施例で使用される縦置き型
の多段流動層乾燥装置の概念図である。
【符号の説明】
1 乾燥装置 2,11 乾燥室 6,17 加熱器 7,13 送入ブロアー 9,14 排気ブロアー(排気手段) 10 減圧室

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧室10と、この減圧室10内に収容
    された流動床乾燥装置1とからなり、 この流動乾燥装置1は乾燥室2の内部を水平方向に配置
    された多孔板3で上下の2つの部屋に区分し、上方の部
    屋を複数枚の縦方向の仕切り板4を間隔をおいて配置す
    ると共に、この仕切り板4の下端と多孔板3との間の間
    隙を介して下方を連通した小区画を形成し、 前記減圧室10内に排気する排気ブロアー9を接続した
    サイクロン8を前記乾燥室2の上部に接続すると共に、
    前記乾燥室2の底部と多孔板3との間の空間に前記減圧
    室10内の空気を送給する送入ブロアー7より空気を加
    熱器6で加熱して送入して前記小区画の下方より上方に
    通過させるようになっており、 前記減圧室10に外部の空気を吸入して送入する給気ブ
    ロアー20と、内部の空気を外部に排気する排気ブロア
    ー30とを設け、前記乾燥室2は、前記減圧室10内の
    空気を吸入してその内部に収容されている被乾燥物と流
    動的に接触させた後に減圧室10内に排気するように構
    成されており、 前記排気ブロアー30の送気能力が前記給気ブロアー2
    0の送気能力よりも遙かに大きく、これら両ブロアー2
    0,30を駆動して前記減圧室10内を大気圧より低い
    圧力とに保持すると共に、前記乾燥室2内の温度を20
    ℃〜60℃の範囲に保持させながら、前記減圧室10内
    の減圧された空気を前記乾燥室2内を通過させて被乾燥
    物と流動的に接触させながら乾燥するように構成したこ
    とことを特徴とする植物 の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 減圧室10と、この減圧室10内に収容
    された流動床乾燥装置11とからなり、 前記流動床乾燥装置11は、縦型の乾燥室の内部に多孔
    板12を上下多段で水平に配置し、送入ブロアー13で
    吸入された減圧室10内の空気を加熱器17で加熱して
    前記多孔板12の下方より供給すると共に前記乾燥室の
    頂部に接続した排気ブロアー14で乾燥室内の空気を排
    出して前記乾燥室内を下方より上方に通 過させ、前記多
    孔板12上の被乾燥物を流動化させて前記減圧室10内
    に排気するようになっており、 前記減圧室10には外部の空気を吸入して送入する給気
    ブロアー20と、内部の空気を外部に排出する排気ブロ
    アー30とを接続し、この給気ブロアー20の送気能力
    に比較して排気ブロアー30の送気能力を遙かに大きく
    形成し、 前記減圧室10内の空気を前記送入ブロアー13を介し
    て前記乾燥室内に吸入し、多孔板12上に収容されてい
    る被乾燥物と接触させて流動化させながら排気ブロアー
    14を通じて減圧室10内に排気するようになってお
    り、 前記給気ブロアー20と排気ブロアー30とを駆動して
    前記減圧室10内を大気圧より低い圧力に保持すると共
    に、前記乾燥室内の温度を20℃〜60℃の範囲に保持
    しながら、前記減圧室10内の減圧された空気を乾燥室
    内を通過させ、被乾燥物と流動的に接触させながら乾燥
    するように構成したことを特徴とする植物 の乾燥方法。
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