JP2003240432A - 農作物の乾燥方法および乾燥装置 - Google Patents

農作物の乾燥方法および乾燥装置

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JP2003240432A
JP2003240432A JP2002042314A JP2002042314A JP2003240432A JP 2003240432 A JP2003240432 A JP 2003240432A JP 2002042314 A JP2002042314 A JP 2002042314A JP 2002042314 A JP2002042314 A JP 2002042314A JP 2003240432 A JP2003240432 A JP 2003240432A
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drying
air
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dry
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Hiroaki Kato
裕明 加藤
Toshifumi Wakamatsu
敏文 若松
Takeshi Kagawa
猛 香川
Shinobu Kayaba
忍 榧場
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Toshiba Plant Construction Corp
Original Assignee
Toshiba Plant Construction Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分の高い収穫後の農作物を効率よく乾燥
し、高い品質の乾燥農作物を得る方法および装置の提
供。 【構成】 本乾燥装置は、農作物を収容する乾燥室10
と、乾燥室10内に乾燥空気を供給する乾燥空気供給手
段11と、乾燥室10内の空気の乾燥度を調整する乾燥
空気調整手段18を備える。乾燥空気供給手段11を運
転して乾燥室10に乾燥空気を供給し、乾燥室10内の
空気の乾燥度を予め設定された範囲に調整しながら大豆
などの農作物を乾燥処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大豆、米などの籾、
麦、キノコ類など、水分の高い収穫後の農作物を閉鎖空
間内で自然乾燥に近い状態で乾燥する方法および乾燥装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】大豆、米などの籾、麦、キノコ類などの
農作物は乾燥状態で出荷または保存されるが、そのため
に従来から水分の高い収穫後の農作物を所定の乾燥度に
なるように乾燥処理をしている。
【0003】図11は例えば農作物としての大豆を乾燥
させる従来法を説明するプロセスフロー図である。大豆
1は乾燥室2内に収容して乾燥する。乾燥室2の上部に
開口部3が設けられ、底部に網状物やスリットなどで構
成した通気壁4が設けられる。通気壁4の下側に空気ダ
クト5が連通し、その通気ダクト5に排気ファン6が接
続される。開口部3から収穫後の大豆1投入して排気フ
ァン6を連続運転すると、乾燥室2の開口部3より吸入
された外気が大豆1の粒間を流通し、その排気は空気ダ
クト5から排気ファン6を経て外部に排出される。それ
によって大豆1は外気と水分交換されて徐々に乾燥し、
所定の乾燥度になったところで乾燥処理を停止する。
【0004】図12は他の従来法を説明するプロセスフ
ロー図であり、外気を暖めて得られた温風を使用するこ
とにより大豆の乾燥効率を高めている。すなわち、収穫
後の大豆1をそのまま、もしくは図示のように袋体また
は網体などの通気性を有する袋7などに収容した状態で
乾燥室2内に配置し、給気ファン8により吸気し外気を
ボイラ9で加熱して温風を作り、それを空気ダクト5か
ら乾燥室2に供給する。温風は通気壁4から乾燥室2内
に流入し、大豆1の粒間を流通して上方の開口部3から
排出される。温風の流通によって大豆1は徐々に乾燥
し、所定の乾燥度になったところで乾燥処理を停止す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし図11のような
外気で乾燥する方法では、外気の湿度により乾燥速度が
変化し、所定の乾燥度を得る時間にバラツキを生じるた
め、乾燥度の管理が困難であるという問題があった。ま
た乾燥速度が極端に変化すると、例えば大豆の場合、表
面に皺の存在する乾燥大豆になって商品価値などが低下
するという問題もあった。
【0006】また、図12のような外気を加熱して得ら
れた温風で乾燥する方法は、確かに乾燥時間は短くなる
が、外気の湿度変化により前記と同様に乾燥速度の変化
等の問題を生じることがあり、さらにボイラ9の燃焼ガ
スの微量混入などにより乾燥した農作物が油臭くなっ
て、その面からの商品価値低下という問題もあった。そ
こで本発明は、これら従来の乾燥方法における問題を解
決することを課題とし、そのための新しい農作物の乾燥
方法および乾燥装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明に係る農
作物の乾燥方法は、水分の高い収穫後の農作物を閉鎖空
間内に配置し、空気乾燥装置で得られた乾燥空気を前記
空間に流通させ、空間内の空気乾燥度を調整しながら農
作物を自然乾燥に近い状態で乾燥することを特徴とする
(請求項1)。
【0008】上記乾燥方法において、農作物を通気性の
容器に収容して閉鎖空間内に配置することができる(請
求項2)。
【0009】上記いずれかの乾燥方法において、攪拌状
態の農作物に乾燥空気を流通させることができる(請求
項3)。
【0010】上記いずれかの乾燥方法において、閉鎖空
間を減圧状態にすることができる(請求項4)。
【0011】上記いずれかの乾燥方法において、閉鎖空
間に部分的に外気を導入しながら農作物を乾燥させるこ
とができる(請求項5)。
【0012】また本発明に係る農作物の乾燥装置は、水
分の高い収穫後の農作物を乾燥する装置であって、前記
農作物を収容するための乾燥室と、乾燥空気供給手段
と、乾燥室内における空気の乾燥度を調整するための乾
燥空気調整手段を備え、前記乾燥空気供給手段は空気乾
燥装置とそこで得られた乾燥空気を前記乾燥室内に供給
する供給路を有し、前記乾燥空気調整手段は乾燥室内に
配置された乾燥度検出器と、その乾燥度検出器で検出さ
れた乾燥度が予め設定された値になるように乾燥室に供
給される乾燥空気の流量もしくは乾燥度を制御する制御
装置を有することを特徴とする(請求項6)。
【0013】上記乾燥装置において、空気乾燥装置とし
て、中空糸膜式空気乾燥装置、吸着式空気乾燥装置、冷
凍式空気乾燥装置、サイクロンおよびミストセパレータ
を組み合わせた水分除去装置、または乾式回転型固体吸
着式除湿装置を使用することができる(請求項7)。
【0014】上記いずれかの乾燥装置において、乾燥室
としてコンテナを使用することができる(請求項8)。
【0015】さらに上記いずれかの乾燥装置において、
乾燥室内に収容された農作物を攪拌するための攪拌手段
を設けることができる(請求項9)。
【0016】さらに上記いずれかの乾燥装置において、
乾燥室内を減圧するための減圧手段を設けることができ
る(請求項10)。
【0017】さらに上記いずれかの乾燥装置において、
乾燥室に部分的に外気を導入するための外気導入手段を
設けることができる(請求項11)。
【0018】さらに上記いずれかの乾燥装置において、
共通の乾燥空気供給手段11から複数の乾燥室10に乾
燥空気を供給するように構成することができる(請求項
12)。
【0019】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
より説明する。図1は本発明に係る乾燥方法を実施する
乾燥装置の1例を説明するプロセスフロー図である。図
において、10は乾燥室、11は乾燥空気供給手段、1
2は空気圧縮機、13は空気乾燥装置、14は供給路、
15は吹出ノズル、16は通気壁、17は排気口、18
は乾燥空気調整手段、19は乾燥度検出器、20は制御
装置、21は通気性の容器、21aは網袋である。
【0020】閉鎖空間を形成する乾燥室10は、その底
部に供給路14に接続された吹出ノズル15が設けら
れ、上部に排気口17が設けられる。そして吹出ノズル
15の上方にスクリーンまたは網状体などの通気壁16
が水平に設けられ、その通気壁16の上が農作物の収容
場所になっている。この例では可撓性を有する通気性の
容器である細かい網目の網袋21aに大豆1を収容し、
さらにその収容体は通気性を有する剛性の容器21に収
容して配置されている。なお剛性を有する通気性の容器
21と可撓性の網袋21aのいずれか一方のみを使用し
てもよく、あるいは大豆1を直接乾燥室10内に収容し
てもよい。
【0021】乾燥空気供給手段11は乾燥室10に乾燥
空気を供給するもので、空気圧縮機12、空気圧縮機1
2から送られてくる加圧空気の水分を除去する空気乾燥
装置13、空気乾燥装置13から排出される乾燥空気を
流通する通気ダクト等の供給路14、および供給路14
に接続した吹出ノズル15により構成される。空気乾燥
装置13としては、中空糸膜式空気乾燥装置、吸着式空
気乾燥装置、冷凍式空気乾燥装置、或いはサイクロンお
よびミストセパレータを組み合わせた水分除去装置、ま
たは乾式回転型固体吸着式除湿装置などが使用できる。
【0022】吸着式空気乾燥装置は、容器の内部にシリ
カゲルや活性アルミなどの吸湿剤を充填して、その容器
の一端から圧縮した空気を供給して吸湿剤を通過させ、
他端から取り出すことにより、吸湿剤に水分を吸収させ
て除湿するものである。これは定期的に吸湿剤を再生す
る必要がある。従って、連続的に除湿を行うには複数の
容器およびそれに接続された配管を弁により切り換え可
能にして、一方の容器を使用しているとき他方の容器内
の吸湿剤を交換するものである。その除湿性能は、吸湿
剤の種類と再生方法によって決まるが、冷凍式よりも低
い露点が必要な場合に使われる。吸湿剤の再生には、ヒ
ータの熱により再生する方法と乾燥空気でパージする方
法とがある。
【0023】乾燥空気調整手段18は乾燥室10内の乾
燥度(または湿度)を所定の範囲に調整するもので、乾
燥度検出器19および制御装置20を備えている。乾燥
度検出器19は例えば相対湿度を電気信号に変換する湿
度検出器を使用することができる。制御装置20は乾燥
度検出器19からの検出信号を受け、その検出値が予め
設定された値になるように乾燥室10に供給される乾燥
空気の流量を調整する。
【0024】乾燥室10内の乾燥度を予め設定された範
囲に維持することにより、農作物の乾燥速度を所定範囲
に調整することができ、それによって最適な乾燥状態の
農作物を得ることができる。例えば大豆の場合、乾燥大
豆の表面に皺などがなく滑らかな表面を有する乾燥大豆
を得ることができる。なお農作物の乾燥速度を高めるよ
うに、乾燥室10内の乾燥度を例えば時間と共に大きく
するようなプログラム制御を制御装置20に行わせるこ
ともできる。
【0025】乾燥空気の調整は例えば空気圧縮機12の
起動−停止制御または回転速度制御、あるいは供給路1
4に調整弁を設け、その調整弁の開閉または開度を制御
することにより行うことができる。なお制御装置20と
してはマイクロコンピュータ装置などを使用することが
できる。
【0026】図2は本発明に係る乾燥方法を実施する乾
燥装置の他の実施の形態を説明するプロセスフロー図で
ある。この例では共通の乾燥空気供給手段11により、
閉鎖空間を形成する2つの乾燥室10に同時に乾燥空気
を供給している。なお2つの乾燥室10は、密閉性の良
いコンテナ30を2つ並列接続している。これらのコン
テナ30は容器本体31と開閉可能な蓋体32を有し、
容器本体31の下部にスクリーンまたは網状体などによ
り円錐体状(上側のコンテナ30)または水平壁状(下
側のコンテナ30)に形成された排気部33が設けら
れ、その排気部33は排気ダクト34に連通している。
なおコンテナ30は1つのみ設けてもよく、或いは3つ
以上並列接続して設けることもできる。
【0027】乾燥装置には各コンテナ30に乾燥空気を
供給する乾燥空気供給手段11、および各コンテナ30
内の乾燥度を調整するための乾燥空気調整手段18が図
1の場合と同様に設けられる。
【0028】例えば農作物としての大豆1をコンテナ3
0に収容するには、その蓋体32を開けて大豆1を容器
本体31の上方から内部に投入して直接収容する(上側
のコンテナ30参照)か、または通気性を有する可能性
の容器である網袋21aに小分けして収容する(下側の
コンテナ30参照)など、種々の方法で収容できる。そ
してコンテナ30内に大豆1を投入したら蓋体32を閉
じ、乾燥空気供給手段11から乾燥空気を供給して乾燥
処理を開始する。乾燥空気供給手段11は空気圧縮機1
2、フィルタ35、空気乾燥装置13としての中空糸膜
式空気乾燥装置36、空気ダクトなどの供給路14によ
り構成される。
【0029】中空糸膜式空気乾燥装置36は複数の中空
糸膜モジュール37を並列接続して構成される。中空糸
膜モジュール37は筒状の容器内に微細な直径の多数の
中空糸膜を束状に配置し、入口側から供給された空気が
各中空糸膜の内部(一次側)を通過する間に、含まれて
いる水分が二次側に浸透して除去され、得られた乾燥空
気が出口側から供給路14に排出するようになってい
る。水分の除去性能は中空糸膜の一次側と二次側におけ
る湿度差(蒸気圧差)に比例するので、二次側の湿度
(もしくは乾燥度)を調整することにより水分除去性能
(すなわち乾燥空気の乾燥度)を調整することができ
る。
【0030】本実施の形態では、中空糸膜の二次側に乾
燥空気をパージ空気として流通させ、そのパージ量を調
整することにより水分除去性能を調整している。そのた
め供給路14の乾燥空気の一部をパージ空気として各中
空糸膜モジュール37の二次側に供給するパージ配管3
8と、パージ空気の流量を調整する調整弁39を設けて
いる。なお中空糸膜モジュール37の二次側に供給され
たパージ空気は中空糸膜を浸透してくる水分を吸収し、
湿潤空気となって排気配管38aから外部に排出する。
【0031】乾燥空気調整手段18は乾燥室10として
の各コンテナ30内の乾燥度(または湿度)を所定の範
囲に調整するもので、各コンテナ30内の乾燥度を独立
して検出する2つの乾燥度検出器19と共通の制御装置
20を備えている。乾燥度検出器19は図1の例と同様
なものを使用することができる。
【0032】制御装置20は乾燥度検出器19からの検
出信号を受け、その検出値が予め設定された値になるよ
うに乾燥室10に供給される乾燥空気の乾燥度を調整す
る。すなわちこの例では制御装置20が2つの乾燥度検
出値の平均値を演算し、その演算値が予め設定された値
になるように調整弁39を調整し、供給路14から各コ
ンテナ30に供給される乾燥空気の乾燥度を調整する簡
便な方法を採用している。また、乾燥空気調整手段18
をコンテナ30ごとに設け、それぞれに供給する乾燥空
気の流量を調整するようにしてもよい。
【0033】図3は本発明に係る乾燥方法を実施する乾
燥装置のさらに他の実施の形態を説明するプロセスフロ
ー図である。この例では乾燥室10として密閉性の良い
1つのコンテナ30(図2の上側のコンテナ30と同様
なもの)を設けている。そしてコンテナ30に乾燥空気
を供給するための乾燥空気供給手段11およびコンテナ
内の乾燥度を調整するための乾燥空気調整手段18を設
ける。
【0034】乾燥空気供給段11は空気圧縮機12、フ
ィルタ35、空気乾燥装置13としてのサイクロン41
およびミストセパレータ42を組み合わせた水分除去装
置40、および空気ダクトなどの供給路14により構成
される。空気圧縮機12から供給される加圧空気はフィ
ルタ35で塵埃などを除去されてミストセパレータ42
に導入し、そこでオイル成分が除去され、さらにサイク
ロン41に導入し、そこで遠心力により水分が除去さ
れ、その出口側から乾燥空気が供給路14に流出する。
【0035】乾燥空気調整手段18は乾燥室10として
使用されるコンテナ30内の乾燥度(または湿度)を所
定の範囲に調整するもので、コンテナ30内の乾燥度を
検出する乾燥度検出器19および制御装置20を備えて
おり、制御装置20は乾燥度検出値が予め設定された値
になるように、乾燥空気供給手段11の空気圧縮機12
の回転速度等を制御して、コンテナ30に供給される乾
燥空気の流量を制御する。
【0036】図4は本発明に係る乾燥方法を実施する乾
燥装置のさらに他の実施の形態を説明するプロセスフロ
ー図である。この例においても乾燥室10として密閉性
の良い1つのコンテナ30(図2の上側のコンテナ30
と同様なもの)を設け、さらにコンテナ30に乾燥空気
を供給するための乾燥空気供給手段11とコンテナ内の
乾燥度を調整するための乾燥空気調整手段18が設けら
れている。
【0037】乾燥空気供給手段11は、空気圧縮機1
2、フィルタ35、空気乾燥装置13としての乾式回転
型固体吸着式除湿装置43、および空気ダクトなどの供
給路14により構成される。農作物としての大豆1をコ
ンテナ30に収容するには、その蓋体32を開けて大豆
1を容器本体31の上方から内部に投入して直接収容す
る(図示の例)か、または前記のような網袋に小分けし
て収容するなどの方法がある。投入したら蓋体32を閉
じ、乾燥空気供給手段11から乾燥空気を供給して乾燥
処理を開始する。
【0038】乾式回転型固体吸着式除湿装置43自体は
市販されている周知のものであるが、参考までにその具
体的構成を次に説明する。図4の断面図および図5の斜
視図に示すように、乾式回転型固体吸着式除湿装置43
は本体容器44と、本体容器44の内部に回転自在に支
持された除湿筒体45と、再生空気を加熱する再生ヒー
タ46を有している。
【0039】除湿筒体45を構成する円筒形の周壁は通
気性とされ、且つシリカゲルなどの吸湿剤が層状に形成
されており、その内部は2つの室に仕切られている。除
湿筒体45はモータ等の回転駆動部(図示せず)で図4
の矢印方向に間欠的に回転され、一方の室における周壁
の吸湿剤で湿潤空気を乾燥している間に、他方の室にお
ける周壁の吸湿剤が再生空気で再生される。
【0040】例えば除湿筒体45が図4に示す状態で停
止しているときは、上側の室内に空気圧縮機12からの
水分を含んだ湿潤空気が配管47を経て流入し、その周
壁の吸湿剤の層を通過する間に除湿され、乾燥空気とな
って本体容器44内に流入し、さらにそこから供給路1
4を経てコンテナ30に供給される。その間、下側の室
内には空気供給源(図示せず)からの加圧空気を再生ヒ
ータ46で所定温度に昇温して得られた再生空気が配管
48を経て供給される。そして再生空気は下側の室内の
周壁を通過する間に吸湿剤の水分を蒸発分離して配管4
9から排出する。
【0041】乾燥空気調整手段18は乾燥室10として
のコンテナ30内の乾燥度(または湿度)を所定の範囲
に調整するもので、コンテナ30内の乾燥度を検出する
乾燥度検出器19および制御装置20を備えており、制
御装置20は乾燥度検出値が予め設定された値になるよ
うに、乾燥空気供給手段11の空気圧縮機12の回転速
度等を制御し、コンテナ30に供給される乾燥空気の流
量を調整する。
【0042】さらに図4の例では、必要に応じてコンテ
ナ30内の乾燥度を上げるため、供給路14の途中に保
温装置50を設けている。保温装置50は供給路14の
周囲に加熱配管を巻き付けて構成され、その加熱配管に
は再生空気の排気である配管49の暖かい空気をフィル
タ51でろ過したものが供給される。再生空気の排気は
外気より高い温度になっているため、供給路14の乾燥
空気を有効に保温できる。なお保温装置50の保温調整
は、配管49に設けた調整弁52で行うことができる。
【0043】図6は本発明に係る乾燥方法を実施する乾
燥装置のさらに他の実施の形態を説明するプロセスフロ
ー図である。この例においても、乾燥室10として密閉
性の良い2つのコンテナ30を設け、さらにコンテナ3
0に乾燥空気を供給するための乾燥空気供給手段11と
コンテナ内の乾燥度を調整するための乾燥空気調整手段
18(図示せず)が設けられる。
【0044】各コンテナ30には例えば農作物としての
大豆1が収容され、空気圧縮機12を有する乾燥空気供
給手段11から供給される乾燥空気によりコンテナ内の
大豆が乾燥処理される。そして各コンテナ30内の乾燥
度は図示しない乾燥空気調整手段18(図1に示すもの
と同様な手段)で予め設定された値に調整される。
【0045】各コンテナ30内には収容された大豆1を
攪拌するための攪拌手段60が設けられる。攪拌手段6
0はとしては種々の形式のものを使用することができ、
図6の例では上側の攪拌手段60としてモータなどの回
転駆動部61で回転される複数の垂直攪拌翼62を有す
るものを使用し、下側の攪拌装置60としてモータなど
の回転駆動部61でベルト63を介して回転される複数
の放射攪拌翼64を有するものを使用している。これら
の攪拌翼により農作物である大豆1を攪拌しながら乾燥
空気をまんべんなく通気することができ、それによって
乾燥処理をより均一に且つ効率よく行うことができる。
【0046】大豆1を攪拌する攪拌手段60としては、
回転する攪拌翼を使用する以外に、大豆1を自然落下さ
せて攪拌作用を発揮するようにした自然落下式を採用す
ることもできる。自然落下式の攪拌手段60は、例えば
コンテナ30に空気搬送式の循環路を設け、収容された
大豆1をコンテナ30の下部から循環路に取り出し、循
環路からコンテナ30の上部に戻してコンテナ内に均一
に落下し攪拌作用を行わせるものである。
【0047】図7は本発明に係る乾燥方法を実施する乾
燥装置のさらに他の実施の形態を説明するプロセスフロ
ー図である。この例はコンテナ30により構成される乾
燥室10内を減圧状態として農作物を乾燥処理するよう
にした点に特徴がある。なおこの例においてもコンテナ
30内の乾燥度を調整するため、図1の例と同様な乾燥
空気調整手段18が設けられる。
【0048】閉鎖空間を形成する乾燥室10はトラック
などに積載して運搬可能なコンテナ30により形成さ
れ、そのコンテナ30内で乾燥処理した農作物をそのま
ま保管または運搬できる。コンテナ30の上部に設けた
開口部は蓋体により着脱自在に閉鎖され、側部に設けた
供給口から図2と同様に構成された乾燥空気供給手段1
1からの乾燥空気が供給される。さらにコンテナ30は
箱型の通気室70の上に載置される。
【0049】通気室70の内部は空気の流通部とされ、
その天井部には小さい口径の貫通孔を設けた通気壁71
が設けられる。さらに通気室70の側壁に排気ダクト3
4が接続され、その排気ダクト34はフィルタ73を介
して排気ファンまたは真空ポンプなどの減圧手段72に
接続している。そしてコンテナ30の通気壁16と通気
室70の通気壁71を通してコンテナ30から通気室7
0内に空気が流入できるようになっている。
【0050】次に図7の乾燥装置を使用して農作物とし
ての大豆1を乾燥処理する方法を説明する。先ず大豆1
を乾燥室10としてのコンテナ30内に収容してから乾
燥空気供給手段11および減圧手段72を運転する。乾
燥空気供給手段11からの乾燥空気は供給路14および
調整弁V1を経てコンテナ30の上方に供給され、内部
に収容された大豆1の間を通過して底部から通気室70
内に流入する。そして乾燥処理中のコンテナ30内の乾
燥度は乾燥空気調整手段18により予め設定された範囲
になるように調整される。
【0051】一方、減圧手段72を運転して調整弁V2
を調整することにより、コンテナ30内の空気は所定の
流量で外部に排出される。そして調整弁V1とV2の調
整によりコンテナ30内は大気圧以下に減圧される。な
お、大豆1を乾燥する際のコンテナ30内の圧力(負
圧)は、−400mmHg〜−700mmHg程度の範
囲に調整することが望ましい。実験によれば、このよう
な減圧下で大豆1を乾燥させると、通常の外気温度レベ
ルの低温乾燥であっても大豆1中の水分除去速度が高く
なり、乾燥時間が短くなると共に均一で品質の良い乾燥
大豆(農作物)を得られることが判明した。
【0052】上記のようにコンテナ30内を減圧下にお
いて乾燥空気を流通させると、大豆1は次第に乾燥して
いくので、所定の乾燥度に達したら乾燥空気供給手段1
1および減圧手段72の運転を停止し乾燥処理を終了す
る。なおコンテナ30を通気室70から持ち上げて他へ
搬送する場合は、外部からの湿気防止の点から、例えば
その底部に適当な閉鎖シートを貼り付けて通気壁16を
閉鎖状態とすることが望ましい。
【0053】図7の例において、減圧手段72を設けた
排気ダクト34は通気室70ではなくコンテナ30に直
接接続することもできる。また通気室70を使用せず、
且つコンテナ30の底部に通気壁16を設けることなく
乾燥処理を行うこともできる。そのように構成する場合
には、当然ながら減圧手段72を設けた排気ダクト34
はコンテナ30に直接接続される。
【0054】図8は本発明に係る乾燥方法を実施する他
の乾燥装置のプロセスフロー図である。この例が図7の
例と異なる部分は、通気室70を使用しない点であり、
そのほかは図7の例と同様に構成される。従って図7と
同じ部分には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0055】この例では減圧手段72を設けた排気ダク
ト34がコンテナ30に直接接続される。そして乾燥空
気供給手段11と減圧手段72を運転し、調整弁V1と
V2を調整することにより、図7の例と同様にコンテナ
30内を減圧状態にすることができる。
【0056】図9は本発明に係る乾燥方法を実施する乾
燥装置のさらに他の実施の形態を示すプロセスフロー図
である。この例が図7の例と異なる部分は乾燥室10と
してのコンテナ30への空気供給方式が異なる点のみで
あり、そのほかは図7の例と同様に構成される。従っ
て、図7と同じ部分には同一符号を付し重複する説明は
省略する。
【0057】この例では通気室70に調整弁V3を設け
た吸気ダクト80が接続される。そして乾燥処理中のコ
ンテナ30には図7の例と同様に供給路14から乾燥空
気が供給されると共に、吸気ダクト80から通気室70
を経て外気が乾燥空気の一部として導入される。そして
これら吸気ダクト80および調整弁V3により外気導入
手段81が構成される。
【0058】外気は一般に湿度が高く且つ湿度変化もあ
るので、それを直接乾燥用として使用することは農作物
の乾燥にとって好ましくないが、例えば冬季において乾
燥した外気が安定して得られる場合には、それを乾燥空
気の一部代替としてのみ使用することは可能である。こ
のように乾燥空気の一部代替として外気を導入すること
により、その代替割合に応じて乾燥空気の供給量を減少
でき、装置のエネルギー効率を高めることができる。
【0059】図9の乾燥装置により農作物としての大豆
1を乾燥させるには、図7の例と同様に先ずコンテナ3
0内に大豆1を収容し、乾燥空気供給手段11および減
圧手段72を運転する。そして調整弁V1とV2を調整
することによりコンテナ30内を減圧状態にし、且つ調
整弁V3を調整して外気の導入割合を調整する。これに
よってコンテナ30には供給路14からの乾燥空気およ
び吸気ダクト80からの外気が同時に供給され、それら
は全量排気ダクト34から外部に排出しながら乾燥処理
がなされる。そして大豆1が所定の乾燥度になったと
き、乾燥空気供給手段11および減圧手段72の運転を
停止して乾燥処理を終了する。
【0060】なお乾燥空気に対する外気の割合が小さい
ほど乾燥処理は安定化する。しかし冬季など乾燥した外
気が安定して得られるときには、コンテナ30に対する
乾燥空気供給量:外気供給量を最大2:3程度までとす
ることが可能であることが実験により確かめられてい
る。なお図9の例においても、図8の例と同様に通気室
70を使用しない方式を採用することも可能であり、そ
の場合には吸気ダクト80をコンテナ30に直接接続す
る。
【0061】図10は本発明に係る乾燥方法を実施する
乾燥装置のさらに他の実施の形態を示すプロセスフロー
図である。この例は共通の乾燥空気供給手段11に乾燥
室10としての2つのコンテナ30を並列接続し、各コ
ンテナ30に大豆1などの農作物をそれぞれ収容して同
時に乾燥処理をするように構成されている。このように
すると、コンテナ30の内容積がトレーラなどの運搬手
段で運搬可能な大きさに制限される場合でも、それを複
数同時に使用することにより全体としての乾燥能力を増
加させることができる。なお、共通の乾燥空気供給手段
11にコンテナ30を3つ以上並列接続して乾燥処理を
行うこともできる。
【0062】農作物の出し入れに便利なように各コンテ
ナ30はその本体上部が開口されているが、この例では
コンテナ30の内部に農作物を収容してから、開口部は
蓋体として機能する可撓性のシート材30aで閉鎖され
る。なお、コンテナ30の密閉性を高めるためシート材
30aの周縁部は適当な固定手段で本体の側壁上部に着
脱自在に固定することが望ましい。
【0063】各コンテナ30は通気室70の上にボルト
結合などにより連結される。通気室70は断面方形で背
丈の小さい細長形状とされ、その端部に排気ファン等か
らなる減圧手段72が着脱自在に装着される。そして乾
燥室10の底部に形成した通気壁16と通気室70の天
井に形成した通気壁71を経てコンテナ30から通気室
70に空気が流入する。
【0064】乾燥室10と通気室70を一体的に連結す
ることにより、乾燥室10と通気室70を分離せずその
ままトレーラなどの運搬手段で一緒に運搬できる。その
ため乾燥処理の都度コンテナ30を通気室70に着脱す
る手間が不要になるので省力化できる。なお図示のよう
に減圧手段72を通気室70から外側に突出して装着す
る方式では運搬時に邪魔になる場合もあるので、この例
では減圧手段72を通気室70に着脱自在に連結できる
ようにしている。なお図10の例においてもコンテナ3
0内の乾燥度を予め設定された範囲に調整するため、図
1の例と同様な乾燥空気調整手段18が設けられる。
【0065】図10の乾燥装置により農作物を乾燥する
には、図7の例と同様に先ずコンテナ30内に大豆1な
どの農作物を収容した後、シート材30aで開口部に蓋
をしてから乾燥空気供給手段11および減圧手段72を
運転する。各コンテナ30内の減圧調整は減圧手段72
を一定能力で運転した状態で、供給路14に設けた2つ
の調整弁V1をそれぞれ調整することにより行うか、ま
たは調整弁V1を一定にして減圧手段72の減圧能力を
調整することにより行う。なお減圧能力の調整は、例え
ば減圧手段72として排気ファンを使用する場合、その
ファン回転数を調整する。そして農作物が所定の乾燥度
になったとき、乾燥空気供給手段11および減圧手段7
2の運転を停止して乾燥処理を終了する。
【0066】図7〜図10の実施の形態では減圧手段7
2を設けて乾燥室10としてのコンテナ30を減圧状態
で乾燥処理しているが、その減圧レベルは前記のように
各調整弁や減圧手段72を手動で調整するように説明し
ている。しかしコンテナ30の減圧レベルは圧力調整手
段により自動調整することもできる。圧力調整手段とし
ては、例えばコンテナ30内の圧力(減圧レベル)を検
出する圧力検出器と、その圧力検出器からの検出圧力が
予め設定された値になるように、前記各調整弁や減圧手
段72を調整する制御装置により構成される。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る農作物の乾
燥方法は、水分の高い収穫後の農作物を閉鎖空間内に配
置し、空気乾燥装置で得られた乾燥空気を前記空間に流
通させ、空間内の空気乾燥度を調整しながら農作物を自
然乾燥に近い状態で乾燥することを特徴とする。そのた
め外気の湿度が変化しても農作物の乾燥速度もしくは乾
燥時間を最適な範囲に維持しながら最適な乾燥処理を行
うことができる。
【0068】特に本発明の乾燥方法は大豆など乾燥処理
のバラツキにより表面に皺が生成するような農作物の乾
燥処理に大きな効果を発揮し、滑らかな表面を有した商
品価値の高い乾燥大豆を容易に且つ効率的に生産するこ
とができる。さらに上記乾燥方法によれば、従来のよう
にボイラなどで加熱処理をした空気を使用しないので、
微量な油成分が農作物に付着し臭いなどを生じるという
こともない。
【0069】上記乾燥方法において、農作物を通気性の
容器に収容した状態で前記空間内に配置することができ
る。このようにすると、農作物の乾燥処理、特に大豆な
どの小さな粒状の農作物を乾燥処理する際の作業性を高
めることができる。
【0070】上記いずれかの乾燥方法において、攪拌状
態とした農作物に乾燥空気を流通させることができる。
このようにすると、農作物の乾燥処理、特に大豆などの
小さな粒状の農作物の乾燥処理をより均一に且つ効率よ
く行うことができる。
【0071】上記いずれかの乾燥方法において、閉鎖空
間を減圧状態にして乾燥処理を行うことができる。この
ように減圧状態にすると農作物の乾燥速度が速くなり、
乾燥効率を一層高めることができる。
【0072】上記いずれかの乾燥方法において、閉鎖空
間に部分的に外気を導入しながら農作物を乾燥させるこ
とができる。このように外気を乾燥用空気の一部として
閉鎖空間に導入することにより、空気乾燥装置からの乾
燥空気の供給量をそれに応じて減少することができ、装
置のエネルギー消費を抑制することができる。
【0073】また本発明に係る農作物の乾燥装置は、農
作物を収容するための乾燥室と、乾燥空気供給手段と、
乾燥室内における空気の乾燥度を調整するための乾燥空
気調整手段を備え、前記乾燥空気供給手段は空気乾燥装
置とそこで得られた乾燥空気を前記乾燥室内に供給する
供給路を有し、前記乾燥空気調整手段は乾燥室内に配置
された乾燥度検出器と、その乾燥度検出器で検出された
乾燥度が予め設定された値になるように乾燥室に供給さ
れる乾燥空気の流量もしくは乾燥度を制御する制御装置
を有することを特徴とする。本乾燥装置を使用すること
により、上記した本発明の農作物の乾燥方法を好適に実
施することができる。
【0074】上記乾燥装置において、空気乾燥装置とし
て中空糸膜式空気乾燥装置、吸着式空気乾燥装置、冷凍
式空気乾燥装置、サイクロンおよびミストセパレータを
組み合わせた水分除去装置、または乾式回転型固体吸着
式除湿装置を使用することができる。これらの空気乾燥
装置はいずれも構造が簡単であり、且つ容易に湿潤空気
を除湿して乾燥空気を作ることができる。
【0075】上記いずれかの乾燥装置において、乾燥室
としてコンテナを使用することができる。コンテナは密
閉性の良いものを容易に且つ安価に作ることができ、そ
の使用により低コストで装置構成が可能になり、しかも
高効率な乾燥処理が実現できる。
【0076】さらに上記いずれかの乾燥装置において、
乾燥室内に収容された農作物を攪拌するための攪拌手段
を設けることができる。このような攪拌手段を設けるこ
とにより、乾燥処理をより均一に且つ効率よく行うこと
ができる。
【0077】さらに上記いずれかの乾燥装置において、
乾燥室内を減圧するための減圧手段を設けることができ
る。このように減圧状態にすると農作物の乾燥速度が高
くなり、乾燥効率を一層高めることができる。
【0078】さらに上記いずれかの乾燥装置において、
乾燥室に部分的に外気を導入するための外気導入手段を
設けることができる。このような外気導入手段を設ける
ことにより、空気乾燥装置からの乾燥空気の供給量をそ
れに応じて減少することができ、それによって装置のエ
ネルギー消費を抑制することができる。
【0079】さらに上記いずれかの乾燥装置において、
共通の乾燥空気供給手段から複数の乾燥室に乾燥空気を
供給するように構成することができる。このように構成
すると、乾燥室の内容積がトレーラなどの運搬手段で運
搬可能な大きさに制限される場合でも、複数同時処理に
より乾燥能力を増加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乾燥方法を実施する乾燥装置を説
明するプロセスフロー図。
【図2】本発明に係る乾燥方法を実施する乾燥装置の他
の実施の形態を説明するプロセスフロー図。
【図3】本発明に係る乾燥方法を実施する乾燥装置のさ
らに他の実施の形態を説明するプロセスフロー図。
【図4】本発明に係る乾燥方法を実施する乾燥装置のさ
らに他の実施の形態を説明するプロセスフロー図。
【図5】図4に示す乾式回転型固体吸着式除湿装置43
の模式的な斜視図。
【図6】本発明に係る乾燥方法を実施する乾燥装置のさ
らに他の実施の形態を説明するプロセスフロー図。
【図7】本発明に係る乾燥方法を実施する乾燥装置のさ
らに他の実施の形態を説明するプロセスフロー図。
【図8】本発明に係る乾燥方法を実施する乾燥装置のさ
らに他の実施の形態を説明するプロセスフロー図。
【図9】本発明に係る乾燥方法を実施する乾燥装置のさ
らに他の実施の形態を説明するプロセスフロー図。
【図10】本発明に係る乾燥方法を実施する乾燥装置の
さらに他の実施の形態を説明するプロセスフロー図。
【図11】従来の乾燥方法を説明するプロセスフロー
図。
【図12】従来の別の乾燥方法を説明するプロセスフロ
ー図。
【符号の説明】
1 大豆 2 乾燥室 3 開口部 4 通気壁 5 空気ダクト 6 排気ファン 7 袋 8 給気ファン 9 ボイラ 10 乾燥室 11 乾燥空気供給手段 12 空気圧縮機 13 空気乾燥装置 14 供給路 15 吹出ノズル 16 通気壁 17 排気口 18 乾燥空気調整手段 19 乾燥度検出器 20 制御装置 21 容器 21a 網袋 30 コンテナ 30a シート材 31 容器本体 32 蓋体 33 排気部 34 排気ダクト 35 フィルタ 36 中空糸膜式空気乾燥装置 37 中空糸膜モジュール 38 パージ配管 38a 排気配管 39 調整弁 40 水分除去装置 41 サイクロン 42 ミストセパレータ 43 乾式回転型固体吸着式除湿装置 44 本体容器 45 除湿筒体 46 再生ヒータ 47 配管 48 配管 49 配管 50 保温装置 51 フィルタ 52 調整弁 60 攪拌手段 61 回転駆動部 62 垂直攪拌翼 63 ベルト 64 放射攪拌翼 70 通気室 71 通気壁 72 減圧手段 73 フィルタ 80 吸気ダクト 81 外気導入手段 V1〜V3 調整弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01F 25/00 A01F 25/00 F F26B 5/04 F26B 5/04 21/00 21/00 E (72)発明者 香川 猛 東京都大田区蒲田五丁目37番1号 東芝プ ラント建設株式会社内 (72)発明者 榧場 忍 東京都大田区蒲田五丁目37番1号 東芝プ ラント建設株式会社内 Fターム(参考) 2B100 AA02 AA09 BC03 BC04 BD20 DA08 DA16 3L113 AA01 AB03 AC08 AC23 AC25 AC26 AC45 AC46 AC48 AC52 AC58 AC63 AC68 AC74 AC76 AC79 BA03 CA09 CB05 CB24 DA10 DA11 DA24

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分の高い収穫後の農作物を閉鎖空間内
    に配置し、空気乾燥装置13で得られた乾燥空気を前記
    空間に流通させ、空間内の空気乾燥度を調整しながら農
    作物を自然乾燥に近い状態で乾燥することを特徴とする
    農作物の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、農作物を通気性の容
    器21に収容して閉鎖空間内に配置することを特徴とす
    る農作物の乾燥方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、攪拌状態の
    農作物に乾燥空気を流通させることを特徴とする農作物
    の乾燥方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    閉鎖空間を減圧状態にすることを特徴とする農作物の乾
    燥方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    閉鎖空間に部分的に外気を導入しながら農作物を乾燥さ
    せることを特徴とする農作物の乾燥方法。
  6. 【請求項6】 水分の高い収穫後の農作物を乾燥する装
    置において、前記農作物を収容するための閉鎖空間を形
    成する乾燥室10と、乾燥空気供給手段11と、乾燥室
    10内における空気の乾燥度を調整するための乾燥空気
    調整手段18を備え、前記乾燥空気供給手段11は空気
    乾燥装置13とそこで得られた乾燥空気を前記乾燥室1
    0内に供給する供給路14を有し、前記乾燥空気調整手
    段18は乾燥室10内に配置された乾燥度検出器19
    と、その乾燥度検出器19で検出された乾燥度が予め設
    定された値になるように乾燥室10に供給される乾燥空
    気の流量もしくは乾燥度を制御する制御装置20を有す
    ることを特徴とする農作物の乾燥装置。
  7. 【請求項7】 請求項6の乾燥装置において、空気乾燥
    装置13が中空糸膜式空気乾燥装置36、吸着式空気乾
    燥装置、冷凍式空気乾燥装置、サイクロン41およびミ
    ストセパレータ42を組み合わせた水分除去装置40、
    または乾式回転型固体吸着式除湿装置43であることを
    特徴とする農作物の乾燥装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7の乾燥装置において、
    乾燥室10がコンテナ30であることを特徴とする農作
    物の乾燥装置。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし8のいずれかの乾燥装置
    において、乾燥室10内に収容された農作物を攪拌する
    ための攪拌手段60が設けられていることを特徴とする
    農作物の乾燥装置。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし9のいずれかの乾燥装
    置において、乾燥室10内を減圧する減圧手段72が設
    けられることを特徴とする農作物の乾燥装置。
  11. 【請求項11】 請求項6ないし10のいずれかの乾燥
    装置において、乾燥室10に部分的に外気を導入する外
    気導入手段81が設けられていることを特徴とする農作
    物の乾燥装置。
  12. 【請求項12】 請求項6ないし10のいずれかの乾燥
    装置において、共通の乾燥空気供給手段11から複数の
    乾燥室10に乾燥空気を供給するように構成したことを
    特徴とする農作物の乾燥装置。
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