JP3478714B2 - 光波干渉装置 - Google Patents

光波干渉装置

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JP3478714B2
JP3478714B2 JP26934397A JP26934397A JP3478714B2 JP 3478714 B2 JP3478714 B2 JP 3478714B2 JP 26934397 A JP26934397 A JP 26934397A JP 26934397 A JP26934397 A JP 26934397A JP 3478714 B2 JP3478714 B2 JP 3478714B2
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正敏 肥塚
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富士写真光機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光波干渉装置に関
し、詳しくはビームスプリッタにより、参照面に向かう
光束と被検面に向かう光束を分離する光波干渉装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、参照面光照射光路と被検面光
照射光路を独立に設けた、例えばマイケルソンタイプの
光波干渉装置が知られている。すなわち、マイケルソン
タイプの光波干渉装置は、光源からの光束を、ビームス
プリッタにより2系に分離し、例えばそのうち透過光束
を被検面上に、反射光束を参照面上に各々照射し、被検
面により反射された光束のうち上記ビームスプリッタで
反射された物体光と、参照面により反射された光束のう
ち上記ビームスプリッタを透過した参照光を互いに干渉
させ、この干渉によりスクリーン上に形成された干渉縞
を観察して被検面の表面形状を測定するものである。
【0003】このようなマイケルソンタイプの干渉計は
参照面の光路の光路長と、被検面光路の光路長を略等し
くすることができるので、光源として、可干渉距離の短
い光を出力する光源を用いることができ、必ずしもレー
ザ光源等は必要とされない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マイケ
ルソンタイプの干渉計は、上述した参照面照射光路と被
検面照射光路の各領域の他、光源配設領域と観察系配設
領域の各領域がビームスプリッタを中央として十字型に
四方に配されることとなり、装置全体のコンパクト化を
図ることが難しいという問題があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、参照面照射光路と被検面照射光路が独立して設
けられている光波干渉装置において、基本的な構成の変
更を行って、装置全体のコンパクト化を図り得る光波干
渉装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光波干渉装置
は、光源から出射された光束を、ビ−ムスプリッタで透
過光束と反射光束に分離して、これら両光束のうち一方
を参照面上に、他方を被検面上に照射し、これら両面か
らの反射光束を互いに干渉させて該被検面の表面形状を
測定する光波干渉装置において、前記両面からの2つの
反射光のうち、前記透過光束によるものは前記ビームス
プリッタを透過させ、前記反射光束によるものは該ビー
ムスプリッタで反射させて、光干渉を行わせるように構
成され、前記ビ−ムスプリッタの半透過面の、前記光源
からの光束の発光スペクトルに対する反射率をr、前記
被検面の前記光源からの光束の発光スペクトルに対する
反射率をR、前記参照面の前記光源からの発光スペクト
ルに対する反射率をMとしたとき、 r・M=(1−r)・R なる関係を略満たすように,前記ビ−ムスプリッタの半
透過面の反射率を設定したことを特徴とするものであ
る。
【0007】また、前記反射率Mを、略100%とする
ことが好ましい。また、前記反射率rを略0.17(1
7%)とすることが好ましい。
【0008】
【0009】
【0010】また、本発明の光波干渉装置は、光源から
出射された光束を、ビ−ムスプリッタで透過光束と反射
光束に分離して、これら両光束のうち一方を参照面上
に、他方を被検面上に照射し、これら両面からの反射光
束を互いに干渉させて該被検面の表面形状を測定する光
波干渉装置において、前記両面からの2つの反射光のう
ち、前記透過光束によるものは前記ビームスプリッタを
透過させ、前記反射光束によるものは該ビームスプリッ
タで反射させて、光干渉を行わせるように構成され、前
記ビームスプリッタが、少なくとも2個以上の、前記光
源からの光束の発光スペクトルに対して反射率rが異な
るビームスプリッタで構成され、前記被検面の前記光源
からの光束の発光スペクトルに対する反射率Rの変化に
応じて、観察される干渉縞像のコントラストが最大とな
るような前記反射率rを有する該ビームスプリッタが選
択可能に構成されてなることを特徴とするものである。
【0011】
【0012】また、前記干渉縞を観察し得る系内に出し
入れ可能に配設された光検出器と、該光検出器からの出
力信号に基づき、前記コントラストが最大となるような
前記ビームスプリッタを選択するための信号を発生する
制御部を備えることが好ましい。また、前記参照面に向
う光束を所定のタイミングで遮断可能なシャッタを備え
ることが好ましい。
【0013】さらに、前記光源の出力を検出し得る第2
の光検出器を備え、前記光検出器からの出力値をこの第
2の光検出器の出力値で除算して得た結果に基づいて、
前記制御部から、前記コントラストが最大となるような
前記ビームスプリッタを選択するための信号を発生する
ように構成することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施形態
に係る光波干渉装置を示す概略図である。この光波干渉
装置は、半導体レーザ1と、この半導体レーザ1からの
出射光束を平行光束とするコリメータレンズ2と、この
平行光束を、参照板3の参照面3a上に照射される参照
面照射光束11と被検体4の被検面4a上に照射される
被検面照射光束12に分離するハーフミラー5と、上記
半導体レーザ1からの光を透過するとともに参照面3a
および被検面4aからの戻り光を反射せしめるビームス
プリッタ6と、これら2つの面からの戻り光の光干渉に
基づく干渉縞の画像情報を得るCCD7と干渉縞がのっ
た被検体の像をCCD7に結像させる結像レンズ8とを
備えている。
【0015】すなわち、半導体レーザ1からの光はコリ
メータレンズ2によって平行光束とされ、ハーフミラー
5のハーフミラー面5aによって反射光束と透過光束に
分離される。反射光束は参照面照射光束11として、参
照面3a上に照射され、一方、透過光束は被検面照射光
束12として被検面4a上に照射される。
【0016】参照面照射光束11は参照面3aで反射さ
れ参照面形状情報を担持してハーフミラー5に戻り、さ
らにこのハーフミラー面5aにおいて反射されビームス
プリッタ6に戻る。一方、被検面照射光束12は被検面
4aで反射され、被検面形状情報を担持してハーフミラ
ー5に戻り、さらにこのハーフミラー面5aを透過し、
前記ハーフミラー面5aで反射された参照面3aの形状
情報を担持した光と互いに干渉し、ビームスプリッタ6
に戻る。
【0017】ビームスプリッタ6に戻った、2つの面3
a、4aの形状情報を担持し互いに干渉した光は、この
ビームスプリッタ6のビームスプリッタ面6aで反射さ
れ、結像レンズ8を通ってCCD7の結像面上に干渉縞
像を形成する。このCCD7の結像面上に形成された干
渉縞像は、参照面3aが光学レベルで略フラットとされ
ているため、実質的に被検面4aの表面形状を表すもの
とされており、この後、この干渉縞像は、CCD7にお
いて光電変換され、図示されないモニタ上に干渉縞画像
を形成する。
【0018】上述したように、本実施形態の光波干渉装
置では、半導体レーザ1から射出された光のうち、参照
面3aに照射される光束が往路、復路で計2回ハーフミ
ラー5のハーフミラー面5aで反射され、一方、被検面
4aに照射される光束が往路、復路で計2回ハーフミラ
ー5を透過することになる。
【0019】周知のマイケルソンタイプの光波干渉装置
のように、参照面に照射される光束と被検面に照射され
る光束とがいずれも光束分離用ハーフミラーにおいて1
回反射され、1回透過される場合には、図1中でハーフ
ミラー5の左側部分に観察系(本実施形態のコリメータ
レンズ2、結像レンズ8、CCD7に対応する)を設け
る必要があるが、本実施形態のものでは観察系は、半導
体レーザ1と同様に図1中でハーフミラー5の上方部分
に設ければよく、したがって、ハーフミラー5の左側部
分を空きスペースとすることができ、装置全体のコンパ
クト化を図ることができる。
【0020】また、上記ハーフミラー5に代え、図2に
示す如き、2個の直角プリズム15b、15cをビーム
スプリッタ面15aを介して接合してなるビームスプリ
ッタ15を用いることも勿論可能である。このように光
束分離手段として、直角プリズム15b、15cを接合
してなるビームスプリッタ15を用いることにより、図
1に示す如きハーフミラー5を用いた場合と比べて、ハ
ーフミラー5の厚みに伴う光路のずれおよび光路長のず
れを防止することができる。
【0021】また、上記ハーフミラー5を用いた場合に
は、参照面照射光束11と被検面照射光束12の各光路
における光路のずれおよび光路長のずれを等しくするた
めに、さらには波長分散を補正するためにハーフミラー
5と参照板3との間の光路中に、ハーフミラー5に対
し、屈折率と厚みとが等しい、図3に示す如き補正板2
5を挿入することが望ましい。なお、上記補正板25を
ハーフミラー5のハーフミラー面5aの上に重ね合わせ
るように配設するのがスペースの効率化を図る上でより
望ましい。
【0022】ところで、上記周知のマイケルソンタイプ
の光波干渉装置の場合には、参照面照射光束と被検面照
射光束とが、いずれも光束分離用ハーフミラーにおいて
1回反射され、1回透過されることから、このハーフミ
ラーの反射率がどのような値に設定されていようとも、
参照面と被検面の、光源からの光束の発光スペクトルに
対する反射率が等しいときには、各光束の戻り光の光強
度比率は同様のものとなる。
【0023】これに対し、上述した実施形態のもので
は、参照面照射光束11はハーフミラー5において2回
反射され、一方、被検面照射光束12はハーフミラー5
を2回透過することから、このハーフミラー5のハーフ
ミラー面5aの反射率がどのような値に設定されるかに
よって、各光束の戻り光の光強度比率は大きく異なるの
である。
【0024】このような事情から、上記ハーフミラー5
のハーフミラー面5aの反射率は下記式(1)を満足す
るように設定されている。すなわち、ハーフミラー面5
aの、半導体レーザ1からの光束の発光スペクトルに対
する反射率(以下、単にハーフミラー面5aの反射率と
称する)をr、被検面4aの、半導体レーザ1からの光
束の発光スペクトルに対する反射率(以下、単に被検面
4aの反射率と称する)をR、参照面3aの、半導体レ
ーザ1からの光束の発光スペクトルに対する反射率(以
下、単に参照面3aの反射率と称する)をMとしたと
き、 r2・M=(1−r)2・R (1) なる関係式を満足するような反射率に設定されている。
【0025】上式(1)を満足することで、参照面3a
および被検面4aからの各反射光の光強度を略等しく設
定することができ、これにより干渉縞像のコントラスト
を最大とすることができる。また、参照面3aの、半導
体レーザ1の発光スペクトルに対する反射率Mはできる
だけ大とすることが、明るい干渉縞像を得る上で望まし
く、上記Mは略100%とすることが望ましい。
【0026】なお、参照面3aの反射率Mを1(100
%)、被検面4aの反射率Rを0.04(4%)(通常
のガラス面の反射率に相当)としたとき、上記ハーフミ
ラー面5aの反射率rは上式(1)より略0.17(1
7%)となる。また、図4は上式(1)を光強度に着眼
して描いたグラフを示すものである。
【0027】上式(1)は、参照面3aの形状情報を担
持して、ハーフミラー面5aで反射されビームスプリッ
タ6に向かう参照面照射光束11の光強度と、被検面4
aの形状情報を担持し、ハーフミラー面5aを透過して
ビームスプリッタ6に向かう被検面照射光束12の光強
度が等しいときに、得られる干渉縞のコントラストが最
大となることから成立している式である。上式(1)の
等号の左辺が、ハーフミラー面5aで分割される前の光
強度を1としたときの、参照面照射光束11がハーフミ
ラー面5aからビームスプリッタ6に向かうところでの
相対光強度(A)を表している。また同様に等号の右辺
は、被検面照射光束12の同一地点での相対光強度
(B)を表している。
【0028】すなわち、図4は参照面3aの反射率Mを
1(100%)としたときの、前述した位置での参照面
照射光束11の相対光強度(A)を、横軸にハーフミラ
ー面5aの反射率rをとってプロットしたグラフAと、
被検面4aの反射率Rを0.9(90%)、0.4(4
0%)、0.04(4%)としたときの、前述した位置
での被検面照射光束12の相対光強度B1、B2、B3を
プロットしたものである。
【0029】図4からグラフAとグラフB1、B2、B3
の各交点では、AとBの光強度が等しくなり、得られる
干渉縞のコントラストが最大となることが明らかであ
る。すなわち、ハーフミラー面5aの反射率rは、被検
面4aの反射率Rが0.9(90%)のとき約0.49
(49%)、反射率Rが0.4(40%)のとき約0.
39(39%)、反射率Rが0.04(4%)のとき約
0.17(17%)を各々選択すればよいことが分か
る。
【0030】
【0031】このように、本実施形態の光波干渉装置で
は、ハーフミラー面5aで反射された光束は、再びこの
ハーフミラー面5aで反射されることとなり、一方この
ハーフミラー面5aを通過した光束は、再びこのハーフ
ミラー面5aを通過することとなるので、干渉縞像のコ
ントラストを向上させるためには、従来のマイケルソン
タイプのものに比べて、このハーフミラー面5aにおけ
る反射率の設定をより厳格なものとすることが重要であ
る。
【0032】図5は、ハーフミラー5を中心とした4つ
の領域のうち、投光光学系の配設領域、参照板3の配設
領域、被検体4の配設領域以外の残る1つの領域に干渉
縞像を観察する簡易観察系を設けたものである。すなわ
ち、上述した実施形態のものでは、投光光学系と観察光
学系が一部重複するように構成されているため、ハーフ
ミラー5を中心とした4つの領域のうち1つの領域が空
くことになるので、この空いた領域において、干渉縞を
簡易に観察し得る系を設けるようにしたものである。
【0033】参照面照射光束11の参照面3aからの戻
り光と、被検面照射光束12の被検面4aからの戻り光
は、上述したようにハーフミラー5のハーフミラー面5
aで合わせられてCCD7の結像面上に干渉縞像を形成
することになる。この干渉光は、上記参照面3aからの
戻り光のハーフミラー面5aでの反射光と、上記被検面
4aからの戻り光のハーフミラー面5aの透過光による
ものであるが、その一方で上記参照面3aからの戻り光
のハーフミラー面5aの透過光と、上記被検面4aから
の戻り光のハーフミラー面5aの反射光によっても光干
渉が生じる。すなわち、図5に示すごとく、光束31b
も2つの面3a、4aの形状情報を担持した光を干渉さ
せたものであるから、これをスクリーン33のスクリー
ン面33a上に結像させるようにすれば、観察者34は
この干渉縞像を容易に視認することができるものであ
る。
【0034】なお、上記2つの面3a、4aにおける光
反射率が大きく異なることから、ハーフミラー面5aに
おける光反射率を調整し、CCD7の結像面に向かう上
記2つの面3a、4aからの戻り光の光強度が互いに略
等しくなるようにして該結像面上における干渉縞画像の
コントラストが良好となるようにしているのであり、し
たがって、上記2つの面3a、4aからの戻り光のう
ち、上記CCD7の結像面に向かう光の残りの光がスク
リーン33に向かうことになるのであるから、光束31
bを構成する2つの光の光強度比は、参照面3aの反射
率Mと被検面4aの反射率Rの比となり、例えばMを1
(100%)、Rを0.04(4%)としたときには、
ハーフミラーの反射率rの大小に拘わらず2つの光の強
度比は25:1となってしまうように、一般には光束3
1bを構成する2つの光の光強度は互いに大きく異なる
こととなり、スクリーン面33a上の干渉縞像のコント
ラストは必ずしも良好とはならない。その意味で、CC
D7による干渉縞像の観察を高精度観察とした場合、こ
のスクリーン33による干渉縞像の観察は簡易的な観察
ということができる。
【0035】また、このスクリーン33はガラス透明
板、そのスクリーン面33aはスリ面とされているた
め、このスクリーン33を固定したままとしておくと、
このスクリーン面33aの凹凸によって干渉縞像の画質
が低下してしまう。そこで、本実施形態においては、こ
のスクリーン33を中心軸を回転軸として矢印A方向に
回転するようにしている。これにより、スクリーン33
aの表面の凹凸は視覚的に平均化され、干渉縞像の画質
低下を防止することができる。
【0036】なお、このスクリーン33の移動は、回転
移動に限られるものではなく、上記スクリーン面33の
凹凸の視認が実質的にできないようにすれば往復移動と
することも可能である。上記実施形態における干渉縞像
の簡易観察は、ハーフミラー5から所定間隔を置いたス
クリーン33により行っているが、観察する干渉縞像の
画質低下を問題としない場合は、図6に示すように、ス
クリーン面43aをビームスプリッタ15の一部に形成
することも可能である。
【0037】また、上記各スクリーン面33a、43a
の表面粗さは、例えば#400〜#1500とする。ま
た、図5に示すスクリーン33に代えて、集光性を有す
るホログラフィック光学素子を設け、これにより観察者
34に干渉縞像が観察され得るようにしてもよい。
【0038】また、被検面4aの反射率に応じて、所定
の反射率を有するハーフミラー面を備えたハーフミラー
を選択するようにすれば、反射率の異なる被検面4aを
順次測定するような場合であっても、常にコントラスト
の良好な干渉縞像をCCD7の結像面上に形成すること
ができる。
【0039】このことを具体的に図7に示す。図示され
るように、複数個のハーフミラー55を回転円板54の
周方向に、かつ等間隔に配列固定してなる。この回転円
板54は中心軸を回転軸として矢印B方向に回転可能に
構成されており、被検面4aの反射率に応じた、最適な
反射率のハーフミラー55のハーフミラー面55aを光
路中に配設するように回転円板54を回転せしめる。
【0040】この回転円板54の具体的な形状は、図8
に示す如く構成されている。図示されるように、この回
転円板54は、図中1点鎖線で示す同一円上の4箇所に
ハーフミラー装着部が形成された金属製のターレットで
あり、このハーフミラー装着部に円形のハーフミラー5
5が各々装着されてなっている。上記回転円板54の中
心には軸部120が形成されており、この軸部120の
周囲にはギヤ部118が設けられている。そして、軸部
120を後述するハウジング101の軸孔101cに嵌
入した状態で、ギヤ部118に他の駆動ギヤ(図示せ
ず)を噛合させてこれを駆動することにより、回転円板
54を回転軸線(中心軸Ax)回りに回転させるように
なっている。
【0041】図示するように、上記回転円板54の各ハ
ーフミラー装着部は、ハーフミラー55の周縁部を支持
する環状支持部22と、各ハーフミラー55が装着部か
ら脱落するのを防止する1対の係合片26とを備えてな
っている。また、上記回転円板54を回転駆動する機構
は図9に示す如き構成とされている。
【0042】図示するように、回転円板54を回転駆動
する機構は、ハウジング101と、回転円板54とから
なる。ハウジング101の後部には、ハウジング101
内に塵埃が侵入することを防止するための薄い金属から
なる防塵カバー104が取り付けられている。そして、
ハウジング101と防塵カバー104とにより形成され
る空間内に、回転円板54が配設されている。
【0043】軸部120の先端はハウジング101に形
成された軸孔101Cに嵌入されており、その後端は防
塵カバー104に形成された軸孔104Aに嵌入されて
いる。これにより、回転円板54はハウジング101お
よび防塵カバー104に回転可能に支承される。
【0044】また、回転円板54の軸部120の周囲に
はギヤ部118が形成されている。さらに、ハウジング
101には回転円板54を回転するための円板駆動つま
み111が取り付けられており、円板駆動つまみ111
の回転軸111Aに取り付けられたギヤ112と回転円
板54の上記ギヤ部118とがアイドルギヤ113を介
して噛合している。この円板駆動つまみ111を回転す
ることにより、回転円板54が軸部120の中心軸Ax
を回転軸として回転するようになっている。
【0045】このように回転円板54を回転させて所望
とするハーフミラー55を光路上に位置せしめ、反射率
の異なる被検面4aがセットされた場合においても常に
コントラストの良好な干渉縞像を得ることが可能であ
る。上記実施形態においては、回転円板54上に配列さ
れた複数個のハーフミラー55のうち、所望のハーフミ
ラー55を光路上にセットする際に、該回転円板54を
手動で駆動するようにしているが、この所望のハーフミ
ラー55のセットを自動的に行うようにしてもよい。
【0046】図10は、所望のハーフミラー55のセッ
トを自動的に行う場合の実施形態に係る光波干渉装置を
示すものである。すなわち、この装置は、ハーフミラー
55のハーフミラー面55aにおいて反射した被検面4
aからの戻り光の反射光強度を光検出器62により検出
することで、被検面4aの反射率を検出し、ハーフミラ
ー面55aにおいて反射される参照面3aからの戻り光
と、ハーフミラー面55aを透過する被検面4aからの
戻り光の両光強度が略等しくなるよう、制御回路64に
おいて、最適なハーフミラー55を選択するとともに、
その選択結果に基づいてモータドライバ65により円板
駆動モータ66を駆動し、その選択されたハーフミラー
55を光路上にセットするものである。上記光検出器6
2は、ハーフミラー55の選択を行うときのみ、図示す
る位置に挿入可能とすることが望ましい。
【0047】この場合において、光検出器62には被検
面4aからの戻り光のみならず、ハーフミラー面55a
を透過した参照面3aからの戻り光も入射されるため、
光検出器62の全光強度から、参照面3aからの戻り光
による受光量分を差し引く必要がある。
【0048】すなわち、ハーフミラー面55aの反射率
をr、参照面3aの反射率をM、被検面4aの反射率を
R、半導体レーザ1の出力光強度をA、光検出器62の
全光強度をPとしたとき、以下の式(2)が成立する。 P=A*r*M*(1−r)+A*(1−r)*R*r (2)
【0049】ここで、ハーフミラー面55aで反射され
た、被検面4aからの戻り光の光強度Xは式(2)の右
辺第2項であるから、下記式(3)の如く表される。 X=A*(1−r)*R*r=P−A*r*M*(1−r) (3) なお、参照面3aの反射率Mが100%であれば、 X=P−A*r*(1−r) (3´) で表される。
【0050】このような演算は制御回路64のCPUに
おいて上記式(3)に基づいて逐次行うようにしても良
いし、この制御回路64内に配された反射率テーブルに
予めこのような演算結果を取り込んだ所定の値を記憶せ
しめておくようにしても良い。
【0051】制御回路64内に配された反射率テーブル
には、被検面4aからの戻り光の光強度Xと、その光強
度Xの場合に最適なハーフミラー55の対応関係がテー
ブル形式で記憶されており、光検出器62により得られ
た、被検面4aからの戻り光の光強度Xに応じて、その
状況における最適な(コントラストを良好としうる)ハ
ーフミラー55の識別情報が出力されるようになってい
る。CPU77はこの識別情報に基づいて、そのハーフ
ミラー55が光路上に位置し得るように、モータドライ
バ65に所定の駆動信号を送出し、これに応じて円板駆
動モータ66が回転円板54を所定位置まで回転させる
ことになる。
【0052】なお、参照面照射光束11の光路内に出し
入れ可能な図示する如きシャッタ67を設け、ハーフミ
ラー55の選択時においてのみ、このシャッタ67を該
光路内に挿入し得るようにすれば、光検出器62に入射
する光は被検面4aからの戻り光の光強度Xのみとみな
せるから、上述したようなハーフミラー面55aを透過
した参照面3aからの戻り光を差し引く演算が不要とな
る。このシャッタ67としては、一時的に参照面3aか
らの戻り光を遮断できるものであればよく、例えば虹彩
絞りのようなものであっても良い。
【0053】また、上記半導体レーザ1の出力変動が大
きい場合には、図示するように半導体レーザ1とハーフ
ミラー55の間に反射率の小さいハーフミラー61を挿
入し、半導体レーザ1の出力を光検出器63で検出し得
るようにし、制御回路64において、光検出器62の出
力値を光検出器63の出力値で除算するようにして、半
導体レーザ1の出力変動の影響を排除するようにしても
良い。
【0054】図11は、光検出器63を設けた場合の制
御回路64の構成を示すものである。すなわち、この制
御回路64において2つの光検出器62、63からの出
力値は各々A−D変換器71、72を介してデジタル値
に変換され、所定のタイミングで各々メモリ74、75
に格納される。これらメモリ74、75に格納された各
値は所定のタイミングでCPU77に取り込まれ、この
CPU77で上記除算が行われ、この除算値に基づき反
射率テーブル(RAMまたはROM内に格納されてい
る)78から最適なハーフミラー55の識別情報を選択
する。さらに、このCPU77はこの識別情報に基づ
き、そのハーフミラー55を前述した光路上に設定する
ために必要なモータ駆動信号を出力し、そのモータ駆動
信号はD−A変換器79においてアナログ信号に変換さ
れてモータドライバ65に送出される。
【0055】なお、上述した実施形態においては、回転
円板54上にセットされたハーフミラー55の反射率は
予め測定され、その測定値に基づいて反射率テーブル7
8が作成されているのであるが、これら回転円板54に
セットされているハーフミラー55を反射率未知のハー
フミラー55と入れ替える場合には、例えば図10に示
すシャッタ67のハーフミラー55側の面に第3の光検
出器を取り付けておいて参照面照射光束11の光強度を
検出するようにし、この第3の光検出器からの出力値を
上述した2つの光検出器62、63からの出力値ととも
に上記制御回路64に入力せしめるようにし、CPU7
7においてこれら3つの出力値を演算して光路上にセッ
トされている未知のハーフミラー55の反射率を求める
ようにしても良い。その後、その反射率に基づいて反射
率テーブル78を自動書き換えし、書き換えられた反射
率テーブル78に基づいてその後の上述したハーフミラ
ー55の選択操作を行うようにしても良い。
【0056】なお、本発明の光波干渉装置としては上述
した実施形態のものに限られるものではなく、その他の
種々の態様の変更が可能である。例えば、光源としては
上記半導体レーザに代えて、ガスレーザ等の他のレーザ
光源や可干渉距離の短いLED等の光源を用いることが
可能である。光源として、出力変動検出器を備えている
ガスレーザ等を用いた場合には、この光検出器を上記光
検出器63の代わりに用いることが可能である。また、
出力変動の安定化システムを有する光源を用いる場合に
は、光源の出力を検出する光検出器は勿論不要である。
【0057】また、上記実施形態においては複数個のハ
ーフミラー55を載設する手段として回転円板54を用
いているが、この回転円板54に代えて複数個のハーフ
ミラー55を直線的に配列した往復移動板を用いること
も可能である。なお、上記実施形態においては、光源か
らの光束を分離する際にハーフミラー面5aにおいて反
射された光束を参照面照射光束とし、ハーフミラー面5
aを透過した光束を被検面照射光束としているが、反射
された光束を被検面照射光束とし、透過した光束を参照
面照射光束とすることも勿論可能である。
【0058】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の光波干
渉装置によれば、いわゆるマイケルソンタイプに配され
た参照面と被検面からの2つの反射光のうち、ビームス
プリッタの透過光束によるものは該ビームスプリッタを
透過させ、一方、該ビームスプリッタの反射光束による
ものは該ビームスプリッタで反射させて、光干渉を行わ
せるように構成しており、該ビームスプリッタからの2
つの戻り光を光源方向に戻して干渉縞像を観察させるよ
うにしているので、該ビームスプリッタを中心とした4
方向の領域のうち一つの領域を空きスペースとすること
ができるので、装置のコンパクト化を図ることが可能で
ある。
【0059】また、この場合において上記2つの面の反
射率に基づき、ビームスプリッタから観察部に戻される
2つの光束の光強度がほぼ等しくなるように該ビームス
プリッタの反射率を設定すればコントラストの良好な干
渉縞像を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光波干渉装置を示す
概略図
【図2】図1に示す光波干渉装置の一部変更例を示す概
略図
【図3】図1に示す光波干渉装置の一部変更例を示す概
略図
【図4】被検体の反射率が変化した場合に、それに応じ
て最適なビームスプリッタの反射率が変化する様子を示
すグラフ
【図5】図1に示す光波干渉装置の一部変更例を示す概
略図
【図6】図1に示す光波干渉装置の一部変更例を示す概
略図
【図7】図1に示す光波干渉装置の一部変更例を示す概
略図
【図8】図7に示す回転円板を詳しく示す図
【図9】図7に示す回転円板の回転駆動機構を示す図
【図10】本発明の他の実施形態に係る概略図
【図11】図10に示す光波干渉装置の一部を詳しく示
すブロック図
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 コリメータレンズ 3 参照板 3a 参照面 4 被検体 4a 被検面 5、55、61 ハーフミラー 5a、55a ハーフミラー面 6、15 ビームスプリッタ 6a、15a ビームスプリッタ面 7 CCD 33 スクリーン 33a、43a スクリーン面 54 回転円板 62、63 光検出器 64 制御回路 66 円板駆動モータ 67 シャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 9/02 G01B 11/24 G01J 9/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源から出射された光束を、ビ−ムスプリ
    ッタで透過光束と反射光束に分離して、これら両光束の
    うち一方を参照面上に、他方を被検面上に照射し、これ
    ら両面からの反射光束を互いに干渉させて該被検面の表
    面形状を測定する光波干渉装置において、前記両面から
    の2つの反射光のうち、前記透過光束によるものは前記
    ビームスプリッタを透過させ、前記反射光束によるもの
    は該ビームスプリッタで反射させて、光干渉を行わせる
    ように構成され、前記ビ−ムスプリッタの半透過面の、
    前記光源からの光束の発光スペクトルに対する反射率を
    r、前記被検面の前記光源からの光束の発光スペクトル
    に対する反射率をR、前記参照面の前記光源からの発光
    スペクトルに対する反射率をMとしたとき、 r・M=(1−r)・R なる関係を略満たすように,前記ビ−ムスプリッタの半
    透過面の反射率を設定したことを特徴とする光波干渉装
    置。
  2. 【請求項2】前記反射率Mを、略100%としたことを
    特徴とする請求項1記載の光波干渉装置。
  3. 【請求項3】前記反射率rを略0.17としたことを特
    徴とする請求項2記載の光波干渉装置。
  4. 【請求項4】光源から出射された光束を、ビ−ムスプリ
    ッタで透過光束と反射光束に分離して、これら両光束の
    うち一方を参照面上に、他方を被検面上に照射し、これ
    ら両面からの反射光束を互いに干渉させて該被検面の表
    面形状を測定する光波干渉装置において、前記両面から
    の2つの反射光のうち、前記透過光束によるものは前記
    ビームスプリッタを透過させ、前記反射光束によるもの
    は該ビームスプリッタで反射させて、光干渉を行わせる
    ように構成され、前記ビームスプリッタが、少なくとも
    2個以上の、前記光源からの光束の発光スペクトルに対
    して反射率rが異なるビームスプリッタで構成され、前
    記被検面の前記光源からの光束の発光スペクトルに対す
    る反射率Rの変化に応じて、観察される干渉縞像のコン
    トラストが最大となるような前記反射率rを有する該ビ
    ームスプリッタが選択可能に構成されてなることを特徴
    とする光波干渉装置。
  5. 【請求項5】前記干渉縞を観察し得る系内に出し入れ可
    能に配設された光検出器と、該光検出器からの出力信号
    に基づき、前記コントラストが最大となるような前記ビ
    ームスプリッタを選択するための信号を発生する制御部
    を備えたことを特徴とする請求項4記載の光波干渉装
    置。
  6. 【請求項6】前記参照面に向う光束を所定のタイミング
    で遮断可能なシャッタを備えてなることを特徴とする請
    求項5記載の光波干渉装置。
  7. 【請求項7】前記光源の出力を検出し得る第2の光検出
    器を備え、前記光検出器からの出力値をこの第2の光検
    出器の出力値で除算して得た結果に基づいて、前記制御
    部から、前記コントラストが最大となるような前記ビー
    ムスプリッタを選択するための信号を発生するように構
    成されていることを特徴とする請求項5または請求項6
    記載の光波干渉装置。
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